JP5236245B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
インバータ圧縮機としては、家庭用冷蔵庫に搭載される小型レシプロタイプ(300W以下)と、エアコンディショナに用いられる高出力(750W以上)のロータリ、スクロールタイプとがある。業務用冷凍庫では、出力的には、高出力のロータリ、スクロールタイプが適しているが、騒音とコスト面で問題がある。そこで、小型レシプロタイプのインバータ圧縮機(以下、単にインバータ圧縮機という)と、一定速圧縮機とを組み合わせれば、高出力でかつ比較的安価なものにできるが、インバータ圧縮機の能力不足を補うためには、高出力の一定速圧縮機を用いる必要がある。
同グラフの下側の特性線R1は、インバータ圧縮機のみの冷凍能力、上側の特性線R2は、インバータ圧縮機+一定速圧縮機の冷凍能力を示すものであり、
インバータ圧縮機の最低回転数の冷凍能力:a
インバータ圧縮機の最高回転数の冷凍能力:b
一定速圧縮機の冷凍能力:c
とした場合に、インバータ圧縮機の能力可変幅(b−a)に対して、一定速圧縮機の冷凍能力cの方が大きいと[c>(b−a)]、特性線R1の終端R1eと、特性線R2の始端R2sとの間に差ができ、すなわち冷凍能力が不連続となる。その差(幅)Wは、インバータ圧縮機の能力可変幅(b−a)が小さくなる、または一定速圧縮機の冷凍能力cが大きくなるほど、大きくなる。
なお、一定速圧縮機の冷凍能力cが、インバータ圧縮機の能力可変幅(b−a)以下[c≦(b−a)]であると、特性線R1と特性線R2とを連続させることができるために、負荷に応じた冷凍能力で対応することができ、少なくとも一定速圧縮機の起動と停止とを頻繁に繰り返す自体を招くおそれはない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷凍能力の不足を補助的な圧縮機の駆動で補うに当たって、同圧縮機が起動と停止とを頻繁に繰り返すことを防止するところにある。
それに対して本発明では、別の圧縮機の起動要求が出たとしても直ちに起動せず、庫内温度が設定温度の上限温度付近の所定温度に上昇したことを待って初めて別の圧縮機が起動される。また両圧縮機が運転されている状態から、別の圧縮機の停止要求が出たとしても直ちに停止せず、庫内温度が下限温度よりは高いが設定温度を所定値下回る仮下限温度にまで降下したことを待って初めて、別の圧縮機が停止される。
(1)前記第1冷凍回路の能力可変式の圧縮機が速度制御可能なインバータ圧縮機、前記第2冷凍回路の別の圧縮機が一定速圧縮機であり、かつ、前記一定速圧縮機の回転数は、同回転数で駆動されたときの前記第2冷凍回路の冷凍能力の方が、前記インバータ圧縮機が回転数を最低から最高まで変化させたときの前記第1冷凍回路の冷凍能力の幅よりも大きくなるように設定されているとともに、前記運転制御手段は、所定のサンプリング時間ごとに前記温度センサの信号に基づき庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部と、前記サンプリング時間ごとに前記記憶手段に記憶された前記冷却特性に基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度を出力する目標温度降下度出力部と、前記温度変化算出部で算出された実際の温度降下度と、前記目標温度降下度出力部から出力された目標の温度降下度とを比較する比較部と、この比較部の比較結果に基づき、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも小さい場合には前記インバータ圧縮機に増速指令を出し、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも大きい場合には前記インバータ圧縮機に減速指令を出す増減速指令部とから構成され、かつ前記駆動規制手段は、前記インバータ圧縮機が最高回転数にあってなお前記増速指令が出た場合には、庫内温度が前記設定温度の上限温度付近の所定温度にまで上昇したことを条件に前記一定速圧縮機を起動し、また、前記両圧縮機が運転中において前記インバータ圧縮機が最低回転数にあってなお前記減速指令が出た場合には、庫内温度が前記仮下限温度にまで降下したことを条件に前記一定速圧縮機を停止するようになっている。
ここで温度降下度とは、単位時間当たりの温度降下量として定義される。
(3)前記第1冷凍回路と第2冷凍回路とは、蒸発器並びに凝縮器を共用している。冷凍装置がコンパクトにまとめられる。
本発明の一実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態では、業務用の縦型冷凍庫を例示している。
図1及び図2において、符号10は、前面の開口された断熱箱体からなる冷凍庫本体であって、内部が冷凍室11とされているとともに、冷凍室11の前面開口には、上下一対の観音開き式の断熱扉12が装着されている。冷凍庫本体10は、底面の四隅に配された脚13によって支持され、その上面には、回りにパネルが立てられることで機械室14が構成されている。
