JP5418876B2 - 現像装置並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、現像剤を担持する現像剤担持体により潜像担持体上の潜像を現像する現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来より、現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材を有する現像剤供給室と、この現像剤供給室に補充するための現像剤を収容する現像剤収容室とを備えたものがよく知られている(例えば、特許文献1、2、3、4)。これら現像装置においては、現像剤供給室の軸方向で現像剤の偏りがないように、また現像剤担持体から回収された劣化トナーと現像剤収容室内の劣化していないトナーとが十分に混合できるように、トナーが循環搬送されている。
図12に示す現像装置は、現像ローラ102にトナーを供給するトナー供給室105と、トナー供給室105に補給するトナーを収容するトナー収容室106とを備えている。トナー供給室105には、現像ローラ102にトナーを供給する供給ローラ103や、現像ローラ102上のトナー層を規制する規制部材104等を備えている。また、トナー供給室105とトナー収容室106との間には両室を仕切る仕切壁10を設け、仕切壁10の軸方向両端部と中央部には開口部108を設けている。そしてトナー供給室105とトナー収容室106には、室内のトナーを軸方向に搬送する搬送部材109、110を各々設けている。上記構成の現像装置において、供給ローラ103によって現像ローラ102に供給されたトナーは、現像ローラ102の回転に伴って層規制部材104へ搬送されて層厚が規制された後、感光体101との対向位置である現像領域へ搬送される。現像領域では、現像ローラ102に印加された現像バイアスと感光体101上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体101表面にトナーが移動し現像される。感光体101上に現像されずに現像ローラ102上に残されたトナーは、供給ローラ103で現像ローラ102から剥離・回収され、トナー供給室105に送り込まれる。
ここで、トナー供給室105内のトナーは、図13に示すように、搬送部材109が回転することにより軸方向中心部から両端部に向けて搬送され、その後に両端部の室内壁114A、114Bに突き当たり、その力で上方の開口部108に導かれる。開口部108を通過しトナー収容室106内に流れ込んだトナーは、搬送部材110により両端部から中央部に向けて搬送される。中央部に搬送されたトナーは、自重により中央部の開口部108を通過してトナー供給室105内に導かれる。トナー供給室105に送り込まれたトナーは、トナーの消費条件によってトナー供給室105の軸方向でトナーの偏りが発生したり、層規制部材104や供給ローラ103による規制により劣化したりする。しかし、上述したような一連のトナーの流れにより、トナー供給室105内でトナーの偏りをなくし、また、現像ローラ102から供給ローラ103に回収された劣化したトナーとトナー収容室106内の劣化していないトナーとを混合する。
特開2007−292903号公報 特開2008−15105号公報 特開2007−86325号公報 特開2001−194883号公報
しかしながら、A3サイズの記録紙に対応した現像装置のように、軸方向(長手方向)の距離が長くなる場合には、現像剤を軸方向に搬送する搬送距離も長くなり、搬送しなければいけない現像剤量も多くなる。そのため、図14に示すように、現像剤搬送部材109’の軸方向両端部では必要以上に剤圧が高くなって現像剤が滞留しやすくなる。その結果、滞留部分Xの現像剤が劣化したり、現像剤搬送部材109’の駆動トルクが上昇して駆動が停止したりしてしまう虞がある。なお、図14中、図13に示す部材と軸方向長さが異なる以外は同一の構成となる部材には同一番号に’を付して説明を省略する。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤搬送部材の軸方向端部における現像剤の滞留を抑制することができる現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、現像剤を担持して潜像担持体との対向部まで搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材を有する現像剤供給室と、該現像剤供給室の上方に配置され且つ現像剤供給室に補充するための現像剤を収容する現像剤収容室と、該現像剤供給室内の現像剤を軸方向に搬送する供給室現像剤搬送部材と、該現像剤収容室内の現像剤を