JPH072645A - pH作動性浸透破裂放出用製剤 - Google Patents

pH作動性浸透破裂放出用製剤

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JPH072645A
JPH072645A JP5338066A JP33806693A JPH072645A JP H072645 A JPH072645 A JP H072645A JP 5338066 A JP5338066 A JP 5338066A JP 33806693 A JP33806693 A JP 33806693A JP H072645 A JPH072645 A JP H072645A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 pH作動性浸透破裂放出用製剤を提供するこ
と。 【構成】 水性環境に対して有益な薬剤を与えるための
浸透破裂製剤。該製剤は、少なくとも一部分が半透膜に
よって取り囲まれた有益な薬剤およびオスメイジェント
(osmagent)を含む。或いは、有益な薬剤もオ
スメイジェントとして機能しうる。半透膜は水に対して
透過性であり且つ有益な薬剤およびオスメイジェントに
対して実質的に不透過性である。トリガー手段は半透膜
に結合している(例えば、カプセルの半分を2個結合し
ている)。トリガー手段はpH3〜9で活性化され、そ
して起こりうるが突然に、有益な薬剤の放出を開始す
る。これらの製剤は、浸透破裂によるボーラスとしての
有益な薬剤コアのpH作動性放出を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有用な環境に対する有
益な薬剤の放出に有用な製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】浸透製剤において、水は、有用な環境中
よりも低濃度の製剤コア中の水のために、半透膜を通っ
て製剤中に吸収される。これは製剤コア中で正の静水圧
を生じ、その結果コア中に含まれる有益な薬剤を放出さ
せる。大部分の浸透放出システムは有益な薬剤の持続し
た放出を提供する(例えば、ベーカー(Baker),
R.W.,1987,Controlled Rele
ase of Biologically Activ
e Agents ジョン・ウィリー・アンド・サンズ
(John Wiley & Sons) 132〜1
55頁;およびスミス(Smith),K.L.および
ハービッグ(Herbig),S.M.,1992
「制御放出(Controlled Releas
e)」Membrane Handbook ホー(H
o),W.S.W.およびシルカー(Sirkar),
K.K.監修、バン・ノストランド・ラインホールド
(Van Nostland Reinhold)、9
15〜935頁)。
【0003】更に、有益な薬剤をボーラスとして放出す
る浸透製剤(浸透破裂システム)が開発された(例え
ば、米国特許第3,247,066号明細書、同第3,
952,741号明細書、同第4,016,880号明
細書および同第4,177,256号明細書)。有益な
薬剤の放出は、放出用製剤をいったん水溶液中に浸漬す
ると開始される。
【0004】有益な薬剤の別の放出方法において、薬剤
を放出するために特定のpHで溶解する製剤が開発され
た。これらの製剤からの有益な薬剤の放出は、腸溶コー
ティングの溶解並びに引き続きのコア成分の受容体溶液
中への溶解および/または拡散によって引起こされる。
特定のpHによって溶解する材料は、医薬品工業におい
て錠剤、顆粒剤およびカプセル剤として一般的に用いら
れている。pH感受性材料のコーティングとしての使用
は、製剤を記載している大部分の参考文献に記載されて
いる。
【0005】典型的に、pH感受性材料をコーティグン
として用いて、胃を通過する際に不安定な有益な薬剤を
保護するかまたは刺激性の有益な薬剤を封入した後、小
腸に入った直後に有益な薬剤を放出させてきた。これら
のコーティングを変更して、有益な薬剤を小腸の下方端
または結腸で放出することができるように放出前の一層
長いタイムラグが達成されている。しかしながら、これ
らのコーティングは一般的な腸溶コーティングと同様に
機能する。結腸において放出を達成するpH感受性コー
ティングは米国特許第4,910,021号明細書およ
びWO9001329号明細書などの特許に記載されて
きた。米国特許第4,910,021号明細書にはpH
感受性材料を用いてカプセルを被覆することが記載され
ており、WO9001329号明細書には、酸を含むビ
ーズ上のpH感受性コーティングが記載されている。ビ
ーズコア中の酸はpH感受性コーティングの溶解を延長
する。
【0006】部位特異的放出を達成するためのpH感受
性材料単独の使用は、放出部位または望ましい放出時間
の前に有益な薬剤が漏出するという問題のために困難で
ある。典型的に、有益な薬剤全体の10%〜30%が時
期尚早に放出される。更に、高pHに対する暴露後の活
性成分の放出の前に長いタイムラグを達成するのは(p
H感受性材料の急速な溶解または分解ゆえに)困難であ
る。
【0007】更に、pH感受性材料および浸透放出シス
テムを組合わせるハイブリッドシステムがある。これら
の製剤は有益な薬剤の持続放出の開始を遅らせる。一つ
の製剤において、pH感受性マトリックスまたはコーテ
ィングが溶解して、有益な薬剤を持続放出させる浸透製
剤を放出する(米国特許第4,578,075号明細
書;同第4,681,583号明細書;および同第4,
851,231号明細書)。第二の製剤は、不溶性およ
びpH感受性の材料のポリマーブレンドから製造された
半透性コーティングから成る。pHが上昇するに従い、
コーティングの透過性は増大して、有益な薬剤の放出速
度を増大させる(米国特許第4,096,238号明細
書;同第4,503,030号明細書;同第4,52
2,625号明細書;および同第4,587,117号
明細書)。
【0008】もう一つのシステムは、半透性コーティン
グの内側にpH感受性バリヤーを有する「プッシュプ
ル」浸透製剤から成る。pH感受性バリヤーは、持続し
た浸透放出を高pH溶液中でそれが溶解するまで遅らせ
る(米国特許第4,904,474号明細書)。更にも
う一つのシステムにおいて、製剤は、半透性コーティン
グ、脂肪酸塩または浸透性溶質コーティングおよび外部
腸溶コーティングから成る三層コーティングを有する。
外部腸溶コーティングの溶解のために、有益な薬剤の持
続した浸透放出は高pH溶液に対する暴露後に開始する
(米国特許第4,627,851号明細書;同第4,6
93,895号明細書;および同第4,705,515
号明細書)。
【0009】4種類の上記に記載したpH感受性コーテ
ィングを有する浸透製剤は、浸透ポンプによって薬剤放
出口を介する有益な薬剤の持続放出を提供する。これら
の浸透システムの作業の要点は、pH感受性コーティン
グが溶解する時のコーティング透過性の増大である。放
出速度論は、放出の時間および/または位置を調節する
かまたは放出速度を調節することにより、pH感受性材
料に影響される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の製剤は浸透放出
用製剤の分野をかなり進歩させているが、別の浸透放出
用製剤の探求が続けられている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、有益な薬剤を
水性環境に対して与えるための浸透破裂放出用製剤に関
する。該製剤は、半透膜によって少なくとも一部分が取
り囲まれた有益な薬剤およびオスメイジェント(osm
agent)(有益な薬剤はオスメイジェントでもあり
うる)を含む。半透膜は水に対して透過性であり且つ有
益な薬剤およびオスメイジェントに対して実質的に不透
過性である。トリガー手段はpH3〜9で活性化され且
つ起こりうるが突然に、有益な薬剤の放出を引起こす。
【0012】これらの製剤は、浸透破裂による有益な薬
剤コアのボーラス(例えば、コア)としてのpH作動性
放出を可能にする。更に、これらの製剤は、放出前のタ
イムラグを調節して有益な薬剤の部位特異的放出を提供
することを可能にする。
【0013】本発明の他の目的、特徴および利点は、図
面および請求の範囲に関連した以下の詳細な説明から当
業者に明らかになるものである。
【0014】十分な構造用支持材を提供し且つコア中へ
の水性媒質の拡散を提供し、同時に製剤の破裂前の有益
な薬剤の放出を阻止する半透膜はいずれも用いることが
できる。半透性とは、水に対する膜の透過性が、有益な
薬剤、オスメイジェントおよび他の賦形剤に対する半透
膜の透過性より少なくとも5倍大きいということを意味
する。水性媒質とは、主要液体成分として水を含む組成
物(例えば、生理的流体、有機または無機物質溶液、特
に電解液および物質の水中混合物)を意味する。典型的
に、半透膜は有益な薬剤を完全に取り囲んでいるが、望
ましいならば、半透膜を不透過性壁部分と組合わせて有
益な薬剤を完全に取り囲むことができる。半透膜材料
は、望ましい静水圧が(製剤中への水の拡散により)コ
ア中で生じた時に膜を破裂させ、それによって有益な薬
剤を放出するような厚みおよび材料強度のある組合わせ
を有する。好ましくは、膜の厚みは1マイクロメートル
〜1mmである。好ましくは、ヒトの健康上の用途に関
する膜の厚みは10マイクロメートル〜300マイクロ
メートルである。半透膜は稠密薄膜、複合材料、構造が
非対称、微孔性等であってよい。膜は半透性のままでな
ければならないので、高気孔率の微孔性膜は、好ましく
は、非対称膜に典型的なスキンまたは稠密層を有するか
または液体の水に対して不透過性であるが気相中の水に
対しては透過性である。微孔性膜に関して、典型的に、
全多孔度(すなわち、気孔率)は20%〜95%であり
うる。好ましくは、最大細孔度の直径は0.01マイク
ロメートル〜100マイクロメートルである。
【0015】好ましくは、半透膜はポリマーまたはロウ
から構成されるが、適当に処理された無機材料、例え
ば、セラミックス、金属またはガラスを用いてもよい。
下記は、半透膜ポリマーの好ましいリストである。ポリ
マーの分子量は、ポリマーが使用温度で固体であり且つ
用途に適当である(例えば、薬学的に許容しうる)よう
にあるべきである。
【0016】セルロースエステル、例えば、酢酸セルロ
ース、酢酸アセト酢酸セルロース、酢酸安息香酸セルロ
ース、酢酸ブチルスルホン酸セルロース、酢酸酪酸セル
ロース、酢酸酪酸硫酸セルロース、酢酸酪酸吉草酸セル
ロース、酢酸カプリン酸セルロース、酢酸カプロン酸セ
ルロース、酢酸カプリル酸セルロース、酢酸カルボキシ
メトキシプロピオン酸セルロース、酢酸クロロ酢酸セル
ロース、酢酸ジメタミノ酢酸セルロース、酢酸ジメチル
アミノ酢酸セルロース、酢酸ジメチルスルファミン酸セ
ルロース、酢酸二パルミチン酸セルロース、酢酸ジプロ
ピルスルファミン酸セルロース、酢酸エトキシ酢酸セル
ロース、酢酸エチルカルバミン酸セルロース、酢酸エチ
ル炭酸セルロース、酢酸エチルシュウ酸セルロース、酢
酸フロ酸セルロース、酢酸ヘプタン酸セルロース、酢酸
ヘプチル酸セルロース、酢酸イソ酪酸セルロース、酢酸
ラウリン酸セルロース、酢酸メタクリル酸セルロース、
酢酸メトキシ酢酸セルロース、酢酸メチルカルバミン酸
セルロース、酢酸メチルスルホン酸セルロース、酢酸ミ
リスチン酸セルロース、酢酸オクタン酸セルロース、酢
酸パルミチン酸セルロース、酢酸フタル酸セルロース、
酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸プロピオン酸硫酸セ
ルロース、酢酸プロピオン酸吉草酸セルロース、酢酸p
−トルエンスルホン酸セルロース、酢酸コハク酸セルロ
ース、酢酸硫酸セルロース、酢酸トリメリット酸セルロ
ース、酢酸トリプロピオン酸セルロース、酢酸吉草酸セ
ルロース、安息香酸セルロース、酪酸ナフチル酸セルロ
ース、酪酸セルロース、クロロ安息香酸セルロース、シ
アノ酢酸セルロース、二カプリル酸セルロース、二オク
タン酸セルロース、二ペンタン酸セルロース、セルロー
スジペンタンレート(cellulose dipen
tanlate)、ギ酸セルロース、メタクリル酸セル
ロース、メトキシ安息香酸セルロース、硝酸セルロー
ス、ニトロ安息香酸セルロース、リン酸セルロース(ナ
トリウム塩)、ホスフィン酸セルロース、亜リン酸セル
ロース、ホスホン酸セルロース、プロピオン酸セルロー
