JP5416586B2 - コーティング製剤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コーティング製剤の新規製造方法に関し、さらに詳しくはポリビニルアルコール共重合体を主剤とする樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液を用いて、有効成分を含有する芯物質をコーティングしてコーティング製剤(医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品)を製造する方法に関する。
従来から、ポリビニルアルコール(以下、PVAと略称することがある。)は、分散剤、接着剤、糊剤、フィルム、紙加工剤、コーティング剤等として各種の分野で多用されている。例えば、ポリビニルアルコールの部分けん化物は水溶性と造膜性を有することから、コーティング剤としての用途が知られている。しかしながら、通常のコーティング手段であるスプレー法によってこれを用いる場合には、著しい曳糸性(微粒化したミストにならず、くもの巣状になる)のために、コーティングは非常に困難であり、ほとんど実用化はされていない。
上記問題を解決するために、ポリビニルアルコール共重合体を主剤とするコーティング組成物が提案されている(特許文献1、2)。そして特許文献1、2には、前記コーティング組成物の水溶液を用いて、錠剤、顆粒剤、細粒剤等の医薬製剤をコーティングする方法が開示されている。しかしながら、この方法では、コーティング剤の噴霧時に錠剤、顆粒剤または細粒剤同士の結合、付着やそれに伴うフィルム剥れが生じ、特にコーティング液速度を高めた場合には、著しくコーティング収率が低下するために、コーティング時間が長くなるという問題点があった。
国際公開2005/019286号パンフレット 特開2007−22938号公報
本発明は、ポリビニルアルコール共重合体を主剤とする組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液を用いることにより、コーティング製剤を高効率に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液を用いることにより、高効率にコーティングできることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1] 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液で、有効成分を含有する芯物質をコーティングすることを特徴とするコーティング製剤の製造方法、
[2] ポリビニルアルコールが、平均重合度900以下のものである前記[1]記載の製造方法、
[3] ポリビニルアルコールが、平均重合度200〜600のものである前記[1]記載の製造方法、
[4] ポリビニルアルコールが、部分けん化ポリビニルアルコールである前記[1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法、
[5] 重合性ビニル単量体が、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレートからなる群から選ばれる前記[1]〜[4]のいずれかに記載の製造方法、
[6] コーティング液中の有機溶媒の濃度が、5〜50(w/w)%である前記[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法、
[7] コーティング液中の有機溶媒の濃度が、10〜30(w/w)%である前記[6]記載の製造方法、
[8] コーティング液の粘度が、10〜400mPa・sである前記[1]〜[7]のいずれかに記載の製造方法、
[9] 樹脂組成物が、平均重合度300〜500の部分けん化ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の共重合体である前記[1]〜[8]のいずれかに記載の製造方法、
[10] 平均重合度300〜500の部分けん化ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の共重合する際における重量比が、60〜90:7〜38:0.5〜12である前記[1]〜[9]のいずれかに記載の製造方法、
[11] コーティングする際の送風温度が、30〜100℃である前記[1]〜[10]のいずれかに記載の製造方法、
[12] コーティング製剤が、医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品である前記[1]〜[11]のいずれかに記載の製造方法、
[13] コーティング製剤が、錠剤、顆粒剤または細粒剤である前記[12]記載の製造方法、
[14] 有機溶媒がエタノール、メタノール、アセトンおよび塩化メチレンからなる群から選ばれる1またはそれ以上である前記[1]〜[13]のいずれかに記載の製造方法、
[15] 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水および有機溶媒を含有したコーティング液、
[16] 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液で、有効成分を含有する芯物質をコーティングすることによって、コーティング製剤同士の付着を防止する方法、および
