JP5408074B2 - 記録材後処理装置および画像形成システム - Google Patents

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本発明は、記録材後処理装置および画像形成システムに関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置には、画像形成された記録材を後処理する記録材後処理装置が連結されたものが存在する。このような記録材後処理装置は、一般に、記録材を綴じる綴じ機構や、記録材の予め定められた位置にパンチ孔(穴)を形成するパンチ機構などを搭載している。
例えば特許文献1には、記録材搬送方向に沿って、記録材にパンチ孔を開けるためのパンチユニット、記録材に折り目をつけるために折りユニット、記録材の折り目にステープルを打ち込んで綴じ処理を行うためのステープラ等が配置された記録材後処理装置が記載されている。
特開2004−277036号公報
本発明は、記録材を綴じる綴じ部材を備えた記録材後処理装置において綴じ部材が綴じ位置との間を移動する際に、綴じ処理された記録材に綴じ部材が引っ掛かるのを抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録材が順に搬入されて複数の当該記録材が集積される記録材集積部材と、前記記録材集積部材に集積された前記記録材の集積領域内に移動して当該記録材を綴じ、当該記録材を綴じた後に当該記録材の集積領域外に退避する綴じ部材とを備え、前記綴じ部材は、前記記録材への線状の切り込みと切り込み片とにより当該記録材を綴じるとともに、当該線状の切り込みを形成する線状切込形成部材が、当該切り込み片を形成する切込片形成部材よりも当該綴じ部材が前記集積領域外に退避する方向側に配置されたことを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記綴じ部材は、前記記録材集積部材に搬入される前記記録材の搬入方向に直交する方向における当該記録材の両側各々に配置され、当該綴じ部材の各々が当該記録材の搬入方向に直交する方向に沿って前記集積領域の中央部方向に移動し、当該記録材を綴じた後に当該中央部から当該記録材の側部に向かって退避することを特徴とする請求項1記載の記録材後処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記綴じ部材は、当該綴じ部材の各々が前記集積領域の前記中央部から順に前記記録材の前記側部に向かって当該記録材の予め定められた1または複数の位置を綴じることを特徴とする請求項2記載の記録材後処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記綴じ部材は、前記線状切込形成部材および前記切込片形成部材が前記記録材側に配置された開口部を通過して当該記録材に向け移動することにより前記線状の切り込みと前記切り込み片とを形成するとともに、当該開口部における当該綴じ部材が退避する方向とは反対側の端部が、当該記録材束側に向かって当該退避する方向とは反対側に傾いた斜面で構成されたことを特徴とする請求項2記載の記録材後処理装置である。
請求項5に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置にて画像が形成された記録材が順に搬入され、当該記録材に対して綴じ処理を行う記録材後処理装置とを有し、前記記録材後処理装置は、前記画像形成装置から搬入される複数の記録材が順に集積される記録材集積部材と、前記記録材集積部材に集積された前記記録材の集積領域内に移動して当該記録材を綴じ、当該記録材を綴じた後に当該記録材の集積領域外に退避する綴じ部材とを備え、前記綴じ部材は、前記記録材への線状の切り込みと切り込み片とにより当該記録材を綴じるとともに、当該線状の切り込みを形成する線状切込形成部材が、当該切り込み片を形成する切込片形成部材よりも当該綴じ部材が前記集積領域外に退避する方向側に配置されたことを特徴とする画像形成システムである。
請求項6に記載の発明は、前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、前記記録材集積部材に搬入される前記記録材の搬入方向に直交する方向における当該記録材の両側各々に配置され、当該綴じ部材の各々が当該記録材の搬入方向に直交する方向に沿って前記集積領域の中央部方向に移動し、当該記録材を綴じた後に当該中央部から当該記録材の側部に向かって退避することを特徴とする請求項5記載の画像形成システムである。
請求項7に記載の発明は、前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、当該綴じ部材の各々が前記集積領域の前記中央部から順に前記記録材の前記側部に向かって当該記録材の予め定められた1または複数の位置を綴じることを特徴とする請求項6記載の画像形成システムである。
請求項8に記載の発明は、前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、前記線状切込形成部材および前記切込片形成部材が前記記録材側に配置された開口部を通過して当該記録材に向け移動することにより前記線状の切り込みと前記切り込み片とを形成するとともに、当該開口部における当該綴じ部材が退避する方向とは反対側の端部が、当該記録材束側に向かって当該退避する方向とは反対側に傾いた斜面で構成されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成システムである。
請求項1の発明によれば、記録材を綴じる綴じ部材を備えた記録材後処理装置において綴じ部材が綴じ位置との間を移動する際に、本発明を採用しない場合に比べ、綴じ処理された記録材に綴じ部材が引っ掛かるのを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、切り込み片を用いて記録材を綴じる際に要する時間を、本発明を採用しない場合に比べ、低減することができる。
請求項3の発明によれば、綴じ部材が記録材の側部に向かって退避するに際し、綴じ部材が複数の綴じ位置各々において切り込み片との引っ掛かりを生じることを、本発明を採用しない場合に比べて抑制することができる。
請求項4の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、綴じ部材が切り込み片をさらに円滑に通過することができる。
請求項5の発明によれば、記録材を綴じる綴じ部材を備えた記録材後処理装置を搭載する画像形成システムにおいて綴じ部材が綴じ位置との間を移動する際に、本発明を採用しない場合に比べ、綴じ処理された記録材に綴じ部材が引っ掛かるのを抑制することができる。
請求項6の発明によれば、切り込み片を用いて記録材を綴じる際に要する時間を、本発明を採用しない場合に比べ、低減することができる。
請求項7の発明によれば、綴じ部材が記録材の側部に向かって退避するに際し、綴じ部材が複数の綴じ位置各々において切り込み片との引っ掛かりを生じることを、本発明を採用しない場合に比べて抑制することができる。
請求項8の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、綴じ部材が切り込み片をさらに円滑に通過することができる。
本実施の形態が適用される画像形成システムを示す概略構成図である。 綴じ装置を説明するための図である。 綴じ装置を説明するための図である。 上方から眺めた場合における第1綴じユニットおよび第2綴じユニットの状態を示した図である。 第1綴じユニットなどの斜視図である。 第1綴じユニットなどの斜視図である。 第1綴じユニットなどの斜視図である。 画像形成システムのフロント側から第1綴じユニットを眺めた図である。 画像形成システムのフロント側から第1綴じユニットを眺めた図である。 第1綴じユニットなどの斜視図である。 用紙束の積載状態を示した図である。 上部フレームに設けられた綴じ部を説明する図である。 舌部の自由端側が第1綴じユニットおよび第2綴じユニットの退避方向と反対の方向を向くように形成された用紙束を示した図である。 舌部の自由端の一部が第1綴じユニットの基台の開口部に入り込んだ状態を説明する図である。 舌部の自由端側が第1綴じユニットおよび第2綴じユニットの退避方向を向くように形成された用紙束を示した図である。 第1綴じユニットの綴じ部が綴じ処理を終了した後の退避移動中に、第1綴じユニットが舌部を通過する際の経過を示した図である。 第1綴じユニットの綴じ部が綴じ処理を終了した後の退避移動中に、第1綴じユニットが舌部を通過する際の経過を示した図である。 第1綴じユニットに設けた綴じ部の断面構成図である。 第1綴じユニットおよび第2綴じユニットの他の一形態を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システムの説明>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム1を示す概略構成図である。この画像形成システム1は、例えば、電子写真方式によって画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置の一例としての画像形成装置2と、画像形成装置2によって例えばトナー像が形成された用紙(記録材)Sに対し予め定められた後処理を施す記録材後処理装置の一例としての用紙処理装置3とを備えている。
<画像形成装置の説明>
画像形成装置2は、用紙Sを供給する用紙供給部6と、用紙供給部6から供給された用紙Sに対し電子写真方式により画像を形成する画像形成部5とを備えている。なお、画像形成部5として、インクジェット方式などにより画像を形成する構成を用いてもよい。また画像形成装置2は、画像形成部5で画像が形成された用紙Sの面を反転させる用紙反転装置7と、画像が形成された用紙Sを搬出する搬出ロール9とを備えている。さらに画像形成装置2は、ユーザからの情報を受け付けるユーザ・インターフェイス90を備えている。ここで、用紙供給部6は、用紙Sが積載される第1用紙積載部61および第2用紙積載部62を備えている。また用紙供給部6は、第1用紙積載部61に積載された用紙Sを画像形成部5に向けて搬送する搬送ロール65と、第2用紙積載部62に積載された用紙Sを画像形成部5に向けて搬送する搬送ロール66とを備えている。
