JP5413213B2 - ワイヤハーネス用のプロテクタ - Google Patents
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Description
本発明はワイヤハーネス用のプロテクタに関し、詳しくは、自動車に配索するワイヤハーネスの保護および経路規制用として設ける樹脂成形品からなるプロテクタにおいて、強度を維持しながら軽量化を図るものである。
従来、本出願人は、この種の強度を保持しながら軽量化を図るプロテクタとして、特開2006−25515号公報で図11(A)(B)に示すプロテクタ100を提供している。該プロテクタ100は、本体101の両側壁102の外面および蓋103の上面の平面部位に多数本の溝を設けて薄肉部102a、103aを設けている。
前記特許文献1のプロテクタでは、本体の両側壁102および蓋103の平面部位に薄肉部102a、103aを設け、言わば肉抜きすることで軽量化を図ることができるが、薄肉部102a、103aで部分的な強度低下は避けられない。
また、特許文献1の形状の本体101、蓋103を形成するための金型の形状が複雑になり、金型製作費が高くなる。特に、本体101の底壁の両端から立設する両側壁102の外面に薄肉部102aを設けるには、上下金型に対して左右方向に移動させるスライド型が必要となり、金型製作費が更に大幅に高くなる問題がある。
また、特許文献1の形状の本体101、蓋103を形成するための金型の形状が複雑になり、金型製作費が高くなる。特に、本体101の底壁の両端から立設する両側壁102の外面に薄肉部102aを設けるには、上下金型に対して左右方向に移動させるスライド型が必要となり、金型製作費が更に大幅に高くなる問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、強度を保持しながら軽量化ができ、かつ、スライド型が不要であると共に金型形状が比較的簡単で、金型製作費を抑制できるワイヤハーネス用のプロテクタを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索するワイヤハーネスを挿通する樹脂成形品からなるプロテクタであって、
ワイヤハーネス挿通空間を囲む底壁と幅方向両側の側壁を備え、
前記側壁の外面、該側壁の内面、前記底壁の外面、あるいは/および該底壁の内面に、長さ方向に間隔をあけて長さ方向と直交方向の谷状の窪みを設けて、長さ方向に山谷が交互に連続する波形状部を形成しており、前記側壁に設ける窪みは上下両端に達する高さ方向全長として、成形用上下金型で形成可能とし、前記窪みを設けずに平坦面とした場合と比較して重量を10〜20%低減していることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
ワイヤハーネス挿通空間を囲む底壁と幅方向両側の側壁を備え、
前記側壁の外面、該側壁の内面、前記底壁の外面、あるいは/および該底壁の内面に、長さ方向に間隔をあけて長さ方向と直交方向の谷状の窪みを設けて、長さ方向に山谷が交互に連続する波形状部を形成しており、前記側壁に設ける窪みは上下両端に達する高さ方向全長として、成形用上下金型で形成可能とし、前記窪みを設けずに平坦面とした場合と比較して重量を10〜20%低減していることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
本発明では、前記のように、上下金型を移動できる方向に窪みを設け、言い換えると、窪みは成形時にスライド型が不要な方向に設けている。このように、スライド型を不要とし、かつ、上下金型の形状も簡単にできるため金型製作費用を抑えることができる。また、窪みを設けて薄肉化を図りながら波形状としているため、側壁が平坦形状の場合よりも倒れにくくなる等、強度を向上させることができる。
前記両側の側壁あるいは/および底壁は、外面および内面の両方に平行に窪みを有し、前記側壁あるいは/および底壁の肉厚を前記窪みを設けていない肉厚の1/2〜1/3の範囲としていることが好ましい。
前記両側の側壁の外面と底壁の外面、あるいは/および側壁の内面と底壁の内面に前記窪みを設けて波形状とし、前記窪みは等ピッチとすると共に、側壁と底壁の窪みの位置は半ピッチずらせてもよい。
さらに、前記底壁と両側壁を備えた本体の上面開口を閉鎖する蓋を備え、該蓋の内面あるいは/および外面に長さ方向に間隔をあけて窪みを設けて波形状としてもよい。
即ち、蓋も波形状として薄肉化を図りながら強度保持も図っている。
即ち、蓋も波形状として薄肉化を図りながら強度保持も図っている。
