JP5417225B2 - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関およびモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置に関する。
従来、地球温暖化などの環境悪化の抑制や省エネルギ対策等により、低燃費の車両の開発が進んでいる。例えば、特許文献1に記載された技術は駆動源としてのエンジン(内燃機関)を備え、車両が略一定の速度で走行するような定速走行条件を満たしたときにエンジンへの燃料供給を停止し、これにより低燃費を実現している。特許文献1に記載された技術は、予め設定した車速基準値を用いて通常走行(エンジン駆動)と慣性走行(エンジン停止)とを切り換える制御を行い、これによりエンジンの停止時間を確保するようにしている。
また、駆動源としてのエンジンおよびモータジェネレータを備え、より低燃費を実現できるハイブリッド車両の開発が進んでいる。ハイブリッド車両は、エンジンによる車両の推進力をモータジェネレータでアシストしたり、減速時にはモータジェネレータを発電機として駆動して運動エネルギを電気エネルギとして回収し、車載蓄電体(高電圧バッテリ)を充電したりする制御を行う。
ハイブリッド車両としては、例えば、特許文献2に記載された技術が知られている。特許文献2に記載された技術は2つのクラッチを備え、エンジン,第1クラッチ,モータジェネレータ,第2クラッチを有する自動変速機,駆動輪の順に接続してハイブリッド駆動系を構成している。そして、第1クラッチを締結または開放することにより、走行モードを「エンジン走行モード」,「モータ走行モード」,「モータアシスト走行モード」,「走行発電モード」に切り換えるようにしている。第2クラッチは、各走行モードの切り換え時に滑り締結させることで、エンジンの始動ショック等が駆動輪に伝達されるのを防止する。
特公昭62−057530号公報 特開2007−015679号公報
上述の特許文献1および特許文献2に記載された技術は、何れもエネルギ効率を良くして低燃費を実現する技術であるが、エネルギ効率をより良くするためには、以下に述べるような改善の余地がある。つまり、特許文献1に記載された技術にあっては、慣性走行から車速が低下したときにエンジンを始動して、車速低下分をエンジンの駆動力で補うため、比較的短い周期でエンジンの駆動/停止が繰り返される。したがって、燃料を多く必要とするエンジン始動が繰り返されるため、この点を改善することでより低燃費を実現できるようになる。また、特許文献1に記載の技術はエンジン始動の機会が多いため、エンジンの始動音が頻繁に車室内に漏れる等、耳障りにもなって好ましくない。
一方、特許文献2に記載された技術にあっては、「モータ走行モード」の場合でも自動変速機を介して駆動輪を駆動する構成を採用している。そのため、駆動領域の広いモータジェネレータで変速の必要が無い場合でも、自動変速機に変速油圧を供給する必要がある。したがって、この点を改善することでより低燃費を実現できるようになる。また、変速油圧をエンジンの駆動力で得る場合には、エンジンの駆動力が車両の走行に関与していない場合でもエンジンを止めることができず、やはりこの点を改善することでより低燃費を実現できるようになる。
本発明の目的は、内燃機関およびモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置において、よりエネルギ効率を良くして低燃費を実現できるハイブリッド駆動装置を提供することにある。
本発明のハイブリッド駆動装置は、内燃機関およびモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記車速検出手段からの車速信号が入力されるコントロールユニットと、前記内燃機関と前記モータジェネレータとの間に設けられ、前記内燃機関の回転数を変速する変速機と、前記内燃機関と前記変速機との間に設けられ、前記内燃機関と前記変速機との間の動力伝達経路を締結または開放する第1クラッチと、前記モータジェネレータと駆動輪との間に設けられ、前記モータジェネレータと前記駆動輪との間の動力伝達経路を締結または開放する第2クラッチとを備え、前記コントロールユニットは、前記車速に基づいて、前記第1クラッチおよび前記第2クラッチをいずれも締結し、少なくとも前記内燃機関の回転駆動により走行する通常走行モードと、前記第1クラッチを開放しつつ前記第2クラッチを締結し、前記モータジェネレータの回転駆動により走行するモータ走行モードと、前記第2クラッチを開放して前記車両を慣性力により走行させる第1慣性走行モードとを切り換え、前記コントロールユニットは、さらに、前記第1慣性走行モードを実行中に前記第2クラッチを開放した状態のもとで前記第1クラッチを締結し、前記内燃機関を駆動して前記モータジェネレータで車載蓄電体の充電を行う第2慣性走行モードを実行し、前記車載蓄電体の残エネルギ量が所定値以下となったときに、前記第2慣性走行モードによる減速と前記モータ走行モードによる加速とを繰り返させることを特徴とする。
本発明のハイブリッド駆動装置は、前記内燃機関はスタータモータにより始動され、前記コントロールユニットは前記第1クラッチを締結する際に、前記モータジェネレータの回転数と前記変速機の変速比を制御し、前記第1クラッチの入力側と出力側との回転数を同期させることを特徴とする。
本発明のハイブリッド駆動装置は、前記内燃機関は前記モータジェネレータにより始動され、前記コントロールユニットは前記通常走行モードまたは前記第2慣性走行モードで前記内燃機関を始動する際に、前記第2クラッチを開放して前記モータジェネレータの回転数を略ゼロとした後、前記第1クラッチを締結して前記モータジェネレータを回転駆動することを特徴とする。