<用紙処理装置の説明>
用紙処理装置3は、画像形成装置2から搬出された用紙Sを搬送する搬送装置10と、搬送装置10により搬送された用紙Sが積載される用紙集積部35や用紙Sの端部を綴じるステープラ40などが設けられた本体部30とを備えている。また用紙処理装置3は、画像形成システム1の全体を制御する制御部80を備えている。制御部80は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびHDD(Hard Disk Drive)(何れも不図示)により構成されている。CPUでは、画像形成システム1を制御するための処理プログラムが実行される。ROMには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる処理プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。
用紙処理装置3の搬送装置10は、画像形成装置2の搬出ロール9を介して搬出される用紙Sを受け取る一対のロールである入口ロール11と、この入口ロール11にて受け取られた用紙Sに必要に応じて穴あけを施すパンチャ12とを備えている。また搬送装置10は、パンチャ12のさらに下流側に、用紙Sを下流側へと搬送する一対のロールである第1搬送ロール13と、本体部30に向けて用紙Sを搬送する一対のロールである第2搬送ロール14とを有する。
用紙処理装置3の本体部30は、箱状に形成された本体フレーム36を備えている。またこの本体部30は、搬送装置10から用紙Sを受け取る一対のロールである受け取りロール31を備えている。また本体部30は、受け取りロール31の下流側に設けられ用紙Sが集積される用紙集積部35と、用紙集積部35に向けて用紙Sを搬出する一対のロールであるエグジットロール34とを備えている。また本体部30は、図中時計回りに回転しエグジットロール34により搬送されてきた用紙Sを用紙集積部35のエンドガイド35Bに向けて搬送するパドル37を備えている。さらに本体部30は、用紙Sの一方の側部および他方の側部の各々に対向して設けられて用紙Sを挟むように用紙Sを押圧し用紙Sの揃えを行うタンパ38を備えている。
また本体部30は、用紙集積部35に近接する方向および用紙集積部35から離間する方向に移動可能に設けられたイジェクト(eject)ロール39を備えている。このイジェクトロール39は、用紙集積部35に用紙Sが積載される際には用紙集積部35から離れた位置(用紙集積部35の鉛直上方位置)に退避している。そしてイジェクトロール39は、用紙集積部35から用紙Sの束(以下、「用紙束T」とも称する)の搬出を行う際に、用紙束Tに接触するまで移動した後、回転しながら用紙束Tを下流側へ搬送する。
また本体部30は、用紙集積部35上の用紙束Tの端部(用紙束Tの搬送方向における後端部)をステープル針を用いて綴じるステープラ40を有している。
また本体部30は、本体フレーム36の側壁に、イジェクトロール39により搬送される用紙束Tの搬出に用いられる開口69を備えている。
さらに本体部30は、イジェクトロール39により搬送されてきた用紙束Tの先端部(用紙束Tの搬送方向における先端部)に対して綴じ処理を行う綴じ手段の一例としての綴じ装置500を備えている。この綴じ装置500は、ステープル針を用いて綴じる上記のステープラ40とは異なり、ステープル針を用いず、用紙束Tに厚さ方向の変形を生じさせることで用紙S各々を相互に結合させる方式による綴じ処理を行う。なお、この綴じ装置500は、本体フレーム36とは別体で構成され、本体フレーム36から取り外し可能に設定されている。
また本体部30は、ステープラ40による綴じ処理が行われた用紙束T、および、綴じ装置500により綴じ処理が行われた用紙束Tが積載される用紙束積載部70を備えている。この用紙束積載部70は、用紙束Tの積載量に応じて下降するように構成されている。また、ステープラ40による綴じ処理から綴じ装置500による綴じ処理に切り替えられる場合、さらには、綴じ装置500による綴じ処理からステープラ40による綴じ処理に切り替えられる場合には、制御部80は、それぞれの綴じ処理における綴じ部分が画像の見開きの上側または左側となるように、画像データの出力方向を切り替えるように制御する。
<綴じ装置の説明>
次に、上記した用紙束Tに厚さ方向の変形を生じさせて綴じ処理を行う綴じ装置500について詳細に説明する。
図2および図3は、綴じ装置500を説明するための図である。ここで、図2は、画像形成システム1のフロント側(前面側)から綴じ装置500を眺めた場合の図であり、図3は、画像形成システム1の上方から綴じ装置500を眺めた場合の図である。ただし、図3では、装置フレーム530(後述)や上部フレーム511(後述)の図示を省略している。
図2に示すように、綴じ装置500は、箱状に形成されるとともに用紙束Tの搬送方向と直交する方向(画像形成システム1の奥行き方向)に沿って配置された装置フレーム530を備えている。なお、図示は省略するが、回転板513(後述)に載っている用紙束Tを必要に応じて用紙束積載部70に落下させるため、装置フレーム530の長手方向における中央部であって装置フレーム530の下部は、開放させた構成としている。
また綴じ装置500は、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とを備えている。図2は、フロント側に備えられた第1綴じユニット510を示したものである。第1綴じユニット510は、この図2に示すように、装置フレーム530により支持され、用紙束Tの搬送方向と直交する方向(画像形成システム1の奥行き方向)に沿って移動可能に構成されている。そして、第1綴じユニット510は、用紙束Tの中央部および用紙束Tの一方の端部に移動して、用紙束Tを綴じる。また、他方のリア側(画像形成システム1の背面側)に備えられた第2綴じユニット520は、同じく装置フレーム530により支持され、用紙束Tの搬送方向と直交する方向に沿って移動可能に構成され、そして、用紙束Tの中央部および用紙束Tの他方の端部に移動して、用紙束Tを綴じる。
すなわち、綴じ装置500は、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を移動させる移動機構(不図示)を備えている。そして、この移動機構に設けられたモータM(図3参照)や不図示のガイドなどによって、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は用紙束Tの搬送方向と直交する方向に沿って移動するように構成されている。本実施形態では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々に対応させた2つのモータMを配置した構成としている。このような2つのモータMを配置した構成の他に、ラックやピニオンを用いることで、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の双方を一つ(単一)のモータMにより移動させる構成としてもよい。
<綴じ装置の構成の説明>
続いて、綴じ装置500に備えられた第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の構成について説明する。なお、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は共に同様の構成を有しており、ここでは第1綴じユニット510を例にとって説明する。
まず、上記図2に示すように、第1綴じユニット510は、上部フレーム511と、この上部フレーム511の鉛直下方に間隙KGを持って配置された下部フレーム512とを備えている。また第1綴じユニット510の下部フレーム512には、予め定められた軸(後述)を中心として回転移動する回転板513が設けられている。
上部フレーム511の内部には、図2に示すように、下部フレーム512に向かう方向(下部フレーム512表面のほぼ法線方向)に沿って往復移動するように設けられた移動フレーム511Aと、移動フレーム511Aを移動させる移動機構(不図示)とが設けられている。移動フレーム511Aの内側には、移動フレーム511Aの下部フレーム512側への移動に伴って上記した間隙KG側に向けて突出する突出部材511Bと、突出部材511Bが下部フレーム512に突き当たった際に自らが縮むことで突出部材511Bの破損などを抑制するコイルスプリングKSとが設けられている。また移動フレーム511Aには、打ち抜き部材505(詳細は後述)などを用いて用紙束Tに対する綴じ処理を行う綴じ部材の一例としての綴じ部511Cと、打ち抜き部材505等を駆動する駆動機構(不図示)とが設けられている。
一方、図2に示すように、下部フレーム512には、上記した移動フレーム511Aに設けられた打ち抜き部材505が入り込む穴部512Aが設けられている。また下部フレーム512には、上部フレーム511の綴じ部511Cによる綴じ処理に伴って発生する屑を収容する屑収容部512Bが、穴部512Aに接続して設けられている。さらに下部フレーム512には、図2に示すように、下部フレーム512の上面から間隙KG内に突出する突出部材512Cが設けられている(図3も参照)。
次の図3に示すように、綴じ装置500では、回転板513が下部フレーム512の内部に収納されるように構成されている。すなわち、下部フレーム512は上板512Eおよび下板(不図示)によって外枠が構成され、この上板512Eと下板との間の内部空間に、回転板513を収納可能な凹部を形成している。回転板513は、引き続いて述べる綴じ装置500の機構により、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の移動に伴って、この凹部内に収納される。
