JP2005016874A - 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒の理論効率および圧縮機の実効効率が高い高沸点冷媒を用いながら、圧縮比の上昇を抑制するとともに体積能力の低い点を補って高能力を維持した業務用の大型冷蔵庫を比較的安価に提供する。
【解決手段】高沸点冷媒を用いるとともに、インバータ圧縮機71と、一定速圧縮機72と、それぞれ独立の減圧手段であるキャピラリA24とキャピラリB26、およびそれぞれ独立の冷却システム配管を備え、蒸発器21および凝縮器22を共有化することにより、高沸点冷媒を用いながら比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持できる。
【選択図】 図1
【解決手段】高沸点冷媒を用いるとともに、インバータ圧縮機71と、一定速圧縮機72と、それぞれ独立の減圧手段であるキャピラリA24とキャピラリB26、およびそれぞれ独立の冷却システム配管を備え、蒸発器21および凝縮器22を共有化することにより、高沸点冷媒を用いながら比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、架台上部に冷却システムの圧縮機や凝縮器を設置し、架台下部に蒸発器を設置する冷凍冷蔵ユニットと、本体上部に前記冷凍冷蔵ユニットを設けた業務用の大型冷凍冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、500Lを越える業務用の大型冷凍冷蔵庫では、300W以上の高能力の圧縮機を用いた冷凍冷蔵ユニットが用いられている。また、特に冷凍室を冷却するシステムでは、蒸発温度が低くても高い冷凍能力が出せるR22やR404A等の低沸点冷媒を用いている。
【0003】
しかしながら、近年、地球温暖化防止の観点から温暖化係数の高いR22やR404A等のフロン系冷媒からR290やR600a等の自然冷媒への転換が望まれるとともに、二酸化炭素の排出量削減のために消費電力量の大きい業務用の大型冷凍冷蔵庫についても、早急に省エネルギー化を図ることが望まれている。
【0004】
従来の業務用冷蔵庫の一例としては、例えば、特許文献1に示されているものがある。
【0005】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0006】
図4は従来の冷蔵庫の断面図、図5は従来の冷蔵庫に用いられる凝縮器の斜視図、図6は従来の冷蔵庫に用いられる蒸発器の斜視図である。
【0007】
図4において、1は冷凍室、2は扉、3はキャビネットである。キャビネット3の上部には、冷凍冷蔵ユニット4を固定するユニットベース5と、冷凍室1を冷却する冷却室6が設置される。
【0008】
冷凍冷蔵ユニット4は、レシプロ型の圧縮機構を有する圧縮機7、凝縮器8、減圧手段であるキャピラリ9、蒸発器10、圧縮機7の吸入管11、凝縮用ファン12、蒸発用ファン13からなる。また、キャビネット3の背面には冷却室6内の除霜水を排出するドレイン14が埋設されている。
【0009】
図5において、8は凝縮器、801は凝縮器8の入口配管である。冷媒は、ガス状態で入口配管801から流入し、順に配管802、配管803、配管804、配管805、配管806、配管807を通過しながら凝縮し、凝縮器8の出口配管808から排出される。また、809は凝縮器8のフィンである。
【0010】
通常、業務用冷蔵庫においては、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器8のフィン809間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器8の間口である幅寸法Aと高さ寸法Bを十分大きく確保して、目詰まりの影響を小さくするとともに、凝縮器8の間口にフィルター(図示せず)を装着する。
【0011】
図6において、10は蒸発器、1001は蒸発器10の入口配管である。冷媒は、ガス液混合状態で入口配管1001から流入し、順に配管1002、配管1003、配管1004、配管1005、配管1006、配管1007、配管1008、配管1009を通過しながら蒸発し、蒸発器10の出口配管1010から排出される。また、1011は蒸発器10のフィンである。
【0012】
通常、業務用冷蔵庫においては、冷凍室1の天面に蒸発器10を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器10の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保する。
【0013】
次に冷凍冷蔵ユニット4の動作を説明する。冷媒は低沸点冷媒であるR404Aを用いる。冷媒R404Aは圧縮機7で圧縮され、凝縮器8で凝縮された後、キャピラリ9で減圧されて、蒸発器10へ送られる。そして、蒸発器10で蒸発された後、吸入管11を通って圧縮機7へ還流する。このとき、キャピラリ9と吸入管11は熱交換されて、圧縮機7へ還流する冷媒の冷廃熱が回収される。
【0014】
このとき、周囲温度30℃、冷凍室1の室内温度−20℃の通常運転中における、冷媒R404Aの凝縮温度は約40℃(約18気圧)、蒸発温度は約−30℃(約2.1気圧)である。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−281226号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の冷蔵庫は、圧縮比が低く圧縮機7の耐久性確保が容易であり、圧縮機7の気筒容積当りの冷凍能力(以下体積能力という)が高く高能力が出せる反面、冷媒の理論効率および圧縮機7の実効効率が低いという欠点があった。
【0017】
また、圧縮比が低く体積能力が高い反面、効率が低いという特徴は、フロン系冷媒R404A、R22および炭化水素冷媒R290など、蒸発温度―40℃以下の低沸点冷媒共通の欠点である。業務用冷蔵庫の周囲温度30℃の一般的な運転状態である凝縮温度40℃、蒸発温度―30℃、過冷却0℃、吸入ガス温度32℃における圧縮比、高圧圧力、低圧圧力、および理論効率と体積能力の相対値を高沸点冷媒であるR134a、R600aと比較した結果を(表1)に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
(表1)に示したように、高沸点冷媒R134a、R600aに比べて低沸点冷媒であるR22、R290、R404Aは、圧縮比が低く体積能力が高い反面、理論効率が低いことがわかる。また、低沸点冷媒であるR22、R290、R404Aは、比較的高圧圧力が高く圧縮機7の摺動損失が大きく、理論効率に比べて圧縮機7の実効効率がさらに悪くなるとともに、低圧圧力が大気圧以上であり冷凍室1内への冷媒リークの危険性が高いという欠点もある。
