JPH1061859A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH1061859A
JPH1061859A JP8219854A JP21985496A JPH1061859A JP H1061859 A JPH1061859 A JP H1061859A JP 8219854 A JP8219854 A JP 8219854A JP 21985496 A JP21985496 A JP 21985496A JP H1061859 A JPH1061859 A JP H1061859A
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JP
Japan
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axial direction
locking
female member
housing
fluid pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP8219854A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kato
和宏 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP8219854A priority Critical patent/JPH1061859A/ja
Publication of JPH1061859A publication Critical patent/JPH1061859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/088Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring
    • F16L37/0885Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring with access to the split elastic ring from a radial or tangential opening in the coupling

Abstract

(57)【要約】 【課題】雄部材の雌部材への挿入作業性を低下させるこ
となく、流体圧力により係止部材が拡径することを規制
して、雌部材と雄部材との連結をより確実に維持する。 【解決手段】流体圧力により係止部材4が拡径するのを
規制する拡径規制手段として、窓部36の軸方向一端側
の縁部に第1傾斜係合面36aが形成されるとともに、
係止部材4の係止部41の軸方向一端側の端部に第2傾
斜係合面41cが形成されている。流体圧力が雄部材1
の挿入端部の開口端面に作用すると、係止部材4が軸方
向一端側に向けて雌部材3の軸心に沿って移動する。こ
れに伴って、係止部41の第2傾斜係合面41cが窓部
36の第2傾斜係合面36aと半径方向に係合し、係止
部材4の拡径を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリン、オイ
ル、水およびエアなどの流体を移送するホースやパイプ
などを配管のために連結するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ホースなどを連結するコネクタとして、
特開平6−174165号公報に記載されたものが知ら
れている。この従来のコネクタは、図11〜図13に示
すように、パイプ状の雄部材80と、パイプ81の一端
が固定された円筒状の雌部材82と、雌部材82に外装
され、雌部材82内に挿入された雄部材80を雌部材8
2に連結させるための係止部材83とから構成されてい
る。
【0003】雄部材80は、先端から所定の距離位置に
遠心方向に突出するように設けられたリング状突部80
aと、このリング状突部80aより先端側に位置する先
端部80bとをもち、この先端部80bにリング状のシ
ール部材84が固定されている。雌部材82は、側面に
円周方向に対向して設けられた長穴状の一対の窓部82
a,82aを有している。そして、雌部材82に外装さ
れた係止部材83は、拡径可能な略C字形状部材よりな
り、上記一対の窓部82a,82aにはめ込み可能でか
つ内面が雄部材80の挿入方向へ傾斜するテーパ面83
a,83aとされた一対の対向する円弧状脚体83b,
83bを有している。