[17] コーティング製剤が、医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品である前記[16]記載の方法、
に関する。
本発明の製造方法によれば、ポリビニルアルコール共重合体を主剤とする組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液を用いることにより、錠剤、顆粒剤、細粒剤等の製剤(医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品)を高効率にコーティングすることができるので、コーティング製剤の大量生産に好適である。
本発明に用いる平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物(以下、ポリビニルアルコール共重合体ともいう。)は、それ自体公知の方法で共重合させることにより製造することができる。
そのようなポリビニルアルコール共重合体を製造する方法としては、例えば国際公開2005/019286号パンフレットに記載されている方法が挙げられる。具体的には、ラジカル重合、例えば溶液重合法、懸濁重合、乳化重合および塊状重合等のそれ自体公知の方法を挙げることができ、各々の通常の重合条件下で実施することができる。この重合反応は、通常、重合開始剤の存在下、必要に応じて還元剤(例えば、エリソルビン酸ナトリウム(Sodium Erythorbate)、メタ重亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸)、連鎖移動剤(例えば2−メルカプトエタノール、α−メチルスチレンダイマー、2−エチルヘキシルチオグリコレート、ラウリルメルカプタン)あるいは分散剤(例えばソルビタンエステル、ラウリルアルコール等の界面活性剤)等の存在下、水、有機溶媒(例えばメタノール、エタノール、セロソルブ、カルビトール)あるいはそれらの混合物中で実施される。また、未反応の単量体の除去方法、乾燥、粉砕方法等も公知の方法でよく、特に制限はない。
本発明に用いるポリビニルアルコール共重合体の原料となるポリビニルアルコールとしては、平均重合度約200〜1300、好ましくは平均重合度約200〜900、より好ましくは平均重合度約200〜600、最も好ましいのは平均重合度約300〜500である。また、前記ポリビニルアルコールは部分けん化ポリビニルアルコールであってもよく、けん化度約60モル%以上、好ましくは約78〜96モル%である。このようなけん化ポリビニルアルコールは、酢酸ビニルをラジカル重合し、得られた酢酸ビニルを適宜、けん化することによって製造することができ、所望のポリビニルアルコールを製造するためには、適宜、重合度、けん化度をそれ自体公知の方法で制御することによって達成される。
なお、こうした部分けん化ポリビニルアルコールは、市販品を使用することも可能であり、好ましいポリビニルアルコールの市販品としては、例えばゴーセノールEG05、EG25(日本合成化学製)、PVA203(クラレ社製)、PVA204(クラレ社製)、PVA205(クラレ社製)、JP−04(日本酢ビ・ポバール製)、JP−05(日本酢ビ・ポバール製)等が挙げられる。なお、本発明組成物の主成分のポリビニルアルコール共重合体の製造においては、原料としてポリビニルアルコールを単独で使用するのみならず、重合度、けん化度の異なる2以上のポリビニルアルコールを目的に応じて適宜併用することができる。例えば、平均重合度300のポリビニルアルコールと平均重合度1300のポリビニルアルコールとを混合して使用することが可能である。また、ポリビニルアルコールを含む市販のプレミックス被覆剤を使用することも可能である。
本発明においては、原料としてのポリビニルアルコールは各種変性ポリビニルアルコールを使用することができ、例えばアミン変性ポリビニルアルコール、エチレン変性ポリビニルアルコール、カルボン酸変性ポリビニルアルコール、ジアセトン変性ポリビニルアルコール、チオール変性ポリビニルアルコール等を挙げることができる。これらの変性ポリビニルアルコールは、市販品を使用してもよく、あるいは当該分野で公知の方法で製造したものを使用することができる。
原料のポリビニルアルコールと重合させる重合性ビニル単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸類、不飽和カルボン酸類のエステル類(例えば置換または非置換のアルキルエステル、環状アルキルエステル、ポリアルキレングリコールエステル等)、不飽和ニトリル類、不飽和アミド類、芳香族ビニル類、脂肪族ビニル類、不飽和結合含有複素環類等またはそれらの塩(例えばアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルキルアミン塩等)が挙げられ、不飽和カルボン酸類または不飽和カルボン酸類のエステル類が好ましい。