ス、プロピオン酸クロトン酸セルロース、プロピオン酸
イソ酪酸セルロース、プロピオン酸コハク酸セルロー
ス、ステアリン酸セルロース、硫酸セルロース(ナトリ
ウム塩)、三酢酸セルロース、三カプリル酸セルロー
ス、三ギ酸セルロース、三ヘプタン酸セルロース、三ヘ
プチル酸セルロース、三ラウリン酸セルロース、三ミリ
スチン酸セルロース、三硝酸セルロース、三オクタン酸
セルロース、三パルミチン酸セルロース、三プロピオン
酸セルロース、三コハク酸セルロース、三吉草酸セルロ
ース、吉草酸パルミチン酸セルロース。
【0017】セルロースエーテル、例えば、2−シアノ
エチルセルロース、2−ヒドロキシブチルメチルセルロ
ース、2−ヒドロキシエチルセルロース、2−ヒドロキ
シエチルエチルセルロース、2−ヒドロキシエチルメチ
ルセルロース、2−ヒドロキシプロピルセルロース、2
−ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸ジメトキ
シエチルセルロース、エチル2−ヒドロキシエチルセル
ロース、エチルセルロース、硫酸エチルセルロース、ジ
メチルスルファミン酸エチルセルロース、メチルセルロ
ース、酢酸メチルセルロース、メチルシアノエチルセル
ロース、カルボキシメチル2−ヒドロキシエチルセルロ
ースナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム。
【0018】ポリスルホン、例えば、ポリエーテルスル
ホン。
【0019】ポリカーボネート。
【0020】ポリウレタン。
【0021】ポリ酢酸ビニル。
【0022】ポリビニルアルコール。
【0023】ポリエステル。
【0024】ポリアルケン、例えば、ポリエチレン、エ
チレンビニルアルコールコポリマー、ポリプロピレン、
ポリ(1,2−ジメチル−1−ブテニレン)、ポリ(1
−ブロモ−1−ブテニレン)、ポリ(1−ブテン)、ポ
リ(1−クロロ−1−ブテニレン)、ポリ(1−デシル
−1−ブテニレン)、ポリ(1−ヘキサン)、ポリ(1
−イソプロピル−1−ブテニレン)、ポリ(1−ペンテ
ン)、ポリ(3−ビニルピレン)、ポリ(4−メトキシ
−1−ブテニレン);ポリ(エチレン−コ−メチルスチ
レン)、ポリ塩化ビニル、ポリ(エチレン−コ−テトラ
フルオロエチレン)、ポリ(エチレン−テレフタレー
ト)、ポリ(ドデカフルオロブトキシエチレン)、ポリ
(ヘキサフルオロプロリレン)、ポリ(ヘキシルオキシ
エチレン)、ポリ(イソブテン)、ポリ(イソブテン−
コ−イソプレン)、ポリ(イソプレン)、ポリ−ブタジ
エン、ポリ[(ペンタフルオロエチル)エチレン]、ポ
リ[2−エチルヘキシルオキシ)エチレン]、ポリ(ブ
チルエチレン)、ポリ(t−ブチルエチレン)、ポリ
(シクロヘキシルエチレン)、ポリ[(シクロヘキシル
メチル)エチレン]、ポリ(シクロペンチルエチレ
ン)、ポリ(デシルエチレン)、ポリ(ドデシルエチレ
ン)、ポリ(ネオペンチルエチレン)、ポリ(プロピル
エチレン)。
【0025】ポリスチレン、例えば、ポリ(2,4−ジ
メチルスチレン)、ポリ(3−メチルスチレン)、ポリ
(4−メトキシスチレン)、ポリ(4−メトキシスチレ
ン−スタット−スチレン)、ポリ(4−メチルスチレ
ン)、ポリ(イソペンチルスチレン)、ポリ(イソプロ
ピルスチレン)。
【0026】ポリビニルエステルまたはポリビニルエー
テル、例えば、ポリ(ベンゾイルエチレン)、ポリ(ブ
トキシエチレン)、ポリ(クロロプレン)、ポリ(シク
ロヘキシルオキシエチレン)、ポリ(デシルオキシエチ
レン)、ポリ(ジクロロエチレン)、ポリ(ジフルオロ
エチレン)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリ(ビニルトリメ
チイルスチレン)。
【0027】ポリシロキサン、例えば、ポリ(ジメチル
シロキサン)。
【0028】ポリアクリル酸誘導体、例えば、ポリアク
リル酸塩、ポリメタクリル酸メチル、ポリ(アクリル
酸)高級アルキルエステル、ポリ(メタクリル酸エチ
ル)、ポリ(メタクリル酸ヘキサデシル−コ−メタクリ
ル酸メチル)、ポリ(アクリル酸エチル−コ−スチレ
ン)、ポリ(メタクリル酸n−ブチル)、ポリ(アクリ
ル酸n−ブチル)、ポリ(アクリル酸シクロドデシ
ル)、ポリ(アクリル酸ベンジル)、ポリ(アクリル酸
ブチル)、ポリ(アクリル酸第二ブチル)、ポリ(アク
リル酸ヘキシル)、ポリ(アクリル酸オクチル)、ポリ
(アクリル酸デシル)、ポリ(アクリル酸ドデシル)、
ポリ(アクリル酸2−メチルブチル)、ポリ(メタクリ
ル酸アダマンチル)、ポリ(メタクリル酸ベンジル)、
ポリ(メタクリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸2−
エチルヘキシル)、ポリ(メタクリル酸オクチル)、ア
クリル樹脂。
【0029】ポリアミド、例えば、ポリ(イミノアジポ
イルイミノドデカメチレン)、ポリ(イミノアジポイル
イミノヘキサメチレン)。
【0030】ポリエーテル、例えば、ポリ(オクチルオ
キシエチレン)、ポリ(オキシフェニルエチレン)、ポ
リ(オキシプロピレン)、ポリ(ペンチルオキシエチレ
ン)、ポリ(フェノキシスチレン)、ポリ(第二ブトキ
シエチレン)、ポリ(第三ブトキシエチレン)。
【0031】典型的な膜用ロウとしては、昆虫および動
物のロウ、例えば、白ロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、脂肪およ
び羊毛ロウ;植物ロウ、例えば、竹の葉ロウ、キャンデ
リラロウ、カルナウバロウ、木ロウ、オーリカリ(ou
ricury)ロウ、ジョジョバロウ、ヤマモモロウ、
ベイマツロウ、綿ロウ、ツルコケモモロウ、ケープベリ
ーロウ、米糠ロウ、キャスターロウ、インディアンコー
ンロウ、水素化植物油(例えば、キャスター、ヤシ、綿
実、大豆)、モロコシ粒ロウ、サルオガセモドキロウ、
サトウキビロウ、カランダ(caranda)ロウ、晒
ロウ、エスパルトロウ、亜麻ロウ、マダガスカルロウ、
オレンジ皮ロウ、セラックロウ、サイザル麻ロウおよび
米ロウ;鉱ロウ、例えば、モンタンロウ、ピートロウ、
石油ロウ、石油セレシン、オゾケライトロウ、マイクロ
クリスタリンワックスおよびパラフィン;並びに合成ロ
ウ、例えば、ポリエチレンワックス、フィッシャー・ト
ロプシュ(Fischer−Tropsch)ワック
ス、化学修飾炭化水素ロウおよびセチルエステルワック
スがある。
【0032】特に好ましい半透膜としては、セルロース
エステルおよびセルロースエーテル;ポリアクリル酸誘
導体、例えば、ポリアクリル酸塩およびポリアクリル酸
エステル;並びにポリビニルアルコールおよびポリアル
ケン、例えば、エチレンビニルアルコールコポリマーが
ある。
【0033】いずれの材料および構造体も、望ましいp
Hの溶液によって作動されるまで製剤の保全性を維持す
るpH感受性トリガー手段として用いることができる。
pH感受性トリガー手段は、例えば、多孔性または稠密
なコーティングであってよい。好ましくは、トリガー手
段は、作動されるまでコア中の静水圧が半透膜を破裂ま
たは破壊し且つ有益な薬剤を放出するのを阻止するのに
十分な構造用支持体を提供する。典型的に、トリガーp
Hは約3〜9であるが、ある種の用途においては、更に
高いかまたは更に低いことがある。好ましくは、ヒトの
健康上の用途に対するトリガーpHは約6.5〜約8.
5である。トリガーpHは限界pH値または値範囲であ
り、そのトリガーpHを越えるかまたはそれ未満でpH
感受性材料は分解しおよび/または溶解する。したがっ
て、溶液中で安定であり、引続きそのpHがトリガーp
Hを越えて上昇するにつれて活性化する製剤を製造する
ことができる。同様に、溶液中で安定であり、引続きそ
のpHがトリガーpH未満に下降するにつれて活性化す
る製剤を製造することができる。いったん活性化される
と、望ましいタイムラグの後に有益な材料が放出され
る。
【0034】一つの実施態様において、水に対して一層
透過性になりおよび/または物理的強度が衰えた後に望
ましいpH(トリガーpHを越えるかまたはそれ未満)
の溶液によって作動することができるpH感受性トリガ
ー手段を用いる。透過性の増大は、コア内部の静水圧
を、半透膜が破裂するまで更に急速に上昇させる(増大
した透過性の主な寄与は、破裂する前のタイムラグを短
縮することである)。
【0035】もう一つの実施態様において、pH感受性
トリガー手段を用いて、二つのカプセル部分を一緒に保
持する。トリガー手段は、その接着性または強度(例え
ば、分解)が衰えた後に望ましいpH(トリガーpHを
越えるかまたはそれ未満)の溶液によって作動すること
ができる。接着強度の減少は、コア内部の静水圧が、接
着トリガー手段によって互いに保持されたカプセル部分
を別々に押して、それによって内容物を放出することを
可能にする。
【0036】したがって、pH感受性トリガー手段を半
透膜に対して、例えば、半透膜の部分を結合する接着剤
としてかまたは外部コーティングとして結合させる(例
えば、結合、ケースに挿入、摩擦装着、部分的にケース
挿入)。pH感受性トリガー手段が作動しないと、(浸
透圧によって)更に急速に製剤中に水が吸収され、その
結果、静水圧が上昇し且つ製剤が破裂し、続いて有益な
薬剤が放出されることになる。更に、pH感受性トリガ
ー手段が作動しないと、製剤内部の静水圧が製剤を破裂
させるのに十分なほど製剤が弱まり、そして内容物が放
出される。これは、これらの製剤を、活性物質をかなり
の時間枠にわたって放出する浸透製剤と有意に区別す
る。これらの製剤において、活性物質はボーラスとして
放出される。pH感受性トリガー手段の厚みは、好まし
くは、1マイクロメートル〜1mmである。好ましく
は、pH感受性接着剤の厚みは10マイクロメートル〜
500マイクロメートルであり且つpH感受性コーティ
ングの厚みは10マイクロメートル〜300マイクロメ
ートルである。
【0037】典型的に、pH感受性材料は、中性または
酸性水溶液中において不溶性固体であり、続いてそれら
は、溶液のpHが3〜9、好ましくは、6〜8のpH値
を越えて上昇するにつれて溶解する(または分解し且つ
溶解する)。典型的なpH感受性材料としては、ポリア
クリルアミド、フタレート誘導体(すなわち、共有結合
したフタレート残基を有する化合物)、例えば、炭水化
物の酸性フタレート、酢酸フタル酸アミロース、酢酸フ
タル酸セルロース、他のフタル酸セルロースエステル、
フタル酸セルロースエーテル、フタル酸ヒドロキシプロ
ピルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルエチルセ
ルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、フタル酸メチルセルロース、ポリ酢酸フタル酸ビニ
ル、ポリ酢酸水素フタル酸ビニル、酢酸フタル酸ナトリ
ウムセルロース、酸性フタル酸デンプン、スチレン−マ
レイン酸−フタル酸ジブチルコポリマー、スチレン−マ
レイン酸−ポリ酢酸フタル酸ビニルコポリマー、スチレ
ンおよびマレイン酸コポリマー、ホルマリン処理ゼラチ
ン、グルテン、セラック、ザロール、ケラチン、ケラチ
ンサンダラック−トル、アンモニア処理セラック、サリ
チル酸ベンゾフェニル、酢酸トリメリット酸セルロー
ス、セラックと配合した酢酸セルロース、酢酸コハク酸
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化セルロー
ス、ポリアクリル酸誘導体、例えば、アクリル酸および
アクリル酸エステルコポリマー、メタクリル酸およびそ
のエステル、酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマーが
ある。
【0038】好ましいpH感受性材料としては、セラッ
ク;フタレート誘導体、特に、酢酸フタル酸セルロー
ス、ポリ酢酸フタル酸ビニルおよびフタル酸ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース;ポリアクリル酸誘導体、特
に、アクリル酸と配合したポリメタクリル酸メチルおよ
びアクリル酸エステルコポリマー;並びに酢酸ビニルお
よびクロトン酸コポリマーがある。
【0039】好ましくは、pH感受性材料を不活性不溶
性材料と配合する。不活性とは、作動範囲でのpHの変
化にほとんど影響されない材料を意味する。不活性不溶
性材料に対するpH感受性材料の比率を変更することに
より、作動後および放出前のタイムラグを適応させるこ
とができる。例えば、カプセル製剤に関して、不活性不
