JP6589494B2 - 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法 - Google Patents

画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6589494B2
JP6589494B2 JP2015183567A JP2015183567A JP6589494B2 JP 6589494 B2 JP6589494 B2 JP 6589494B2 JP 2015183567 A JP2015183567 A JP 2015183567A JP 2015183567 A JP2015183567 A JP 2015183567A JP 6589494 B2 JP6589494 B2 JP 6589494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating member
cover portion
image forming
pressing force
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015183567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017058530A (ja
Inventor
教夫 内田
教夫 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015183567A priority Critical patent/JP6589494B2/ja
Priority to US15/255,637 priority patent/US10012952B2/en
Priority to CN201610826793.1A priority patent/CN106842861B/zh
Publication of JP2017058530A publication Critical patent/JP2017058530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6589494B2 publication Critical patent/JP6589494B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本明細書に開示される技術は、画像形成装置に関する。
発熱体を有し、軸方向に沿って設けられた加熱部材と、当該軸方向に直交する方向において加熱部材に対向して配置された対向部材と、を含む定着器を備える画像形成装置が知られている。画像形成装置のプロセス部によりトナー像が形成されたシートは、加熱部材と対向部材とによって挟まれつつ搬送され、加熱部材によって加熱される。これより、シートにトナー像が熱定着される。
このような定着器では、加熱部材の上記軸方向における中央位置を含む中央領域に比べて、加熱部材の中央領域より上記軸方向外側に位置する端側領域が高温になる、いわゆる端部昇温が生じることがある。例えば、上記軸方向の幅が加熱部材より小さい複数枚のシートに連続して画像が形成される場合、加熱部材の中央領域では、通過するシートによって熱が奪われる一方、加熱部材の端側領域では、シートが通過しないので、加熱部材と対向部材との間で蓄熱される。このため、加熱部材の端部昇温が生じる。
これに対して、加熱部材の端側領域に対向して配置されたファンと、加熱部材とファンとの間に配置された開口幅変更部材とを備える画像形成装置が提案されている(下記特許文献1参照)。開口幅変更部材には、ファンからの風を通すための送風口が形成されるとともに、この送風口には、スライド板が上記軸方向にスライド可能に設けられている。このスライド板をスライドさせて送風口の開口幅を変更することにより加熱部材の端部昇温が抑制される。
また、画像形成装置の中には、加熱部材の保温性確保等のために、加熱部材と画像形成装置の筐体内の壁部との間にカバーが設けられたものが知られている(下記特許文献2参照)。
特開2012−234067号公報 特開2001−142544号公報
上述のカバーが設けられた画像形成装置に、上述のファンおよび開口幅変更部材からなる端部冷却構造を適用しようとすると、装置が複雑になるおそれがあるという問題が生じる。
本明細書では、上述した課題の少なくとも一部を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
本明細書に開示される画像形成装置は、ファンと、前記ファンに連通する通風路を構成する壁部と、を有する筐体と、発熱体を含み、前記通風路内に所定の軸方向に沿って設けられた加熱部材と、前記軸方向に直交する方向において前記加熱部材に対向して配置された対向部材と、前記通風路内において、前記加熱部材と前記筐体の前記壁部との間に配置されたカバーと、を有する定着器と、を備え、前記カバーは、前記加熱部材の前記軸方向における中央位置を含む中央領域に、前記加熱部材から基準距離離間して対向するセンターカバー部と、前記加熱部材の前記中央領域より前記軸方向外側に位置する端側領域に対向し、前記加熱部材との距離が前記基準距離以下である第1位置と、前記加熱部材との距離が前記基準距離より長い第2位置とに変位するサイドカバー部と、を備える。
本画像形成装置では、サイドカバー部を第1位置と第2位置とに変位させることにより、ファンによって生じた気流を、筐体の壁部とサイドカバー部との間に流す量と、サイドカバー部と加熱部材との間に流す量とを相対的に変更することができる。具体的には、サイドカバー部が第2位置にある場合、第1位置にある場合に比べて、筐体の壁部とサイドカバー部との間隔が狭くなる一方で、サイドカバー部と加熱部材との間隔が広くなるので、ファンによって生じる気流がサイドカバー部と加熱部材との間に多く流れる。これにより、加熱部材の中央領域の冷却効果より端側領域の冷却効果が高くなるため、加熱部材の端部昇温を抑制することができる。また、本画像形成装置では、カバーの一部であるサイドカバー部を変位させる構成なので、カバーと冷却構造とが別体である構成に比べて装置が複雑になることを回避しつつ、端部昇温を抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、定着器の端部昇温抑制方法および定着器等の形態で実現することが可能である。