具体的には、(1)アクリル酸エステル類としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート(ポリエチレングリコールとアクリル酸とのエステル)、ポリプロピレングリコールアクリレート(ポリプロピレングリコールとアクリル酸とのエステル)等が、(2)メタクリル酸エステル類としては、例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート(ポリエチレングリコールとメタクリル酸とのエステル)等が、(3)不飽和ニトリル類としては、例えばアクリロニトリル、メタアクリロニトリル等が、(4)不飽和アミド類としては、例えばアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、メタクリルアミド等が、(5)芳香族ビニル類としては、スチレン、α−メチルスチレン等が、(6)脂肪族ビニル類としては、酢酸ビニル等が、(7)不飽和結合含有複素環類としては、N−ビニルピロリドン、アクリロイルモルホリン等が挙げられ、好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートまたはイソブチルメタクリレートである。
これらの重合性ビニル単量体は、1または2以上を組み合わせてポリビニルアルコールと共重合させることができるが、好ましい組み合わせは、アクリル酸とメタクリル酸エステル(例えばメチルメタクリレート等)との混合物をポリビニルアルコールと共重合させるのがよい。ここにポリビニルアルコールと重合性ビニル単量体との共重合する際のそれぞれの重量比は、約6:4から約9:1、好ましくは約8:2である。また、重合性ビニル単量体としてアクリル酸とメチルメタクリレートを使用する場合には、その重量比は約3:7から約0.5:9.5、好ましくは約1.25:8.75である。本発明でコーティング組成物の主成分として使用する好ましいポリビニルアルコール共重合体は、ポリビニルアルコール(平均重合度約200〜1300)、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の共重合体であり、各成分の重量比が約60〜90:7〜38:0.5〜12、好ましくは約80:17.5:2.5である共重合体がより好ましい。
なお、共重合する際におけるポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸のそれぞれの重量比は、共重合体中のポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の重合比と同じであり、それぞれ60〜90:7〜38:0.5〜12である。この重合比は、NMRで測定が可能である。
重合開始剤としては、当該分野で用いられているものを使用することができる。例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素等の無機過酸化物、過酢酸やターシャリ−ブチルハイドロパーオキサイド(tert-butyl hydroperoxide)、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート等の有機過酸化物、あるいは2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライド、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物が挙げられる。
本発明におけるコーティング液の有機溶媒の濃度は、水と分離しない程度の濃度であれば特に限定されないが、通常約5〜50(w/w)%、好ましくは約7.5〜40(w/w)、より好ましくは約10〜30(w/w)%である。有機溶媒の濃度が低すぎると、医薬製剤、動物薬製剤等同士の付着防止効果が得られない恐れがあり、有機溶媒の濃度が高すぎると、コーティング液の粘度が高粘性になり、また水と均一に混合せず、噴霧が困難になる可能性がある。
本発明におけるコーティング液に使用する有機溶媒としては、通常コーティング操作で使用されるものであれば特に限定されないが、具体的には、アルコール(例えばエタノール、メタノール等)、アセトン、塩化メチレン等が挙げられ、これらの溶媒を1または2以上混合して使用してもよい。好ましくは、エタノールが挙げられる。
前記樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液(以下、「コーティング液」ともいう。)に含まれる前記樹脂組成物の量は、全体の混合液の約4〜20(w/w)%、好ましくは約6〜17(w/w)%、より好ましくは約8〜15(w/w)%である。樹脂組成物の量が少なすぎると、コーティング液の溶媒量が多くなり、コーティング時間が長くなる恐れがあり、樹脂組成物の量が多すぎると、コーティング液の粘度が高くなり、製剤同士が付着する恐れがある。
前記コーティング液の粘度は、日本工業規格(JIS)の粘度測定法(JIS K 7117−2)に従い、回転数60rpm、温度25℃で測定した粘度を意味し、通常約10〜400mPa・s、好ましくは約10〜250mPa・s、より好ましくは約10〜200mPa・sである。粘度は、市販の粘度測定器、例えばB型粘度計(株式会社東京計器社製)によって測定できる。液の粘度が高すぎれば、製剤同士が付着する恐れがある。
本発明のコーティング製剤の形態は、特に限定されないが、好ましくは医薬製剤であり、さらに好ましくは錠剤、顆粒剤または細粒剤、特に好ましくは錠剤が挙げられる。錠剤の大きさは、通常、直径(平面形状が円形でない場合は最大径)が約4〜12mm、好ましくは約5〜10mmである。顆粒または細粒の粒度分布は、通常、75〜1410μmの範囲内、好ましくは105〜850μmの範囲内である。
