JP5413984B2 - ゴルフ練習台 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフのショットを練習するためのゴルフ練習台に関し、特に様々な地形状態を考慮した練習が可能なゴルフ練習台に関する。
従来、ゴルフの練習では、いわゆる打ちっ放し等のゴルフ練習場に設けられた平坦な打席に立ってショットの練習をするのが一般的である。しかしながら、実際のゴルフコースは起伏に富んだ形状に構成されており、コースに出た場合には傾斜したライからショットを行わなければならない場合が大半である。
ライが傾斜している場合、例えば左足上がりや両つま先上がりの場合には、体の後ろ側に体重が残るため、ショットがフックしやすく、逆に左足下がりや両つま先下がりの場合にはスライスしやすいという傾向がある。このため、正確なショットを打つためには、傾斜したライを想定した練習を十分に行うことが重要であり、このような練習を行うことが可能なゴルフ練習台等も提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2005−278731号公報 特開平11−276655号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のゴルフ練習台では、打席となる台盤中央部の下側に球体を滑動自在に配置することにより、任意の傾斜面を作り出すように構成されているが、傾斜角度の設定を手動で行う必要があり、操作に手間がかかるという問題があった。また、ボールを支持するティーも台盤と共に傾いてしまうため、傾斜角度を変更するたびにティーを調整しなければならず、非常に使い勝手が悪いものとなっていた。
一方、上記特許文献2に記載のゴルフ練習台では、ティーアップ位置近傍に配置したジンバル方式の枢軸機構と、2つのジャッキで台盤を支持することにより、任意の傾斜面を作り出すと共に、ティーを枢軸機構の中心部に固定配置するように構成されている。このような構成とすることで、ティーを動かさずに台盤のみを傾斜させることができるため、ボールを安定して支持することが可能になる。
しかしながら、上記特許文献2に記載のゴルフ練習台では、ジンバル方式の台盤を採用することにより、台盤の傾動中心が台盤の下側に位置しているため、台盤を傾斜させた場合にボールおよびティーに対する台盤の相対的な位置が大きく変化してしまうという問題があった。このため、利用者は、傾斜角度を変更するたびに変化するスタンスの位置や、台盤からのボールの高さを考慮しなければならず、自身の姿勢や立ち位置を細かくチェックすることが難しかった。また、ティーを配置するために台盤に設ける孔部を、大きく形成しなければならないという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、任意の傾斜面における練習を効果的に行うことが可能なゴルフ練習台を提供しようとするものである。
(1)本発明は、ゴルフ練習者が搭乗する打席板と、前記打席板の下側に接続されると共に部分球面状の滑動面を有する部分球体、および前記滑動面に沿って滑動自在に前記部分球体を支持する支持部材から構成され、前記打席板を傾動自在に支持する支持装置と、前記支持装置の周囲において前記打席板を昇降させることにより、前記滑動面の中心を中心として前記打席板を傾動させる昇降装置と、を備え、前記部分球体は、前記滑動面の中心が、水平状態の前記打席板の上方に位置するように構成され、前記打席板および前記部分球体には、下方に向けて漸次内径が拡大するテーパ状の孔部が、前記打席板および前記部分球体を連通するように形成され、ゴルフボールをティーアップ位置に支持するティー部材が、前記孔部内に配置されることを特徴とする、ゴルフ練習台である。
)本発明はまた、前記部分球体は、前記滑動面の中心が、前記ティーアップ位置にあるゴルフボールの中心と略一致するように構成されることを特徴とする、上記(1)記載のゴルフ練習台である。
)本発明はまた、前記孔部を通じて前記ティーアップ位置にゴルフボールを供給するティーアップ装置をさらに備えることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載のゴルフ練習台である。
)本発明はまた、前記支持部材は、前記滑動面を少なくとも3点で支持することを特徴とする、上記(1)乃至()のいずれかに記載のゴルフ練習台である。