図3に示すように、回転板513は、本体フレーム36に近い側に設けられた軸512Dを中心に回転移動が可能なように構成されている。さらには、回転板513のうちの本体フレーム36側に位置する部位に一端部が固定され、上記した下部フレーム512の上板512Eの下面に他端部が固定された第1コイルスプリングKS1が配置されている。それにより、回転板513の軸512Dよりも本体フレーム36側に位置する部位が、第1コイルスプリングKS1によって下部フレーム512側(用紙束Tの搬送方向と直交する方向)に引っ張られるように構成されている。
また綴じ装置500には、一方の端部側に長穴NAを有するとともに他方の端部側にて上記した軸512Dを支持する支持部材512Fと、上板512Eの下面から支持部材512Fの長穴NA内に突出した突出ピン512Gとが設けられている。支持部材512Fの長穴NA内には、突出ピン512Gよりも軸512D側に設けられ突出ピン512Gから離れる方向に支持部材512Fを移動させる第2コイルスプリングKS2が設けられている。さらに、支持部材512Fの両側に設けられ、移動する支持部材512Fの案内を行うガイドGが形成されている。
また綴じ装置500には、回転板513の回転を規制する第1規制部401が、装置フレーム530(図2参照)側にて回転板513の搬送経路上に突出するように取り付けられている。さらには、下部フレーム512の下板(不図示)から上方に向かって突出するように第2規制部402が設けられている。そして、第2規制部402が回転板513下面に設けられた突起TKに突き当たることで回転板513の回転を規制する。
綴じ装置500では、上部フレーム511の綴じ部511Cに設けられた打ち抜き部材505(図2参照)が、下部フレーム512に設けられた穴部512Aに入り込む。そのため、打ち抜き部材505と回転板513とが干渉するおそれがある。そこで、綴じ装置500においては、図3に示すように、回転板513に対し切り欠き513Aを形成し、打ち抜き部材505と回転板513とが干渉することを抑制している。
<綴じ処理の説明>
本実施形態の用紙処理装置3では、ユーザの選択に応じ、ステープラ40によるステープル針による綴じ処理、および、綴じ装置500による用紙束Tに厚さ方向の変形を生じさせることによる綴じ処理の何れか一方、又は双方が行われる。以下、図4〜図10を参照し、ステープラ40による綴じ処理、および、綴じ装置500による綴じ処理について説明する。なお、図4は、上方から眺めた場合における第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の状態を示した図である。また、図5〜図7、図10は、第1綴じユニット510などの斜視図である。また、図8および図9は、画像形成システム1のフロント側から第1綴じユニット510を眺めた図である。
<ステープラによる綴じ処理の説明>
始めに、ステープラ40により行われる綴じ処理について説明する。
ステープラ40により綴じ処理が行われる場合には、まず、用紙束積載部70(図1参照)が上昇する。そして、エグジットロール34(図1参照)により用紙Sが用紙集積部35に向けて搬出され、用紙集積部35に複数枚の用紙Sが積載される。ここで、用紙Sが用紙集積部35に向けて搬出される際に、図4(A)に示すように、搬出された用紙Sの先端部は用紙集積部35の端部35C(図1参照)、さらには本体フレーム36の開口69を越えて本体フレーム36から突出する。また、用紙Sの後端部が用紙集積部35上に載り、用紙Sの後端部がエンドガイド35B(図1参照)に突き当たるまで用紙Sが用紙集積部35上をスライド移動した後も、用紙Sの先端部は本体フレーム36(の開口69)から突出した状態で用紙集積部35に積載されることとなる。
そのため、本実施形態では、まず用紙束積載部70を上昇させることで、本体フレーム36から突出した用紙Sの先端部を用紙束積載部70により支持する。この状態では、用紙Sは、用紙集積部35および用紙束積載部70の両者に跨った状態で支持されている。このように、本実施形態においては、用紙Sの全体を本体フレーム36内に納める構成ではなく、上記したように先端部を本体フレーム36から突出させた状態で用紙Sを支持する構成を採用している。それにより、本体フレーム36の小型化を図り、画像形成システム1全体の占有面積をより小さくするように構成している。
ところで、ステープラ40による綴じ処理が行われる際に回転板513が突出していると、この回転板513によって、用紙Sの移動や後述する用紙束Tの移動が規制される。また上昇する用紙束積載部70と回転板513とが干渉するおそれもある。そのため、本実施形態では、ステープラ40による綴じ処理が行われる際、図4(A)に示すように、第1綴じユニット510を画像形成システム1のフロント側(前面側)に退避させ、かつ、第2綴じユニット520を画像形成システム1のリア側(背面側)に退避させている。すなわち、エグジットロール34(図1参照)により用紙集積部35から搬出される用紙束Tの搬送経路の一方の側方に第1綴じユニット510を退避させ、用紙束Tの搬送経路の他方の側方に第2綴じユニット520を退避させている。
なお、エグジットロール34によって用紙集積部35上に用紙Sが順次搬出されると、タンパ38(図1参照)により用紙Sの側部が押圧される。それにより、用紙Sの幅方向が揃えられる。また、回転駆動するパドル37(図1参照)によって用紙Sがエンドガイド35Bに押圧されることで、用紙Sの搬送方向が揃えられる。これにより、幅方向端部および搬送方向端部が揃え処理された予め定められた枚数の用紙Sからなる用紙束Tが、用紙集積部35上に生成される。その後、この用紙束Tに対してステープラ40による綴じ処理が実行される。次いで、イジェクトロール39によって、用紙束Tは用紙束積載部70に搬出されることとなる。なお、本実施形態では、用紙束積載部70への用紙束Tの積載に伴い、用紙束Tの積載量に応じて用紙束積載部70が下降するように構成されている。
<綴じ装置による綴じ処理の説明>
次に、綴じ装置500による用紙束Tに厚さ方向の変形を生じさせることによる綴じ処理について説明する。
綴じ装置500による綴じ処理が行われる場合には、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520と用紙束積載部70との干渉が起こらない位置まで、用紙束積載部70を下降させておく。その後、図4(B)の矢印Aに示すように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が、用紙束Tの集積領域内に向けて、互いに近接する方向(用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向に沿って近接する方向)に移動する。そして、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の移動に伴い、第1規制部401による回転板513の規制(図5(A)参照)は解除される。それにより、第1コイルスプリングKS1によって回転板513が回転し、図5(B)に示すように、回転板513が下部フレーム512から突出した状態が設定される。この回転板513の突出によって、本体フレーム36から突出した用紙Sの先端部(図5(B)参照)は、回転板513により支持されることとなる。すなわち、綴じ装置500による綴じ処理を行う場合には、エグジットロール34により順次搬送されてくる用紙Sを、用紙集積部35および回転板513の両者に跨った状態で支持する。それにより、用紙集積部35および回転板513は記録材集積部材を構成する。
第1コイルスプリングKS1により回転する回転板513は、回転板513に設けられた突起TK(図5(A)参照)が下部フレーム512に設けられた第2規制部402(図3参照)に突き当たることで、その回転が停止される。また、用紙Sがエグジットロール34により用紙集積部35に向けて順次搬送されるに際して、この用紙Sの搬送経路の下流側に回転板513が位置することとなるが、図5(B)に示すように、下部フレーム512は搬送経路の側方に外れて位置するように設定されている。また図示を省略するが、上部フレーム511も搬送経路の側方に外れて位置するように設定されている。それにより、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の上部フレーム511および下部フレーム512は、エグジットロール34による用紙集積部35への用紙Sの搬送を阻害しない。
ここで、用紙Sがエグジットロール34により用紙集積部35に向けて順次搬送されてくる際に、この用紙Sの搬送経路上に、上部フレーム511および下部フレーム512を配置しておくこともできる。この場合には、用紙Sのサイズにもよるが、エグジットロール34により搬送されてくる用紙Sは、上部フレーム511と下部フレーム512との間に形成された間隙KG(図2参照)に一旦侵入した後に、用紙集積部35および回転板513上を滑りながら用紙集積部35のエンドガイド35B(図1参照)に向かって移動するように構成されることとなる。
ところで、用紙集積部35に向けて順次搬送される用紙Sにはカール(反り)が発生している場合がある。このようなカールした用紙Sが綴じ装置500の間隙KGに侵入すると、上部フレーム511の下面や下部フレーム512の上面に用紙Sが引っ掛かり、エンドガイド35Bに向かう用紙Sの搬送が規制されるおそれがある。さらには、用紙束Tを構成する用紙Sに不揃いが生じることもある。
また、用紙集積部35上に用紙Sが既に集積されている場合には、用紙集積部35に向けて新たに搬送される用紙Sは、用紙集積部35および回転板513上に既に積載されている用紙Sの上面をスライドしたうえで綴じ装置500の間隙KGに侵入することとなる。このように既に集積されている用紙Sの上を新たな用紙Sがスライドしていく場合にも、間隙KG内にて用紙Sが上部フレーム511の下面に接触しやすい。また、この場合もエンドガイド35Bに向かう用紙Sの搬送が規制されやすくなる。
