JP5417106B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インク粒子を連続的に噴出するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、インク容器からポンプでインクを吸い上げ、インクフィルタ、インク圧力の調整を行う調圧弁を経てノズルにインクを供給し、ノズルから噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子に帯電・偏向させることにより、記録媒体上へインク粒子を到達させて記録を行う。またノズルからのインク噴出は連続的に行い、記録に使用しないインク粒子は、ガター部より回収しポンプの力でインクの入った容器に戻され、再びノズルに供給するといった循環する機構となっている。
記録媒体の表面が黒色など濃い色に印字する場合、白色や黄色などの顔料系インクで印字する必要があり、顔料系インクで印字をおこなうインクジェット記録装置においては、円筒形状を有するインク容器が備えられている。(例えば、特許文献1(図1)参照)
特開2006−103016
すなわち、従来の顔料系インク用のインク容器は図8、図9に示す円筒形状をしており、図8はインク容器44の平面図、図9は縦断面図である。顔料系インクはインクを貯える容器内に長時間放置すると、インクの成分の一つである色素が沈降してしまい、色素を沈降させたままノズルへインクを供給し回収する循環を行うと、循環経路内やインクが吐出されるノズルで目詰まりを起こしたり、記録媒体上に印字をする色合いにむらが生じ、記録した文字が文字として認識しずらくなったりするトラブルが発生する。このような顔料系インクを使用するインクジェット記録装置には、トラブルを防ぐために容器内のインクを攪拌する機構が必要となり、インク容器は攪拌性の良い形状であることが求められる。攪拌装置46は磁性体からなる攪拌子47、磁性体からなる回転部材48、モータ49、攪拌台50を有し、モータ49とモータ49に接続された回転部材48は装置本体内部に配置されており、攪拌子47はインク容器51内の底面51e上に備えられている。そして、インク容器51は回転部材48の上に攪拌子47が配置されるようにして、攪拌台50の上に備え付けられている。攪拌装置46を駆動すると回転部材48が回転し、磁界により攪拌子47も連動して回転することで、容器内の顔料系インク45が攪拌される。しかし、顔料系インクを大容量に保持したい場合、従来の顔料系インク用の円筒形状のインク容器では、横幅方向に容器を大きくすると、容器の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなるため、十分な攪拌をおこなうことが困難となる。また、高さ方向に容器を大きくすると、設置が不安定になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、インクの攪拌性に優れ、かつ、大容量のインクを収容でき、また、容器単独でも安定して設置することが可能となるインク容器を備えたインクジェット記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明では、例えば、印字対象物に印字をするためのインクが収容されるインク容器と、前記インク容器に接続され、インクが吐出されるノズルと、前記ノズルから吐出されて印字に使用されるインクが帯電される帯電電極と、前記帯電電極で帯電されたインクが偏向される偏向電極と、印字に使用されないインクが回収されるガターと、前記インク容器に収容されたインクが攪拌される攪拌機構と、を備えたインクジェット記録装置において、前記インク容器の底面は、円形形状であり、前記インク容器は上部側壁と下部側壁とを有し、前記下部側壁は前記底面の周縁から上向きに延在し、前記上部側壁と前記下部側壁とは前記傾斜部で接続され、前記上部側壁で囲まれた容器内部は直方体形状を有し、前記下部側壁で囲まれた容器内部は円筒形状を有する構成を採用する。
本発明によれば、優れたインクの攪拌性を有し、顔料系インクによるトラブルを改善することができ、良好な印字品質を維持することができる。また、本発明によれば、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。また、本発明によれば、メンテナンス作業性を改善することができる。
インクジェット記録装置本体および印字ヘッド外観を示す斜視図 インクジェット記録装置の原理を示す斜視図 インクジェット記録装置の使用状態を示す斜視図 インクジェット記録装置の経路構成を示す図 インクジェット記録装置の機能ブロック図 直方体形状を有する顔料系インク用のインク容器の平面図 直方体形状を有する顔料系インク用のインク容器の縦断面図 従来技術による顔料系インク用のインク容器の平面図 従来技術による顔料系インク用のインク容器の縦断面図 第1の実施例におけるインク容器の平面図 第1の実施例におけるインク容器の縦断面図 第2の実施例におけるインク容器の平面図 第2の実施例におけるインク容器の縦断面図 第3の実施例におけるインク容器の平面図 第3の実施例におけるインク容器の縦断面図 第4の実施例におけるインク容器の平面図 第4の実施例におけるインク容器の縦断面図 第5の実施例におけるインク容器の平面図 第5の実施例におけるインク容器の縦断面図