プリンタ10の全体構成を示す概略図 定着器700の外観を示す斜視図(開閉カバー920が閉塞位置である場合) 定着器700の外観を示す斜視図(開閉カバー920が開放位置である場合) 定着器700から一対の開閉カバー920および連結部930を分解した状態を示す斜視図 図2のIV−IVの位置における定着器700のXZ断面構成を模式的に示す説明図 図3のV−Vの位置における定着器700のXZ断面構成を模式的に示す説明図 定着器700のXZ断面構成を模式的に示す説明図 上カバー900の右側端部を内側から見た斜視図 上カバー900および加熱部材710を前方から見た模式図
一実施形態のプリンタ10について説明する。図1は、プリンタ10の全体構成を示す概略図である。図1には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向と呼び、Z軸負方向を下方向と呼び、X軸正方向を前方向と呼び、X軸負方向を後ろ方向と呼び、Y軸正方向を右方向と呼び、Y軸負方向を左方向と呼ぶものとする。図2以降についても同様である。
プリンタ10は、1色(例えばブラック)のトナー(現像剤)を用いて、例えば記録用紙やOHPシート等のシートWに画像を形成する電子写真式のプリンタである。プリンタ10は、画像形成装置の一例である。
図1に示すように、プリンタ10は、筐体100と、シート供給部200と、画像形成部400とを備える。筐体100は、シート供給部200とシート搬送部300と画像形成部400とを収容する。また、筐体100の上面には、排出口110と、排出トレイ120とが形成されており、筐体100内の排出口110付近に排出ローラ130が設けられている。
シート供給部200は、トレイ210と、ピックアップローラ220とを備える。トレイ210は、シートWを収容する収容体である。ピックアップローラ220は、トレイ210に収容されたシートWをトレイ210から1枚ずつ取り出して、画像形成部400に向けて搬送する。
画像形成部400は、露光部500と、プロセス部600と、定着器700とを備える。露光部500は、レーザ光L(光ビーム)を、プロセス部600に備えられた感光体610に照射する。
プロセス部600は、感光体610と、帯電部620と、現像部630と、転写ローラ640とを備える。帯電部620は、感光体610の表面を一様に帯電させる。帯電部620により帯電された感光体610の表面に、露光部500からのレーザ光Lが照射されると、感光体610の表面に静電潜像が形成される。現像部630によって感光体610の表面にトナーが供給されると、感光体610の表面に形成された静電潜像が現像されてトナー像が形成される。感光体610の表面に形成されたトナー像は、転写ローラ640によって、感光体610と転写ローラ640とが対向する位置を通過するシートW上に転写される。以下、感光体610と転写ローラ640とが対向する位置を、転写位置X1と呼ぶ。
定着器700は、プロセス部600を通過したシートWを加熱し、シートWに転写されたトナー像をシートWに定着させる。これにより、シートWに画像が形成される。定着器700の詳細な構成について後述する。排出ローラ130は、定着器700を通過したシートWを、排出口110を介して排出トレイ120へと排出する。以下、シート供給部200から、シート搬送部300、転写位置X1および定着器700を経由して、排出ローラ130に至るまでのシートWの搬送経路を、搬送経路R1と呼び、その搬送経路R1によってシートWが搬送される方向を、搬送方向と呼ぶ。
筐体100は、さらに、搬送ガイド150を備える。搬送ガイド150は、定着器700よりも搬送方向の下流側に配置されている。搬送ガイド150は、定着器700を通過するシートWの両面の内、定着ベルト711に対向する面側に向かって曲がっている部分を有する。これにより、搬送ガイド150は、定着器700を通過するシートWの両面の内、定着ベルト711とは反対側を向く一方の面、すなわち、対向部材720側を向く面に接触し、当該シートWを排出ローラ130に導く。
筐体100は、さらに、再搬送部160を備える。再搬送部160は、定着器700を通過したシートWを、表裏を反転させてプロセス部600に搬送する再搬送動作を行う。具体的には、再搬送部160は、上述の排出ローラ130と、第1〜第4の再搬送ガイド161〜164と、複数のローラ165とを備えて構成されている。第1〜第4の再搬送ガイド161〜164は、排出ローラ130から、搬送ガイド150の後ろ側、画像形成部400の下側、および、シート搬送部300の後ろ側を通過する再搬送経路R2を形成している。以下、再搬送経路R2によってシートWが搬送される方向を、再搬送方向と呼ぶ。
第1再搬送ガイド161は、搬送ガイド150に対して定着器700とは反対側に配置されており、搬送ガイド150よりも排出ローラ130に近い位置から搬送ガイド150の後ろ側の位置に向けて延びている部分を有する。第2再搬送ガイド162は、搬送ガイド150の後ろ側に配置されており、上下方向に延びている部分を有する。第3再搬送ガイド163は、プロセス部600および定着器700と、シート供給部200との間に配置されており、前後方向に延びている部分を有する。第4再搬送ガイド164は、第3再搬送ガイド163とレジストレーションローラ320との間に配置されており、第3再搬送ガイド163の近傍の位置から、U字状に曲がりつつレジストレーションローラ320に向けて延びている部分を有する。複数のローラ165は、第3再搬送ガイド163に沿って並んで配置されており、図示しないメインモータからの駆動力により回転駆動される。また、上述の排出ローラ130は、図示しない排出モータからの駆動力により正方向と逆方向との両方向に回転駆動される。以下、排出ローラ130同士の対向位置を、排出位置X2と呼ぶ。