本発明に係るゴルフ練習台によれば、任意の傾斜面における練習を効果的に行うことが可能という優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態に係るゴルフ練習台を示した概略正面図である。 (a)ゴルフ練習台の概略平面図である。(b)図2(a)のA−A線断面図である。 (a)および(b)打席板を傾斜させた状態を示した図である。 (a)および(b)打席板を傾斜させた状態を示した図である。 ゴルフ練習台の使用状態を示した概略正面図である。 (a)ティーアップ装置によるボールの供給を示した断面図である。(b)ティー部材を固定して上方からボールを供給するようにした例を示した断面図である。 支持装置において部分球体を点で支持するようにした例を示した断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の例について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るゴルフ練習台1を示した概略正面図である。同図に示されるように、本実施形態のゴルフ練習台1は、ゴルフの練習を行う利用者が上部に搭乗してショットの練習を行うためのものであり、利用者が搭乗する打席板10と、打席板10を傾動自在に支持する支持装置20と、打席板10を支持装置20の周囲において昇降させることにより傾動させる昇降装置30と、ゴルフボール(以下、単にボールと呼ぶ)100をティーアップ位置(ショットされる位置)Tに供給して支持するティーアップ装置40と、ティーアップ装置40にボール100を供給するボール供給装置50と、支持装置20および昇降装置30を支持する基台60と、を備えて構成されている。
図2(a)は、ゴルフ練習台1の概略平面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A線断面図である。打席板10は、矩形状の平板であり、既知の構造により、利用者の体重以上の荷重を安定して支持可能、且つ軽量に構成されている。打席板10の左端近傍には、ボール100を打席板10の下からティーアップ位置Tに供給するための第1孔部12が形成されている。この第1孔部12は、打席板10の上面10aと下面10bの間で貫通する貫通孔であり、下面10b側が拡大したテーパ状に形成されている。また、打席板10の上面10aには、人工芝やゴムマット等が必要に応じて敷設される。
支持装置20は、打席板10の下面10bに接続される部分球体22と、部分球体22を下方から支持する支持部材と、から構成されている。部分球体22は、球体の一部を切断した形状に構成されており、部分球面(凸面)状の滑動面22aを備えている。そして、部分球体22は、滑動面22aを下にした状態で打席板10の下面10bに、ボルトや係合等の既知の手法により接続されている。
支持部材24は、上部に滑動面22aの相補的形状である部分球面(凹面)状の支持面24aを備える略円柱状の部材であり、ボルト等の適宜の手法によって基台60に固定されている。この支持部材24は、支持面24aによって部分球体22の滑動面22aを滑動自在に支持するように構成されている。従って、部分球体22は、滑動面22aに沿って自在に回動(傾動)可能、すなわち滑動面22aの中心Cを回動中心として自在に回動可能となっており、これにより、打席板10は、滑動面22aの中心Cを傾動中心として自在に傾動可能となっている。
なお、支持部材24の支持面24aは、部分球体22の滑動面22aを全周にわたって支持するものであってもよいし、周方向に複数に分割され、滑動面22aを部分的に支持するものであってもよい。また、滑動面22aと支持面24aの間には適宜の潤滑が施されている。
滑動面22aの中心Cは、水平方向の位置がティーアップ位置Tにあるボール100の中心の水平方向の位置と略一致するように設定されている。また、中心Cの垂直方向の位置(高さ)は、特に限定されるものではないが、打席板10を傾動させた場合の打席板10に対するボール100の相対的な位置の変化を小さくするためには、ティーアップ位置Tにあるボール100の中心に可能限り近づけることが好ましい。具体的には、中心Cは、水平状態の打席板10の下面10bよりも上方に位置していることが好ましく、水平状態の打席板10の上面10aよりも上方に位置していればより好ましい。