以下において、本実施例につき図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1はインクジェット記録装置100を示す斜視図である。インクジェット記録装置100には、外部には操作表示部3が備えられた本体1と印字ヘッド2が備えられており、本体1と印字ヘッド2は導管4で接続されている。
ここでインクジェット記録装置100の動作原理について説明する。図2に示すように、インク容器18内のインクはポンプ25に吸引、加圧されてインク柱7となってノズル8から吐出される。ノズル8には、電歪素子9が備えられており、インクに所定の周波数で振動を加えてノズル8から吐出されるインク柱7を粒子化するようになっている。これにより生成されるインク粒子10の数は,電歪素子9に印加する励振電圧の周波数により決定され、その周波数と同数となる。インク粒子10は、印字情報に対応した大きさの電圧を帯電電極11にて印加することで電荷を与えられるようになっている。帯電電極11で帯電させられたインク粒子10は、偏向電極12間の電界中を飛翔している間、帯電量に比例した力を受けて偏向し、印字対象物13へ向かって飛翔して着弾する。その際、インク粒子10は帯電量に応じて偏向方向の着弾位置は変化し、さらに偏向方向と直行する方向に生産ラインが印字対象物13を移動させることで、偏向方向と直行した方向にも粒子を着弾させることが可能となり、複数の着弾粒子によって文字を構成し印字を行う。
印字に使用されなかったインク粒子10は偏向電極12間を直線的に飛翔して、ガター14により捕捉された後に経路を経由して、主インク容器18に回収される。
次に、インクジェット記録装置100の実際の使用状態の一例を図3に示す。インクジェット記録装置100は、例えば、食品や飲料などが生産される工場内の生産ラインに据え付けられ、本体1は使用者が操作できる位置に設置され、印字ヘッド2はベルトコンベア15などの生産ライン上を給送される印字対象物13に近接できる位置に設置される。
ベルトコンベア15などの生産ライン上には給送速度に係わらず同じ幅で印字するために、給送速度に応じた信号をインクジェット記録装置100に出力するエンコーダ16や、印字対象物13を検出してインクジェット記録装置100に印字を指示する信号を出力する印字センサ17が設置されていて、それぞれは本体1内の図示しない制御部に接続されている。
エンコーダ16や印字センサ17からの信号に応じて制御部がノズル8から吐出されるインク粒子10への帯電量や帯電タイミングを制御し、印字対象物13が印字ヘッド2近傍を通過する間に帯電、偏向されたインク粒子10を印字対象物13へ付着させて印字を行うようになっている。
図5はインクジェット記録装置100の機能ブロック図であり、インクジェット記録装置100には上記したように例えばMPUを備える制御部200が備えられ、制御部200はバスライン201を介して、操作表示部3、ノズル8、帯電電極11、偏向電極12、エンコーダ16、印字センサ17、粘度測定器21、電磁弁22,23,24、ポンプ25,26,27、減圧弁30、圧力センサ31、液面センサ38及び記録部202等の各部を制御するようになっている。
記録部202には、インクジェット記録装置100を制御するためのプログラムが格納されており、制御部200はこのプログラムに基づいてインクジェット記録装置100を構成する各部位を制御するようになっている。
図4は、インクジェット記録装置100の全体的な経路構成を示す説明図である。本体1には、循環するインクを保持する主インク容器18が備えられており、主インク容器18には、主インク容器18内の液体が内部に保持されるのに適正な量である基準液面レベルに達しているか否かを検知する液面センサ38が備えられている。主インク容器18には、インクを循環させるための経路101を介してインクの粘度を計測するための落下式粘度計である粘度計測器21に接続されている。
粘度計測器21は経路102を介して経路の開閉を行う電磁弁22に接続されており、電磁弁22は経路103を介してインクや溶剤の吸引、圧送に供されるポンプ25に接続されている。そして、ポンプ25は経路104を介してインク中に混入している異物を除去するフィルタ28に接続されている。
フィルタ28は、経路105を介してポンプ25から圧送されたインクを印字するために適正な圧力に調整する減圧弁30に接続されており、減圧弁30は、経路106を介してインクの圧力を検出するための圧力センサ31に接続されている。
圧力センサ31は、導管4内をとおる経路107を介して印字ヘッド2内に備えられたインクを吐出する吐出口を供えたノズル8に接続されている。
ノズル8のインク吐出方向には、ノズル8から吐出されたインク粒子10に印字する文字情報に応じた電荷量を粒子に帯電させる帯電電極11が配置されている。帯電電極11により帯電させられたインク粒子10の飛翔方向には、帯電されたインク粒子10を偏向させる電界を発生させる偏向電極12が配置されている。
