JP5410517B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用タイヤに関する。特に、本発明は、「二重目的」自動二輪車、すなわち、あらゆるタイプの路面において優れており、高性能、快適性および市街地用途および/またはオフロード用途に適した多用途性を提供することができる最新世代のスポーツ用自動二輪車の前輪および/または後輪に取り付けることを意図したタイヤに関する。
こうした自動二輪車は、大きいエンジン排気量(例えば、1000〜1250cm以上)および/または高出力(例えば、140〜150hp以上)を有する。
最近、二重目的用途の自動二輪車を市場に売り出す傾向が出てきており、この二重目的用途の自動二輪車は、エンジン排気量および/または出力が次第に大きくなってきている。実際、例えば、1100cmのエンジン排気量および150hpの出力を有するタイプの自動二輪車が市場に既に存在している。
このような自動二輪車の車輪に取り付けられるタイヤは、例えば、直線道路部分および/またはカーブ周辺を走行しているときの高性能特性を実現できるように、最適なロードホールディング性、安定性と同時に、十分な制動動作を確実にする、非常に高度な多用途性を保証しなければならない。
こうしたタイヤは、快適性も確保し、郊外の道路および高速道路を長距離走行できなければならず、さらにカーブの多い山道沿いおよび/またはクロスカントリーの地形を走行するためのトラクションおよびグリップを提供しなければならない。
上記の特徴の全てを得るのは特に困難であると思われるが、その一つの理由は、特にこのような多様な走行条件に対処できなければならない自動二輪車用タイヤの場合、こうした特徴同士の性質が対立するためである。
米国特許第4,364,426号には、トレッドにわたってほぼ対角線上に延在する複数の第1の周方向に間隔を空けて配置された溝によって画定された複数の間隔を空けて配置されたブロックが設けられたトレッドを有する自動二輪車用タイヤが記載されている。第1の溝は、トレッドの中央からの水の流路となり、トレッドの一方の側から他方の側へと連続的に延在する。各第1の溝は、さらに、ほぼ周方向に延在する中間部分を有する。2つの隣接する第1の溝の中間部分は、第1の隣接する溝によって画定されたブロックによって間隔を空けられている。
特開昭61−092903号には、タイヤの周方向に配置された複数のブロックをトレッドバンドに設けることによって接触の均一性を確保するように設計された「エンデューロオン・オフ走行用」自動二輪車用タイヤが記載されている。ブロックの少なくとも1つの側の上縁部は、トレッドの中央部分の輪郭線から外側に突出して、トレッドバンドの両方の側縁部に沿って位置決めされるように設計される。
本出願人は、実際には、例えば、走行キロメートル数および音のうるささ(noisiness)/振動の点でタイヤ性能にある程度の悪影響を与えることなく、クロスカントリーの地形においてタイヤの最適なトラクションを確保することは、できないことに気付いた。
同時に、本出願人は、滑りやすい、砂だらけのおよび/またはぬかるんだ地形におけるトラクション、制御性および操縦性の点でタイヤ性能に何らかの悪影響を与えることなく、道路を走行するタイヤの最適な性能を確保することは、できないことに気付いた。
本出願人は、オフロードで使用する際のタイヤのキャンバ角が小さくなる一方、道路で使用する際のタイヤのキャンバ角は大きくなる傾向があることにも気付いた。
本出願人は、道路およびオフロード両用に設計された「二重目的」自動二輪車用のタイヤの場合、トレッドの中央領域が主にトラクションおよび排水を提供するように設計され得る一方、トレッドバンドの最外領域は主に、特に、道路走行中に、カーブを出て加速するときおよび制動するときの横安定性、グリップおよび制御性を提供するように設計され得ると気づいた。
本出願人は、上記の部分的に対立する要件を満たすために、トレッドバンドの中央領域のみにおいて周方向に延在するブロックを備えたトレッドパターンを開発した。このトレッドバンドの中央領域では、粗い表面またはでこぼこの表面におけるトラクションおよび初期加速ならびに濡れた表面における排水の点でタイヤの所望の性能特性を得るために、ブロックが存在するのが特に好都合であることが分かっている。
同時に、周方向に連続し、かつ溝のないトレッドバンドの軸方向外側部分の存在は、道路走行中の十分なグリップおよび安定性を確保するのに役立つ。