軸方向へ搬送する収容室現像剤搬送部材と、該現像剤供給室と該現像剤収容室とを仕切り複数の開口部を有する第一仕切部材とを備えた現像装置において、上記第一仕切部材に設けられた開口部のうち軸方向両端部近傍以外の少なくとも1以上の開口部に対向する位置に、上端が該開口部を介して上記現像剤収容部内に突出し、かつ、上記現像剤供給室を上記供給室現像剤搬送部材の軸方向に沿って複数の仕切空間に分割する第二仕切部材を設け、上記供給室現像剤搬送部材による搬送で該第二仕切部材に突き当たって上昇し上記現像剤収容室内に至った現像剤を、突き当たるまでとは逆の方向に上記収容室現像剤搬送部材によって搬送させるようにし、上記供給室現像剤搬送部材は上記第二仕切部材に突き当たって上昇させる箇所にパドルを備えることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の転写装置において、上記第二仕切部材には、上記供給室現像剤搬送部材の軸が貫通する穴が形成され、該穴の大きさは該供給室現像剤搬送部材の外径よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記第二仕切部材は、上記現像剤担持体と対向する先端部の形状が鋭角形状であることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1、2、又は3の現像装置において、上記現像剤担持体と上記第二仕切部材の先端部との最近接距離は、該現像剤担持体と上記供給室現像剤搬送部材との最近接距離よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の現像装置において、上記第二仕切部材は、偶数枚数であることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の現像装置において、上記第二仕切部材は、上記供給室現像剤搬送部材の軸方向中央部に設けられた開口部を境にして対称となるように設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5、又は6の現像装置において、上記供給室現像剤搬送部材の回転方向は、上記現像剤担持体に対向する位置で下方向であることを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、又は7の現像装置において、上記収容室現像剤搬送部材を複数本備えることを特徴とするものである
求項の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の現像装置において、上記供給室現像剤搬送部材は、軸方向端部、若しくは上記第二仕切部材の近傍に、現像剤搬送方向とは逆方向に現像剤を搬送する逆搬送部を備えることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を均一に帯電する帯電手段、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段、該潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段より選ばれる少なくとも1以上の手段とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在とされるプロセスカートリッジにおいて、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の現像装置を用いることを特徴とするものである。
請求項11の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の現像装置を用いることを特徴とするものである。
本発明においては、現像剤供給室が第二仕切部材によって軸方向に沿って複数の仕切空間に分割されることになる。供給室現像剤搬送部材によって搬送される現像剤の多くが両端部の室内壁や第二仕切部材に突き当たって上へ移動し、現像剤収容室内で収容室現像剤搬送部材によって搬送される現像剤の多くが開口部から自重により下に移動し、それぞれの仕切空間において現像剤が両室間を上下に循環することになる。よって、現像装置の軸方向の長さが長くなっても、現像剤搬送部材の軸方向両端部に必要以上に剤圧がかかることがないので、軸方向両端部に現像剤が滞留しにくい。