偏向電極12のインク飛翔方向側には、印字に使用されないために帯電、偏向されずに直線的に飛翔するインク粒子10を捕捉するガター14が配置されている。
ガター14は、導管4内をとおる経路108を介して本体1内に配置されているインク中に混入している異物を除去するフィルタ29と接続されており、フィルタ29は、経路109を介してガター14により補足されたインク粒子10を吸引するポンプ26と接続されている。そして、ポンプ26は、経路110を介して吸引したインク粒子10を主インク容器18に回収する。
本体1には、排気口32が設けられており、排気口32は経路150を介して主インク容器18と接続されており、インク中の揮発した溶剤成分が経路150を介して、本体1の外部に排気される。
また、本体1には、ノズル8で生じるインクによる汚染の解消及びインクの濃度を調整するための溶剤を収容する溶剤容器20が備えられており、溶剤容器20は、経路111を介して溶剤の吸引、圧送を行うポンプ27に接続されている。また、ポンプ27は、経路112を介して経路の開閉を行う電磁弁24に接続されており、電磁弁24は、経路113を介して主インク容器18に接続されている。
さらに、本体1には、補充用のインクを保持する補助インク容器19が備えられており、補助インク容器19は、経路120を介して経路の開閉を行う電磁弁23に接続されている。そして、電磁弁23は経路121を介して経路103に接続されている。
つづいて、本実施例におけるインク容器について説明する。
主インク容器18と補助インク容器19に使用されるインク容器について、図10、図11は本実施例におけるインク容器の説明図である。図10はインク容器の平面図、図11は縦断面図を示している。
まず、本実施例にかかるインク容器の構造について説明する。本実施例に係るインク容器51は円形の底面51eを有し、底面51eの周縁から外側方向に傾斜をつけて延在する傾斜部51c、傾斜部51cの端部から上方向に向かって延在する側壁51a、傾斜部51cと側壁51aとの接続部付近から鉛直下方向に向かって延在するリブ51dから構成される。リブ51dは側壁51aの外側に向かって傾斜をもたせることとしても良い。側壁51aで囲まれた部分は直方体形状をしており、インク容器51には顔料系インク52が収容されている。また、インク容器51内の顔料インク52は、攪拌装置46により攪拌されるようになっている。攪拌装置46は磁性体からなる攪拌子47、磁性体からなる回転部材48、回転部材48を回転させるモータ49、攪拌台50を有し、モータ49とモータ49に接続された回転部材48は装置本体内部に配置されており、攪拌子47はインク容器51内の底面51e上に備えられている。そして、インク容器51は回転部材48の上に攪拌子47が配置されるようにして、攪拌台50の上に備え付けられている。
インク容器51において、顔料系インク52を収容したまま静置させておくと、顔料系インク52の顔料成分は沈降し、容器の中央付近では底面51eに堆積する。また、容器の側壁51a付近では、顔料成分は傾斜部51cに沿って沈降し、底面51eに堆積する。したがって、インク容器51は、容器の底面51e以外の部分で顔料成分の堆積が起こらない構造となっている。
次に、インク容器51における攪拌動作について説明する。本実施例における攪拌装置46には磁性体からなる回転部材48が備えられており、モータ49を駆動するとにより回転部材48が回転し磁界が発生する。この磁界を受け攪拌子47も連動して回転することで対流が生じ、容器内の顔料系インク52が攪拌される。このとき、容器底面51eは攪拌子47の回転軌道に沿う円形の形状をし、底面51eの内径は攪拌子47の大きさに対し過大でも過小でもなく好適な大きさであるため、底面51eの周縁部又は壁面に沿ってインク52の対流が生じ、底面51eに堆積する顔料成分が攪拌される。また、容器内には対流の障害となる部分もなく、容器内全体に対流が及ぶ。
よって、上記本発明の構成をとることにより、容器隅に顔料系インク52の顔料成分を残積させずに容器底面51eにおける堆積を解消することができ、また、容器内全体が攪拌されるため、容器内のインクを均一な濃度に保つことできる。これより、配管経路内やノズルで生じる目詰まりや印字の際に生じる色むらなどの印字に伴うトラブルを改善することができ、良好な印字品質を保つことができる。
インク容器の容量については、容量を大きくしようとする場合、図8、図9に記載した従来の円筒形状のインク容器44を高さ方向に大きくすると、設置の際の安定性が悪くなる問題がある。また、インク容器44を横幅方向に大きくし攪拌装置46で攪拌を行うこととすると、容器底面の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなり、底面の周縁部又は壁面に沿った対流が生じないため、底面の隅部分に顔料成分が残積し、容器内を十分に攪拌することができない問題がある。さらに図6、図7に示したように、直方体形状のインク容器41を用いた場合、限られたスペースにおいては円筒形状よりも容量を大きくすることができるが、攪拌においては、攪拌子47の回転により生じる対流がインク容器41の形状に沿わないことから、図10の顔料成分堆積場所40に示すように容器の隅に顔料成分の残積が生じてしまう。