溶性材料に対するpH感受性材料の配合物は、カプセル
の半分が作動後に分離する時間を調節するように適応さ
せることができる。したがって、好ましくは、作動後の
望ましい放出タイムラグを提供する、不活性不溶性材料
に対するpH感受性材料の比例混合物を用いる。トリガ
ーと反応しない不活性不溶性材料はいずれも用いること
ができる。典型的に、不活性不溶性材料の比率が増大す
ると、作動後および有益な薬剤の放出後のタイムラグは
延長する。好ましくは、不活性材料は、(前記の)半透
膜に関して与えられた材料のリストから選択される。
【0040】或いは、中性またはアルカリ性溶液中に不
溶性であり、続いて溶液のpHが3〜9の範囲のpH値
より下に下降するにつれてそれらが溶解する(または分
解し且つ溶解する)pH感受性材料を用いることができ
る。典型的なpH感受性材料としては、アクリル酸ポリ
マーとアミノ置換基とのコポリマーおよびアクリル酸エ
ステルがある。更に別のpH感受性材料としては、pH
がpKaより下に下降するにつれてイオン化される多数
の基を有する多官能性ポリマーがある。イオン化しうる
基のpKaより低いpHを有する水溶液中においてポリ
マーが溶解するのに十分な量のこれらのイオン化しうる
基をポリマー中に配合する必要がある。これらのイオン
化しうる基は、ブロックコポリマーとしてポリマー中に
配合することができるし、またはポリマー主鎖に結合し
た側基でありうるし、またはポリマー鎖を架橋若しくは
結合するのに用いられた材料の一部分でありうる。この
ようなイオン化しうる基の例としては、ポリホスフェ
ン、ビニルピリジン、ビニルアニリン、ポリリシン、ポ
リオルニチン、他のタンパク質および、アミノ残基を含
む置換基を有するポリマーがある。
【0041】半透膜は製剤コアの少なくとも一部分を取
り囲んでいる。製剤コアは有益な薬剤を含む。有益な薬
剤がオスメイジェントではない場合、コアはオスメイジ
ェントを更に含む必要がある。オスメイジェントは、コ
アの浸透圧を増大させ、それによって半透膜内部の静水
圧を増大させて望ましい膜破裂を達成する何等かの材料
であってよい。コアは、有用な環境中の周囲の流体の浸
透圧より大の有効な浸透圧を有する必要があり(例え
ば、ヒトにおいては7気圧)、その結果、水がコアに入
る正味の駆動力が生じる。オスメイジェントは可溶性か
または膨脹性でありうる。浸透性に有効な溶質の例は、
無機および有機塩並びに糖である。浸透性に有効な化合
物は単独でまたは組合わせで用いることができ、硫酸マ
グネシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化
リチウム、硫酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナト
リウム、硫酸リチウム、塩化カリウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、酸性リン酸カリ
ウム、乳酸カルシウム、d−マンニトール、尿素、イノ
シトール、コハク酸マグネシウム、酒石酸、水溶性酸、
アルコール、界面活性剤、並びに炭水化物、例えば、ラ
フィノース、スクロース、グルコース、ラクトース、フ
ルクトース、アルギン、アルギン酸ナトリウム、アルギ
ン酸カリウム、カラジーナン、フコリダン、フルセララ
ン、ラミナラン、ヒプニア(hypnea)、アラビア
ゴム、インドゴム、カラヤゴム、ローカストビーンゴ
ム、ペクチンおよびデンプンがある。薬剤をヒトまたは
動物に対して放出するのに用いられる本発明の製剤に関
して、このような溶質はいずれも薬学的に許容しうるも
のであるべきである。このような溶質を含む好ましい製
剤は、浸透性に有効な溶質(例えば、オスメイジェント
またはオスメイジェントである有益な薬剤)を15〜9
5%の範囲で含む。
【0042】典型的に、pH感受性材料で密封されたカ
プセルであるこれらの製剤にはヒドロゲルなどの水膨脹
性成分を用いる。膨脹性賦形剤は、製剤がいったん作動
したら、カプセル本体からカプセルを押出すのに役立
つ。同様の理由により、膨脹性成分をタブレットおよび
ビーズに加えるのが典型的である。典型的なヒドロゲル
としては、ポリアクリル酸誘導体(例えば、ポリアクリ
ル酸塩、ポリメタクリル酸メチル、ポリ(アクリル酸)
高級アルキルエステル、ポリ(メタクリル酸エチル)、
ポリ(メタクリル酸ヘキサデシル−コ−メタクリル酸メ
チル)、ポリ(アクリル酸メチル−コ−スチレン)、ポ
リ(メタクリル酸n−ブチル)、ポリ(アクリル酸n−
ブチル)、ポリ(アクリル酸シクロドデシル)、ポリ
(アクリル酸ベンジル)、ポリ(アクリル酸ブチル)、
ポリ(アクリル酸第二ブチル)、ポリ(アクリル酸ヘキ
シル)、ポリ(アクリル酸オクチル)、ポリ(アクリル
酸デシル)、ポリ(アクリル酸ドデシル)、ポリ(アク
リル酸2−メチルブチル)、ポリ(メタクリル酸アダマ
ンチル)、ポリ(メタクリル酸ベンジル)、ポリ(メタ
クリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキ
シル)、ポリ(メタクリル酸オクチル)、アクリル樹
脂)、ポリアミド、ポリ(メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(エチレンオキ
シド)、ポリN−ビニル−2−ピロリドン、天然に存在
する樹脂、例えば、多糖(例えば、デキストラン、水溶
性ゴム、デンプン、化学修飾デンプン)、セルロース誘
導体(例えば、セルロースエステル、セルロースエーテ
ル、化学修飾セルロース、マイクロクリスタリンセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびメ
チルセルロース)がある。好ましいヒドロゲルとして
は、水を吸収し且つ膨脹する能力が比較的大きいこと、
市販の量の種々の異なる分子量で入手可能であること、
生体適合性並びに安全性および好都合な毒性ゆえに、エ
チレンオキシド誘導体、例えば、ポリエチレンオキシド
(PEO)が挙げられる。PEOは商業的に入手可能で
あり、しかも種々の異なる分子量で入手することができ
る。他の好ましいヒドロゲルはデンプンである。
【0043】用いられるヒドロゲルは、例えば、2種類
またはそれ以上のポリマーの配合物でありうる。例え
ば、異なる分子量のPEOポリマーの配合物を含む種々
のヒドロゲルを製造し且つ用いることができる。このよ
うな配合物は、有益な薬剤に望ましい放出速度の達成を
助けるように調整することができる。
【0044】本発明の製剤で用いられる有益な薬剤とし
ては、例えば、哺乳動物(例えば、人間)を含む動物に
おいて限局性または全身性効果を生じる何等かの生理学
的または薬理学的活性物質がある。
【0045】活性物質の例としては、末梢神経、アドレ
ナリン性受容体、コリン性受容体、神経系、骨格筋、心
臓血管平滑筋、血液循環系、シナプス部位、神経エフェ
クター接合部、内分泌およびホルモン系、免疫系、生殖
系、オータコイド系、消化および排出系、オータコイド
の阻害剤並びにヒスタミン系に作用する薬剤などの無機
および有機化合物がある。これらの系に作用するために
放出することができる医薬品としては、抗うつ薬、催眠
薬、鎮静薬、精神賦活薬、トランキライザー、鎮痙薬、
筋弛緩薬、抗分泌薬、抗パーキンソン病薬、鎮痛薬、抗
炎症薬、局所麻酔薬、筋収縮薬、抗生物質、抗微生物
薬、駆虫薬、抗マラリア薬、ホルモン薬、避妊薬、ヒス
タミン、抗ヒスタミン薬、アドレナリン作動性薬、利尿
薬、疥癬治療薬(antiscabiotics)、シ
ラミ駆除薬、抗寄生虫薬、抗腫瘍薬、血糖低下薬、電解
質、ビタミン、診断薬および心臓血管系作用薬がある。
【0046】このような活性物質に更に含まれるのは、
上記薬剤のプロドラッグである。このような薬剤または
プロドラッグは種々の形、例えば、薬学的に許容しうる
それらの塩でありうる。
【0047】有益な薬剤という用語は、有用な環境中へ
の放出を調節するのに望ましいおよび/または好都合で
ある他の物質を含むことも意味する。このような物質の
例としては、農薬、例えば、殺虫剤、除草剤、化学肥
料、殺カビ剤、フェロモン、殺藻類剤、昆虫成長調節
剤、植物成長調節剤、反応触媒、反応供給原料、pH調
節剤、酵素、酵素阻害剤、消毒剤、吸収剤、フレーバー
および芳香がある。
【0048】本発明の製剤の上述の成分に加えて、他の
一般的な医薬品賦形剤が存在していてよい。例として、
粘度調整剤、酸化防止剤、安定剤、pH調節剤、着香
剤、結合剤、タブレット崩壊剤、浸透剤、滑沢剤、グラ
イダント(glidants)、吸収剤、不活性希釈剤
等がある。典型的な例は、結合剤、例えば、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アラ
ビアゴム、グアーゴム、マイクロクリスタリンセルロー
ス、デンプンアルギン酸ナトリウム、ポリエチレングリ
コール、コーンシロップ、スクロース、ラクトース、マ
ンニトール、リン酸カルシウムおよびエチルセルロー
ス;タブレット崩壊剤、例えば、デンプン、マイクロク
リスタリンセルロース、クレーおよびアルギン酸ナトリ
ウム;滑沢剤、例えば、タルク、ポリエチレングリコー
ル、コーンスターチ、安息香酸ナトリウムおよび酢酸ナ
トリウム;グライダント、例えば、マイクロファインシ
リカ、コーンスターチ、マイクロクリスタリンセルロー
スおよびタルク;吸収剤、例えば、シリカおよびデンプ
ン;不活性希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロー
ス、デンプン、マイクロクリスタリンセルロース、リン
酸カルシウム、硫酸カルシウム、スクロース、マンニト
ール、カオリンおよび硫酸アルミニウムマグネシウム;
並びに浸透剤および緩衝剤、例えば、クエン酸、リン酸
ナトリウム、グルコース、クエン酸カリウム、ソルビン
酸カリウム、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウムおよび
クエン酸ナトリウムである。
【0049】本発明の製剤は、トリガーに対する製剤の
暴露および有益な薬剤の放出の間のタイムラグを変更す
ることによって好都合に適応することができる。したが
って、例えば、好ましくは1〜10時間のタイムラグ
は、製剤が胃を出た直後に作動する場合、十二指腸、回
腸、空腸または結腸に対する放出を提供するのに十分で
ある。タイムラグは、pHトリガー手段の厚みおよび/
または組成を調節することによって適応させることがで
きる。したがって、好ましくは、pHトリガー手段は、
それが望ましいタイムラグ(例えば、十二指腸、回腸、
結腸および空腸に対する放出を提供するのに十分なタイ
ムラグ)を提供するような組成を有する。或いは、そし
て好ましくは、膜は、薄い膜ほど典型的に厚い膜よりも
速く開放するように、それが望ましいタイムラグ(例え
ば、十二指腸、回腸、結腸または空腸に対する放出を提
供するのに十分なタイムラグ)を提供するような厚みを
有する。タイムラグは、実施例7、11および14に示
したように、コーティング厚みまたはシール厚みが増大
するにつれて増大する。更に、タイムラグは、実施例
6、12、13および14に示したように、pHトリガ
ー手段中のpH感受性材料の含量が減少するにつれて増
大する。したがって、コーティング厚みおよびpHトリ
ガー手段の組成を調節することにより、1時間未満〜1
0時間を越えるタイムラグを容易に達成することができ
る(実施例14に示した)。
【0050】有益な材料を十分に放出する上記成分の混
合物をいずれも用いることができるが、典型的に、pH
トリガー手段は製剤の0.01重量%〜30重量%であ
り且つpHトリガー手段を含む膜は典型的に製剤の1%
〜30%である。好ましくは、pHトリガー手段は製剤
の0.1%〜20%であり、そしてpHトリガー手段を
含む膜は製剤の1%〜20%である。有益な薬剤の量
は、望ましい効果(例えば、治療効果)を達成するのに
十分である量である。残りの重量は、(前記に記載の)
何等かの望ましい配合成分および他の添加剤から成るこ
とができる。
【0051】本発明の製剤は、更に、水溶性壁を含むカ
プセル中で投与することができる。例えば、製剤は、カ
プセルが溶解した場合に1個または複数の製剤が有用な
環境中に放出されるように、ゼラチンカプセル中に単独
でかまたは複合的に包含するのに適当な寸法を有するよ
うに製造することができる。カプセル中に含まれる製剤
は様々な形状を有することができるが、このような製剤
に好ましい形状は球状または実質的に球状である。この
