JPH09201440A - ゴルフ練習用施設 - Google Patents

ゴルフ練習用施設

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JPH09201440A
JPH09201440A JP3423696A JP3423696A JPH09201440A JP H09201440 A JPH09201440 A JP H09201440A JP 3423696 A JP3423696 A JP 3423696A JP 3423696 A JP3423696 A JP 3423696A JP H09201440 A JPH09201440 A JP H09201440A
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JP
Japan
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substrate
mat
golf
toe
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JP3423696A
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Inventor
Tomooki Kotani
朋央貴 小谷
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際のゴルフコースにおけるライの起伏条件
に対応して、より実践的な練習が可能なゴルフ練習用施
設を提供する。 【解決手段】 ゴルフボール4を置く人工芝マット1が
敷設された基板11及び練習者が載るゴムマット2が敷
設された基板12は、それぞれ下面の中央部及び四隅近
傍部が5本の支柱14(141 〜145 ,146 〜14
10)により支持される。各支柱14はそれぞれ独立的に
駆動が制御される油圧シリンダあるいはサーボモータ等
からなるアクチュエータ15によって上下移動可能に設
けられる。各アクチュエータ15の駆動をスイッチで選
択的に操作することによって、基板11,12をそれぞ
れアップヒル、ダウンヒル、つま先上りあるいはつま先
下がり等の起伏条件に対応した傾斜方向及び傾斜角度に
設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴルフ練習
場等に設置されるゴルフ練習用施設に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ練習場では、ゴルフボール
を置く人工芝マットと、ゴルフ練習者が立つゴムマット
が双方ともほぼ水平に設置され、すなわちこれら人工芝
マット及びゴムマットは、同一平面をなす床面上に設け
られている。このため、ゴルフ練習者の打球姿勢が安定
し、基本的な打球練習を効果的に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際のゴルフ
場のゴルフコースは起伏に富んだ地形が多く、例えばア
ップヒルライ、ダウンヒルライ、つま先上りあるいはつ
ま先下がりのライによって、不安定な打球姿勢を余儀な
くされることが少なくない。しかも、ゴルフボールの位
置における傾斜方向や角度と、プレイヤが立つ位置の傾
斜方向や角度が一致しているとは限らない。このため、
人工芝マットとゴムマットが共に水平に設けられた練習
施設では、実際のゴルフコースにおける起伏地でのプレ
イに対応した打球練習が困難であり、練習の成果を本コ
ースで有効に発揮できない問題がある。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、実際のゴ
ルフコースにおけるライの起伏条件に対応して、より実
践的な練習が可能なゴルフ練習用施設を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るゴルフ練習用施設は、ゴルフボールを置く
マットの基板及びゴルフ練習者が載るマットの基板の各
々が、床面に形成された陥没部に配置された可動支持手
段により傾斜方向及び傾斜角度を互いに独立的に調整可
能に支持されたものである。
【0006】本発明によれば、可動支持手段によって、
ゴルフボールを置くマットの基板及びゴルフ練習者が載
るマットの基板の傾斜角度及び傾斜方向が、互いに独立
的にかつ任意に設定される。しかも、ゴルフボールを置
くマットの基板とゴルフ練習者が載るマットの基板の傾
