JP5419227B2 - 止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具 - Google Patents

止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具 Download PDF

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Description

本発明は、止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具に関し、具体的にはネックレスやペンダントなど紐状部材で構成された装身具の止め具に関する。
一般に、ネックレスやペンダントなど紐状部材で構成された装身具は、紐状部材の両端に取り付けられている止め具によって環状に結合され、装着可能となる。
ところで、この種の装身具の使用者には、自己の体型や着用する服装に応じて、紐状部材の環を拡縮させたいという要望がある。この要望に応える装身具の構造について、例えば、特許文献1及び2が知られている。特許文献1の装身具は、紐状部材の一端に孔あきプレート(板カン)が取付けられている。止め具は、円筒状であって、外面に引き輪が突設され、紐状部材上にスライド可能に取り付けられている。特許文献2の装身具は、止め具が球状であるほか、特許文献1と同様の構成を有している。
確かに、上述した特許文献1及び2の装身具によると、引き輪を開閉操作して板カンを掛け止めることにより紐状部材を環状に結合することができる。
しかし、特許文献1及び2の装身具では、以下の新たな問題が生じる。まず、この種の止め具は、装身具の美観を損なわないよう小さい寸法で製造されるから、引き輪の開閉操作、及び、引き輪を板カンの穴に位置決めする操作がやり難いという問題がある。特に、これらの操作は、装身具がネックレスの場合には首の後など見えない位置で行われることとなるから、同操作のやり難くさが顕著に現れる。
また、特許文献1及び2の装身具では、紐状部材を環状に結合成するために、板カンと、引き輪との2部品が必要となるから、板カンおよび引き輪の分だけ部品点数が増加する。しかも、止め具の外面に引き輪を突設する作業の分だけ作業工数も増加するから、コスト高を招く。
さらに、この種の装身具には、通常、球状の装飾体(飾玉)が取り付けられているところ、特許文献2の図9に示されているように、飾玉に模した球状体を取り付ける構成によると、その分だけ実質的に部品点数が増加し、コスト高を招くこととなる。
特許第3049501号公報 特開2007−275081号公報
本発明の課題は、着脱操作が容易な止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、優れた結合力を有する止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、安価に製造し得る止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することである。
上述した課題を解決するため、本願は、止め具、止め装置、及び、装身具の3つの態様に係る発明を開示している。以下、第1乃至第3の態様に係る発明のそれぞれについて、説明する。
1.本願の第1の態様に係る発明について
本願の第1の態様に係る発明は、装身具の紐状部材を構成する装飾体と結合されるために用いられる止め具であって、基体部と、孔部とを含む。基体部は、弾性を有する材料で構成されている。孔部は、基体部を貫通している。平面でみた孔部の最小差し渡し寸法は、装飾体の最大差し渡し寸法より小さい。
上述した構成によると、本願の止め具において、平面でみた孔部の最小差し渡し寸法は、装飾体の最大差し渡し寸法より小さいから、装飾体を孔部に圧入させる簡単な操作で、止め具と装飾体とを結合することができる。また、孔部は基体部を貫通しているから、装飾体に対して圧入方向とは逆方向から押し圧力を加える簡単な操作で、装飾体を孔部から取り出すことができる。従って、着脱操作が容易な止め具を提供することができる。
本願の止め具において、基体部は弾性を有する材料で構成されているから、装飾体を孔部に圧入させたとき、孔部の開口縁の内寸法は、装飾体の最大差し渡し寸法となる部分までは装飾体からの押し圧力を受けて拡大し、同最大差し渡し寸法部分が開口縁を通過するに従って除荷され、縮小する。すなわち、孔部は、装飾体の圧入位置に応じて内寸法が拡縮するから、装飾体に対して確実に圧接することが可能である。従って、優れた結合力を有する止め具を提供することができる。
さらに、孔部は、装飾体の最大差し渡し寸法部分が開口縁を通過したときに内寸法が縮小するから、圧入方向とは逆方向に押し圧力を加えない限り、装飾体が孔部から脱落する不具合は生じない。従って、優れた結合力を有する止め具を提供することができる。
2.本願の第2の態様に係る発明について
本願の第2の態様に係る発明は、装身具を構成する紐状部材に取り付けられる止め装置であって、上述した第1の態様に係る止め具と、装飾体とを含む。装飾体は、装身具の紐状部材を構成するものであって、孔部に圧入される。
上述した構造によると、本願の止め装置は、第1の態様に係る止め具の利点を全て有することができる。例えば、本願の止め装置において、止め具は、紐状部材を構成する装飾体に直接結合される。換言すれば、本願の止め装置では、止め具と結合するための球状体を、装飾体とは別に準備する必要がないから、その分だけ部品点数が削減される。従って、安価に製造し得る止め装置を提供することができる。
3.本願の第3の態様に係る発明について
本願の第3の態様に係る発明において、装身具は、第2の態様に係る止め装置と、紐状部材とを含む。止め具、及び、装飾体のそれぞれは、紐状部材に取り付けられている。
上述した構造によると、本願の装身具は、第1の態様に係る止め具、及び、第2の態様に係る止め装置の利点を全て有することができる。例えば、本願の装身具において、止め装置を構成する止め具、及び、装飾体のそれぞれは、紐状部材に取り付けられているから、止め具と装飾体とを結合することにより紐状部材を環状に結合し、装着することができる。