ような製剤の正確な数および寸法は、様々な周知の因子
によって決定しうるし且つ決定される。例えば、有用な
環境、1種類または複数の有益な薬剤、有益な薬剤の量
および放出速度が、このようなカプセル中に含まれる製
剤の寸法、形状および数並びにカプセルの組成を決定す
る場合に考慮されるべき因子の全てである。
【0052】投薬用製剤形状および寸法は、具体的な用
途(例えば、タブレット、ビーズまたはカプセル)に基
づいて変更することができる。一般的な典型的形状は球
状、円筒形、タブレット形およびカプセル形である。投
薬用製剤寸法は望ましい用途(例えば、ウシ用タブレッ
ト、ヒト用タブレット)によって変更しうる。更に、形
状および寸法は用途に応じて変更することができるの
で、例えば、タブレットは、用途に基づいて変化する有
益な薬剤放出の量および速度に応じて適当である。好ま
しくは、タブレットの直径は5〜20mmであり、ビー
ズの直径は0.1〜5mmである。しかしながら、ヒト
の健康上の用途に関する典型的なカプセル寸法は長さが
約1cm〜約2.5cmであり且つ直径が約0.3cm
〜約1cmである。動物の用途、例えば、ウシに対する
ルミナール放出に関して、典型的な寸法は長さが約5c
m〜約10cmであり且つ直径が約1cm〜約3cmで
ある。他の用途、例えば、農薬、化学反応、フレーバー
および芳香に関する形状および寸法は使用方法によって
決定され、そして前記に記載したものと異なっていてよ
い。
【0053】本発明の製剤は、図1および図2を論及す
ることにより一層明確に理解することができる。図1に
おいて、有益な薬剤3および他の賦形剤は半透膜9のカ
プセルの半分ずつによって取り囲まれている。半透膜9
カプセルの半分の接合部分はpH感受性トリガー12の
バンドである。製剤1の外部は適当なpHの水溶液を含
む有用な環境15である。図2において、有益な薬剤2
0および他の賦形剤は半透膜23によって取り囲まれて
いる。半透膜23の周囲はpH感受性トリガーコーティ
ング26である。製剤30の外部は、適当なpHの水溶
液を含む有用な環境33である。
【0054】前記の望ましい特性を有する本発明の製剤
は、前記の材料を用い、下記の工程および他の従来の方
法を用いて製造することができる。
【0055】カプセル製剤は、前記のポリマーのキャッ
プおよび本体を成形することによって製造することがで
きる。従来の方式において、ポリマーは(硬質ゼラチン
カプセルを製造する方法と同様に)望ましい形状に成形
し且つ焼結または浸漬被覆することができる。或いは、
硬質ゼラチンカプセルを半透性コーティングで被覆する
ことができる。次に、これらの半透性カプセル本体およ
びキャップに、有益な薬剤および他の賦形剤(例えば、
オスメイジェント、膨脹性成分)を標準的なカプセル充
填技術を用いて充填する。次に、カプセルを望ましいp
H感受性材料で密封し且つ結合させる。これは従来のカ
プセル密封製剤を用いて実施することができる。
【0056】タブレットは、従来の工程並びに従来のタ
ブレット成形およびタブレット被覆製剤を用いて製造す
ることができる。タブレットコアは、有益な薬剤および
他の望ましい賦形剤(例えば、オスメイジェント、膨脹
性材料)の直接圧縮または他の一般的なタブレット成形
法によって製造することができる。不相溶性を最小限に
しまたは半透性コーティングに適当な支持体を提供する
ために、タブレットを最初に水溶性プレコートで被覆し
てよい。プレコートは、糖、塩、可溶性セルロース誘導
体または他の水溶性材料から成ることができる。
【0057】タブレットコアを稠密かまたは微孔性の半
透膜で従来のコーティングを用いて被覆する。微孔性コ
ーティングは様々な方法、例えば、転相、シンタリング
(scintering)、浸出および照射によっても
製造することができる。これらの薄膜は従来の製剤、例
えば、流動層コーター、パンコーター、噴霧乾燥機を用
いてまたは浸漬被覆によって適用することができる。い
くつかの異なる転相法、例えば、蒸気急冷処理、乾燥処
理、液体急冷処理および熱処理を用いて微孔性コーティ
ングを成形することができる。
【0058】蒸気急冷処理において、膜成形は、ポリマ
ー用沈殿剤が、用いられた溶媒で飽和していることがで
きる蒸気相から溶液薄膜中に浸透することによって達成
される。多孔性膜は、スキンを有してまたは有すること
なく、典型的に、膜厚み上に均一な分布の細孔を有して
製造される。
【0059】乾燥処理において、溶媒が一層揮発性であ
る溶媒および非溶媒の混合物中にポリマーを溶解させ
る。混合物の組成が蒸発の際に一層高い非溶媒含量まで
移動すると、ポリマーは沈殿する。スキン付きまたは無
スキン微孔性膜が結果として得られる。
【0060】液体急冷処理において、薄膜成形はポリマ
ー薄膜を非溶媒浴中に浸漬することによって生じる。ポ
リマーは、溶媒の減量および非溶媒の浸透(溶媒と非溶
媒との交換)の結果として沈殿する。スキン付きまたは
無スキン微孔性膜が結果として得られる。
【0061】熱処理において、沈殿の限界にあるポリマ
ーの混合溶媒中溶液を冷却工程によって相分離させる。
スキン付きまたは無スキン微孔性膜が結果として得られ
る。
【0062】微孔性コーティングは、更に、浸出しうる
成分をコーティング配合物中に混入することによって製
造することができる。例えば、小型の糖、塩または水溶
性ポリマー粒子はコーティング溶液中に懸濁または溶解
させることができる。いったんコーティングを適用した
ら、水溶性材料は水への浸漬によって浸出して微孔性構
造を成形することができる。
【0063】pH感受性材料の第二層すなわちコーティ
ングは、タブレット上の半透性コーティングの上に適用
される。このコーティングは、半透性コーティングを適
用するのに記載されたのと同様の標準的なコーティング
法を用いて適用することができる。
【0064】ビーズ、顆粒または多形粒状物(mult
iparticulates)は、タブレットを製造す
るのに用いられたのと同様の方法によって製造すること
ができる。
【0065】好ましい製剤としては、以下に概して記載
した実施例12、13および14に記載したものがあ
る。特に好ましいカプセルとしては、有益な薬剤を取り
囲み且つカルボキシメチルセルロースナトリウムなどの
水性膨脹性材料をコア中に含んでいる、エチレンビニル
アルコール、酢酸セルロースまたはエチルセルロースの
半透膜を有するものがある。カプセルの半分は、ポリメ
タクリル酸メチルおよびアクリル酸/アクリル酸エステ
ルコポリマーの、好ましくは、ポリメタクリル酸メチル
約5〜50重量%およびアクリル酸/アクリル酸エステ
ルコポリマー約50〜75重量%、特に、ポリメタクリ
ル酸メチル約15〜25重量%およびアクリル酸/アク
リル酸エステルコポリマー約75〜85重量%の混合物
から成るpH感受性接着剤で互いに密封されている。シ
ール厚み20マイクロメートル〜100マイクロメート
ルを与えるのに十分なpH感受性ポリマーを用いる。
【0066】特に好ましいタブレットとしては、有益な
薬剤、オスメイジェント(好ましくは、ラクトース)お
よび水性膨脹性材料(好ましくは、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム)のコアを有するものがある。タブ
レットは、厚みが約20〜100マイクロメートルであ
るのが好ましい酢酸セルロースの半透膜を有する。半透
膜は、酢酸セルロース0〜75重量%を配合した酢酸フ
タル酸セルロースコーティング、好ましくは、酢酸セル
ロース5〜75重量%および酢酸フタル酸セルロース2
5〜95重量%、特に、酢酸セルロース25〜35重量
%および酢酸フタル酸セルロース65〜75重量%から
製造されたpH感受性コーティングで取り囲まれてい
る。厚み20マイクロメートル〜150マイクロメート
ルを与えるのに十分なpH感受性ポリマーを用いる。
【0067】特に好ましい多形粒状ビーズは、(前記
に)タブレットに関して記載されているのと同一のコア
を有するものである。同様に、ビーズは、厚みが約15
〜50マイクロメートルであるのが好ましい酢酸セルロ
ース半透性コーティングを有する。半透膜は、酢酸セル
ロース0〜75重量%を配合した酢酸フタル酸セルロー
ス、好ましくは、酢酸セルロース5〜75重量%および
酢酸フタル酸セルロース25〜95重量%、特に、酢酸
セルロース40〜60重量%および酢酸フタル酸セルロ
ース40〜60重量%から製造されたpH感受性コーテ
ィングで被覆されている。好ましくは、厚み15マイク
ロメートル〜120マイクロメートルを与えるのに十分
なpH感受性ポリマーを用いる。
【0068】本発明は、本明細書中に示され且つ記載さ
れた具体的な実施態様に制限されないが、種々の変更お
よび修正を、請求の範囲に定義の本発明の精神および範
囲を逸脱することなく行なうことができるということは
理解されるべきである。
【0069】下記の材料を(以下の)実施例において用
いた。
【0070】酢酸セルロース398−10ポリマー:イ
ーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテ
ッド(Eastman Chemical Produ
cts,Inc.)、キングスポート、TN 酢酸セルロース398−3ポリマー:イーストマン・ケ
ミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド、キングス
ポート、TN 酢酸酪酸セルロース381−20:イーストマン・ケミ
カル・プロダクツ・インコーポレーテッド、キングスポ
ート、TN 酢酸フタル酸セルロース(CAP)ポリマー:イースト
マン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド、
キングスポート、TN 酢酸フタル酸セルロースCD−910ポリマー:FMC
コーポレーション(Corp.)、ニューヨーク、NY 酢酸トリメリット酸セルロース:イーストマン・ケミカ
ル・プロダクツ・インコーポレーテッド、キングスポー
ト、TN マイクロクリスタリンセルロース エイヴィセル(Av
icel)pH101:FMCコーポレーション、ニュ
ーヨーク、NY カルボキシメチルセルロースナトリウムAc−Di−S
ol:FMCコーポレーション、ニューヨーク、NY メチルセルロース メトセル(Methocel)E6
プレミアム:ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow C
hemical Co.)、ミッドランド、MI メチルセルロース メトセルE3プレミアム:ダウ・ケ
ミカル・カンパニー、ミッドランド、MI ポリメタクリル酸メチルV−920:ローム・アンド・
ハース(Rohm &Haas)、フィラデルフィア、
PA アクリル酸/アクリル酸エステルコポリマー ユードラ
ジット(Eudragit)S−100:ローム・ファ
ーマ(Rohm Pharma.)、ダルムシュタッ
ト、ドイツ アクリル酸/アクリル酸エステルコポリマー ユードラ
ジットL:ローム・ファーマ、ダルムシュタット、ドイ
ツ アクリル酸/アクリル酸エステルコポリマー ユードラ
ジットRS:ローム・ファーマ、ダルムシュタット、ド
イツ アクリル酸/アクリル酸エステルコポリマー ユードラ
ジットRL:ローム・ファーマ、ダルムシュタット、ド
イツ ポリビニルアルコール エルヴァノール(Elvano
l)51−05:デュポン・カンパニー(DuPont
Co.)、ウィルミントン、DE エチレンビニルアルコールコポリマーEVAL−F:エ
ヴァル・カンパニー・オブ・アメリカ(Eval C
o.,of America)(リール、IL)ヌパレ
イルス(Nupareils)(スクロースビーズ):
イングレディエント・テクノロジー・コーポレーション
(Ingredient Technology Co
rp.)(ペンソーキン、NJ)
【0071】
【実施例】実施例1 噴霧乾燥によって塗布されたpH作動性膜タブレットコ
ーティングの製造 pH作動性コーティング溶液を、アセトン中に溶解した
酢酸セルロース398−10(イーストマン・ケミカル
・プロダクツ・インコーポレーテッド)1.8重量%お
よび酢酸フタル酸セルロースCD−910(FMCコー
ポレーション)4.2重量%から製造した。溶液を密封
容器中において室温で使用されるまで貯蔵した。この実
施例で記載したコーティングのトリガーpHは、5.5
〜7.5であると考えられる。
【0072】標準的な直接圧縮技術によって製造され且
つプソイドエフェドリン14重量%、ラクトース41重