そこで、上記本発明の構成をとることにより、容器下部は攪拌性の良い形状をし、攪拌による対流は底面51eの周縁部又は壁面に沿って生じるため、容器底面51e及び容器内全体において顔料成分の堆積を解消できるとともに、容器上部は直方体形状をしているため、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。また、インク容器51にはリブ51dが備えられているため、容器単独でも安定して設置することが可能となる。
以上のことから、インク容器51においては、攪拌性に優れた容器形状を有するため、印字に伴うトラブルが改善され、良好な印字品質を保つことができ、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。さらに、容器の転倒を防止できるためメンテナンス時の作業性が向上する。
なお、本実施例では、インク容器の底面は円形形状を有することとしたが、本発明はこれに限定されず、インク容器の底面形状は、攪拌装置で攪拌を行う際に、例えば、底面の周縁に沿ってインクの対流が生じるように形成された形状であれば良いものとする。インク容器の底面形状に関しては、以下の実施例においても同様のこととする。
図12、図13は本発明における第2の実施例の説明図である。図12は第2の実施例に係るインク容器の平面図、図13は縦断面図を示している。
まず、本実施例にかかるインク容器の構造について説明する。本実施例に係るインク容器61は円形の底面61eを有し、底面61eの周縁から上方向に延在する下部側壁61d、下部側壁61dの周縁から外側方向に傾斜をつけて延在する傾斜部61c、傾斜部61cの端部から上方向に向かって延在する上部側壁61a、傾斜部61cと上部側壁61aとの接続部付近から鉛直下方向に向かって延在するリブ61dから構成される。リブ61dは上部側壁61aの外側に向かって傾斜をもたせることとしても良い。上部側壁61aで囲まれた部分は直方体形状、下部側壁61dで囲まれた部分は円筒形状をしており、インク容器61には顔料系インク62が収容されている。
また、インク容器61内の顔料インク62は、攪拌装置46により攪拌されるようになっている。攪拌装置46は磁性体からなる攪拌子47、磁性体からなる回転部材48、回転部材48を回転させるモータ49、攪拌台50を有し、モータ49とモータ49に接続された回転部材48は装置本体内部に配置されており、攪拌子47はインク容器61内の底面61e上に備えられている。そして、インク容器61は回転部材48の上に攪拌子47が配置されるようにして、攪拌台50の上に備え付けられている。
インク容器61において、顔料系インク62を収容したまま静置させておくと、顔料系インク62の顔料成分は沈降し、容器の中央付近では底面61eに堆積する。また、容器の上部側壁61a付近では、顔料成分は傾斜部61cに沿って沈降し、底面61eに堆積する。したがって、インク容器61は、容器の底面61e以外の部分で顔料成分の堆積が起こらない構造となっている。
次に、インク容器61における攪拌動作について説明する。本実施例における攪拌装置46には磁性体からなる回転部材48が備えられており、モータ49を駆動するとにより回転部材48が回転し磁界が発生する。この磁界を受け攪拌子47も連動して回転することで対流が生じ、容器内の顔料系インク62が攪拌される。このとき、容器底面61eは攪拌子47の回転軌道に沿う円形の形状をし、底面61eの内径は攪拌子47の大きさに対し過大でも過小でもなく好適な大きさであるため、底面61eの周縁部又は壁面に沿ってインク62の対流が生じ、底面61eに堆積する顔料成分が攪拌される。
よって、上記本発明の構成をとることで、容器隅に顔料系インク62の顔料成分を残積させずに容器底面61eにおける堆積を解消することができ、また、容器内全体が攪拌されるため、容器内のインクを均一な濃度に保つことできる。これより、配管経路内やノズルで生じる目詰まりや印字の際に生じる色むらなどの印字に伴うトラブルを改善することができ、良好な印字品質を保つことができる。
インク容器の容量については、容量を大きくしようとする場合、図8、図9に記載した従来の円筒形状のインク容器44を高さ方向に大きくすると、設置の際の安定性が悪くなる問題がある。また、インク容器44を横幅方向に大きくし攪拌装置46で攪拌を行うこととすると、容器底面の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなり、底面の周縁部又は壁面に沿った対流が生じないため、底面の隅部分に顔料成分が残積し、容器内を十分に攪拌することができない問題がある。さらに図6、図7に示したように、直方体形状のインク容器41を用いた場合、限られたスペースにおいては円筒形状よりも容量を大きくすることができるが、攪拌においては、攪拌子47の回転により生じる対流がインク容器41の形状に沿わないことから、図10の顔料成分堆積場所40に示すように容器の隅に顔料成分の残積が生じてしまう。
