JP5409417B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5409417B2
JP5409417B2 JP2010021033A JP2010021033A JP5409417B2 JP 5409417 B2 JP5409417 B2 JP 5409417B2 JP 2010021033 A JP2010021033 A JP 2010021033A JP 2010021033 A JP2010021033 A JP 2010021033A JP 5409417 B2 JP5409417 B2 JP 5409417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
port
fixing unit
exhaust
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010021033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011158747A (ja
Inventor
潤也 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010021033A priority Critical patent/JP5409417B2/ja
Publication of JP2011158747A publication Critical patent/JP2011158747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5409417B2 publication Critical patent/JP5409417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、用紙を加熱することで現像剤像を用紙に定着させる定着部を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、電子写真プロセス部が用紙に形成した現像剤像を用紙に加熱定着させる定着部を備える。定着部は、用紙を加熱する定着部材を有する。定着部材は、画像形成装置の前面と背面とを結ぶ第1の方向に配置されることが多い。定着部は熱を発するので、定着部の周囲の空気は熱気となって上昇する。この熱気によって定着部の上方の部材が加熱されて故障することを防止するために、熱気を筐体の外部へ放出するダクトを備える技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−340988公報
しかし、熱気の排気口が画像形成装置の前面側に配置されると、ユーザに熱気が当たって不快感を与える虞がある。このため、排気口はなるべく背面側に配置することが好ましい。一方、吸気口は、定着部の軸方向において、中央部、又は排気口の設置スペースを考慮して中央部より前面側に配置することが好ましい。また、2個の吸気口を備える場合は、1個のダクトで排気するよりも2個のダクトで排気した方が、熱気の排気効率が向上する。
そこで、第1の方向に沿って2個のダクトを配置し、かつ2個のダクトの排気口をなるべく背面寄りに配置するために、2個のダクトの一部を互いに重ねて、前面側に配置された第2ダクトの第2排気口を、背面側に配置された第1ダクトの第1吸気口より背面側に配置することが考えられる。
ところが、2個のダクトの一部を互いに横に重ねると、前面側に配置された第2ダクトが、背面側に配置された第1ダクトの第1吸気口の横を通ることになるので、第2ダクトが通るスペースを設けるために第1吸気口が小さくなる虞がある。
また、画像形成装置の高さを抑えつつ2個のダクトの一部を互いに上下に重ねると、2個のダクトの重なり部分の断面積が小さくなるので、排気効率が低下する虞がある。
この発明の目的は、ユーザに熱気が当たることを防止できるとともに、熱気の排気効率を向上できる画像形成装置を提供することにある。
この発明の画像形成装置は、筐体、電子写真プロセス部、定着部、第1ダクト、第2ダクト、補助ダクト、及び排気用ファンを備える。筐体は、電子写真プロセス部及び定着部を内蔵する。電子写真プロセス部は、用紙に現像剤像を形成する。定着部は、筐体の前面と背面とを結ぶ第1の方向に配置された定着部材により、用紙を搬送しつつ加熱することで現像剤像を用紙に定着させる。第1ダクトは、定着部の上方において定着部側に開口する第1吸気口、及び第1の方向における第1吸気口より背面側に配置された第1排気口を有し、第1吸気口から吸入した空気を第1排気口へ案内する流路を形成する。第2ダクトは、第1の方向における第1吸気口より前面側であって定着部の上方において定着部側に開口する第2吸気口、及び第1の方向における第1吸気口より背面側に配置された第2排気口を有し、第1ダクトに対して一部が上下に重なった状態で第2吸気口から吸入した空気を第2排気口へ案内する流路を形成する。補助ダクトは、第1の方向における第1吸気口より前面側において第2ダクトから分岐する分岐口、及び第1ダクトと第2ダクトとの重なり部分より背面側において第1ダクトに合流する合流口を有し、分岐口から吸入した空気を合流口へ案内する流路を形成する。排気用ファンは、第1排気口に設けられる。
