JP5420991B2 - コネクタ - Google Patents

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    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Description

本発明は、パイプなどの雄部材にホースを連結するために用いられるコネクタに関し、より詳しくは雄部材との連結状態を確認することができるコネクタに関する。
パイプなどの雄部材にホースを連結するコネクタは、その連結状態を確認するチェック部材をもつことが好ましい。このようなチェック部材をもつコネクタとして、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されたものが知られている。このコネクタは、図29及び図30に示すように、雌部材本体82と、係止部材83と、チェック部材84とから構成されている。雌部材本体82は、挿入開口端81aをもつ略円筒状のハウジング81を有する。挿入開口端81aには、先端から所定の距離隔てた位置に遠心方向に突出するリング状突部80aが設けられたパイプ状の雄部材80が挿入される。係止部材83は、ハウジング81の挿入開口端81a側の端部に挿入保持され、ハウジング81内に挿入された雄部材80を雌部材本体82に連結させるための部材である。チェック部材84は、ハウジング81の外周面に軸直角方向から外装保持され、雌部材本体82に雄部材80が結合されたことを確認するための部材である。
そして、ハウジング81の挿入開口端81a側の端部には、半径方向に貫通し互いに対向するように周方向に配設された一対の窓部81bが設けられている。また、係止部材83は、半径方向に弾性変形可能で各窓部81bと対応する位置に配設された一対の爪部83aを有している。
また、チェック部材84は、図30に示すように、ハウジング81の外周面に軸直角方向から外装保持され、弾性変形により拡径可能なC字形状部84aと、C字形状部84aの両端部から内方に突出して各窓部81bからハウジング81内にそれぞれ挿入される一対の係止突起部84bとを有している。各係止突起部84bは、雄部材80が雌部材本体82に結合される前の状態で各窓部81bの周方向端部と係止してチェック部材84がハウジング81から引き抜かれることを規制する第1係止部84cと、雄部材80の挿入完了時にリング状突部80aで押圧されて半径方向外方に移動してC字形状部84aを拡径させる先端当接部84dと、雄部材80の挿入完了時に窓部81bの周方向端縁と係止してC字形状部84aの弾性復帰力によりチェック部材84がハウジング81から外れることを規制する傾斜第2係止部84eとをそれぞれ有している。
このコネクタでは、雄部材80を雌部材本体82に結合させる前の状態において、チェック部材84がハウジング81の外周面に外装保持され、チェック部材84の係止凹部84aがハウジング81の窓部81bの端縁に係止されるとともに、チェック部材84の係止突起部84bが窓部81b内で係止部材83の爪部83aよりも軸方向奥側の位置に挿入されている。この状態で、雄部材80を雌部材本体82のハウジング81内に挿入すると、雄部材80のリング状突部80aは、係止部材83の爪部83aをその弾性に抗して半径方向外方に押し拡げ、爪部83aを通過する。これにより、爪部83aの先端とリング状突部80aとが係止して、雄部材80と雌部材本体82とは結合状態とされる。
この結合状態(図29及び図30の状態)では、雄部材80のリング状突部80aが、チェック部材84の両先端当接部84dを半径方向外方に押し拡げることにより、C字形状部84aが拡径される。これにより、各係止突起部84bの傾斜第2係止部84eがハウジング81の各窓部81bの周方向端縁にそれぞれ当接して係止される。このように、係止突起部84bの傾斜第2係止部84eが各窓部81bの周方向端縁と係止することによって、C字形状部84aの弾性復帰力によりチェック部材84がハウジング81から外れることを確実に規制することができる。
そして、この状態でチェック部材84を引き抜いてハウジング81から外そうとすれば、各係止突起部84bの傾斜第2係止部84eと各窓部81bの周方向端縁との摺接を介して、C字形状部84aがさらに拡径されるので、チェック部材84をハウジング81から引き抜いて容易に外すことができる。これにより、雄部材80と雌部材本体82との結合を確認することができる。なお、チェック部材84を引っ張ってもハウジング81から外すことができない場合には、雄部材80と雌部材本体82との結合が不完全である場合が多いので、雄部材80の挿入端部が雌部材本体82のハウジング81内に十分に挿入されるように、再度結合作業を行う。
また、他のコネクタとして、例えば特許文献3及び特許文献4に開示されたものがある。このコネクタは、チェック部材が雄部材に押圧されることによって軸方向に弾性変形する構成からなる。そして、チェック部材が雄部材に押圧される際にハウジングから軸方向に倒れないようにするために、ハウジングに形成された凹部にチェック部材に形成された突部を挿入している。
特開平11−344182号公報 特開2003−343782号公報 国際公開第2007/066675号 国際公開第94/27077号
ところで、上記のコネクタにおいて、雄部材80の挿入端部を雌部材本体82のハウジング81内に挿入する際には、雄部材80の挿入端部がハウジング81の軸線に対して斜め方向に傾いた状態で挿入される場合がある。図29及び図30に示したコネクタ、すなわち、チェック部材がC字形状部を有する構成からなるコネクタにおいては、かかる場合に、例えば、雄部材80の挿入端部が一方の係止突起部84b側に向かって傾いた状態で挿入されると、雄部材80の挿入端部が一方の係止突起部84bに当接して一方の係止突起部84bを径方向外方に押し拡げる。このようにして、一旦径方向外方に押し拡げられた一方の係止突起部84bは、筒状部の窓部の周方向端縁に係止する。この場合、雄部材80の挿入端部の当接が解除されても、C字形状部の弾性復帰力が十分ではないので元の位置へ戻らない。
この状態では、一方の係止突起部84bの先端当接部84dのみが、雄部材80のリング状突部80aに当接していないにも拘わらず半径方向外方に押し拡げられている。そのため、一方の係止突起部84bの傾斜第2係止部84eのみが、ハウジング81の窓部81bの周方向端縁に当接して係止した状態になっている。この状態で、チェック部材84を強く引っ張れば、一方の係止突起部84bの傾斜第2係止部84eとハウジング81の窓部81bの周方向端縁との係止状態が解除されて、チェック部材84がハウジング81から外れてしまうことも考えられる。このように、雄部材80と雌部材本体82との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材84がハウジング81から外れてしまっては、チェック部材84としての機能が果たされなくなる。
なお、特許文献2には、雌部材本体82のハウジング81の外周面に、平行して周方向に延びるように形成された2本の同一形状の突条を設けるとともに、チェック部材84のC字形状部84aの中央平坦部分に、長さ方向一方側端付近において軸方向一端側に突出する周方向ずれ防止突出部を設け、且つ長さ方向他方側端付近において軸方向他端側に突出する周方向ずれ防止突出部を設けることが開示されている。この場合には、チェック部材84に周方向への外力が作用したときに、C字形状部84aの軸方向片側のみで周方向ずれ防止突出部が突条に押し付けられるので、C字形状部84aに作用する周方向ずれ防止突出部を中心とした回転力は軸方向に傾いたものとなるため、係止突起部84bが軸直角方向に移動してハウジング81の窓部81bの周方向端縁から簡単に抜け出してしまうのを防止することができる。これにより、上記のように、雄部材80と雌部材本体82との結合が不完全(不適正)である場合に、チェック部材84を強く引っ張っても、チェック部材84がハウジング81から容易に外れてしまうのを回避することができる。
しかし、特許文献2の上記技術を採用した場合には、2本の突条がハウジング81の外周面に設けられていることから、その分ハウジング81の外径寸法が大きくなり、ハウジング81の大型化を招くこととなる。そのため、雄部材80にコネクタを結合してチェック部材をハウジング81から引き抜いて外した後に、ハウジング81の外周にカバーが装着される場合や、配管レイアウトとの関係でハウジング81の大きさを変更できない場合には、特許文献2の上記技術を適用することが困難となる。
なお、特許文献3及び4のコネクタは、雄部材がチェック部材を軸方向に押圧することにより、チェック部材が外れる状態となるものである。そのため、この構成では、上述したような問題が生じることはない。つまり、上記問題は、C字形状部を有するチェック部材に特有の問題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、C字形状部を有するチェック部材を採用した場合に、雌部材の外径寸法を変更することなく、チェック部材としての機能をより確実に果たし得るようにしたコネクタを提供することを解決すべき課題とするものである。