斜角度及び傾斜方向を互いに異なるものとすることがで
きるため、実際のゴルフコースにおけるアップヒル、ダ
ウンヒル、つま先上りあるいはつま先下がりといった起
伏地でのプレイに対応した打球練習が可能である。
【0007】前記可動支持手段としては、例えば床面の
陥没部内に互いに独立的に高さ調整可能に立設された所
要数(好ましくは4本以上)の支柱からなるものとする
ことができる。この場合は、各支柱の高さを互いに独立
的に調整することによって、基板は、その傾斜角度及び
傾斜方向ばかりでなく高さも任意に調整することができ
るので、例えば練習者が載るマットとゴルフボールを置
くマットの角度が連続的に変化した状態に対応させるこ
とができる。
【0008】また、前記可動支持手段としては、例えば
前記基板の下面と陥没部底面のうちの一方に固定された
半球体及び前記基板の下面と前記底面のうちの他方に固
定されて前記半球体に相対回転自在に嵌合される球体受
けからなり、前記半球体と球体受けとを任意の相対回転
角度で係止する係止手段を備えるものとする。この場合
は、係止手段による半球体と球体受けの互いの係止状態
を解除して、ゴルフボールを置くマットの基板又はゴル
フ練習者が載るマットの基板を傾斜運動させることによ
って、これら基板を支持する半球体と球体受けが互いの
球状嵌合面同士で自在に相対回転し、この半球体と球体
受けを前記係止手段で再び互いに係止することによっ
て、前記各基板を所望の傾斜角度及び傾斜方向に設定す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るゴルフ練習
用施設の第一の実施形態を示すもので、参照符号1は人
工芝マット、参照符号2はこの人工芝マット1と隣接し
て配置されたゴムマットである。ゴルフ練習者は、ゴム
マット2上に載って、人工芝マット1の上にゴルフボー
ル4を置き、このゴルフボール4をクラブで打撃すると
いった打球練習を行う。
【0010】人工芝マット1及びゴムマット2は、それ
ぞれ平面形状が長方形を呈する基板11,12上に敷設
されている。各基板11,12は、それぞれゴルフ練習
場の床面3に陥没形成されたケーシング13の上端開放
部に配置されると共に、下面の中央部及び四隅近傍部が
5本の支柱14(141 〜145 ,146 〜1410)を
介して支持されている。各支柱14はそれぞれ独立的に
駆動が制御される油圧シリンダあるいはサーボモータ等
からなるアクチュエータ15によって上下移動可能に設
けられている。
【0011】図2は、基板11,12の傾斜方向及び傾
斜角度を任意に設定するために各アクチュエータ15の
動作指示を行う第一及び第二操作盤21,22を示すも
のであり、この操作盤21,22は、例えばゴムマット
2上に載った練習者の打球練習に邪魔にならない位置に
立設した適当な支持スタンド23上に設けられる。この
うち第一操作盤21は、ゴルフボール4を置く人工芝マ
ット1側の基板11を操作対象とするものであって、シ
ーソースイッチSW1 ,SW2 を備えるアップヒル・ダ
ウンヒル操作部21aと、シーソースイッチSW3 ,S
4 を備えるつま先上り・つま先下がり操作部21bと
からなる。また、第二操作盤22は、ゴルフ練習者が載
るゴムマット2側の基板12を操作対象とするものであ
って、シーソースイッチSW5 ,SW6 を備えるアップ
ヒル・ダウンヒル操作部22aと、シーソースイッチS
7 ,SW8 を備えるつま先上り・つま先下がり操作部
22bとからなる。
【0012】シーソースイッチSW1 〜SW8 は、その
上向き又は下向き矢印の付された側を押し続けている
間、もしくはいったん押してから再び押すまでの間、所
定のアクチュエータへの駆動電流を選択的に供給するも
のである。また、基板11の中央の支柱143 を上下移
動させるアクチュエータへの駆動電流、あるいは基板1
2の中央の支柱148 を上下移動させるアクチュエータ
への駆動電流は、それぞれの周囲の支柱を上下移動させ
るアクチュエータへの駆動電流に対して1/2分周され
ている。したがって、中央の支柱143 ,148 の上昇
又は下降速度は、その周囲の支柱の上昇又は下降速度の
1/2に制御される。
【0013】図3は、人工芝マット1側の基板11及び
ゴムマット2側の基板12をアップヒルライに対応した
状態に傾斜させて、練習者が打球練習を行っている様子
を示すものである。このような練習条件は、第一操作盤
21のアップヒル・ダウンヒル操作部21a及び第二操