したがって、第1の態様によれば、本発明は、中央領域(L)と2つのショルダー領域とに分けられるトレッドバンドを含む自動二輪車用タイヤに関し;前記中央領域(L)は、トレッドバンドの横方向の伸張(lateral extension)の60%以下の幅にわたって、前記タイヤの赤道面(X−X)の両側において対称に延在し;
前記中央領域(L)は、タイヤの円周の伸張方向に繰り返し反復された少なくとも1つの第1のモジュールを有し、このモジュールは:
赤道面(X−X)に対して傾斜した少なくとも2つの縦溝と;
少なくとも1つのブロックを画定するように前記2つの縦溝と交差する少なくとも2つのほぼ横方向の溝とを含み;
前記中央領域(L)は、ショルダー部分の固体/空隙比より高い固体/空隙比を有し;
前記トレッドパターンは、前記ショルダー部分の軸方向外側部分に位置する少なくとも1つの周方向に連続したリブを有する。
本明細書の残りの部分および以下の特許請求の範囲において、用語「ブロック」は、軸方向および周方向の両方がトレッドの溝の連続部分またはトレッドの縁部によって画定されたトレッドバンド部分を示すものと理解され、ブロックは、2つの最大寸法、すなわち、互いに垂直な横寸法および縦寸法を有し、そのうちの一方は、タイヤのコードの幅Cの少なくとも50%未満である。
この定義は、ブロックを画定する凹部または溝部分が途切れ部分、すなわち、深さがかなり減少した部分(通常、当該部分または溝の伸張の30%以下の伸張を有する「ブリッジ」として知られている)を有する場合も含む。
本発明の趣旨では、「固体/空隙比」は、タイヤのトレッドバンドの所与の部分の溝の表面積全体(または場合によってはトレッドバンド全体)と、所与のトレッドバンド部分の表面積全体(または場合によってはトレッドバンド全体)との比率を意味するものと理解される。
本明細書の残りの部分および以下の特許請求の範囲において、用語「軸方向の」および「軸方向に」を用いて、タイヤの赤道面にほぼ垂直な方向、すなわち、タイヤの回転軸にほぼ平行な方向を示す。用語「周方向の」および「周方向に」を用いて、タイヤの環状の伸張に沿った、タイヤの赤道面にほぼ平行な方向を示す。
本明細書の残りの部分および以下の特許請求の範囲において、さらに、表現「タイヤの痕跡領域(tyre imprint area)」は、トレッドバンドの周囲面における、路面に接触している部分を意味するものと理解される。
さらに、本明細書の残りの部分および以下の特許請求の範囲において、角度および/または線形量(linear quantities)(距離、幅、長さなど)および/または表面の測定は、トレッドパターンの配置に言及しているものと理解される。
さらに、タイヤの赤道面に対してトレッドバンドに形成された溝および/または凹部の角形成(angulation)を参照すると、この角形成は、溝および/または凹部の各ポイントについて、赤道面から、このポイントを通る溝および/または凹部に対する接線方向へと行われる回転によって形成される角度(0°〜180°の範囲である)に言及しているものと理解されるべきである。
1つまたは複数の好ましい態様では、本発明は、以下に示される特有の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。
好ましくは、各ショルダー部分は、0.19未満の固体/空隙比を有する。
別の態様によれば、軸方向外側の周方向リブは、トレッドバンドの幅の少なくとも0.02%にわたって軸方向に延在する。
本出願人は、ショルダー部分の低い固体/空隙比を有するこのような周方向に連続したリブが、最大キャンバ角でカーブ周辺の道路を走行中のタイヤと地面との間の接触領域の表面積を大幅に増大させ、同時にトレッドバンドのこの領域の横方向の移動性を抑えるという見解を有する。
地面と接触する領域の表面積の増大および横方向の剛性の増大は、特にカーブ周辺の道路走行中の自動二輪車のグリップおよび/またはカーブを出て加速するときの牽引トルクの地面への効果的な伝達を大幅に向上させ得る。
さらなる実施形態によれば、トレッドバンドは、周方向において前記モジュールの少なくとも1つの端部を画定する、トレッドバンドの幅全体にわたって延在する少なくとも1つのほぼ横方向の連続部分も有し得る。
好ましくは、モジュールは、縦溝とともにさらなるブロックを画定するさらなる横溝を含み得る。