上記の課題を解決するため、雌部材の筒状部には、外周面に開口する嵌合凹部を有し、チェック部材は、C字形状部の内周面から内方に突出して嵌合凹部の少なくとも周方向に嵌合する嵌合突部を有することとした。
すなわち、本発明のコネクタは、
軸方向先端から所定距離隔てた位置に遠心方向に突出するリング状突部が設けられた挿入端部をもつ筒状の雄部材に連結されるコネクタであって、
軸方向一端側に筒状部を備えた雌部材であって、前記筒状部が、前記雄部材の前記挿入端部が挿入される挿入開口端と、半径方向に貫通し互いに対向するように周方向に配設された一対の窓部と、前記挿入開口端から挿入された前記雄部材の前記リング状突部と係止して前記雄部材の抜けを規制する係止端部と、を有する前記雌部材と、
前記筒状部の外周面に外装保持されるチェック部材であって、弾性変形により拡径可能なC字形状部と、該C字形状部の両端部から内方に突出して各前記窓部から前記筒状部内にそれぞれ挿入される一対の係止突起部とを有する前記チェック部材と、を備え、
前記チェック部材の各前記係止突起部は、前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態において、前記窓部の周方向端部と係止して前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを規制するとともに、前記雄部材が前記雌部材へ挿入されて結合完了した状態において、前記リング状突部で押圧されて半径方向外方に移動して前記C字形状部を拡径させることで、前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを可能とし、
前記筒状部は、外周面に開口する嵌合凹部を有し、
前記チェック部材は、前記C字形状部の内周面から内方に突出して前記嵌合凹部の少なくとも周方向に嵌合する嵌合突部を有し、
前記一対の係止突起部のうち一方の係止突起部が、前記雄部材によって径方向外方に押し拡げられた場合に、
前記C字形状部には、拡径する力によって周方向へずれようとする力が生じ、
前記嵌合突部は、前記嵌合凹部に周方向に嵌合することで、前記C字形状部の前記周方向へのずれを抑制し、かつ、
他方の係止突起部は、前記窓部の周方向端部に対して係止している状態を維持することを特徴としている。
なお、本明細書において「軸方向」とは雌部材の軸方向を意味し、「周方向」とは雌部材の周方向を意味する。
本発明のコネクタでは、雄部材を雌部材に結合させる前の状態において、チェック部材のC字形状部に設けられた嵌合突部が筒状部に設けられた嵌合凹部に嵌合された状態で、チェック部材が筒状部の外周面に軸直角方向から外装保持されている。このとき、チェック部材の各係止突起部は、各窓部から筒状部内にそれぞれ挿入されるとともに、各係止突起部は、各窓部の周方向端部とそれぞれ係止している。このように、係止突起部が窓部の周方向端部と係止することにより、チェック部材が引き抜かれて筒状部から外れることを確実に規制することができ、この状態でチェック部材を引き抜いて筒状部から外そうとしても容易には外すことができない。
そして、雄部材の挿入端部を雌部材の筒状部内に挿入開口端から挿入すると、雄部材のリング状突部は、雄部材が所定距離挿入されると、筒状部内に設けられた係止端部と係止することにより、雄部材と雌部材とが結合状態とされる。
この雄部材の挿入完了時においては、リング状突部の移動軌跡内に位置していた各係止突起部の部分がリング状突部により押圧されて半径方向外方にそれぞれ移動し、これによりC字形状部が拡径される。このようにチェック部材のC字形状部が拡径すると、各係止突起部が筒状部の各窓部の周方向端縁にそれぞれ当接して係止される。このように、係止突起部が窓部の周方向端縁と係止することにより、C字形状部の弾性復帰力によりチェック部材が筒状部から外れることを規制されている。
この状態でチェック部材を引き抜ぬいて筒状部から外そうとすれば、各係止突起部と各窓部の周方向端縁との摺接を介して、C字形状部がさらに拡径されるので、チェック部材を筒状部から引き抜いて容易に外すことができる。これにより、雄部材と雌部材との完全(適正)な結合を確認することができる。
ところで、本発明のコネクタにおいて、雄部材の挿入端部を雌部材の筒状部内に挿入する際に、雄部材の挿入端部が一方の係止突起部側に向かって傾いた状態で挿入された場合には、雄部材の挿入端部が一方の係止突起部に当接して一方の係止突起部を径方向外方に押し拡げる。一方の係止突起部が径方向外方に押し拡げられたとしても、嵌合凹部と嵌合突部が嵌合していることにより、C字形状部は筒状部に対して周方向にずれることを規制されている。そのため、他方の係止突起部は、窓部の周方向端部に対して係止している状態を維持している。そして、一方の係止突起部は、実質的に窓部に対して係止していない状態となる。
つまり、一方の係止突起部には、径方向内方へ戻ろうとする弾性復帰力が十分に作用する。そのため、一方の係止突起部に対する雄部材の挿入端部の当接が解除されると、一方の係止突起部は元の位置に戻る。従って、チェック部材を強く引っ張っても、チェック部材が筒状部から容易に外れてしまうことがない。よって、雄部材と雌部材との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材が筒状部から外れてしまうことが回避されるので、チェック部材としての機能をより確実に果たすことができる。
さらに、本発明のコネクタにおいて、筒状部に設けられる嵌合凹部は、筒状部の外周面から外方へ突出するものではないので、筒状部の外径寸法を変更する必要がない。そのため、筒状部の外周にカバーが装着される場合や、配管レイアウトとの関係で筒状部の大きさを変更できない場合にも、所望の嵌合凹部を筒状部に設けることが可能である。
したがって、本発明のコネクタによれば、筒状部の外径寸法を変更することなく、チェック部材の機能をより確実に果たし得るようにすることができる。
なお、本発明において、筒状部に設けられる嵌合凹部は、筒状部の外周面にのみ開口する凹部であっても、筒状部の内周面及び外周面の両面に開口する貫通穴であってもよい。この場合、嵌合凹部の深さは、深くするほど、この嵌合凹部に嵌合される嵌合突部に対する周方向及び軸方向の係合面積を大きくすることが可能であるので、筒状部に要求される強度と肉厚などを考慮して適宜設定することができる。また、嵌合凹部の形状を変更することによって、嵌合凹部の周方向長さや軸方向長さ、即ち、嵌合突部に対する周方向及び軸方向の係合面積を大きくすることが可能である。嵌合凹部の形状は、例えば、矩形や円形、I形、Z形、H形など種々の形状を任意に選択することができる。また、嵌合凹部の個数は、単数であっても複数であってもよい。一方、チェック部材に設けられる嵌合突部は、嵌合凹部の形状や大きさに合わせて形成することができるが、可能な限り、嵌合凹部と符合する形状や大きさにされていることが好ましい。なお、ここでいう符合とは、嵌合突部と嵌合凹部とがぴったりと嵌り合うこと、つまり、嵌合突部と嵌合凹部とが全面において接触する状態で嵌合する形状であることを意味する。
また、本発明のコネクタにおいて、
前記嵌合凹部は、前記筒状部の外周面に周方向に離隔して2か所に設けられ、
前記嵌合突部は、
前記C字形状部の周方向中央部より一端部側に設けられ、一方の前記嵌合凹部に対して周方向一方側に嵌合する第一の嵌合突部と、
前記C字形状部の周方向中央部より他端部側に設けられ、他方の前記嵌合凹部に対して周方向他方側に嵌合する第二の嵌合突部と、
を有するようにしても良い。
これにより、嵌合凹部が筒状部の外周面に周方向に離隔して2か所に設けられる場合に、嵌合凹部及び嵌合突部を、最適に設けることができる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記第一の嵌合突部と前記第二の嵌合突部は、前記C字形状部の周方向中央部を挟んだ両側にそれぞれ設けられているようにすることが好ましい。これにより、チェック部材を雌部材に装着する際に、C字形状部が拡径することによって、2つの嵌合突部の離間距離が拡大する。そして、チェック部材が雌部材に装着されると、2つの嵌合突部の内側(周方向中央部寄り)においてしっかりと雌部材に係合し得る。つまり、2つの嵌合突部による嵌合凹部に対する係合力が高くなる。これにより、問題となる現象において、C字形状部が周方向にずれることをより効果的に規制することができる。
また、本発明のコネクタにおいて、
前記第一の嵌合突部は、前記一方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向中央部側の面に接触する状態に形成され、
前記第二の嵌合突部は、前記他方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向中央部側の面に接触する状態に形成されるようにしても良い。
これにより、第一及び第二の嵌合突部と一方及び他方の嵌合凹部との周方向への相対変位を確実に規制できることから、チェック部材と筒状部との周方向への相対変位を確実に規制することが可能となる。これにより、チェック部材はその機能をより確実に果たすことができる。なお、この場合には、第一の嵌合突部が接触する一方の嵌合凹部の面と、第二の嵌合突部が接触する他方の嵌合凹部の面は、周方向において内側面同士となる。
