JP5413088B2 - 電話番号検索システムおよび方法 - Google Patents
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Description
従来、このような電話番号検索技術として、相手先電話番号を検索する際、日本語変換機能を利用してダイヤル操作により相手先名前の漢字または仮名を、1文字ずつ入力するごとに候補となる相手先の名前を表示するものが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
また部署、会議室、応接室など、同種の部署や部屋が並設されている場合、部署や部屋の番号の順に内線電話番号が付与されている場合が多く、内線電話番号の上位桁がある程度予想できるものの、例えば、「第1東京営業課」や「東京第1営業課」など、当該部署や部屋の正確な名前が分からずに、電話帳で検索できない場合や検索を繰り返し行う必要がある場合もある。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話番号検索システムについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話番号検索システムの構成を示すブロック図である。
電話端末10には、主な機能部として、電話機能部11、履歴処理部12、検索要求部13、および検索結果表示部14が設けられている。
電話機能部11は、発信時に呼制御装置30や相手先電話端末との間で各種呼制御メッセージをやり取りすることにより、相手先電話端末との間で音声通話を確立し、終話時に相手先電話端末との間で各種呼制御メッセージをやり取りすることにより、相手先電話端末との間の音声通話を切断する機能を有している。この電話機能部11については、例えばSIP(Session Initiation Protocol)やITU−T標準H.323など、公知の呼制御技術を用いればよい。
図2は、発信履歴情報の構成例である。ここでは、相手先電話番号と当該相手先電話番号の発信回数とが組として登録されている。
検索結果表示部14は、検索要求部13から送信した検索要求に応じて、電話帳管理装置20から受信した検索結果に含まれる相手先電話番号の相手先名前を、履歴処理部12で記憶部に保存した発信履歴情報から得たそれぞれの相手先電話番号の発信回数の多い順に、当該電話端末10の画面表示部で表示する機能を有している。
電話端末10と電話帳管理装置20との間やり取りされる検索要求や検索結果については、例えばHTTPなど、公知の通信プロトコルを利用してやり取りすればよい。
また、電話端末10には、これら機能部のほか、一般的なIP電話端末が持つ各種機能部が設けられている。これら機能部としては、ダイヤルボタン・カーソルボタン・検索ボタンなどの操作入力部、マイク、スピーカ、LCDなどの画面表示部、通信インターフェース部、記憶部などがある。
電話帳管理装置20は、全体としてサーバ装置などの情報処理装置からなり、主な機能部として、検索処理部21と電話帳データベース(以下、電話帳DBという)22が設けられている。
検索処理部21は、電話端末10からの検索要求に応じて、当該検索要求に含まれている検索キー情報に該当する相手先電話番号を電話帳DB22から検索する機能と、得られた相手先電話番号のうち当該検索優先度の高いものから順に指定数だけ選択する機能と、選択した相手先電話番号と当該相手先名前とを検索結果として当該電話端末10へ送信する機能とを有している。
図3は、電話帳DBの構成例である。ここでは、相手先電話番号、当該相手先電話番号の相手先名前、および当該相手先電話番号の検索優先度が組として登録されている。この電話帳DB22で記憶する相手先電話番号と相手先名前は、利用者による登録操作に応じて電話端末10から送信された登録要求に基づき登録される。また、検索優先度は、電話端末10のうちの1つである管理者用の電話端末10、あるいは管理用のPC端末から、予め登録されている。電話帳DB22には、これら相手先電話番号ごとに、相手先名前や検索優先度のほか、例えば相手先会社名や部署など、相手先に関する情報を登録してもよい。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる電話番号検索システムの動作について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる電話番号検索システムの動作を示すシーケンス図である。ここでは、「Eさん」の電話端末10により、先頭に内線ダイヤル番号「20」を含む電話番号検索操作が行われた場合を例として説明する。
図3の例では、検索キー情報「20」が先頭に位置する相手先電話番号として「2001」,「2002」,「2003」,「2004」,「2005」,「2010」の合わせて6件が、電話帳DB22から検索される。
図5は、検索結果の構成例である。ここでは、ステップ104で検索された「2001」,「2002」,「2003」,「2004」,「2005」,「2010」のうちから、発信回数の多い4件の相手先電話番号「2001」,「2002」,「2003」,「2004」が選択されている。
図6は、検索結果の画面表示例である。図2のような発信履歴情報が電話端末10の記憶部に登録されている場合、「2001」,「2002」,「2003」,「2004」の発信回数「23」,「5」,「16」,「9」の多い順序で並び替えが行われ、「2001」,「2003」,「2004」,「2002」の順に画面表示されている。
このように、本実施の形態によれば、電話端末10により、操作入力された1桁以上の電話番号からなる検索キー情報を含む検索要求が電話帳管理装置20へ送信され、電話帳管理装置20により、この検索要求に応じて、当該検索要求に含まれている検索キー情報に該当する相手先電話番号が電話帳DB22から検索されて、得られた相手先電話番号のうち当該検索優先度の高いものから順に指定数だけ選択され、選択した相手先電話番号と当該相手先名前とが検索結果として当該電話端末10へ送信され、電話端末10により、この検索結果に含まれる相手先電話番号の相手先名前が、当該電話端末10で画面表示される。