前記本体の長さ方向両端および長さ方向の途中に設けられた電線出口部分、該本体と蓋とを連結するヒンジ形成部、該本体と蓋とを結合するロック形成部、車体固定用ブラケット突設部、コルゲートチューブ内嵌部、および本体と蓋の長さ方向の屈曲部分の頂点位置の部分に前記窪みを設けず、部分的に前記窪みを設けて波形状としてもよい。
本発明の金型で射出成形するプロテクタは、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂で成形していることが好ましい。
該本発明のプロテクタは、ワイヤハーネスを構成する電線群を底壁と両側壁を設けた本体に挿入した後に、テープ巻きで上面開口を閉鎖し、または、成形した蓋で上面開口を閉鎖して本体と蓋とをロック結合している。かつ、本体あるいは蓋に一体的に成形した車体係止用クリップまたはブラケットで車体に固定している。
該本発明のプロテクタは、ワイヤハーネスを構成する電線群を底壁と両側壁を設けた本体に挿入した後に、テープ巻きで上面開口を閉鎖し、または、成形した蓋で上面開口を閉鎖して本体と蓋とをロック結合している。かつ、本体あるいは蓋に一体的に成形した車体係止用クリップまたはブラケットで車体に固定している。
前記のように、本発明は、プロテクタの側壁あるいは/および底壁に窪みを設けて波形状とすることにより、軽量化と強度保持を図ることができる。かつ、窪み方向をスライド型が不要な方向としているため、金型製作費用を抑えることができ、比較的安価に製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に第一実施形態を示す。
第一実施形態のプロテクタ1は、底壁2と、該底壁2の幅方向の両端から立設する一対の側壁3(3A、3B)とからなり、底壁2と両側壁3で囲んだワイヤハーネス挿通空間Sに上面開口4からワイヤハーネスW/Hを構成する多数の電線Wが挿入されるプロテクタ本体5(以下、本体5と略称する)と、該本体5の上面開口4を閉鎖する蓋6とからなる。蓋6は本体5の一側壁3Aと薄肉ヒンジ部7で開閉自在に連結している。前記本体5と蓋6は図3に示す金型で一体成形した樹脂成形品からなる。
図1乃至図4に第一実施形態を示す。
第一実施形態のプロテクタ1は、底壁2と、該底壁2の幅方向の両端から立設する一対の側壁3(3A、3B)とからなり、底壁2と両側壁3で囲んだワイヤハーネス挿通空間Sに上面開口4からワイヤハーネスW/Hを構成する多数の電線Wが挿入されるプロテクタ本体5(以下、本体5と略称する)と、該本体5の上面開口4を閉鎖する蓋6とからなる。蓋6は本体5の一側壁3Aと薄肉ヒンジ部7で開閉自在に連結している。前記本体5と蓋6は図3に示す金型で一体成形した樹脂成形品からなる。
前記本体5の側壁3および底壁2の一部、蓋6の一部に薄肉化した波形状部10(10−1、10−2〜10−12)を設けている。
該波形状部10は長さ方向Lに間隔をあけて長さ方向と直交方向に谷状の窪み11、21を設けて、長さ方向に山谷が交互に連続する波形状としている。
該波形状部10は長さ方向Lに間隔をあけて長さ方向と直交方向に谷状の窪み11、21を設けて、長さ方向に山谷が交互に連続する波形状としている。
前記蓋6と薄肉ヒンジ部7を介して連結した本体5の一方の側壁3Aには、薄肉ヒンジ部7と連続した部分を除く部分に前記波形状部10−1〜10−3を設けている。
本体5の他方の側壁3Bと蓋6の他端側にはロック結合部8A、8Bを設けており、側壁3Bにはロック結合部8Aを設けていない部分に前記波形状部10−4〜10−6を設けている。該側壁3A、3Bに設ける波形状部10−1〜10−6は側壁の内外面に窪み11を設けている。
本体5の他方の側壁3Bと蓋6の他端側にはロック結合部8A、8Bを設けており、側壁3Bにはロック結合部8Aを設けていない部分に前記波形状部10−4〜10−6を設けている。該側壁3A、3Bに設ける波形状部10−1〜10−6は側壁の内外面に窪み11を設けている。
さらに、本体5の底壁2の内面に窪み21を設けて波形状部10−7を設けるとともに、蓋6の内面にも窪み21を設けて波形状部10−8、10−9を設けている。
さらに、本体5の長さ方向の一端側には屈曲部5aを設け、該屈曲部5aにも分離蓋16を薄肉ヒンジ部7で連結している。この屈曲部5aの底壁2の出口両端にはコルゲートチューブ嵌合突起5b、5cを設けているため、屈曲部5aの底壁中央部及び分離蓋16の上壁に薄肉化した波形状部10−10〜10−12を設けている。
前記本体5の側壁3A、3Bに設けた波形状部10は、図2に示すように、内面3iと外面3oの両方に、底壁2と接する下端から上面開口4側の上端まで上下高さ方向Hに延在し、長さ方向Lと直交方向の窪み11を長さ方向Lに一定ピッチで設け、側壁3A、3Bが部分的に長さ方向Lに山谷が繰り返し形成される波形状部としている。