また、本発明のコネクタにおいて、
前記第一の嵌合突部は、前記一方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向の反中央部側の面に接触する状態に形成され、
前記第二の嵌合突部は、前記他方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向の反中央部側の面に接触する状態に形成されるようにしても良い。
これにより、第一及び第二の嵌合突部と一方及び他方の嵌合凹部との周方向への相対変位を確実に規制できることから、チェック部材と筒状部との周方向への相対変位を確実に規制することが可能となる。これにより、チェック部材はその機能をより確実に果たすことができる。なお、この場合には、第一の嵌合突部が接触する一方の嵌合凹部の面と、第二の嵌合突部が接触する他方の嵌合凹部の面は、周方向において外側面同士となる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記第一の嵌合突部は、前記一方の係止突起部と前記C字形状部の周方向中央部との間に設けられ、前記第二の嵌合突部は、前記他方の係止突起部と前記C字形状部の周方向中央部との間に設けられるようにしても良い。
また、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合突部は、前記C字形状部の周方向中央部から内方に突出して設けられるようにしても良い。これにより、C字形状部に対して、最少個数の嵌合突部を最適な位置に設けることができる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合突部は、周方向両側面が前記嵌合凹部の周方向両側面と接触する状態に形成されているようにしても良い。これにより、嵌合突部と嵌合凹部との周方向への相対変位を確実に規制できることから、チェック部材と筒状部との周方向への相対変位を確実に規制することが可能となる。これにより、雄部材と雌部材との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材が筒状部から外れてしまうことをより効果的に回避することが可能となるので、チェック部材としての機能をより確実に果たすことができる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合突部は、軸方向両側面が前記嵌合凹部の軸方向両側面と接触する状態に形成されているようにしても良い。これにより、嵌合突部と嵌合凹部との軸方向への相対変位を確実に規制することができる。また、チェック部材が軸直角方向に対して軸方向の一端側又は他端側に傾いた斜め方向に引き抜かれた場合に、チェック部材の引く抜き方向への傾動を防止することができるので、C字形状部が該引き抜き方向に傾動してチェック部材の第1係止部と窓部の周方向端部との係止が外れ易くなることがない。これにより、チェック部材としての機能が適切に果たされる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記チェック部材は、前記C字形状部の周方向略中央から軸方向一端側及び他端側のうちの少なくとも一方に一体的に延設され、前記ハウジングに対して軸直角方向に起立するように保持された該C字形状部が軸方向一端側及び他端側のうちの少なくとも一方へ傾動することを少なくとも該ハウジングの外周面との当接により規制する少なくとも一つの傾動規制部を有しているようにしても良い。
これにより、雄部材の挿入完了前、すなわち雄部材と雌部材との結合が完全(適正)に完了しておらず、チェック部材の第1係止部と窓部の周方向端部とが未だ係止しているときに、傾動規制部が延在する側の斜め方向にチェック部材が引き抜かれた場合であっても、C字形状部が該引き抜き方向に傾動してチェック部材の第1係止部と窓部の周方向端部との係止が外れ易くなることがない。したがって、チェック部材としての機能が適切に果たされる。特に、嵌合突部の周方向両側面が嵌合凹部の周方向両側面と接触する状態に形成されている場合には、相乗効果が期待でき、また、傾動規制部の軸方向長さを短くして小型化することも可能である。
また、本発明のコネクタにおいて、
前記雌部材は、前記挿入開口端と前記一対の窓部とを備える筒状のハウジングと、
該ハウジングとは別体に形成されて該ハウジング内に挿入保持される係止部材であって、半径方向に弾性変形可能で各前記窓部と対応する位置に配設される一対の爪部を有する前記係止部材と、を備え、
各前記爪部は、前記挿入開口端から軸方向奥方に向かうにつれて半径方向内方に傾斜し、前記雄部材の挿入時に前記リング状突部が押圧摺接する傾斜内面、及び前記係止端部をそれぞれ有するようにしても良い。
これにより、雄部材と雌部材とが係止部材を介して結合されることから、雌部材から係止部材を雄部材と共に取り外すことにより、雄部材と雌部材との結合を簡単に解除することが可能となるため、メンテナンスなどを有利に行うことができる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合突部の径方向内端は、前記ハウジングの内周面と同一または前記ハウジングの内周面より径方向外方に位置するようにしても良い。これにより、係止部材をハウジングに取り付ける際に、嵌合突起が係止部材の取付の邪魔にならない。
また、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合凹部は、内周面に対して非貫通の凹部とするとよい。つまり、嵌合凹部は、筒状部の外周面のみに開口している。換言すると、嵌合凹部は外周面から内周面に亘って貫通していないこととなる。従って、嵌合凹部が貫通している場合に比べると、非貫通の凹部である方が、筒状部の剛性または強度を高くすることができる。
一方、本発明のコネクタにおいて、前記嵌合凹部は、前記筒状部の外周面から内周面に貫通する貫通孔としてもよい。これにより、嵌合凹部と嵌合突部の引っ掛かり量を大きくできるので、筒状部とチェック部材との周方向ずれを確実に抑制することができる。
また、本発明のコネクタにおいて、
前記チェック部材の各前記係止突起部は、
前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態で前記窓部の周方向端部と係止して前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを規制する第1係止部と、
前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態で前記雄部材の挿入時における前記リング状突部の軌跡内に位置するとともに前記雄部材の挿入完了時に前記リング状突部で押圧されて半径方向外方に移動して前記C字形状部を拡径させる先端当接部と、
前記雄部材の挿入完了時に前記窓部の周方向端縁と係止して前記C字形状部の弾性復帰力により前記チェック部材が前記筒状部から外れることを規制するとともに、前記雄部材の挿入完了後で前記チェック部材を前記筒状部から引き抜く際に前記窓部の周方向端縁との摺接を介して前記C字形状部をさらに拡径すべく、前記筒状部の略求心方向に向かって傾斜して延在する傾斜第2係止部と、
をそれぞれ有するようにしても良い。
これにより、上述した係止突起部を実現できる。さらに、チェック部材の各係止突起部を上記のように構成することで、上記した問題が起こりやすい状態となる。すなわち、雄部材の挿入端部を雌部材の筒状部内に挿入する際に、雄部材の挿入端部が一方の係止突起部側に向かって傾いた状態で挿入された場合には、雄部材の挿入端部が一方の係止突起部に当接して一方の係止突起部を径方向外方に押し拡げる。一方の係止突起部が径方向外方に押し拡げられると、嵌合凹部と嵌合突部が嵌合していることにより、一方の係止突起部が径方向内方へ戻ろうとする弾性復帰力が作用する。そのため、一方の係止突起部に対する雄部材の挿入端部の当接が解除されると、一方の係止突起部はその弾性復帰力により元の位置に戻る。そのため、チェック部材を強く引っ張っても、チェック部材が筒状部から容易に外れてしまうことがない。よって、雄部材と雌部材との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材が筒状部から外れてしまうことが回避されるので、チェック部材としての機能をより確実に果たすことができる。
しかし、この状態でチェック部材を強く引っ張ると、本構成のコネクタでは、チェック部材の嵌合突部と筒状部の嵌合凹部とが嵌合した状態にされていることによって、C字形状部の他方の係止突起部は、さらに拡径して半径方向外方に押し拡げられることを規制される。