また、筐体100には、ダクト105が形成されており、排気用のファン106が設けられている。ダクト105の一端は、ファン106に連通しており、ダクト105の他端は、定着器700の収容空間S、および、排出口110を介して、筐体100の外部に連通している。ファン106を回転させると、図1の太線矢印に示すように、外気が、排出口110から定着器700の収容空間Sを介してダクト105内に流れ込む気流Vが発生する。筐体100内には、定着器700の収容空間Sの上方に、前後方向に延びる壁部107が形成されている。壁部107は、ダクト105の一部を構成している。なお、収容空間Sは、通風路の一例である。
図2および図3は、定着器700の外観を示す斜視図であり、図4は、定着器700から一対の開閉カバー920および連結部930を分解した状態を示す斜視図である。図5は、図2のIV−IVの位置における定着器700のXZ断面構成を模式的に示す説明図であり、図6は、図3のV−Vの位置における定着器700のXZ断面構成を模式的に示す説明図である。図1から図3に示すように、定着器700は、加熱部材710と、対向部材720と、下カバー800と、上カバー900と、切替機構950とを備える。上カバー900は、カバーの一例である。
加熱部材710は、搬送方向に直交する方向(左右方向 以下、幅方向と呼ぶ)に沿って延びる円筒状の部材であり、幅方向に平行な軸周りに回転可能に設けられている。幅方向は、所定の軸方向の一例である。より具体的には、加熱部材710は、定着ベルト711と、ハロゲンヒータ712とを備える。定着ベルト711は、筒状の帯体であり、回転可能に設けられている。ハロゲンヒータ712は、図示しない交流電源からの電力供給を受けることにより発熱する発熱体であり、定着ベルト711の周内に配置されている。対向部材720は、幅方向に沿って延びる円筒状の部材であり、幅方向に平行な軸周りに回転可能に設けられている。対向部材720は、定着ベルト711と接触するように配置されており、定着ベルト711に向けて押圧されている。
ハロゲンヒータ712が発熱すると、ハロゲンヒータ712によって定着ベルト711が加熱され、定着ベルト711の温度が上昇する。また、対向部材720がメインモータからの駆動力により回転駆動されると、定着ベルト711が従動回転する。プロセス部600を通過したシートWは、定着ベルト711と対向部材720との間に到達すると、定着ベルト711および対向部材720によって搬送されつつ、定着ベルト711によって加熱される。
図2から図6に示すように、下カバー800は、加熱部材710および対向部材720を回転可能に支持するカバー体である。具体的には、下カバー800は、例えば樹脂製の部材であり、下壁部810と、一対の側壁部820とを備える。下壁部810は、対向部材720の下側に配置されており、幅方向において、加熱部材710および対向部材720の両端より外側の位置まで延びている長尺状の部分である。一対の側壁部820は、下壁部810の両端から上方に突出しており、加熱部材710および対向部材720の両端部に対向している。一対の側壁部820の下側部分に、対向部材720が回転可能に支持されており、一対の側壁部820の上側部分に、加熱部材710、より詳細には、定着ベルト711の両端に設けられた図示しないサイドガイドが上下方向にスライド可能に支持されている。加熱部材710が上下動することにより、加熱部材710と対向部材720との間の押圧力が変化する。なお、対向部材720の左側端部には、駆動ギア840が設けられており、駆動ギア840にメインモータからの駆動力が与えられることにより、対向部材720が回転駆動される。
また、下カバー800には、一対のアーム部材851が設けられている。各アーム部材851は、前後方向に延びており、当該各アーム部材851の前端部が、各側壁部820の上部に回転可能に支持されていることにより、当該各アーム部材851の後端側が揺動可能になっている。各アーム部材851には、フック部852が形成されており、このフック部852と下カバー800の側壁部820との間に、図示しないバネが引っ張られた状態で連結されている。このため、各アーム部材851の後端側が、バネの復元力によって、下カバー800の下壁部810側に向けて付勢されている。各アーム部材851は、加熱部材710の各端部を下方から支持しており、各アーム部材851が上下動することに伴って、加熱部材710が上下動する。アーム部材851は、変位部材の一例であり、加熱部材710と対向部材720との間の押圧力を変更する変更機構を構成する。
上カバー900は、加熱部材710に対して対向部材720とは反対側に配置されており、加熱部材710の上側を覆うカバー体である。具体的には、上カバー900は、例えば樹脂製の部材であり、幅方向から視た断面形状が、加熱部材710の外周面に沿って曲がった円弧状であり、かつ、幅方向において、加熱部材710および対向部材720の両端より外側の位置まで延びている長尺状の部材である。上カバー900は、下カバー800の一対の側壁部820に架け渡されている。
上カバー900は、カバー本体910と、一対の開閉カバー920と、連結部930とを備える。カバー本体910の内、加熱部材710の中央領域E1(図9参照)に対向しているセンター部分911は閉塞しており、加熱部材710の一対の端側領域E2(図9参照)に対向している部分にはZ軸方向から見て矩形状の貫通孔913(図4参照)が形成されている。中央領域E1は、加熱部材710の外周面の一部の領域であって、幅方向における加熱部材710の中央位置を含む領域である。端側領域E2は、加熱部材710の外周面の一部の領域であって、幅方向において中央領域E1より外側に位置する領域である。