このようなことからも、本実施形態では、上記したように、用紙Sが用紙集積部35に向けて順次搬送される際には、上部フレーム511および下部フレーム512を備えた第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を、用紙Sの搬送経路から退避した位置に設定している。すなわち、第1綴じユニット510を用紙Sの搬送経路の一方の側方(搬送経路Dと直交する方向)に退避させ、第2綴じユニット520を用紙Sの搬送経路の他方の側方に退避させている。
そして、予め定められた枚数の用紙Sが用紙束Tとして用紙集積部35および回転板513の両者に跨った状態で支持されるとともに、用紙束Tに対する幅方向端部および搬送方向端部の揃え処理が完了した段階で、用紙集積部35を綴じ装置500側にスライド移動させる。それにより、用紙集積部35上の用紙束Tの先端部を第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が綴じ処理を行う位置まで移動させる。そしてその後、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を用紙Sの搬送経路Dと直交する方向A(用紙束Tの幅方向)に沿って移動させ、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を用紙Sの搬送経路Dと直交する方向Aにおける予め定められた綴じ位置に設定する。
なお、上記では説明を省略したが、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520に設けられた回転板513は、図3に示すように三角形状に形成されている。また、図5(B)に示したように、回転板513には、回転板513が用紙Sの搬送経路上に位置している状態にて他方の第1綴じユニット510または第2綴じユニット520の側に突出する頂部513Bが設けられている。さらに回転板513には、頂部513Bに連続して形成され、本体フレーム36側に向かって各々の下部フレーム512側に傾斜する縁部513Cが設けられている。
また、図4(B)および図5(B)では、例えばA4サイズの用紙Sの長い方の辺(ロングエッジ)が先頭となった状態(所謂「ロングエッジフィード」:LEF)で搬送されてくる際の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の配置例を示している。ここで例えば、A4サイズの用紙Sの短い方の辺(ショートエッジ)が先頭となった状態(所謂「ショートエッジフィード」:SEF)で搬送されてくる場合には、図4(C)に示すように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は、さらに近接した状態で配置される。また上記では説明を省略したが、本実施形態における綴じ装置500では、図2に示すように、用紙集積部35の用紙Sの搬送経路Dの延長線上に回転板513が位置するように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が配置されている。
綴じ装置500による綴じ処理についての説明を続ける。用紙集積部35に向けて用紙Sが搬出される際には、ステープラ40による綴じ処理の場合と同様に、用紙Sが搬出される度にタンパ38により用紙Sの側部が押圧されることで、用紙Sの幅方向が揃えられる。また、回転駆動するパドル37により用紙Sがエンドガイド35Bに押圧されることで、用紙Sの搬送方向が揃えられる。それにより、幅方向端部および搬送方向端部がともに揃えられた用紙束Tが用紙集積部35上に生成される。その後、用紙集積部35が用紙Sの搬送経路Dに沿って綴じ装置500側にスライド移動する(上記図2も参照)。それにより、用紙集積部35上の用紙束Tの先端部(用紙Sの搬送経路D前方における先端部)は、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520による綴じ処理が行われる予め定められた位置まで移動する。
次いで、例えば、用紙Sの中央部(用紙Sの搬送経路Dと直交する方向における中央部)にて2箇所の綴じ処理を行う場合には、図6(A)に示すように、用紙集積部35および回転板513に支持された用紙束Tの集積領域内に侵入するように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が用紙Sの搬送経路D(図4(B)参照)と直交する方向(図中矢印方向)にさらに近接する。その際には、図6(A)に示すように、第1綴じユニット510の回転板513と第2綴じユニット520の回転板513とが互いに突き当たる状態となる。さらには、軸512Dを中心として回転板513が回転するようになる。そして、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520のさらなる近接に伴って、支持部材512F(図3参照)内に設けられた第2コイルスプリングKS2が縮み、回転板513がスライド移動する。それにより、図6(B)に示すように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の回転板513が下部フレーム512内に収納される。
ここで、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々に設けられた回転板513が回転動作できない構成とすると、第1綴じユニット510の回転板513と第2綴じユニット520の回転板513とが相互に干渉し、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を近接させることが困難となる。そこで、本実施形態の回転板513を、上記のように回転動作可能およびスライド移動可能に構成している。それにより、用紙Sの中央部に対する綴じ処理を行うことができる位置まで、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を近接させることを可能としている。
引き続いて、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が用紙集積部35および回転板513に支持された用紙束Tの集積領域内に侵入するように、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とは互いに近接する方向(図5、6の矢印方向)にさらに移動する。それにより、図7に示すように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々において、用紙束Tが各々の上部フレーム511と下部フレーム512との間の間隙KG内に侵入した状態が設定される。ここで、上記したように、下部フレーム512の上面には穴部512Aが設けられている(図3も参照)。そのため、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とを互いに近接する方向に移動させることによって各々の間隙KG内に侵入する用紙束Tが、各下部フレーム512の穴部512Aに引っ掛かるおそれがある。
そこで、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々には、下部フレーム512の上面から間隙KG内に突出する突出部材512Cを設けている(図2も参照)。それにより、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の移動により各下部フレーム512の間隙KG内に用紙束Tが侵入する際に、突出部材512Cが用紙束Tを持ち上げ、用紙束Tが各下部フレーム512の上面から浮き上がるように設定している。それによって、各下部フレーム512の穴部512Aに用紙束Tの引っ掛かりが発生することが抑制される。なお、間隙KG内への用紙束Tの侵入をより円滑にするため、下部フレーム512の上板512Eの端部512Jなどには面取りが施されている。また、突出部材512Cは、用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向A側が方向Aに向かって下部フレーム512側に傾斜する傾斜面で構成されている。
回転板513が下部フレーム512内に収納された後(図6(B)の状態)、図8(A)に示すように、上部フレーム511内に設けられた移動フレーム511Aを予め定められた移動量だけ下部フレーム512側に向けて移動させる。それにより、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の間隙KG内に突出部材511Bが突出する。その後、回転を停止させていたイジェクトロール39(図1参照)を再び回転させる。これにより、図8(B)に示すように、用紙束Tの先端部が突出部材511Bに対して突き当たり、用紙束Tの先端部側の揃えが行われる。
次いで、図9に示すように、移動フレーム511Aをさらに下部フレーム512側に移動させ、移動フレーム511Aの下面と下部フレーム512の上面とにより用紙束Tの先端部を押圧する。なおその際、下部フレーム512の上面から突出していた突出部材512Cは、用紙束Tを介して移動フレーム511Aによって押圧されることで間隙KGから下部フレーム512内に退避する。
引き続き、図9に示すように、移動フレーム511A内に設けられた綴じ部511Cによる綴じ処理を実行する。この綴じ部511Cでは、打ち抜き部材505が用紙束Tに向かって突出し、用紙束Tに対する綴じ処理を行う。これにより、用紙束Tの中央部の予め定められた位置に対する綴じ処理が終了する。その後、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が用紙集積部35および回転板513に支持された用紙束Tの集積領域外に退避するように、互いに離れる方向に移動する。そして、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の各々は、図10に示す状態となる。すなわち、第1綴じユニット510が用紙束Tの一方の端部の対向位置に配置され、第2綴じユニット520が用紙束Tの他方の端部の対向位置に配置された状態となる。