実施形態1に係るコネクタの斜視図である。 実施形態1に係るコネクタの平面図である。 実施形態1に係るコネクタの軸方向に沿う断面図であって、図2のA−A断面図である。 実施形態1に係るコネクタの軸直角方向に沿う断面図であって、図2のB−B断面図である。 実施形態1に係るコネクタの軸方向に沿う断面図であって、図3のC−C断面図である。 実施形態1に係る雌部材の平面図である。 実施形態1に係る雌部材の正面図である。 実施形態1に係るチェック部材を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)におけるD−D断面図である。 実施形態1に係る係止部材の斜視図である。 実施形態1に係る雄部材の正面図である。 実施形態1に係るコネクタにおいて雄部材の挿入完了時を示す断面図である。 実施形態1に係るコネクタにおいて雄部材の挿入完了時を示す断面図であって、図11のF−F断面図である。 実施形態1に係るコネクタにおいて雄部材を傾いた状態で挿入した場合を示す断面図であって、図11のF−F断面図である。 実施形態2に係るコネクタの斜視図である。 実施形態2に係るコネクタの平面図である。 実施形態2に係るコネクタの軸直角方向に沿う断面図であって、図15のG−G断面図である。 実施形態2に係る雌部材の平面図である。 実施形態2に係る雌部材の正面図である。 実施形態3に係るコネクタの斜視図である。 実施形態3に係るコネクタの平面図である。 実施形態3に係るコネクタの軸方向に沿う断面図であって、図20のH−H断面図である。 実施形態3に係るコネクタの軸直角方向に沿う断面図であって、図20のJ−J断面図である。 実施形態3に係るコネクタの軸方向に沿う断面図であって、図21のK−K断面図である。 実施形態3に係る雌部材の平面図である。 実施形態3に係るチェック部材を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)におけるL−L断面図である。 実施形態3に係るコネクタにおいて雄部材の挿入完了時を示す断面図であって、図11のF−F断面図である。 実施形態3に係るコネクタにおいて雄部材を傾いた状態で挿入した場合を示す断面図であって、図11のF−F断面図である。 本発明の実施形態3の変形例に係る雌部材の平面図である。 従来のコネクタにおいて雄部材が挿入された後の状態を示す軸方向に沿う断面図である。 従来のコネクタにおいて雄部材が挿入された後の状態を示す軸直角方向に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係るコネクタについて、図1〜図13を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、筒状の雄部材1に結合されるコネクタであって、雌部材本体3及び係止部材4からなる筒状部を有する雌部材10と、雌部材本体3に外装保持され、雌部材10に雄部材1が結合されたことを確認するためのチェック部材5と、から構成されている。以下に、各構成部品について、詳細に説明する。
雄部材1は、金属製又は樹脂製のパイプよりなり、図10に示すように、挿入端部1cを有する。この挿入端部1cには、リング状突部1aと先端部1bとが設けられている。リング状突部1aは、軸方向先端から所定の距離隔てた位置に遠心方向に突出するように設けられている。先端部1bは、リング状突部1aより先端側に位置する部分である。
雌部材本体3は、樹脂(例えば、PA:ポリアミド)製で、図1〜図7、図11〜図13に示すように、軸方向一端側(図2、図3、図5、図6及び図7の右側、以下同様)に設けられたハウジング31と、軸方向他端側(図2、図3、図5、図6及び図7の左側、以下同様)にハウジング31と同軸的に設けられたホース接続端部32と、を備えている。
ハウジング31は、軸方向一端側から順に同軸状に設けられた大径部31a、中径部31b及び小径部31cよりなり、雄部材1の挿入端部1cが挿入される挿入開口端31dを軸方向一端側の端部に有している。また、ホース接続端部32は内周面に軸穴を有し、ホース接続端部32の外周面には環状の溝部とホース2の抜けを規制するための複数の段部とが設けられている。そして、ホース接続端部32の外周面に、ゴムホースあるいは樹脂チューブ等のホース2が圧入により外装されて、固定されている。
ハウジング31の大径部31aの部分は、図4,図12及び図13に示すように、互いに平行に延びる一対の平坦壁部31e、31eと、各平坦壁部31e、31eの上端同士及び下端同士をそれぞれ一体的に接続する一対の円弧壁部31f、31fとからなる。そして、各円弧壁部31f、31fの周方向中央部には、半径方向に貫通し互いに対向するように周方向に配設された長方形状の窓部35、35がそれぞれ設けられている。
各円弧壁部31f、31fには、各窓部35を周方向において両側で挟むようにして2個ずつ合計4個の嵌合凹部33、…、33が設けられている。各嵌合凹部33、…、33は、軸直角断面がV字形で軸方向に延びる凹溝により構成されている。各嵌合凹部33、…、33は、図6及び図7に示すように、各窓部35、35の軸方向他端側(図の左側)近傍に設けられている。そして、各嵌合凹部33、…、33は、ハウジング31の内周面に対して非貫通の凹部である。つまり、各嵌合凹部33、…、33は、ハウジング31の外周面のみに開口している。換言すると、各嵌合凹部33、…、33は、ハウジング31の外周面から内周面に亘って貫通していない。
なお、この嵌合凹部33、…、33が各円弧壁部31f、31fに2個ずつ設けられているのは、ハウジング31に対してチェック部材5がどちら側から装着されても対応できるようにされているからである。
ここで、ハウジング31の軸直角断面において、相互に対向するように配設された両窓部35、35の該対向方向と平行に延びる中心軸を第1の対称軸P(図4に示す)とし、この対称軸Pと直交する第2の対称軸Q(図4に示す)とする。この場合、両平坦壁部31e、31eは、この第1の対称軸Pと平行に延びている。また、上記両窓部35、35の二組の周方向端部35a、35aは、第1の対称軸Pと平行に延びる対向平行面とされている。両窓部35、35は、第2の対称軸Qに対しても対称に形成されている。これらの構成により、ハウジング31の大径部31aの部分(本実施形態では、ハウジング31を含む雌部材本体3)は、第1の対称軸Pに対して対称形状とされるとともに、第2の対称軸Qに対しても対称形状とされている。そして、チェック部材5も後述するように第2の対称軸Qに対して対称形状とされていることから、ハウジング31に対して、チェック部材5を図4の右側からでも左側からでも装着することが可能となる。
中径部31bの内周面には、長円筒状のカラー部材36、ハウジング31に挿入された挿入端部1cの先端部1bの外周面をシールするリング状のシール部材37、短円筒状のカラー部材38及び同じく先端部1bの外周面をシールするリング状のシール部材37が軸方向一端側から順に配設されている。また、小径部31cの内周面は、ハウジング31に挿入された挿入端部1cの先端部1bの外周面と嵌合するリング状の嵌合内周面とされている。
係止部材4は、弾性変形可能な樹脂(例えば、PA:ポリアミド)製部材よりなり、ハウジング31の大径部31a内に挿入保持されている。係止部材4は、図9に示すように、周方向両端部41a、41a間に比較的大きな変形用隙間が設けられた断面C形状又はC字状(ほぼ環状)の本体部41を有する。この本体部41の内面は、変形用隙間と対向する部分を除いて軸方向他端側(ハウジング31の軸方向奥側)に向かって縮径する状態に形成されており、本体部41の軸方向他端部41bは、変形用隙間と対向する部分を除いて雄部材1とほぼ同じ内径状態に形成され、リング状突部1aよりも小さい内径状態に形成されている。本体部41の変形用隙間と対向する部分の内面はほぼ円筒内面状態に形成され、本体部41の変形用隙間と対向する部分の軸方向他端部41bには、切欠状凹部42が形成されている。
本体部41の径方向対称位置には、径方向外方に突出した一対の爪部43、43が形成されている。各爪部43は、傾斜内面43aと、係止段部43bと、係止端部43cとを有している。傾斜内面43aは、係止部材4がハウジング31内に挿入保持された状態で、挿入開口端31dから軸方向奥方に向かうにつれて半径方向内方に傾斜している。この傾斜内面43aの径方向断面形状は、円弧状に形成されている。そして、この傾斜内面43aは、雄部材1の挿入時にリング状突部1aが押圧摺接する。
係止段部43bは、ハウジング31の窓部35の軸方向端部と係止して係止部材4の抜けを規制する。係止端部43cは、雄部材1と雌部材本体3との結合時にリング状突部1aと係止して雄部材1の抜けを規制する。なお、各爪部43、43の軸方向他端側には、雄部材1と雌部材本体3との結合時にリング状突部1aが入り込むスリット45、45が対向して形成されており、このスリット45、45の軸方向一端側が雄部材1の抜けを規制する上記係止端部43cを構成している。
本体部41の軸方向一端部には、爪部43、43と対応した位置から軸方向一端側に向かって径方向外側に傾斜して延びる一対の操作アーム44、44が一体的に設けられており、各操作アーム44、44の軸方向一端部には径方向外側に突出した操作端部44a、44aが形成されている。操作アーム44、44の内面46、46は、傾斜内面43aに連続的に繋がるように、断面円弧状であって、軸方向他端側に向かって中心又は中心軸方向にほぼテーパ状に傾斜している。そして、雄部材1を操作アーム44、44の操作端部44a、44a側から係止部材4の本体部41内に挿入するときに、雄部材1のリング状突部1aが当該内面46、46または傾斜内面43aに当接するように、内面46、46及び傾斜内面43aが形成されている。なお、係止部材4は、ハウジング31内への挿入のし易さを考慮して、ハウジング31に対して軸方向に相対移動可能に保持されている。