この構成では、定着部から上昇した熱気が2個のダクトのそれぞれの吸気口から吸入される。また、2個のダクトの排気口をなるべく背面側に配置するために、2個のダクトの一部が互いに上下に重ねられ、前面側に配置された第2ダクトの第2排気口が、背面側に配置された第1ダクトの第1吸気口より背面側に配置される。この際、2個のダクトの一部が互いに上下に重ねられるので、第1吸気口の横を第2ダクトが通る場合と比較して、第1吸気口を大きくできる。このため、第1ダクトに熱気が吸入されやすくなる。
また、2個のダクトの一部が互いに上下に重ねられるので、画像形成装置の高さを抑えるためには、第1ダクトの重なり部分の断面積を大きく取ることができない。そこで、第1排気口に排気用ファンが設けられる。排気用ファンは、第1排気口に連通する第1ダクト内及び補助ダクト内に、第1排気口へ向かう気流を発生させる。このため、第1ダクトによる熱気の排気効率が向上する。
さらに、第2ダクトも、第1ダクトとの重なり部分の断面積が小さくなるが、重なり部分より前面側において第2ダクトから分岐し、重なり部分より背面側において第1ダクトに合流する補助ダクトが備えられるので、第2吸気口から吸入された熱気は、第2ダクトの重なり部分を通って第2排気口から排出されるとともに、排気用ファンによって引き出されて補助ダクトを通って第1排気口からも排出される。
上述の構成において、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部をさらに備え、筐体上に配置されて画像読取部を支持する支持部材が、補助ダクトを構成することができる。筐体上に配置されて画像読取部を支持する支持部材は、第1の方向に延びるように配置し、空洞状に形成することで、補助ダクトを構成することができる。支持部材が補助ダクトを構成することで、部品点数の増加が抑えられ、画像形成装置の大型化が抑制される。
また、第1排気口は、定着部より背面側に配置されることが好ましい。第1排気口を定着部より背面側に配置することで、第1排気口の下方に、用紙を搬送する搬送部材や定着部が配置されないので、第1排気口に設けられる排気用ファンとして、より大型のファンを用いることができる。これによって、熱気の排気効率がより向上する。
さらに、第1吸気口は、第1の方向における定着部の中央部に配置されることが好ましい。第1の方向の中央部に第1吸気口が配置されることで、定着部から上昇した熱気が効率良く第1吸気口に吸入される。
また、第1吸気口に、第1吸気用ファンが設けられることが好ましい。これによって、第1吸気口からの熱気の吸入効率が向上する。
第2吸気口に、第2吸気用ファンが設けられることが好ましい。これによって、第2吸気口からの熱気の吸入効率が向上する。
この発明によれば、ユーザに熱気が当たることを防止できるとともに、熱気の排気効率を向上することができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の正面断面図である。 第1ダクト、第2ダクト、補助ダクトを含む排熱部の斜視図である。 (A)は排熱部の平面図であり、(B)は排熱部の側面図である。 排熱部の一部の平面断面を示す模式図である。 排熱部の正面図である。 図3(A)におけるA1−A2線断面図である。 図3(A)におけるB1−B2線断面図である。 図3(A)におけるC1−C2線断面図である。 図3(A)におけるD1−D2線断面図である。 図3(A)におけるE1−E2線断面図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、及び制御部5を備えている。画像形成装置1は、コピアモード、プリンタモード、又はファックスモードのいずれかの動作モードにおいて、電子写真方式の画像形成処理を行う。画像形成装置1は、前面側に図示しない操作部を備え、ユーザによる操作部の操作、及び用紙や原稿の設置や取り出しが、画像形成装置1の前面側から行い易いように構成されている。制御部5は、画像形成装置1の全体を統括的に制御する。用紙として、普通紙、印画紙、OHPフィルム等が挙げられる。
画像読取部2は、スキャナユニット20、及び自動原稿搬送装置(ADF:AutomaticDocument Feeder)200を有している。
スキャナユニット20は、第1原稿台21、第2原稿台22、光源ユニット23、ミラーユニット24、レンズ25、及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備え、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を行う。