さらに、本願の装身具において、装飾体が紐状部材に取り付けられている構成によると、装飾体を孔部に圧入したとき、紐状部材が孔部の開口縁に引っ掛かり、装飾体が孔部に吊り下げられる。従って、孔部が貫通構造を有していても、装飾体が孔部を通過して反対側に脱落する不具合は生じない。
また、紐状部材が孔部の開口縁に引っ掛かる構成によると、孔部に対する装飾体の圧入距離を適切な範囲に規制することができるから、着脱操作が容易な止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)着脱操作が容易な止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
(2)優れた結合力を有する止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
(3)安価に製造し得る止め具、止め装置、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
本発明の一実施形態に係る止め具の平面図である。 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。 図1の3−3線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る装身具について一部を省略して示す図である。 図4の装身具について一部を拡大して示す平面図である。 図5の装身具の縦断面図である。 図5の装身具の横断面図である。 図4の装身具を構成する止め装置の結合操作について一部を省略して示す側面図である。 図8に示した工程のあとの工程を示す平面図である。 図9に示した工程のあとの工程を示す平面図である。 従来の装身具について一部を省略して示す図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る止め具の平面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の平面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の平面図である。 図14の15−15線に沿った拡大断面図である。 図14の16−16線に沿った拡大断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図である。 図17の装身具の縦断面図である。 図17の装身具の横断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の平面図である。 図20の止め具の左側面である。 図20の22−22線に沿った拡大断面図である。 図20の23−23線に沿った拡大断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図である。 図24の装身具の横断面図である。 図24の装身具の縦断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の平面図である。 図27の28−28線に沿った拡大断面図である。 図27の29−29線に沿った拡大断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図である。 図30の装身具の縦断面図である。 図30の装身具の横断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の底面図である。 図33の止め具の縦断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す縦断面である。
図1乃至35において同一符号は、同一又は対応部分を示すものとする。図1は本発明の一実施形態に係る止め具の平面図、図2は図1の2−2線に沿った拡大断面図、図3は図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
本発明の一実施形態に係る止め具(1)は、ネックレスやペンダント、ブレスレット、眼鏡チェーンなど紐状の装身具において、紐状部材(4)に取り付けられ、同じく紐状部材(4)に取り付けられている装飾体(3)と結合することにより、紐状部材(4)の中間部に環状部分を形成するために用いられる。以下、図1乃至図3を参照して具体的に説明する。図1乃至図3の止め具1は、基体部10と、孔部11とを含む。
基体部10は、平板状であって、厚み方向Hの両側に一面101と、他面102とを有し、平面でみて楕円形形状、トラック形状、又は、角丸長方形形状、もしくは楕円形状を有している。基体部10は、側面でみて一面101及び他面102が互いに平行し、且、一面101及び他面102が同一の厚み方向Hに一定の曲率で湾曲し、厚み方向Hの一方に突出している。
基体部10は、弾性を有する材料で構成されている。止め具1は、装身具の一部を構成するものであるから、基体部10に用いられる材料は、装飾性、耐蝕性、耐摩耗性などを考慮して適宜決定することができる。一例として、基体部10は、金(Au)や、銀(Ag)、プラチナ(Pt)などの貴金属材料のほか、チタン(Ti)、ステンレスなどの金属材料、さらには合成樹脂、シリコン樹脂(シリコーン)、弾性ゴムなどで構成することができる。
孔部11は、一面101の面領域内に開口し、基体部10を厚み方向Hに沿って貫通している。孔部11は、内面15によって画定される閉じた内部空間を有している。本明細書において「孔部11」には、一面101に現れる開口縁111と、他面102に現れる開口縁112の他、開口縁111、112の間を厚み方向Hに延びる内面15を含むものとする。