本発明のハイブリッド駆動装置によれば、内燃機関とモータジェネレータとの間に内燃機関の回転数を変速する変速機を設け、内燃機関と変速機との間に内燃機関と変速機との間の動力伝達経路を締結または開放する第1クラッチを設け、モータジェネレータと駆動輪との間にモータジェネレータと駆動輪との間の動力伝達経路を締結または開放する第2クラッチを設け、コントロールユニットは、車速に基づいて、第1クラッチおよび第2クラッチをいずれも締結し、少なくとも内燃機関の回転駆動により走行する通常走行モードと、第1クラッチを開放しつつ第2クラッチを締結し、モータジェネレータの回転駆動により走行するモータ走行モードと、第2クラッチを開放して車両を慣性力により走行させる第1慣性走行モードとを切り換える。これにより、車両の車速に応じて車両の走行に必要な駆動力を、車両の慣性力,モータジェネレータの駆動力,内燃機関の駆動力から得ることができる。第2クラッチを、内燃機関,第1クラッチ,変速機,モータジェネレータよりも駆動輪寄り(下流側)に設けているので、第2クラッチよりも上流側にある変速機等のフリクション(摩擦抵抗)に影響されること無く、駆動輪をスムーズに回転させることができる。また、従前のように変速機に変速油圧を供給する必要も無い。よって、よりエネルギ効率を良くして低燃費を実現できる。
本発明のハイブリッド駆動装置によれば、コントロールユニットは、第1慣性走行モードを実行中に第2クラッチを開放した状態のもとで第1クラッチを締結し、内燃機関を駆動してモータジェネレータで車載蓄電体の充電を行う第2慣性走行モードを実行するので、内燃機関の駆動力は駆動輪に伝達されず、モータジェネレータのみを発電機として効率良く駆動できる。また、内燃機関の駆動力が駆動輪に伝達されないので、車速が減速したり加速したりすることが無く、車両を継続してスムーズに慣性走行させることができる。
本発明のハイブリッド駆動装置によれば、コントロールユニットは、車載蓄電体の残エネルギ量が所定値以下となったときに、第2慣性走行モードによる減速とモータ走行モードによる加速とを繰り返させることができる。
本発明のハイブリッド駆動装置によれば、内燃機関はスタータモータにより始動され、コントロールユニットは第1クラッチを締結する際に、モータジェネレータの回転数と変速機の変速比を制御し、第1クラッチの入力側と出力側との回転数を同期させるので、第1クラッチの締結時において振動等が発生するのを防止できる。
本発明のハイブリッド駆動装置によれば、内燃機関はモータジェネレータにより始動され、コントロールユニットは通常走行モードまたは第2慣性走行モードで内燃機関を始動する際に、第2クラッチを開放してモータジェネレータの回転数を略ゼロとした後、第1クラッチを締結してモータジェネレータを回転駆動させることができる。
本発明におけるハイブリッド駆動装置の概略を示すスケルトン図である。 図1のハイブリッド駆動装置の電装系を示す回路図である。 図1のハイブリッド駆動装置の動作内容を示すメインフローチャート図である。 図3のメインフローチャートにおける加速制御の動作内容を示すサブフローチャート図である。 図3のメインフローチャートにおける減速制御の動作内容を示すサブフローチャート図である。 図1のハイブリッド駆動装置の具体的な動作を示すタイミングチャート図である。 図1のハイブリッド駆動装置の具体的な動作を示すタイミングチャート図(エアコンSW,SOCの表示有)である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明におけるハイブリッド駆動装置の概略を示すスケルトン図を、図2は図1のハイブリッド駆動装置の電装系を示す回路図をそれぞれ表している。
図1に示すように、ハイブリッド駆動装置10はエンジン(内燃機関)20および駆動機構30を備え、図示しないハイブリッド車両(車両)の前方側に搭載されている。エンジン20は、出力軸としてのクランクシャフト21を備え、クランクシャフト21の一端側(図中左側)はエンジン20の内部に設けられ、クランクシャフト21の他端側(図中右側)は駆動機構30に向けて延ばされている。エンジン20にはスタータモータ22が設けられ、駆動電流を供給してスタータモータ22を回転駆動することで、エンジン20を始動できる。
駆動機構30は、その外郭をなすケーシング31を備えている。ケーシング31の内部には、トルクコンバータ32,遊星歯車機構33,第1クラッチ34,無段変速機(変速機)35,モータジェネレータ36,第2クラッチ37,ディファレンシャルギヤ38,前後輪動力配分機構39が設けられている。
トルクコンバータ32は、ポンプインペラ32aおよびタービンランナ32bを備え、ポンプインペラ32aとタービンランナ32bとの間には、ステータ32cが設けられている。トルクコンバータ32の内部には、比較的粘度の低いオイル(図示せず)が循環するようになっており、ポンプインペラ32aの回転に伴うオイルの慣性力がタービンランナ32bに伝達され、これによりタービンランナ32bに固定された出力軸32dが回転する。クランクシャフト21の他端側はポンプインペラ32aに接続され、出力軸32dの他端側は遊星歯車機構33のサンギヤ33aに接続されている。
遊星歯車機構33は、サンギヤ33a,複数(例えば3つ)のピニオンギヤ33b,各ピニオンギヤ33bを支持するキャリア33cおよびリングギヤ33dを備えている。各ピニオンギヤ33bは、それぞれサンギヤ33aに噛み合わされてサンギヤ33aの周囲を転動するようになっている。また、各ピニオンギヤ33bにはリングギヤ33dが噛み合わされており、リングギヤ33dは各ピニオンギヤ33bの周囲を回転するようになっている。
キャリア33cの一端側は、キャリアクラッチ34aを介して出力軸32dに対して締結または開放可能に接続されている。また、キャリア33cの他端側は、無段変速機35の第1シャフト35aに一体回転可能に接続されている。リングギヤ33dは、リングギヤクラッチ34bを介してケーシング31に対して締結または開放可能に接続されている。第1クラッチ34は、キャリアクラッチ34aおよびリングギヤクラッチ34bにより形成され、第1クラッチ34は、エンジン20と無段変速機35との間に設けられている。第1クラッチ34は、エンジン20と無段変速機35との間の動力伝達経路を締結または開放するもので、電磁ソレノイド等の駆動機構(図示せず)を備えた第1クラッチユニット52a(図2参照)により制御される。
ここで、キャリアクラッチ34aおよびリングギヤクラッチ34bの双方を開放した場合は、無段変速機35のシフト位置はニュートラルとなる。また、キャリアクラッチ34aを締結してリングギヤクラッチ34bを開放した場合は、サンギヤ33a,各ピニオンギヤ33bおよびキャリア33cが一体回転し、無段変速機35のシフト位置は前進となる。これとは逆に、キャリアクラッチ34aを開放してリングギヤクラッチ34bを締結した場合は、無段変速機35のシフト位置は後進となる。