なお、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が互いに離れる方向に移動する際、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の各々に設けられた回転板513は、第2コイルスプリングKS2により押圧されるとともに、第1コイルスプリングKSにより端部が引っ張られる。そのことにより、図10に示すように、回転板513は下部フレーム512から突出するようになる。そのため、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が互いに離れる方向に移動したとしても、回転板513による用紙束Tの支持は維持される。
その後、上記図9で示した動作と同じ動作が再度実行され、用紙束Tの中央部よりも用紙束Tの端部側の予め定められた位置に対する綴じ処理が行われる。この結果、本実施形態では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520による合計4箇所の綴じ処理が行われることとなる。なお上記では、4箇所にて綴じ処理を行う場合を例示したが、中央部側の2箇所のみで綴じ処理を行うこともできる。また例えば、用紙束Tの両端部側の2箇所、または用紙束Tの一方の端部側の1箇所に対して綴じ処理を行うこともできる。
その後、本実施形態では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を、互いに離れる方向にさらに移動させる。これにより、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の各々に設けられた回転板513は、第2コイルスプリングKS2により押圧され、また、第1コイルスプリングKS1によりその端部が引っ張られ、下部フレーム512から突出するようになる。この結果、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は、図5(B)に示した設定状態、すなわち用紙束Tの集積領域外に退避した設定状態に戻る。
すなわち、綴じ処理が終了すると、用紙束Tの下方に回転板513が位置し、用紙束Tの側方に上部フレーム511および下部フレーム512が位置(退避)するように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は配置される。本実施形態では、後段で説明するように、綴じ装置500による綴じ処理の終了後に、イジェクトロール39による用紙束Tの搬送を行って、装置フレーム530(上記図2参照)の下部に設けた開放部分から用紙束Tを用紙束積載部70に落下させている。そのため、この用紙束Tの搬送経路上に上部フレーム511および下部フレーム512が位置していると、用紙束Tが上部フレーム511の基部511K(図2参照)に突き当たり、用紙束Tの搬送が妨げられる。このため本実施形態では、綴じ処理の終了により、上部フレーム511および下部フレーム512を用紙束Tの側方に位置させている。
そしてその後、イジェクトロール39が回転を開始し、綴じ装置500による綴じ処理が終了した用紙束Tを搬出する。より具体的には、イジェクトロール39は用紙束Tの後端部が開口69(図1参照)を通過するまで用紙束Tを搬送する。それにより、用紙集積部35および回転板513の両者に用紙束Tが支持された状態から、回転板513だけで用紙束Tを支持する状態に設定される。
本実施形態の回転板513には、用紙集積部35と同様に傾斜が付与されている。そのために、イジェクトロール39によって回転板513まで搬送されてきた用紙束Tが用紙集積部35に引き戻るおそれがある。それにより、図2に示すように、回転板513のうち用紙束Tの搬送方向上流側に位置する部位において、より大きい傾斜を付与している。すなわち、回転板513のうち用紙束Tの搬送方向上流側に位置する部位には、用紙束Tの搬送方向下流側に位置する部位や用紙束Tの搬送方向における中央部に位置する部位に付与された傾斜よりも大きい傾斜を付与している。さらに説明すると、回転板513のうち用紙束Tの搬送方向上流側に位置する部位は、鉛直下方に向けて垂れ下がるように形成されている。また、図2に示すように、回転板513のうち用紙束Tの搬送方向上流側に位置する端部は、開口69よりも鉛直下方に位置している。これによって、本実施形態の綴じ装置500では、回転板513に載っている用紙束Tが用紙集積部35に戻り難い構成が実現されている。
<用紙束積載部上への用紙束の積載の説明>
イジェクトロール39により回転板513へ用紙束Tが搬送された後、本実施形態の綴じ装置500では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を、互いに離れる方向にさらに移動させる。そして、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520がさらに移動することで、回転板513による用紙束Tの支持が解除される。それにより、イジェクトロール39が用紙束Tを搬送経路D下流側に向けて搬送することで、装置フレーム530(上記図2参照)の下部に設けた開放部分から用紙束Tが落下し、下方に配置された用紙束積載部70上に用紙束Tが積載される。
本実施形態の綴じ装置500では、回転板513に縁部513C(図5(B)参照)が設けられている。そしてこの縁部513Cは、上記した図5(B)に示したように、本体フレーム36側に向かって各々の下部フレーム512側に傾斜して形成されている。このため、図5(B)の状態では、第1綴じユニット510の回転板513と第2綴じユニット520の回転板513との間に形成される間隙は、本体フレーム36に近接するに従って大きくなる。すなわち、第1綴じユニット510の回転板513と第2綴じユニット520の回転板513との間に形成される間隙は、回転板513上に載っている用紙束Tの後端部側に向かうに従って大きくなる。
さらに説明すると、本実施形態の綴じ装置500においては、回転板513の頂部513B(図5(B)参照)が設定されている箇所にて、第1綴じユニット510の回転板513と第2綴じユニット520の回転板513との間隙が最も小さくなる。そして、頂部513Bが設定されている箇所から本体フレーム36に向かうに従って、回転板513相互の間隙が次第に大きくなっていく。このため、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が互いに離れる方向に移動することで用紙束Tが下方に落下する際には、用紙束Tの後端部側から用紙束Tは落下するようになる。すなわち、用紙束Tの後端部側が先端部側よりも先に用紙束積載部70に到達し、その後に先端部側が用紙束積載部70に到達することとなる。
また、用紙束積載部70上での用紙束Tの積載量が増加するに従って、用紙束積載部70は下降する。上記では説明を省略したが、図2に示すように、下部フレーム512には、用紙束積載部70上の用紙束Tを検知する第1センサS1および第2センサS2が設けられている。そして、第1センサS1および第2センサS2の何れかにて用紙束Tが検知されている状態では、用紙束積載部70を下降させる動作を継続させる。しかし、第1センサS1および第2センサS2の何れもが用紙束Tを検知しなくなった状態では、用紙束積載部70を停止させるように設定している。それにより、用紙束積載部70上に積載された用紙束Tと、回転板513との干渉を回避している。またステープラ40を用いての綴じ処理が行われる場合には、本体フレーム36に形成された開口69よりも上方に用紙束Tが位置することを抑制している。
この第1センサS1および第2センサS2の各々は、透過型のセンサであって、第1綴じユニット510の下部フレーム512に取り付けられた発光部(不図示)と、第2綴じユニット520の下部フレーム512に取り付けられた受光部(不図示)とから構成されている。すなわち、第1センサS1および第2センサS2の各々に設けられた発光部は、第1綴じユニット510の下部フレーム512に設けられ、第1センサS1および第2センサS2の各々に設けられた受光部は、第2綴じユニット520の下部フレーム512に設けられている。
ここで、用紙束Tに対する綴じ処理が行われることにより、ステープラ40によるステープル針や綴じ装置500によって形成される舌部522(後段図12参照)などによって、用紙束Tの先端部あるいは後端部に凸部が形成される。そしてこのような凸部が形成された用紙束Tが用紙束積載部70に積載されていくと、図11(用紙束の積載状態を示した図)に示すように、用紙束Tの嵩高(積載高さ)が用紙束Tの先端部側と後端部側とで異なることになる。なお、図11(A)は先端部に綴じ処理が施された用紙束Tが積載された状態を示し、(B)は後端部に綴じ処理が施された用紙束Tが積載された状態を示している。
ところで、第1センサS1および第2センサS2の双方を設けず、例えば第1センサS1のみにより用紙束積載部70上の用紙束Tを検知することもできる。しかし、この場合には、用紙束Tの先端部側の嵩高が高くなっているにも関わらず、用紙束積載部70の下降が停止してしまうおそれがある。すなわち、用紙束Tの先端部側と回転板513とが干渉する状態であるにも関わらず、用紙束積載部70が下降を停止させるおそれがある。また、例えば第2センサS2のみにより用紙束積載部70上の用紙束Tを検知することもできる。しかし、この場合には、用紙束Tの後端部側の嵩高が高くなっているにも関わらず、用紙束積載部70が下降を停止してしまうおそれがある。すなわち、用紙束Tの後端部側と回転板513とが干渉する状態であるにも関わらず、用紙束積載部70の下降が停止してしまうおそれがある。このため、本実施形態では、用紙束Tの後端部側を検知する第1センサS1および用紙束Tの先端部側を検知する第2センサS2の2つのセンサを設け、第1センサS1および第2センサS2にて用紙束Tが検知されなくなった場合に用紙束積載部70を停止させるように構成している。
<綴じ部の説明>