【0020】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷媒の理論効率および圧縮機の実効効率が高い高沸点冷媒であるR134a、R600aなどを用いながら、圧縮比の上昇を抑制するとともに体積能力の低い点を補って高能力を維持した冷蔵庫を比較的安価に提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、冷凍時の蒸発圧力が負圧となる冷媒を用いるとともに、独立の圧縮機と、独立の減圧手段とからなる複数の冷却システムを備え、前記圧縮機の内少なくとも1個は能力可変型圧縮機であるとともに、前記複数の冷却システムは一対の蒸発器および凝縮器を共有化したものであり、高沸点冷媒を用いながら、比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持することができる。
【0022】
例えば、同一のシステムにおいて複数の圧縮機を並列に接続する場合は、それぞれの圧縮機の油面高さを維持するための均油管や、稼動中のシステム内で停止中の圧縮機をシステムから切り離すためのバルブなどが必要となる。また、高沸点冷媒を用いることで凝縮圧力や蒸発圧力を低減し、特に蒸発圧力を負圧とすることで冷凍室内への冷媒リークを抑制することができ、可燃性のあるR600aなどの自然冷媒を用いた場合でもその危険性を抑制することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に、さらに、最大負荷時はすべての圧縮機を稼動させるとともに、通常負荷時は稼動する圧縮機の台数を低減する制御を備えたものであり、冷凍室内の温度が低下して能力過多になった場合に発生し易い圧縮比の上昇を抑制することができる。また、通常負荷時の圧縮比の上昇を抑制することで、サイクルの理論効率が高められ、結果として省エネルギー化が図れる。
【0024】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数の凝縮器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの凝縮配管を前記凝縮器ファンの風向き方向に重ねて配置した凝縮器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも放熱能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明にさらに、複数の蒸発器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの蒸発配管を前記蒸発器ファンの風向き方向に重ねて配置した蒸発器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも冷却能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明にさらに、蒸発器の配管あるいは蒸発器から圧縮機までの配管の温度を検知するとともに、圧縮機稼動中の前記配管の温度が所定値よりも高い場合、当該圧縮機を停止して警告するとともに、他の圧縮機を替わりに稼動させる制御を行うものであり、冷媒のリークを検知、警告してサービス対応を迅速に行うとともに、冷蔵庫内の温度上昇を抑制して保存食品への影響を最小限にすることができる。
【0027】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明にさらに、すべての冷却システムが停止した場合でも、少なくとも1個の凝縮器ファンおよび/または蒸発器ファンを運転する制御を行うものであり、冷媒のリークの初期において漏洩した冷媒を拡散することで、可燃性の自然冷媒を用いた場合の着火の危険を回避することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の冷凍冷蔵ユニットを備えた冷蔵庫である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による業務用の大型冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の断面図である。図2は同実施の形態による冷蔵庫に用いられる凝縮器の斜視図、図3は冷蔵庫に用いられる蒸発器の斜視図である。なお、従来と同一の構成については、同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0031】
図1において、1は冷凍室、2は扉、3はキャビネットである。キャビネット3の上部には、冷凍冷蔵ユニット4を固定するユニットベース5と、冷凍室1を冷却する冷却室6が設置される。冷媒は高沸点冷媒であるR600aを用いる。
【0032】
冷凍冷蔵ユニット20は、レシプロ型の圧縮機構を有し回転数が30〜80rpsに可変できるインバータ圧縮機71、レシプロ型の圧縮機構を有し回転数が電源周波数と同期する50/60rpsの一定速圧縮機72、凝縮器8、減圧手段であるキャピラリA24、減圧手段であるキャピラリB26、蒸発器21、インバータ圧縮機71の吸入管23、一定速圧縮機72の吸入管25、凝縮用ファン12、蒸発用ファン13からなる。また、キャビネット3の背面には冷却室6内の除霜水を排出するドレイン14が埋設されている。
【0033】
まお、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72は、形態上、蒸発器21と凝縮器22を共有化するが、それぞれ独立の配管経路を有しておりそれぞれに封入された冷媒が混合することはない。
【0034】
図2において、22は凝縮器、2201は凝縮器22の入口配管A、2210は凝縮器22の入口配管Bである。インバータ圧縮機71で圧縮された冷媒は、ガス状態で入口配管A2201から流入し、順に配管2202、配管2203、配管2204、配管2205、配管2206、配管2207を通過しながら凝縮し、凝縮器22の出口配管A2208から排出される。また、2209は凝縮器22のフィンである。
【0035】
また、一定速圧縮機72で圧縮された冷媒は、ガス状態で入口配管B2210から流入し、出口配管B2211から排出される。ここで、入口配管B2210から出口配管B2211までの配管パターンは、入口配管A2201から出口配管A2208までの配管パターンと略同一であり、入口配管A2201から出口配管A2208までの配管パターンの風下側に並列に位置されている。また、これらの冷媒流路は独立しているが、フィン2209を共有している。
【0036】
なお、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器22のフィン2209間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器22の間口である幅寸法Aと高さ寸法Bを十分大きく確保して、目詰まりの影響を小さくするとともに、凝縮器22の間口にフィルター(図示せず)を装着する。
【0037】
図3において、21は蒸発器、2101は蒸発器21の入口配管Aである。インバータ圧縮機71で圧縮され凝縮器22で凝縮された冷媒は、ガス液混合状態で入口配管A2101から流入し、順に配管2102、配管2103、配管2104、配管2105、配管2106、配管2107、配管2108を通過しながら蒸発し、蒸発器21の出口配管A2109から排出される。また、2110は蒸発器21のフィンである。