図3に模式的に示されるように、第1冷凍回路31Aは、回転数が可変のインバータ圧縮機32Aと、共通の凝縮器33と、ドライヤ35Aと、減圧手段であるキャピラリチューブ36Aと、共通の蒸発器37とを、冷媒配管で循環接続して形成されている。なお、第1冷凍回路31Aでは、蒸発器37の出口側の冷媒配管に、アキュムレータ38が介設されている。
第2冷凍回路31Bは、回転数が一定の一定速圧縮機32Bと、共通の凝縮器33と、ドライヤ35Bと、減圧手段であるキャピラリチューブ36Bと、共通の蒸発器37とを、冷媒配管で循環接続して形成されている。
そして基本的には、冷凍装置30と庫内ファン26とが駆動されると、図2の矢線に示すように、冷凍室11内の空気が吸込口25から蒸発器室23内に吸引され、蒸発器37を通過する間に熱交換により生成された冷気が、吹出口27から冷凍室11に吹き出されるといったように循環されることで、冷凍室11内が冷却されるようになっている。
庫内の冷却態様としては、庫内を設定温度付近に維持するコントロール冷却と、庫内負荷の増加や周囲温度の上昇に起因して庫内温度が上昇した場合に、庫内を急速に設定温度付近まで温度降下させるプルダウン冷却とがある。
制御装置としては、図4に示すように、マイクロコンピュータ等を備えて所定のプログラムを実行する制御部40が設けられ、ユニット台20の上面に設けられた電装箱28内に収納されている。制御部40の入力側には、庫内温度を検出する庫内温度センサ39が接続され、同庫内温度センサ39は、図2に示すように、蒸発器室23内における庫内ファン26の下流側に配されている。
コントロール領域は、予め定められた設定温度Toよりも所定値(例えば1K)高い上限温度THと、設定温度Toよりも所定値(例えば2K)低い下限温度TLとの間の温度領域であり、プルダウン領域は、上限温度THを超えた領域である。
コントロール領域の目標の温度カーブXcは、プルダウン冷却時の目標の温度カーブXpと比べて、勾配が緩やかとなった一次関数の直線として示される。同温度カーブXcでも、目標となる庫内温度降下度Ac(K/min )(単に目標値Acということがある)は一定であり、ただしプルダウン冷却時の目標温度降下度(目標値)Apに比べて小さい値となる。
なお、図6のフローチャートにおいては、プルダウン冷却時の目標温度降下度(目標値)Apと、コントロール冷却時の目標温度降下度(目標値)Acとをまとめて、目標温度降下度Aと標記しているが、プルダウン領域では、目標温度降下度Aとして「Ap」が、コントロール領域では、目標温度降下度Aとして「Ac」がそれぞれ出力される。
制御部40の出力側には、インバータ回路44を介して上記したインバータ圧縮機32Aが接続されている。
基本的な冷却制御を行うために制御部40には、所定のサンプリング時間ごとに庫内温度センサ39の信号に基いて庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部45と、同サンプリング時間ごとにデータ格納部42に記憶された目標の温度カーブXp,Xcのデータに基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度Aを出力する目標温度降下度出力部46と、温度変化算出部45で算出された実際の温度降下度Sと目標温度降下度出力部46から出力された目標の温度降下度Aとを比較する比較部47と、この比較部47の比較結果に基づきインバータ回路44に増減速指令を出す増減速指令部48とが設けられている。
また、インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転されている場合において、インバータ圧縮機32Aが最低回転数にある状態でなお減速指令が出されると、一定速圧縮機32Bを停止させる。ただし、一定速圧縮機32Bは、その減速指令が出されたときに、庫内温度TRが、下限温度TLよりは高いが設定温度Toを所定値(例えば1K)下回る仮下限温度TLk(図5参照)以下であることを条件として停止される。
また、インバータ圧縮機32Aの停止後に庫内温度が自然上昇し、庫内温度TRが設定温度Toの上限温度THを超えるまで上昇したら、再びコントロール冷却制御が実行され、初めはインバータ圧縮機32Aのみが運転されるようになっている。
先にプルダウン冷却時の制御を説明する。図6のフローチャートにおいて、所定のサンプリング時間ごとに庫内温度TRが検出されて(ステップS1)、ステップS2において同庫内温度TRが判断され、プルダウン領域は、設定温度Toの上限温度THを超えた温度領域であるから、「TH<TR」の判断がなされ、ステップS3において、インバータ圧縮機32Aが起動される(運転中の場合は運転が維持される)。それとともにステップS4において、検出された庫内温度TRに基づいて実際の庫内温度降下度Sが算出され、続くステップS5において、上記の庫内温度降下度の算出値Sが、データ格納部42から読み出されたプルダウン冷却用の温度カーブXpに係る庫内温度降下度の目標値Apと比較される。