作盤22のアップヒル・ダウンヒル操作部22aのスイ
ッチ操作によって任意に設定することができる。
【0014】すなわち、ゴルフボール4を置く人工芝マ
ット1側の基板11にアップヒルライ又はダウンヒルラ
イに対応した傾斜を設定する場合は、例えば第一操作盤
21のアップヒル・ダウンヒル操作部21aの左側シー
ソースイッチSW1 における上向き矢印の付された側を
押すことによって、前記基板11における支柱141
143 が、その各々に対応するアクチュエータ15の駆
動によって上昇する。このとき、中央の支柱143 を動
作させるアクチュエータへの駆動電流は、左側の支柱1
1 ,142 を動作させるアクチュエータへの駆動電流
に対して1/2分周されるため、中央の支柱143 の上
昇速度が左側の支柱141 ,142 の上昇速度の1/2
に制御される。その結果、基板11は打球練習者から見
て左側が高くなるアップヒルの傾斜状態となる。また、
前記アップヒル・ダウンヒル操作部21aの右側シーソ
ースイッチSW2 における下向き矢印の付された側を押
すことによって、前記基板11における右側の支柱14
4 ,145 と、この支柱144 ,145 の1/2の速度
で動作される中央の支柱143 が下降し、基板11は打
球練習者から見て右側が低くなるので、この場合もアッ
プヒルの傾斜状態とすることができる。但しこの場合
は、左側シーソースイッチSW1 によってアップヒル状
態とするよりも基板11の高さが相対的に低位となる。
【0015】あるいは、第一操作盤21のアップヒル・
ダウンヒル操作部21aの右側シーソースイッチSW2
における上向き矢印の付された側を押すことによって、
ゴルフボール4を置く人工芝マット1側の基板11にお
ける右側の支柱144 ,14 5 と、この支柱144 ,1
5 の1/2の速度で動作される中央の支柱143 が、
その各々に対応するアクチュエータの駆動によって上昇
するので、図3とは逆に基板11は打球練習者から見て
右側が高くなるダウンヒルの傾斜状態となる。また、前
記アップヒル・ダウンヒル操作部21aの左側シーソー
スイッチSW1における下向き矢印の付された側を押す
ことによって、左側の支柱141 ,142 と、この支柱
141 ,142 の1/2の速度で動作される中央の支柱
143 が上昇するので、この場合も、基板11はダウン
ヒルの傾斜状態となる。但しこの場合は、右側シーソー
スイッチSW2 によってダウンヒル状態とするよりも基
板11の高さが相対的に低位となる。
【0016】打球練習者が載るゴムマット1側の基板1
2にアップヒルライ又はダウンヒルライに対応した傾斜
を設定する場合も上述と同様の操作により行われる。す
なわち、第二操作盤22のアップヒル・ダウンヒル操作
部22aの左側シーソースイッチSW5 における上向き
矢印の付された側を押すことによって、基板12におけ
る左側の支柱146 ,147 と、この支柱146 ,14
7 の1/2の速度で動作される中央の支柱148 が上昇
し、基板12は打球練習者の左脚側が高くなるアップヒ
ルの傾斜状態となる。また、右側シーソースイッチSW
6 における下向き矢印の付された側を押せば、前記基板
12における右側の支柱149 ,1410と、この支柱1
9 ,1410の1/2の速度で動作される中央の支柱1
8 が下降し、基板12は打球練習者の右脚側が低くな
るので、この場合もアップヒルの傾斜状態となる。但し
この場合は、シーソースイッチSW5 によってアップヒ
ル状態とするよりも基板12の高さが相対的に低位とな
る。
【0017】逆に、第二操作盤22のアップヒル・ダウ
ンヒル操作部22aの右側シーソースイッチSW6 にお
ける上向き矢印の付された側を押せば、前記基板12に
おける右側の支柱149 ,1410と、この支柱149
1410の1/2の速度で動作される中央の支柱148
上昇し、基板12は打球練習者の右脚側が高くなるの
で、この場合はダウンヒルの傾斜状態とすることができ
る。また、左側シーソースイッチSW5 における下向き
矢印の付された側を押せば、基板12における左側の支
柱146 ,147 と、この支柱146 ,147 の1/2
の速度で動作される中央の支柱148 が下降し、基板1
2は打球練習者の左脚側が低くなるので、ダウンヒルの
傾斜状態となる。但しこの場合は、シーソースイッチS
6 によってダウンヒル状態とするよりも基板12の高
さが相対的に低位となる。
【0018】図4は、人工芝マット1側の基板11及び