このようにして、赤道面の近くの、中央領域におけるトレッドバンドのグリップ効果が向上される。
別の実施形態によれば、第1の横溝は、トレッドの幅の少なくとも50%にわたって軸方向に延在し得る。
さらなる実施形態によれば、横溝は、折れ線に沿って(along broken lines)配置され得る。このように、トレッドバンドのグリップ面が増大される。
好都合には、横溝は、2つの第1の縦溝間に頂点を形成するように折れ線に沿って配置され得る。
頂点の存在は、特に軟らかい地面におけるオフロードで使用する際に、タイヤの中央領域におけるグリップ効果が生じるのを助ける。
上記の効果を強調するために、好ましくは、全ての横溝が、2つの第1の縦溝間に頂点を形成するように折れ線に沿って配置され得る。
トレッドバンドの中央領域の角隅部に通常影響を与える不均一な摩耗の現象を低減するために、頂点は全て、赤道面X−Xに対して間隔を空けて配置され得る。
好都合には、頂点は全て、同じ周方向に向けられる。
さらなる実施形態によれば、同じモジュールの頂点は、赤道面(X−X)に対して、周方向に連続した幾何学形状のモジュールの頂点に軸方向反対側に位置する。
さらなる実施形態によれば、横溝は、3mm以上の深さを有する。
好都合には、横溝は、8mm以下の深さを有する。
別の実施形態によれば、横溝は、トレッドバンドの軸方向外側縁部に向かう方向に減少する可変の深さを有する。
別の実施形態によれば、横溝は、2mm以上の幅を有する。
好都合には、横溝は、12mm以下の幅を有する。
別の実施形態によれば、横溝は、その伸張に沿って可変の幅を有し、トレッドバンドの軸方向外側縁部の近くで断面が狭くなっている。
別の実施形態によれば、2つの第1の縦溝は、トレッドバンドの周方向の伸張の少なくとも6%に等しい縦方向の伸張および赤道面X−Xに対して15°以下の傾きを有し得る。
第1の縦溝のこのような分布および伸張は、タイヤの排水効果を高めるが、その理由は、トレッドの中央部分において水が除去され、流され、トレッドバンドの軸方向外側縁部の近くへと次々と運ばれ、そこで排出されるためである。
好都合には、2つの縦溝は、赤道面X−Xに対して異なる傾きを有し得る。
別の実施形態によれば、2つの第1の縦溝の一方は、残りの縦溝を超える縦方向の伸張を有する。
好都合には、第1の縦溝は、4mm以上かつ10mm以下の深さを有し得る。
別の実施形態によれば、第1の縦溝は、3.5mm以上の幅を有し得る。
好都合には、第1の縦溝は、11mm以下の幅を有し得る。
別の実施形態によれば、第1の縦溝の少なくとも1つは、その伸張に沿って可変の幅を有し得、全ての他の因子が等しいものとして、タイヤの回転の向きに適切に指向されている場合の縦溝の幅の変動は、タイヤの排水効率を高める。
特にカーブ周辺の排水能力を高めるために、トレッドバンドは、第1の縦溝に関して外側の、赤道面X−Xとトレッドバンドの軸方向外側縁部との間の中間領域に位置する少なくとも1つの第2のほぼ縦方向の溝を含み得る。
好都合には、第2のほぼ縦方向の溝は、赤道面X−Xに対して15°未満の傾きを有し得る。
別の実施形態によれば、幾何学形状の各モジュールは、赤道面X−Xに対して周方向に連続した幾何学形状のモジュールと対称である。
さらなる実施形態によれば、さらなるほぼ横方向の溝が、2つの周方向に連続したモジュール間に設けられ得る。
好都合には、ほぼ横方向の溝は、赤道面X−Xからトレッドバンドの軸方向外側縁部に向かって、赤道面X−Xに対して傾きの増大する2つの部分を形成するように、折れ線に沿って配置される。
このような溝が、トレッドバンドのグリップ面を増大させ、タイヤにトラクションを与える一方、その特定の傾きが排水を促す。
本発明のさらなる特有の特徴および利点は、本発明に係る、強化構造を備えた自動二輪車用タイヤの好ましいが限定されない実施形態の詳細な説明からより明らかになるであろう。
この説明は、あくまでも限定されない例として示される添付の図面を参照して以下に示される。
本発明に係る自動二輪車用タイヤの回転軸に対して半径方向の面に沿った半径方向断面図である。 本発明に係るタイヤ、特に、自動二輪車の後輪に取り付けられるタイヤに適用されるトレッドパターンの第1の例の円周の一部を示す。 図2に示されるトレッドパターンの円周の一部の拡大断面図を示す。
前記図を参照すると、100は全体的に、本発明に係る自動二輪車用タイヤを示す。