以上の制御が所定のサンプリング時間ごとに繰り返し実行されて、図5に示されたプルダウン領域の目標の温度カーブXpに沿うようにしてプルダウン冷却される。
コントロール冷却に入ったときにおいて、一定速圧縮機32Bが共に運転されていて冷凍能力が高いから、「S>Ac」と判断されて、インバータ圧縮機32Aに対して順次に減速指令が出される(ステップS13)と予想され、そのうちインバータ圧縮機32Aが最低回転数に達した状態で、温度カーブXcに倣ってコントロール冷却される。
それ以降は、インバータ圧縮機32Aのみが運転された状態において、ステップS5における庫内温度降下度の算出値Sと、コントロール冷却用の温度カーブXcに係る庫内温度降下度の目標値Acとの比較に基づき、算出値Sが目標値Acよりも小さい場合は、インバータ圧縮機32Aに対して増速指令が出され(ステップS6)、現在の回転数が最高回転数でなければ(ステップS7が「No」)、回転数が一段増加され(ステップS8)、最高回転数であれば(ステップS7が「Yes」)、同回転数が維持される(ステップS9が「No」、ステップS10が「No」)。算出値Sが目標値Acと等しい場合は、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が維持される(ステップS12)。算出値Sが目標値Acよりも大きい場合は、インバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出され(ステップS13)、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が最低回転数でなければ(ステップS14が「No」)、回転数が一段減少され(ステップS15)、最低回転数であれば(ステップS14が「Yes」)、同回転数が維持される(ステップS16が「Yes」)。
上記の制御が所定のサンプリング時間ごとに繰り返し実行されて、図5に示されたコントロール領域の目標の温度カーブXcに沿うようにしてコントロール冷却される。
そののちは、図5に示すように、庫内温度の自然上昇を待ち、庫内温度TRが設定温度Toの上限温度THに戻ったところで、コントロール領域の目標の温度カーブXcに倣った冷却制御が再開されることになる。
基本的には、上記の制御が所定のサンプリング時間ごとに繰り返し実行されて、図5に示されたコントロール領域の目標の温度カーブXcに沿うようにしてコントロール冷却される。
この場合も一定速圧縮機32Bは直ちに起動されず、冷凍能力が不足した状態が続くために、庫内温度はさらに上昇に転じることとなる。そして、庫内温度TRが設定温度Toの上限温度THに達した状態(ステップS10が「Yes」)において、増速指令が出されたら、そこで初めて一定速圧縮機32Bが起動される(ステップS11)。
この場合も一定速圧縮機32Bは直ちに停止されず、冷凍能力が過剰な状態が続くために、庫内温度は減少に転じることとなる。そして、庫内温度TRが仮下限温度TLkまで下がった状態(ステップS17が「Yes」)において、減速指令が出されたら、そこで初めて一定速圧縮機32Bが停止される(ステップS19)。
そして、庫内温度TRが設定温度Toの下限温度TLを下回る温度まで降下したら、ステップS2において、「TL>TR」の判断がなされ、同判断に基づいて、ステップS20において、インバータ圧縮機32Aが停止される。
そののちは、庫内温度の自然上昇を待って庫内温度TRが設定温度Toの上限温度THに戻ったところで、コントロール冷却が再開され、このような冷却運転が引き続いて繰り返し行われる。
第1冷凍回路31Aのインバータ圧縮機32Aの運転のみでは冷凍能力が不足する場合に、第2冷凍回路31Bの一定速圧縮機32Bを併せて運転することで冷凍能力を補う機能を備えたものであって、かつインバータ圧縮機32Aの能力幅と、一定速圧縮機32Bの能力との関係で、インバータ圧縮機32Aが単独で運転される際の冷凍能力と、両圧縮機32A,32Bが共に運転される際の冷凍能力とが連続的に変化しない領域がある場合、同領域内の冷凍能力が要求されると、一定速圧縮機32Bが起動されかつ短時間で停止される傾向にある。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、一定速圧縮機の起動要求が出たのち、庫内温度が設定温度の上限温度に達して初めて一定速圧縮機を起動するようにしたが、その起動を許容する温度は、例えば上限温度の「±0.数K」の範囲のように、上限温度付近の任意の温度に設定してもよい。
(2)また、一定速圧縮機の停止要求が出たのち、一定速圧縮機の停止を許容するべく設定された仮下限温度について、上記実施形態では、「設定温度−1K」を例示したが、設定温度と下限温度との間の任意の温度に設定することができる。
(4)上記実施形態では、補助的に用いる第2冷凍回路の圧縮機が一定速圧縮機である場合を例示したが、第2冷凍回路の圧縮機にインバータ圧縮機を用いてもよい。