【0038】
また、一定速圧縮機72で圧縮され凝縮器22で凝縮された冷媒は、ガス液混合状態で入口配管B2111から流入し、出口配管B2112から排出される。ここで、入口配管B2111から出口配管B2112までの配管パターンは、入口配管A2101から出口配管A2109までの配管パターンと略同一であり、入口配管A2101から出口配管A2109までの配管パターンの風下側に並列に位置されている。また、これらの冷媒流路は独立しているが、フィン2110を共有している。
【0039】
また、2113は入口配管A2101に取り付けられた蒸発温度センサーA、2114は入口配管B2111に取り付けられた蒸発温度センサーBである。
【0040】
なお、冷凍室1の天面に蒸発器21を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器21の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保する。
【0041】
次に冷凍冷蔵ユニット20の動作を説明する。
【0042】
ドア開閉が頻繁に行われて冷凍室1の室内温度が大きく上昇した場合、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72はそれぞれ80rps、50rpsで駆動され、冷媒R600aはインバータ圧縮機71と一定速圧縮機72でそれぞれ圧縮され、凝縮器22で凝縮された後、キャピラリA24とキャピラリB26でそれぞれ減圧されて、蒸発器21へ送られる。そして、蒸発器21で蒸発された後、吸入管A23と吸入管B25を通ってそれぞれインバータ圧縮機71と一定速圧縮機72へ還流する。このとき、キャピラリA24と吸入管A23、およびキャピラリB26と吸入管B25は熱交換されて、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72へ還流する冷媒の冷廃熱が回収される。
【0043】
ここで、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72の気筒容積は、低沸点冷媒であるR404Aを使用した従来の冷蔵庫の圧縮機の約1.5倍に設計されており、R404Aの約30%の体積能力であるR600aを用いた本実施例においても従来同等以上の冷却能力が発揮できる。なお、圧縮機の標準条件である凝縮温度54.4℃、蒸発温度−23.3℃、過冷却22.4℃、吸入ガス温度32.2℃における実効効率は、従来の冷蔵庫の圧縮機は1.2W/W程度であるのに対して、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72は1.5W/Wであり、25%程度の省エネルギー化が図れる。
【0044】
そして、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+4℃以内に近づくと、一定速圧縮機72を停止して、インバータ圧縮機71のみを稼動させる。さらに、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+2℃以内に近づくと、インバータ圧縮機71の回転数を80rpsから50rpsに低下させる。さらに、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+1℃以内に近づくと、インバータ圧縮機71の回転数を50rpsから30rpsに低下させる。
【0045】
このとき、周囲温度30℃、冷凍室1の室内温度−20℃の通常運転中における、冷媒R404Aを用いた従来の冷蔵庫の凝縮温度は約40℃(約18気圧)、蒸発温度は約−30℃(約2.1気圧)であるのに対して、冷媒R600aを用いた本実施例の冷蔵庫の凝縮温度は約35℃(約4.6気圧)、蒸発温度は約−25℃(約0.6気圧)と大きく低下することによって、冷媒リークの危険性を大幅に改善することができる。また、冷却能力を低下することによって、凝縮温度を低下し蒸発温度を上昇させることで、実効効率を30%程度改善することができ、さらなる省エネルギー化が図れる。
【0046】
なお、本実施例においては、冷却運転中の凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量一定としたが、冷却能力の低下とともに、凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量を低下してもよい。凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量を低下することで、ファン入力の省エネルギー化が図れる。
【0047】
また、本実施例においては、インバータ圧縮機71の最低回転数を30rpsとしたが、冷凍室1の設定温度が低く周囲温度が高い場合は冷却負荷が大きく冷凍室1の室内温度が低下しにくいことから、周囲温度や設定温度により最低回転数を決定することが望ましい。
【0048】
本実施例の凝縮器22は、風上側にインバータ圧縮機71の配管を形成し、風下側に一定速圧縮機72の配管を形成しており、従来の冷蔵庫の凝縮器を風向き方向に2個重ねた構成をとっている。これは、使用頻度の高いインバータ圧縮機71の配管を最も放熱能力の高いフィン2209の前縁部に効率よく配置するためである。この配置により、冷凍室1の室内温度が低下して、一定速圧縮機72を停止してインバータ圧縮機71のみを稼動させた場合でも、凝縮器22の放熱能力を最大限利用することができ、凝縮温度を下げることで理論効率および実効効率の向上が図れ、さらなる省エネルギー化が実現できる。
【0049】
なお、厨房環境では特に空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器22のフィン2209間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器22の放熱能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保することが望ましい。この場合、凝縮用ファン12を複数の軸流ファン(図示せず)で形成する方が、ファン外周部に形成される風量の低い無効な空間を減少して、放熱能力を高めることができる。
【0050】
本実施例の蒸発器21は、風上側にインバータ圧縮機71の配管を形成し、風下側に一定速圧縮機72の配管を形成しており、従来の冷蔵庫の蒸発器を風向き方向に2個に分割した構成をとっている。これは、使用頻度の高いインバータ圧縮機71の配管を最も放熱能力の高いフィン2110の前縁部に効率よく配置するためである。この配置により、冷凍室1の室内温度が低下して、一定速圧縮機72を停止してインバータ圧縮機71のみを稼動させた場合でも、蒸発器21の放熱能力を最大限利用することができ、蒸発温度を上げることで理論効率および実効効率の向上が図れ、さらなる省エネルギー化が実現できる。
【0051】