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話番号検索システムについて説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる電話番号検索システムの構成を示すブロック図である。
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる電話番号検索システムの動作について説明する。図9は、第2の実施の形態にかかる電話番号検索システムの動作を示すシーケンス図である。ここでは、「Eさん」の電話端末10により、先頭に外線ダイヤル番号「03」を含む電話番号検索操作が行われた場合を例として説明する。
図8の例では、検索キー情報「03」が先頭に位置する相手先電話番号として「0300012222」と「0300013333」の合わせて2件が、電話帳DB22から検索される。
図10は、検索結果の構成例である。ここでは、ステップ215で検索された「0300012222」と「0300013333」の両方が選択され、端末ID「2005」の発信回数の多い順、すなわち「0300013333」と「0300012222」の順に表示順序が決定される。
図11は、検索結果の画面表示例である。ここでは、図10に示す検索結果で指定された表示順序で、「0300013333」と「0300012222」の順に画面表示されている。
このように、本実施の形態によれば、電話端末10により、操作入力された1桁以上の電話番号からなる検索キー情報を含む検索要求が電話帳管理装置20へ送信され、電話帳管理装置20により、この検索要求に応じて、当該検索要求に含まれている検索キー情報に該当する相手先電話番号が電話帳DB22から検索されて、得られた相手先電話番号のうち当該電話端末の発信回数の多いものから順に指定数だけ選択され、これら相手先電話番号と当該相手先名前と当該発信回数の多い順に基づく表示順序とが検索結果として当該電話端末10へ送信され、電話端末10により、この検索結果に含まれる相手先電話番号の相手先名前が、当該検索結果で指定された表示順序で、当該電話端末10で画面表示される。
また、電話端末10で発信回数を発信履歴情報として保存する必要がなくなるため、電話端末10での処理負担だけでなく、発信履歴情報の保存に必要となる記憶容量を削減することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
第1の方法としては、他のダイヤル番号と同様に特別な処理を行うことなく、検索結果を表示する方法がある。第2の方法としては、電話端末10の検索結果表示部14で、電話帳管理装置20で得られた検索結果に含まれている自己のダイヤル番号を削除して表示する方法がある。第3の方法としては、電話帳管理装置20の検索処理部21において、得られた検索結果に含まれている検索要求元電話端末10のダイヤル番号を削除して検索要求元電話端末10へ通知する方法がある。この際、検索処理部21は、電話端末10からの検索要求に含まれている、当該電話端末10の端末アドレスや端末IDにより、当該電話端末10のダイヤル番号を特定すればよい。
Claims (2)
- 通信網を介して接続された電話端末と電話帳管理装置とを含み、
前記電話端末は、
操作入力された1桁以上の電話番号からなる検索キー情報を含む検索要求を前記電話帳管理装置へ送信する検索要求部と、
前記検索要求に応じて当該電話帳管理装置から受信した検索結果に含まれる相手先電話番号の相手先名前を、当該電話端末で画面表示する検索結果表示部と
を備え、
前記電話帳管理装置は、
相手先電話番号ごとに、当該相手先名前と当該相手先電話番号の検索優先度とを記憶する電話帳データベースと、
前記電話端末からの検索要求に応じて、当該検索要求に含まれている検索キー情報に該当する相手先電話番号を前記電話帳データベースから検索し、得られた相手先電話番号のうち当該検索優先度の高いものから順に指定数だけ選択し、選択した相手先電話番号と当該相手先名前とを前記検索結果として当該電話端末へ送信する検索処理部と
を備え、
前記電話端末は、当該電話端末から発信した相手先電話番号ごとに当該相手先電話番号へ発信した発信回数を計数し、発信履歴情報として記憶部へ保存する履歴処理部をさらに備え、
前記検索結果表示部は、前記相手先名前を表示する際、前記発信履歴情報から得たそれぞれの相手先電話番号の発信回数の多い順に表示する
ことを特徴とする電話番号検索システム。 - 電話端末の検索要求部が、操作入力された1桁以上の電話番号からなる検索キー情報を含む検索要求を電話帳管理装置へ送信する検索要求ステップと、
前記電話帳管理装置の電話帳データベースが、相手先電話番号ごとに、当該相手先名前と当該相手先電話番号の検索優先度とを記憶する記憶ステップと、
前記電話帳管理装置の検索処理部が、前記電話端末からの検索要求に応じて、当該検索要求に含まれている検索キー情報に該当する相手先電話番号を前記電話帳データベースから検索し、得られた相手先電話番号のうち当該検索優先度の高いものから順に指定数だけ選択し、選択した相手先電話番号と当該相手先名前とを検索結果として当該電話端末へ送信する検索処理ステップと、
前記電話端末の検索結果表示部が、前記検索要求に応じて当該電話帳管理装置から受信した前記検索結果に含まれる相手先電話番号の相手先名前を、当該電話端末で画面表示する検索結果表示ステップと、
電話端末の履歴処理部が、当該電話端末から発信した相手先電話番号ごとに当該相手先電話番号へ発信した発信回数を計数し、発信履歴情報として記憶部へ保存する履歴処理ステップと
を備え、
前記検索結果表示ステップは、前記相手先名前を表示する際、前記発信履歴情報から得たそれぞれの相手先電話番号の発信回数の多い順に表示する
ことを特徴とする電話番号検索方法。
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