本発明の製造方法は、1)樹脂組成物、水および有機溶媒を混合して、コーティング液を製造する工程、2)1)の工程で得られた液で、有効成分を含有する芯物質をコーティングする工程を含むものである。該コーティングの方法としては、医薬製剤のコーティング方法が好ましく、噴霧コーティングがさらに好ましい。1)の工程は、好ましくは、まず水中に樹脂組成物を溶解または懸濁し、その後、有機溶媒を添加するのがよい。1)の工程で製造されたコーティング液であれば、製剤同士の付着を抑制することができる。また、噴霧コーティングは、連続的に流動、攪拌される製剤の表面に行われ、公知の方法で行うことができる。例えば、フィルムコーティング装置等を用いて行うことができる。フィルムコーティング装置として具体的には、医薬製剤の錠剤であれば、一般にパンコーティング機等が挙げられ、例えば、ハイコーター(フロイント産業社製)、アクアコーター(フロイント産業社製)、ニューハイコーター(フロイント産業社製)等が挙げられる。また、医薬製剤の顆粒剤、細粒剤等であれば、一般に流動層造粒コーティング機、複合型造粒コーティング機、遠心流動型コーティング造粒機等が挙げられ、例えば、フローコーター(フロイント産業社製)、スパイラフロー(フロイント産業社製)、CFグラニュレーター(フロイント産業社製)等が挙げられる。
本発明のコーティング時における液速度(以下、噴霧速度ともいう。)は、通気式コーティング機のハイコーターラボ(容量:約1L、フロイント産業社製)を使用する場合、通常約0.8〜4.5g/分、好ましくは約1.0〜4.0g/分、より好ましくは約1.3〜3.0g/分である。通気式コーティング機のアクアコーターAQC80(容量:約60L、フロイント産業社製)を使用する場合、噴霧速度は、通常約10〜80g/分、好ましくは約15〜65g/分、より好ましくは約20〜50g/分である。液速度が遅すぎれば、コーティングに時間がかかり生産効率が低下する恐れがあり、液速度が速すぎれば、製剤同士等が付着する恐れがある。噴霧コーティング時の送風温度は、コーティング機の型式にかかわらず、通常30〜100℃、好ましくは40℃〜90℃、より好ましくは50〜80℃である。送風温度が低すぎれば、コーティング被膜の乾燥不足によりフィルムの付着もしくは剥れにより、収率が低下する恐れがあり、送風温度が高すぎれば、乾燥過多になり,噴霧後の錠剤へのコーティング付着率が低下し,コーティング時間が延長する可能性がある。
本発明の芯物質に含まれる有効成分は、経口投与可能な有効成分であれば特に限定されず、いかなるものを用いてもよい。
本発明のコーティング製剤が医薬製剤である場合、芯物質に含まれる有効成分は、例えば、抗生物質、化学療法剤、催眠鎮静剤、抗精神病剤、抗不安剤、抗てんかん剤、解熱鎮痛消炎剤、抗パーキンソン剤、精神神経用剤、骨格筋弛緩剤、自律神経用剤、鎮けい剤、強心剤、不整脈用剤、利尿剤、血圧降下剤、血管補強剤、血管収縮剤、血管拡張剤、高脂血症用剤、鎮咳去たん剤、気管支拡張剤、止しゃ剤、整腸剤、消化性潰瘍剤、健胃消化剤、制酸剤、利胆剤、胃腸薬、ビタミン剤、滋養強壮薬、肝臓疾患用剤、痛風治療剤、糖尿病用剤、腫瘍用薬、抗ヒスタミン剤、生薬、骨粗鬆症用剤等が挙げられるが、経口投与可能な薬理学的有効成分であれば特に限定されず、いかなるものを用いてもよい。特にポリビニルアルコール共重合体においては、酸素透過性が通常のコーティング膜よりも低く、製剤中に酸素に不安定な有効成分を含有しても分解する恐れが低く、十分な薬理活性を得る可能性がある。
本発明における「芯物質」は、コーティング前の固形物質を意味する。コーティング前の固形物質は、特に限定されないが、コーティング前の錠剤(以下、「素錠」ということもある。)、コーティング前の顆粒剤(以下、「素顆粒」ということもある。)またはコーティング前の細粒剤(以下、「素細粒」ということもある。)等が好適に挙げられる。
本発明において、素錠としては、公知の方法で製造できる錠剤であればよい。前記製造方法として、具体的には、a)有効成分をそのまま、または賦形剤、結合剤、崩壊剤もしくはその他の適当な添加剤を加えて均等に混和したものを、適当な公知の方法で顆粒とした後、滑沢剤などを加え圧縮成型する、またはb)有効成分を含有する顆粒をそのまま又は賦形剤、結合剤、崩壊剤もしくはその他の適当な添加剤を加えて均等に混和したものを、直接圧縮成型することにより製造するか、またはc)あらかじめ製造した有効成分を含まない顆粒に、有効成分をそのままもしくは適当な添加剤と共に加えて均等に混合した後、圧縮成型して製造する方法が好適に挙げられる。顆粒も当該分野で公知の手段により製造することができる。また、素錠を、ポリビニルアルコール共重合体含有コーティング液を用いてコーティングする前に、プレコーティング層を施すことができる。プレコーティング剤としては当該分野で周知のものが使用可能であり、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、白糖等が挙げられる。
本発明において、素顆粒または素細粒としては、公知の方法で製造できる顆粒剤または細粒剤であればよい。前記製造方法として、具体的には、湿式造粒法、乾式造粒法等が挙げられる。前記湿式造粒法においては、押出造粒法、攪拌造粒法、噴霧造粒法、流動層造粒法等が挙げられる。