自動二輪車用タイヤ100は、少なくとも1つのカーカスプライ3によって形成されたカーカス構造2を含む。カーカスプライ3は、エラストマー材料製であり、互いに平行に配置された複数の補強要素を含む。
カーカスプライ3は、その両側の周縁部によって、少なくとも1つの環状の補強構造9と係合される。
特に、カーカスプライ3の両側の縁部3aは、「ビードワイヤ」と呼ばれる環状の補強構造の周りに折り曲げられる。
先細のエラストマー充填要素5が、ビードワイヤ4の軸方向外側周縁部に取り付けられ、カーカスプライ3と、カーカスプライ3の対応する、折り曲げられた側縁部との間に画定された空間を占める。
公知であるように、ビードワイヤ4と充填要素5とを含むタイヤ領域は、タイヤを対応する取り付けリム(図示せず)に固定するように意図されたいわゆるビードを形成する。
カーカスプライ3に含まれる補強要素は、ベース糸が0.35mm〜1.5mmの直径を有する、例えば、ナイロン、レーヨン、PET、PENで作製されたタイヤカーカスの製造に通常用いられるものから選択される繊維コードを含むのが好ましい。
代替的な実施形態(図示せず)では、カーカスプライの両側の縁部は、折り曲げられずに、2つの環状インサートが設けられた特定の環状の補強構造9と結合される。エラストマー材料製の充填要素が、第1の環状インサートに対して軸方向外側の位置に配置され得る。第2の環状インサートは、その代わりに、カーカスプライの端部に対して軸方向外側の位置に配置される。最後に、環状の補強構造の設計を完成させるさらなる充填要素が、前記第2の環状インサートに対して軸方向外側の位置に、必ずしも第2の環状インサートと接触させずに設けられ得る。
ベルト構造6が、カーカス構造2上に半径方向外側の位置に周方向に取り付けられ、その上に周方向に配置されたトレッドバンド8を有し、トレッドバンド8には、タイヤの加硫と同時に行われる成形作業の後、縦方向および/または横方向の凹部が通常、所望のトレッドパターンを画定するように形成され、配置される。
タイヤ100は、前記カーカス構造2の両側に側方向に施された1対の側壁も含み得る。
タイヤ100は、以下に定義されるように高い横方向曲率およびより低くされた側壁を特徴とする断面を有する。
特に、タイヤ100は、トレッドバンドの上部と、タイヤのビードを通る基準線rによって画定される嵌合径(fitting diameter)との間で、赤道面に沿って測定される断面高さHを有する。
タイヤ100は、トレッドの側方向の両端Eの間の距離によって画定される幅C、ならびにタイヤの赤道面に沿って測定されるトレッドバンドの端部Eを通る線からのトレッドの上部の距離fと上記の幅Cとの比率の特定の値によって画定される曲率も有する。トレッドの端部Eは、角隅部として形成され得る。
本明細書および以下の特許請求の範囲において、「高い曲率のタイヤ」は、f/C≧0.2、好ましくはf/C≧0.28、例えば0.40の曲率を有するタイヤを意味するものと理解される。この曲率f/Cは、いずれの場合も、≦0.8、好ましくはf/C≦0.5である。
側壁に関して、本発明は、好ましくは、特に低い側壁を有するタイヤ(図1)に適用できる。言い換えると、本明細書における「低いまたはより低くされた側壁を有するタイヤ」は、高さ/側壁比(H−f)/Hが0.7未満、より好ましくは0.5未満、例えば、0.38であるタイヤを意味するものと理解される。
カーカス構造2は、通常、タイヤを膨らませるとタイヤ自体の気密封止を確保できる気密のエラストマー材料の層から本質的になるシーリング層またはいわゆる「ライナー」で内側壁が裏打ちされる。
好ましくは、ベルト構造6は、軸方向に互いに並んで配置され、かつ、タイヤの赤道面X−Xに対して0にほぼ等しい角度(通常、0°〜5°)でらせん状に巻かれたゴムコードまたはいくつかのゴムコード(好ましくは2〜5本)を含むバンドによって形成された複数の周方向の巻回部7aを有する層7からなる。好ましくは、ベルトは、実質的に、タイヤのクラウン部全体にわたって延在する。
あるいは、ベルト構造6は、少なくとも2つの半径方向に重ねられた層からなってもよく、各層は、互いに平行に配置されたコードで補強されたエラストマー材料からなる。これらの層は、第1のベルト層のコードがタイヤの赤道面に対して斜めに配向される一方、第2の層のコードも斜めに配向されるが、第1の層のコードと対称に交差する(いわゆる「クロスベルト」)ように配置される。