【0004】このコネクタにおいては、雄部材80が雌
部材82内に挿入される際、雄部材80のリング状突部
80aが係止部材83の両円弧状脚体83b,83bの
テーパ面83a,83aを半径方向外方に押圧して該円
弧状脚体83b,83bを係止部材83の弾力に抗して
半径方向外方に変位させることにより、係止部材83が
拡径される。これにより、雄部材80のリング状突部8
0aを係止部材83の両円弧状脚体83b,83bより
雌部材82の内方に押し込むことが可能となり、その結
果雄部材80のリング状突部80aを係止部材83の円
弧状脚体83b,83bに係止させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ネクタでは、係止部材83の両円弧状脚体83b,83
bは雌部材82の両窓部82a,82aにはまり込んで
いるだけで、この両円弧状脚体83b,83bが半径方
向外方に変位すること、すなわち係止部材83が拡径す
ることを規制する手段は設けられていない。このため、
雄部材80及びパイプ81内を流体が通過する際に作用
する流体圧力により、円弧状脚体83b,83bが半径
方向外方に変位して係止部材83が拡径してしまい、円
弧状脚体83b,83bと雄部材80のリング状突部8
0aとの係止が外れて、雄部材80と雌部材82との連
結が外れるおそれがあった。
【0006】すなわち、図14に示すように、雄部材8
0及びパイプ81内を流体が通過すると、雄部材80の
先端部80bの開口先端面には、雄部材80を雌部材8
2から相対的に離す方向の流体圧力Pが作用する。この
とき、雄部材80のリング状突部80aと係止している
円弧状脚体83b,83bの係止端面83cが摩滅等に
より傾斜していると、上記流体圧力Pが該リング状突部
80aを介して該傾斜した係止端面83cに作用したと
きに、両円弧状脚体83b,83bには該円弧状脚体8
3b,83bを雌部材82の軸方向に押圧する力Q及び
半径方向外方に押圧する力Rが作用する。このため、両
円弧状脚体83b,83bが半径方向外方に変位し、係
止部材83が拡径してしまう。
【0007】なお、上記流体圧力Pによる係止部材83
の拡径を規制すべく、係止部材83の剛性を高めた場
合、雄部材80を雌部材82内に挿入する際に要する挿
入荷重が過大となり、その作業性を著しく低下させると
いう問題がある。本発明は上記実情に鑑みてなされたも
のであり、雄部材の雌部材への挿入作業性を低下させる
ことなく、流体圧力により係止部材が拡径することを規
制して、雌部材と雄部材との連結をより確実に維持する
ことのできるコネクタを提供することを解決すべき技術
課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1記載のコネクタは、先端から所定の距離
位置に遠心方向に突出するように設けられたリング状突
部を備えた挿入端部をもつ筒状の雄部材と、上記雄部材
の上記挿入端部が挿入される略円筒状のハウジングを有
し、該ハウジングの該軸方向一端側の端部には半径方向
に貫通する複数の窓部が設けられた雌部材と、上記雌部
材の軸心に沿って移動可能に上記ハウジングの上記軸方
向一端側の端部に外装され、内周面から半径方向内方に
突出して各上記窓部にそれぞれ挿通された複数の係止部
を有し、該係止部は、上記ハウジングの内周面から半径
方向内方に突出して上記ハウジングに挿入された上記挿
入端部の上記リング状突部と係止する係止端部と、上記
ハウジングの内周面から半径方向内方に突出するととも
に上記軸方向一端側から軸方向他端側に向けて半径方向
内方に傾斜して、上記挿入端部が上記ハウジングに挿入
される際に上記リング状突部と摺接するテーパ状案内面
とを有する、拡径可能なC字形状の係止部材とからなる
コネクタであって、前記挿入端部が前記ハウジングに挿
入され前記リング状突部が前記係止端部に係止された状
態で、前記雄部材及び前記雌部材内を通過する流体の流
体圧力により前記係止部材が前記軸方向一端側に向けて
前記雌部材の軸心に沿って移動することに伴って、前記
係止部の前記軸方向一端側の端部が前記窓部の前記軸方
向一端側の縁部と半径方向に係合することにより、前記
係止部材が該流体圧力により拡径することを規制する拡
径規制手段を備えていることを特徴とするものである。
【0009】このコネクタでは、上記拡径規制手段を有
していることから、雄部材及び雌部材内を流体が通過す
ることによる流体圧力が雄部材の挿入端部の開口端面に
作用した結果、係止部材が上記軸方向一端側に向けて雌