チェック部材5は、図8に示すように、C字形状部51と、一対の係止突起部52、52と、取手部53と、嵌合突部55、55とを有しており、これらは樹脂により一体に形成されている。C字形状部51は、弾性変形により拡径可能な形状をなしている。一対の係止突起部52、52は、C字形状部51の両端部から内方に一体的に突出されている。取手部53は、リング状に形成されており、C字形状部51の周方向中央から半径方向外方に一体的に延設されている。この取手部53には、チェック部材5がハウジング31から引き抜かれる際に手指等が掛けられて、引き抜き力が作用する。
嵌合突部55、55は、C字形状部51の周方向中央部から一端側及び他端側にそれぞれ設けられた嵌合凹部33、…、33に嵌合する。この嵌合突部55、55は、詳細には、C字形状部51の周方向中央部と一端部の中間位置、及び、周方向中央部と他端部の中間位置の2箇所に、内周面から内方に突出し、且つ、C字形状部51の軸方向両側へ突出するようにして1個ずつ設けられている。各嵌合突部55、55は、各嵌合凹部33、…、33と符合する形状及び大きさに形成されている。即ち、各嵌合突部55、55は、各嵌合凹部33、…、33のV字形の断面形状と符合する三角形の断面形状を有する。なお、ここでいう符合とは、嵌合突部55と嵌合凹部33とがぴったりと嵌り合うこと、つまり、嵌合突部55と嵌合凹部33とが全面において接触する状態で嵌合する形状であることを意味する。
なお、このチェック部材5は、図8から明らかなように、C字形状部51の周方向の中央及び両係止突起部52、52間の中心を通る中心線(図8のD−D線)を対称軸とした対称形状とされている。
このチェック部材5は、C字形状部51を弾性変形により拡径した状態にして、C字形状部51の両端部の係止突起部52、52を窓部35、35から挿入して、図4などに示すようにハウジング31に装着することができる。C字形状部51の内周面形状は、ハウジング31の大径部31aの外周面形状と略対応しており、チェック部材5がハウジング31に外装保持された状態で、C字形状部51の内周面は大径部31aの外周面と圧接状態で密接している(後述する)。このチェック部材5がハウジング31に装着されたときには、C字形状部51に設けられている嵌合突部55、55が、ハウジング31の円弧壁部31f、31fに設けられた嵌合凹部33、33に嵌合される。
ここで、上述したように、この嵌合突部55、55は、嵌合凹部33、33と符合する大きさの矩形状に形成されている。これにより、嵌合突部55、55の周方向両側面と嵌合凹部33、33の周方向両側面とが接触し、且つ嵌合突部55、55の軸方向両側面と嵌合凹部33、33の軸方向両側面とが接触した状態になっている。
各係止突起部52、52は、第1係止部52a、52aと、先端当接部52b、52bと、傾斜第2係止部52c、52cとをそれぞれ有している。第1係止部52a、52aは、雄部材1が雌部材10(雌部材本体3及び係止部材4)に結合される前の状態で、窓部35の周方向端部35aと係止してチェック部材5がハウジング31から軸直角方向(図4の第2の対称軸Q方向、以下同様)に引き抜かれることを規制する。
先端当接部52b、52bは、雄部材1が雌部材10に結合される前の状態で、雄部材1の挿入時におけるリング状突部1aの軌跡内に位置する。さらに、先端当接部52b、52bは、雄部材1の挿入完了時に、リング状突部1aで押圧されて半径方向外方に移動してC字形状部51を拡径させる。
傾斜第2係止部52c、52cは、雄部材1の挿入完了時に、窓部35の周方向端縁35bと係止してC字形状部51の弾性復帰力によりチェック部材5がハウジング31から軸直角方向に外れることを規制する。さらに、傾斜第2係止部52c、52cは、雄部材1の挿入完了後であって、チェック部材5をハウジング31から軸直角方向に引き抜く際に、窓部35の周方向端縁35bとの摺接を介してC字形状部51をさらに拡径すべく、ハウジング31の略求心方向に向かって傾斜して延在する。
なお、チェック部材5がハウジング31に外装保持された状態において、係止突起部52は、爪部43の係止段部43bよりもハウジング31の軸方向他端側の位置で、窓部35からハウジング31内にそれぞれ挿入される。詳細には、係止部材4のスリット45が形成されている軸方向位置に、係止突起部52が挿入される。また、本実施形態では、各係止突起部52の先端当接部52bは、チェック部材5がハウジング31に外装保持され、かつ、雄部材1が雌部材10に結合される前の状態で、挿入される雄部材1の先端部1bの外周面と摺接可能な位置までハウジング31内に進入している。つまり、係止突起部52の先端当接部52bは、係止部材4のスリット45を外側から内側に向かって通過している。
また、本実施形態では、各係止突起部52のC字形状部51側(図8の上側)の基端(係止突起部52とC字形状部51と境界)には、凹状の欠切部54(図8(a)参照)が設けられている。この欠切部54と傾斜第2係止部52cとの境界部が第1係止部52aとされている。また、各窓部35の各周方向端部35a同士を結ぶ直線と、ハウジング31の平坦部31eの外面との距離は、各第1係止部52a、52a同士を結ぶ直線と、C字形状部51の平坦部の内面との距離よりも若干大きくなるように、C字形状部51やハウジング31等の寸法が設定されている。
これらの構成により、チェック部材5がハウジング31に外装保持された状態、すなわちチェック部材5の各係止突起部52の各第1係止部52aが窓部35の周方向端部35aと係止した状態で、チェック部材5のC字形状部51は若干弾性変形しており、この弾性力が各第1係止部52aを各窓部35の各周方向端部35aに対して略直角方向に押圧する力として作用している。その結果、チェック部材5の各第1係止部52aとC字形状部51の内面との間で、チェック部材5が装着された側のハウジング31の大径部31aの側壁、すなわちC字形状部51の内面が圧接状態に密接している大径部31aの側壁が、軸直角方向に挟持されている。
これにより、チェック部材5はハウジング31に強固に、かつ、確実に保持される。さらに、チェック部材5のハウジング31に対する遊動等が阻止されるとともに、チェック部材5をハウジング31から引き抜こうとしても容易には引き抜くことができないようにされている。
なお、欠切部54を形成すること、及びチェック部材5をハウジング31に外装保持させた状態でC字形状部51が若干弾性変形するように寸法設計することは、本発明の必須要件ではない。ただし、チェック部材5をハウジング31に外装保持させた状態でC字形状部51が若干弾性変形するように寸法設計する場合は、欠切部54を形成することが好ましい。欠切部54が形成されていないと、C字形状部51の弾性復帰力が、第1係止部52aと窓部35の周方向端部35aとの係止部を介して、C字形状部51を拡径させる方向に作用することになるため、チェック部材5がハウジング31から外れ易くなるからである。
また、本実施形態では、各係止突起部52の先端側の両側面は、先端に向かうにつれて互いの間隔が狭まるテーパ面52d、52dとされている。このため、雄部材1の挿入時、リング状突部1aがテーパ面52dに摺接、案内されて先端当接部52bの内側に入り込み易くなっており、リング状突部1aにより先端当接部52bを半径方向外方に移動させ易くなっている。
以上のように構成された本実施の形態のコネクタでは、雄部材1を雌部材10に結合させる前の状態において、図1〜図5に示すように、チェック部材5がハウジング31の外周面に軸直角方向から外装保持されている。このとき、チェック部材5の各係止突起部52は、係止部材4の各爪部43の係止段部43bよりもハウジング31の軸方向他端側の位置で各窓部35からハウジング31内にそれぞれ挿入されるとともに、各係止突起部52の第1係止部52aは、各窓部35の周方向端部35aとそれぞれ係止している。このように、係止突起部52の第1係止部52aが窓部35の周方向端部35aと係止することにより、チェック部材5がハウジング31から軸直角方向に引く抜かれることを確実に規制することができる。つまり、この状態でチェック部材5をハウジング31から軸直角方向に引き抜こうとしても引き抜くことはできない。また、この状態で、各係止突起部52の先端当接部52bは、雄部材1の挿入時におけるリング状突部1aの軌跡内に位置している。
そして、雄部材1の挿入端部1cを雌部材本体3のハウジング31内に挿入開口端31dから挿入すると、雄部材1のリング状突部1aは、係止部材4の各爪部43の各傾斜内面43aを押圧摺接することにより、各爪部43をその弾性に抗して半径方向外方に押し拡げ、各爪部43を通過する。これにより、各爪部43は半径方向内方に弾性復帰し、各爪部43の係止端部43cとリング状突部1aとが係止して、雄部材1と雌部材本体3とは係止部材4を介して結合状態とされる。