孔部11は、一対の支持部12、12と、一対の溝部13、13とよって構成されている。一対の支持部12、12は、平面でみて縦方向Lに向かい合う関係、又は、縦方向Lに対称となる関係で配置され、互いに間隔を隔てて向かい合っている。一対の支持部12、12は、孔部11に一点鎖線で示す装飾体3が案内されたとき、装飾体3に対して圧接し、これを保持する部分である。図1乃至図3の実施形態において、一対の支持部12、12に相当する部分の開口縁111の間隔に、孔部11の最小差し渡し寸法D1が現れている。
一対の溝部13、13は、縦方向Lに交差する横方向Wでみて向かい合う関係、又は、横方向Wに対称となる関係で配置され、互いに間隔を隔てて向かい合っている。溝部13のそれぞれは、開口縁111において、切り欠き状に形成されており、内面15に開口部を有し、開口部分から横方向Wに沿って延びている。一対の溝部13、13は、装飾体3に挿通される紐状部材(4)の退避空間となる部分である。また、一対の溝部13、13は、横方向Wでみた孔部11の両側に形成されることにより、基体部10に弾性を生じさせ、一対の支持部12、12の間隔(D1)が縦方向Lに沿って拡縮可能となる。
孔部11は、平面でみて装飾体3と相似形であり、孔部11の最小差し渡し寸法D1が、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さい。さらに言えば、少なくとも開口縁111において一対の支持部12、12に相当する部分は、装飾体3と相似形に設定されており、一対の支持部12、12の間隔(D1)は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さくなるように予め設定されている。
また、孔部11の開口縁112は、開口縁111を拡大した平面形状を有し、両開口縁111、112の間を延びる内面15が傾斜面を構成している。違う言葉で表現すれば、一対の支持部12、12の間隔(D1)は、他面102から一面101に向かうに従って、徐々に狭くなっている。
図1乃至図3の止め具1は、横方向Wでみた基体部10の両端部に一対の掛止孔16、16を有している。掛止孔16のそれぞれは、基体部10を厚み方向Hに貫通している。一対の掛止孔16、16は、止め具1を紐状部材(4)に取り付ける場合に、マルカン(41)などの結合具を通すために形成されている。
図4は、本発明の一実施形態に係る装身具について一部を省略して示す図である。また、図5は図4の装身具について一部を拡大して示す平面図、図6は図5の装身具の縦断面図、図7は図5の装身具の横断面図である。図4では、見やすさを考慮して実際の製品よりも、各構成部材の寸法比が誇張して描かれている。
図4乃至図7の装身具は、止め装置100と、紐状部材4とを含む。止め装置100は、図1乃至図3を参照して説明した止め具1と、複数の装飾体3とを含む。装飾体3のそれぞれは、断面円形状であり、円の中心を通る貫通孔31を有している。装飾体3は、この種の装身具において、紐状部材4の一部を構成するために用いられている飾玉を流用することができる。例えば、図4の装飾体3は、現在、ネックレスやペンダントなど紐状の装身具において、最も一般的に用いられている飾玉と同様に、直径4.0〜4.2mm程度の球状体である。
紐状部材4は、複数の装飾体3に挿通されることにより全体として装身具を構成する。紐状部材4は、当該技術分野において、ネックレス、ペンダント等の装身具に用いられる周知の構造を有することができる。図4の紐状部材4の一端には、装飾効果を高めるとともに装飾体3の抜け止めとして、エンドパーツ6が取り付けられている。本明細書において、「紐状部材」には、金属繊維、合成繊維、天然繊維等を長く寄り合わせた縄状部材や、綱状部材を含む。更に、線状部材、棒状部材、又は、それらを連結して形成したものを含む。紐状部材4がアクセサリーチェーンなどで構成され、紐状部材4そのものに装飾効果があるものはネックレスと呼ばれ、紐状部材4の中間部分にペンダントトップと呼ばれる宝飾体が掛け止められているものはペンダントと呼ばれる。
さらに図5乃至図7を参照すると、止め具1は、基体部10の厚みが、厚み方向Hでみた装飾体3の最大差し渡し寸法D2(直径)より薄くなっており、一面101及び他面102の両側に装飾体3の曲面の一部が突出している。止め具1と、装飾体3との結合関係について、装飾体3は、基体部10の弾性に応じて孔部11に圧入され、圧入された状態で、一対の支持部12、12が装飾体3の外面に圧接することにより、一対の支持部12、12に挟持されている。
止め具1と、紐状部材4との結合関係について、止め具1は、掛止孔16に取り付けられたマルカン41を介して、紐状部材4の一端に取り付けられ、紐状部材4のエンドパーツを構成している。もっとも、止め具1は一対の掛止孔16、16を有しているから、一対の掛止孔16、16のそれぞれに紐状部材4を取り付けることにより、2つの紐状部材4の連結具として用いることもできる。
装飾体3と、紐状部材4との結合関係について、装飾体3は、貫通孔31に紐状部材4が挿通されることにより、紐状部材4上に取り付けられている。図4の複数の装飾体3は、紐状部材4上に間隔を隔てて配置され、好ましくは紐状部材4上を長さ方向にスライド可能に掛け止められている。
止め装置100と、紐状部材4との結合関係について、紐状部材4は、装飾体3が取り付けられた状態で、一対の溝部13、13のそれぞれに案内されている。紐状部材4は、横方向Wでみた溝部13の端部を構成する開口縁111に当接することにより、装飾体3を孔部11に吊り下げている。紐状部材4は、装飾体3が孔部11に結合され、且、吊り下げられた状態(図6の状態)で、止め具1の横方向(紐状部材4の長さ方向)Wに沿って動かすことができる。
図8乃至図10は、図4の装身具を構成する止め装置100の結合操作について一部を省略して示す図である。図8は、装身具を装着する前の状態を示すものであって、止め具1と、装飾体3とが分離されている。使用者は、装身具を装着するにあたって、例えば、首や手首に紐状部材4を吊るした状態で、複数の装飾体3から適当な位置に取り付けられている1つを選択し、選択した装飾体3を孔部11に載置する。より詳細に説明すると、装飾体3は、開口縁111において、一対の支持部12、12に相当する部分に載置される。孔部11の最小差し渡し寸法D1、換言すれば一対の支持部12、12の間隔(D1)は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さいから、圧入方向H1に押し圧力を加えない限り、装飾体3は孔部11を通過しない。