本実施形態では、支持部材20を、下向き凸状の部分球体22と、これを支持する支持部材24から構成しているため、打席板10の傾動中心となる中心Cをティーアップ位置Tにあるボール100の中心に近い高さに設定することが容易となっている。従って、本実施形態では、中心Cの高さがティーアップ位置Tにあるボール100の中心の高さと略一致するようにしている。中心Cの高さをこのように設定することで、打席板10を傾動させた場合にも打席板10に対するボール100の相対的な位置が変化しないようにすることができる。
部分球体22には、上下方向に貫通する第2孔部22bが形成されている。この第2孔部22bは、打席板10に形成された孔部12と連通すると共に連続するテーパ状に形成されている。従って、第1孔部12および第2孔部22bは、1つのテーパ状の孔部を構成しており、ボール100はこの孔部を通してティーアップ位置Tに供給されるようになっている。
また、支持部材24の内部には、ティーアップ装置40を収容するための収容孔部24bが形成されている。支持部材24の内部にはまた、収容孔部24bから支持面24aまで貫通する連絡孔部24cが形成されている。この連絡孔部24cは、第1孔部12および第2孔部22bと連通している。さらに、支持部材24の内部には、ボール供給装置50と連絡孔部24cを繋ぐ供給孔部24dが形成されている。
昇降装置30は、支持装置20の周囲に配置されており、ロッド32を伸縮移動させることによって打席板10を部分的に昇降させ、中心Cを傾動中心として打席板10を傾動させるものである。また、昇降装置30は、支持装置20と共に打席板10を支持する部材としても機能している。
本実施形態では、2つの昇降装置30を打席板10の右後方角部近傍および右前方角部近傍にそれぞれ配置している。従って、本実施形態では、打席板10は支持装置20および2つの昇降装置30によって3点支持されており、このうちの2点の高さを2つの昇降装置30で変更することにより、打席板10を任意の方向および角度に傾斜させるようになっている。
昇降装置30は、ボルト等の適宜の手法によって基台60に固定されている。そして、ロッド32の曲面状に丸められた先端部、およびロッド32の先端部が当接する受け座34を介して打席板10に接続されている。なお、昇降装置30としては、電動シリンダや油圧シリンダ、エアシリンダ等、既存の各種直動アクチュエータやジャッキ等を採用することができる。また、昇降装置30と打席板10および基台60との接続は、例えばボールジョイント等、その他の既存の接続方法を採用するようにしてもよい。
ティーアップ装置40は、ボール供給装置50から供給されたボール100をティーアップ位置Tに供給すると共に、ティーアップ位置Tにボール100を支持するものである。ティーアップ装置40は、上下方向に伸縮移動可能なティー部材42を備えており、このティー部材42の先端(上端)にボール100を載置して支持するように構成されている。
ティーアップ装置40は、支持部材24の収容孔部24b内に配置され、連絡孔部24c、第2孔部22bおよび第1孔部12内を通じてティー部材42を伸ばすことにより、ボール100をティーアップ位置Tに供給する。そして、ティー部材42は、連絡孔部24c、第2孔部22bおよび第1孔部12内において伸ばされた状態で、ボール100をティーアップ位置Tに支持する。
ボール供給装置50は、複数のボール100を保持すると共に、ボール100を1つずつティーアップ装置40に供給するものである。本実施形態では、ボール供給装置50を支持装置20の支持部材24に固定し、供給孔部24dを介してティーアップ装置40にボール100を供給するように構成している。なお、ティーアップ装置40およびボール供給装置50は、既存のものをそのまま使用することができる。
基台60は、支持装置20および昇降措置30を支持するものであり、アンカーボルト等によって床面に固定可能に構成されている。なお、図示は省略するが、本実施形態のゴルフ練習装置1は、上述の構成に加えて、昇降装置30、ティーアップ装置40およびボール供給装置50を制御する制御装置と、昇降装置30、ティーアップ装置40およびボール供給装置50を操作するための操作盤を備えている。制御装置および操作盤は、適宜の位置に配置される。
図3(a)および(b)、ならびに図4(a)および(b)は、打席板10を傾斜させた状態を示した図である。なお、図3(a)および(b)は、図2(a)のA−A線断面図であり、図4(a)および(b)は、図3(a)のB−B線断面図である。