ADF200は、原稿積載トレイ201、原稿排出トレイ202、及び原稿積載トレイ201から第2原稿台22を経由して原稿排出トレイ202へ至る原稿搬送路203を備えている。
ADF200は、原稿搬送路203に原稿を1枚ずつ搬送する。ADF200は、第1原稿台21の上面を開閉自在に被覆するように、前面側の反対側である背面側の端部を支点に回動自在に構成されている。前面側の端部が上方に移動するようにADF200を回動させて第1原稿台21の上面を露出させることにより、ADF200を用いずに手動操作によって第1原稿台21に原稿を載置することができる。
第1原稿台21及び第2原稿台22は、ともに硬質ガラス板によって構成されている。
光源ユニット23及びミラーユニット24は、第1原稿台21及び第2原稿台22の下方において、第1原稿台21及び第2原稿台22に沿って副走査方向に移動自在に構成されている。ミラーユニット24の移動速度は、光源ユニット23の移動速度の2分の1である。光源ユニット23は、光源及び第1ミラーを搭載している。ミラーユニット24は、第2ミラー及び第3ミラーを搭載している。
ADF200によって搬送される原稿の画像を読み取る搬送原稿読取方式では、光源ユニット23は、第2原稿台22の下方に停止している。光源の光は、第2原稿台22上を通過する原稿の画像面に照射され、原稿の画像面による反射光が第1ミラーによってミラーユニット24へ導かれる。
第1原稿台21に載置された原稿の画像を読み取る停止原稿読取方式では、光源ユニット23及びミラーユニット24は、第1原稿台21の下方を副走査方向に移動する。光源の光は、第1原稿台21上に載置された原稿の画像面に照射され、原稿の画像面による反射光が第1ミラーによってミラーユニット24へ導かれる。
ADF200を用いるか否かに拘らず、原稿の画像面による反射光は、光路長を一定にして、第2ミラー及び第3ミラーに導かれ、レンズ25を経由してCCD26に入射する。
CCD26は、原稿の画像面による反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、制御部5に画像データとして入力される。このようにして、画像読取部2は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。制御部5は、必要に応じて画像データを画像形成部3へ出力する。
画像形成部3は、画像読取部2の下に配置され、電子写真プロセス部30、定着部60、及び筐体71を備えている。筐体71は、電子写真プロセス部30及び定着部60を内蔵している。
画像形成部3は、上面に排紙トレイ72を備えている。また、排紙トレイ72に用紙を収容するための空間、及び排紙トレイ72から用紙を取り出すための空間を形成するように、画像読取部2を支持する支持部材81及び支持台82が筐体71上に配置されている。
電子写真プロセス部30は、感光体ドラム31、帯電装置32、露光ユニット33、現像装置34、転写装置35、クリーニングユニット36を備えている。
帯電装置32は、感光体ドラム31の周面を所定の電位に均一に帯電させる。露光ユニット33は、帯電した感光体ドラム31の周面を画像データに応じて露光することによって、感光体ドラム31の周面に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置34は、感光体ドラム31の周面に形成された静電潜像を、トナー等の現像剤で顕像化し、現像剤像を形成する。転写装置35は、感光体ドラム31の周面に形成された現像剤像を、転写装置35と感光体ドラム31の周面との間の転写位置37に搬送されてきた用紙に、転写する。
クリーニングユニット36は、現像剤像が用紙に転写された後の感光体ドラム31の周面に残留した現像剤を、除去及び回収する。
定着部60は、加熱ローラ61及び加圧ローラ62を有している。加熱ローラ61は、定着部材を構成し、筐体71の前面と背面とを結ぶ第1の方向103(図2参照)に配置された軸61Aを中心に回転する。加圧ローラ62は、加熱ローラ61と平行に配置されている。加圧ローラ62は、所定の圧力で加熱ローラ61に圧接している。
加熱ローラ61の軸61Aは中空状に構成されている。加熱ローラ61は、軸61Aの内部にヒータを有している。加熱ローラ61の周面温度は、温度センサ61Bによって検出され、温度センサ61Bによる検出温度は制御部5へ入力される。制御部5は、入力した検出温度に基づいて、加熱ローラ61の周面温度が所定の定着温度に維持されるように、ヒータへの供給電力を制御する。
定着部60は、未定着の現像剤像を担持した用紙を、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間で搬送しながら加熱及び加圧することで、現像剤像を用紙に定着させる。