図9は、図8に示す工程の後の状態を示すものであって、装飾体3に対して圧入方向H1に押し圧力を加えることにより、装飾体3を一対の支持部12、12の間隔(D1)に圧入する。装飾体3に加えられた押し圧力は、内面15を通じて一対の支持部12、12に伝えられる。この押し圧力に対し、基体部10の構成材料の弾性、及び、一対の溝部13、13による弾性(形状弾性)が協働し、開口縁111が拡大する方向に弾性変形し、間隔(D1)が縦方向Lに押し広げられることにより、装飾体3が一対の支持部12、12の間隔(D1)に圧入される。
図10は、図9に示す工程の後の状態を示すものであって、装飾体3は、最大差し渡し寸法D2に相当する部分P1が間隔(D1)を通過し、さらに圧入方向H1でみた玉の残り1/3程度の部分P2まで圧入される。孔部11に対する装飾体3の圧入位置は、装飾体3に挿通された紐状部材4が、溝部13の端部を構成する開口縁111に接触することにより決定される。すなわち、一対の溝部13、13は、装飾体3の圧入操作において、紐状部材4と協働することにより下がり止めとして機能する。その結果、装飾体3は、一対の支持部12、12によって挟持されるとともに、紐状部材4によって吊り下げられた状態で、孔部11に配置される。
止め装置100の結合状態を解除し、孔部11から装飾体3を取り出すには、図8乃至図10の結合操作とは逆の操作を行い、装飾体3に対して圧入方向H1とは逆方向H2から押し圧力を加えることにより実行することができる。
図1乃至図10を参照して説明した本発明の一実施形態に係る止め具1、止め装置100、及び、これを用いた装身具によると、以下の効果を奏することができる。まず、止め具1は、一枚板構造であるから、周知の板金加工技術によって安価に製造することができる。
止め装置100を構成する止め具1、及び、装飾体3のそれぞれは、紐状部材4に取り付けられているから、使用者は、止め具1と装飾体3とを結合することにより、紐状部材4の中間に環状部分を形成して、装着することができる。
止め具1は、孔部11の最小差し渡し寸法D1が、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さいから、装飾体3を孔部11に圧入させる簡単な操作で、止め具1と装飾体3とを結合することができる。より詳細に説明すると、装飾体3が孔部11に圧入されたとき、一対の支持部12、12の間隔(D1)は、基体部10の構成材料が有する弾性、及び、一対の溝部13、13による弾性(形状弾性)が協働することにより、最大差し渡し寸法D2となる部分P1までは装飾体3からの押し圧力を受けて縦方向Lに拡大され、同部分P1が間隔(D1)を通過し押し圧力が除荷されるに従って、縮小する。このように、装飾体3の圧入位置に追従して間隔(D1)が拡縮する構成によると、装飾体3を間隔(D1)に圧入させる簡単な操作で、止め具1と装飾体3とを確実に結合させることができる。
孔部11を構成する一対の支持部12、12は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2の部分P1が、最小差し渡し寸法D1の部分を通過したとき、縮小する方向に弾性変形し、開口縁111が再び装飾体3の最大差し渡し寸法D2より狭くなる。この構成によると、開口縁111において一対の支持部12、12に相当する部分が抜け止めとなり、圧入方向H1とは逆方向H2から押し圧力を加えない限り、結合された装飾体3が圧入方向H1に脱落することはない。従って、優れた結合力を有する止め具1を提供することができる。
止め具1において、孔部11は基体部10を貫通しており、基体部10は厚み方向Hでみた装飾体3の最大差し渡し寸法D2(直径)より薄くなっている。この構成によると、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で、他面102の側に曲面の一部が突出するから、この突出部分を指で押し、圧入方向H1とは逆方向H2から押し圧力を加える簡単な操作で、装飾体3を孔部11から取り出すことができる。従って、着脱操作が容易な止め具1を提供することができる。
止め装置100と、紐状部材4との結合関係について、紐状部材4は、装飾体3が孔部11に取り付けられた状態で、一対の溝部13、13のそれぞれに案内されることにより、溝部13の端部を構成する開口縁111に接触し、装飾体3を孔部11に吊り下げている。この構成によると、装飾体3に対する一対の支持部12、12の結合状態が不正に解除されたとしても、装飾体3が他面102の側に脱落する不具合が回避される。また、一対の溝部13、13が、装飾体3の圧入操作の下がり止めとなり、装飾体3の圧入距離を適切な範囲に規制することができるから、着脱操作が容易な止め具1、止め装置100、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
装飾体3は、この種の装身具において、紐状部材4の一部を構成するために用いられる飾玉を流用することができる。換言すれば、止め装置100は、止め具1と結合するための球状体を、装飾体3とは別に準備する必要がないから、その分だけ部品点数が削減される。従って、安価に製造し得る止め装置100を提供することができる。もっとも、現在一般的に普及し、現にネックレスに用いられている飾玉のサイズ(D2)には、デザインに応じて4.0〜4.2mm程度の差異(バリエーション)がある。これに対し、孔部11は弾性変形可能であるから、現行の飾玉サイズのバリエーションに追従することが可能である。従って、部品点数を削減し、安価に製造しうる止め具1、止め装置100、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