一対の貫通孔913には、一対の開閉カバー920が配置されている。各開閉カバー920の前端部がカバー本体910に対して回転可能に支持されていることにより、各開閉カバー920の後端側が揺動可能になっている。これにより、各開閉カバー920は、図2および図5に示すように、貫通孔913を塞ぐ閉塞位置と、図3および図6に示すように、貫通孔913の後方、すなわち、開閉カバー920の後端側を開放した開放位置との間で変位可能になっている。閉塞位置は第1位置の一例であり、開放位置は第2位置の一例である。以上のように、カバー本体910のセンター部分911と加熱部材710の中央領域E1との距離は変更不能である一方で、各開閉カバー920の後端側と加熱部材710の端側領域E2との距離は変更可能である。センター部分911は、センターカバー部の一例であり、開閉カバー920は、サイドカバー部の一例である。一対の開閉カバー920は、第1サイドカバー部および第2サイドカバー部の一例である。
また、一対の開閉カバー920の内の一方の開閉カバー920(図2から図4では右側の開閉カバー920)の後端には、突出部921が後方に向かって延びている。突出部921は、幅方向において、端側領域E2よりも外側に配置されている。
連結部930の両端は、一対の開閉カバー920にそれぞれ結合されている(図4参照)。これにより、突出部921が上下動されることにより、一対の開閉カバー920が一体的に揺動する。
切替機構950は、シャフト960と、第1カム970と、第2カム975と、付勢バネ980と、駆動モータ990とを備える。シャフト960は、加熱部材710の後ろ側に配置され、下カバー800の一対の側壁部820に回転可能に支持されている。第1カム970は、シャフト960の右端部分に固定されている。第1カム970は、カム本体971とピン972とを備える。カム本体971は、右側のアーム部材851の後端部の下方に配置されており、シャフト960に固定されている。ピン972は、カム本体971の左側面から左側に突出しており、その先端部分は、右側の開閉カバー920の突出部921の下方に位置する。第1カム970は、支持部材の一例である。第2カム975は、シャフト960の左端部分に固定されている。第2カム975は、第1カム970のカム本体971と同一の形状であり、ピン972に相当する構成は設けられていない。
付勢バネ980は、図5および図6に示すように、突出部921または開閉カバー920の前端部とカバー本体910との間に引っ張られた状態で連結されている。このため、一対の開閉カバー920の後端側が、付勢バネ980の復元力によって、閉塞位置側に向けて付勢されている。付勢バネ980は、付勢部の一例である。駆動モータ990は、図示しないギアを介して、シャフト960に連結されており、シャフト960を回転駆動する。駆動モータ990は、駆動源の一例である。
図8は、上カバー900の右側端部を内側から見た斜視図であり、図9は、上カバー900および加熱部材710を前方から見た模式図である。なお、図8および図9に示す開閉カバー920の位置は、開放位置である。カバー本体910のセンター部分911の内周側には、例えばカバー本体910の補強のため、加熱部材710の回転方向に沿って延びる第1リブ941および第2リブ942が形成されている。第1リブ941は、センター部分911の両端より内側において幅方向に所定間隔を隔てて複数配置されている。第2リブ942は、センター部分911の両端に1つずつ配置されており、センター部分911の内周面から加熱部材710への突出長さは、第1リブ941よりも長い。第2リブ942は、リブの一例である。
次に、開閉カバー920の開閉動作について説明する。本実施形態のプリンタ10では、幅方向のサイズが互いに異なる少なくとも2種類のシートWがトレイ210に収容可能である。幅方向のサイズが相対的に大きいシートW(以下、大サイズシートWと呼ぶ)が、トレイ210に収容され、定着器700へと搬送された場合、当該大サイズシートWは、加熱部材710の中央領域E1および一対の端側領域E2の全体に亘って通過する。一方、幅方向のサイズが相対的に小さいシートW(以下、小サイズシートWと呼ぶ)が、トレイ210に収容され、定着器700へと搬送された場合、当該小サイズシートWは、中央領域E1を通過するが、一対の端側領域E2を通過しない。このため、加熱部材710の端側領域E2が中央領域E1に比べて高温になり、端部昇温が生じるおそれがある。
しかし、本実施形態のプリンタ10では、例えばトレイ210内に収容されたシートWの幅方向のサイズを検知する図示しないセンサからの検知信号や、ユーザにより入力されたシートWのサイズ情報等に基づき、図示しないコントローラにより、大サイズシートWおよび小サイズシートWのいずれがトレイ210に収容されたかが判断される。大サイズシートWが収容されたと判断された場合、駆動モータ990からの駆動力によって、第1カム970および第2カム975は、図5に示す第1回転角度にされる。このとき、各開閉カバー920は閉塞位置にあり、ファン106が回転すると、排出口110から開閉カバー920と壁部107との間に流れる第1気流V1と、排出口110から上カバー900の下側を介して上カバー900と加熱部材710との間に流れる第2気流V2とが発生する。開閉カバー920と加熱部材710との距離は、センター部分911と加熱部材710との距離D21(基準距離の一例)と同じである。従って、加熱部材710の中央領域E1と端側領域E2とには、同量の第2気流V2が流れることにより、同等の冷却効果で冷却される。なお、このときの開閉カバー920と壁部107との距離は、距離D11であるものとする。
一方、小サイズシートWが収容されたと判断された場合、駆動モータ990からの駆動力によってシャフト960が回転駆動され、これに伴って、第1カム970および第2カム975が、図5に示す第1回転角度から図6に示す第2回転角度に回転する。この過程で、ピン972は、突出部921に当接し、突出部921を上方へと押し上げる。これにより、各開閉カバー920が開放位置に変位する。このとき、開閉カバー920と壁部107との距離は、開閉カバー920が閉塞位置にあるときの距離D11より短い距離D12であり、開閉カバー920と加熱部材710との距離は、開閉カバー920が閉塞位置にあるときの距離D21より長い距離D22である。ファン106が回転すると、上述した第1気流V1および第2気流V2に加えて、排出口110から、カバー本体910の貫通孔913を介して開閉カバー920と加熱部材710の端側領域E2との間に流れる第3気流V3が発生する。これにより、開閉カバー920が閉塞位置にあるときに比べて、開閉カバー920と壁部107との間に流れる第1気流V1の流量が減少する分だけ、開閉カバー920と加熱部材710の端側領域E2との間に流れる気流(第2気流V2および第3気流V3)の流量が多くなる。これにより、加熱部材710の中央領域E1の冷却効果より端側領域E2の冷却効果が高くなるため、加熱部材710の端部昇温を抑制することができる。