次に、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の上部フレーム511に設けられた綴じ部511C(図2参照)について説明する。図12は、上部フレーム511に設けられた綴じ部511Cを説明する図である。なお、図12では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の下部フレーム512側の一部も表示している。
図12(A)に示すように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々の上部フレーム511に設けられた綴じ部材の一例としての綴じ部511Cには、可動部503が配置されている。この可動部503は、上部フレーム511における下部フレーム512側の枠体を構成する基台501の法線方向(F1,F3方向)に沿って往復移動するように構成されている。そして、この可動部503の下部フレーム512側には、線状切込形成部材の一例としてのブレード504と、切込片形成部材の一例としての打ち抜き部材505とが設けられている。
また、上部フレーム511の基台501は、下部フレーム512における上部フレーム511側の枠体を構成する底部材502と並行して配置されている。そして、この基台501には、下部フレーム512の底部材502に形成された穴部512A(図2参照)に対応させた位置に、可動部503に向けて突出するように形成された突出部506と、可動部503のブレード504が通過する開口部の一例としての開口部507と、可動部503の打ち抜き部材505が通過する開口部の一例としての開口部508とが形成されている。
可動部503に設けられたブレード504は、線状切込形成部材の一例であって、一端に鋭利な先端部504Bを有する長方形の板状部材からなり、用紙束Tにおいてスリット状(線状)の切り込みを形成する。すなわち、図12(B)に示すように、ブレード504は、可動部503が基台501側に向けて移動することにより、用紙束Tをスリット状に切り込んで、スリット状の切り込みであるスリット開口521を形成する。
また、可動部503に設けられた打ち抜き部材505は、切込片形成部材の一例であって、用紙束Tを舌状に切り込んで、切り込み片(変形部)の一例としての舌部522を形成する。
図12(A)に示すように、打ち抜き部材505は、屈曲部を有する略L字形状の部材であって、回転軸505Rを中心として揺動するように構成されている。すなわち、この略L字形状からなる打ち抜き部材505の一方の側には主部505Aが形成され、他方の側には副部505Bが構成されている。そして、可動部503が基台501側に向けて移動すると、基台501に配置された突出部506が副部505Bを押し上げ、それに対応して主部505Aが回転軸505Rを中心としてブレード504側に傾斜するように揺動する。
さらに、主部505Aには、主部505Aの回転軸505Rとは反対側、すなわち基台501側の先端部の縁部に、鋭利な刃部505Cが構成されている。それにより、主部505Aがブレード504側に傾斜するように揺動して、基台501側先端部が用紙束Tの厚さ方向に押し込まれることで、用紙束Tに舌状の切り込み片である舌部522が形成される。ただし、主部505Aの基台501側先端部の縁部であっても、ブレード504側に位置する縁部には刃部505Cは形成されていない。そのため、図12(B)に示すように、舌部522のブレード504側の端部522Bには用紙束Tに切り込みが形成されず、舌部522はブレード504側に位置する端部522Bにおいて用紙束Tと繋がった状態の切り込み片として形成される。
なお、副部505Bが突出部506によって押し上げられていない状態では、主部505Aは、下部フレーム512に対してほぼ垂直に屹立するように設定されている。また、主部505Aは、主部505Aの側部、具体的にはブレード504と対向する側の側部に、ブレード504に向かって突出する突起505Dが形成されている。
主部505Aの刃部505Cが用紙束Tに舌部522を形成した後、打ち抜き部材505の副部505Bがさらに押し上げられると、主部505Aがブレード504側にさらに傾斜するように揺動する。それにより、図12(C)に示すように、主部505Aは、舌部522をスリット開口521側に向けて折り曲げる。それによって、主部505Aの突起505Dは、スリット開口521を貫通させたブレード504に設けられた開口である目穴504Aに、舌部522を挿入させる。すなわち、主部505Aは、自ら切り込んだ舌部522をスリット開口521側に向けて折り曲げ、スリット開口521を貫通した状態のブレード504の目穴504Aに舌部522を挿入させる。
それにより、図12(D)に示すように、ブレード504がスリット開口521から引き上げられることにより、スリット開口521に舌部522が挿入される。
<綴じ部の動作の説明>
引き続き、綴じ部511Cの動作について詳細に説明する。
第1綴じユニット510および第2綴じユニット520各々にて綴じ処理が開始されると、綴じ部511Cでは、図示しないモータにより駆動されるカムによって、可動部503が基台501側に向けて移動する。そして、可動部503の基台501側(下部フレーム512側)に設けられたブレード504が用紙束Tに到達し、ブレード504が用紙束Tを押圧することで、ブレード504の先端部504Bが用紙束Tを貫通する。それにより、綴じ部511Cは、図12(B)に示すように、用紙束Tにスリット状の切り込みであるスリット開口521を形成する。
また、可動部503が基台501に近接するように移動することにより、基台501に形成された突出部506が打ち抜き部材505の副部505Bを押し上げる。それに対応して、打ち抜き部材505の主部505Aが回転軸505Rを中心としてブレード504側に傾斜するように揺動する。それにより、主部505Aの刃部505Cが用紙束Tを押圧することとなり、刃部505Cが用紙束Tを貫通する。それによって、綴じ部511Cは、図12(B)に示すように、ブレード504側に位置する端部522Bが用紙束Tに連結された舌部522を用紙束Tに形成する。
続いて、可動部503がさらに基台501側に向けて移動すると、打ち抜き部材505の主部505Aがブレード504側にさらに傾斜する。それにより、図12(C)に示すように、打ち抜き部材505の突起505Dが、切り抜いた舌部522をブレード504側に押し込むとともに、ブレード504の目穴504Aにこの舌部522を入れ込む(図12(C)中の矢印F2参照)。なお、図12(C)では打ち抜き部材505の図示を省略している。
その後、可動部503を下部フレーム512から離れる方向、すなわち可動部503を図12(A)の矢印F3方向に上昇させる。そうすると、舌部522がブレード504の目穴504Aに引っ掛かったまま上昇する。それにより、図12(D)に示すように、スリット開口521に舌部522が挿入される。このようにして、スリット開口521に挿入された舌部522が用紙束T全体に巻き付けられる。それによって、用紙束Tが舌部522を介して綴じられる。
また、綴じ処理が終了した後の用紙束Tには、舌部522が打ち抜かれた箇所に綴じ穴523が形成される(図12(D)参照)。この綴じ穴523は、ファイル、バインダーなどに設けられた綴じ具が挿入される開口としても利用できるものとなる。
<綴じ部におけるブレードと打ち抜き部材との配置位置関係の説明>
次に、綴じ部511Cに設けられたブレード504と打ち抜き部材505との配置位置関係について説明する。
上記したように、例えば用紙束Tの中央部(用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向Aにおける中央部)にて2箇所の綴じ処理を行う場合には、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とを用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向A(図4(B)参照)に沿って用紙束Tの中央部に移動させる。そして、綴じ処理が終了した後には、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とを用紙束Tから退避させる方向(方向Aとは逆方向)に移動させることとなる。
その場合に、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cにおいては、舌部522の自由端側(スリット開口521に挿入された舌部522の切り抜き側の端部が向く方向側)が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向を向くように舌部522を形成する。具体的には、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cでは、スリット開口521を形成するブレード504が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向(方向Aとは逆方向)側である用紙束Tの端部エッジ側に配置され、舌部522を形成する打ち抜き部材505が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向とは逆方向(方向A)側である用紙束Tの中央部側に配置されている。それにより、第1綴じユニット510の綴じ部511Cと第2綴じユニット520の綴じ部511Cとでは、ブレード504および打ち抜き部材505が用紙束Tの中央部に関して対称に配置されることとなる。
ブレード504と打ち抜き部材505とを上記のように配置することにより、スリット開口521が舌部522よりも用紙束Tの端部エッジ側に形成される。そして、スリット開口521に舌部522が挿入されることで、舌部522の自由端側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向(方向Aとは逆方向)側である用紙束Tの端部エッジ側を向くように設定される。これによって、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を用紙束Tから退避させる際に、用紙束Tに形成された舌部522(上記図12(D)参照)が例えば開口部507や開口部508との境界部に位置する基台501(=開口部507や開口部508の端部エッジ)に引っ掛かるのを抑制している。