図4乃至図10の実施形態では、複数の装飾体3から任意の一つを適宜選択して、止め具1と組み合わせることにより、止め装置100が構成される。紐状部材4の環状部分の大きさは、止め具1と組み合わせる装飾体3の位置に応じて決定されるから、自己の体型や着用する服装に応じて、紐状部材4の中間に形成される環状部分の内寸法を拡縮させることができる。しかも、紐状部材4は、装飾体3が孔部11に結合された状態で、止め具1の横方向(紐状部材4の長さ方向)Wに沿って動かすことができる。この操作によると、止め具1と装飾体3とを結合した状態で、紐状部材4の環を拡縮させることができる。
さらに、図1乃至図10の実施形態の利点について、図11を参照して説明する。図11は従来の装身具について一部を省略して示す図である。図11の装身具に用いられている止め装置5は、孔あきプレート(板カン)50と、球状体51と、引き輪52と、マルカン53とによって構成されている。板カン50は、紐状部材4の一端に取付けられている。球状体51は、装飾体3と同一の構造を有し、紐状部材の中間部に取り付けられている。マルカン53は、球状体51の外面にロウ付け(54)されており、このマルカン53を介して引き輪52が球状体51に取り付けられている。
ところで、この種の止め装置は、装身具の美観を損なわないよう小さい寸法で製造されているから、図11の止め装置5では、引き輪52の開閉操作、及び、引き輪52を板カン50の穴に位置決めする操作がやり難い傾向にある。特に、これらの操作は、装身具がネックレスの場合には首の後など見えない位置で行われ、又、ブレスレットの場合には装着する側の手とは反対側の片手でのみ行われることとなるから、同操作のやり難さが顕著に現れる。
また、図11の止め装置5では、紐状部材4を環状に結合するために、少なくとも板カン50と、引き輪52という2つの部品が必要となるから、その分だけ部品点数が増加する。しかも、引き輪52を球状体51に取り付けるには、マルカン53及びロウ付け54が必要となる。その結果、マルカン53の分だけ部品点数が増加するとともに、ロウ付け作業の分だけ作業工数が増加するから、コスト高を招く。
さらに、図11に示されているように、装飾体3に模した球状体51を装飾体3とは別に準備し、準備した球状体51を紐状部材4の所定の位置に取り付けるから、その分だけ、部品点数、及び、作業工数が実質的に増加し、コスト高を招くこととなる。
上述した図11の従来技術に係る装身具が有する不具合について、図1乃至図10を参照して説明した止め具1、止め装置100、及び、これを用いた装身具によると全て解消することができる。例えば、図4乃至図10の止め装置100において、止め具1は装飾体3に直接組みつけられるから、図11とは異なり、引き輪52やマルカン53が不要になる分だけ部品点数が低減され、マルカン53を球状体51にロウ付けする作業が不要になる分だけ作業工数が低減される。従って、コストを低減することができる。
また、図4乃至図10の止め装置100において、装飾体3は、孔部11に圧入させる簡単な操作で止め具1に結合され、圧入方向(H1)とは逆方向(H2)に押し出す簡単な操作で孔部11から取り出すことができる。従って、図11とは異なり、着脱操作が容易な止め具1、止め装置100、及び、これを用いた装身具を提供することができる。
さらに、止め具1と組み合わされる装飾体3は、この種の装身具において、紐状部材4の一部を構成するために用いられる飾玉を流用することができる。すなわち、図1乃至図10の実施形態では、図11とは異なり、装飾体3に模した球状体51を別途準備する必要がない分だけ、実質的な部品点数が削減される。従って、安価に製造し得る止め装置100を提供することができる。
図12及び図13は、本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具1の平面図である。図からは必ずしも明らかではないが、図12の止め具1は、組み合わされる装飾体3の外形形状がラグビーボール状である場合の実施形態であり、図13の止め具1は、組み合わされる装飾体3の外形形状が円筒形状である場合の実施形態である。
図12及び図13の実施形態によっても、図1乃至図10を参照して説明した利点を全て有することは明白である。すなわち、図1乃至図10を参照して説明したように、本発明の一実施形態に係る止め具1は、孔部11の最小差し渡し寸法D1が、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さい点に特徴の一つがある。さらに言えば、孔部11の開口縁111において一対の支持部12、12に相当する部分が、平面でみて装飾体3と相似形に設定されており、一対の支持部12、12の間隔(D1)が、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さくなるように予め設定されている構成により、装飾体3を孔部11に圧入させる簡単な操作で、止め具1と装飾体3とを結合させることができる点に特徴の一つがある。
上述した本発明の特徴によると、孔部11の平面形状、及び、最小差し渡し寸法D1は、組み合わされる装飾体3の平面形状、及び、最大差し渡し寸法D2に追従して適宜設定することができる。例えば、装飾体3は、図1乃至図10に示した球状、図12に示したラグビーボール状、図13に示した円筒状のほかに、オーバル形状、涙滴形状でもよい。
図14は本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の平面図、図15は図14の15−15線に沿った拡大断面図、図16は図14の16−16線に沿った拡大断面図である。図14乃至図16の止め具1は、脱落防止部17を含む以外は、図1乃至図10の止め具1と基本的に同一の構成を有している。以下、相違点を中心に説明する。