なお、業務用の大型冷蔵庫では冷凍室1の天面に蒸発器21を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器21の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保することが望ましい。この場合、蒸発用ファン13を複数の軸流ファン(図示せず)で形成する方が、ファン外周部に形成される風量の低い無効な空間を減少して、冷却能力を高めることができる。
【0052】
本実施例では、冷媒として可燃性のあるR600aを用いたので、配管腐食などで冷媒リークした場合の対策として組み込んだ制御について説明する。
【0053】
インバータ圧縮機71が稼動後30分経過した時に、蒸発温度センサーA2113の示す温度と冷凍室1の室内温度の差が3℃以内であれば、インバータ圧縮機71の冷媒配管の冷媒がリークしていると判断して、警告するとともにインバータ圧縮機71の運転を停止する。また、冷凍室1の室内温度の上昇を抑制するために、インバータ圧縮機71の代替として一定速圧縮機72を稼動する。
【0054】
これにより、冷媒リークによる危険を報知するとともに、冷凍室1の室内温度をある程度維持することで、停止しているインバータ圧縮機71の配管内の冷媒圧力を低く保つことができ、さらに冷媒がリークしていく可能性を軽減することができる。
【0055】
また、一定速圧縮機72が稼動後30分経過した時に、蒸発温度センサーB2114の示す温度と冷凍室1の室内温度の差が3℃以内であれば、一定速圧縮機72の冷媒配管の冷媒がリークしていると判断して、警告するとともに一定速圧縮機72の運転を停止する。
【0056】
この場合、冷凍室1の室内温度を保つため、インバータ圧縮機71は稼動し続けるので、同様に、停止している一定速圧縮機72の配管内の冷媒圧力を低く保つことができ、さらに冷媒がリークしていく可能性を軽減することができる。
【0057】
また、本実施例の冷蔵庫では、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72が同時に停止した場合でも、凝縮用ファン12と蒸発用ファン13をともに稼動している。これにより、冷媒リークの初期においても漏洩した冷媒を速やかに拡散させることができ、冷媒リークの危険性を軽減することができる。
【0058】
なお、本実施例のように凝縮用ファン12と蒸発用ファン13を停止せず連続で稼動させる場合は、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72が同時に停止した時に、凝縮用ファン12と蒸発用ファン13の回転数を低下させるかあるいは稼動するファンの数を減らすことが望ましい。これにより、ファンの省エネルギー化が図れる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷凍時の蒸発圧力が負圧となる冷媒を用いるとともに、独立の圧縮機と、独立の減圧手段とからなる複数の冷却システムを備え、前記圧縮機の内少なくとも1個は能力可変型圧縮機であるとともに、前記複数の冷却システムは一対の蒸発器および凝縮器を共有化したものであり、高沸点冷媒を用いながら、比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持することができる。また、高沸点冷媒を用いることで凝縮圧力や蒸発圧力を低減し、特に蒸発圧力を負圧とすることで冷凍室内への冷媒リークを抑制することができ、可燃性のあるR600aなどの自然冷媒を用いた場合でもその危険性を抑制することができる。
【0060】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に、さらに、最大負荷時はすべての圧縮機を稼動させるとともに、通常負荷時は稼動する圧縮機の台数を低減する制御を備えたものであり、冷凍室内の温度が低下して能力過多になった場合に発生し易い圧縮比の上昇を抑制することができる。また、通常負荷時の圧縮比の上昇を抑制することで、サイクルの理論効率が高められ、結果として省エネルギー化が図れる。
【0061】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数の凝縮器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの凝縮配管を前記凝縮器ファンの風向き方向に重ねて配置した凝縮器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも放熱能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0062】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明にさらに、複数の蒸発器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの蒸発配管を前記蒸発器ファンの風向き方向に重ねて配置した蒸発器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも冷却能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0063】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明にさらに、蒸発器の配管あるいは蒸発器から圧縮機までの配管の温度を検知するとともに、圧縮機稼動中の前記配管の温度が所定値よりも高い場合、当該圧縮機を停止して警告するとともに、他の圧縮機を替わりに稼動させる制御を行うものであり、冷媒のリークを検知、警告してサービス対応を迅速に行うとともに、冷蔵庫内の温度上昇を抑制して保存食品への影響を最小限にすることができる。
【0064】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明にさらに、すべての冷却システムが停止した場合でも、少なくとも1個の凝縮器ファンおよび/または蒸発器ファンを運転する制御を行うものであり、冷媒のリークの初期において漏洩した冷媒を拡散することで、可燃性の自然冷媒を用いた場合の着火の危険を回避することができる。
【0065】
請求項7に記載の発明は請求項1から6のいずれかに記載の冷凍冷蔵ユニットを備えた冷蔵庫であり、防爆安全システムを備えた冷蔵庫を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の断面図
【図2】本発明による冷蔵庫の凝縮器の斜視図
【図3】本発明による冷蔵庫の蒸発器の斜視図
【図4】従来の冷蔵庫の断面図
【図5】従来の冷蔵庫の凝縮器の斜視図
【図6】従来の冷蔵庫の蒸発器の斜視図
【符号の説明】
1 冷凍室
5 ユニットベース
20 冷凍冷蔵ユニット
21 蒸発器
22 凝縮器
24 キャピラリA
26 キャピラリB
71 インバータ圧縮機
72 一定速圧縮機
【発明の属する技術分野】