そこで、上記本発明の構成をとることにより、容器下部は攪拌性の良い形状をし、攪拌による対流は底面61eの周縁部又は壁面に沿って生じるため、容器底面61e及び容器内全体において顔料成分の堆積を解消できるとともに、容器上部は直方体形状をしているため、限られたスペースでも大容量のインクを収容することができる。また、インク容器61にはリブ61dが備えられているため、容器単独でも安定して設置することが可能となる。
以上のことから、インク容器61においては、攪拌性に優れた容器形状を有するため、印字に伴うトラブルが改善され、良好な印字品質を保つことができ、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。さらに、容器の転倒を防止できるためメンテナンス時の作業性が向上する。
図14、図15は本発明における第3の実施例の説明図である。図14は第3の実施例に係るインク容器の平面図、図15は縦断面図を示している。
まず、本実施例にかかるインク容器の構造について説明する。本実施例に係るインク容器71は円形の底面71eを有し、底面71eの周縁から外側方向に傾斜をつけて延在する第1の傾斜部71b、第1の傾斜部71bの端部周縁から、さらに外側方向に傾斜をつけて延在する第2の傾斜部71c、第2の傾斜部71cの端部から上方向に向かって延在する側壁71a、第2の傾斜部71cと側壁71aとの接続部付近から鉛直下方向に向かって延在するリブ71dから構成される。本実施例におけるリブ71dは、容器片側にだけ設けられており、また、側壁71aの外側に向かって傾斜をもたせることとしても良い。側壁71aで囲まれた部分は直方体形状をしており、インク容器71には顔料系インク72が収容されている。
また、インク容器71内の顔料インク72は、攪拌装置46により攪拌されるようになっている。攪拌装置46は磁性体からなる攪拌子47、磁性体からなる回転部材48、回転部材48を回転させるモータ49、攪拌台50を有し、モータ49とモータ49に接続された回転部材48は装置本体内部に配置されており、攪拌子47はインク容器71内の底面71e上に備えられている。そして、インク容器71は回転部材48の上に攪拌子47が配置されるようにして、攪拌台50の上に備え付けられている。
インク容器71において、顔料系インク72を収容したまま静置させておくと、顔料系インク72の顔料成分は沈降し、容器の中央付近では底面71eに堆積する。また、容器の側壁71a付近では、顔料成分は第2の傾斜部71cに沿って沈降して第1の傾斜部71bに接地し、第1の傾斜部71bに接地した顔料成分は第1の傾斜部71bに沿って沈降し、底面71eに堆積する。したがって、インク容器71は、容器の底面71e以外の部分で顔料成分の堆積が起こらない構造となっている。
次に、インク容器71における攪拌動作について説明する。本実施例における攪拌装置46には磁性体からなる回転部材48が備えられており、モータ49を駆動するとにより回転部材48が回転し磁界が発生する。この磁界を受け攪拌子47も連動して回転することで対流が生じ、容器内の顔料系インク72が攪拌される。このとき、容器底面71eは攪拌子47の回転軌道に沿う円形の形状をし、底面の内径は攪拌子の大きさに対し過大でも過小でもなく好適な大きさであるため、底面71eの周縁部又は壁面に沿ってインク72の対流が生じ、底面71eに堆積する顔料成分が攪拌される。また、第1傾斜部71b及び第2の傾斜部71cに接地した顔料成分は、わずかな対流でも攪拌されやすい。
よって、上記本発明の構成をとることで、容器隅に顔料系インク72の顔料成分を残積させずに容器底面71eにおける堆積を解消することができ、また、容器内全体が攪拌されるため、容器内のインクを均一な濃度に保つことできる。これより、配管経路内やノズルで生じる目詰まりや印字の際に生じる色むらなどの印字に伴うトラブルを改善することができ、良好な印字品質を保つことができる。
インク容器の容量については、容量を大きくしようとする場合、図8、図9に記載した従来の円筒形状のインク容器44を高さ方向に大きくすると、設置の際の安定性が悪くなる問題がある。また、インク容器44を横幅方向に大きくし攪拌装置46で攪拌を行うこととすると、容器底面の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなり、底面の周縁部又は壁面に沿った対流が生じないため、底面の隅部分に顔料成分が残積し、容器内を十分に攪拌することができない問題がある。さらに図6、図7に示したように、直方体形状のインク容器41を用いた場合、限られたスペースにおいては円筒形状よりも容量を大きくすることができるが、攪拌においては、攪拌子47の回転により生じる対流がインク容器41の形状に沿わないことから、図10の顔料成分堆積場所40に示すように容器の隅に顔料成分の残積が生じてしまう。
そこで、上記本発明の構成をとることにより、容器下部は攪拌性の良い形状をし、攪拌による対流は底面71eの周縁部又は壁面に沿って生じるため、容器底面71e及び容器内全体において顔料成分の堆積を解消できるとともに、容器上部は直方体形状をしているため、限られたスペースでも大容量のインクを収容することができる。また、インク容器71にはリブ71dが備えられているため、容器単独でも安定して設置することが可能となる。