部材の軸心に沿って移動することに伴って、係止部の上
記軸方向一端側の端部が窓部の上記軸方向一端側の縁部
と半径方向に係合することにより、流体圧力による係止
部材の拡径が規制されるので、係止部材の係止部と雄部
材のリング状突部との係止を確実に維持して、雌部材と
雄部材との連結をより確実に維持することが可能とな
る。
【0010】なお、雄部材の雌部材への挿入作業性は、
雄部材を雌部材に挿入する際に要する荷重を適性に維持
すべく、係止部材の剛性を適当に設定することにより良
好に維持することができる。 (2)請求項2記載のコネクタは、請求項1記載のコネ
クタにおいて、前記拡径規制手段は、前記軸方向一端側
から前記軸方向他端側に向けて半径方向外方に傾斜する
ように前記窓部の前記軸方向一端側の縁部に設けられた
第1傾斜係合面と、前記軸方向一端側から前記軸方向他
端側に向けて半径方向外方に傾斜するように前記係止部
の前記軸方向一端側の端部に設けられ、前記係止部材が
前記流体圧力により前記軸方向一端側に向けて前記雌部
材の軸心に沿って移動したときに該第1傾斜係合面と当
接して係合可能な第2傾斜係合面とからなることを特徴
とするものである。
【0011】このコネクタでは、雄部材及び雌部材内を
流体が通過することによる流体圧力が雄部材の挿入端部
の開口端面に作用すると、雄部材のリング状突部を介し
て係止部材の係止部が前記ハウジングの前記軸方向一端
側に向けて押圧され、係止部材が前記軸方向一端側に向
けて雌部材の軸心に沿って移動する。その結果、窓部の
第1傾斜係合面と係止部の第2傾斜係合面とが当接して
半径方向に係合する。これにより、上記流体圧力が雄部
材のリング状突部を介して係止部に作用し、該係止部を
半径方向外方に変位させようとする力が該係止部に作用
したとしても、該係止部の半径方向外方への変位が規制
される。したがって、流体圧力による係止部材の拡径が
規制され、係止部材の係止部と雄部材のリング状突部と
の係止を確実に維持して、雌部材と雄部材との連結をよ
り確実に維持することが可能となる。
【0012】(3)請求項3記載のコネクタは、請求項
1記載のコネクタにおいて、前記拡径規制手段は、前記
係止部の前記軸方向一端側の端部で、かつ、半径方向内
方側の端部から前記軸方向一端側に向けて前記雌部材の
軸心に沿って突出するように設けられ、前記係止部材が
前記流体圧力により前記軸方向一端側に向けて前記雌部
材の軸心に沿って移動したときに前記窓部の前記軸方向
一端側の縁部及び前記大径部の内周面に当接して係合可
能な突出係合部よりなることを特徴とするものである。
【0013】このコネクタでは、雄部材及び雌部材内を
流体が通過することによる流体圧力が雄部材の挿入端部
の開口端面に作用すると、雄部材のリング状突部を介し
て係止部材の係止部が前記ハウジングの前記軸方向一端
側に向けて押圧され、係止部材が前記軸方向一端側に向
けて雌部材の軸心に沿って移動する。その結果、係止部
の突出係合部が窓部の前記軸方向一端側の縁部及び大径
部の内周面に当接して半径方向に係合する。これによ
り、上記流体圧力が雄部材のリング状突部を介して係止
部に作用し、該係止部を半径方向外方に変位させようと
する力が該係止部に作用したとしても、該係止部の半径
方向外方への変位が規制される。したがって、流体圧力
による係止部材の拡径が規制され、係止部材の係止部と
雄部材のリング状突部との係止を確実に維持して、雌部
材と雄部材との連結をより確実に維持することが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ具体的に説明する。 (実施形態1)図1〜図7に示す本実施形態1のコネク
タは、筒状の雄部材1と、樹脂ホース2の一端が固定さ
れた略円筒状の雌部材3と、雌部材3に外装され、雌部
材3内に挿入された雄部材1を雌部材3に連結させるた
めの係止部材4とから構成されている。
【0015】雄部材1は、金属製のパイプよりなり、図
7に示すように、先端から所定の距離位置に遠心方向に
突出するように設けられたリング状突部1aと、このリ
ング状突部1aより先端側に位置する先端部1bとを備
えた挿入端部1cを有している。なお、リング状突部1
aはパンチを用いてビード加工により形成したものであ
る。
【0016】雌部材3は、樹脂(ナイロン)製で、図3
に示すように、軸方向一端側(図1〜図3の右側、以下
同様)から順に設けられた同軸状の大径部31、中径部
32及び小径部33よりなり、上記雄部材1の上記挿入
端部1cが挿入される略円筒状のハウジング34を該軸