該波形状部の肉厚t1は窪み11を設けずに内外面を平坦面としている部分の肉厚t2の約35%とし、重量を減少させている。即ち、本実施形態では、t1は0.7mm、t2は2mmとしている。
該波形状部の肉厚t1は窪み11を設けずに内外面を平坦面としている部分の肉厚t2の約35%とし、重量を減少させている。即ち、本実施形態では、t1は0.7mm、t2は2mmとしている。
本体5の底壁2および蓋6、分離蓋16にはそれぞれ内面にのみ窪み21を設けて波形状部10−7〜10−12とし、外面は平坦面としている。
プロテクタ1は前記波形状部10−1〜10−12を設けることにより、該波形状部10を設けない場合と比較して、全体重量を10〜20%程度減少している。
前記形状としたプロテクタ1は、図3に示す下型20と上型23(左右方向に配置すると右型20と左型23)とからなる上下一対の成形金型で成形することができる。
即ち、側壁3の内外面に形成する波形状は、下型20と上型23のキャビテイを挟む対向内面に波形状部20a、23aを設け、下型20に対して昇降する上型23の上下移動方向の全長を窪み11を形成する波形状としているため、上型23と直交方向に作動させるスライド型を不要にできる。また、底壁2の内面および蓋6および分離蓋16の内面に形成する波形状部は上型23の下面に波形状部23bを設ければ形成できる。
即ち、側壁3の内外面に形成する波形状は、下型20と上型23のキャビテイを挟む対向内面に波形状部20a、23aを設け、下型20に対して昇降する上型23の上下移動方向の全長を窪み11を形成する波形状としているため、上型23と直交方向に作動させるスライド型を不要にできる。また、底壁2の内面および蓋6および分離蓋16の内面に形成する波形状部は上型23の下面に波形状部23bを設ければ形成できる。
前記形状からなるプロテクタ1には、図4に示すように、本体5のワイヤハーネス挿通空間Sに多数の電線Wを挿入した後に蓋6および分離蓋16を回転して閉じ、本体5とロック結合する。その際、ロック結合部8A、8Bを設けた部分には薄肉化した波形状部を設けず、平坦面にロック結合部8A、8Bを設けているために、ロック結合を容易確実に行うことができる。
また、本体5の屈曲部5aにコルゲートチューブCTで外装した電線を通し、コルゲートチューブCTの端部を本体5と分離蓋16とに内嵌するが、当該部分にも波形状部を設けていないため、嵌合を容易に行うことができる。
また、本体5の屈曲部5aにコルゲートチューブCTで外装した電線を通し、コルゲートチューブCTの端部を本体5と分離蓋16とに内嵌するが、当該部分にも波形状部を設けていないため、嵌合を容易に行うことができる。
前記のように本体5の側壁3、底壁2、蓋6および分離蓋16に窪み11、21を設けて、薄肉化した波形状部10−1〜10−12を設けているため、前記のようにプロテクタ1の全体重量を10〜20%減少でき、省エネ化に寄与できる。単に薄肉化しているのではなく、波形状としていることで、平坦としている場合よりも補強でき、本体5の側壁3の場合には、内外方向へ倒れにくくできる。
さらに、図3に示すように、スライド型を不要にでき上下一対の金型で成形できるため金型製作費の低減を図ることができる。かつ、肉厚低減により使用する樹脂量を低減でき、この点でもコスト削減を図ることができる。
さらに、図3に示すように、スライド型を不要にでき上下一対の金型で成形できるため金型製作費の低減を図ることができる。かつ、肉厚低減により使用する樹脂量を低減でき、この点でもコスト削減を図ることができる。
図5(A)(B)に第一変形例を示す。
第一変形例では本体5の側壁3Aと3Bの内面3iのみ窪み11を設けて波形状部10としている。側壁3の外面3oは平坦面としている。また、底壁の外面には窪み21を設けていない。
第一変形例では本体5の側壁3Aと3Bの内面3iのみ窪み11を設けて波形状部10としている。側壁3の外面3oは平坦面としている。また、底壁の外面には窪み21を設けていない。
図6(A)(B)に第二変形例を示す。
第二変形例では本体5の側壁3Aと3Bの外面3oのみ窪み11を設けて波形状部10としている。側壁3の内面3iは平坦面としている。また、底壁には窪み21を設けていない。
第二変形例では本体5の側壁3Aと3Bの外面3oのみ窪み11を設けて波形状部10としている。側壁3の内面3iは平坦面としている。また、底壁には窪み21を設けていない。
図7(A)(B)に第三変形例を示す。