無段変速機35は、エンジン20とモータジェネレータ36との間に設けられ、エンジン20の回転数を変速するようになっている。無段変速機35は、プライマリプーリ40およびセカンダリプーリ41を備え、各プーリ40,41間にはチェーンベルト42が巻き掛けられている。プライマリプーリ40は第1シャフト35a上に設けられ、プライマリプーリ40は、第1シャフト35aに固定された固定シーブ40aおよび第1シャフト35aの軸方向に移動可能な可動シーブ40bを備えている。可動シーブ40bの他端側にはプライマリシリンダ40cが設けられ、プライマリシリンダ40cに油圧を給排することで可動シーブ40bは固定シーブ40aに対して接近または離間する。これにより、固定シーブ40aと可動シーブ40bとの間のチェーンベルト42に対する押圧力を制御して、プライマリプーリ40に対するチェーンベルト42の巻径を変化させることができる。
無段変速機35は、第1シャフト35aと平行の第2シャフト35bを備えており、第2シャフト35b上にはセカンダリプーリ41が設けられている。セカンダリプーリ41は、第2シャフト35bに固定された固定シーブ41aおよび第2シャフト35bの軸方向に移動可能な可動シーブ41bを備えている。可動シーブ41bの一端側にはセカンダリシリンダ41cが設けられ、セカンダリシリンダ41cに油圧を給排することで可動シーブ41bによるチェーンベルト42に対する押圧力が制御される。これにより、チェーンベルト42のセカンダリプーリ41に対する滑り抵抗等が調整され、第1シャフト35aおよび第2シャフト35bの回転数を制御することができる。
例えば、ハイブリッド車両の発進時には、セカンダリシリンダ41c内の油圧を上げることでチェーンベルト42のセカンダリプーリ41に対する巻径を大きくする。また、ハイブリッド車両が高速走行している時は、セカンダリシリンダ41c内の油圧を下げることでチェーンベルト42のセカンダリプーリ41に対する巻径を小さくする。ここで、プライマリシリンダ40cおよびセカンダリシリンダ41c内の油圧は、TCU52(図2参照)によって制御される油圧駆動機構(図示せず)により制御される。
第2シャフト35bと平行に設けられる第3シャフト43上には、駆動モータおよび発電機として機能するモータジェネレータ36が設けられている。第3シャフト43の一端側にはディファレンシャルギヤ38が設けられ、ディファレンシャルギヤ38には、ドライブシャフトを介して駆動輪としての左右一対の前輪(図示せず)が接続されている。また、第3シャフト43の他端側にはギヤ機構44を介して第4シャフト45が設けられ、第4シャフト45には、前後輪動力配分機構39およびドライブシャフトを介して駆動輪としての左右一対の後輪(図示せず)が接続されている。つまり、本実施の形態におけるハイブリッド車両は、全ての車輪が駆動輪となった四輪駆動車を採用している。ここで、前後輪動力配分機構39は、例えば走行状態を安定化させるべく、各前輪および各後輪のそれぞれに対して最適なトルク配分をするようになっている。
第2シャフト35bと第3シャフト43との間にはギヤ機構46が設けられ、ギヤ機構46はモータジェネレータ36の回転子36aに固定されている。また、ギヤ機構46と第3シャフト43との間、つまりモータジェネレータ36と各前後輪との間には第2クラッチ37が設けられ、第2クラッチ37は、モータジェネレータ36と第3シャフト43(各前後輪)との間の伝達経路を締結または開放するようになっている。ここで、第2クラッチ37は、電磁ソレノイド等の駆動機構(図示せず)を備えた第2クラッチユニット52b(図2参照)により制御される。
図2に示すように、ハイブリッド駆動装置10は、電装系として駆動回路50を備えている。駆動回路50は、本発明におけるコントロールユニットとして、ECU(エンジンコントロールユニット)51,TCU(トランスミッションコントロールユニット)52,インバータ53,B/TCU(バッテリコントロールユニット)54およびHEVCU(ハイブリッド車両コントロールユニット)55を備えている。各コントロールユニット51〜55は、ハイブリッド車両に構築されたCAN通信線(Controller Area Network)56に電気的接続され、各コントロールユニット51〜55間で相互に情報の授受を行うようになっている。また、CAN通信線56にはアクセルスイッチ57が電気的に接続されている。アクセルスイッチ57からは、運転者によるアクセル操作情報(検出信号)がCAN通信線56を介して各コントロールユニット51〜55に向けて送出される。
ECU51は、エンジン20の燃料噴射装置,点火装置,スロットルバルブ等(図示せず)を制御し、エンジン20の運転状態を制御するようになっている。ECU51にはクランク角センサ51aが電気的に接続され、クランクシャフト21の回転状態がECU51にフィードバックされる。ECU51は、クランク角センサ51aから入力される検出信号やCAN通信線56から伝送される情報等に基づき、エンジン20の燃料噴射量,点火時期,スロットルバルブ開度等を演算してエンジン20の運転状態を制御するようになっている。
TCU52は、無段変速機35の油圧駆動機構(図示せず),第1クラッチユニット52a,第2クラッチユニット52b等を制御するようになっている。TCU52には、無段変速機35の第1シャフト35aの回転数を検出する第1回転数センサ52cと、第3シャフト43の回転数、つまり駆動輪の回転数(車速)を検出する第2回転数センサ52dとが電気的に接続されている。ここで、第2回転数センサ52dは、本発明における車速検出手段を構成している。
TCU52は、各回転数センサ52c,52dから入力される検出信号(車速信号)やCAN通信線56から伝送される情報等に基づき、無段変速機35の目標変速比,目標プライマリシリンダ圧,目標セカンダリシリンダ圧等を演算する。そして、無段変速機35の変速比,各クラッチユニット52a,52bによる各クラッチ34,37の締結/開放を制御するようになっている。