両方の場合とも、一般に、ベルト構造のコードは、繊維コードまたは金属コードである。好ましくは、前記コードは、高炭素含量(HT)鋼線、すなわち、炭素含量が0.9%を超える鋼線を用いて作製される。繊維コードが用いられる場合、これらは、合成繊維、例えば、ナイロン、レーヨン、PEN、PET、好ましくは高弾性の合成繊維、特にアラミド繊維(例えば、Kevlar(登録商標)繊維)で作製され得る。あるいは、低弾性、すなわち、約15,000N/mm以下の少なくとも1種の糸(例えば、ナイロンまたはレーヨン)を、高弾性、すなわち、25,000N/mm以上の少なくとも1種の糸(Kevlar(登録商標)など)と織り合わせて含む混成コードが用いられ得る。
任意選択的に、タイヤ100は、前記カーカス構造2と、前記周方向に巻くことによって形成された前記ベルト構造6との間に位置するエラストマー材料の層10も含んでいてもよく、前記層10は、好ましくは、前記ベルト構造6によって覆われた領域に実質的に対応する領域にわたって延在する。あるいは、前記層10は、ベルト構造6によって覆われた領域より小さい領域にわたって、例えば、ベルト構造6の両側部分のみにわたって延在する。
さらなる実施形態では、エラストマー材料のさらなる層(図1に示されていない)が、前記ベルト構造6と前記トレッドバンド8との間に位置し、前記層は、好ましくは、前記ベルト構造6によって覆われた領域に実質的に対応する領域にわたって延在する。あるいは、前記層は、ベルト構造6によって覆われた少なくとも一部のみにわたって、例えば、ベルト構造6の両側部分にわたって延在する。
好ましい実施形態では、前記層10および前記さらなる層の少なくとも一方は、前記エラストマー材料中に短アラミド繊維、例えば、Kevlar(登録商標)が分散されている。
本発明の重要な特有の特徴によれば、トレッドバンド8は、中央部分(L)と2つのショルダー部分とに分けられる。
中央部分(L)は、トレッドバンド(8)の横方向の伸張の60%以下の幅にわたって、例えば、45%に等しい幅にわたって、赤道面X−Xの両側に延在する。
中央領域(L)は、ショルダー部分の固体/空隙比より高い固体/空隙比を有する。
特に、中央領域は、0.18より高い、例えば、約0.19に等しい固体/空隙比を有し、各ショルダー部分は、0.18未満、例えば、0.16に等しい固体/空隙比を有する。
トレッドバンド8は、タイヤの円周の伸張方向に繰り返し反復されたモジュール14を含むトレッドパターンを有する。
特に、図1、2および3に示される実施形態では、モジュール(14)は、赤道面X−Xの両側において反復されている。
モジュール14は、赤道面X−Xに対して互いに軸方向反対側に位置し、かつ赤道面X−Xに対して傾斜された少なくとも2つの縦溝18、19、ならびに2つのブロック50を形成するように前記2つの縦溝と交差する少なくとも2つ、好ましくは3つのほぼ横方向の溝を有する。
好ましくは、各縦溝18、19は、タイヤの周方向の伸張の少なくとも6%にわたって延在する。向かいあって配置された縦溝18、19はそれぞれ、実質的にその長さ全体にわたって、赤道面X−Xに対して15°以下の角度を画定する。図1、2および3に示される実施形態では、縦溝18、19は、赤道面X−Xに対して同じ傾きを有さなかった。
特に、溝19は、赤道面X−Xに対して12°未満、例えば、約10°に等しい傾きを有する一方、溝18は、赤道面X−Xに対して10°未満、例えば、約8°に等しい傾きを有する。
溝19は、溝8の伸張より約10%大きな縦方向の伸張を有する。
図に示される好ましい実施形態では、溝18が横溝15から横溝17まで延在する一方、溝19は、周方向においてモジュール14を画定する溝15、17の両方を越えて連続して、横溝15と横溝17との間で縦方向に延在する。
溝18、19は、4〜10mm、より好ましくは5〜9mmの深さを有する。
溝18、19は、3.5〜11mm、好ましくは4〜9.5mmの幅を有する。
さらに、溝18がその縦方向の伸張全体に沿って例えば、約9mmに等しいほぼ一定の幅を有する一方、溝19は、その伸張に沿って、例えば、約5mmの幅から始まって約9mmの幅に達する可変の幅を有する。あるいは、縦溝は全て、本発明の保護範囲から逸脱せずに、同じ幅および/または深さを有し得る。
横溝15、16、17は、トレッドバンドの軸方向外側縁部に触れることなく、赤道面X−Xから軸方向両側にトレッドバンドの幅の少なくとも50%にわたって延在する。