本発明は、架台上部に冷却システムの圧縮機や凝縮器を設置し、架台下部に蒸発器を設置する冷凍冷蔵ユニットと、本体上部に前記冷凍冷蔵ユニットを設けた業務用の大型冷凍冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、500Lを越える業務用の大型冷凍冷蔵庫では、300W以上の高能力の圧縮機を用いた冷凍冷蔵ユニットが用いられている。また、特に冷凍室を冷却するシステムでは、蒸発温度が低くても高い冷凍能力が出せるR22やR404A等の低沸点冷媒を用いている。
【0003】
しかしながら、近年、地球温暖化防止の観点から温暖化係数の高いR22やR404A等のフロン系冷媒からR290やR600a等の自然冷媒への転換が望まれるとともに、二酸化炭素の排出量削減のために消費電力量の大きい業務用の大型冷凍冷蔵庫についても、早急に省エネルギー化を図ることが望まれている。
【0004】
従来の業務用冷蔵庫の一例としては、例えば、特許文献1に示されているものがある。
【0005】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0006】
図4は従来の冷蔵庫の断面図、図5は従来の冷蔵庫に用いられる凝縮器の斜視図、図6は従来の冷蔵庫に用いられる蒸発器の斜視図である。
【0007】
図4において、1は冷凍室、2は扉、3はキャビネットである。キャビネット3の上部には、冷凍冷蔵ユニット4を固定するユニットベース5と、冷凍室1を冷却する冷却室6が設置される。
【0008】
冷凍冷蔵ユニット4は、レシプロ型の圧縮機構を有する圧縮機7、凝縮器8、減圧手段であるキャピラリ9、蒸発器10、圧縮機7の吸入管11、凝縮用ファン12、蒸発用ファン13からなる。また、キャビネット3の背面には冷却室6内の除霜水を排出するドレイン14が埋設されている。
【0009】
図5において、8は凝縮器、801は凝縮器8の入口配管である。冷媒は、ガス状態で入口配管801から流入し、順に配管802、配管803、配管804、配管805、配管806、配管807を通過しながら凝縮し、凝縮器8の出口配管808から排出される。また、809は凝縮器8のフィンである。
【0010】
通常、業務用冷蔵庫においては、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器8のフィン809間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器8の間口である幅寸法Aと高さ寸法Bを十分大きく確保して、目詰まりの影響を小さくするとともに、凝縮器8の間口にフィルター(図示せず)を装着する。
【0011】
図6において、10は蒸発器、1001は蒸発器10の入口配管である。冷媒は、ガス液混合状態で入口配管1001から流入し、順に配管1002、配管1003、配管1004、配管1005、配管1006、配管1007、配管1008、配管1009を通過しながら蒸発し、蒸発器10の出口配管1010から排出される。また、1011は蒸発器10のフィンである。
【0012】
通常、業務用冷蔵庫においては、冷凍室1の天面に蒸発器10を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器10の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保する。
【0013】
次に冷凍冷蔵ユニット4の動作を説明する。冷媒は低沸点冷媒であるR404Aを用いる。冷媒R404Aは圧縮機7で圧縮され、凝縮器8で凝縮された後、キャピラリ9で減圧されて、蒸発器10へ送られる。そして、蒸発器10で蒸発された後、吸入管11を通って圧縮機7へ還流する。このとき、キャピラリ9と吸入管11は熱交換されて、圧縮機7へ還流する冷媒の冷廃熱が回収される。
【0014】
このとき、周囲温度30℃、冷凍室1の室内温度−20℃の通常運転中における、冷媒R404Aの凝縮温度は約40℃(約18気圧)、蒸発温度は約−30℃(約2.1気圧)である。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−281226号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の冷蔵庫は、圧縮比が低く圧縮機7の耐久性確保が容易であり、圧縮機7の気筒容積当りの冷凍能力(以下体積能力という)が高く高能力が出せる反面、冷媒の理論効率および圧縮機7の実効効率が低いという欠点があった。
【0017】
また、圧縮比が低く体積能力が高い反面、効率が低いという特徴は、フロン系冷媒R404A、R22および炭化水素冷媒R290など、蒸発温度―40℃以下の低沸点冷媒共通の欠点である。業務用冷蔵庫の周囲温度30℃の一般的な運転状態である凝縮温度40℃、蒸発温度―30℃、過冷却0℃、吸入ガス温度32℃における圧縮比、高圧圧力、低圧圧力、および理論効率と体積能力の相対値を高沸点冷媒であるR134a、R600aと比較した結果を(表1)に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
(表1)に示したように、高沸点冷媒R134a、R600aに比べて低沸点冷媒であるR22、R290、R404Aは、圧縮比が低く体積能力が高い反面、理論効率が低いことがわかる。また、低沸点冷媒であるR22、R290、R404Aは、比較的高圧圧力が高く圧縮機7の摺動損失が大きく、理論効率に比べて圧縮機7の実効効率がさらに悪くなるとともに、低圧圧力が大気圧以上であり冷凍室1内への冷媒リークの危険性が高いという欠点もある。
【0020】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷媒の理論効率および圧縮機の実効効率が高い高沸点冷媒であるR134a、R600aなどを用いながら、圧縮比の上昇を抑制するとともに体積能力の低い点を補って高能力を維持した冷蔵庫を比較的安価に提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、冷凍時の蒸発圧力が負圧となる冷媒を用いるとともに、独立の圧縮機と、独立の減圧手段とからなる複数の冷却システムを備え、前記圧縮機の内少なくとも1個は能力可変型圧縮機であるとともに、前記複数の冷却システムは一対の蒸発器および凝縮器を共有化したものであり、高沸点冷媒を用いながら、比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持することができる。
【0022】
例えば、同一のシステムにおいて複数の圧縮機を並列に接続する場合は、それぞれの圧縮機の油面高さを維持するための均油管や、稼動中のシステム内で停止中の圧縮機をシステムから切り離すためのバルブなどが必要となる。また、高沸点冷媒を用いることで凝縮圧力や蒸発圧力を低減し、特に蒸発圧力を負圧とすることで冷凍室内への冷媒リークを抑制することができ、可燃性のあるR600aなどの自然冷媒を用いた場合でもその危険性を抑制することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に、さらに、最大負荷時はすべての圧縮機を稼動させるとともに、通常負荷時は稼動する圧縮機の台数を低減する制御を備えたものであり、冷凍室内の温度が低下して能力過多になった場合に発生し易い圧縮比の上昇を抑制することができる。また、通常負荷時の圧縮比の上昇を抑制することで、サイクルの理論効率が高められ、結果として省エネルギー化が図れる。