以上のことから、インク容器71においては、攪拌性に優れた容器形状を有するため、印字に伴うトラブルが改善され、良好な印字品質を保つことができ、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。さらに、容器の転倒を防止できるためメンテナンス時の作業性が向上する。
図16、図17は本発明における第4の実施例の説明図である。図16は第4の実施例に係るインク容器の平面図、図17は縦断面図を示している。
まず、本実施例にかかるインク容器の構造について説明する。本実施例に係るインク容器81は円形の底面81eを有し、底面81eの周縁から上方向に延在する下部側壁81b、下部側壁81bの端部周縁から外側方向に延在する傾斜部81c、傾斜部81cの端部から上方向に向かって延在する上部側壁81a、傾斜部81cと上部側壁81aとの接続部付近から鉛直下方向に向かって延在するリブ81dから構成される。本実施例において、下部側壁81bで囲まれた部分は円筒形状をしており、上部側壁81aで囲まれた部分は直方体形状をしている。また、傾斜部81cは下部側壁81bの端部周縁の片側半分から長く延びて上部側壁81aに接続している。よって、図16の平面図に示すように容器の底面81eはインク容器81の片側に寄るように位置している。リブ81dは底面81eの位置とは反対側に位置し、片側一方のみに設けられている。そして、インク容器81には顔料系インク82が収容されている。
また、インク容器81内の顔料インク82は、攪拌装置46により攪拌されるようになっている。攪拌装置46は磁性体からなる攪拌子47、磁性体からなる回転部材48、回転部材48を回転させるモータ49、攪拌台50を有し、モータ49とモータ49に接続された回転部材48は装置本体内部に配置されており、攪拌子47はインク容器81内の底面81e上に備えられている。そして、インク容器71は回転部材48の上に攪拌子47が配置されるようにして、攪拌台50の上に備え付けられている。
インク容器81において、顔料系インク82を収容したまま静置させておくと、容器の底面上部付近では顔料系インク82の顔料成分が沈降し、底面81eに堆積する。また、容器の上部側壁81a近傍では、顔料成分は傾斜部81cに沿って沈降し、底面81eに堆積する。したがって、インク容器81は、容器の底面81e以外の部分で顔料成分の堆積が起こらない構造となっている。
次に、インク容器81における攪拌動作について説明する。本実施例における攪拌装置46には磁性体からなる回転部材48が備えられており、モータ49を駆動するとにより回転部材48が回転し磁界が発生する。この磁界を受け攪拌子47も連動して回転することで対流が生じ、容器内の顔料系インク82が攪拌される。このとき、容器底面81eは攪拌子47の回転軌道に沿う円形の形状をし、底面81eの内径は攪拌子47の大きさに対し過大でも過小でもなく好適な大きさであるため、底面81eの周縁部又は壁面に沿ってインク82の対流が生じ、底面81eに堆積する顔料成分が攪拌される。
よって、上記本発明の構成をとることで、容器隅に顔料系インク82の顔料成分を残積させずに容器底面81eにおける堆積を解消することができ、また、容器内全体が攪拌されるため、容器内のインクを均一な濃度に保つことできる。これより、配管経路内やノズルで生じる目詰まりや印字の際に生じる色むらなどの印字に伴うトラブルを改善することができ、良好な印字品質を保つことができる。
インク容器の容量については、容量を大きくしようとする場合、図8、図9に記載した従来の円筒形状のインク容器44を高さ方向に大きくすると、設置の際の安定性が悪くなる問題がある。また、インク容器44を横幅方向に大きくし攪拌装置46で攪拌を行うこととすると、容器底面の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなり、底面の周縁部又は壁面に沿った対流が生じないため、底面の隅部分に顔料成分が残積し、容器内を十分に攪拌することができない問題がある。さらに図6、図7に示したように、直方体形状のインク容器41を用いた場合、限られたスペースにおいては円筒形状よりも容量を大きくすることができるが、攪拌においては、攪拌子47の回転により生じる対流がインク容器41の形状に沿わないことから、図10の顔料成分堆積場所40に示すように容器の隅に顔料成分の残積が生じてしまう。
そこで、上記本発明の構成をとることにより、容器下部は攪拌性の良い形状をし、攪拌による対流は底面81eの周縁部又は壁面に沿って生じるため、容器底面81e及び容器内全体において顔料成分の堆積を解消できるとともに、容器上部は直方体形状をしているため、限られたスペースでも大容量のインクを収容することができる。また、インク容器81にはリブ81dが備えられているため、容器単独でも安定して設置することが可能となる。