本発明の重要な特徴によれば、トレッドバンド8は、実際、ショルダー部分の軸方向外側部分に位置する少なくとも1つの周方向に連続したリブ52を有する。
リブ52は、トレッドバンドの幅の少なくとも0.02%にわたって軸方向に延在する。
好ましくは、図2、3に示される例では、「二重目的」自動二輪車の車輪に取り付けられるように設計されたタイヤのトレッドバンドの軸方向外側縁部に沿って、トレッドバンド8の溝から少なくとも5mmの幅が空けられている。
言い換えると、「s」(図1のポイント「E」の近くに位置する)によって示される幅で、トレッドバンド8の軸方向最外部分に沿って、パターンは、溝または溝部分を有さず、すなわち、0に等しい固体/空隙比を画定する。この解決策は、結果として、最大キャンバ角でカーブ周辺を走行中のタイヤと地面との接触領域の表面積を大幅に増大させ、その接触領域の(すなわち、横方向および縦方向の接触力(contact forces)の面における)せん断抵抗を増大させる、閉鎖されたトレッドバンド環を形成することが可能であることから、特に好都合であり得る。地面との接触領域の表面積の増大およびせん断抵抗の増大により、カーブ周辺を走行中の自動二輪車用タイヤのグリップおよび/またはカーブを出て加速するときの牽引トルクの地面への効率的な伝達が大幅に向上され得る。
横溝15、16、17は、赤道面X−Xの近くに頂点29を形成するように折れ線に沿って延在する。
横溝15、16、17の赤道面の近くにおける頂点29は、同じ周方向に向けられる。


詳細には、全ての頂点29は、タイヤが車両の後輪に取り付けられるとき、タイヤの転動の向きに向けられ、タイヤが車両の前輪に取り付けられるとき、タイヤの転動の向きの反対方向に向けられるように配向される。
タイヤの摩耗を抑えるために、図に示される実施形態の横溝15、16、17の頂点29は、ちょうど赤道面X−X上ではなく、赤道面X−Xから軸方向に距離をおいて位置する。
特に、各モジュール14において、頂点29は全て、赤道面X−Xに対して軸方向に同じ向きに間隔をおいて位置され、赤道面に垂直な軸方向の直線に沿って測定して、15〜30mmの量だけ間隔を空けて配置される。
好ましくは、各モジュール14において、3つの溝15、16、17の頂点29は、赤道面X−Xに平行な直線上にあるのではなく、各々が赤道面X−Xからそれぞれの距離を有する。
横溝15、16、17には、頂点29から離れてトレッドバンド8の軸方向外側縁部に向かう方向に、横溝の伸張に沿って少なくとももう1回の角度変化がある。
このさらなる角度変化により、タイヤのトラクションを向上させるように、赤道面X−Xに対する横溝15、16、17の傾きがさらに大きくなる。
横溝15、16、17は、3〜8mm、好ましくは4〜7mmの深さを有する。
本発明の好都合な特徴によれば、横溝15、16、17は、トレッドバンドの軸方向外側縁部に向かって減少する可変の深さを有する。
横溝15、16、17は、2〜12mm、好ましくは2.5〜9mmの幅を有する。
横溝15、16、17は、その伸張に沿って可変の幅を有する。
特に、横溝15、16、17は、両方の軸方向において頂点29から徐々に狭くなる幅を有する。
横溝15、16、17は、それらの軸方向外側端部に達する前に、より著しく断面が狭くなった部分35を有し、その後、横溝の幅は再び広くなり始める。
あるいは、横溝15、16、17は全て、本発明の保護範囲から逸脱せずに、同じ幅および/または深さを有し得る。
横溝15、16、17と縦溝18、19との交差部分で生じるトレッドの初期の不均一な磨耗の可能性、およびその後発生する、このタイプの磨耗に付随する音のうるささの問題を低減するために、上記の部分の尖った角隅部において、丸みを付けた表面20が形成される。
特にカーブ周辺の排水能力を高めるために、トレッドバンドは、縦方向の伸張を抑えた少なくとも2つのさらなる縦溝21、22を有していてもよく、縦溝21、22の各々は、赤道面X−Xとトレッドバンドの軸方向外側縁部との間の中間領域に位置する。
特に、さらなる縦溝21、22が、第1の縦溝18、19の軸方向外側に位置し、横溝15または16または17と交差するような伸張を有する。
好ましくは、縦溝21、22は、タイヤの周方向の伸張の多くとも(at the most)5%にわたって延在する。
縦溝21、22は、赤道面X−Xに対して20°未満の傾きを有する。
縦溝21、22は、3〜10mm、好ましくは4〜9mmの深さ、および3〜10mm、好ましくは4〜9mmの幅を有する。