第1カム970および第2カム975が第2回転角度にあるとき、第1カム970および第2カム975は、一対のアーム部材851に当接していない。このため、加熱部材710と対向部材720との間の押圧力は、第1カム970および第2カム975が第1回転角度にあるときと同じである。このときのアーム部材851の姿勢は第1姿勢の一例であり、押圧力は第1押圧力の一例である。これに対して、例えばコントローラにより、定着器700でのシート詰まりが発生したことが検知された場合、駆動モータ990からの駆動力によって、第1カム970および第2カム975は、図7に示すように、図6に示す第2回転角度よりもさらに時計回りに回転駆動される。このときの回転角度は第3回転角度の一例である。この過程で、第1カム970および第2カム975は、一対のアーム部材851に当接し、一対のアーム部材851を上方に押し上げる。これにより、加熱部材710と対向部材720との間の押圧力は、第1カム970および第2カム975が第1回転角度および第2回転角度にあるときよりも小さくなる。このときのアーム部材851の姿勢は第2姿勢の一例であり、押圧力は第2押圧力の一例である。従って、定着器700でのシート詰まりが解消し易くなる。なお、第1カム970および第2カム975が第3回転角度に駆動されたとき、開閉カバー920は、図7に示すように開放位置にあってもよいが、閉塞位置にあってもよい。
本実施形態によれば、カバー本体910の開閉カバー920を閉塞位置と開放位置とに変位させることにより、ファン106によって生じた気流を、筐体100の壁部107と開閉カバー920との間に流す量と、開閉カバー920と加熱部材710との間に流す量とを相対的に変更することができる。具体的には、開閉カバー920が開放位置にある場合、閉塞位置にある場合に比べて、筐体100の壁部107と開閉カバー920との間隔が狭くなる一方で、開閉カバー920と加熱部材710との間隔が広くなるので、ファン106によって生じる気流が開閉カバー920と加熱部材710との間に多く流れる。これにより、加熱部材710の中央領域E1の冷却効果より端側領域E2の冷却効果が高くなるため、加熱部材710の端部昇温を抑制することができる。また、本実施形態では、上カバー900の一部である開閉カバー920を変位させる構成なので、カバーと冷却構造とが別体である構成に比べて装置が複雑になることを回避しつつ、端部昇温を抑制することができる。
また、本実施形態では、駆動モータ990からの駆動力によって第1カム970が回転駆動されることにより、開閉カバー920を閉塞位置と開放位置とに変位させることができるため、装置の大型化を抑制することができる。また、第1カム970は、シャフト960を介して回転駆動されるため、駆動モータ990と第1カム970とのレイアウトの自由度を確保しつつ、比較的簡単な構成で開閉カバー920を変位させることができる。また、カム機構を利用することにより、比較的簡単な構成で開閉カバー920を変位させることができる。
また、本実施形態では、付勢バネ980の付勢力によって、開閉カバー920と第1カム970とが離間することが抑制されるので、開閉カバー920を閉塞位置と開放位置とに確実に変位させることができる。
また、本実施形態では、変更機構により、第1カム970の回転に連動して、開閉カバー920の変位と押圧力の変更とを行うことができる。また、共通の第1カム970の回転によって、開閉カバー920の変位と押圧力の変更とを行うことができる。さらに、連結部930によって、1つの第1カム970で、センター部分911の両側に位置する開閉カバー920の変位と押圧力の変更とを行うことができる。
さらに、本実施形態では、開閉カバー920が開放位置にある場合でも、第2リブ942によってセンター部分911と加熱部材710の中央領域E1との間の保温性の低下を抑制することができる(図9参照)。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、支持部材の一例として、第1カム970を例示したが、支持部材は、これに限定されず、円弧状の溝が形成され、シャフト960と一体的に回転する円形部材と、一端が円形部材の溝にスライド可能に支持され、他端が開閉カバー920の後端部に回転可能に連結された連結アームとによって構成されたリンク機構でもよい。
上記実施形態において、第2リブ942、付勢バネ980、および、押圧力の変更機構の少なくとも1つが無い構成でもよい。
上記実施形態では、第1カム970および第2カム975が第3回転角度にあるとき、開閉カバー920は閉塞位置および開放位置のいずれの位置にあってもよい。
上記実施形態では、開閉カバー920の変位機構と押圧力の変更機構とは、共通のシャフト960および第1カム970を利用したが、シャフト960および第1カム970の少なくとも一方について互いに別体のものを利用してもよい。
上記実施形態では、開閉カバー920の後端側が上下動したが、これに限定されず、開閉カバー920の前端側、あるいは、開閉カバー920全体が上下動してもよい。
上記実施形態において、筐体100の後部に送風用のファンを設けて、第1再搬送ガイド161と搬送ガイド150との隙間を介して、収容空間Sに外気を送り込んでもよい。この構成であれば、大サイズシートWが再搬送経路R2を通過中では、ファンからの気流が大サイズシートWによって遮られ、加熱部材710全体に直接吹き付けられることが抑制される。一方、小サイズシートWが再搬送経路R2を通過中では、ファンから加熱部材710の中央領域E1に向かう気流のみが遮られ、ファンから加熱部材710の端側領域E2に向かう気流は遮られない。これにより、加熱部材710の端部昇温をより効果的に抑制することができる。