コーティング液には、当該分野で周知の添加剤を幅広く使用することが可能であり、例えば酸化チタン、タルク、沈降炭酸カルシウム、ゼラチン、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ポリエチレングリコール、大豆レシチン、アラビアゴム、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、グリセリン、レシチンマクロゴール、ポリソルベート80、ショ糖脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム等の可塑剤、滑沢剤、可溶化剤、緩衝剤、界面活性剤等が例示される。
以下に実施例および比較例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
(1)錠剤の製造
下記表1の組成を有する、φ9.5mm2段R、重量360mgの錠剤を、ロータリー打錠機(菊水製作所社製)により製造した。
Figure 0005416586
(2)樹脂組成物の製造
国際公開2005/019286号パンフレットに記載の方法で樹脂組成物を製造した。すなわち、冷却還流管、滴下ロート、温度計、窒素導入管および攪拌装置を取り付けたセパラブルフラスコにポリビニルアルコール(ゴーセノールEG05、重合度500、けん化度88%、日本合成化学社製)175.8g、イオン交換水582.3gを仕込み常温で分散させた後95℃で完全溶解させた。次いでアクリル酸5.4g、メチルメタクリレート37.3gを添加し(ポリビニルアルコール:重合性ビニル単量体(wt%)=100:24.5)、窒素置換後50℃まで昇温した後、ターシャリーブチルハイドロパーオキサイド8.5g、エリソルビン酸ナトリウム8.5gを添加し、4時間で反応を終了しポリビニルアルコール共重合体を得た。これを通常の方法により、乾燥・粉砕してポリビニルアルコール共重合体粉末を得た。
(3)コーティング錠の製造
得られたポリビニルアルコール共重合体を精製水に徐々に攪拌添加することにより、15(w/w)%のポリビニルアルコール共重合体水溶液を調製した。さらに、攪拌しながら、エタノールの濃度が30(w/w)%となるようにエタノールおよび精製水を添加し、10(w/w)%ポリビニルアルコール共重合体の液(コーティング液)を得た。
2流体ノズルを有する通気式コーティング機(ハイコーターラボ、容量:約1L、フロイント産業社製)に前記錠剤600g(1660錠相当)を仕込み、送風温度:60℃、送風量:0.8m/分、パン内静圧:80Paで一定時間加温し、錠剤品温40℃以上を維持させた後、スプレーガン口径:1.2mm、噴霧空気量:50L/分、パン回転数:20rpmの条件で、錠剤品温40℃以上を保つように、液速度を2.0g/分で前記錠剤に噴霧し、ポリビニルアルコール共重合体を1錠あたり約6mg被覆したコーティング錠を得た。
被覆終了後、通気式コーティング機からコーティング錠を排出させ、全コーティング錠を目視により確認し、コーティング錠剤数からフィルム剥れや錠剤同士が付着した不良錠の数を差し引いた数に対するコーティングした錠剤数の割合を、良品の収率として計算した。
この結果、被覆時間70分で良好な外観を示すフィルムコート錠が得られた。収率は98.8%で不良錠は少なく、効率よくコーティングが行われたことが確認された。
[実施例2]
実施例1において、溶媒のエタノールの濃度を10(w/w)%とする以外は、実施例1と同様にして、コーティングを行った。被覆時間は78分であり収率は96.6%であった。この結果、低いエタノール濃度でも、十分に効果は得られることが確認された。
[実施例3]
実施例1において、溶媒のエタノールの濃度を30(w/w)%とし、送風温度を48℃とする以外は、実施例1と同様にして、コーティングを行った。被覆時間は62分であり収率は99.2%であった。この結果、更なる被覆時間の短縮が可能になり、更には熱に不安定な医薬有効成分を用いた場合においてもコーティングが可能となることが確認された。
[実施例4]
実施例1において、液速度を3.0g/分とする以外は、実施例1と同様にして、コーティングを行った。被覆時間は45分であり,収率は94.9%であった。
[実施例5]
重合度500のポリビニルアルコール共重合体及び酸化チタンを精製水に攪拌添加し、さらに、エタノールの濃度が10(w/w)%となるようにエタノールを攪拌添加し、10(w/w)%固形分濃度のコーティング液を調製した。
2流体ノズルを有する通気式コーティング機(AQC80型アクアコーター、容量:約60L、フロイント産業社製)に、実施例1の表1の組成を有する錠剤28800g(80000錠相当)を仕込み、送風温度:65℃、給気風量:9.5m/分、排気風量:15.0m/分で一定時間加温し、錠剤品温を40℃以上に維持させた。その後、スプレーガン口径:1.2mm、噴霧空気量:140L/分、パン回転数:9rpmの条件でコーティング液を噴霧し、この時、コーティング液速度を段階的に上げていき、錠剤同士の付着やフィルム表面の剥がれを認めたコーティング液の噴霧速度を確認した。
この結果、コーティング液速度が45g/分でも錠剤同士の付着は、確認されず、良好な外観を示すフィルムコート錠が得られた。
[比較例1]