【0024】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数の凝縮器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの凝縮配管を前記凝縮器ファンの風向き方向に重ねて配置した凝縮器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも放熱能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明にさらに、複数の蒸発器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの蒸発配管を前記蒸発器ファンの風向き方向に重ねて配置した蒸発器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも冷却能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明にさらに、蒸発器の配管あるいは蒸発器から圧縮機までの配管の温度を検知するとともに、圧縮機稼動中の前記配管の温度が所定値よりも高い場合、当該圧縮機を停止して警告するとともに、他の圧縮機を替わりに稼動させる制御を行うものであり、冷媒のリークを検知、警告してサービス対応を迅速に行うとともに、冷蔵庫内の温度上昇を抑制して保存食品への影響を最小限にすることができる。
【0027】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明にさらに、すべての冷却システムが停止した場合でも、少なくとも1個の凝縮器ファンおよび/または蒸発器ファンを運転する制御を行うものであり、冷媒のリークの初期において漏洩した冷媒を拡散することで、可燃性の自然冷媒を用いた場合の着火の危険を回避することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の冷凍冷蔵ユニットを備えた冷蔵庫である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による業務用の大型冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の断面図である。図2は同実施の形態による冷蔵庫に用いられる凝縮器の斜視図、図3は冷蔵庫に用いられる蒸発器の斜視図である。なお、従来と同一の構成については、同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0031】
図1において、1は冷凍室、2は扉、3はキャビネットである。キャビネット3の上部には、冷凍冷蔵ユニット4を固定するユニットベース5と、冷凍室1を冷却する冷却室6が設置される。冷媒は高沸点冷媒であるR600aを用いる。
【0032】
冷凍冷蔵ユニット20は、レシプロ型の圧縮機構を有し回転数が30〜80rpsに可変できるインバータ圧縮機71、レシプロ型の圧縮機構を有し回転数が電源周波数と同期する50/60rpsの一定速圧縮機72、凝縮器8、減圧手段であるキャピラリA24、減圧手段であるキャピラリB26、蒸発器21、インバータ圧縮機71の吸入管23、一定速圧縮機72の吸入管25、凝縮用ファン12、蒸発用ファン13からなる。また、キャビネット3の背面には冷却室6内の除霜水を排出するドレイン14が埋設されている。
【0033】
まお、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72は、形態上、蒸発器21と凝縮器22を共有化するが、それぞれ独立の配管経路を有しておりそれぞれに封入された冷媒が混合することはない。
【0034】
図2において、22は凝縮器、2201は凝縮器22の入口配管A、2210は凝縮器22の入口配管Bである。インバータ圧縮機71で圧縮された冷媒は、ガス状態で入口配管A2201から流入し、順に配管2202、配管2203、配管2204、配管2205、配管2206、配管2207を通過しながら凝縮し、凝縮器22の出口配管A2208から排出される。また、2209は凝縮器22のフィンである。
【0035】
また、一定速圧縮機72で圧縮された冷媒は、ガス状態で入口配管B2210から流入し、出口配管B2211から排出される。ここで、入口配管B2210から出口配管B2211までの配管パターンは、入口配管A2201から出口配管A2208までの配管パターンと略同一であり、入口配管A2201から出口配管A2208までの配管パターンの風下側に並列に位置されている。また、これらの冷媒流路は独立しているが、フィン2209を共有している。
【0036】
なお、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器22のフィン2209間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器22の間口である幅寸法Aと高さ寸法Bを十分大きく確保して、目詰まりの影響を小さくするとともに、凝縮器22の間口にフィルター(図示せず)を装着する。
【0037】
図3において、21は蒸発器、2101は蒸発器21の入口配管Aである。インバータ圧縮機71で圧縮され凝縮器22で凝縮された冷媒は、ガス液混合状態で入口配管A2101から流入し、順に配管2102、配管2103、配管2104、配管2105、配管2106、配管2107、配管2108を通過しながら蒸発し、蒸発器21の出口配管A2109から排出される。また、2110は蒸発器21のフィンである。
【0038】
また、一定速圧縮機72で圧縮され凝縮器22で凝縮された冷媒は、ガス液混合状態で入口配管B2111から流入し、出口配管B2112から排出される。ここで、入口配管B2111から出口配管B2112までの配管パターンは、入口配管A2101から出口配管A2109までの配管パターンと略同一であり、入口配管A2101から出口配管A2109までの配管パターンの風下側に並列に位置されている。また、これらの冷媒流路は独立しているが、フィン2110を共有している。
【0039】
また、2113は入口配管A2101に取り付けられた蒸発温度センサーA、2114は入口配管B2111に取り付けられた蒸発温度センサーBである。
【0040】
なお、冷凍室1の天面に蒸発器21を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器21の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保する。
【0041】
次に冷凍冷蔵ユニット20の動作を説明する。
【0042】