上記実施形態のプリンタ10は、大サイズシートWおよび小サイズシートWのいずれも、幅方向の中心位置が搬送経路R1や再搬送経路R2の中央位置を通過するようにセンター合わせで搬送される構成であった。しかし、プリンタ10は、これに限定されず、大サイズシートWおよび小サイズシートWのいずれも、幅方向の一辺が搬送経路R1や再搬送経路R2の右側または左側を通過するように片側合わせで搬送される構成でもよい。このような構成である場合、開閉カバー920は1つだけでよい。
上記実施形態では、シャフト960や第1カム970が、駆動モータ990からの駆動力によって回転駆動される構成であったが、これに限定されず、シャフト960や第1カム970が、例えば、ユーザによる回転操作や、筐体100の図示しない開閉カバーの回動操作に連動して回転する構成でもよい。
上記実施形態のプリンタ10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。上記実施形態では、プリンタ10は、1色(ブラック)のトナーを用いて印刷を行うとしているが、印刷に用いられるトナー色の種類や色数はこれに限られない。また、プリンタ10は、両面印刷を実行可能な構成に限らず、片面印刷のみ実行可能な構成でもよい。
また、画像形成装置は、プリンタ単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置や複合機でもよい。これらの複写機等にも本発明を適用することができる。
上記実施形態では、定着器700は、ベルト体の定着ベルト711を備えるものであったが、これに限定されず、ローラ体の定着ローラを備えるいわゆるローラタイプのものでもよい。
10:プリンタ 100:筐体 105:ダクト 106:ファン 107:壁部 700:定着器 710:加熱部材 711:定着ベルト 712:ハロゲンヒータ 720:対向部材 851:アーム部材 900:上カバー 910:カバー本体 911:センター部分 913:貫通孔 920:開閉カバー 921:突出部 930:連結部 941:第1リブ 942:第2リブ 950:切替機構 960:シャフト 970:第1カム 971:カム本体 972:ピン 975:第2カム 980:付勢バネ 990:駆動モータ E1:中央領域 E2:端側領域 S:収容空間

Claims (8)

  1. ファンと、前記ファンに連通する通風路を構成する壁部と、を有する筐体と、
    発熱体を含み、前記通風路内に所定の軸方向に沿って設けられた加熱部材と、前記軸方向に直交する方向において前記加熱部材に対向して配置された対向部材と、前記通風路内において、前記加熱部材と前記筐体の前記壁部との間に配置されたカバーと、を有する定着器と、
    駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力によって回転駆動される支持部材と、
    前記支持部材の回転に伴って、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を変更する変更機構と、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記加熱部材の前記軸方向における中央位置を含む中央領域に、前記加熱部材から基準距離離間して対向するセンターカバー部と、
    前記加熱部材の前記中央領域より前記軸方向外側に位置する端側領域に対向し、前記加熱部材との距離が前記基準距離以下である第1位置と、前記加熱部材との距離が前記基準距離より長い第2位置とに変位するサイドカバー部と、を備え
    前記支持部材は、第1回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記第1位置に支持し、前記第1回転角度と異なる第2回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記第2位置に支持し、
    前記変更機構は、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を、第1押圧力にする第1姿勢と、前記第1押圧力より小さい第2押圧力にする第2姿勢とに変位する変位部材を備え、
    前記支持部材は、前記駆動源によって前記第1回転角度および前記第2回転角度とは異なる第3回転角度に回転駆動されたときに、前記変位部材を前記第1姿勢から前記第2姿勢に変位させる、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記軸方向に沿って設けられたシャフトを備え、
    前記支持部材は、前記シャフトに固定されており、
    前記駆動源は、前記シャフトを前記シャフトの軸を中心に回転駆動する、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記支持部材は、前記サイドカバー部に当接するカムである、画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記サイドカバー部を前記支持部材側に付勢する付勢部を備える、画像形成装置。
    画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記サイドカバー部は、前記加熱部材の前記一方の前記端側領域に対向する第1サイドカバー部と、前記加熱部材の他方の前記端側領域に対向する第2サイドカバー部と、前記第1サイドカバー部と前記第2サイドカバー部とを連結する連結部と、を含み、
    前記支持部材は、前記第1サイドカバー部および前記第2サイドカバー部の少なくとも一方を支持する、画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記センターカバー部の前記軸方向における端部には、前記加熱部材側に突出するリブが形成されている、画像形成装置。
  7. 発熱体を含み、軸方向に沿って設けられた加熱部材と、