方向一端側に有するとともに、ハウジング34と同軸状
に設けられた軸穴35aをもつ軸部35を軸方向他端側
(図1〜図3の左側、以下同様)に有している。なお、
軸部35の外周面には、環状の溝部35bと、樹脂ホー
ス2の抜けを規制するための2つの段部35cとが設け
られ、環状の溝部35bには樹脂ホース2の内周面をシ
ールするリング状のシール部材5が配設されている。そ
して、軸部35の外周面に、二層構造の樹脂ホース2が
外装されている。
【0017】上記大径部31には、半径方向に貫通する
一対の窓部36,36が周方向に対向して設けられてい
る。そして、この窓部36,36の上記軸方向一端側の
縁部には、上記軸方向一端側から上記軸方向他端側に向
けて半径方向外方に傾斜する第1傾斜係合面36a,3
6aがそれぞれ設けられている。上記中径部32の内周
面には、長円筒状のカラー部材37、上記ハウジング3
4に挿入された上記挿入端部1cの上記先端部1bの外
周面をシールするリング状のシール部材38、短円筒状
のカラー部材39及び同じく上記先端部1bの外周面を
シールするリング状のシール部材38が軸方向一端側か
ら順に配設されている。また、上記小径部33の内周面
は上記ハウジング34に挿入された上記挿入端部1cの
上記先端部1bの外周面と嵌合するリング状の嵌合内周
面33aとされている。
【0018】係止部材4は、図4〜図6に示すように、
拡径可能な樹脂(ポリアセタール又はナイロン)製のC
字形状部材よりなり、上記雌部材3の軸心に沿って移動
可能に上記大径部31に外装されている。係止部材4の
内周面には半径方向内方に突出して上記各窓部36,3
6にそれぞれ挿通される一対の係止部41,41を有し
ている。各係止部41,41は、上記大径部31の内周
面から半径方向内方に突出して上記ハウジング34に挿
入された上記挿入端部1cの上記リング状突部1aと係
止する係止端部41a,41aと、上記大径部31の内
周面から半径方向内方に突出するとともに上記軸方向一
端側から上記軸方向他端側に向けて半径方向内方に傾斜
して、上記挿入端部1cが上記ハウジング34に挿入さ
れる際に上記リング状突部1aと摺接するテーパ状案内
面41b、41bとをそれぞれ有している。また、各係
止部41,41の上記軸方向一端側の端部には、上記軸
方向一端側から上記軸方向他端側に向けて半径方向外方
に傾斜する第2傾斜係合面41c,41cがそれぞれ設
けられている。各第2傾斜係合面41c、41cは、係
止部材4が流体圧力により上記軸方向一端側に向けて雌
部材3の軸心に沿って移動したときに上記窓部36,3
6の第1傾斜係合面36a,36aとそれぞれ当接して
半径方向に係合可能であり、この第1傾斜係合面36a
及び第2傾斜係合面41cにより本発明の拡径規制手段
が構成される。また、係止部材4は周方向の一端側に半
径方向外方に突出する取手部42を有している。
【0019】なお、係止部材4は、弾力に抗して拡径さ
せながら雌部材3の上記軸方向一端側から大径部31に
外装され、係止部材4の各係止部41,41は大径部3
1の各窓部36,36内にはめ込まれている。また、係
止部材4の剛性は、雄部材1を雌部材3内に挿入する際
に要する荷重が適性に維持されるように、適当に設定さ
れている。そして、係止部材4の係止部41の軸方向長
さは、大径部31の窓部36の軸方向長さよりも所定量
小さく設定されており、係止部材4は雌部材3の軸心に
沿って移動可能とされている。
【0020】上記構成を有する本実施形態1のコネクタ
においては、雄部材1の挿入端部1cが雌部材3のハウ
ジング34内に挿入される際、雄部材1の挿入端部1c
のリング状突部1aが係止部材4の両係止部41,41
のテーパ状案内面41b、41bを半径方向外方に押圧
して係止部41,41を係止部材4の弾力に抗して半径
方向外方に変位させることにより、係止部材4が拡径さ
れる。これにより、雄部材1のリング状突部1aを係止
部材4の係止部41,41より雌部材3の内方に押し込
むことが可能となり、その結果雄部材1のリング状突部
1aを係止部材4の係止部41,41の係止端部41
a,41aに係止させることができる(図1の状態)。
よって、雄部材1は係止部材4を介して雌部材3と確実
に連結される。
【0021】なお、雄部材1の雌部材3への挿入作業性
は、雄部材1を雌部材3に挿入する際に要する荷重を適
性に維持すべく、係止部材4の剛性が適当に設定されて
いるので、良好に維持することができる。そして、この
コネクタにおいて、雄部材1、雌部材3の軸穴35a及