量%、エイヴィセルPH101(FMCコーポレーショ
ン)40重量%およびAcDiSol(FMCコーポレ
ーション)5重量%から成るプソイドエフェドリンタブ
レット(全重量350mg)に、脱イオン水中に溶解し
たスクロース5重量%およびメトセルE6プレミアム
(ダウ・ケミカル・カンパニー)5重量%の溶液をプレ
コートし且つSTREA−1(アエロマティック(Ae
romatic))スプレーコーターを用いる噴霧乾燥
によって塗布した(全タブレット重量388mg)。次
に、プレコートされたタブレットに、アセトン中に溶解
した酢酸セルロース398−3(イーストマン・ケミカ
ル・プロダクツ・インコーポレーテッド)5重量%の溶
液を、STREA−1を用いて噴霧コーティングして半
透膜を成形した(全タブレット重量392.7mg)。
最後に、タブレットに上記のpH作動性コーティング溶
液を、STREA−1を用いて噴霧コーティングした
(全タブレット重量418.1mg)。
【0073】装置:プレコート用のプレキシグラスボウ
ル、半透性およびpH作動性層用のステンレス鋼ウルス
ターボウル(パイプ支持なし)、1mmノズル、蠕動ポ
ンプ、バランス並びに90psiのハウスエアサプライ
を備えたSTREA−1(エアロマティック・インコー
ポレーテッド、コロンビア、MD)。
【0074】
【表1】 上記の方法で成形されたコーティングは稠密であった。
130マイクロメートルのスクロース/メトセルE6プ
レコートは、半透性酢酸セルロースコーティングの塗布
のための平滑な支持体を与えた。半透性酢酸セルロース
コーティングは厚みが約25マイクロメートルであり、
薬剤が時期尚早に漏出するのを防止した。pH作動性膜
コーティングは厚みが約100マイクロメートルであ
り、pHの変化によって作動した場合に予測しうる速度
で分解した。pH感受性コーティングの分解により、タ
ブレットコーティングは破裂し且つタブレット内容物を
放出した。
【0075】実施例2 噴霧乾燥によって塗布されたpH作動性膜タブレットコ
ーティングの製造 pH作動性コーティング溶液を、アセトン中に溶解した
ポリメタクリル酸メチルV920(ローム・ハース)
2.25重量%、ユードラジットS−100(ローム・
ファーマ)1.5重量%およびクエン酸3.75重量%
から製造した。溶液を密封容器中において室温で使用さ
れるまで貯蔵した。
【0076】標準的な直接圧縮技術によって製造され且
つプソイドエフェドリン7重量%、ラクトース48重量
%、エイヴィセルPH101(FMCコーポレーショ
ン)40重量%およびAcDiSol(FMCコーポレ
ーション)5重量%から成るプソイドエフェドリンタブ
レット(全重量350mg)に、脱イオン水中に溶解し
たスクロース5重量%およびメトセルE3プレミアム
(ダウ・ケミカル・カンパニー)5重量%の溶液を、S
TREA−1(アエロマティック)スプレーコーターを
用いて噴霧乾燥することによってプレコートした(全タ
ブレット重量426mg)。次に、プレコートされたタ
ブレットに、アセトン中に溶解した酢酸セルロース38
1−20(イーストマン・ケミカル・プロダクツ・イン
コーポレーテッド)5重量%の溶液を、STREA−1
を用いて噴霧コーティングした(全タブレット重量51
6mg)。最後に、タブレットに上記のpH作動性コー
ティング溶液を、STREA−1を用いて噴霧コーティ
ングした(全タブレット重量603mg)。
【0077】装置:プレコート用のプレキシグラスボウ
ル、半透性およびpH作動性層用のステンレス鋼ウルス
ターボウル(パイプ支持なし)、0.8mmノズル、蠕
動ポンプ、バランス並びに90psiのハウスエアサプ
ライを備えたSTREA−1。
【0078】
【表2】 上記の方法で成形されたコーティングは稠密であった。
スクロース/メトセルプレコートの厚みは285マイク
ロメートルであり、半透性酢酸酪酸セルロースの厚みは
730マイクロメートルであり、そしてpH層の厚みは
460マイクロメートルであった。
【0079】実施例3 浸漬被覆によって塗布されたpH作動性膜タブレットコ
ーティングの製造 pH作動性コーティング溶液を、アセトン中に溶解した
ポリメタクリル酸メチルV920(ローム・ハース)
3.2重量%、ユードラジットS−100(ローム・フ
ァーマ)12.8重量%およびクエン酸16重量%から
製造した。溶液を密封容器中において室温で使用される
まで貯蔵した。
【0080】標準的な直接圧縮技術によって製造され且
つプソイドエフェドリン7重量%、ラクトース40重量
%、エイヴィセルPH101(FMCコーポレーショ
ン)40重量%、AcDiSol(FMCコーポレーシ
ョン)5重量%およびレマゾルイエロウ(Remazo
l yellow)(アメリカン・ヘキスト・コーポレ
ーション(American Hechst Cor
p.))8重量%から成るプソイドエフェドリンタブレ
ット(全重量350mg)を、コーティング溶液中にそ
れらを浸漬し且つそれらを徐々に取出す(タブレットを
完全に取出すのに約3秒間)ことによって繰り返し浸漬
被覆した。タブレットを被覆するごとに室温で自然乾燥
させた。タブレットを、エタノール中に溶解した15重
量%のユードラジットL(ローム・ファーマ)で出発し
て繰り返し浸漬被覆した。ユードラジットL層をタブレ
ットに成形して、ポリビニルアルコールプレコート溶液
がタブレットコアを膨脹させないようにした。ユードラ
ジットL層の後に、タブレットをプレコートのために用
意した。プレコートは、脱イオン水中に溶解したポリビ
ニルアルコール(エルヴァノル51−05、デュポン・
カンパニー、ウィルミントン、DE)20重量%の2層
から構成された後、アセトン中に溶解した酢酸セルロー
ス398−10(イーストマン・ケミカル・プロダクツ
・インコーポレーテッド)15重量%の単一の半透性層
が成形された。ポリビニルアルコールのもう一つの層
は、pH作動性コーティング溶媒が半透性層を再溶解し
ないように成形された。最後の3層は、上記のpH作動
性溶液を用いて成形された。
【0081】上記の方法で成形されたコーティングは稠
密であった。ポリビニルアルコールプレコート(厚み1
20マイクロメートル)は、75マイクロメートルの酢
酸セルロース半透性層である次の層のための平滑な支持
体を与えた。ポリビニルアルコールのもう一つの75マ
イクロメートルの層はpH作動性コーティング溶媒が半
透性層を溶解しないように成形された。浸漬被覆を用い
ることにより、従来のコーティングは次のコーティング
溶媒とかなりの時間接触しているので、これは不可欠で
あった。最後に、3層のpH作動性膜を成形し、3層の
それぞれの厚みは約130マイクロメートルであった。
【0082】実施例4 pH作動性カプセルシールの製造 カプセルはpH作動性シールを用いて製造した。アセト
ン中に溶解したポリメタクリル酸メチルV920(ロー
ム・ハース)4.8重量%、ユードラジットS−100
(ローム・ファーマ)19.0重量%および微量のボル
ドーレッド染料(アトランティック(Atlanti
c))のシール溶液を密封容器中において室温で使用さ
れるまで貯蔵した。トリガーpHは、本実施例に記載し
たカプセルシール材料に関して6.5〜7.5であると
考えられる。
【0083】カプセルは、アルミニウムマンドレルにポ
リマー溶液を浸漬被覆した後、溶液を急冷してポリマー
を沈殿させることによって成形された。これらのカプセ
ルは、エチレンビニルアルコールコポリマー(EVAL
−Fカンパニー・オブ・アメリカ)から製造され且つ薄
い稠密な外層(すなわち、非対称形カプセル壁)を有す
る多孔性支持体から成った。これらのカプセルは、それ
らが水に対して透過性であり且つコア中の賦形剤および
薬剤に対して実質的に不透過性であるという点で半透性
であった。EVAL−Fカプセルは、エタノール65重
量%および水35重量%の溶液中に溶解した15重量%
EVAL−F溶液から製造した。マンドレルをコーティ
ング溶液中に浸漬し且つ徐々に取出し(マンドレルを完
全に取出すのに約7秒間)、次に、7秒間自然乾燥した
後、25℃の水浴中で30分間冷却した。次に、コーテ
ィングを2時間自然乾燥した後、外部の薄い稠密なEV
AL−Fコーティングを塗布した。薄い稠密なEVAL
−Fコーティングはエタノール65重量%および水35
重量%の溶液中に溶解した7.5重量%EVAL−F溶
液から製造され且つ40℃で保持された。被覆されたマ
ンドレルをコーティング溶液中に浸漬した後、少なくと
も15時間自然乾燥させた。乾燥し且つ長さに切断した
時点でカプセルをマンドレルから外す。AcDiSol
が50重量%、デキストロース45重量%およびデキス
トランブルー5重量%から成るコアをカプセル本体中に
充填した。
【0084】カプセルを上記のpH作動性膜溶液で密封
した。カプセルは、シーリング材料の細流を注射針から
押出しながらカプセルを回転させることによって密封さ
れた。シールを接合部周囲に完全に被覆し且つ室温で自
然乾燥させた。この処理によって成形されたカプセルシ
ールの重量は3〜6mgであった。
【0085】実施例4は、浸漬被覆によって製造された
半透性非対称カプセルに対するpH作動性膜シールの製
造を実証する。カプセル本体は、更に、酢酸セルロース
およびポリウレタンから製造された(同一の浸漬被覆処
理によって成形された)。更に、シールは、PMMA
V−920およびユードラジットS−100を1:9、
1:5および1:4の比率で用いる同様の方法を用いて
製造された。
【0086】実施例5 噴霧コーティングによって塗布されたpH作動性膜ビー
ズコーティングの製造 pH作動性コーティング溶液を、アセトン中に溶解した
酢酸セルロース398−10(イーストマン・ケミカル
・プロダクツ・インコーポレーテッド)2.5重量%お
よび酢酸フタル酸セルロースCD−910(FMCコー
ポレーション)2.5重量%から製造した。溶液を密封
容器中において室温で使用されるまで貯蔵した。トリガ
ーpHは、本実施例に記載したコーティングに関して
5.5〜7.5であると考えられる。
【0087】プソイドエフェドリンビーズは、薬剤スラ
リーを16〜20メッシュNu−パレイルズ(Pare
ils)(イングレディエント・テクノロジー・コーポ
レーション(Ingredient Technolo
gy Corporation)上にSTREA−1ス
プレーコーター(アロマティック)を用いて被覆するこ
とによって製造された。薬剤スラリーは、脱イオン水中
に溶解し且つ懸濁させたプソイドエフェドリン1.4重
量%、スクロース2.05重量%、メトセルE6プレミ
アム(ダウ・ケミカル・カンパニー)2.05重量%、
エイヴィセルPH101(FMCコーポレーション)
4.0重量%およびAcDiSol(FMCコーポレー
ション)0.5重量%から成った。次に、薬剤スラリー
被覆ビーズに、アセトン中に溶解した5重量%酢酸セル
ロース398−3(イーストマン・ケミカル・プロダク
ツ・インコーポレーテッド)溶液を、STREA−1を
用いて噴霧コーティングした(半透性コーティングを成
形する)。最後に、ビーズに上記のpH作動性コーティ
ング溶液を、STREA−1を用いて噴霧コーティング
した。pH作動性被覆ビーズは、プソイドエフェドリン
1.8重量%を半透性コーティング12.5重量%およ
びpH作動性コーティング38.8重量%と一緒に含ん
だ。
【0088】装置:プレコート用のプレキシグラスボウ
ル、半透性よびpH作動性コーティング用のステンレス
鋼ウルスターボウル(パイプ支持なし)、1mmノズ
ル、蠕動ポンプ、バランス並びに90psiのハウスエ
アサプライを備えたSTREA−1。
【0089】
【表3】 上記の方法で成形されたコーティングは稠密であった。
薬剤層の厚みは100マイクロメートルであり、半透性
層の厚みは60マイクロメートルであり、そしてpH作
動性層の厚みは約125マイクロメートルであった。
【0090】実施例6 pH作動性膜フラットシートの製造 pH作動性ポリマー溶液を、pH感受性ポリマーと不溶
性材料とを混合することによって製造した。試験された
pH感受性ポリマーはユードラジットS−100(ロー
ム・ファーマ)であった。試験された不溶性ポリマー
は、ユードラジットRL(ローム・ファーマ)およびポ
リメタクリル酸メチルPMMA V920(ロース・ハ
ース)であった。薄膜をこれらの材料から、アセトン中
にそれらを溶解させ、その溶液をガラス板上に流延した
後、アセトンを蒸発させることによって製造した。トリ
ガーpHは、本実施例で記載した薄膜全部に関して4.