    前記軸方向に直交する方向において前記加熱部材に対向して配置された対向部材と、
    前記加熱部材の前記対向部材とは反対側に対向して配置されたカバーと、
    駆動源からの駆動力によって回転駆動される支持部材と、
    前記支持部材の回転に伴って、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を変更する変更機構と、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記加熱部材の前記軸方向における中央位置を含む中央領域に、前記加熱部材から基準距離離間して対向するセンターカバー部と、
    前記加熱部材の前記中央領域より前記軸方向外側に位置する端側領域に対向し、前記加熱部材との距離が前記基準距離以下である第1位置と、前記加熱部材との距離が前記基準距離より長い第2位置とに変位するサイドカバー部と、を有し、
    前記支持部材は、第1回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記第1位置に支持し、前記第1回転角度と異なる第2回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記第2位置に支持し、
    前記変更機構は、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を、第1押圧力にする第1姿勢と、前記第1押圧力より小さい第2押圧力にする第2姿勢とに変位する変位部材を備え、
    前記支持部材は、前記駆動源によって前記第1回転角度および前記第2回転角度とは異なる第3回転角度に回転駆動されたときに、前記変位部材を前記第1姿勢から前記第2姿勢に変位させる、定着器。
  8. ファンに連通する通風路内に設けられ、発熱体を有し、軸方向に沿って設けられた加熱部材と、前記軸方向に直交する方向において前記加熱部材に対向して配置された対向部材と、前記通風路内において、前記加熱部材と前記通風路を構成する壁部との間に配置されるカバーと、駆動源からの駆動力によって回転駆動される支持部材と、前記支持部材の回転に伴って、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を変更する変更機構と、を備える定着器の端部昇温抑制方法であって、
    前記カバーは、前記加熱部材の前記軸方向における中央位置を含む中央領域に、基準距離離間して対向するセンターカバー部と、前記加熱部材の前記中央領域より前記軸方向外側に位置する端側領域に対向するサイドカバー部とを有し、
    前記支持部材は、第1回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記加熱部材との距離が前記基準距離以下である第1位置に支持し、前記第1回転角度と異なる第2回転角度に回転駆動されたときに、前記サイドカバー部を前記加熱部材との距離が前記基準距離より長い第2位置に支持し、
    前記変更機構は、前記加熱部材と前記対向部材との間の押圧力を、第1押圧力にする第1姿勢と、前記第1押圧力より小さい第2押圧力にする第2姿勢とに変位する変位部材を備え、
    前記サイドカバー部を、前記第1位置から、前記第2位置に変位させる工程と、
    前記支持部材が前記駆動源によって前記第1回転角度および前記第2回転角度とは異なる第3回転角度に回転駆動されたときに、前記変位部材を前記第1姿勢から前記第2姿勢に変位させる工程と、
    を備える、定着器の端部昇温抑制方法。
JP2015183567A 2015-09-17 2015-09-17 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法 Active JP6589494B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183567A JP6589494B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法
US15/255,637 US10012952B2 (en) 2015-09-17 2016-09-02 Image forming apparatus for controlling amount of air flow flowing to heat unit in fixing device
CN201610826793.1A CN106842861B (zh) 2015-09-17 2016-09-14 成像设备、定影装置和控制成像设备的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183567A JP6589494B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017058530A JP2017058530A (ja) 2017-03-23
JP6589494B2 true JP6589494B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=58282444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015183567A Active JP6589494B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10012952B2 (ja)
JP (1) JP6589494B2 (ja)
CN (1) CN106842861B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102056390B1 (ko) * 2017-07-18 2019-12-16 송명은 회전범위의 제어가 가능한 선풍기와 그 제어방법
JP7243277B2 (ja) * 2019-02-21 2023-03-22 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置