ゴムマット2側の基板12をつま先上りのライに対応し
た状態に傾斜させて、練習者が打球練習を行っている様
子を示すものである。このような練習条件は、第一操作
盤21のつま先上り・つま先下がり操作部21b及び第
二操作盤22のつま先上り・つま先下がり操作部22b
のスイッチ操作によって任意に設定することができる。
【0019】すなわち、ゴルフボール4を置く人工芝マ
ット1側の基板11につま先上り又はつま先下がりの傾
斜条件を設定する場合は、例えば第一操作盤21のつま
先上り・つま先下がり操作部21bの右側シーソースイ
ッチSW4 における上向き矢印の付された側を押すこと
によって、前記基板11における前方の支柱141 ,1
4 と、この支柱141 ,144 の1/2の速度で動作
される中央の支柱143 が上昇するので、基板11は前
方が高くなるつま先上りの傾斜状態となる。また、つま
先上り・つま先下がり操作部21bの左側シーソースイ
ッチSW3 における下向き矢印の付された側を押すこと
によって、前記基板11における後方の支柱142 ,1
5 と、この支柱142 ,145 の1/2の速度で動作
される中央の支柱143 が下降し、基板11は後方が低
くなるので、この場合もつま先上りの傾斜状態とするこ
とができる。但しこの場合は、右側シーソースイッチS
4 によってつま先上り傾斜とするよりも基板11の高
さが相対的に低位となる。
【0020】あるいは、第一操作盤21のつま先上り・
つま先下がり操作部21bの左側シーソースイッチSW
3 における上向き矢印の付された側を押すことによっ
て、前記基板11における後方の支柱142 ,145
と、この支柱142 ,145 の1/2の速度で動作され
る中央の支柱143 が上昇するので、基板11は後方が
高くなってつま先下がり傾斜状態となる。また、前記つ
ま先上り・つま先下がり操作部21bの右側シーソース
イッチSW4 における下向き矢印の付された側を押すこ
とによって、前記基板11における前方の支柱141
144 と、この支柱141 ,144 の1/2の速度で動
作される中央の支柱143 が下降し、基板11は前方が
低くなるので、この場合もつま先下がりの傾斜状態とす
ることができる。但しこの場合は、シーソースイッチS
3 によってつま先下がり傾斜とするよりも基板11の
高さが相対的に低位となる。
【0021】打球練習者が載るゴムマット1側の基板1
2につま先上り又はつま先下がりのライに対応した傾斜
を設定する場合も上述と同様の操作により行われる。す
なわち、第二操作盤22のつま先上り・つま先下がり操
作部22bのシーソースイッチSW8 における上向き矢
印の付された側を押すことによって、基板12における
前方の支柱146 ,149 と、この支柱146 ,149
の1/2の速度で動作される中央の支柱148 が上昇す
るので、基板12は前方が高くなってつま先上りの傾斜
状態となる。また、シーソースイッチSW7 における下
向き矢印の付された側を押すことによって、前記基板1
2における後方の支柱147 ,1410と、この支柱14
7 ,1410の1/2の速度で動作される中央の支柱14
8 が下降し、基板12は後方が低くなるので、この場合
もつま先上りの傾斜状態となる。但しこの場合は、シー
ソースイッチSW8 によってつま先上り状態とするより
も基板12の高さが相対的に低位となる。
【0022】逆に、第二操作盤22のつま先上り・つま
先下がり操作部22bのシーソースイッチSW7 におけ
る上向き矢印の付された側を押せば、前記基板12にお
ける後方の支柱147 ,1410と、この支柱147 ,1
10の1/2の速度で動作される中央の支柱148 が上
昇するので、この場合はつま先下がりの傾斜状態とする
ことができる。また、シーソースイッチSW8 における
下向き矢印の付された側を押せば、基板12における前
方の支柱146 ,149 と、この支柱146 ,149
1/2の速度で動作される中央の支柱148 が下降する
ので、この場合もつま先下がりの傾斜状態となる。但し
この場合は、シーソースイッチSW7 によってつま先下
がり状態とするよりも基板12の高さが相対的に低位と
なる。
【0023】先に述べたように、シーソースイッチSW
1 〜SW8 は、これを押し続けている間、あるいはいっ
たん押してから再び押すまでの間、所定のアクチュエー
タへの駆動電流を供給するものであるため、図3及び図
4に示すように、基板11又は12の傾斜角度は、任意
にかつ互いに独立的に設定することができる。また、例