5〜7であると考えられる。
【0091】ポリマー薄膜(厚み約50マイクロメート
ル)を1〜2cm幅のストリップに切断し且つ緩衝液中
に垂直に吊るし、10psiの引張応力が与えられたよ
うに重量が加えられた。緩衝液は、薄膜に対する追加の
応力を最小限にするように撹拌されなかった。薄膜を破
裂させるのに必要な時間(破裂時間)は目視観察によっ
て決定された。これらの薄膜は、従来の腸溶コーティン
グ薄膜で考えられるように溶解するよりはむしろ、腸緩
衝液中で引伸ばされ且つ破裂した。ポリマー薄膜の安定
性は、塩化ナトリウム、塩酸および水酸化ナトリウムを
含む胃緩衝液(pH1.5)に対して浸透圧7気圧で薄
膜を20時間暴露することによって試験された。安定性
試験中に薄膜が破裂したものはなかった。次に、薄膜
を、リン酸カリウム、一塩基性物および水酸化ナトリウ
ムを含む腸緩衝液(pH7.5)中において浸透圧7気
圧で試験し、そして破裂時間を記録した。
【0092】これらのフラットシートをスクリーニング
試験と同様に製造して、ポリマーまたはポリマーブレン
ドがpHの変化に暴露された場合に(カプセル用の)破
裂しうるシールとしてどのように機能するかを決定し
た。
【0093】いくつかのpH作動性ポリマー薄膜を、不
溶性ポリマーと混合したpH感受性ポリマーの量を変更
することによって製造された溶液から製造した。薄膜
は、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、酢酸トリメリ
ット酸セルロース(CAT)およびユードラジットS−
100を含むpH感受性ポリマーから製造された。更
に、以下のポリマーブレンドから成る薄膜を製造した。
すなわち、(1)CAPおよび酢酸セルロース(CA3
98−10)の比率が60/40、80/20、85/
15および90/10のブレンド;(2)CATおよび
CA398−10の比率が80/20、85/15、9
0/10および95/5のブレンド;(3)ユードラジ
ットS−100およびCA398−10の比率が70/
30、80/20および90/10のブレンド;(4)
ユードラジットS−100およびユードラジットRLの
比率が80/20および90/10のブレンド;(5)
ユードラジットS−100およびユードラジットRSの
比率が70/30、80/20および90/10のブレ
ンド;並びに(6)ユードラジットS−100およびP
MMA V920の比率が50/50、70/30、8
0/20および90/10のブレンド。
【0094】これらの薄膜を胃緩衝液中で試験して破裂
時間を決定した。これらの試験の結果により、破裂時間
は不溶性ポリマーの含量が増大するにしたがい増大する
ということが分かった。破裂時間を図3および図4に示
すが、そこにおいて、破裂時間(時)(Y)は、ユード
ラジットRLおよびユードラジットS−100ポリマー
ブレンド中のユードラジットRLの重量%並びにPMM
A V920およびユードラジットS−100ポリマー
ブレンド中のPMMA V920の重量%それぞれ
(X)に対してグラフで表わされている。同様の結果が
他のポリマーブレンドに関して観察された。CA398
−10含量が10重量%〜40重量%まで増大するにし
たがい、破裂時間は1時間未満〜21時間より大であっ
た。同様に、CA398−10を20重量%含むCA3
98−10/CAT薄膜は、3時間より大の破裂時間を
示した。CA398−10およびユードラジットS−1
00から成る薄膜は極めて脆性で且つ高CA398−1
0含量で不適合であった。これらの薄膜からの破裂時間
は、10重量%のCA398−10を含む薄膜に関して
2時間の局部最大破裂時間が存在する(0重量%〜30
重量%のCA398−10を含む薄膜に関して)という
点で特異であった。ユードラジットRSおよびユードラ
ジットS−100から成る薄膜の破裂時間は、ユードラ
ジットRL/ユードラジットS−100薄膜に関して図
3に示された破裂時間と同様であった。
【0095】ポリマー薄膜に関するこれらの試験による
結果は、破裂時間および対応する放出部位がpH感受性
ポリマー対不溶性ポリマーの比率によって調節すること
ができることを示している。
【0096】実施例7 破裂時間はpH作動性膜の厚みによって調節することが
できる pH作動性ポリマー薄膜を、ユードラジットS−100
(ローム・ファーマ)80重量%およびポリメタクリル
酸メチルPMMA V920(ローム・ハース)20重
量%を用いて製造した。トリガーpHは本実施例で記載
した薄膜に関して6.5〜7.5であると考えられる。
pH作動性ポリマー薄膜を、実施例6に記載した方法に
よって種々の厚みで製造した。破裂時間および対応する
薄膜厚みを図5に示すが、そこにおいて、破裂時間
(時)Yは、薄膜厚み(マイクロメートル)Xに対して
プロットされている。破裂時間および対応する腸放出部
位は、pH作動性層の厚みによって調節することができ
る。本実施例で示したように、薄膜の破裂時間は厚みに
比例する。
【0097】実施例8 pH作動性膜被覆タブレットからのプソイドエフェドリ
ンの放出 標準的な直接圧縮技術によって製造されたプソイドエフ
ェドリンタブレットは全重量が350mgであり且つプ
ソイドエフェドリン14重量%、ラクトース41重量
%、エイヴィセルPH101(FMCコーポレーショ
ン)40重量%およびAcDiSol(FMCコーポレ
ーション)5重量%から成った。これらのタブレット
に、実施例1で記載のCA398−3から成る半透性コ
ーティングを被覆した。次に、これらのタブレットに、
実施例1で記載されたコーティングと同様にpH作動性
膜コーティングを被覆した。
【0098】放出速度試験は、胃および腸の緩衝液中に
おいて150rpmで連続的に撹拌しながら37℃で実
施した。胃および腸の緩衝液は実施例6に記載されてい
る。プソイドエフェドリンの溶解度は胃および腸双方の
緩衝液中において500mg/mlより大であった。タ
ブレットを胃緩衝液350ml中に2時間入れた後、腸
緩衝液400mlに移した。タブレットは、腸緩衝液に
移して約2時間後に破裂し、タブレット中に含まれたプ
ソイドエフェドリンをほとんど全部放出した。同様のタ
ブレットを胃緩衝液350ml中に試験の間中残してお
き対照として用いた。これらのタブレットは少なくとも
23時間の間プソイドエフェドリンを全く放出しなかっ
た。図6は、5種類の記号で示した5回の反復試験に関
する放出された全プソイドエフェドリン%(Y)の時間
(時)(X)に対するグラフである。図7は、3回の胃
の対照反復試験に関する放出された全プソイドエフェド
リン%(Y)の時間(時)(X)に対するグラフであ
る。
【0099】実施例8は、pH作動性膜コーティングで
被覆されたタブレットから引起こされた放出を実証す
る。これらのコーティングにより、薬剤は具体的な腸部
位に対して放出することができる。
【0100】実施例9 pH作動性膜シールを有するカプセルからのプソイドエ
フェドリンの放出 カプセル本体およびシール溶液を実施例4に記載された
ように製造した。カプセルに、75/25のAcDiS
lo(FMCコーポレーション)/デキストロース充填
剤を充填し、そして50/50のカカオ脂/プソイドエ
フェドリン混合物をプラグに成形し且つ酢酸トシリメリ
ット酸セルロース(イーストマン・ケミカル・プロダク
ツ。インコーポレーテッド)およびユードラジットS−
100(ローム・ファーマ)で被覆した。
【0101】放出速度試験は、胃および腸の緩衝液中に
おいて連続的に撹拌しながら37℃で実施した。胃およ
び腸の緩衝液は実施例6に記載されている。プソイドエ
フェドリンの溶解度は胃および腸双方の緩衝液中におい
て500mg/mlより大である。カプセルを腸緩衝液
100ml中に入れた。カプセルは腸緩衝液に移して約
2時間後に破裂し、カプセル中に含まれたプソイドエフ
ェドリンをほとんど全部放出した。同様のカプセルを胃
緩衝液100ml中に試験の間中残しておき対照として
用いた。これらのカプセルは、それらを胃緩衝液中に5
時間入れた後までいずれのプソイドエフェドリンも放出
を開始しなかった。図8は、3種類の記号で示した3回
の反復試験に関する放出された全プソイドエフェドリン
%(Y)の時間(時)(X)に対するグラフである。図
9は、3回の胃の対照反復試験に関する放出された全プ
ソイドエフェドリン%(Y)の時間(時)(X)に対す
るグラフである。
【0102】実施例9は、pH作動性膜シールを有する
カプセルから引起こされた放出を実証する。これらのコ
ーティングにより、薬剤は具体的な腸部位に対して放出
することができる。
【0103】実施例10 pH作動性膜被覆ビーズからのプソイドエフェドリンの
放出 プソイドエフェドリンビーズを、実施例5に記載された
ように薬剤スラリーを16〜20メッシュNu−パレイ
ルス(イングレディエント・テクノロジー・コーポレー
ション)上に噴霧コーティングすることによって製造し
た。これらのビーズに、実施例5に記載したのと同様の
方法を用いてpH作動性膜コーティングを被覆した。p
H作動性被覆ビーズのプソイドエフェドリン配合量は、
CA398−3から成る半透性コーティング12.5重
量%と、比率1:1のCAPおよびCA398−3から
成るpH作動性コーティング39重量%とを有するビー
ズ18.5mg/gであった。
【0104】放出速度試験は、胃および腸の緩衝液中に
おいて連続的に撹拌しながら37℃で実施した。胃およ
び腸の緩衝液は実施例6に記載されている。プソイドエ
フェドリンの溶解度は胃および腸双方の緩衝液中におい
て500mg/mlより大である。ビーズは腸緩衝液に
移して約1.5〜2時間後に破裂した。図10は、3種
類の記号で示した3回の反復試験に関する放出された全
プソイドエフェドリン%(Y)の時間(時)(X)に対
するグラフである。
【0105】実施例10は、pH作動性膜シールを有す
るビーズから引起こされた放出を実証する。これらのコ
ーティングにより、薬剤は具体的な腸部位に対して放出
することができる。
【0106】実施例11 タブレット破裂時間はpH作動性膜コーティングの厚み
によって調節しうる アセトン中に溶解した50/50の酢酸セルロース39
8−10(イーストマン・ケミカル・プロダクツ・イン
コーポレーテッド)/酢酸フタル酸セルロースCD−9
10(FMCコーポレーション)から製造されたpH作
動性コーティング溶液を使用されるまで密封容器中にお
いて室温で貯蔵した。トリガーpHは、本実施例で記載
したコーティングに関して5.5〜7.5であると考え
られる。
【0107】標準的な直接圧縮技術によって製造された
プソイドエフェドリンタブレットは全重量が350mg
であり且つプソイドエフェドリン14重量%、ラクトー
ス40重量%、エイヴィセルPH101(FMCコーポ
レーション)40重量%、AcDiSol(FMCコー
ポレーション)5重量%およびアシッド・ブラック1重
量%から成った。これらのタブレットを、実施例1に記
載のCA398−3から成る半透性層9mg/タブレッ
トで被覆した。上記のpH作動性コーティング溶液を、
走査電子顕微鏡(SEM)観察によって決定される種々
の厚み70マイクロメートル、125マイクロメートル
および170マイクロメートルで塗布した。同一の方法
で製造されるが、プソイドエフェドリン14重量%、ラ
クトース41重量%、エイヴィセルPH101(FMC
コーポレーション)40重量%およびAcDiSol
(FMCコーポレーション)5重量%から成るもう一組
のプソイドエフェドリンタブレットを、半透性層4mg
/タブレットで被覆した。これらのタブレットに、上記
のpH作動性コーティング溶液を用いて被覆してコーテ
ィング厚み約35マイクロメートルを得た。
【0108】破裂時間は、実施例8に記載したように、
胃および腸の緩衝液中において放出速度試験を実施する
ことによってこれらのタブレットから決定された。各種
厚みのpH作動性膜コーティングを有するタブレットの
破裂時間を図11に示す。最後のデータポイントの破裂
時間は11〜24時間であった。破裂時間はコーティン
グの厚みが増大するにつれて増大した。図11におい
て、破裂時間(時)(Y)をマイクロメートルでのコー
ティング厚み(X)に対するグラフで示す。
【0109】実施例11は、破裂時間および対応する腸
の放出部位をpH作動性層の厚みで調節することができ
ることを実証する。
【0110】実施例12 タブレット破裂時間はpH作動性膜コーティング中のp
H感受性ポリマー対不溶性材料の比率によって調節しう
アセトン中に溶解した酢酸セルロース398−10(イ
ーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテ
ッド)および酢酸フタル酸セルロースCD−910(F
MCコーポレーション)から製造されたpH作動性コー
ティング溶液を使用されるまで密封容器中において室温
で貯蔵した。トリガーpHは、本実施例で記載したコー
ティングに関して5.5〜7.5であると考えられる。
【0111】実施例11に記載されたように標準的な直
接圧縮技術によって製造され且つCA398−3半透性
コーティングで被覆されたプソイドエフェドリンタブレ
ットを、pH感受性ポリマー対不溶性材料の比率が異な
るアセトン中に溶解した酢酸セルロース398−10
(イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレ
ーテッド)および酢酸フタル酸セルロースCD−910
(FMCコーポレーション)のpH作動性コーティング
溶液で被覆した。タブレットを、実施例1に記載のpH
作動性コーティング溶液で被覆した。
【0112】破裂時間は、実施例8に記載したように、
胃および腸の緩衝液中において放出速度試験を実施する
ことによってこれらのタブレットから決定された。pH
感受性ポリマーの比率が異なるタブレットの破裂時間を
図12に示す。破裂時間はコーティング中のpH感受性
材料の含量が増大するにつれて減少する。図12におい
て、破裂時間(時)(Y)を酢酸フタル酸セルロース含
量%(X)に対するグラフで示す。
【0113】実施例12は、破裂時間および対応する腸
の放出部位を、pH作動性層中のpH感受性ポリマー対
不溶性材料の比率で調節することができることを実証す
る。
【0114】実施例13 カプセル破裂時間はpH作動性膜シール中のpH感受性
ポリマー対不溶性材料の比率によって調節しうる カプセルを実施例4に記載のpH作動性膜シールを用い
て製造した。pH感受性ポリマー(ユードラジットS−
100、ローム・ファーマ)対不溶性材料(ポリメタク
リル酸メチル、PMMA V−920、ローム・ハー
ス)の比率が異なるシール溶液を製造した。
【0115】放出速度試験を実施例9に記載したように
実施して、カプセル破裂時間を決定した。pH感受性ポ
リマーの比率が異なるpH作動性膜シールカプセルの破
裂時間を図13に示す。図13は、カプセルシール中の
PMMA V920の重量%(X)に対する腸緩衝液中
における破裂時間(時)(Y)を示すグラフである。
【0116】実施例13は、破裂時間および対応する腸
の放出部位を、pH作動性カプセルシール中のpH感受
性ポリマー対不溶性材料の比率で調節することができる
ことを実証する。
【0117】実施例14 タブレット破裂時間はpH作動性膜コーティングにおけ
るコーティング厚みおよびpH感受性ポリマー対不溶性
材料の比率によって調節しうる アセトン中に溶解した酢酸セルロース398−10(イ
ーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテ
ッド)および酢酸フタル酸セルロースCD−910(F
MCコーポレーション)から製造されたpH作動性コー
ティング溶液を使用されるまで密封容器中において室温
で貯蔵した。
【0118】実施例11に記載されたように標準的な直
接圧縮技術によって製造され且つCA398−3半透性
コーティングで被覆されたプソイドエフェドリンタブレ
ットを、コーティング厚みおよびpH感受性ポリマー対
不溶性材料の比率が異なるアセトン中に溶解した酢酸セ
ルロース398−10(イーストマン・ケミカル・プロ
ダクツ・インコーポレーテッド)および酢酸フタル酸セ
ルロースCD−910(FMCコーポレーション)のp
H作動性コーティング溶液で被覆した。タブレットを、
実施例1に記載のpH作動性コーティング溶液で被覆し
た。
【0119】破裂時間は、実施例8に記載したように、
胃および腸の緩衝液中において放出速度試験を実施する
ことによってこれらのタブレットから決定された。厚み
およびpH感受性ポリマーの比率が異なるタブレットの
破裂時間を図14に示す。図14は、破裂時間(時)
(Y)対酢酸フタル酸セルロース重量%(X)対マイク
ロメートルでのコーティング厚み(Z)を示すグラフで
ある。
【0120】実施例14は、破裂時間および対応する腸
の放出部位を、pH作動性層におけるコーティング厚み
およびpH感受性ポリマー対不溶性材料の比率の双方で
調節することができることを実証する。
【0121】実施例15 腸緩衝液中への移動後のタブレット破裂時間は胃緩衝液
中での経過時間とは無関係である 実施例11に記載したように標準的な直接圧縮技術によ
って製造され且つCA398−3半透性コーティングで
被覆されたプソイドエフェドリンタブレットを、アセト
ン中に溶解した酢酸セルロース398−10(イースト
マン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド)
30重量%および酢酸フタル酸セルロースCD−910
(FMCコーポレーション)70重量%のpH作動性コ
ーティング溶液で被覆した。トリガーpHは本実施例で
記載したコーティングに関して5.5〜7.5であると
考えられる。タブレットを実施例1に記載のpH作動性
コーティング溶液で被覆した。
【0122】破裂時間は、タブレットが胃緩衝液中にと
どまる時間量を0時間〜8時間まで変化させた後にタブ
レットを腸緩衝液に移したことを除いて実施例7に記載
したように、胃および腸の緩衝液中において放出速度試
験を実施することによってこれらのタブレットから決定
された。胃緩衝液の暴露時間が異なるタブレットの破裂
時間を図15に示す。図15は、胃緩衝液中での時間
(時)(X)に対する腸緩衝液中における破裂時間
(時)(Y)を示すグラフである。
【0123】実施例15は、破裂時間および対応する腸
の放出部位が、タブレットが胃の中にとどまる時間の長
さとは無関係であるということを実証する。
【0124】実施例16 腸緩衝液中への移動後のビーズ破裂時間は胃緩衝液中で
の経過時間とは無関係である プソイドエフェドリンビーズを、実施例5に記載された
ように薬剤スラリーを16〜20メッシュNu−パレイ
ルス(イングレディエント・テクノロジー・コーポレー
ション)上に噴霧コーティングすることによって製造し
た。pH作動性被覆ビーズのプソイドエフェドリン配合
量は、CA398−3から成る半透性コーティング1
2.5重量%と、CAPおよびCA398−3の50/
50ブレンドから成るpH作動性コーティング39重量
%とを有するビーズ18.5mg/gであった。トリガ
ーpHは本実施例で記載したコーティングに関して5.