本発明によれば、現像剤搬送部材の軸方向端部における現像剤の滞留を抑制することができる現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した現像装置の一実施形態について説明する。図1は、この現像装置の構成を示す概略構成図である。この現像装置は、トナーからなる1成分現像剤を用い、接触現像方式を行うものである。図1に示すように、現像装置は、トナーを担持して潜像担持体である感光体1との対向部まで搬送する現像剤担持体である現像ローラ2と、現像ローラ2にトナーを供給する現像剤供給部材である供給ローラ3、現像ローラ2上のトナー層厚を規制する層規制部材4等を備えた現像剤供給室であるトナー供給室5を備えている。供給ローラ3は、一定の力で現像ローラ2に当接して配置される。この時、現像ローラ2、供給ローラ3の少なくともどちらか一方が弾性体であれば、お互い当接するのは問題ない。但し、現像ローラ2が非弾性体であれば、層規制部材4は弾性体にし、感光体1はベルトか現像ローラ2と非接触位置にしておく必要がある。また、この現像装置は、トナー供給室5の上方に、トナー供給室5に補充するためのトナーを収容する現像剤収容室であるトナー収容室6を備えている。トナー供給室5とトナー収容室6とは第一仕切部材である仕切壁7で区切られ、この仕切壁7には、後述するように、開口部8が設けられている。また、トナー供給室5とトナー収容室6内には、それぞれトナーを軸方向に搬送する搬送部材9、10が設けられている。
上記構成の現像装置において、供給ローラ3には、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の供給バイアスが印加される。供給バイアスは、現像ローラ2との当接部で予備帯電されたトナーを現像ローラ2に押し付ける方向に作用する。供給ローラ3は、回転して表面に付着させたトナーを現像ローラ2の表面に塗布供給する。現像ローラ2には感光体1との間に電界を形成させるための現像バイアスが印加される。現像ローラ2は反時計回りの方向に回転し、表面に保持したトナーを層規制部材4及び感光体1との対向位置へと搬送する。層規制部材4は、自由端側を現像ローラ2表面に10〜80N/mの押圧力で当接させたもので、その押圧下を通過したトナーを薄層化するとともに摩擦帯電によって電荷を付与する。さらに層規制部材4には摩擦帯電を補助するために、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の規制バイアスが印加される。感光体1は時計回りの方向に回転しており、現像ローラ2表面は感光体1との対向位置において感光体1の進行方向と同方向に移動する。薄層化されたトナーは、現像ローラ2の回転によって感光体1との対向位置へ搬送され、現像ローラ2に印加された現像バイアスと感光体1上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体1表面に移動し現像される。感光体1上に現像されずに現像ローラ2上に残されたトナーが再びトナー供給室5へ戻る部分には、接触シート11が弾性部材12の弾性力によって現像ローラ2に当接して設けられ、トナーは現像装置外部に漏れ出ないように封止される。接触シート11を通過したトナーは、下流側の供給ローラ3で現像ローラ2から剥離・回収される。現像ローラ2から剥離されたトナーは供給ローラ3によって、トナー供給室5に送り込まれる。
図2は、上記現像装置の構成を示す正面図である。図2に示すように、トナー供給室5とトナー収容室を仕切る仕切壁7には、軸方向両端部に設けられた開口部8A、8Bと、開口部8A、8Bの間に等間隔に設けられた3つの開口部8C、8D、8Eがある。開口部8C、8Eに対向する位置には、トナー供給室5を軸方向に沿って複数の仕切空間に仕切る第二仕切部材である板状の仕切板13C、13Eが設けられている。ここで、仕切板13C、13Eの仕切空間に面する仕切面は、軸方向と直交する方向に延在している。トナー供給室5内のトナーは、搬送部材9が回転することにより、軸方向中心部から両端部に向けて搬送され、仕切板13C、13E若しくは軸方向端部の内壁14A、14Bに突き当たりその力で上方の開口部8A、8B、8C、8D、8Eに導かれる。開口部8A、8B、8C、8D、8Eを通過しトナー収容室6内に流れ込んだトナーは、搬送部材10により端部から中央部に向けて搬送され、自重により開口部8D、8C(仕切板13C手前)、8E(仕切板13Eの手前)から落下してトナー供給室5内に導かれる。このように、トナー供給室5及びトナー収容室6内の現像剤の多くは、仕切部材13C、13E、開口部8Dによって分割された仕切空間で上下に循環することになる。よって、現像装置の幅が軸方向に長くなっても、搬送部材9、10の軸方向両端部の内壁14A、14Bに必要以上の粉圧がかかることがなく、搬送部材9、10の軸方向両端部でトナーが滞留しにくい。なお、図2中の仕切板13C、13Eは、開口部8C,8Eから僅かに上方に突出している構成である。仕切板13の上端は、仕切壁7の高さに合わせてよいが、開口部8C,8Eから上方に突出させた方が、現像剤を上下に循環させる効果がより高くなる。