図3(a)は、2つの昇降装置30のロッド32を伸ばすことにより、打席板10を両足つま先下がりの状態に傾斜させた場合を示している。また、図3(b)は、2つの昇降装置30のロッド32を縮めることにより、打席板10を両足つま先上がりの状態に傾斜させた場合を示している。
このように、昇降装置30のロッド32を伸縮移動させると、これに伴って部分球体22の滑動面22aが支持面24aに沿って滑動する。これにより、打席板10は中心Cを傾動中心として傾動し、昇降装置30のロッド32の伸縮量に応じた所定の角度で傾斜した状態となる。
上述のように、本実施形態では、滑動面22aの中心Cの位置がティーアップ位置Tにあるボール100の中心の位置と略一致するようにしている。従って、打席板10の上面10aからボール100の中心までの垂線方向の距離Hは、傾斜角度によらず略一定に保たれるようになっている。また、例えば利用者のつま先からボール100の中心までの上面10aに平行な方向の距離D1も、傾斜角度によらず略一定に保たれるようになっている。
なお、本実施形態では、第1孔部12および第2孔部22bを、下側を拡大したテーパ状に構成しているため、打席板10を傾斜させた場合においてもティー部材42と打席板10または部分球体22が接触しないようになっている。
図4(a)は、前方の昇降装置30のロッド32を伸ばすと共に後方の昇降装置30のロッドを縮めることにより、打席板10を右足下がりの状態に傾斜させた場合を示している。また、図4(b)は、前方の昇降装置30のロッド32を縮めると共に後方の昇降装置30のロッドを伸ばすことにより、打席板10を左足下がりの状態に傾斜させた場合を示している。
このように、一方の昇降装置30のロッド32を伸ばし、他方の昇降装置30のロッド32を縮めた場合にも、これに伴って部分球体22の滑動面22aが支持面24aに沿って滑動する。これにより、打席板10は中心Cを傾動中心として傾動し、昇降装置30のロッド32の伸縮量に応じた所定の角度で傾斜した状態となる。
そして、この場合にも、打席板10の上面10aからボール100の中心までの垂線方向の距離Hは、傾斜角度によらず略一定に保たれ、また、例えば打席板10の後端からボール100の中心までの上面10aに平行な方向の距離D2も、傾斜角度によらず略一定に保たれるようになっている。
図5は、ゴルフ練習台1の使用状態を示した概略正面図である。同図に示されるように、本実施形態のゴルフ練習台1では、2つの昇降装置30のロッド32の高さを適宜に設定することにより、任意の方向および角度に打席板10を傾斜させることが可能となっている。
具体的には、水平状態以外に、両足つま先上がり、両足つま先下がり、右足下がり、左足下がり、右足下がり・つま先上がり、右足下がり・つま先下がり、左足下がり・つま先上がり、および左足下がり・つま先下がりの全てのライを、任意の傾斜角度で再現することが可能となっている。従って、利用者は、ゴルフコースにおいて遭遇する様々な局面を想定した練習を行うことができる。なお、同図では、打席板10を左足下がり・つま先上がりの状態に傾斜させた状態を示している。
さらに、本実施形態では、打席板10を傾斜させた場合にも、ボール100と打席板10の相対的な位置関係が略変化しないため、利用者は、様々な傾斜状態において、自らのアドレス時の姿勢、スタンスの位置、およびスイングの状態などを細かくチェックすることが可能となっている。すなわち、本実施形態のゴルフ練習台1によれば、従来にない効果的な練習を行うことができるため、上達速度を高めることが可能となっている。
図6(a)は、図2(a)のA−A線断面図であり、ティーアップ装置40によるボール100の供給を示した図である。図6(a)に示されるように、ティーアップ装置40は、ティー部材42を縮めた状態で待機し、ボール供給装置50は、この待機状態のティー部材42の先端に向け、供給孔部24dを介してボール100を供給する。そして、ボール100の供給を受け、ティー部材42上にボール100が載置された後に、ティーアップ装置40は、ティー部材42を伸ばす。これにより、ボール100は、連絡孔部24c、第2孔部22bおよび第1孔部12を通じて上昇し、ティーアップ位置Tに供給される。なお、第1孔部12および第2孔部22bは、下側を拡大したテーパ状に構成されているため、ティーアップ装置40は、打席板10の傾斜角度によらず、ティーアップ位置Tにボール100を供給可能となっている。