ドア開閉が頻繁に行われて冷凍室1の室内温度が大きく上昇した場合、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72はそれぞれ80rps、50rpsで駆動され、冷媒R600aはインバータ圧縮機71と一定速圧縮機72でそれぞれ圧縮され、凝縮器22で凝縮された後、キャピラリA24とキャピラリB26でそれぞれ減圧されて、蒸発器21へ送られる。そして、蒸発器21で蒸発された後、吸入管A23と吸入管B25を通ってそれぞれインバータ圧縮機71と一定速圧縮機72へ還流する。このとき、キャピラリA24と吸入管A23、およびキャピラリB26と吸入管B25は熱交換されて、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72へ還流する冷媒の冷廃熱が回収される。
【0043】
ここで、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72の気筒容積は、低沸点冷媒であるR404Aを使用した従来の冷蔵庫の圧縮機の約1.5倍に設計されており、R404Aの約30%の体積能力であるR600aを用いた本実施例においても従来同等以上の冷却能力が発揮できる。なお、圧縮機の標準条件である凝縮温度54.4℃、蒸発温度−23.3℃、過冷却22.4℃、吸入ガス温度32.2℃における実効効率は、従来の冷蔵庫の圧縮機は1.2W/W程度であるのに対して、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72は1.5W/Wであり、25%程度の省エネルギー化が図れる。
【0044】
そして、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+4℃以内に近づくと、一定速圧縮機72を停止して、インバータ圧縮機71のみを稼動させる。さらに、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+2℃以内に近づくと、インバータ圧縮機71の回転数を80rpsから50rpsに低下させる。さらに、冷凍室1の室内温度が低下して設定温度−20℃の+1℃以内に近づくと、インバータ圧縮機71の回転数を50rpsから30rpsに低下させる。
【0045】
このとき、周囲温度30℃、冷凍室1の室内温度−20℃の通常運転中における、冷媒R404Aを用いた従来の冷蔵庫の凝縮温度は約40℃(約18気圧)、蒸発温度は約−30℃(約2.1気圧)であるのに対して、冷媒R600aを用いた本実施例の冷蔵庫の凝縮温度は約35℃(約4.6気圧)、蒸発温度は約−25℃(約0.6気圧)と大きく低下することによって、冷媒リークの危険性を大幅に改善することができる。また、冷却能力を低下することによって、凝縮温度を低下し蒸発温度を上昇させることで、実効効率を30%程度改善することができ、さらなる省エネルギー化が図れる。
【0046】
なお、本実施例においては、冷却運転中の凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量一定としたが、冷却能力の低下とともに、凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量を低下してもよい。凝縮器ファン12と冷却器ファン13の風量を低下することで、ファン入力の省エネルギー化が図れる。
【0047】
また、本実施例においては、インバータ圧縮機71の最低回転数を30rpsとしたが、冷凍室1の設定温度が低く周囲温度が高い場合は冷却負荷が大きく冷凍室1の室内温度が低下しにくいことから、周囲温度や設定温度により最低回転数を決定することが望ましい。
【0048】
本実施例の凝縮器22は、風上側にインバータ圧縮機71の配管を形成し、風下側に一定速圧縮機72の配管を形成しており、従来の冷蔵庫の凝縮器を風向き方向に2個重ねた構成をとっている。これは、使用頻度の高いインバータ圧縮機71の配管を最も放熱能力の高いフィン2209の前縁部に効率よく配置するためである。この配置により、冷凍室1の室内温度が低下して、一定速圧縮機72を停止してインバータ圧縮機71のみを稼動させた場合でも、凝縮器22の放熱能力を最大限利用することができ、凝縮温度を下げることで理論効率および実効効率の向上が図れ、さらなる省エネルギー化が実現できる。
【0049】
なお、厨房環境では特に空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器22のフィン2209間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器22の放熱能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保することが望ましい。この場合、凝縮用ファン12を複数の軸流ファン(図示せず)で形成する方が、ファン外周部に形成される風量の低い無効な空間を減少して、放熱能力を高めることができる。
【0050】
本実施例の蒸発器21は、風上側にインバータ圧縮機71の配管を形成し、風下側に一定速圧縮機72の配管を形成しており、従来の冷蔵庫の蒸発器を風向き方向に2個に分割した構成をとっている。これは、使用頻度の高いインバータ圧縮機71の配管を最も放熱能力の高いフィン2110の前縁部に効率よく配置するためである。この配置により、冷凍室1の室内温度が低下して、一定速圧縮機72を停止してインバータ圧縮機71のみを稼動させた場合でも、蒸発器21の放熱能力を最大限利用することができ、蒸発温度を上げることで理論効率および実効効率の向上が図れ、さらなる省エネルギー化が実現できる。
【0051】
なお、業務用の大型冷蔵庫では冷凍室1の天面に蒸発器21を設置することから、冷凍室1を有効に利用するため蒸発器21の高さ寸法Qを抑えた構成とし、能力を確保するために幅寸法Pと奥行き寸法Rを十分大きく確保することが望ましい。この場合、蒸発用ファン13を複数の軸流ファン(図示せず)で形成する方が、ファン外周部に形成される風量の低い無効な空間を減少して、冷却能力を高めることができる。
【0052】
本実施例では、冷媒として可燃性のあるR600aを用いたので、配管腐食などで冷媒リークした場合の対策として組み込んだ制御について説明する。
【0053】
インバータ圧縮機71が稼動後30分経過した時に、蒸発温度センサーA2113の示す温度と冷凍室1の室内温度の差が3℃以内であれば、インバータ圧縮機71の冷媒配管の冷媒がリークしていると判断して、警告するとともにインバータ圧縮機71の運転を停止する。また、冷凍室1の室内温度の上昇を抑制するために、インバータ圧縮機71の代替として一定速圧縮機72を稼動する。
【0054】
これにより、冷媒リークによる危険を報知するとともに、冷凍室1の室内温度をある程度維持することで、停止しているインバータ圧縮機71の配管内の冷媒圧力を低く保つことができ、さらに冷媒がリークしていく可能性を軽減することができる。
【0055】
また、一定速圧縮機72が稼動後30分経過した時に、蒸発温度センサーB2114の示す温度と冷凍室1の室内温度の差が3℃以内であれば、一定速圧縮機72の冷媒配管の冷媒がリークしていると判断して、警告するとともに一定速圧縮機72の運転を停止する。
【0056】