図3は、仕切板の形状を説明する平面図である。図4は、搬送部材と仕切板の構成を説明する要部拡大構成図である。図3及び図4に示すように、仕切板13は、現像ローラ2に対向する1辺13bが斜めにカットされた台形形状となっており、底辺が供給ローラ3に対向し、残り2辺がトナー供給室5の内壁と仕切壁7に固定されている。仕切板13の現像ローラ2に対向する1辺13bには、搬送部材9の軸9aが貫通するように穴13aが設けられ、この穴13aの大きさは、軸9aの径xより大きく、搬送部材9の羽根部9bの外径yよりも小さく形成される。搬送部材9により搬送されてきたトナーが効率よくトナー供給室5からトナー収容室6へ移動するためには、穴13aの大きさは軸9aの径xよりも大きくて、且つ羽根部9bの外径yよりも小さいのが好ましい。
図5は、仕切板の形状を説明する断面図である。図6は、図5とは別の仕切板の形状を説明する断面図である。本実施形態に係る仕切板13は、図5に示すように、現像ローラ2に対向する1辺13bの先端形状が鋭角形状となっている。仕切板13の1辺の先端形状を鋭角形状とすることにより、仕切板13と現像ローラ2との間でトナーが滞留することがない。これに対し、図6に示すように、仕切板13’の1辺13’bの先端形状が現像ローラ2の周面と平行に形成された場合には、仕切板13’と現像ローラ2との間でトナーが滞留しやすくなってしまう。同様に、仕切板13の供給ローラ3に対向する1辺の先端形状も鋭角形状となっている。仕切板13の供給ローラ3に対向する1辺の先端形状を鋭角形状とすることにより、仕切板13と供給ローラ3との間でトナーが滞留することがない。
図7は、現像装置の構成を示す要部拡大構成図である。図7に示すように、仕切板13は、現像ローラ2に対向する1辺13bが、現像ローラ2と搬送部材9との最近接距離よりもzだけ遠い距離になるように配設されている。仕切板13の現像ローラ2に対向する1辺13bが現像ローラ2に近すぎると、仕切板13と現像ローラ2との間にトナーが停滞するため好ましくないからである。
また、本実施形態において、仕切板13は、2枚(13C、13E)設けられている。仕切板13の枚数は特に限定されないが、偶数枚数であることが好ましい。偶数枚数であれば、軸方向中央部に設けられた開口部8Dを境にして対称に仕切板13を複数設けることができ、仕切空間の大きさを同じにすることができる。よって、トナー収容室5及びトナー供給室6の仕切空間でトナーの劣化のバラツキが抑制される。
図8は、現像装置におけるトナー溜まりの形状を説明する概略構成図である。図8に示すように、搬送部材9の回転方向は、現像ローラ2に対向する位置で下方向、すなわち、図中反時計回り方向であることが好ましい。これにより、トナー供給室5内のトナーTの喫水線は図中右側の壁側が盛り上がり、現像ローラ2側が下がり、仕切板13と現像ローラ2間におけるトナーの粉圧が弱められるため、トナーの劣化も抑制される。
また、上記現像装置において、トナー収容室6に、複数本の現像剤搬送部材を設けてよい。図9(a)は別の現像装置の構成を示す上面図、(b)はこの現像装置の構成を示す正面図である。なお、以下、図中、上述した部材と同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。図9(a)(b)に示すように、トナー収容室6に2本の搬送部材10A、10Bを設けてもよい。これにより、トナー収容室6に回収された劣化トナーと、トナー収容室6内の新しいトナーとを十分に混合することができる。
また、上記現像装置において、搬送部材9には、開口部8に対向する位置にパドルを設けてもよい。図10は、搬送部材の開口部付近の構成を示す要部拡大正面図である。例えば、図10に示すように、搬送部材9には、仕切板13よりも搬送方向上流側にパドル15を設けてもよい。仕切板13の近傍に設けられたパドル15は、搬送部材9によって搬送されたトナーを開口部からトナー収容室6側に効率的に持ち上げ移動させることができる。
また、上記現像装置において、搬送部材9には、軸方向端部若しくは仕切板13の近傍に、搬送部材9のトナー搬送方向とは逆方向にトナーを搬送する逆搬送部を設けてもよい。図11は、搬送部材の端部付近の構成を示す要部拡大正面図である。図11に示すように、トナー供給室5内の搬送部材9の端部には、搬送部材9のトナー搬送方向とは逆方向にトナー搬送する逆搬送部16を設けてもよい。トナー収容室5の端部の内壁14Aによってトナーの流れが堰き止められるが、この逆搬送部16によってトナー溜まりが緩和される。