このように、本実施形態では、ティーアップ装置40およびボール供給装置50によって、自動的にティーアップ位置Tにボール100が供給されるため、利用者は、ボール100のティーアップに煩わされることなく練習を行うことが可能となっている。なお、ティーアップ装置40およびボール供給装置50は、ボール100がショットされたことを検知して、自動的に次のボール100をティーアップするものであってもよいし、利用者の操作によってボール100をティーアップするものであってもよい。
図6(b)は、ティー部材42を固定して上方からボール100を供給するようにした例を示した断面図である。この例では、ティー部材42は、第1孔部12および第2孔部22b内において、支持部材24の支持面24aから立設されている。そして、ボール供給装置50は、打席板10の上面10aに配置され、打席板10の上方からティー部材42の先端に向けてボール100を供給するように構成されている。
このように、ティー部材42を固定部材とし、打席板10の上方からティー部材42先端のティーアップ位置Tにボール100を供給するようにしてもよい。なお、この場合においても、ボール供給装置50は、既存のものを使用することができる。また、第1孔部12および第2孔部22bをテーパ状に構成することにより、打席板10を傾斜させた場合にもティー部材42と打席板10が接触しないようにすることができる。
図7は、支持装置20において部分球体22を点で支持するようにした例を示した断面図である。この例では、支持部材24は、支持面24aの周方向において均等に配置された3つの突起部26を備えており、これらの突起部26を滑動面22aに当接させることによって部分球体22を支持している。
このように、支持部材24は、部分球体22を面で支持するのではなく、複数の点で支持するものであってもよい。このように部分球体22を複数の点で支持した場合においても、部分球体22は滑動面22aに沿って滑動するため、部分球体22および打席板10は、滑動面22aの中心Cを傾動中心として傾動することとなる。そして、複数の点で支持することにより、面で支持する場合よりも高精度に滑動面22aの滑動を支持することができる場合がある。
なお、突起部26は、支持面24aに固定されたものであってもよいし、滑動面22aの移動に伴って回転するボールやローラ等から構成されるものであってもよい。また、突起部26の個数は、滑動面22aに対して均等に当接させるためには3つであることが好ましいが、これに限定されるものではなく、3つ以上の突起部26を設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るゴルフ練習台1は、ゴルフ練習者(利用者)が搭乗する打席板10と、打席板10の下側に接続されると共に部分球面状の滑動面22aを有する部分球体22、および滑動面22aに沿って滑動自在に部分球体22を支持する支持部材24から構成され、打席板10を傾動自在に支持する支持装置20と、支持装置20の周囲において打席板10を昇降させることにより、滑動面22aの中心Cを中心として打席板10を傾動させる昇降装置30と、を備え、打席板10および部分球体22には、連通する孔部(第1孔部12および第2孔部22b)が形成され、ゴルフボール100をティーアップ位置Tに支持するティー部材42が、孔部(第1孔部12および第2孔部22b)内に配置されている。
このような構成とすることで、ゴルフコースにおいて遭遇する様々なライを想定したショットの練習を効果的に行うことができる。特に、支持部材20を部分球体22および支持部材24から構成することで、打席板10の傾動中心をティーアップ位置Tのボール100の位置に近づけ、打席板10を傾斜させた場合の打席板10に対するボール100の相対的な位置の変化を最小限にすることが可能となるため、ショットの練習をより効果的に行うことができる。また、第1孔部12の上端の内径をボール100が通過可能な最小限の大きさにすることができるため、より実戦に近い感触でショットの練習を行うことができる。
また、部分球体22は、滑動面22aの中心が、水平状態の打席板10の上方に位置するように構成されている。このようにすることで、打席板10を傾斜させた場合の打席板10に対するボール100の相対的な位置の変化をより小さくすることが可能となるため、ショットの練習をより効果的に行うことができる。