図14乃至図16の止め具1を構成する脱落防止部17は、厚み方向Hでみた孔部11の下側に配置されている。脱落防止部17は、端的に言えば、基体部10を部分的に型抜きした構造であって、アーム部171と、受け部172とを有している。アーム部171は、一面101から開口縁111内を横方向Wに沿って条状に延びており、横方向Wの一端が開口縁111と一体的に結合されている。違う言葉で表現すれば、アーム部171は、横方向Wの一端が、溝部13と向かい合う側の開口縁111を介して基体部10に連なっている。
アーム部171は、横方向Wの他端が基体部10の湾曲方向とは交差する斜め方向に下降している。受け部172は、アーム部171の他端に形成されている膨張部分であって、一対の支持部12、12に相当する部分の開口縁111と相似形となる受け面領域を有し、中央がすり鉢状に凹んでいる。図14乃至図15の受け部172は、略円形状となっており、開口縁112とは厚み方向Hに間隔D3を隔てて配置されている。換言すれば、受け部172は、厚み方向Hでみた他面102において、孔部11の底面に相当する部分に配置され、受け面領域が一対の支持部12、12と重なっている。間隔D3は、孔部11に案内される装飾体3の差し渡し寸法D2に追従して決定される。
図17は本発明のもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図、図18は図17の装身具の縦断面図、図19は図17の装身具の横断面図である。
図17乃至図19の装身具は、紐状部材4と、止め装置100とを含み、止め装置100は、装飾体3と、図14乃至図16の止め具1との組み合わせによって構成されている。
図17乃至図19の止め装置100と、紐状部材4との結合関係について、装飾体3を貫通する紐状部材4は、装飾体3が取り付けられた状態で、長さ方向の一方が溝部13上に案内され、長さ方向の他方がアーム部171の基部上に案内される。紐状部材4は、長さ方向の両端が、溝部13上、及び、アーム部171の基部上に当接することにより、装飾体3を孔部11に吊り下げている。
止め具1と、装飾体3との結合関係について、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で、一対の支持部12、12が、装飾体3の外面に圧接することにより、一対の支持部12、12に挟持されている。さらに図17乃至図19において、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で受け部172によって、厚み方向Hでみた孔部11の下側から支持されている。
装飾体3は、孔部11に対して、最大差し渡し寸法D2となる部分(P1)が一対の支持部12、12の間隔(D1)を通過し、圧入方向H1でみた残り1/3程度の部分P2まで圧入される。孔部11に対する装飾体3の圧入位置は、受け部172が装飾体3の下部に接触することにより制御される。すなわち、受け部172は、装飾体3の圧入操作において、下がり止めとしても機能する。
図17乃至図19の装身具によっても、図4乃至図10を参照して説明した装身具の利点を全て有することができる。例えば、一対の支持部12、12の間隔(D1)は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さくなるように予め設定されているから、装飾体3を一対の支持部12、12に圧入させる簡単な操作で、止め具1と装飾体3とを結合させることができる。
一対の支持部12、12は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2の部分が開口縁111を通過した状態で、縮小する方向に弾性変形し、最小差し渡し寸法D1が、最大差し渡し寸法D2より小さくなる。この構成によると、一対の支持部12、12が抜け止めとなり、改めて圧入方向H1とは逆方向H2から押し圧力を加えない限り、結合された装飾体3が圧入方向H1に脱落することが防止される。従って、優れた結合力を有する止め具1を提供することができる。
装飾体3は、孔部11に圧入された状態で受け部172によって、厚み方向Hでみた孔部11の下側から支持されているから、装飾体3に対する一対の支持部12、12の結合状態が不正に解除されたとしても、装飾体3が他面102の側に脱落する不具合が回避される。
図20は本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具1の平面図、図21は図20の止め具1の左側面である。また、図22は図20の22−22線に沿った拡大断面図、図23は図20の23−23線に沿った拡大断面図である。
図20乃至図23の止め具1は、基体部10が枠状である点、及び、基体部10と脱落防止部17とが互いに独立する別部材で構成されている点以外は、図1乃至図19の止め具1と基本的に同一の構成を有している。以下、相違点を中心に説明する。
図20乃至図23の基体部10は、端的に言えば、図1乃至図10を参照して説明した孔部11の開口縁部分のみを金属線材で再現した構造となっている。すなわち、図1乃至図10を参照して説明したように、本発明の一実施形態に係る止め具1の特徴の一つは、一対の支持部12、12の最小差し渡し寸法D1を、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より狭く設定することにより、孔部11に圧入された装飾体3を一対の支持部12、12で挟持する点にある。すなわち、本発明に係る止め具1の特徴の一つは、平面でみた孔部11の開口縁部分の構造にあり、基体部10は孔部11の基礎部分にすぎないから、面内に孔部11を形成されれば、その他の部分の構成、例えば基体部10の外形形状は自由に調節しうる。
図20乃至図23の脱落防止部17は枠状であって、厚み方向Hでみた孔部11の下側に配置されている。より詳細に説明すると、脱落防止部17は、横方向Wの一端に受け部172を有し、横方向Wの他端に掛止孔16を有し、中間部分にアーム部171を有している。
図20乃至図23の止め具1は、基体部10と、脱落防止部17とを接続するヒンジ部18を有している。ヒンジ部18は、円筒状であって、アーム部171の一面側に固着されている。基体部10は、横方向Wの一部が、ヒンジ部18に軸回転可能に挿通されている。