<綴じ部における舌部との引っ掛かりについての説明>
本実施形態の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520では、用紙束Tに厚さ方向の変形部(舌部522)を形成して用紙S各々を相互に結合させている。そのため、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が綴じ位置から退避する際に、綴じ処理された用紙束Tを案内する基台501(上部フレーム511の枠体)に設けられた開口部507や開口部508に、この厚さ方向に変形した舌部522が入り込み易い。それにより、仮に、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向として用紙束Tの搬送経路D(図4(B)参照)に沿った方向を設定するとした場合には、舌部522の側部が、開口部507や開口部508、さらにはその内部に配置されている打ち抜き部材505などの構成部材に引っ掛かり易くなる。
また、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向として、用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向A(図4(B)参照)に沿った方向を設定する場合においても、舌部522の自由端側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向と反対の方向を向くように形成した場合には、舌部522の自由端側が用紙束Tの厚さ方向に突出しているために、舌部522の自由端側の端部が、開口部507や開口部508、さらにはその内部に配置されている打ち抜き部材505などの構成部材に引っ掛かり易くなる。
図13は、舌部522の自由端側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向と反対の方向を向くように形成された用紙束Tを示した図である。図13では、用紙束Tの中央部の2箇所H1,H2とそれよりも端部側の2箇所H3,H4の合計4箇所を綴じる場合を示している。また、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれは、用紙束Tの中央部側の綴じ位置H1,H2から端部側の綴じ位置H3,H4を経て、用紙束Tの端部エッジ(Edge)側に向かう方向F4に退避する。
図13に示すように、自由端522a側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれの退避方向F4と反対の方向を向くように舌部522が形成されるとすると、舌部522の自由端522a側が用紙束Tの厚さ方向に突出しているために、舌部522の自由端522aの一部または全部が、上部フレーム511の基台501に設けられた開口部507に入り込む。すなわち、このように舌部522の自由端522a側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向と反対の方向を向くように形成される場合には、本実施形態の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の構成とは異なり、綴じ部511Cにおいてブレード504が用紙束Tの中央部(Center)側に配置され、舌部522を形成する打ち抜き部材505が用紙束Tの端部エッジ(Edge)側に配置されている(次の図14も参照)。そして、スリット開口521に舌部522が挿入されるのは、ブレード504が通過する開口部507において行われるため、舌部522の自由端522aは、ブレード504が通過する開口部507において入り込み易くなる。そのため、開口部507の退避方向F4上流側端部507aが舌部522の自由端522aに引っ掛かり易い。
図14は、舌部522の自由端522aの一部が、第1綴じユニット510の基台501の開口部507に入り込んだ状態を説明する図である。図14に示したように、舌部522の自由端522aが基台501の開口部507に入り込むと、第1綴じユニット510が退避する際に、開口部507の退避方向F4上流側端部507aが舌部522の自由端522aに接触して、舌部522の自由端522aの一部または全部が逆立てられる。それによって、綴じ処理された用紙束Tのばらけが発生することがある。
<綴じ部が舌部を通過する状態の説明>
そこで、本実施形態の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cにおいては、スリット開口521に挿入された後の舌部522の自由端522aが、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向である用紙束Tの端部エッジ(Edge)側を向くように、ブレード504を用紙束Tの端部エッジ側に配置し、抜き部材505を用紙束Tの中央部(Center)側に配置している。それにより、綴じ処理が終了した後に第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とを用紙束Tから退避させる際に、舌部522が開口部507や開口部508に入り込んだとしても、開口部507や開口部508の退避方向F4上流側端部は、舌部522の面領域に倣って円滑に通過する。すなわち、舌部522は、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれの退避方向F4に自由端522aを向けた「吹き流し」状に設定されている。そのため、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれが退避する際には、開口部507や開口部508の退避方向F4上流側端部は、この舌部522の自由端522aとは反対側の領域であるエッジ部分のない滑らかに湾曲した面領域と接触する。それにより、舌部522が開口部507や開口部508と引っ掛かることが抑制され、綴じ処理された用紙束Tにばらけが生じるのが抑えられる。
次の図15は、舌部522の自由端522a側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向を向くように形成された用紙束Tを示した図である。図15では、用紙束Tの中央部の2箇所H1,H2とそれよりも端部側の2箇所H3,H4の合計4箇所を綴じる場合を示している。また、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれは、用紙束Tの中央部側の綴じ位置H1,H2から端部側の綴じ位置H3,H4を経て、用紙束Tの端部エッジ(Edge)側に向かう方向F4に退避する。
図15に示したように、舌部522の自由端522a側が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれの退避方向F4を向くように舌部522が形成されると、舌部522が開口部507や開口部508に入り込んだとしても、上部フレーム511の基台501に設けられた開口部507や開口部508の退避方向F4上流側端部507b,508bは、第1綴じユニット510と第2綴じユニット520とが用紙束Tから退避する際には、舌部522の自由端522a側とは反対側の領域であるエッジ部分のない滑らかな面領域522bと接触する。
本実施形態の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cでは、スリット開口521を形成するブレード504が第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向である用紙束Tの端部エッジ(Edge)側に配置され、舌部522を形成する打ち抜き部材505がその反対方向側となる用紙束Tの中央部(Center)側に配置されている。そして、スリット開口521に舌部522が挿入されるのは、ブレード504の通過用に形成された開口部507において行われる。そのため、舌部522は、この開口部507と、退避方向F4上流側に位置する、打ち抜き部材505の通過用に形成された開口部508との双方に入り込み易くなる。
しかしこの場合、開口部507や開口部508の退避方向F4上流側端部507b,508bが接触する舌部522の面領域522bには、退避方向F4上流側端部507b,508bと干渉するエッジ部分がない。また、舌部522の面領域522bは、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれの退避方向F4に向けて滑らかに湾曲した傾斜面で構成されている。そのため、開口部507の退避方向F4上流側端部507bおよび開口部508の退避方向F4上流側端部508bは、舌部522の面領域522bを円滑に乗り越えることができることとなり、舌部522が開口部507や開口部508と引っ掛かることが抑制される。
さらに引き続き、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cが綴じ処理を終了して用紙束Tから退避移動する際に、開口部507および開口部508が舌部522を通過する際の舌部522の状態について説明する。
図16および図17は、一例として、第1綴じユニット510の綴じ部511Cが綴じ処理を終了した後の退避移動中に、第1綴じユニット510が舌部522を通過する際の経過を示した図である。
まず図16(A)に示すように、上記した綴じ部511Cによる綴じ処理により、切り抜かれた舌部522がスリット開口521に挿入されることで、舌部522が用紙束T全体を結合させる。その際に、ブレード504が通過する開口部507が位置する用紙束Tの領域において、スリット開口521に挿入された舌部522がその自由端522aを第1綴じユニット510の退避方向F4を向けて形成される。また、この舌部522は用紙束Tの厚さ方向に突出しているので、開口部507の内部(ブレード504の配置方向側)に入り込んでいる。