5〜7.5であると考えられる。
【0125】破裂時間は、実施例15に記載したよう
に、胃および腸の緩衝液中において放出速度試験を実施
することによってこれらのビーズから決定された。胃緩
衝液暴露時間が異なるビーズの腸緩衝液中での破裂時間
を図16に示す。図16は、胃緩衝液中での時間(X)
に対する破裂時間(時)(Y)を示すグラフである。実
施例16は、破裂時間および対応する腸の放出部位が、
タブレットが胃の中にとどまる時間の長さとは無関係で
あるということを実証する。
【0126】実施例17 腸緩衝液中への移動後のカプセル破裂時間は胃緩衝液中
での経過時間とは無関係である カプセルを、実施例4に記載したように、PMMA V
920およびユードラジットS−100の20/80ブ
レンドから成るpH作動性膜シールを用いて製造した。
カプセル本体は実施例4に記載したようにEVAL−F
から製造した。破裂時間は、カプセルが胃緩衝液中にと
どまる時間量を0時間〜4時間まで変更したことを除い
て実施例15に記載したように、胃および腸の緩衝液中
において放出速度試験を実施することによってこれらの
カプセルから決定された。胃緩衝液暴露時間が異なるカ
プセルの破裂時間を図17に示す。図17は、胃緩衝液
中での時間(時)(X)に対する腸緩衝液中における破
裂時間(時)(Y)を示すグラフである。
【0127】実施例17は、破裂時間および対応する腸
の放出部位が、カプセルが胃の中にとどまる時間の長さ
とは無関係であるということを実証する。
【0128】実施例18 腸緩衝液中のタブレット破裂時間は胃緩衝液のpHとは
無関係である 標準的な直接圧縮技術によって製造され且つCA398
−3半透性コーティングで被覆されたプソイドエフェド
リンタブレット(実施例11に記載された)を、実施例
1に記載されたようにアセトン中に溶解した酢酸セルロ
ース398−10(イーストマン・ケミカル・プロダク
ツ・インコーポレーテッド)30重量%および酢酸フタ
ル酸セルロースCD−910(FMCコーポレーショ
ン)70重量%のpH作動性コーティング溶液で被覆し
た。
【0129】破裂時間は、実施例8に記載のように、胃
および腸の緩衝液中において放出速度試験を実施するこ
とによってこれらのタブレットから決定された。更に、
最大6までの胃緩衝液pHによる放出速度に関する破裂
時間を決定した。双方の場合において、破裂時間は約2
時間であった。タブレットの破裂時間は胃緩衝液のpH
とは無関係である。
【0130】実施例18は、破裂時間および対応する腸
の放出部位が、胃の酸性度とは無関係であるということ
を実証する。これは、本実施例で記載したコーティング
のトリガーpHが6より大で且つ7.5未満であること
を実証する。
【0131】実施例19 腸緩衝液中のビーズ破裂時間は胃緩衝液のpHとは無関
係である プソイドエフェドリンビーズを実施例5に記載のように
製造し且つ同一の半透性pH作動性膜コーティングで被
覆した。破裂時間は、実施例15に記載のように、胃お
よび腸の緩衝液中において放出速度試験を実施すること
によってこれらのビーズから決定された。更に、胃緩衝
液中にpH5.5で入れた後に腸緩衝液中に入れたビー
ズに関する破裂時間を決定した。双方の場合において、
腸緩衝液中の破裂時間は1−1/2時間〜2時間であっ
た。ビーズの破裂時間は胃緩衝液の酸性度とは無関係で
ある。
【0132】実施例19は、破裂時間および対応する腸
の放出部位が、胃の酸性度とは無関係であるということ
を実証する。これは、本実施例で記載したコーティング
のトリガーpHが5.5より大で且つ7.5未満である
ことを実証する。
【0133】実施例20 薬剤が時期尚早に漏出するのを防止するのに半透性層が
不可欠であるという実証 プソイドエフェドリン14重量%、ラクトース41重量
%、エイヴィセルPH101(FMCコーポレーショ
ン)40重量%およびAcDiSol(FMCコーポレ
ーション)5重量%を含むタブレット(全重量350m
g)を、実施例1に記載のように、スクロース/メトセ
ルE6プレコートに続いて酢酸セルロース398−3半
透性層で被覆した。
【0134】半透性層は薬剤が時期尚早に漏出するのを
防止するのに不可欠である。放出前の薬剤漏出は従来の
腸溶コーティングに関する一般的な問題である。半透性
層は水をタブレット中に浸透させるが、同時に、タブレ
ットコア中の賦形剤および薬剤を含む。薬剤放出速度プ
ロフィールは、腸緩衝液中において37℃でこれらの半
透性被覆タブレットから決定された。腸緩衝液はリン酸
カリウム、一塩基性物および水酸化ナトリウムを含み且
つpHは7.5で浸透圧は7気圧であった。半透性コー
ティングの破裂が約1−1/2時間で開始する前に薬剤
が放出されたものはなかった(図18)。図18は、3
種類の異なる記号で示された3種類のタブレットに関す
る時間(時)(X)に対する放出された全薬剤の%
(Y)を示すグラフである。実施例20は、半透性層が
時期尚早の薬剤漏出の防止を促進することを実証する。
【0135】実施例21 タブレット破裂時間は、pHの変化によって引起こされ
たコーティング透過性および強度の変化によって決定さ
れる 標準的な直接圧縮技術によって製造され且つCA398
−3半透性コーティングで被覆されたプソイドエフェド
リンタブレットを、実施例1に記載のように、アセトン
中に溶解した酢酸セルロース398−10(イーストマ
ン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド)3
0重量%および酢酸フタル酸セルロースCD−910
(FMCコーポレーション)70重量%のpH作動性コ
ーティング溶液で被覆した。
【0136】プソイドエフェドリンタブレットを、胃緩
衝液中に2時間入れた後、タブレットの一部を腸緩衝液
に移した(緩衝液は実施例6に記載されている)。別の
タブレットは全部の試験の間胃緩衝液中に放置した。タ
ブレットの水の重量増加を、相対的膜透過性を得るまで
の時間にわたって監視した。胃緩衝液中に放置されたタ
ブレットの水透過性は、腸緩衝液に移したタブレットの
それよりも7倍少なく、そして全薬剤配合量が腸緩衝液
中に放出されて約23時間後まで(すなわち、胃緩衝液
中で約29時間後)プソイドエフェドリンの放出を開始
しなかった。胃および腸の緩衝液中の水の吸収速度は図
19で見ることができる。分かるように、胃緩衝液中の
タブレットは遅い一定速度で水を増加するが、腸緩衝液
に移されたタブレットは水重量の増加をはるかに速く直
ちに開始する。腸緩衝液中のタブレットは腸緩衝液中に
全薬剤を入れて2時間後に直ちに破裂するが、胃緩衝液
中のタブレットは、約29時間後まで全く薬剤を放出し
なかった後、薬剤の漏出を徐々に開始したにすぎなかっ
た。図19は、6種類の記号で示した6回の反復試験に
関する時間(時)(X)に対するmgでの水の重量増加
(Y)を示すグラフである。3回の反復試験は2時間で
腸緩衝液に移したが、これらの反復試験は図19におけ
る勾配の有意の増加を示す。
【0137】胃緩衝液および腸緩衝液中の双方のタブレ
ットが、同量の水を吸収した後に薬剤の放出を開始する
が、その放出機序は全く異なった。腸緩衝液のpHによ
って分解したタブレットは破裂したが、コーティングに
影響を受けなかったタブレットは漏出しただけであっ
た。これは、破裂時間および破裂機序が、コーティング
中のpH感受性ポリマーの分解による透過性の変化およ
びコーティング強度の変化の双方によって決定されると
いう理由による。
【0138】実施例21は、pH作動性膜タブレットコ
ーティングの時間調節機序が、受容体溶液のpHの変化
によって引起こされた膜の透過性の変化に依るおよび/
またはコーティングの弱体化に依るということを実証す
る。これは、腸緩衝液中のタブレットが破裂し、胃緩衝
液中のタブレットは水250〜300mg/タブレット
を吸収した後に僅かに漏出したことにより明らかであ
る。
【0139】実施例22 受容体溶液のpHの変化後の破裂時間を調節するpH作
動性膜コーティングの従来の腸溶コーティングにまさる
利点の実証 標準的な直接圧縮技術によって製造され且つCA398
−3半透性コーティングで被覆されたプソイドエフェド
リンタブレットを、2種類の異なるpH作動性コーティ
ング溶液で被覆した。2種類の異なるpH作動性コーテ
ィング溶液を、一つは酢酸セルロース398−10(イ
ーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテ
ッド)30重量%および酢酸フタル酸セルロースCD−
910(FMCコーポレーション)70重量%で、そし
てもう一つは酢酸セルロース398−10(イーストマ
ン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド)5
重量%および酢酸フタル酸セルロースCD−910(F
MCコーポレーション)95重量%で製造した。双方を
アセトン中に溶解し、そしてタブレットを実施例1に記
載のように被覆した。
【0140】放出速度試験を実施例8に記載のように実
施して、タブレット破裂時間を決定した。更に、放出速
度試験を従来の腸溶性アスピリンであるエコトリン(E
cotrin)で実施した。エコトリンに関する可視破
裂時間を、腸緩衝液に移して約0.5時間後未満に観察
した。エコトリンタブレットは完全に崩壊し、そして完
全な薬剤放出が推測された。5/95のCA398−1
0/CAPのpH作動性膜被覆タブレットは、腸緩衝液
に移して約2時間後に破裂した。30/70のCA39
8−10/CAPのpH作動性膜被覆タブレットは、腸
緩衝液に移して約2時間後に破裂し、pH作動性膜被覆
タブレットによって腸内の放出部位に的をしぼる能力が
実証された(図20)。図20は、以下の3種類のタブ
レットに関する時間(時)(X)に対する放出された全
薬剤%(Y)を示すグラフであり、すなわち、ダイヤ印
はエコトリン、四角は5/95;CA398−10/C
AP、そして三角は30/70;CA398−10/C
APである。
【0141】実施例23 pH作動性膜コーティングは(pHが6程度に高い)胃
緩衝液中において従来の腸溶コーティングよりも強いと
いう実証 標準的な直接圧縮技術によって製造され且つCA398
−3半透性コーティングで被覆されたプソイドエフェド
リンタブレットを、実施例1に記載のように、アセトン
中に溶解した酢酸セルロース398−10(イーストマ
ン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド)3
0重量%および酢酸フタル酸セルロースCD−910
(FMCコーポレーション)70重量%のpH作動性コ
ーティング溶液で被覆した。
【0142】放出速度試験を、pHが6.0で且つ浸透
圧が7気圧のリン酸カリウムおよび水酸化ナトリウム緩
衝液中において連続的に撹拌しながら実施した。試験さ
れたタブレットは上記のpH作動性膜被覆タブレットお
よび従来の腸溶性アスピリン(エコトリン)であった。
試験されたタブレットの可視破裂時間を観察した。エコ
トリンタブレットは30分以内に崩壊したが、pH作動
性膜被覆タブレットはいずれも2時間後にそのままであ
った。
【0143】実施例23は、pH作動性膜コーティング
が胃中の高pH条件下で一層信頼しうることを実証す
る。これは、本実施例で記載したコーティングのトリガ
ーpHが6より大で且つ7.5未満であることを実証す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の典型的なカプセルの横断面図
である。
【図2】図2は、本発明の典型的なタブレットの横断面
図である。
【図3】図3は、腸緩衝液中に浸漬された配合ユードラ
ジットRL/ユードラジットS−100薄膜に関する破
裂時間および範囲のグラフである。
【図4】図4は、腸緩衝液中に浸漬された配合PMMA
/ユードラジットS−100薄膜に関する破裂時間およ
び範囲のグラフである。
【図5】図5は、腸緩衝液中に浸漬された、PMMA2
0%およびユードラジットS−100が80%から成る
薄膜に関する破裂時間および範囲のグラフである。
【図6】図6は、30/70のCA/CAPで被覆され