実施例1において、エタノールを使用せず、10(w/w)%のポリビニルアルコール共重合体水溶液をコーティング液とし、かつ液速度を0.9g/分とする以外は、実施例1と同様にコーティングを行った。この結果、収率は99.5%であり不良錠は少ないものの、被覆時間を120分であり、被覆時間が延長した。
[比較例2]
実施例1において、エタノールを使用せず、10(w/w)%のポリビニルアルコール共重合体水溶液をコーティング液とし、かつ液速度を1.9g/分とする以外は、実施例1と同様にコーティングを行った。この結果、被覆時間は53分であり、コーティング錠は、錠剤同士が付着、またはフィルムが剥がれたものが多く、収率は13.2%であった。
[比較例3]
実施例5において、エタノールを使用せず、10(w/w)%固形分濃度のコーティング液とする以外は、追加実施例と同様にコーティングを行った。
この結果、コーティング液速度が20g/分において、錠剤同士の付着が確認され、良好な外観を示すフィルムコート錠を得ることができなかった。
以上の結果から、実施例の製造方法は、比較例の製造方法に比べ2倍以上のコーティング液の噴霧速度を向上させることができ、少量のエタノールを液組成に配合するだけで、コーティング液速度が向上できることが明らかとなり、効率よくコーティングが行われることがスケールアップした条件においても確認された。また、酸化チタン等の添加剤を配合したコーティング液組成においても、効率よくコーティング製剤が製造できることが確認された。
本発明によれば、平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、少なくとも1以上の重合性ビニル単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水および有機溶媒を含有するコーティング液として用いることにより、コーティング製剤を効率よくコーティングすることができる。

Claims (15)

  1. 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、アクリル酸とメチルメタクリレートである重合性単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水およびエタノールを含有するコーティング液で、有効成分を含有する芯物質をコーティングすることを特徴とするコーティング製剤の製造方法。
  2. ポリビニルアルコールが、平均重合度900以下のものである請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. ポリビニルアルコールが、平均重合度200〜600のものである請求の範囲第1項記載の製造方法。
  4. ポリビニルアルコールが、部分けん化ポリビニルアルコールである請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の製造方法。
  5. コーティング液中の有機溶媒の濃度が、5〜50(w/w)%である請求の範囲第1項〜第項のいずれかに記載の製造方法。
  6. コーティング液中の有機溶媒の濃度が、10〜30(w/w)%である請求の範囲第項記載の製造方法。
  7. コーティング液の粘度が、10〜400mPa・sである請求の範囲第1項〜第項のいずれかに記載の製造方法。
  8. 樹脂組成物が、平均重合度300〜500の部分けん化ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の共重合体である請求の範囲第1項〜第項のいずれかに記載の製造方法。
  9. 平均重合度300〜500の部分けん化ポリビニルアルコール、メチルメタクリレートおよびアクリル酸の共重合する際における重量比が、60〜90:7〜38:0.5〜12である請求の範囲第項記載の製造方法。
  10. コーティングする際の送風温度が、30〜100℃である請求の範囲第1項〜第項のいずれかに記載の製造方法。
  11. コーティング製剤が、医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品である請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の製造方法。
  12. コーティング製剤が、錠剤、顆粒剤または細粒剤である請求の範囲第11項記載の製造方法。
  13. 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、アクリル酸とメチルメタクリレートである重合性単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水およびエタノールを含有したコーティング液。
  14. 平均重合度1300以下のポリビニルアルコールと、アクリル酸とメチルメタクリレートである重合性単量体とを重量比で6:4〜9:1の割合で共重合させて得られる樹脂組成物、水およびエタノールを含有するコーティング液で、有効成分を含有する芯物質をコーティングすることによって、コーティング製剤同士の付着を防止する方法。
  15. コーティング製剤が、医薬製剤、動物薬製剤、農薬製剤、肥料または食品である請求の範囲第14項記載の方法。
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