第三変形例では側壁3Aと3Bには窪み11を設けず、底壁2の内外面2i、2oに窪み21を設けて波形状部10としている。
第三変形例では側壁3Aと3Bには窪み11を設けず、底壁2の内外面2i、2oに窪み21を設けて波形状部10としている。
図8(A)(B)に第四変形例を示す。
第四変形例では蓋6の上壁の内外面6i、6oに窪み21を設け、波形状部10を設けている。底壁2の内外面2i、2oに窪み21を設けて波形状部10としている。
第四変形例では蓋6の上壁の内外面6i、6oに窪み21を設け、波形状部10を設けている。底壁2の内外面2i、2oに窪み21を設けて波形状部10としている。
図9(A)(B)に第五変形例を示す。
側壁3Aの外面3oに外方へ突出する窪み11Aと内面3iに内方へ突出する窪み11Bとを長さ方向に大きな間隔をあけて設け、波形状部10を大きなピッチとしている。
側壁3Aの外面3oに外方へ突出する窪み11Aと内面3iに内方へ突出する窪み11Bとを長さ方向に大きな間隔をあけて設け、波形状部10を大きなピッチとしている。
図10に示す第六変形例では、側壁3A、3Bの内面に窪み11を設けるとともに、底壁2の内面にも窪み21を設けている。前記窪み11、21のピッチは等ピッチとしているが、側壁3の窪み11と底壁2の窪み21と半ピッチずらせている。
図5〜10に示すいずれの変形例の形状としても、窪みを設けて薄肉化した波形状部を設けていることにより、重量の低減を図ることができると共に、波形状としていることで平坦とした場合より補強でき、薄肉化による強度低下を防止できる。
本発明のプロテクタは前記実施形態および変形例に限定されず、本体と蓋は別体でもよく、また、蓋が無く、本体に電線を挿通させた後にテープ巻きして電線群が飛び出さないようにしてもよい。
また、本体の両側の側壁に設ける窪みは金型の移動方向に延在する窪みとする必要があるが、底壁に設ける窪みは前記実施形態のように、側壁の窪みと同様に長さ方向と直交方向の窪みとすることが好ましいが、スライド型が不要であれば長さ方向の窪みとすることも可能である。
また、本体の両側の側壁に設ける窪みは金型の移動方向に延在する窪みとする必要があるが、底壁に設ける窪みは前記実施形態のように、側壁の窪みと同様に長さ方向と直交方向の窪みとすることが好ましいが、スライド型が不要であれば長さ方向の窪みとすることも可能である。
1 プロテクタ
2 底壁
3(3A、3B) 側壁
3i 内面
3o 外面
4 上面開口
5 本体
6 蓋
10(10−1〜10−12) 波形状部
11、21 窪み
2 底壁
3(3A、3B) 側壁
3i 内面
3o 外面
4 上面開口
5 本体
6 蓋
10(10−1〜10−12) 波形状部
11、21 窪み
Claims (4)
- 車両に配索するワイヤハーネスを挿通する樹脂成形品からなるプロテクタであって、
ワイヤハーネス挿通空間を囲む底壁と幅方向両側の側壁を備え、
前記側壁の外面、該側壁の内面、前記底壁の外面、あるいは/および該底壁の内面に、長さ方向に間隔をあけて長さ方向と直交方向の谷状の窪みを設けて、長さ方向に山谷が交互に連続する波形状部を形成し、前記側壁に設ける窪みは上下両端に達する高さ方向全長として、成形用上下金型で形成可能とし、前記窪みを設けずに平坦面とした場合と比較して重量を10〜20%低減していることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタ。 - 前記両側の側壁あるいは/および底壁は、外面および内面の両方に窪みを設けて波形状部とし、前記側壁あるいは/および底壁の肉厚を前記窪みを設けていない肉厚の1/2〜1/3としている請求項1に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
- 前記底壁と両側壁を備えた本体の上面開口を閉鎖する蓋を備え、該蓋の内面あるいは/および外面に長さ方向に間隔をあけて窪みを設けて波形状部を形成している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
- 前記底壁と両側壁を備えた本体の長さ方向両端および長さ方向の途中に設けられた電線出口部分、前記本体と蓋とを連結するヒンジ形成部、前記本体と蓋とを結合するロック形成部、車体固定用ブラケット突設部、コルゲートチューブ内嵌部、および前記本体と蓋の長さ方向の屈曲部分の頂点位置の部分に前記窪みを設けていない請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
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