インバータ53は、高電圧バッテリである車載蓄電体58からの電力を3相に変換して駆動電流を生成し、生成した駆動電流をモータジェネレータ36に供給するようになっている。ここで、車載蓄電体58はリチウムイオン二次電池を採用している。インバータ53には、モータジェネレータ36の回転数を検出する第3回転数センサ53aが電気的に接続され、モータジェネレータ36の回転状態がインバータ53にフィードバックされる。インバータ53は、第3回転数センサ53aから入力される検出信号やCAN通信線56から伝送される情報等に基づき、モータジェネレータ36を制御するようになっている。
B/TCU54は、車載蓄電体58の残エネルギ量(SOC)を算出するとともに、車載蓄電体58の充電状態を監視するようになっている。そして、B/TCU54で算出した残エネルギ量に関する情報や車載蓄電体58の充電状態を示す情報等は、CAN通信線56に送出されて他のコントロールユニットに伝送される。
HEVCU55は、ハイブリッド車両の駆動系全体を統括的に制御するようになっており、HEVCU55には、CAN通信線56を介して他のコントロールユニットから種々の情報等が伝送される。HEVCU55には、運転者によりオンオフ操作されるモード指示スイッチ55aが電気的に接続され、本実施の形態におけるモード指示スイッチ55aは、クルーズコントロールスイッチとなっている。
次に、以上のように形成したハイブリッド駆動装置10の動作内容について、図面を用いて詳細に説明する。
図3は図1のハイブリッド駆動装置の動作内容を示すメインフローチャート図を、図4は図3のメインフローチャートにおける加速制御の動作内容を示すサブフローチャート図を、図5は図3のメインフローチャートにおける減速制御の動作内容を示すサブフローチャート図をそれぞれ表している。
本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10は、ハイブリッド車両がクルーズコントロール(定速走行制御)状態にあることが慣性走行モードを実行する前提条件となっている。
図3に示すように、ステップS1においてイグニッションスイッチ(図示せず)がオン操作されると、続くステップS2においてハイブリッド車両の車速Vを検出する。ここで、車速Vは第3シャフト43の回転数を検出する第2回転数センサ52dの検出信号から得られる。ただし、第2クラッチ37が締結状態にある場合には、モータジェネレータ36の回転数を検出する第3回転数センサ53aの検出信号から車速Vを得ることもできる。
ステップS3では、車速Vが第1車速しきい値V1よりも小さいか否かを判定する。ステップS3で車速Vが第1車速しきい値V1よりも小さいと判定した場合(yes判定)には、ステップS20に進む。ステップS20では、ハイブリッド車両は通常走行中(クルーズコントロールオフ状態)であるとして、クルーズコントロールフラグFを「0」とする。一方、ステップS3で車速Vが第1車速しきい値V1以上であると判定した場合(no判定)には、ステップS4に進む。ここで、第1車速しきい値V1は、本発明における所定車速を構成している。
ステップS4では、アクセルスイッチ57(ブレーキスイッチ(図示せず))からの検出信号に基づき、運転者によるアクセル操作(ブレーキ操作)が有るか否か、つまりアクセルペダル(ブレーキペダル)の踏み込みが有るか否かを判定する。ステップS4でアクセル操作(ブレーキ操作)が有ると判定した場合(yes判定)はステップS20に進む。一方、ステップS4でアクセル操作(ブレーキ操作)が無いと判定した場合(no判定)はステップS5に進む。
ステップS5では、モード指示スイッチ(クルーズコントロールスイッチ)55aがオフされたか否かを判定する。ステップS5でモード指示スイッチ55aがオフされたと判定した場合(yes判定)には、ステップS3およびステップS4と同様にハイブリッド車両を通常走行中とするためにステップS20に進む。ステップS5でモード指示スイッチ55aがオンされたと判定した場合(no判定)には、ステップS6に進んでクルーズコントロールフラグFが「1」以上か否かを判定する。
ステップS6でクルーズコントロールフラグFが「1」よりも小さいと判定した場合(no判定)には、前回の制御周期においてクルーズコントロール中ではないとしてステップS17に進む。ステップS17では、モード指示スイッチ55aがオンされたか否かを判定する。ステップS17でモード指示スイッチ55aがオンされていないと判定した場合(no判定)には、ステップS16に進んでRETURN処理される。ステップS17でモード指示スイッチ55aがオンされたと判定した場合(yes判定)にはステップS18に進み、車速Vに基づいてクルーズコントロール中の基準車速となる第2車速しきい値V2を設定するとともに、第2車速しきい値V2を挟む車速下限値Vminと車速上限値Vmax(設定車速範囲Vmin〜Vmax)を設定する。ここで、第2車速しきい値V2は第1車速しきい値V1よりも大きい値に設定されている(V2>V1)。
続くステップS19では、ハイブリッド車両はクルーズコントロールを開始したとして、クルーズコントロールフラグFを「1」にする。ここで、本実施の形態に係るクルーズコントロールは、モード指示スイッチ55aをオン操作することにより実行され、アクセルペダル(ブレーキペダル)を再度踏み込むこと、またはモード指示スイッチ55aをオフ操作することで終了する。
ステップS6でクルーズコントロールフラグFが「1」以上であると判定した場合(yes判定)、つまりクルーズコントロール中であると判定した場合には、ステップS7に進み、クルーズコントロールフラグFが「2」であるか否かを判定する。ここで、クルーズコントロールフラグFが「2」である場合とは、ハイブリッド車両がエンジン20やモータジェネレータ36の駆動力で走行せずに、自身の慣性力により走行(グライダー走行)している状態、つまり慣性走行モードであることを意味する。ここで言う慣性走行モードは、本発明における第1慣性走行モードを構成している。
ステップS7でクルーズコントロールフラグFが「2」であると判定した場合(yes判定)には、ステップS14に進む。ステップS7でクルーズコントロールフラグFが「2」ではないと判定した場合(no判定)には、ステップS8に進んで通常クルコン制御を実行する。ここで、通常クルコン制御とは、エンジン20の駆動によりハイブリッド車両を走行させる定速走行モードであり、具体的には、第1クラッチ34,第2クラッチ37の双方をいずれも締結状態とし、エンジン20の駆動により車速Vを定速保持する状態に制御する。