図24は本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図、図25は図24の装身具の横断面図、図26は図24の装身具の縦断面図である。
図24乃至図26の装身具は、紐状部材4と、止め装置100とを含み、止め装置100は、装飾体3と、図20乃至図23の止め具1との組み合わせによって構成されている。
図24乃至図26の止め装置100と、紐状部材4との結合関係について、装飾体3を貫通する紐状部材4は、装飾体3が止め具1に取り付けられた状態で、長さ方向の一方が溝部13上に案内され、長さ方向の他方がヒンジ部18上に案内される。紐状部材4は、長さ方向の一方が溝部13上に当接し、他方がヒンジ部18上に当接することにより、装飾体3を孔部11に吊り下げている。
止め具1と、装飾体3との結合関係について、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で、一対の支持部12、12が装飾体3の外面に圧接することにより、一対の支持部12、12に挟持されている。さらに図24乃至図26において、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で受け部172によって、厚み方向Hでみた孔部11の下側から支持されている。
装飾体3は、孔部11に対して、最大差し渡し寸法D2となる部分(P1)が一対の支持部12、12の間隔(D1)を通過し、圧入方向H1でみた残り1/3程度の部分P2まで圧入される。孔部11に対する装飾体3の圧入位置は、受け部172が装飾体3の下部に接触することにより、制御される。すなわち、受け部172は、装飾体3の圧入操作において、下がり止めとしても機能する。
図24乃至図26の装身具によっても、図1乃至図23を参照して説明した装身具の利点を全て有することができる。さらに、図20乃至図23の止め具1によると、基体部10が枠状であるから、この種の装身具において一般に求められる軽量化の要請に応えることができるとともに、使用材料が少なくてすむ分だけ、材料コストを低減し、安価に製造することができる。
また、図20乃至図23の止め具1によると、基体部10が枠状であるから、装身具において視覚的に目立たなくなり、装身具の装飾性が向上する。
図20乃至図23の止め具1によると、基体部10と、脱落防止部17とは、互いに独立する別部材で構成され、且、ヒンジ部18を介して軸回転可能に結合されている。この構成によると、基体部10を開閉操作して、他面102から脱落防止部17までの間隔D3を拡縮することにより、現行の飾玉サイズのバリエーションに幅広く追従することができる。
図27は本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具1の平面図、図28は図27の28−28線に沿った拡大断面図、図29は図27の29−29線に沿った拡大断面図である。図27乃至図29の止め具1について、以下、図1乃至図19の止め具1との相違点を中心に説明する。
図27乃至図29の止め具1を構成する基体部10は、横方向Wでみた孔部11の両側に断面アーチ状部分を有している。基体部10の断面アーチ状部分は、横方向Wに沿って伸びるとともに、他面102の側に開口し、内部に紐状部材(4)の退避空間が形成されている。基体部10は、側面からみて他面102の側が厚み方向Hに突出し、湾曲している。
一対の支持部12、12を構成する内面15は、一定の曲率で湾曲する曲面となっている。内面15の曲面構造は、向かい合う内面15との間隔が、一面101から中央部に向かって拡大し、且、中央部から他面102に向かって縮小する構造となるように湾曲している。図29を参照すると、一対の支持部12、12の間隔は、厚み方向Hでみた内面15の中間部で最大差し渡し寸法D4を構成し、開口縁111の部分で差し渡し寸法D5を構成し、開口縁112の部分で差し渡し寸法D6を構成している。差し渡し寸法D6は、最小差し渡し寸法D5より大きく、且、最大差し渡し寸法D4より小さい。装飾体3の最大差し渡し寸法D2は、差し渡し寸法D5、D6より大きく、且、最大差し渡し寸法D4と略同一に構成されている。違う観点から説明すると、装飾体3の最大差し渡し寸法D2は、装飾体3を他面102の側から一対の支持部12、12に圧入したとき、差し渡し寸法D6に相当する部分、及び、最大差し渡し寸法D4に相当する部分を通過することは可能であるが、差し渡し寸法D5に相当する部分を通過することはできない範囲で決定されている。
図30は本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す平面図、図31は図30の装身具の縦断面図、図32は図30の装身具の横断面図である。図30乃至図32の装身具は、紐状部材4と、止め装置100とを含み、止め装置100は、装飾体3と、図27乃至図29の止め具1との組み合わせによって構成されている。
図30乃至図32の装身具を構成する止め具1と、装飾体3との結合関係について、装飾体3は、孔部11に圧入された状態で、一対の支持部12、12に挟持されている。
装飾体3は、他面102側から一対の支持部12、12に案内され、最大差し渡し寸法D2の部分が、最大差し渡し寸法D4の部分を通過する位置まで圧入される。一対の支持部12、12の間隔は、最大差し渡し寸法D4の部分から差し渡し寸法D5の部分に向かうに従って縮小されるから、差し渡し寸法D5に相当する部分が、装飾体3の圧入操作において下がり止めとして機能する。
図27乃至図29の止め具1、及び、これを用いた図30乃至図32の装身具によっても、図1乃至図26を参照して説明した装身具の利点を全て有することができる。さらに、一対の支持部12、12の差し渡し寸法D5の部分は、装飾体3の最大差し渡し寸法D2より小さいから、圧入された装飾体3に対して開口縁111が抜け止めとなる。従って、優れた結合力を有する止め具1を提供することができる。