以上、本実施形態に係る現像装置によれば、トナー供給室5及びトナー収容室6が第二仕切部材である仕切板13によって軸方向に沿って複数分割されることになる。よって、現像装置の軸方向の長さが長くなっても、搬送部材9の軸方向両端部に必要以上に剤圧がかかることがないので、軸方向両端部に現像剤が滞留しにくい。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、仕切板13には、搬送部材9の軸9aが貫通する穴13aが形成され、この穴13aの大きさは搬送部材9の羽根部9bの外径よりも小さい。これにより、トナー供給室5及びトナー収容室6内の現像剤は、効率よく上下に循環移動することができる。
また、本実施形態によれば、仕切板13は、現像ローラ2と対向する1辺13bの先端形状が鋭角形状となっている。これにより、仕切板13と現像ローラ2との間で、トナー溜まりができにくい。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、現像ローラ2と仕切板13の一辺13bとの最近接距離は、現像ローラ2と搬送部材9との最近接距離よりも大きい。これにより、仕切板13と現像ローラ2との間でトナー溜まりができにくい。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、仕切板13が偶数枚数設けられている。これにより、搬送部材9の軸方向中央部を境にして対称にトナーの循環を形成することができ、トナーの劣化のバラツキが抑制される。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、仕切板13は搬送部材9の軸方向中央部に設けられた開口部8Dを境にして対称となるように設けられている。これにより、仕切空間が同じ大きさに形成され、トナーの劣化のバラツキが抑制される。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、搬送部材9の回転方向は、現像ローラ2に対向する位置で下方向である。これにより、仕切板13と現像ローラ2間におけるトナーの粉圧が弱められ、トナーの劣化が抑制される。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、トナー収容室6内に複数の搬送部材10A、10Bを備えている。これにより、劣化したトナーと劣化していないトナーとを十分に混合することができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、剤搬送部材9は、上記開口部8近傍にパドル15を備えている。パドル15は、搬送部材9によって搬送されたトナーを開口部8からトナー収容室6側に効率的に持ち上げ移動させることができる。
また、本実施形態に係る現像装置によれば、搬送部材9は、軸方向端部の内壁14A、14B、若しくは仕切板13の近傍に、現像剤搬送方向とは逆方向に現像剤を搬送する逆搬送部16を備えている。軸方向端部の内壁14A、14Bや仕切板13によってトナーの流れが堰き止められるが、この逆搬送部16によってトナー溜まりが緩和される。
また、本実施形態に係る現像装置を搭載したプロセスカートリッジ及び画像形成装置は、現像剤搬送部材9の軸方向端部でのトナーの滞留による現像剤の劣化や駆動トルクアップがないので、高品質な画像を安定して得ることができる。
なお、本実施形態に係る現像装置は、図示しないが例えば、感光体上に形成したトナー像を印刷用紙に直接転写する画像形成装置や、感光体上のトナー像を一旦中間転写体に転写し、その後中間転写体上のトナー像を印刷用紙に転写する画像形成装置に搭載することができる。また、ひとつの感光体及びひとつの現像装置4を有するモノクロ画像形成装置であっても、一つの感光体上に各色ごとのトナー像を順次形成し、感光体上の各色トナー像を順次中間転写体又は印刷用紙に重ね合わせて転写するカラー画像形成装置であってもよい。また例えば、感光体を含む画像形成ユニットを複数組並べて配置し、各画像形成ユニットの感光体上に互いに異なる色のトナー像を形成し、各感光体上のトナー像を中間転写体又は印刷用紙に重ね合わせて転写するタンデム型のカラー画像形成装置であってもよい。
本実施形態に係る現像装置の構成を示す概略構成図。 同現像装置の構成を示す正面図。 (a)(b)は同現像装置の仕切板の形状を説明する平面図。 同現像装置の搬送部材と仕切板の構成を説明する要部拡大構成図。 同現像装置の仕切板の先端形状を説明する断面図。 別の仕切板の先端形状を説明する断面図。 同現像装置の構成を示す要部拡大構成図。 同現像装置におけるトナー溜まりの形状を説明する概略構成図。 (a)は別の現像装置の構成を示す上面図、(b)はこの現像装置の構成を示す正面図。 搬送部材の開口部付近の構成を示す要部拡大正面図。 搬送部材の端部付近の構成を示す要部拡大正面図。 従来の現像装置の構成を示す概略構成図。 従来の現像装置の構成を示す正面図。 従来の別の現像装置の構成を示す正面図。