以上のことから、インク容器81においては、攪拌性に優れた容器形状を有するため、印字に伴うトラブルが改善され、良好な印字品質を保つことができ、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。さらに、容器の転倒を防止できるためメンテナンス時の作業性が向上する。
図18、図19は本発明における第5の実施例の説明図である。図18は第5の実施例に係るインク容器の平面図、図19は縦断面図を示している。
まず、本実施例にかかるインク容器の構造について説明する。本実施例にかかるインク容器91は、2つの凹部を有することを特徴としている。インク容器91は円形の底面91e、底面91e上に設けられた円筒形状の空間を形成する第1の凹部91b、第1の凹部91bと接続するようにして設けられた略直方体形状の空間を形成する第2の凹部91f、第1の凹部91bと第2の凹部91fの下面とを傾斜をつけて接続する第1の傾斜部91g、第1の凹部の上端から外側方向に傾斜をつけて延在する第2の傾斜部91c、第2の傾斜部91cの端部から上方向に延在する側壁91a、第2の傾斜部91cと側壁91aとの接続部付近から鉛直下方向に向かって延在するリブ91dから構成される。本実施例においては、図16、17で示すように底面91eと底面91e上に設けられた第一の凹部91bは、インク容器91の中心から片側に寄るように位置している。リブ91dはインク容器91において、底面91eの位置とは反対側に位置し、片側一方のみに設けられている。またリブ91dは側壁91aの外側に向かって傾斜をもたせることとしても良い。本実施例の第2の凹部91fには、例えば、ガターにより回収されたインクを再びインク容器に戻すための部材を収容することができる。側壁91aで囲まれた部分は直方体形状をしており、インク容器91には顔料系インク92が収容されている。
インク容器91において、顔料系インク92を収容したまま静置させておくと、容器の底面上部付近では顔料系インク92の顔料成分が沈降し、底面91eに堆積する。また、容器の側壁91a近傍では、顔料成分は傾斜部91cに沿って底面91eに沈降し、第2の凹部付近では傾斜部91gに沿って底面91eに沈降し、底面91eに堆積する。したがって、インク容器91は、容器の底面91e以外の部分で顔料成分の堆積が起こらない構造となっている。
次に、インク容器91における攪拌動作について説明する。本実施例における攪拌装置46には磁性体からなる回転部材48が備えられており、モータ49を駆動するとにより回転部材48が回転し磁界が発生する。この磁界を受け攪拌子47も連動して回転することで対流が生じ、容器内の顔料系インク92が攪拌される。このとき、容器底面91eは攪拌子47の回転軌道に沿う円形の形状をし、底面の内径は攪拌子の大きさに対し過大でも過小でもなく好適な大きさであるため、底面91eの周縁部又は壁面に沿ってインク92の対流が生じ、底面91eに堆積する顔料成分が攪拌される。
よって、上記本発明の構成をとることで、容器隅に顔料系インク92の顔料成分を残積させずに容器底面91eにおける堆積を解消することができ、また、容器内全体が攪拌されるため、容器内のインクを均一な濃度に保つことできる。これより、配管経路内やノズルで生じる目詰まりや印字の際に生じる色むらなどの印字に伴うトラブルを改善することができ、良好な印字品質を保つことができる。
インク容器の容量については、容量を大きくしようとする場合、図8、図9に記載した従来の円筒形状のインク容器44を高さ方向に大きくすると、設置の際の安定性が悪くなる問題がある。また、インク容器44を横幅方向に大きくし攪拌装置46で攪拌を行うこととすると、容器底面の内径に対して攪拌子47の大きさが相対的に小さくなり、底面の周縁部又は壁面に沿った対流が生じないため、底面の隅部分に顔料成分が残積し、容器内を十分に攪拌することができない問題がある。さらに図6、図7に示したように、直方体形状のインク容器41を用いた場合、限られたスペースにおいては円筒形状よりも容量を大きくすることができるが、攪拌においては、攪拌子47の回転により生じる対流がインク容器41の形状に沿わないことから、図10の顔料成分堆積場所40に示すように容器の隅に顔料成分の残積が生じてしまう。
そこで、上記本発明の構成をとることにより、容器下部は攪拌性の良い形状をし、攪拌による対流は底面91eの周縁部又は壁面に沿って生じるため、容器底面91e及び容器内全体において顔料成分の堆積を解消できるとともに、容器上部は直方体形状をしているため、限られたスペースでも大容量のインクを収容することができる。また、インク容器91にはリブ91dが備えられているため、容器単独でも安定して設置することが可能となる。
以上のことから、インク容器91においては、攪拌性に優れた容器形状を有するため、印字に伴うトラブルが改善され、良好な印字品質を保つことができ、限られたスペースで大容量のインクを収容することができる。さらに、容器の転倒を防止できるためメンテナンス時の作業性が向上する。
100…インクジェット記録装置 200…制御部 202…記録部
1…本体 2…印字ヘッド 3…操作表示部 4…導管 8…ノズル 10…インク粒子
11…帯電電極 12…偏向電極 13…印字対象物 14…ガター 18…主インク容器