画像形成部3の上面に、排紙トレイ72が構成されている。排紙トレイ72は、現像剤像が定着した用紙を収容する。
給紙部4は、画像形成部3の下に配置され、用紙の収容部である複数の用紙カセット41,42,43,44を備えている。
給紙部4及び画像形成部3には、第1用紙搬送路73、第2用紙搬送路74、及び第3用紙搬送路75が設けられている。
第1用紙搬送路73は、給紙部4から電子写真プロセス部30及び定着部60を経由するように垂直方向に延び、定着部60の上方で水平方向に湾曲して、用紙を排紙トレイ72へ排出するように形成されている。第2用紙搬送路74は、給紙部4内で水平方向に延び、転写位置37より上流側で第1用紙搬送路73に合流している。第3用紙搬送路75は、両面印刷用の用紙搬送路であって、定着部60の上方で第1用紙搬送路73から分岐して、転写位置37の下方で第1用紙搬送路73に合流している。
用紙カセット41〜44のそれぞれに収容された用紙は、第1用紙搬送路73、又は、第1用紙搬送路73及び第2用紙搬送路74を通って、電子写真プロセス部30の転写位置37へ搬送される。
定着部60による加熱定着後の用紙は、第1用紙搬送路73を上方へ搬送された後、排紙トレイ72へ向けて水平方向に導かれる。その後、排紙トレイ72への排紙、又は用紙をターンバックすることで図示しない後処理装置への送出若しくは第3用紙搬送路75への供給が行われる。
上述のように、定着部60は、熱及び圧力によって現像剤像を用紙に定着させる。定着部60は熱を発するので、定着部60の周囲の空気は熱気となって上昇する。この熱気によって定着部60の上方に配置された光源ユニット23等の部材が加熱されて故障することを防止するために、画像形成装置1は、定着部60の周囲から上昇した熱気を筐体71の外部へ放出させる排熱部90を、定着部60と画像読取部2との間に備えている。第1用紙搬送路73の定着部60の上方で水平方向に延びた部分には、熱気の排熱部90への移動を円滑にするために、図示しない開口部が設けられている。
図2〜図10を参照しつつ、排熱部90について説明する。
図2、図3(A)及び図3(B)に示すように、排熱部90は、第1ダクト91、第2ダクト92、支持部材81、及びステー93を含み、定着部60の上方に配置されている。第1ダクト91、第2ダクト92、及び支持部材81は、それぞれの長手方向が第1の方向103に沿うように、ステー93上において互いに近接配置されている。
ステー93は、板金で構成され、画像形成部3の筐体71を構成する前面側部材と背面側部材との上端部を連結するように配置されている。
支持部材81は、空洞状に形成されており、筐体71の前面側101と背面側102とを結ぶ第1の方向103に延びるようにステー93上に固定され、画像読取部2を支持する。支持部材81は、補助ダクトを構成している。支持部材81が補助ダクトを構成することで、部品点数の増加が抑えられ、画像形成装置1の大型化が抑制される。
第1ダクト91は、上面及び互いに対向する2つの側面を有する第1ダクト構成部材と、第1ダクト構成部材の底面を塞ぐステー93とによって、筒状に構成されている。第1ダクト構成部材は、断熱性を有する樹脂部材、例えばガラス入りPET(poly ethylene terephthalate)で構成されている。第1ダクト構成部材は、PBT(poly butylene terephthalate)で構成することもできる。
第1ダクト91は、第1吸気口911及び第1排気口912を有し、第1吸気口911から吸入した空気を第1排気口912へ案内する流路を形成している。
図4に示すように、第1吸気口911は、定着部60の上方において定着部60側に開口している。第1吸気口911は、第1の方向103における定着部60の中央部に配置されることが好ましい。第1の方向103における定着部60の中央部に第1吸気口911が配置されることで、定着部60の周囲から上昇した熱気が効率良く第1吸気口911に吸入される。
図8は、図3(A)におけるC1−C2線断面を示している。図8に示すように、第1吸気口911は、第1ダクト91の前面側101端部におけるステー93に設けられた開口によって構成されている。第1吸気口911には、第1吸気用ファン913が設けられている。第1吸気用ファン913によって、第1吸気口911から第1ダクト91内への熱気の吸入効率が向上する。
第1排気口912は、第1の方向103における第1吸気口911より背面側であって、さらに定着部60より背面側に配置されている。第1排気口912には、排気用ファン914が設けられている。
第1排気口912は定着部60より背面側に配置されており、用紙搬送路や搬送ローラを第1排気口912の下方に設ける必要がないので、第1排気口912の断面積を大きくすることができる。このため、第1排気口912に設けられる排気用ファン914として、より大型のファンを用いることができる。これによって、熱気の排気効率がより向上する。