定速走行モードの状態で、ステップS9におけるカウンタ処理とステップS10におけるカウンタ比較処理とを実行する。ステップS10においてハイブリッド車両が所定時間T1以上走行していないと判定した場合(no判定)には、ステップS16に進んでRETURN処理される。ステップS10においてハイブリッド車両が所定時間T1以上走行したと判定した場合(yes判定)には、ステップS11に進み、走行時間を示すカウンタ値Tをリセット(T=0)し、続くステップS12でクルーズコントロールフラグFを「2」とする。
ステップS13では、慣性走行モード、つまり、第2クラッチ37の開放とエンジン20への燃料カット(エンジン停止)を実行する。その後、ステップS14およびステップS15における車速Vの比較処理を実行し、車速VがVmin≦V≦Vmaxである場合、つまり車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmax内である場合(ステップS14,ステップS15の双方でno判定の場合)には、ステップS16に進んでRETURN処理され、慣性走行モードを継続して実行する。
ステップS14においてVmin>Vが成立する場合、つまり車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmaxから逸脱して低速となった場合(yes判定)には、ステップS22に進んで車速Vを設定車速範囲Vmin〜Vmaxに収めるための加速制御を実行する。一方、ステップS15においてVmax<Vが成立する場合、つまり車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmaxから逸脱して高速となった場合(yes判定)には、ステップS21に進んで車速Vを設定車速範囲Vmin〜Vmaxに収めるための減速制御を実行する。
次に、ステップS22における加速制御(サブフロー)について図4を用いて説明する。ステップS201において加速制御が実行されると、続くステップS202においてモータジェネレータ36をオンして回転駆動する。ここで、第2回転数センサ52dの検出信号および第3回転数センサ53aの検出信号に基づいてモータジェネレータ36を回転駆動し、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期させる。
ステップS203では、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期させた状態のもとで、第2クラッチ37を締結し、さらにモータジェネレータ36を回転駆動(力行駆動)する。続くステップS204からステップS206は、図3におけるステップS3からステップS5と同じ処理内容で、クルーズコントロール終了の判定条件を示している。ステップS204からステップS206のうちの少なくとも一つが成立した場合(yes判定)には、ステップS213でクルーズコントロールフラグFを「0」とし、その後、ステップS211に進んで加速制御を終了する。
ステップS207では、車速Vが第2車速しきい値V2以上となったか否かを判定する。ステップS207で車速Vが第2車速しきい値V2以上になったと判定した場合(yes判定)には、ステップS212に進みカウンタ値Kをリセット(K=0)し、ステップS211で加速制御を終了する。ここで、カウンタ値Kはモータジェネレータ36の力行駆動による車速復帰時間を示している。ステップS207で車速Vが第2車速しきい値V2よりも小さいと判定した場合(no判定)には、続くステップS208,ステップS209でタイマカウントする。
ステップS209でカウンタ値Kが所定時間K1に満たないと判定した場合(no判定)には、ステップS204に戻る。ステップS209でカウンタ値Kが所定時間K1以上であると判定した場合(yes判定)には、所定時間K1を経過しても車速Vが第2車速しきい値V2以上に復帰せず、モータジェネレータ36の力行駆動だけではハイブリッド車両の増速が見込めないとし、続くステップS210でクルーズコントロールフラグFを「1」とし、ステップS211に進んで加速制御を終了する。
次に、ステップS21における減速制御(サブフロー)について図5を用いて説明する。ステップS301において減速制御が実行されると、続くステップS302においてモータジェネレータ36をオンして回転駆動する。ここで、第2回転数センサ52dの検出信号および第3回転数センサ53aの検出信号に基づいてモータジェネレータ36を回転駆動し、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期させる。
ステップS303では、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期させた状態のもとで、第2クラッチ37を締結し、さらにモータジェネレータ36を発電機として駆動(回生駆動)する。続くステップS304からステップS306は、図3におけるステップS3からステップS5と同じ処理内容で、クルーズコントロール終了の判定条件を示している。ステップS304からステップS306のうちの少なくとも一つが成立した場合(yes判定)には、ステップS313でクルーズコントロールフラグFを「0」とし、その後、ステップS311に進んで減速制御を終了する。
ステップS307では、車速Vが第2車速しきい値V2以下となったか否かを判定する。ステップS307で車速Vが第2車速しきい値V2以下になったと判定した場合(yes判定)には、ステップS312に進みカウンタ値Kをリセット(K=0)し、ステップS311で減速制御を終了する。ここで、カウンタ値Kはモータジェネレータ36の回生駆動による車速復帰時間を示している。ステップS307で車速Vが第2車速しきい値V2よりも大きいと判定した場合(no判定)には、続くステップS308,ステップS309でタイマカウントする。