縦溝21、22は、その伸張に沿って可変の幅を有する。特に、縦溝21、22は、一旦タイヤが自動二輪車に取り付けられると、転動方向の反対向き、すなわち図3の矢印Fの反対方向において、周方向に狭くなる幅を有する。
カーブ周辺のタイヤの排水能力のバランスを良くするために、縦溝21、22は、赤道面X−Xに対して互いに向かいあって軸方向に配置され、すなわち、一方の溝(例えば、溝21)が一方の側に、他方の溝(溝22)が反対側に配置される。
さらに、縦溝21、22は、好ましくは、同じ横溝ではなく、周方向において好ましくは連続した2つの異なる溝と交差する。例として、図3に見られるように、縦溝21は溝17と交差し、溝22は溝16と交差する。
トレッドパターンは、さらに、周方向においてモジュール14の少なくとも1つの端部を画定する少なくとも1つのほぼ横方向の連続部分51を有する。
図1、2および3に示される実施形態では、各モジュール14は、トレッドバンド8の1つの軸方向外側縁部から他方の縁部へと延在するほぼ横方向の連続部分51によって、周方向において両端を画定される。
部分51は、道路走行中のライディング性能を高めるために、トレッドバンドの中央部分の剛性を高める。
モジュール14は、図2、3に示される好ましい実施形態では、周方向においてそれ自体と同一であるように反復されていないが、各モジュール14は、赤道面X−Xに対して周方向に連続した幾何学形状のモジュール14と対称である。
あるいは、各モジュール14は、本発明の保護範囲から逸脱せずに、周方向においてそれ自体と同一であるように反復され得る。
部分51に位置するさらなるほぼ横方向の溝23も、2つの周方向に連続したモジュール14間に設けられる。
横溝23は、トレッドバンドの軸方向末端縁に近い位置から赤道面X−Xを越えるポイントまで延在する。
横溝23は、赤道面X−Xから離れる方向にトレッドバンドの軸方向外側縁部に向かって、赤道面X−Xに対する傾きが増大する複数の部分、例えば、2つの部分31、32を形成するように、折れ線に沿って配置される。
特に、赤道面X−Xの近くに位置する部分31は、35°超、好ましくは55°未満、例えば、約47°に等しい、赤道面X−Xに対する傾きを形成する。
部分31の後に配置された第2の部分32は、40°超、好ましくは70°未満、例えば、約62°に等しい、赤道面X−Xに対する傾きを有する。
モジュール14の周方向の両端に位置する溝23は、赤道面X−Xに対して対称に配置される。
本発明を、数々の実施形態を参照して説明してきた。以下の特許請求の範囲によって規定される本発明の保護範囲を逸脱せずに、詳細に説明された実施形態に様々な変更を加え得る。

Claims (22)

  1. 0.2以上の曲率f/Cを有し、中央領域(L)と2つのショルダー領域とに分けられるトレッドバンド(8)を含む自動二輪車用タイヤ(100)であって、前記中央領域(L)が、前記トレッドバンド(8)の横方向の伸張の60%以下の幅にわたって、前記タイヤの赤道面(X−X)の両側において対称に延在し;
    前記中央領域(L)が、前記タイヤの円周の伸張方向に繰り返し反復された少なくとも1つの第1のモジュール(14)を有し、前記モジュールが:
    赤道面(X−X)に対して傾斜した少なくとも2つの縦溝(18、19)と;
    少なくとも1つのブロック(20)を画定するように前記少なくとも2つの縦溝(18、19)と交差する2つの横溝(15、16)とを含み;
    前記中央領域(L)が、前記ショルダー部分の固体/空隙比より高い固体/空隙比を有し;
    前記トレッドパターンが、前記ショルダー部分の軸方向外側部分に位置する少なくとも1つの周方向に連続したリブ(52)を有するタイヤ(100)。
  2. 各ショルダー部分が、0.19未満の固体/空隙比を有する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  3. 前記軸方向外側の周方向リブが、前記トレッドバンドの幅の少なくとも0.02%にわたって延在する、請求項1に記載のタイヤ(100)。