び樹脂ホース2内を流体が通過することによる流体圧力
が雄部材1の先端部1bの開口端面に作用すると、雄部
材1のリング状突部1aを介して係止部材4の係止部4
1が雌部材3の上記軸方向一端側に向けて押圧され、係
止部材4が雌部材3の上記軸方向一端側に向けて雌部材
3の軸心に沿って移動する。その結果、係止部材4の係
止部41の第2傾斜係合面41cが窓部36の第1傾斜
係合面36aと当接して半径方向に係合する(図2の状
態)。これにより、上記流体圧力が雄部材1のリング状
突部1aを介して係止部材4の係止部41に作用し、該
係止部41を半径方向外方に変位させようとする力が該
係止部41に作用したとしても、該係止部41の半径方
向外方への変位が規制される。したがって、流体圧力に
よる係止部材4の拡径が規制され、係止部材4の係止部
41の係止端部41aと雄部材1のリング状突部1aと
の係止を確実に維持して、雌部材2と雄部材1との連結
をより確実に維持することが可能となる。
【0022】なお、雄部材1と雌部材3との連結を解除
する場合には、係止部材4の取手部42を係止部材4の
弾力に抗して引っ張って係止部材4を拡径させることに
より、係止部材4の係止部41の係止端部41aと雄部
材1のリング状突部1aとの係止を解除し、この状態で
雄部材1を雌部材3から引き抜けばよい。 (実施形態2)図8〜図10に示す本実施形態2のコネ
クタは、係止部材4の係止部41及び窓部36の形状を
変更したこと以外は、上記実施形態1のコネクタと同様
の構成である。
【0023】すなわち、このコネクタにおいては、窓部
36の上記軸方向一端側の縁部は垂直面とされている。
また、各係止部41,41の上記軸方向一端側の端部
で、かつ、半径方向内方側の端部から上記軸方向一端側
に向けて雌部材3の軸心に沿って突出するように突出係
合部41d,41dがそれぞれ設けられている。各突出
係合部41d,41dは、係止部材4が流体圧力により
上記軸方向一端側に向けて雌部材3の軸心に沿って移動
したときに窓部36,36の上記軸方向一端側の縁部及
び上記大径部31の内周面とそれぞれ当接して半径方向
に係合可能であり、この突出係合部41dにより本発明
の拡径規制手段が構成される。
【0024】なお、本実施形態においても、係止部材4
の係止部41の軸方向長さは、大径部31の窓部36の
軸方向長さよりも所定量小さく設定されており、係止部
材4は雌部材3の軸心に沿って移動可能とされている。
したがって、このコネクタでは、雄部材1、雌部材3の
軸穴35a及び樹脂ホース2内を流体が通過することに
よる流体圧力が雄部材1の先端部1bの開口端面に作用
すると、雄部材1のリング状突部1aを介して係止部材
4の係止部41が雌部材3の上記軸方向一端側に向けて
押圧され、係止部材4が雌部材3の上記軸方向一端側に
向けて雌部材3の軸心に沿って移動する。その結果、係
止部41の突出係合部41dが窓部36の上記軸方向一
端側の縁部及び大径部31の内周面に当接して半径方向
に係合する(図9の状態)。これにより、上記流体圧力
が雄部材1のリング状突部1aを介して係止部41に作
用し、該係止部41を半径方向外方に変位させようとす
る力が該係止部41に作用したとしても、該係止部41
の半径方向外方への変位が規制される。したがって、流
体圧力による係止部材4の拡径が規制され、係止部材4
の係止部41の係止端部41aと雄部材1のリング状突
部1aとの係止を確実に維持して、雌部材3と雄部材1
との連結をより確実に維持することが可能となる。
【0025】なお、上記実施形態においては、窓部36
及び係止部41の数をいずれも2個としたが、これらの
数は3個以上とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のコネクタに
おいては、流体圧力により係止部材が拡径することを拡
径規制手段により確実に防止することができるので、係
止部材の剛性を適当に設定することによる高い挿入作業
性を確保しつつ、係止部材の係止部と雄部材のリング状
突部との係止を確実に維持して、雄部材と雌部材との連
結に高い信頼性を付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコネクタに係り、雄部材と雌部材
とを連結した状態を示す断面図である。
【図2】実施形態1のコネクタに係り、流体圧力が作用
した状態を示す断面図である。
【図3】実施形態1のコネクタに係り、雌部材の側面図
である。
【図4】実施形態1のコネクタに係り、係止部材の斜視