ステップS309でカウンタ値Kが所定時間K1に満たないと判定した場合(no判定)には、ステップS304に戻る。ステップS309でカウンタ値Kが所定時間K1以上であると判定した場合(yes判定)には、所定時間K1を経過しても車速Vが第2車速しきい値V2以下に復帰せず、モータジェネレータ36の回生駆動だけではハイブリッド車両の減速が見込めないとし、続くステップS310でクルーズコントロールフラグFを「1」とし、ステップS311に進んで減速制御を終了する。
ここで、図4および図5に示す加速制御および減速制御において、モータジェネレータ36の力行駆動および回生駆動によって車速Vの設定車速範囲Vmin〜Vmax内での保持が困難な場合に、ステップS210およびステップS310においてクルーズコントロールフラグFを「1」としている。したがって、その後は図3に示すメインフローチャートに戻り、ステップS8において通常クルコン制御が実行される。
このようにハイブリッド駆動装置10は、クルーズコントロール中に可能な限り慣性走行モードを実行する。また、車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmaxを逸脱した場合には、モータジェネレータ36の力行駆動および回生駆動により設定車速範囲Vmin〜Vmax内に車速Vを収めるように調整する。したがって、エンジン20の始動の機会を少なくできる。また、慣性走行モードに切り替わる条件として、図3のステップS9およびステップS10に示すように、所定時間T1以上通常クルコン制御したことを条件とするため、エンジン20の始動と停止を頻繁に繰り返させることが無く、運転者や乗員等に違和感や不快感を与え難くすることができる。
次に、ハイブリッド駆動装置10の具体的な動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図6は図1のハイブリッド駆動装置の具体的な動作を示すタイミングチャート図を、図7は図1のハイブリッド駆動装置の具体的な動作を示すタイミングチャート図(エアコンSW,SOCの表示有)をそれぞれ表している。
[時間(1)〜時間(2)]
ハイブリッド車両が通常走行中でかつ加速状態にある場合を示している。モード指示スイッチ55aはオフの状態で、第1クラッチ34および第2クラッチ37のいずれもが締結状態となっている。ハイブリッド車両はエンジン20のみの回転駆動(駆動力)により徐々に加速していく。なお、無段変速機35のギヤ比は、第1クラッチ34の締結/開放に連動して制御される。図7においては、エアコンスイッチ(図示せず)がオンの状態にあり、この状態で加速し始めて間もないため、車載蓄電体58の残エネルギ量(SOC)は略一定の状態で推移している。ここで、第1クラッチ34および第2クラッチ37をいずれも締結した状態のもとで、エンジン20の駆動力をアシストするようモータジェネレータ36を回転駆動することもできる。このような少なくともエンジン20のみの駆動力により走行する走行モードは、本発明における通常走行モードを構成している。
[時間(2)〜時間(3)]
車速Vがある程度上昇して運転者によりモード指示スイッチ55aがオン操作され、通常クルコン制御が実行された場合を示している。このとき、第1クラッチ34および第2クラッチ37は、いずれも未だ締結状態となっている。このとき、エンジン20および無段変速機35は、車速Vが第2車速しきい値V2を挟む設定車速範囲Vmin〜Vmax内に収まるよう自動制御されている。
[時間(3)〜時間(4)]
通常クルコン制御を開始してから所定時間T1(時間(2)〜時間(3))経過し、慣性走行モード(第1慣性走行モード)に移行した状態を示す。第1クラッチ34および第2クラッチ37のいずれもが開放状態となり、エンジン20への燃料カット(エンジン停止)が実行される。このとき、路面の勾配は平坦であるが、ハイブリッド車両の走行抵抗等により車速Vは徐々に低下していく。図7においては、エンジン20を停止させることなく燃料カットのみを実行し、エンジン20は、エアコン駆動に必要な最低限のエンジントルクを発生している。また、エアコン駆動やその他の車載機器の駆動等により、車載蓄電体58のSOCは徐々に低下している。
[時間(4)〜時間(5)]
車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmaxから逸脱して、車速下限値Vminを下回った状態を示す。ここでは加速制御(図4参照)が実行され、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期した状態で、第2クラッチ37が締結される。その後、モータジェネレータ36が力行駆動される。モータジェネレータ36の力行駆動により車速Vが上昇(復帰)して第2車速しきい値V2に近付いていく。このとき、図7に示すように、モータジェネレータ36を力行駆動したことにより車載蓄電体58のSOCが大きく低下している。ここで、第1クラッチ34は開放された状態を維持している。このような第1クラッチ34を開放しつつ第2クラッチ37を締結し、モータジェネレータ36の力行駆動(駆動力)により走行する走行モードは、本発明におけるモータ走行モードを構成している。
[時間(5)〜時間(6)]
車速Vが復帰したことにより、第2クラッチ37が開放されてモータジェネレータ36が停止された状態を示す。これによりハイブリッド車両は再び慣性走行を始める。また、時間(5)〜時間(6)の途中においてハイブリッド車両の勾配抵抗が低下、つまりハイブリッド車両が下り坂に差し掛かり、下り坂の走行により車速Vが徐々に増加(加速)している。図7においては、エアコン駆動が継続していることや、車載蓄電体58のSOCが所定値以下(図示せず)になったこと等から、第2クラッチ37を開放した状態のもとで第1クラッチ34を締結して、モータジェネレータ36を回生駆動するよう制御を切り換えている。そして、エンジン20のエンジントルクを上昇させて、これによりエアコン駆動の継続と車載蓄電体58の充電とが実行されSOCは徐々に増加していく。ここで、図7に示す時間(5)〜時間(6)における慣性走行モードは、本発明における第2慣性走行モードを構成している。
[時間(6)〜時間(7)]