US11513457B2 (en) 2020-05-21 2022-11-29 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating same

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0185856U (ja) 1987-11-30 1989-06-07
JP2933432B2 (ja) 1991-11-08 1999-08-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPH05224476A (ja) * 1991-12-20 1993-09-03 Canon Inc プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形成装置
JPH06274055A (ja) * 1993-03-18 1994-09-30 Canon Inc 画像形成装置の定着器
JP3426061B2 (ja) 1995-08-02 2003-07-14 株式会社リコー 定着装置
JP2001142544A (ja) 1999-11-15 2001-05-25 Konica Corp 加熱処理装置および画像形成装置
JP2005077877A (ja) 2003-09-02 2005-03-24 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2008298831A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 定着装置、および画像形成装置
JP2010188676A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Ricoh Co Ltd プリンタ
JP5832134B2 (ja) 2011-05-02 2015-12-16 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP5858648B2 (ja) 2011-06-03 2016-02-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5921096B2 (ja) 2011-06-22 2016-05-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5864979B2 (ja) 2011-09-22 2016-02-17 キヤノン株式会社 画像加熱装置
US9025983B2 (en) * 2012-04-16 2015-05-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having a cooling unit and method for forming image using the same
JP6102291B2 (ja) * 2012-10-24 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置と画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017058530A (ja) 2017-03-23
CN106842861A (zh) 2017-06-13
CN106842861B (zh) 2020-11-10
US20170082972A1 (en) 2017-03-23
US10012952B2 (en) 2018-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6589494B2 (ja) 画像形成装置、定着器、および、定着器の端部昇温抑制方法
EP2506084B1 (en) Image forming apparatus for performing fixing processing by induction heating system
JP6127475B2 (ja) 画像形成装置
JP6047600B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
US9790052B2 (en) Image forming apparatus
JP2014224885A (ja) 定着装置、画像形成装置及び用紙検知機構
JP5549312B2 (ja) 定着装置、片面用画像形成装置及び両面用画像形成装置
JP6693143B2 (ja) 画像形成装置
JP6102496B2 (ja) 開閉装置、シート搬送装置及び画像形成装置
JP5127407B2 (ja) 画像形成装置のリッドの開閉構造
JP2017161622A (ja) 冷却装置及び画像形成装置
JP6044305B2 (ja) 画像形成装置
JP2016109921A (ja) 筐体構造、電子機器及び画像形成装置
JP6361170B2 (ja) 記録材冷却搬送装置及び画像形成装置
JP6051822B2 (ja) 画像形成装置
JP6072656B2 (ja) 画像形成装置の排気構造
JP5953260B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016196355A (ja) 画像形成装置
JP5894971B2 (ja) 画像形成装置
JP5998113B2 (ja) 画像形成装置
JP6094182B2 (ja) 画像形成装置
JP6048097B2 (ja) 画像形成装置
JP2016122907A (ja) シート搬送装置
JP2014232223A (ja) 画像形成装置
JP6111623B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6589494

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150