この雄部材1の挿入完了時においては、図11及び図12に示すように、リング状突部1aの軌跡内に位置していた各係止突起部52の各先端当接部52bがリング状突部1aにより押圧されて半径方向外方にそれぞれ移動し、これによりC字形状部51が拡径される。このようにチェック部材5のC字形状部51が拡径すると、図12に示すように、各係止突起部52の各傾斜第2係止部52cがハウジング31の各窓部35の周方向端縁35bにそれぞれ当接して係止される。このように、係止突起部52の傾斜第2係止部52cが窓部35の周方向端縁35bと係止することにより、C字形状部51の弾性復帰力によりチェック部材5がハウジング31から軸直角方向に外れることを規制されている。
そして、この状態でチェック部材5をハウジング31から軸直角方向に引き抜こうとすれば、各係止突起部52の各傾斜第2係止部52cと各窓部35の各周方向端縁35bとの摺接を介して、C字形状部51がさらに拡径されるので、チェック部材5をハウジング31から軸直角方向に容易に引き抜くことができる。これにより、雄部材1と雌部材10との結合を確認することができる。
そして、このコネクタにおいて、雄部材1の挿入端部1cを雌部材本体3のハウジング31内に挿入する際に、雄部材1の挿入端部が一方の係止突起部52側に向かって傾いた状態で挿入された場合について、図13を参照して説明する。この場合、雄部材1の挿入端部1cが一方の係止突起部52に当接して一方の係止突起部52を径方向外方に押し拡げる。一方の係止突起部52が径方向外方に押し拡げられると、図13に示すように、少なくとも一方の嵌合凹部33と嵌合突部55が嵌合している状態を維持し、他方の嵌合凹部33と嵌合突部55も僅かながら係合している状態となる。
このとき、C字形状部51は、雄部材1の挿入端部1cにより拡径する力によって、周方向にずれようとする力が発生する。しかし、上記のように、嵌合凹部33と嵌合突部55と嵌合または係合の関係により、C字形状部51は、周方向にずれることを規制されている。
つまり、一方の係止突起部52が径方向内方へ戻ろうとする弾性復帰力が十分に作用する。そのため、一方の係止突起部52に対する雄部材1の挿入端部1cの当接が解除されると、一方の係止突起部52はその弾性復帰力により元の位置に戻る。そのため、チェック部材5を軸直角方向に強く引っ張っても、チェック部材5がハウジング31から容易に外れてしまうことがない。よって、雄部材1と雌部材10との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材5がハウジング31から外れてしまうことが回避されるので、チェック部材5としての機能をより確実に果たすことができる。
特に、本実施形態のコネクタは、チェック部材5のC字形状部51に設けられた2個の嵌合突部55、55が、ハウジング31の外周面に周方向に離隔してバランス良く設けられた嵌合凹部33、33に嵌合されるように構成されているので、チェック部材5とハウジング31との周方向への相対変位を確実に規制することができる。
本実施の形態のコネクタにおいて、ハウジング31に設けられる嵌合凹部33、33は、ハウジング31の外周面から外方へ突出するものではないので、ハウジング31の外径寸法を変更する必要がない。そのため、ハウジング31の外周にカバーが装着される場合や、配管レイアウトとの関係でハウジング31の大きさを変更できない場合にも、所望の嵌合凹部33、33をハウジング31に設けることができる。
以上のように、本実施形態のコネクタによれば、ハウジング31の外径寸法を変更することなく、チェック部材5としての機能をより確実に果たすようにすることができる。
そして、本実施形態では、嵌合凹部33、…、33と嵌合突部55、55は、符合する大きさの三角形の断面形状に形成され、周方向両側面同士が接触するようにされているので、嵌合突部55、55と嵌合凹部33、…、33との周方向への相対変位を確実に規制することができる。そのため、雄部材1と雌部材10との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材5がハウジング31から外れてしまうことをより効果的に回避することが可能となるので、チェック部材5としての機能をより確実に果たすことができる。
また、同時に、嵌合凹部33、33と嵌合突部55、55は、軸方向両側面同士も接触するようにされているので、嵌合突部55、55と嵌合凹部33、33との軸方向への相対変位を確実に規制することができる。さらに、チェック部材5が軸直角方向に対して軸方向の一端側又は他端側に傾いた斜め方向に引き抜かれた場合に、チェック部材5の引く抜き方向への傾動を防止することができるので、C字形状部51が該引き抜き方向に傾動してチェック部材5の第1係止部52aと窓部35の周方向端部35aとの係止が外れ易くなることがない。これにより、チェック部材5としての機能が適切に果たされる。
さらに、2個の嵌合突部55、55は、C字形状部51の周方向中央部を挟んだ両側にそれぞれ設けられている。これにより、チェック部材5を雌部材10に装着する際に、C字形状部51が拡径することによって、2つの嵌合突部55、55の離間距離が拡大する。そして、チェック部材5が雌部材10に装着されると、2つの嵌合突部55、55の内側(周方向中央部寄り)においてしっかりと雌部材10に係合し得る。つまり、2つの嵌合突部55、55による嵌合凹部33、33に対する係合力が高くなる。これにより、C字形状部51が周方向にずれることをより効果的に規制することができる。
また、各嵌合凹部33、…、33は、ハウジング31の外周面のみに開口しており、ハウジング31の内周面に対して非貫通に形成されている。これにより、ハウジング31の剛性または強度を高くすることができる。
なお、上記実施形態においてはチェック部材5をハウジング31に対して軸直角方向に引き抜く場合について説明したが、当該軸直角方向から僅かに傾く方向にチェック部材5を引き抜く場合にも同様の効果を奏する。
〔実施形態2〕
実施形態2に係るコネクタについて、図14〜図18を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、実施形態1のものと基本的構成が同じであり、実施形態1におけるハウジング31に設けられる嵌合凹部33、及びチェック部材5に設けられる嵌合突部55に相当する部位が異なる。ここで、本実施形態における雌部材本体を103とし、チェック部材を105とし、さらに、嵌合凹部は133とし、嵌合突部は155としている。その他、実施形態1と共通する部材については、図14〜図18に同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
嵌合凹部133は、ハウジング31の一対の円弧壁部31f、31fに、各窓部35を周方向において両側で挟むようにして2個ずつ合計4個設けられている。各嵌合凹部133、…、133は、断面がV字形で軸方向に延びる凹溝により構成されている。各嵌合凹部133、…、133は、各円弧壁部31f、31fの軸方向略中央部から軸方向他端部付近までの範囲で軸方向に延設されている。なお、この嵌合凹部133、…、133が各円弧壁部31f、31fに2個ずつ設けられているのは、実施形態1と同様に、ハウジング31に対してチェック部材5がどちら側から装着されても対応できるようにされているからである。
一方、4個のうちの2個の嵌合凹部133、133に嵌合される嵌合突部155、155は、C字形状部51の周方向中央部と一端部の中間位置、及び周方向中央部と他端部の中間位置の2箇所に、内周面から内方に突出し、且つC字形状部51の軸方向両側へ突出するようにして1個ずつ設けられている。各嵌合突部155、155は、各嵌合凹部133、…、133と符合する形状及び大きさに形成されている。即ち、各嵌合突部155、155は、各嵌合凹部133、…、133のV字形の断面形状と符合する三角形の断面形状を有する。そして、各嵌合突部155、155における軸方向長さは、各嵌合凹部133、…、133の軸方向長さとほぼ同じ長さである。これにより、各嵌合突部155、155は、各嵌合凹部133、…、133の周方向両側にあるV字形の両側面と接触するように構成されている。
以上のように構成された本実施形態のコネクタによれば、嵌合突部155及び嵌合凹部133は、軸方向に長く延びるように形成されているため、ハウジング31に対して、チェック部材105をより安定した状態で外装保持させることができる。具体的には、嵌合突部155、155と嵌合凹部133、133との周方向の当接面積が、実施形態1のものに比べて大きくなる。これにより、雄部材1の挿入端部1cを雌部材本体3のハウジング31内に挿入する際に、雄部材1の挿入端部が一方の係止突起部52側に向かって傾いた状態で挿入されて、雄部材1の挿入端部により一方の係止突起部52が径方向外方に押し拡げられても、C字形状部51が周方向にずれることをより確実に規制することができる。なお、嵌合突部155、155の軸方向長さを実施形態1の嵌合突部55の軸方向長さより長くすることにより、本実施形態のチェック部材105は比較的に大型となる。換言すると、実施形態1のチェック部材5は、小型なものとできる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係るコネクタについて、図19〜図27を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、実施形態1のものと基本的構成が同じであり、実施形態1におけるハウジング31に設けられる嵌合凹部33、及びチェック部材5に設けられる嵌合突部55に相当する部位が異なる。さらに、本実施形態におけるチェック部材205は、さらに、第1傾動規制部256及び第2傾動規制部257を有する点が、実施形態1と相違する。ここで、本実施形態における雌部材本体を203とし、チェック部材を205とし、さらに、嵌合凹部は233とし、嵌合突部は255としている。その他、実施形態1と共通する部材については、図19〜図27に同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