ハイブリッド車両が下り坂を走行して加速状態となり、車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmaxから逸脱して、車速上限値Vmaxを上回った状態を示す。ここでは減速制御(図5参照)が実行され、モータジェネレータ36の回転数と各駆動輪の回転数とを同期した状態で、第2クラッチ37が締結される。その後、モータジェネレータ36が回生駆動される。これにより、モータジェネレータ36の回生駆動により車速Vが低下(復帰)して第2車速しきい値V2に近付いていく。図7においては、エアコンスイッチがオフの状態とされて、車載蓄電体58への充電効率が上昇している。なお、時間(6)以降については、エアコンスイッチがオフの状態であるため、図6および図7は同じタイミングチャートとなっている。ここで、第1クラッチ34は開放された状態を維持している。このような第1クラッチ34を開放しつつ第2クラッチ37を締結し、モータジェネレータ36の回生駆動(駆動力)により走行する走行モードは、本発明におけるモータ走行モードを構成している。
このように時間(4)〜時間(7)においては、時間(5)〜時間(6)で車載蓄電体58のSOCが所定値以下(図示せず)になったこと等から、モータ走行モード(力行駆動),第2慣性走行モード,モータ走行モード(回生駆動)を交互に実行している。
[時間(7)〜時間(8)]
ハイブリッド車両が惰性走行で下り坂を継続して走行し、再び加速している状態を示す。このとき、第2クラッチ37は開放され、エンジン20およびモータジェネレータ36は停止した状態にある。ここで、図7に示すようにSOCが徐々に低下しているが、これは、エアコン以外の他の車載機器(例えば、パワーステアリングポンプやヘッドライト類等)の駆動による高電圧バッテリの消費によるものである。
[時間(8)〜時間(9)]
時間(6)〜時間(7)と同じ状態を示す。
[時間(9)〜時間(10)]
ハイブリッド車両の車速Vが安定し、車速Vが設定車速範囲Vmin〜Vmax内にあり、通常クルコン制御に復帰した状態を示す。このとき、第1クラッチ34および第2クラッチ37のいずれもが締結状態となっている。ここで、第2クラッチ37は、時間(8)〜時間(9)において予め締結された状態となっており、したがって第1クラッチ34は、回転数を同期した上で締結されるようになっている。つまり、エンジン20をスタータモータ22により始動して所定のエンジントルクで回転駆動し、引き続きエンジン20が発生するエンジントルクを考慮して、モータジェネレータ36の回転数(モータトルク)を制御するとともに、無段変速機35のギヤ比(変速比)を制御する。その後、第1クラッチ34の入力側、つまり出力軸32dの回転数と、第1クラッチ34の出力側、つまり第1シャフト35aの回転数とを同期させた状態のもとで第1クラッチ34を締結する。これにより、モータジェネレータ36の回生駆動による車載蓄電体58の充電動作と、ハイブリッド車両の上り坂(勾配抵抗が徐々に大きくなる箇所)の走行とをスムーズに行うことができる。
[時間(10)〜時間(11)]
時間(3)〜時間(4)と同じ状態を示す。ただし、図7においては、エアコンスイッチがオフの状態でかつエンジン20の回転駆動が停止している点で、時間(3)〜時間(4)とは異なっている。
[時間(11)以降]
運転者がブレーキ操作を行う等して、通常クルコン制御が終了した場合を示している。時間(11)以降は、第1クラッチ34および第2クラッチ37のいずれもが締結状態となり、かつエンジン20が始動されて、ハイブリッド車両は通常走行状態となる。
本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10は、スタータモータ22によりエンジン20を始動するようにしている(図1参照)。以下、エンジン20をモータジェネレータ36により始動させて、スタータモータ22によるエンジン20の始動機会を少なくし得る場合について説明する。
エンジン20を始動するタイミングとしては、図6および図7に示す時間(1)〜時間(2)における「通常走行モード」および時間(5)〜時間(6)における「第2慣性走行モード」の開始時が挙げられる。これらの各走行モードを開始する際には、まず、第2クラッチ37を開放し、その状態のもとでモータジェネレータ36の回転数を略ゼロとする。その後、モータジェネレータ36の回転数を略ゼロとした状態のもとで、第1クラッチ34を締結する。そして、モータジェネレータ36を所定のモータトルクで駆動してエンジン20を始動する。これにより、スタータモータ22によりエンジン20の始動機会を少なくして、例えば、図示しない低電圧バッテリ(12V電源)を保護することができる。また、スタータモータ22の長寿命化を図ることができる。
以上詳述したように、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10によれば、エンジン20とモータジェネレータ36との間にエンジン20の回転数を変速する無段変速機35を設け、エンジン20と無段変速機35との間にエンジン20と無段変速機35との間の動力伝達経路を締結または開放する第1クラッチ34を設け、モータジェネレータ36と駆動輪との間にモータジェネレータ36と駆動輪との間の動力伝達経路を締結または開放する第2クラッチ37を設け、各コントロールユニット51〜55はそれぞれ協働して、車速Vに基づいて、第1クラッチ34および第2クラッチ37をいずれも締結し、少なくともエンジン20の回転駆動により走行する通常走行モードと、第1クラッチ34を開放しつつ第2クラッチ37を締結し、モータジェネレータ36の回転駆動により走行するモータ走行モードと、第2クラッチ37を開放してハイブリッド車両を慣性力により走行させる第1慣性走行モードとを切り換える。
これにより、ハイブリッド車両の車速Vに応じてハイブリッド車両の走行に必要な駆動力を、ハイブリッド車両の慣性力,モータジェネレータ36の駆動力,エンジン20の駆動力から得ることができる。第2クラッチ37を、エンジン20,第1クラッチ34,無段変速機35,モータジェネレータ36よりも駆動輪寄り(下流側)に設けたので、第2クラッチ37よりも上流側にある無段変速機35等のフリクション(摩擦抵抗)に影響されること無く、駆動輪をスムーズに回転させることができる。また、従前のように変速機に変速油圧を供給する必要も無い。よって、よりエネルギ効率を良くして低燃費を実現できる。