(5)独立した冷凍回路を3系統以上備え、第2冷凍回路以降の複数の冷凍回路を補助的な冷凍回路として用いるようにしてもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(7)上記実施形態では、冷却装置の冷凍能力を調整する手段として、圧縮機にインバータ圧縮機を用いた場合を例示したが、これに限らず、多気筒で負荷に応じて駆動する気筒数を調整するアンロード機能付きの圧縮機等、他の容量可変式の圧縮機を用いてもよい。
(8)本発明は、上記実施形態に例示した冷凍庫に限らず、冷凍冷蔵庫、冷蔵庫、恒温高湿庫等の他の冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
Claims (4)
- 2系統の独立した冷凍回路を有し、第1冷凍回路には能力可変式の圧縮機が、第2冷凍回路には別の圧縮機がそれぞれ設けられ、かつ、前記別の圧縮機が最小能力を発揮したときの前記第2冷凍回路の冷凍能力の方が、前記能力可変式の圧縮機が最小から最大まで能力を変化させたときの前記第1冷凍回路の冷凍能力の幅よりも大きくなっている冷凍装置と、
庫内温度が予め定められた設定温度よりも所定値高い上限温度と、前記設定温度よりも所定値低い下限温度との間にある冷却領域において目標となる温度降下の経時的変化態様を示す冷却特性がデータとして記憶された記憶手段と、
庫内温度を検出する温度センサからの出力に基づき、前記庫内温度が前記記憶手段から読み出された前記冷却特性に倣って降下するように前記第1冷凍回路の能力可変式の圧縮機の能力を変化させ、かつ前記能力可変式の圧縮機が最大能力の発揮状態にあってなお同圧縮機の能力増が要求された場合には前記別の圧縮機を併せて駆動するとともに、両圧縮機の運転中において前記能力可変式の圧縮機が最小能力の発揮状態にあってなお同圧縮機の能力減が要求された場合には前記別の圧縮機を停止するようにした運転制御手段と、が設けられ、
かつ、前記運転制御手段には、前記別の圧縮機を併せて駆動する場合に、前記温度センサで検出された庫内温度が前記設定温度の上限温度付近の所定温度にまで上昇したことを待って前記別の圧縮機の起動を許容し、また、前記別の圧縮機を停止する場合に、前記温度センサで検出された庫内温度が前記下限温度よりは高いが前記設定温度を所定値下回る仮下限温度にまで降下したことを待って前記別の圧縮機の停止を許容する運転規制手段が備えられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記第1冷凍回路の能力可変式の圧縮機が速度制御可能なインバータ圧縮機、前記第2冷凍回路の別の圧縮機が一定速圧縮機であり、かつ、前記一定速圧縮機の回転数は、同回転数で駆動されたときの前記第2冷凍回路の冷凍能力の方が、前記インバータ圧縮機が回転数を最低から最高まで変化させたときの前記第1冷凍回路の冷凍能力の幅よりも大きくなるように設定されているとともに、
前記運転制御手段は、所定のサンプリング時間ごとに前記温度センサの信号に基づき庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部と、
前記サンプリング時間ごとに前記記憶手段に記憶された前記冷却特性に基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度を出力する目標温度降下度出力部と、
前記温度変化算出部で算出された実際の温度降下度と、前記目標温度降下度出力部から出力された目標の温度降下度とを比較する比較部と、
この比較部の比較結果に基づき、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも小さい場合には前記インバータ圧縮機に増速指令を出し、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも大きい場合には前記インバータ圧縮機に減速指令を出す増減速指令部とから構成され、
かつ前記駆動規制手段は、前記インバータ圧縮機が最高回転数にあってなお前記増速指令が出た場合には、庫内温度が前記設定温度の上限温度付近の所定温度にまで上昇したことを条件に前記一定速圧縮機を起動し、また、前記両圧縮機が運転中において前記インバータ圧縮機が最低回転数にあってなお前記減速指令が出た場合には、庫内温度が前記仮下限温度にまで降下したことを条件に前記一定速圧縮機を停止するようになっていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。 - 前記運転制御手段は、庫内温度が前記下限温度に達したことが検出された場合に、前記インバータ圧縮機を停止する機能を有していることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
- 前記第1冷凍回路と第2冷凍回路とは、蒸発器並びに凝縮器を共用していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
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