符号の説明
1 感光体
2 現像ローラ
3 供給ローラ
4 層規制部材
5 トナー供給室
6 トナー収容室
7 仕切壁
8 開口部
9 搬送部材
10 搬送部材
11 接触シート
12 弾性部材
13 仕切板

Claims (11)

  1. 現像剤を担持して潜像担持体との対向部まで搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材を有する現像剤供給室と、該現像剤供給室の上方に配置され且つ現像剤供給室に補充するための現像剤を収容する現像剤収容室と、該現像剤供給室内の現像剤を軸方向に搬送する供給室現像剤搬送部材と、該現像剤収容室内の現像剤を軸方向へ搬送する収容室現像剤搬送部材と、該現像剤供給室と該現像剤収容室とを仕切り複数の開口部を有する第一仕切部材とを備えた現像装置において、
    上記第一仕切部材に設けられた開口部のうち軸方向両端部近傍以外の少なくとも1以上の開口部に対向する位置に、上端が該開口部を介して上記現像剤収容部内に突出し、かつ、上記現像剤供給室を上記供給室現像剤搬送部材の軸方向に沿って複数の仕切空間に分割する第二仕切部材を設け、上記供給室現像剤搬送部材による搬送で該第二仕切部材に突き当たって上昇し上記現像剤収容室内に至った現像剤を、突き当たるまでとは逆の方向に上記収容室現像剤搬送部材によって搬送させるようにし、
    上記供給室現像剤搬送部材は上記第二仕切部材に現像剤を突き当てて上昇させる箇所にパドルを備えることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の転写装置において、
    上記第二仕切部材には、上記供給室現像剤搬送部材の軸が貫通する穴が形成され、該穴の大きさは該供給室現像剤搬送部材の外径よりも小さいことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記第二仕切部材は、上記現像剤担持体と対向する先端部の形状が鋭角形状であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1、2、又は3の現像装置において、
    上記現像剤担持体と上記第二仕切部材の先端部との最近接距離は、該現像剤担持体と上記供給室現像剤搬送部材との最近接距離よりも大きいことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の現像装置において、
    上記第二仕切部材は、偶数枚数であることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1、2、3、4又は5の現像装置において、
    上記第二仕切部材は、上記供給室現像剤搬送部材の軸方向中央部に設けられた開口部を境にして対称となるように設けられていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5、又は6の現像装置において、
    上記供給室現像剤搬送部材の回転方向は、上記現像剤担持体に対向する位置で下方向であることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6、又は7の現像装置において、
    上記収容室現像剤搬送部材を複数本備えることを特徴とする現像装置
  9. 求項1、2、3、4、5、6、7又は8の現像装置において、
    上記供給室現像剤搬送部材は、軸方向端部、若しくは上記第二仕切部材の近傍に、現像剤搬送方向とは逆方向に現像剤を搬送する逆搬送部を備えることを特徴とする現像装置。
  10. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を均一に帯電する帯電手段、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段、該潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段より選ばれる少なくとも1以上の手段とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在とされるプロセスカートリッジにおいて、
    該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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