図である。
【図5】実施形態1のコネクタに係り、係止部材の正面
図である。
【図6】実施形態1のコネクタに係り、係止部材の断面
図である。
【図7】実施形態1のコネクタに係り、雄部材の断面図
である。
【図8】実施形態2のコネクタに係り、雄部材と雌部材
とを連結した状態を示す断面図である。
【図9】実施形態2のコネクタに係り、流体圧力が作用
した状態を示す断面図である。
【図10】実施形態2のコネクタに係り、係止部材の断
面図である。
【図11】従来のコネクタの斜視図である。
【図12】従来のコネクタの断面図である。
【図13】従来のコネクタの連結状態を示す説明図であ
る。
【図14】従来のコネクタにおいて、流体圧力ににより
係止部材が拡径する様子を説明する断面図である。
【符号の説明】
1:雄部材、1a:リング状突部、1b:先端部、1
c:挿入端部、3:雌部材、31:大径部、32:中径
部、33:小径部、33a:嵌合内周面、34:ハウジ
ング、35:軸部、35a:軸穴、36:窓部、36
a:第1傾斜係合面、4:係止部材、41:係止部、4
1a:係止端部、41b:テーパ状案内面、41c:第
2傾斜係合面、41d:突出係合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端から所定の距離位置に遠心方向に突
    出するように設けられたリング状突部を備えた挿入端部
    をもつ筒状の雄部材と、 上記雄部材の上記挿入端部が挿入される略円筒状のハウ
    ジングを有し、該ハウジングの軸方向一端側の端部には
    半径方向に貫通する複数の窓部が設けられた雌部材と、 上記雌部材の軸心に沿って移動可能に上記ハウジングの
    上記軸方向一端側の端部に外装され、内周面から半径方
    向内方に突出して各上記窓部にそれぞれ挿通された複数
    の係止部を有し、該係止部は、上記ハウジングの内周面
    から半径方向内方に突出して上記ハウジングに挿入され
    た上記挿入端部の上記リング状突部と係止する係止端部
    と、上記ハウジングの内周面から半径方向内方に突出す
    るとともに上記軸方向一端側から軸方向他端側に向けて
    半径方向内方に傾斜して、上記挿入端部が上記ハウジン
    グに挿入される際に上記リング状突部と摺接するテーパ
    状案内面とを有する、拡径可能なC字形状の係止部材と
    からなるコネクタであって、 前記挿入端部が前記ハウジングに挿入され前記リング状
    突部が前記係止端部に係止された状態で、前記雄部材及
    び前記雌部材内を通過する流体の流体圧力により前記係
    止部材が前記軸方向一端側に向けて前記雌部材の軸心に
    沿って移動することに伴って、前記係止部の前記軸方向
    一端側の端部が前記窓部の前記軸方向一端側の縁部と半
    径方向に係合することにより、前記係止部材が該流体圧
    力により拡径することを規制する拡径規制手段を備えて
    いることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記拡径規制手段は、前記軸方向一端側
    から前記軸方向他端側に向けて半径方向外方に傾斜する
    ように前記窓部の前記軸方向一端側の縁部に設けられた
    第1傾斜係合面と、前記軸方向一端側から前記軸方向他
    端側に向けて半径方向外方に傾斜するように前記係止部
    の前記軸方向一端側の端部に設けられ、前記係止部材が
    前記流体圧力により前記軸方向一端側に向けて前記雌部
    材の軸心に沿って移動したときに該第1傾斜係合面と当
    接して係合可能な第2傾斜係合面とからなることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記拡径規制手段は、前記係止部の前記
    軸方向一端側の端部で、かつ、半径方向内方側の端部か
    ら前記軸方向一端側に向けて前記雌部材の軸心に沿って
    突出するように設けられ、前記係止部材が前記流体圧力
    により前記軸方向一端側に向けて前記雌部材の軸心に沿
    って移動したときに前記窓部の前記軸方向一端側の縁部
    及び前記大径部の内周面に当接して係合可能な突出係合
    部よりなることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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