19…補助インク容器
41、44、51、61、71、81、91…インク容器
51a、61a、61b、71a、81a、81b、91a…側壁
51c、61c、71b、71c、81c、91c、91g…傾斜部
51d、61d、71d、81d、91d…リブ
51e、61e、71e、81e、91e…底面
91b、91f…凹部
42、45、52、62、72、82、92…顔料系インク
46…攪拌装置 47…攪拌子 48…回転部材 49…モータ 50…攪拌台
40…顔料成分堆積場所

Claims (10)

  1. 印字対象物に印字をするためのインクが収容されるインク容器と、
    前記インク容器に接続され、インクが吐出されるノズルと、
    前記ノズルから吐出されて印字に使用されるインクが帯電される帯電電極と、
    前記帯電電極で帯電されたインクが偏向される偏向電極と、
    印字に使用されないインクが回収されるガターと、
    前記インク容器に収容されたインクが攪拌される攪拌機構と、
    を備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク容器の底面は、円形形状であり、前記インク容器は上部側壁と下部側壁とを有し、前記下部側壁は前記底面の周縁から上向きに延在し、前記上部側壁と前記下部側壁とは前記傾斜部で接続され、前記上部側壁で囲まれた容器内部は直方体形状を有し、前記下部側壁で囲まれた容器内部は円筒形状を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インク容器の前記傾斜部から下向きに延在するリブを備えていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 印字対象物に印字をするためのインクが収容されるインク容器と、
    前記インク容器に接続され、インクが吐出されるノズルと、
    前記ノズルから吐出された印字に使用されるインクが帯電される帯電電極と、
    前記帯電電極で帯電されたインクが偏向される偏向電極と、
    印字に使用されないインクが回収されるガターと、
    前記インク容器に収容されたインクが攪拌される攪拌機構と、
    を備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク容器の底面は、前記底面付近のインクが前記底面の周縁部に沿って、前記攪拌機構により対流させられる形状に形成され、前記インク容器は前記底面の周縁から外側方向に傾斜をつけて延在する第一の傾斜部と、前記第一の傾斜部の端部から外側方向に傾斜をつけて延在し前記インク容器の側壁と接続する第二の傾斜部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記インク容器の前記底面は円形形状を有することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インク容器の前記側壁で囲まれた容器内部は直方体形状を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記インク容器の前記第一の傾斜部又は前記第二の傾斜部から下向きに延在するリブを備えていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 印字対象物に印字をするためのインクが収容されるインク容器と、
    前記インク容器に接続され、インクが吐出されるノズルと、
    前記ノズルから吐出された印字に使用されるインクが帯電される帯電電極と、
    前記帯電電極で帯電されたインクが偏向される偏向電極と、
    印字に使用されないインクが回収されるガターと、
    前記インク容器に収容されたインクが攪拌される攪拌機構と、
    を備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク容器の底面は円形形状であり、前記インク容器は前記底面上に設けられた第一の凹部と、前記第一の凹部に接続する第二の凹部と、前記第一の凹部と前記第二の凹部下端とを傾斜をつけて接続する第一の傾斜部と、前記第一の凹部の上端と前記インク容器の側壁とを傾斜をつけて接続する第二の傾斜部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 前記第一の凹部は円筒形状を形成し、前記第二の凹部は直方体形状を形成することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記インク容器の前記側壁で囲まれた容器内部は直方体形状を有することを特徴とする請求項7または請求項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記インク容器の前記傾斜部から下向きに延在するリブを備えていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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