えばアップヒルであってかつつま先上りというように、
複合的な条件設定も可能であり、基盤11,12の高さ
も変化するので、図4に示すように、練習者が載るゴム
マット2とゴルフボール4を置く人工芝マット1の傾斜
角度が連続的に変化した状態に設定することができる。
【0024】図5は、本発明に係るゴルフ練習用施設の
第二の実施形態を示すものである。この実施形態におい
ては、ゴルフボール4を置く人工芝マット1側の基板1
1及び練習者が載るゴムマット2が敷設された基板12
の下面には、それぞれ半球体16が固定されており、一
方、ゴルフ練習場の床面3に陥没形成されたケーシング
13の支持底面13a上には、上面に前記半球体16と
ほぼ同一半径の球状凹面17aを有する球体受け17が
固定されており、前記基板11,12は、前記球体受け
17及びその球状凹面17aに回転自在に嵌合された半
球体16を介して前記支持底面13a上に傾斜可能に支
持されている。なお、半球体16は、必ずしも厳密な意
味での半球でなくても良いが、基板11,12の水平方
向の位置を不変とし、その中央部を中心に傾斜角度可変
とするために、この基板11,12が半球体16の球中
心を通るように設けることが好ましい。
【0025】参照符号18は、球体受け17に対する半
球体16の回転を規制して基板11又は12の傾斜運動
を規制する係止ロッドである。この係止ロッド18は、
基板11又は12の中央から、半球体16を半径方向移
動自在に貫通して設けられており、半球体16の軸孔の
中途に形成されたバネ室16a内に内蔵されたコイルス
プリング19によって、先端18aが半球体16から下
方へ突出するように常時付勢されている。一方、前記球
体受け17の球状凹面17aの底部近傍には、前記半球
体16から突出した係止ロッド18の先端18aを挿入
可能な多数の係止穴17bが適当な間隔で離散的に形成
されている。また、基板11,12の上面中央における
係止ロッド18の挿入部には切欠11a,12aが形成
されており、係止ロッド18の頭部18bを手指でつま
みやすいようになっている。
【0026】すなわち、この構成によれば、図示の状態
ではコイルスプリング19によって付勢されて半球体1
6から突出した係止ロッド18の先端18aが、球体受
け17の球状凹面17aに形成された多数の係止穴17
bのうちのいずれかに挿入されることによって、半球体
16と球体受け17が互いに係止され、すなわち基板1
1,12は、略水平もしくは適当な傾斜方向(アップヒ
ル、ダウンヒル、つま先上り、あるいはつま先下がりと
なる方向)及び傾斜角度で傾斜した状態にロックされて
いる。
【0027】図示の状態から、傾斜方向及び傾斜角度を
変更する場合は、基板11又は12の上面に露呈してい
る係止ロッド18の頭部18bを手指でつまんで、この
係止ロッド18をコイルスプリング19の付勢力に抗し
て上方へ引っ張ることによって、係止穴17bとの係止
状態を解除する。これによって、球体受け17に対する
半球体16の回動が可能となるので、前記頭部18bを
動かして係止ロッド18を所望の方向へ揺動させること
によって、前記基板11又は12の傾斜方向及び傾斜角
度を任意に設定する。そして前記頭部18bをつまんで
いた手指を離せば、係止ロッド18はコイルスプリング
19の付勢方向に移動して、その方向に存在する係止穴
17bと係止状態になり、前記基板11又は12の傾斜
方向及び傾斜角度がロックされる。また、基板11,1
2は、長方形状を呈するその外周縁の一部又は全部が、
同じく開口形状が長方形を呈するケーシング13の内壁
に常に係合されるので、打球練習時に、練習者が載って
いる基盤11が係止ロッド18を中心として不用意に回
転するようなことはない。
【0028】なお、上述の実施形態は、いずれもゴルフ
練習場に設置されるものとして説明したが、設置場所は
特に限定されるものではない。また、第一の実施形態に
おける支柱14の本数は、中央の支柱143 ,148
除いた4本とすることもでき、4本以上であれば特に限
定されない。また、基板11,12のうち一方に、第一
の実施形態のような支柱14による可動支持手段を採用
し、他方を第二の実施形態のような半球体16及び球体
受け17による可動支持手段を採用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るゴルフ練習用施設によれ
ば、ゴルフゴルフボール4を置くマットの基板及びゴル
フ練習者が載るマットの基板の傾斜角度及び傾斜方向