止め具1を構成する基体部10は、横方向Wでみた孔部11の両側に断面アーチ状部分を有している。基体部10の断面アーチ状部分は、他面102の側に開口し、内部に紐状部材(4)の退避空間が形成されているから、この退避空間に紐状部材4を案内することにより、紐状部材4が視覚的に目立たなくなり、装身具の装飾性が向上する。
図33は本発明の更にもう一つの実施形態に係る止め具の底面図、図34は図33の止め具の縦断面図である。図33及び図34の止め具1は、連結片19を有する以外は、図27乃至図32の止め具1と基本的に同一の構成を有している。以下、相違点を中心に説明する。
図33及び図34の止め具1を構成する連結片19は、スリット190と、案内孔191、係止孔192とを有し、基体部10の断面アーチ状部分の開口部を覆っている。スリット190は、連結片19を板厚方向に貫通し、横方向Wに沿って延びている。案内孔191は、横方向Wでみたスリット190の一端側に開口し、係止孔192は横方向Wでみたスリット190の他端側に開口している。
図35は本発明の更にもう一つの実施形態に係る装身具について一部を拡大して示す縦断面である。図35の装身具は、紐状部材4と、止め装置100とを含み、止め装置100は、装飾体3と、図33乃至図34の止め具1との組み合わせによって構成されている。
図35の装身具において、止め具1は、紐状部材4の一端に取り付けられている。より詳細に説明すると、紐状部材4は、一端に差込ピン42を有している。差込ピン42は、軸部の先端が球状に膨張している。差込ピン42の膨張部の差し渡し寸法は、好ましくは装飾体3の貫通孔(31)の内寸法より小さく、且、案内孔191の最大差し渡し径寸法と略同一か、もしくは一回り大きく形成されている。さらに、差込ピン42の膨張部の差し渡し寸法は、係止孔192の径寸法より大きい。他方、差込ピン42を構成する軸部の太さは、スリット190の幅寸法以下である。
図35の止め具1と、紐状部材4との結合関係について、紐状部材4は差込ピン42が、案内孔191に圧入され、その後、差込ピン42がスリット190を通じて、横方向Wにスライドされ、基体部10の先端側において係止孔192に掛け止められる。差込ピン42の膨張部の差し渡し寸法は、係止孔192の径寸法より大きいことに加え、掛けとめられた状態で差込ピン42には横方向Wに引張力が加えられるから、差込ピン42が脱落することない。従って、連結片19を介して、紐状部材4と止め具1とを連結することができる。他方、逆の手順により差込ピン42を連結片19から取り出し、装飾体3と止め具1とを分離することができる。
図33乃至図35の止め具1及びこれを用いた装身具によっても、図1乃至図32を参照して説明した装身具の利点を全て有することができる。さらに、図35の装身具によると、止め具1と紐状部材4とは、差込ピン42と連結片19との組み合わせにより着脱可能に連結されている。しかも、差込ピン42は、装飾体3の貫通孔(31)の内寸法より小さい。この構造によると、紐状部材4を差込ピン42の側から装飾体3に挿通し、又は、挿通した装飾体3を差込ピン42の側から取り外すことができる。
また、この種の装身具がペンダントである場合、ペンダントトップを吊り下げるためのバチカンに対して、紐状部材4を差込ピン42の側から挿通することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。例えば、止め具1を構成する孔部11の内側には、基体部10の構成材料より高弾性を有する材料、具体的には合成樹脂、シリコン樹脂(シリコーン)、弾性ゴムなどで構成した枠状部材(アタッチメント具)を取り付けることができる。この構成によると、装飾体3に対する結合力を向上させることができる。
100 止め装置
1 止め具
10 基体部
11 孔部
13 一対の溝部
17 脱落防止部
3 装飾体
4 紐状部材
D1 孔部の最小差し渡し寸法
D2 装飾体の最大差し渡し寸法

Claims (7)

  1. 止め具と、装飾体と、紐状部材とを含む装身具であって、
    前記止め具は、基体部と、孔部とを有し、
    前記基体部は、弾性を有する材料で構成されており、
    前記孔部は、前記基体部を貫通しており、
    平面でみた前記孔部の最小差し渡し寸法は、前記装飾体の最大差し渡し寸法より小さく、
    前記装飾体は、前記紐状部材に取り付けられ、前記取り付けられた状態で前記孔部に圧入される、
    装身具。
  2. 請求項1に記載された装身具であって、
    前記紐状部材は、前記孔部の開口縁に当接することにより、前記装飾体を前記孔部に吊り下げる、
    装身具。
  3. 請求項1又は2に記載された装身具であって、
    前記基体部は、板状、又は、枠状である、
    装身具
  4. 請求項2又は3に記載された装身具であって、さらに前記孔部は、溝部を有しており、
    前記溝部は、前記孔部の開口縁に形成されており、
    前記紐状部材は、前記溝に案内される、
    装身具。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載された装身具であって、
    前記孔部は、平面でみて前記装飾体と相似形である、
    装身具。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載された装身具であって、
    前記装飾体は、前記紐状部材上をスライド可能である、
    装身具。
  7. 装身具の紐状部材を構成する装飾体と結合されるために用いられる止め具であって、基体部と、孔部と、脱落防止部とを含み、
    前記基体部は、板状、又は、枠状であって、弾性を有する材料で構成されており、
    前記孔部は、前記基体部を貫通しており、
    平面でみた前記孔部の最小差し渡し寸法は、前記装飾体の最大差し渡し寸法より小さく、
    前記脱落防止部は、貫通方向でみた前記孔部の下側に配置されている、
    止め具。
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