この場合、冷凍室1の室内温度を保つため、インバータ圧縮機71は稼動し続けるので、同様に、停止している一定速圧縮機72の配管内の冷媒圧力を低く保つことができ、さらに冷媒がリークしていく可能性を軽減することができる。
【0057】
また、本実施例の冷蔵庫では、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72が同時に停止した場合でも、凝縮用ファン12と蒸発用ファン13をともに稼動している。これにより、冷媒リークの初期においても漏洩した冷媒を速やかに拡散させることができ、冷媒リークの危険性を軽減することができる。
【0058】
なお、本実施例のように凝縮用ファン12と蒸発用ファン13を停止せず連続で稼動させる場合は、インバータ圧縮機71と一定速圧縮機72が同時に停止した時に、凝縮用ファン12と蒸発用ファン13の回転数を低下させるかあるいは稼動するファンの数を減らすことが望ましい。これにより、ファンの省エネルギー化が図れる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷凍時の蒸発圧力が負圧となる冷媒を用いるとともに、独立の圧縮機と、独立の減圧手段とからなる複数の冷却システムを備え、前記圧縮機の内少なくとも1個は能力可変型圧縮機であるとともに、前記複数の冷却システムは一対の蒸発器および凝縮器を共有化したものであり、高沸点冷媒を用いながら、比較的安価に体積能力の低い点を補って高能力を維持することができる。また、高沸点冷媒を用いることで凝縮圧力や蒸発圧力を低減し、特に蒸発圧力を負圧とすることで冷凍室内への冷媒リークを抑制することができ、可燃性のあるR600aなどの自然冷媒を用いた場合でもその危険性を抑制することができる。
【0060】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に、さらに、最大負荷時はすべての圧縮機を稼動させるとともに、通常負荷時は稼動する圧縮機の台数を低減する制御を備えたものであり、冷凍室内の温度が低下して能力過多になった場合に発生し易い圧縮比の上昇を抑制することができる。また、通常負荷時の圧縮比の上昇を抑制することで、サイクルの理論効率が高められ、結果として省エネルギー化が図れる。
【0061】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数の凝縮器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの凝縮配管を前記凝縮器ファンの風向き方向に重ねて配置した凝縮器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも放熱能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0062】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明にさらに、複数の蒸発器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの蒸発配管を前記蒸発器ファンの風向き方向に重ねて配置した蒸発器を備えたものであり、稼動する圧縮機の台数を低減した場合でも冷却能力の低下を抑制することで、通常負荷時の圧縮比の上昇をさらに抑制することができる。
【0063】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明にさらに、蒸発器の配管あるいは蒸発器から圧縮機までの配管の温度を検知するとともに、圧縮機稼動中の前記配管の温度が所定値よりも高い場合、当該圧縮機を停止して警告するとともに、他の圧縮機を替わりに稼動させる制御を行うものであり、冷媒のリークを検知、警告してサービス対応を迅速に行うとともに、冷蔵庫内の温度上昇を抑制して保存食品への影響を最小限にすることができる。
【0064】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明にさらに、すべての冷却システムが停止した場合でも、少なくとも1個の凝縮器ファンおよび/または蒸発器ファンを運転する制御を行うものであり、冷媒のリークの初期において漏洩した冷媒を拡散することで、可燃性の自然冷媒を用いた場合の着火の危険を回避することができる。
【0065】
請求項7に記載の発明は請求項1から6のいずれかに記載の冷凍冷蔵ユニットを備えた冷蔵庫であり、防爆安全システムを備えた冷蔵庫を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の断面図
【図2】本発明による冷蔵庫の凝縮器の斜視図
【図3】本発明による冷蔵庫の蒸発器の斜視図
【図4】従来の冷蔵庫の断面図
【図5】従来の冷蔵庫の凝縮器の斜視図
【図6】従来の冷蔵庫の蒸発器の斜視図
【符号の説明】
1 冷凍室
5 ユニットベース
20 冷凍冷蔵ユニット
21 蒸発器
22 凝縮器
24 キャピラリA
26 キャピラリB
71 インバータ圧縮機
72 一定速圧縮機
Claims (7)
- 冷凍時の蒸発圧力が負圧となる冷媒を用いるとともに、独立の圧縮機と、独立の減圧手段とからなる複数の冷却システムを備え、前記圧縮機の内、少なくとも1個は能力可変型圧縮機であるとともに、前記複数の冷却システムは一対の蒸発器および凝縮器として共有化したことを特徴とする冷凍冷蔵ユニット。
- 最大負荷時はすべての圧縮機を稼動させるとともに、通常負荷時は稼動する圧縮機の台数を低減する制御を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵ユニット。
- 複数の凝縮器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの凝縮配管を前記凝縮器ファンの風向き方向に重ねて配置した凝縮器を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の冷凍冷蔵ユニット。
- 複数の蒸発器ファンを並列に設置するとともに、異なる冷却システムの蒸発配管を前記蒸発器ファンの風向き方向に重ねて配置した蒸発器を備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載の冷凍冷蔵ユニット。
- 蒸発器の配管あるいは蒸発器から圧縮機までの配管の温度を検知するとともに、圧縮機稼動中の前記配管の温度が所定値よりも高い場合、当該圧縮機を停止して警告するとともに、他の圧縮機を替わりに稼動させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載の冷凍冷蔵ユニット。
- すべての冷却システムが停止した場合でも、少なくとも1個の凝縮器ファンおよび/または蒸発器ファンを運転する制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の冷凍冷蔵ユニット。
- 請求項1から6のいずれかに記載の冷凍冷蔵ユニットを備えた冷蔵庫。
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