且つpH1.2の胃緩衝液中に続いて腸緩衝液に移して
試験されたタブレットからのプソイドエフェドリンの噴
出を示す放出速度のグラフである。
【図7】図7は、pH1.2の胃緩衝液中で対照として
試験された、30/70のCA/CAPで被覆されたタ
ブレットに関する放出速度のグラフである。
【図8】図8は、pH1.2の胃緩衝液中に続いて腸緩
衝液に移して試験された、20/80のPMMA/ユー
ドラジットS−100pH作動性膜シールを有するカプ
セルからのプソイドエフェドリンの噴出を示す放出速度
のグラフである。
【図9】図9は、pH1.2の胃緩衝液中で試験され
た、20/80のPMMA/ユードラジットS−100
pH作動性膜シールを有するカプセルから放出された極
めて少量のプソイドエフェドリンを示す放出速度のグラ
フである。
【図10】図10は、pH1.2の胃緩衝液中に続いて
腸緩衝液に移して試験された、50/50のCA/CA
P pH作動性膜コーティングを用いるプソイドエフェ
ドリンの放出を示す放出速度のグラフである。
【図11】図11は、pH1.2の胃緩衝液中に続いて
腸緩衝液に移して試験された50/50のCA/CAP
pH作動性膜被覆タブレットに関する破裂時間対コー
ティング厚みのグラフである。
【図12】図12は、異なる比率のCA対CAPを用い
て製造されたコーティングを有する腸緩衝液中のタブレ
ットに関する破裂時間のグラフである。
【図13】図13は、異なる濃度のPMMAおよびユー
ドラジットS−100を用いて製造されたシールを有す
る腸緩衝液中のカプセルに関する破裂時間のグラフであ
る。
【図14】図14は、種々の厚みおよびCAP含量のコ
ーティングを有する腸緩衝液中のタブレットに関する破
裂時間のグラフである。
【図15】図15は、30/70のCA/CAPで被覆
されたタブレットに関する、腸緩衝液に移す前のpH
1.2の胃緩衝液中の時間に対する破裂時間のグラフで
ある。
【図16】図16は、腸緩衝液に移す前のpH1.2の
胃緩衝液中の時間に対するビーズの破裂時間のグラフで
ある。
【図17】図17は、pH1.2の胃緩衝液中の時間後
の腸緩衝液中のカプセルに関する破裂時間のグラフであ
る。
【図18】図18は、CA半透性コーティングで被覆さ
れたタブレットが約1.5時間で破裂する前に、プソイ
ドエフェドリンを放出しなかったことを示す放出速度の
グラフである。
【図19】図19は、pH1.2の胃緩衝液中に続いて
腸緩衝液に移して試験された、30/70のCA/CA
Pで被覆されたタブレットに関する水重量増加対時間の
グラフである。
【図20】図20は、従来の腸溶性アスピリンおよびp
H作動性膜被覆プソイドエフェドリンタブレットの2種
類の製剤に関する薬剤放出百分率対時間のグラフであ
る。
【符号の説明】
図1の1は製剤;3は有益な薬剤;9は半透膜;12は
pH感受性トリガー;15は適当なpHの水溶液を含む
有用な環境である。図2の20は有益な薬剤;23は半
透膜;26はpH感受性トリガーコーティング;30は
製剤;33は適当なpHの水溶液を含む有用な環境であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/38 D Z

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性環境に対して有益な薬剤を与えるた
    めの浸透製剤であって、 a.有益な薬剤; b.オスメイジェント; c.該有益な薬剤およびオスメイジェントを取り囲む壁
    であって、少なくとも一部分が、水性環境に対して透過
    性であり且つ有益な薬剤およびオスメイジェントに対し
    て実質的に不透過性である半透膜から成形された上記
    壁;および d.製剤の破裂および有益な薬剤の放出を引起こすため
    のpH感受性トリガー手段であって、該半透膜に対して
    結合していてしかも所定のpH3〜9で活性化される上
    記トリガー手段を含む上記製剤。
  2. 【請求項2】 前記の有益な薬剤が医薬品または家畜用
    薬剤である請求項1に記載の製剤。
  3. 【請求項3】 水性膨脹性材料を含む請求項2に記載の
    製剤。
  4. 【請求項4】 前記の製剤がカプセルであり、該カプセ
    ルがカプセル部分から成形され、該カプセル部分が前記
    のpH感受性トリガーと互いに結合している請求項3に
    記載の製剤。
  5. 【請求項5】 前記のカプセル部分が前記の半透膜を含
    み、そして該半透膜がセルロースエステル、セルロース
    エーテル、ポリアクリル酸誘導体、ポリビニルアルコー
    ルまたはポリアルケンである請求項4に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 前記の半透膜が、エチレンビニルアルコ
    ールコポリマー、酢酸セルロースまたはエチルセルロー
    スである請求項5に記載の製剤。
  7. 【請求項7】 前記のpH感受性トリガー手段が、フタ
    レート誘導体、アクリル酸およびアクリル酸エステルコ
    ポリマー、酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマーまた
    はセラックである請求項5に記載の製剤。
  8. 【請求項8】 前記のpH感受性トリガー手段が、セル
    ロースエステル、セルロースエーテル、ポリアクリル酸
    誘導体、ポリビニルアルコールおよびポリアルケンから
    成る群より選択されるポリマーと、フタレート誘導体、
    アクリル酸およびアクリル酸エステルコポリマー、酢酸
    ビニルおよびクロトン酸コポリマー並びにセラックから
    成る群より選択されるポリマーとを含む混合物を含む請
    求項5に記載の製剤。
  9. 【請求項9】 前記のpH感受性トリガー手段が、ポリ
    メタクリル酸メチル5〜50重量%およびアクリル酸/
    アクリル酸エステルコポリマー50〜95重量%である
    請求項5に記載の製剤。
  10. 【請求項10】 前記の膨脹性材料が、セルロースエス
    テル、セルロースエーテル、ポリアクリル酸誘導体、エ
    チレンオキシド、水溶性ガムまたはデンプンである請求
    項7に記載の製剤。
  11. 【請求項11】 前記の膨脹性材料がカルボキシメチル
    セルロースナトリウムである請求項10に記載の製剤。
  12. 【請求項12】 前記の製剤が、pH感受性トリガー手
    段で被覆されたタブレットである請求項2に記載の製
    剤。
  13. 【請求項13】 前記の半透膜が、セルロースエステ
    ル、セルロースエーテル、ポリアクリル酸誘導体、ポリ
    ビニルアルコールまたはポリアルケンである請求項12
    に記載の製剤。
  14. 【請求項14】 前記のpH感受性トリガー手段が、フ
    タレート誘導体、アクリル酸およびアクリル酸エステル
    コポリマー、酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマーま
    たはセラックである請求項13に記載の製剤。
  15. 【請求項15】 前記のpH感受性トリガー手段が、セ
    ルロースエステル、セルロースエーテル、ポリアクリル
    酸誘導体、ポリビニルアルコールおよびポリアルケンか
    ら成る群より選択されるポリマーと、フタレート誘導
    体、アクリル酸およびアクリル酸エステルコポリマー、
    酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマー並びにセラック
    から成る群より選択されるポリマーとを含む混合物を含
    む請求項13に記載の製剤。
  16. 【請求項16】 前記の半透膜が酢酸セルロースまたは
    エチルセルロースである請求項14に記載の製剤。
  17. 【請求項17】 前記のpH感受性トリガー手段が、酢
    酸セルロース5〜75%および酢酸フタル酸セルロース
    25〜95%である請求項16に記載の製剤。
  18. 【請求項18】 前記の膨脹性材料が、セルロースエス
    テル、セルロースエーテル、ポリアクリル酸誘導体、エ
    チレンオキシド、水溶性ガムまたはデンプンである請求
    項16に記載の製剤。
  19. 【請求項19】 前記の膨脹性材料がカルボキシメチル
    セルロースナトリウムである請求項18に記載の製剤。
  20. 【請求項20】 前記の製剤が、pH感受性トリガー手
    段で被覆されたビーズである請求項2に記載の製剤。
  21. 【請求項21】 前記の半透膜が、セルロースエステ
    ル、セルロースエーテル、ポリアクリル酸誘導体、ポリ
    ビニルアルコールまたはポリアルケンである請求項20
    に記載の製剤。
  22. 【請求項22】 前記の半透膜が酢酸セルロースまたは
    エチルセルロースである請求項21に記載の製剤。
  23. 【請求項23】 前記のpH感受性トリガー手段が、フ
    タレート誘導体、アクリル酸およびアクリル酸エステル
    コポリマー、酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマーま
    たはセラックである請求項21に記載の製剤。
  24. 【請求項24】 前記のpH感受性トリガー手段が、セ
    ルロースエステル、セルロースエーテル、ポリアクリル
    酸誘導体、ポリビニルアルコールおよびポリアルケンか
    ら成る群より選択されるポリマーと、フタレート誘導
    体、アクリル酸およびアクリル酸エステルコポリマー、
    酢酸ビニルおよびクロトン酸コポリマーから成る群より
    選択されるポリマーとを含む混合物を含む請求項21に
    記載の製剤。
  25. 【請求項25】 前記のpH感受性トリガーが、酢酸セ
    ルロース5〜75%および酢酸フタル酸セルロース25
    〜95%である請求項23に記載の製剤。
  26. 【請求項26】 前記の破裂が、所定のpHに対する暴
    露後の所定時間に起こる請求項2に記載の製剤。
  27. 【請求項27】 前記のpH感受性トリガー手段が、有
    益な薬剤をヒトの十3指腸中に放出させるように製剤の
    破裂を引起こすことができる請求項2に記載の製剤。
  28. 【請求項28】 前記のpH感受性トリガー手段が、有
    益な薬剤をヒトの回腸中に放出させるように製剤の破裂
    を引起こすことができる請求項2に記載の製剤。
  29. 【請求項29】 前記のpH感受性トリガー手段が、有
    益な薬剤をヒトの結腸中に放出させるように製剤の破裂
    を引起こすことができる請求項2に記載の製剤。
  30. 【請求項30】 前記のpH感受性トリガー手段が、有
    益な薬剤をヒトの空腸中に放出させるように製剤の破裂
    を引起こすことができる請求項2に記載の製剤。
  31. 【請求項31】 請求項1に記載の製剤を有用な水性環
    境中に入れることを含む、有用な水性環境に対する有益
    な薬剤の制御放出方法。
  32. 【請求項32】 水性環境に対して有益な薬剤を与える
    ための浸透製剤であって、 a.浸透性の有益な薬剤; b.該有益な薬剤を取り囲む壁であって、少なくとも一
    部分が、水性環境に対して透過性であり且つ有益な薬剤
    に対して実質的に不透過性である半透膜から成形された
    上記壁;および c.製剤の破裂および有益な薬剤の放出を引起こすため
    のpH感受性トリガー手段であって、該半透膜に対して
    結合していてしかも所定のpH3〜9で活性化される上
    記トリガー手段 を含む上記製剤。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の製剤を有用な水性
    環境中に入れることを含む、有用な水性環境に対する有
    益な薬剤の制御放出方法。
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