また、部分球体22は、滑動面22aの中心が、ティーアップ位置Tにあるゴルフボール100の中心と略一致するように構成されている。このようにすることで、打席板10を傾斜させた場合の打席板10に対するボール100の相対的な位置の変化を略解消することができるため、ショットの練習をより効果的に行うことができる。
また、孔部(第1孔部12および第2孔部22b)は、下方に向けて漸次内径が拡大するテーパ状に形成されている。このようにすることで、ティー部材42に影響されることなく打席板10を傾斜させることができる。また、打席板10を傾斜させた状態でも、下方からティーアップ位置Tにボール100を供給することができる。
また、ゴルフ練習台1は、孔部(第1孔部12および第2孔部22b)を通じてティーアップ位置Tにゴルフボール100を供給するティーアップ装置40をさらに備えている。このようにすることで、利用者はボール100のティーアップに煩わされることがなくなるため、より集中してショットの練習を行うことができる。
また、支持部材24は、滑動面22aを少なくとも3点で支持するようにしてもよい。このようにすることで、面で支持する場合よりも高精度に滑動面22aの滑動を支持することができる場合がある。また、回転するローラやボール等によって滑動面22aを支持することにより、摩擦抵抗を低減することができる場合がある。
なお、本実施形態では、打席板10の形状を平面視が矩形状となるように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、打席板10の形状は、例えば平面視が円形状となる形状等、その他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、支持装置20の周囲に2つの昇降装置30を配置した例を示したが、支持装置20の周囲に3つ以上の昇降装置を配置するようにしてもよい。さらに、支持装置20を打席板10の略中央に配置し、ティーアップ位置Tが打席板10の略中央に設定されるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のゴルフ練習台は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のゴルフ練習台は、ゴルフ練習場に設置されるゴルフ練習用設備の分野だけでなく、ゴルフバーやアミューズメント施設等に設置されるゴルフシミュレーターの分野においても利用することができる。
1 ゴルフ練習台
10 打席板
12 第1孔部
20 支持装置
22 部分球体
22a 滑動面
22b 第2孔部
24 支持部材
30 昇降装置
40 ティーアップ装置
42 ティー部材
100 ゴルフボール
C 滑動面の中心
T ティーアップ位置

Claims (4)

  1. ゴルフ練習者が搭乗する打席板と、
    前記打席板の下側に接続されると共に部分球面状の滑動面を有する部分球体、および前記滑動面に沿って滑動自在に前記部分球体を支持する支持部材から構成され、前記打席板を傾動自在に支持する支持装置と、
    前記支持装置の周囲において前記打席板を昇降させることにより、前記滑動面の中心を中心として前記打席板を傾動させる昇降装置と、を備え、
    前記部分球体は、前記滑動面の中心が、水平状態の前記打席板の上方に位置するように構成され、
    前記打席板および前記部分球体には、下方に向けて漸次内径が拡大するテーパ状の孔部が、前記打席板および前記部分球体を連通するように形成され、
    ゴルフボールをティーアップ位置に支持するティー部材が、前記孔部内に配置されることを特徴とする、
    ゴルフ練習台。
  2. 前記部分球体は、前記滑動面の中心が、前記ティーアップ位置にあるゴルフボールの中心と略一致するように構成されることを特徴とする、
    請求項1記載のゴルフ練習台。
  3. 前記孔部を通じて前記ティーアップ位置にゴルフボールを供給するティーアップ装置をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のゴルフ練習台。
  4. 前記支持部材は、前記滑動面を少なくとも3点で支持することを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれかに記載のゴルフ練習台。
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