排気用ファン914の回転数は、画像形成装置1の動作状況に応じて制御部5によって制御される。制御部5は、画像形成処理の実行中及び実行の前後の所定時間は、排気用ファン914の回転数を高めることで熱気の排気効率を向上させ、その他の待機時には、排気用ファン914の回転数を低下させることで、消費電力を抑制するとともに静音化させる。
一例として、第1排気口912は、筐体71の側面側へ向けて排気するように構成されている。なお、第1排気口912は、筐体71の背面側102へ向けて排気するように構成することもできる。
図3(B)及び図5に示すように、第2ダクト92は、上面及び互いに対向する2つの側面を有する第2ダクト構成部材と、第2ダクト構成部材の底面を塞ぐステー93とによって、筒状に構成されている。第2ダクト構成部材は、第1ダクト構成部材と同様に、断熱性を有する樹脂部材、例えばガラス入りPET(poly ethylene terephthalate)で構成される。第2ダクト構成部材は、PBT(poly butylene terephthalate)で構成することもできる。
図2〜図4及び図8に示すように、第2ダクト92は、第2吸気口921及び第2排気口922を有し、第1ダクト91に対して一部が上下に重なった状態で、第2吸気口921から吸入した空気を第2排気口922へ案内する流路を形成している。
第2吸気口921は、第1の方向103における第1吸気口911より前面側101において定着部60側に開口している。第2吸気口921は、第1の方向103における定着部60の中央部より前面側101に配置されている。
図6は、図3(A)におけるA1−A2線断面を示している。図6に示すように、第2吸気口921は、第2ダクト92の前面側101端部におけるステー93に設けられた開口によって構成されている。第2吸気口912には、第2吸気用ファン923が設けられている。第2吸気用ファン923によって、第2吸気口921から第2ダクト92内への熱気の吸入効率が向上する。
第2排気口922は、第1の方向103における第1吸気口911より背面側102であって第1排気口912より前面側101に配置されている。図2〜図4に示すように、第2ダクト92は、第1の方向103に沿って前面側101から背面側102へ、一部が第1ダクト91の上に重なるように延びている。第2ダクト92は、第2排気口922の近傍において筐体71の側面側へ湾曲している。第2吸気口921から吸入された熱気は、第2排気口922から筐体71の側面側へ排出される。
2個のダクト91,92の一部が互いに上下に重なることで、第2排気口922を第1吸気口911より背面側102に配置し、2個のダクト91,92の排気口912,922をともになるべく背面側102に配置することが可能になっている。この際、2個のダクト91,92の一部が互いに上下に重ねられているので、第1ダクト91と第2ダクト92とが横に重ねられて第1吸気口911の横を第2ダクト92が通る場合と比較して、第2ダクト92が通るスペースを設ける必要がない分、第1吸気口911を大きく形成することができる。このため、第1ダクト91に熱気が吸入されやすくなる。また、第1ダクト91と第2ダクト92とを上下に重ねることで、水平面内において第1の方向103に直交する方向におけるステー93の大きさが、抑制される。
第1ダクト1及び第2ダクト92は、画像形成装置1の高さを抑えるために、支持部材81よりも上方へ突出しないように形成されている。このため、図8と図9とを比較して分かるように、第1ダクト91の第2ダクト92との重なり部分915の断面積は、第1ダクト91の他の部分と比較して小さくなる。
また、図6及び図7と図8とを互いに比較して分かるように、第2ダクト92の第1ダクト91との重なり部分925の断面積は、第2ダクト92の他の部分と比較して小さくなる。このため、第2吸気口921から吸入した熱気を、第2ダクト92に加えて第2ダクト92とは別のルートからも排出するために、支持部材81が用いられている。
支持部材81は、第1の方向103における第1吸気口911より前面側101において第2ダクト92から分岐する分岐口811、及び第1ダクト91の第2ダクト92との重なり部分915より背面側102において第1ダクト91に合流する合流口812を有し、分岐口811から吸入した空気を合流口812へ案内する流路を形成している。
図7に示すように、分岐口811によって、第2ダクト92と支持部材81とが連通している。また、図10に示すように、合流口812によって、支持部材81と第1ダクト91とが連通している。
図4に示すように、画像形成装置1では、定着部60から上昇した熱気は、第1吸気口911及び第2吸気口921の複数の吸気口から吸入される。このため、筐体71内の熱気が効率良く第1ダクト91及び第2ダクト92内に吸入される。