を、アップヒル、ダウンヒル、つま先上りあるいはつま
先下がりといった起伏地でのプレイに対応した打球練習
が可能になるため、実際のゴルフコースにおける起伏地
でのプレイに対応した打球練習を行うことができ、本コ
ースで有効に発揮できる練習成果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフ練習用施設の第一の実施形
態を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図であ
る。
【図2】上記実施形態における操作盤を示す説明図であ
る。
【図3】上記実施形態における人工芝マット側及びゴム
マット側の基板をアップヒル状態に傾斜させて、練習者
が打球練習を行っている様子を示す説明図である。
【図4】上記実施形態における人工芝マット側及びゴム
マット側の基板をつま先上り状態に傾斜させて、練習者
が打球練習を行っている様子を示す説明図である。
【図5】本発明に係るゴルフ練習用施設の第二の実施形
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 人工芝マット(ゴルフボール4を置くマット) 2 ゴムマット(練習者が載るマット) 11,12 基板 13 ケーシング(陥没部) 14(141 〜1410) 支柱 15 アクチュエータ 16 半球体 17 球体受け 18 係止ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフボールを置くマットの基板及びゴ
    ルフ練習者が載るマットの基板の各々が、床面に形成さ
    れた陥没部に配置された可動支持手段により傾斜方向及
    び傾斜角度を互いに独立的に調整可能に支持され、 ゴルフボールを置くマットの基板を支持する可動支持手
    段及びゴルフ練習者が載るマットの基板を支持する可動
    支持手段のうち少なくとも一方が、互いに独立的に高さ
    調整可能に立設された所要数の支柱からなることを特徴
    とするゴルフ練習用施設。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 各支柱がそれぞれ独立的に制御されるアクチュエータに
    より上下移動されることを特徴とするゴルフ練習用施
    設。
  3. 【請求項3】 ゴルフボールを置くマットの基板及びゴ
    ルフ練習者が載るマットの基板の各々が、床面に形成さ
    れた陥没部に配置された可動支持手段により傾斜方向及
    び傾斜角度を互いに独立的に調整可能に支持され、 ゴルフボールを置くマットの基板を支持する可動支持手
    段及びゴルフ練習者が載るマットの基板を支持する可動
    支持手段のうち少なくとも一方が、前記基板の下面と前
    記陥没部の底面のうちの一方に固定された半球体及び前
    記基板の下面と前記底面のうちの他方に固定されて前記
    半球体に相対回転自在に嵌合される球体受けからなり、 前記半球体と球体受けとを任意の相対回転角度で係止す
    る係止手段を備えることを特徴とするゴルフ練習用施
    設。
JP3423696A 1996-01-30 1996-01-30 ゴルフ練習用施設 Withdrawn JPH09201440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3423696A JPH09201440A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 ゴルフ練習用施設

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100657549B1 (ko) * 2005-01-06 2006-12-13 인하대학교 산학협력단 골프 연습용 받침대
JP2008155275A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Kobe Steel Ltd 一体型クランク軸の鍛造装置

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KR100657549B1 (ko) * 2005-01-06 2006-12-13 인하대학교 산학협력단 골프 연습용 받침대
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