また、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10によれば、各コントロールユニット51〜55はそれぞれ協働して、第1慣性走行モードを実行中に第2クラッチ37を開放した状態のもとで第1クラッチ34を締結し、エンジン20を駆動してモータジェネレータ36で車載蓄電体58の充電を行う第2慣性走行モードを実行するので、エンジン20の駆動力は駆動輪に伝達されず、モータジェネレータ36のみを発電機として効率良く駆動できる。また、エンジン20の駆動力が駆動輪に伝達されないので、車速Vが減速したり加速したりすることが無く、ハイブリッド車両を継続してスムーズに慣性走行させることができる。
さらに、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10によれば、各コントロールユニット51〜55はそれぞれ協働して、車載蓄電体58の残エネルギ量(SOC)が所定値以下となったときに、第2慣性走行モードとモータ走行モードとを交互に実行することができる。
また、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10によれば、エンジン20はスタータモータ22により始動され、各コントロールユニット51〜55はそれぞれ協働して第1クラッチ34を締結する際に、モータジェネレータ36の回転数と無段変速機35の変速比を制御し、第1クラッチ34の入力側と出力側との回転数を同期させるので、第1クラッチ34の締結時において振動等が発生するのを防止できる。
さらに、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置10によれば、エンジン20はモータジェネレータ36により始動され、各コントロールユニット51〜55はそれぞれ協働して通常走行モードまたは第2慣性走行モードでエンジン20を始動する際に、第2クラッチ37を開放してモータジェネレータ36の回転数を略ゼロとした後、第1クラッチ34を締結してモータジェネレータ36を回転駆動させることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、変速機としてチェーンベルト42を有する巻き掛け式の無段変速機35を採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、トロイダル式の無段変速機や有段自動変速機等、他の変速機を採用することもできる。
また、上記実施の形態においては、全ての車輪が駆動輪となった四輪駆動車を例に示したが、本発明はこれに限らず、前輪駆動車や後輪駆動車にも適用することができる。
10 ハイブリッド駆動装置
20 エンジン(内燃機関)
22 スタータモータ
34 第1クラッチ
35 無段変速機(変速機)
36 モータジェネレータ
37 第2クラッチ
51 ECU(コントロールユニット)
52 TCU(コントロールユニット)
52d 第2回転数センサ(車速検出手段)
53 インバータ(コントロールユニット)
54 B/TCU(コントロールユニット)
55 HEVCU(コントロールユニット)
57 アクセルスイッチ
58 車載蓄電体
V 車速
V1 第1車速しきい値(所定車速)

Claims (3)

  1. 内燃機関およびモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、
    車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記車速検出手段からの車速信号が入力されるコントロールユニットと、
    前記内燃機関と前記モータジェネレータとの間に設けられ、前記内燃機関の回転数を変速する変速機と、
    前記内燃機関と前記変速機との間に設けられ、前記内燃機関と前記変速機との間の動力伝達経路を締結または開放する第1クラッチと、
    前記モータジェネレータと駆動輪との間に設けられ、前記モータジェネレータと前記駆動輪との間の動力伝達経路を締結または開放する第2クラッチとを備え、
    前記コントロールユニットは、前記車速に基づいて、
    前記第1クラッチおよび前記第2クラッチをいずれも締結し、少なくとも前記内燃機関の回転駆動により走行する通常走行モードと、
    前記第1クラッチを開放しつつ前記第2クラッチを締結し、前記モータジェネレータの回転駆動により走行するモータ走行モードと、
    前記第2クラッチを開放して前記車両を慣性力により走行させる第1慣性走行モードとを切り換え
    前記コントロールユニットは、さらに、
    前記第1慣性走行モードを実行中に前記第2クラッチを開放した状態のもとで前記第1クラッチを締結し、前記内燃機関を駆動して前記モータジェネレータで車載蓄電体の充電を行う第2慣性走行モードを実行し、
    前記車載蓄電体の残エネルギ量が所定値以下となったときに、前記第2慣性走行モードによる減速と前記モータ走行モードによる加速とを繰り返させることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 請求項1記載のハイブリッド駆動装置において、前記内燃機関はスタータモータにより始動され、前記コントロールユニットは前記第1クラッチを締結する際に、前記モータジェネレータの回転数と前記変速機の変速比を制御し、前記第1クラッチの入力側と出力側との回転数を同期させることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  3. 請求項1記載のハイブリッド駆動装置において、前記内燃機関は前記モータジェネレータにより始動され、前記コントロールユニットは前記通常走行モードまたは前記第2慣性走行モードで前記内燃機関を始動する際に、前記第2クラッチを開放して前記モータジェネレータの回転数を略ゼロとした後、前記第1クラッチを締結して前記モータジェネレータを回転駆動することを特徴とするハイブリッド駆動装置。
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