嵌合凹部233、233は、ハウジング31の各平坦壁部31e、31eの軸方向中央から他端側寄りの部位に設けられている。この嵌合凹部233、233は、周方向長さが軸方向長さの約2倍となる大きさの矩形状に形成されており、各平坦壁部31e、31eの内周面及び外周面の両面に開口するように貫通した貫通孔により構成されている。これにより、この嵌合凹部33、33は、深さ(ハウジング31の肉厚方向)が最大限深くなるようにされており、これに嵌合される後述の嵌合突部55との引っ掛かり量が大きくなるようにされている。なお、この嵌合凹部33、33が各平坦壁部31e、31eに一つずつ設けられているのは、実施形態1と同様に、ハウジング31に対してチェック部材5がどちら側から装着されても対応できるようにされているからである。
チェック部材205は、C字形状部51と、一対の係止突起部52、52と、取手部53と、嵌合突部255、255と、第1傾動規制部256と、第2傾動規制部257とを有している。
嵌合突部255は、C字形状部51の内周面から内方に突出して設けられている。この嵌合突部255は、嵌合凹部233と符合する大きさの矩形状に形成されている。そして、嵌合突部255は、ハウジング31の一方の平坦壁部31eに設けられた嵌合凹部233に嵌合される。これにより、チェック部材205をハウジング31に外装保持した場合に、嵌合突部255の周方向両側面と嵌合凹部233の周方向両側面とが接触し、且つ嵌合突部255の軸方向両側面と嵌合凹部233の軸方向両側面とが接触した状態になっている。
第1傾動規制部256は、C字形状部51の周方向中央から軸方向一端側に延設されている。この第1傾動規制部256は、チェック部材205がハウジング31に外装保持された状態において、ハウジング31の大径部31aの軸方向略中央まで延びている。一方、第2傾動規制部257は、C字形状部51の周方向中央から軸方向他端側に延設されている。この第2傾動規制部257は、チェック部材205がハウジング31に外装保持された状態において、大径部31aの軸方向他端付近まで延びている。そして、チェック部材205がハウジング31に外装保持された状態で、第1及び第2傾動規制部256及び257の内面は大径部31aの外周面と当接している。
このように、第1及び第2傾動規制部256及び257は、少なくともハウジング31の大径部31aの外周面と当接することにより、ハウジング31に対して軸直角方向に起立するように保持されたC字形状部51の軸方向一端側又は他端側への傾動を規制する。詳しくは、C字形状部51の軸方向一端側への傾動は、軸方向一端側に延設された第1傾動規制部256の内面が大径部31aの外周面と当接することにより規制され、一方C字形状部51の軸方向他端側への傾動は、軸方向他端側に延設された第2傾動規制部257の内面が大径部31aの外周面と当接することにより規制される。
このコネクタに対して雄部材1の挿入完了時においては、図26に示すように、リング状突部1aの軌跡内に位置していた各係止突起部52の各先端当接部52bがリング状突部1aにより押圧されて半径方向外方にそれぞれ移動し、これによりC字形状部51が拡径される。このようにチェック部材205のC字形状部51が拡径すると、図26に示すように、各係止突起部52の各傾斜第2係止部52cがハウジング31の各窓部35の周方向端縁35bにそれぞれ当接して係止される。このように、係止突起部52の傾斜第2係止部52cが窓部35の周方向端縁35bと係止することにより、C字形状部51の弾性復帰力によりチェック部材205がハウジング31から軸直角方向に外れることを規制されている。
そして、この状態でチェック部材205をハウジング31から軸直角方向に引き抜こうとすれば、各係止突起部52の各傾斜第2係止部52cと各窓部35の各周方向端縁35bとの摺接を介して、C字形状部51がさらに拡径されるので、チェック部材205をハウジング31から軸直角方向に容易に引き抜くことができる。これにより、雄部材1と雌部材10との結合を確認することができる。
そして、このコネクタにおいて、雄部材1の挿入端部1cを雌部材本体3のハウジング31内に挿入する際に、雄部材1の挿入端部が一方の係止突起部52側に向かって傾いた状態で挿入された場合について、図27を参照して説明する。この場合、雄部材1の挿入端部1cが一方の係止突起部52に当接して一方の係止突起部52を径方向外方に押し拡げる。一方の係止突起部52が径方向外方に押し拡げられると、図27に示すように、嵌合凹部233と嵌合突部255が嵌合していることにより、C字形状部51が周方向にずれることを規制される。
つまり、一方の係止突起部52が径方向内方へ戻ろうとする弾性復帰力が十分に作用する。そのため、一方の係止突起部52に対する雄部材1の挿入端部1cの当接が解除されると、一方の係止突起部52はその弾性復帰力により元の位置に戻る。そのため、チェック部材5を軸直角方向に強く引っ張っても、チェック部材5がハウジング31から容易に外れてしまうことがない。よって、雄部材1と雌部材10との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材205がハウジング31から外れてしまうことが回避されるので、チェック部材205としての機能をより確実に果たすことができる。
また、本実施形態のコネクタにおいて、ハウジング31に設けられる嵌合凹部233は、ハウジング31の外周面から外方へ突出するものではないので、ハウジング31の外径寸法を変更する必要がない。そのため、ハウジング31の外周にカバーが装着される場合や、配管レイアウトとの関係でハウジング31の大きさを変更できない場合にも、所望の嵌合凹部233をハウジング31に設けることができる。従って、本実施形態のコネクタによれば、ハウジング31の外径寸法を変更することなく、チェック部材205としての機能をより確実に果たすようにすることができる。
そして、本実施形態では、嵌合凹部233と嵌合突部255は、符合する大きさの矩形状に形成され、周方向両側面同士が接触するようにされているので、嵌合突部255と嵌合凹部233との周方向への相対変位を確実に規制することができる。そのため、雄部材1と雌部材10との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材205がハウジング31から外れてしまうことをより効果的に回避することが可能となるので、チェック部材205としての機能をより確実に果たすことができる。
また、同時に、嵌合凹部233と嵌合突部255は、軸方向両側面同士も接触するようにされているので、嵌合突部255と嵌合凹部233との軸方向への相対変位を確実に規制することができる。さらに、チェック部材205が軸直角方向に対して軸方向の一端側又は他端側に傾いた斜め方向に引き抜かれた場合に、チェック部材205の引く抜き方向への傾動を防止することができるので、C字形状部51が該引き抜き方向に傾動してチェック部材205の第1係止部52aと窓部35の周方向端部35aとの係止が外れ易くなることがない。これにより、チェック部材205としての機能が適切に果たされる。
さらに、本実施形態では、チェック部材205は、第1及び第2傾動規制部256及び257を有している。このため、雄部材1の挿入完了前、すなわち雄部材1と雌部材10との結合が完全(適正)に完了しておらず、チェック部材205の第1係止部52aと窓部35の周方向端部35aとが未だ係止しているときに、軸直角方向に対して軸方向一端側及び他端側のいずれに傾いた斜め方向にチェック部材205が引き抜かれた場合であっても、C字形状部51が該引き抜き方向に傾動してチェック部材205の第1係止部52aと窓部35の周方向端部35aとの係止が外れ易くなることがない。したがって、雄部材1と雌部材10との結合が完全に完了していないにもかかわらず、チェック部材5が斜め方向に強く引き抜かれることによりハウジング31から外れてしまうようなことがなく、チェック部材5としての機能が適切に果たされる。
特に、本実施形態では、上記のように、嵌合凹部233と嵌合突部255が、それらの軸方向両側面同士が接触する状態で嵌合されていることによって、嵌合突部255と嵌合凹部233との軸方向への相対変位を規制するようにされているため、相乗効果が期待できる。また、相乗効果が期待できることから、第1及び第2傾動規制部256及び257の軸方向長さを短くして小型化することも可能である。
〔実施形態3の変形例〕