第1吸気口911から吸入された熱気は、第1ダクト91を通って排気用ファン914によって第1排気口912から排出される。
第1ダクト91の第2ダクト92との重なり部分915の断面積は第1ダクト91の他の部分と比較して小さいが、第1吸気口911に第1吸気用ファン913が設けられているので、定着部60の周囲から上昇した熱気は第1吸気口911から第1ダクト91内に効率良く吸入される。さらに、第1排気口912に排気用ファン914が設けられているので、第1ダクト91内の熱気は、排気用ファン914によって引き出されて筐体71の外部へ効率良く排出される。この際、熱気は筐体71の背面側102において排気されるので、ユーザに熱気が当たることが防止される。
また、排気用ファン914は、第1吸気口911から第1ダクト91を通って第1排気口912へ向かう気流を発生させるとともに、第2吸気口921から支持部材81内を通って第1排気口912へ向かう気流を発生させる。
このため、第2吸気口921から吸入された熱気は、第2ダクト92を通って第2排気口922から排出されるとともに、分岐口811から支持部材81内を通って合流口812を経由し、第1排気口912からも排出される。第2ダクト92の第1ダクト91との重なり部分925の断面積は第2ダクト92の他の部分と比較して小さいが、第2吸気口921から吸入された熱気は第2排気口922及び第1排気口912の両方から排出されるので、熱気の排気効率が向上する。
このように、画像形成装置1によれば、ユーザに熱気が当たることを防止できるとともに、熱気の排気効率を向上することができる。
なお、この発明は、第1の方向103に沿って第1ダクト91及び第2ダクト92の2個のダクトを備える場合に限定されず、3個以上のダクトを備える場合に適用することによっても、ユーザに熱気が当たることを防止できるとともに、熱気の排気効率を向上することができるという効果を奏することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
2 画像読取部
3 画像形成部
5 制御部
30 電子写真プロセス部
60 定着部
71 筐体
81 支持部材(補助ダクト)
90 排熱部
91 第1ダクト
911 第1吸気口
912 第1排気口
913第1吸気用ファン
914 排気用ファン
915 第1ダクトの第2ダクトとの重なり部分
92 第2ダクト
921 第2吸気口
922 第2排気口
923 第2吸気用ファン
925 第2ダクトの第1ダクトとの重なり部分
101 前面側
102 背面側
103 第1の方向

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に内蔵され、用紙に現像剤像を形成する電子写真プロセス部と、
    前記筐体に内蔵された定着部であって、前記筐体の前面と背面とを結ぶ方向に配置された軸を中心に回転し、用紙を搬送しつつ加熱することで現像剤像を用紙に定着させる定着部と、
    前記定着部の上方において前記定着部へ向けて開口する第1吸気口、及び前記定着部の軸方向における前記第1吸気口より背面側に配置された第1排気口を有し、前記第1吸気口から吸入した空気を前記第1排気口へ案内する流路を形成する第1ダクトと、
    前記軸方向における前記第1吸気口より前面側であって前記定着部の上方において前記定着部へ向けて開口する第2吸気口、及び前記軸方向における前記第1吸気口より前記背面側に配置された第2排気口を有し、前記第1ダクトに対して一部が上下に重なった状態で前記第2吸気口から吸入した空気を前記第2排気口へ案内する流路を形成する第2ダクトと、
    前記軸方向における前記第1吸気口より前記前面側において前記第2ダクトから分岐する分岐口、及び前記第1ダクトと前記第2ダクトとの重なり部分より前記背面側において前記第1ダクトに合流する合流口を有し、前記分岐口から吸入した空気を前記合流口へ案内する流路を形成する補助ダクトと、
    前記第1排気口に設けられた排気用ファンと、
    原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部と、を備え、
    前記筐体上に配置されて前記画像読取部を支持する支持部材が、前記補助ダクトを構成する画像形成装置。
  2. 前記第1排気口は、前記定着部より前記背面側に配置される請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1吸気口は、前記軸方向における前記定着部の中央部に配置される請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1吸気口に、第1吸気用ファンが設けられる請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第2吸気口に、第2吸気用ファンが設けられる請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