  4. 前記モジュール(14)が、前記少なくとも2つの縦溝(18、19)とともにさらなるブロック(20)を画定するための第1のさらなる横溝(17)を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  5. 前記横溝(15、16、17)が折れ線に沿って配置される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  6. 前記横溝(15、16、17)が、前記トレッドの幅の少なくとも50%にわたって軸方向に延在する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  7. 前記横溝(15、16、17)の少なくとも1つが、前記少なくとも2つの縦溝(18、19)間に頂点(29)を形成するように折れ線に沿って配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  8. 前記横溝(15、16、17)が全て、前記少なくとも2つの縦溝(18、19)間に頂点(29)を形成するように折れ線に沿って配置される、請求項7に記載のタイヤ(100)。
  9. 前記頂点(29)が全て、赤道面X−Xに対して、軸方向に同じ向きに間隔を空けて配置される、請求項7または8に記載のタイヤ(100)。
  10. 前記頂点(29)が全て、周方向に同じ向きに向けられる、請求項7〜9のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  11. 同じモジュール(14)の前記頂点(29)が、赤道面(X−X)に対して、前記周方向に連続したモジュール(14)の前記頂点(29)に軸方向反対側に位置する、請求項7〜10のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  12. 前記横溝(15、16、17)が、その伸張に沿って可変の幅を有し、前記トレッドバンド(8)の軸方向外側縁部の近くで断面が狭くなっている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  13. 前記少なくとも2つの縦溝(18、19)が、前記タイヤの周方向の伸張の少なくとも6%に等しい縦方向の伸張を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  14. 前記少なくとも2つの縦溝(18、19)が、赤道面X−Xに対して15°以下の傾きを有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  15. 前記少なくとも2つの縦溝(18、19)が、赤道面X−Xに対して異なる傾きを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  16. 前記少なくとも2つの縦溝(18、19)の一方が、残りの縦溝を超える縦方向の伸張を有する、請求項15に記載のタイヤ(100)。
  17. 前記少なくとも2つの縦溝(18、19)の少なくとも一方が、その伸張に沿って可変の幅を有する、請求項1〜16のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  18. 前記トレッドバンド(8)が、赤道面X−Xと前記トレッドバンドの前記軸方向外側縁部との間の中間領域に位置する少なくとも1つの第2の縦溝(21、22)を含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  19. 前記第2の縦溝(21、22)が、赤道面X−Xに対して20°未満の傾きを有する、請求項18に記載のタイヤ(100)。
  20. 各モジュール(14)が、赤道面X−Xに対して、周方向に連続した前記幾何学形状のモジュール(14)と対称である、請求項1〜19のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  21. 第2のさらなる横溝(23)が、2つの周方向に連続したモジュール(14)間に設けられる、請求項1〜20のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  22. 前記第2のさらなる横溝(23)が、赤道面X−Xから前記トレッドバンドの前記軸方向外側縁部に向かって、赤道面X−Xに対する傾きが増大する2つの部分(31、32)を形成するように、折れ線に沿って配置される、請求項21に記載のタイヤ。
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