実施形態3において、嵌合凹部233と嵌合突部255とは、符合する大きさの矩形状に形成されているが、嵌合凹部233及び嵌合突部255の形状は、任意の形状に種々変更することができ、例えば、図28に示すように、嵌合凹部333の形状をH形にすることができる。この場合、チェック部材305に設けられる嵌合突部(図示せず)は、嵌合凹部333と符合するH形に形成される。このように、嵌合凹部333と嵌合突部の形状をH形にすれば、嵌合凹部333と嵌合突部との周方向における係合面積を大きくすることができるので、雄部材1と雌部材10との結合が不完全(不適正)であるにも拘わらず、チェック部材305がハウジング31から外れてしまうことをより効果的に回避することができ、チェック部材305としての機能をより確実に果たすことができる。
1…雄部材 1a…リング状突部 1c…挿入端部
3…雌部材本体 31…ハウジング 32…ホース接続端部
33,133,233,333…嵌合凹部
35…窓部 35a…周方向端部 35b…周方向端縁
4…係止部材 43…爪部 43a…傾斜内面 43c…係止端部
5,105,205…チェック部材 51…C字形状部 52…係止突起部
52a…第1係止部 52b…先端当接部 52c…傾斜第2係止部
53…取手部 54…切欠き
55,155,255…嵌合突部
256…第1傾動規制部 257…第2傾動規制部
10…雌部材

Claims (15)

  1. 軸方向先端から所定距離隔てた位置に遠心方向に突出するリング状突部が設けられた挿入端部をもつ筒状の雄部材に連結されるコネクタであって、
    軸方向一端側に筒状部を備えた雌部材であって、前記筒状部が、前記雄部材の前記挿入端部が挿入される挿入開口端と、半径方向に貫通し互いに対向するように周方向に配設された一対の窓部と、前記挿入開口端から挿入された前記雄部材の前記リング状突部と係止して前記雄部材の抜けを規制する係止端部と、を有する前記雌部材と、
    前記筒状部の外周面に外装保持されるチェック部材であって、弾性変形により拡径可能なC字形状部と、該C字形状部の両端部から内方に突出して各前記窓部から前記筒状部内にそれぞれ挿入される一対の係止突起部とを有する前記チェック部材と、を備え、
    前記チェック部材の各前記係止突起部は、前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態において、前記窓部の周方向端部と係止して前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを規制するとともに、前記雄部材が前記雌部材へ挿入されて結合完了した状態において、前記リング状突部で押圧されて半径方向外方に移動して前記C字形状部を拡径させることで、前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを可能とし、
    前記筒状部は、外周面に開口する嵌合凹部を有し、
    前記チェック部材は、前記C字形状部の内周面から内方に突出して前記嵌合凹部の少なくとも周方向に嵌合する嵌合突部を有し、
    前記一対の係止突起部のうち一方の係止突起部が、前記雄部材によって径方向外方に押し拡げられた場合に、
    前記C字形状部には、拡径する力によって周方向へずれようとする力が生じ、
    前記嵌合突部は、前記嵌合凹部に周方向に嵌合することで、前記C字形状部の前記周方向へのずれを抑制し、かつ、
    他方の係止突起部は、前記窓部の周方向端部に対して係止している状態を維持することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記嵌合凹部は、前記筒状部の外周面に周方向に離隔して2か所に設けられ、
    前記嵌合突部は、
    前記C字形状部の周方向中央部より一端部側に設けられ、一方の前記嵌合凹部に対して周方向一方側に嵌合する第一の嵌合突部と、
    前記C字形状部の周方向中央部より他端部側に設けられ、他方の前記嵌合凹部に対して周方向他方側に嵌合する第二の嵌合突部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第一の嵌合突部と前記第二の嵌合突部は、前記C字形状部の周方向中央部を挟んだ両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第一の嵌合突部は、前記一方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向中央部側の面に接触する状態に形成され、
    前記第二の嵌合突部は、前記他方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向中央部側の面に接触する状態に形成されることを特徴とする請求項2または3に記載のコネクタ。
  5. 前記第一の嵌合突部は、前記一方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向の反中央部側の面に接触する状態に形成され、
    前記第二の嵌合突部は、前記他方の嵌合凹部のうち前記C字形状部の周方向の反中央部側の面に接触する状態に形成されることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記第一の嵌合突部は、前記一方の係止突起部と前記C字形状部の周方向中央部との間に設けられ、
    前記第二の嵌合突部は、前記他方の係止突起部と前記C字形状部の周方向中央部との間に設けられることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記嵌合突部は、前記C字形状部の周方向中央部から内方に突出して設けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  8. 前記嵌合突部は、周方向両側面が前記嵌合凹部の周方向両側面と接触する状態に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記嵌合突部は、軸方向両側面が前記嵌合凹部の軸方向両側面と接触する状態に形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載のコネクタ。
  10. 前記チェック部材は、前記C字形状部の周方向略中央から軸方向一端側及び他端側のうちの少なくとも一方に一体的に延設され、前記筒状部に対して軸直角方向に起立するように保持された該C字形状部が軸方向一端側及び他端側のうちの少なくとも一方へ傾動することを少なくとも該筒状部の外周面との当接により規制する少なくとも一つの傾動規制部を有していることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のコネクタ。
  11. 前記雌部材は、前記挿入開口端と前記一対の窓部とを備える筒状のハウジングと、
    該ハウジングとは別体に形成されて該ハウジング内に挿入保持される係止部材であって、半径方向に弾性変形可能で各前記窓部と対応する位置に配設される一対の爪部を有する前記係止部材と、を備え、
    各前記爪部は、前記挿入開口端から軸方向奥方に向かうにつれて半径方向内方に傾斜し、前記雄部材の挿入時に前記リング状突部が押圧摺接する傾斜内面、及び前記係止端部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のコネクタ。
  12. 前記嵌合突部の径方向内端は、前記ハウジングの内周面と同一または前記ハウジングの内周面より径方向外方に位置することを特徴とする請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記嵌合凹部は、内周面に対して非貫通の凹部であることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のコネクタ。
  14. 前記嵌合凹部は、前記筒状部の外周面から内周面に貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のコネクタ。
  15. 前記チェック部材の各前記係止突起部は、
    前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態で前記窓部の周方向端部と係止して前記チェック部材が前記筒状部から引き抜かれることを規制する第1係止部と、
    前記雄部材が前記雌部材に結合される前の状態で前記雄部材の挿入時における前記リング状突部の軌跡内に位置するとともに前記雄部材の挿入完了時に前記リング状突部で押圧されて半径方向外方に移動して前記C字形状部を拡径させる先端当接部と、
    前記雄部材の挿入完了時に前記窓部の周方向端縁と係止して前記C字形状部の弾性復帰力により前記チェック部材が前記筒状部から外れることを規制するとともに、前記雄部材の挿入完了後で前記チェック部材を前記筒状部から引き抜く際に前記窓部の周方向端縁との摺接を介して前記C字形状部をさらに拡径すべく、前記筒状部の略求心方向に向かって傾斜して延在する傾斜第2係止部と、
    をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載のコネクタ。
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