JP2010021033A 2010-02-02 2010-02-02 画像形成装置 Active JP5409417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021033A JP5409417B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021033A JP5409417B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011158747A JP2011158747A (ja) 2011-08-18
JP5409417B2 true JP5409417B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44590727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010021033A Active JP5409417B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5409417B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6693143B2 (ja) * 2016-01-25 2020-05-13 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259064A (ja) * 1999-03-10 2000-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 排熱装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2001235997A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Canon Inc 画像形成装置
JP2004340988A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP4397034B2 (ja) * 2004-08-23 2010-01-13 株式会社リコー 画像形成装置の冷却装置および画像形成装置
JP2008216301A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 通気装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011158747A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5472810B2 (ja) 画像形成装置
US10503118B2 (en) Image forming apparatus having air cooling system
JP2005077478A (ja) 画像形成装置
JP5353333B2 (ja) 画像形成装置
JP4798766B2 (ja) 用紙中継搬送装置および画像形成装置
JP5409752B2 (ja) 画像形成装置
JP5368219B2 (ja) 冷却装置およびこれを備えた画像処理装置
JP7112673B2 (ja) 画像形成装置
JP5238555B2 (ja) 画像形成装置
JP5595340B2 (ja) 画像形成装置
JP2007219032A (ja) 画像形成装置
JP6589494B2 (ja) 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法
JP5674177B2 (ja) 定着装置
JP5409417B2 (ja) 画像形成装置
JP6469264B2 (ja) 画像形成装置
JP2004037992A (ja) 画像形成装置
JP5372689B2 (ja) 画像形成装置
JP5014408B2 (ja) 画像形成装置
JP6274882B2 (ja) 画像形成装置
JP2017219867A (ja) 画像形成装置
JP2007086337A (ja) 定着装置
JP2007078765A (ja) 画像形成装置
JP2019020569A (ja) シート排出装置
JP2006163249A (ja) 画像形成装置
JP2013061581A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5409417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150