そして、第1綴じユニット510の綴じ部511Cが綴じ処理を終了すると、図16(B)に示すように、第1綴じユニット510が退避方向F4を向けて移動を開始する。そうすると、第1綴じユニット510の退避移動に伴って、まずスリット開口521に挿入された舌部522が位置する開口部507の退避方向F4上流側端部507b(開口部507における退避方向F4とは反対方向側に位置する部分)が舌部522を通過する。その際に、開口部507の退避方向F4上流側端部507bは、開口部507の内部(ブレード504側)に入り込んだ舌部522と接触する。ところが、開口部507の退避方向F4上流側端部507bは、舌部522の面領域522bから順に自由端522aに向けて通過する。そのため、開口部507の退避方向F4上流側端部507bは、舌部522の面領域522bを円滑に乗り越えることができ、舌部522との引っ掛りを生じることが抑制される。すなわち、舌部522の面領域522bには開口部507の退避方向F4上流側端部507bと干渉するようなエッジ部分がなく、さらには第1綴じユニット510の退避方向F4に向けた滑らかに湾曲した傾斜面で構成されている。それにより、舌部522の面領域522bには、開口部507の退避方向F4上流側端部507bとの引っ掛りを生じさせる部分が殆どなく、開口部507の退避方向F4上流側端部507bとの引っ掛りが生じ難い。
その後、第1綴じユニット510が退避方向F4を向けてさらに退避移動すると、開口部507の退避方向F4上流側に位置する打ち抜き部材505の通過用に形成された開口部508が舌部522を通過する。その際においても、図17に示すように、開口部508の退避方向F4上流側端部508bが、開口部508の内部(ブレード504側)に入り込んだ舌部522と接触する。そして、開口部507の退避方向F4上流側端部507bが舌部522を通過する場合と同様に、開口部508の退避方向F4上流側端部508bは、舌部522の面領域522bを円滑に乗り越えることができ、舌部522との引っ掛りを生じることが抑制される。
このように、本実施形態の第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cでは、ブレード504を第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向である用紙束Tの端部エッジ(Edge)側に配置し、打ち抜き部材505をその反対方向側となる用紙束Tの中央部(Center)側に配置している。それにより、スリット開口521に挿入された舌部522の自由端522aが、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向である用紙束Tの端部エッジ側を向くように形成される。そのことにより、舌部522が開口部507や開口部508と引っ掛かることが抑制され、綴じ処理された用紙束Tにばらけが生じるのが抑えられる。
ところで、上記の図15に示したように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれが用紙束Tの中央部の2箇所H1,H2とそれよりも端部側の2箇所H3,H4の合計4箇所で綴じ処理を行う場合には、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は、用紙束Tの中央部側の綴じ位置H1,H2にまず移動する。そして、中央部側の綴じ位置H1,H2での綴じ処理を行う。その後、中央部側の綴じ位置H1,H2から、それよりも端部側の綴じ位置H3,H4(用紙束Tの側部)に移動し、端部側の綴じ位置H3,H4での綴じ処理を行う。このように、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520それぞれは、複数の綴じ位置での綴じ処理を行う場合には、中央部側の綴じ位置(ここではH1,H2)から端部側に向けて順に綴じ処理を行う。
それにより、何れの綴じ位置においても、開口部507および開口部508の退避方向F4上流側端部507b,508bは、舌部522の面領域522bから順に自由端522aに向けて通過するように設定される。そのため、開口部507および開口部508が舌部522との引っ掛りを生じることが抑制される。
また、本実施形態では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520を、用紙束Tの搬送経路Dと直交する方向A(図4(B)参照)における記録材集積部材(用紙集積部35および回転板513)の両側部にそれぞれ配置し、綴じ処理を行う際に、それぞれを方向Aに沿って記録材集積部材の中央部側に移動させる構成を採用している。それにより、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の移動距離(ストローク)を短くして綴じ位置までの到達時間や綴じ位置からの退避時間を短縮し、綴じ処理に要する時間の低減を図っている。特に、用紙束Tに厚さ方向の変形を生じさせることで綴じ処理を行う第1綴じユニット510および第2綴じユニット520では、打ち抜き部材505などが上記したように複雑に動作するため、ステープラ40によるステープル針による綴じ処理に比べて、綴じ処理に要する時間が長くなる。そのため、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520のストロークを短くして綴じ位置までの到達時間や綴じ位置からの退避時間を短縮することで、綴じ処理に要する時間を低減している。それにより、用紙処理装置3での後処理に要する時間が短縮化される。
なお、図18(第1綴じユニット510に設けた綴じ部511Cの断面構成図)に示したように、開口部507の退避方向F4上流側端部507bおよび開口部508の退避方向F4上流側端部508bの双方または何れか一方を、用紙束T側に向かって退避方向F4上流側に傾いた斜面で構成してもよい。それにより、開口部507の退避方向F4上流側端部507bおよび開口部508の退避方向F4上流側端部508bは、舌部522の面領域522bをさらに円滑に乗り越えることができることとなり、舌部522が開口部507や開口部508と引っ掛かることがさらに抑制される。
<第1綴じユニットおよび第2綴じユニットの他の構成の説明>
また、上記にて説明した第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は、次のように構成することもできる。
図19は、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の他の一形態を説明するための図である。なお上記と同様、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520は同様に構成されているため、第1綴じユニット510を中心に説明する。また、図19では、上部フレーム511の図示を省略している。また図19では、上方から第1綴じユニット510を眺めた場合の状態を表示している。また、上記と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。
本実施形態では、高さ方向において、下部フレーム512の上面512Yと、回転板513の上面とが揃うように、第1綴じユニット510が構成されている。より具体的に説明すると、下部フレーム512の上面には、段差が形成されており、下部フレーム512には、上面512Yよりも下方に位置し回転板513を下方から支持する支持面512Nが形成されている。そして本実施形態では、この支持面512Nの上に回転板513が載せられている。また本実施形態では、上面512Yと、回転板513の上面とが揃うように、回転板513の厚みなどが設定されている。ここで、本実施形態の構成の場合、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520が互いに接近する際、用紙束Tがより円滑に間隙KG(図2参照)内に入り込むようになる。
なお、支持面512Nには、回転板513の下面に設けられた突起TKを移動させるための溝512Kが形成されている。また本実施形態では、回転板513の回転を規制する第2規制部402がこの溝512K内に設けられている。また本実施形態では、回転板513の下面から下方に向かって突出した突出部513Eが設けられており、この突出部513Eに対し第1コイルスプリングKS1の端部が取り付けられている。また本実施形態では、下部フレーム512に、突出部513Eと下部フレーム512との干渉を避けるための切り欠き512Mが形成されている。また下部フレーム512に、軸512Dと下部フレーム512との干渉を避けるための切り欠き512Pが形成されている。
以上説明したように、本実施形態の用紙処理装置3では、第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の綴じ部511Cにおいて、ブレード504を第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向(用紙束Tの端部エッジ側方向)側に配置している。また、打ち抜き部材505をブレード504の配置位置よりも第1綴じユニット510および第2綴じユニット520の退避方向とは反対方向側(用紙束Tの中央部側)に配置している。それにより、舌部522が開口部507や開口部508と引っ掛かることが抑制され、綴じ処理された用紙束Tにばらけが生じるのが抑えられる。
1…画像形成システム、2…画像形成装置、3…用紙処理装置、35…用紙集積部、500…綴じ装置、503…可動部、504…ブレード、505…打ち抜き部材、507,508…開口部、510…第1綴じユニット、511…上部フレーム、511A…移動フレーム、511C…綴じ部、512…下部フレーム、513…回転板、520…第2綴じユニット

Claims (8)

  1. 記録材が順に搬入されて複数の当該記録材が集積される記録材集積部材と、
    前記記録材集積部材に集積された前記記録材の集積領域内に移動して当該記録材を綴じ、当該記録材を綴じた後に当該記録材の集積領域外に退避する綴じ部材とを備え、
    前記綴じ部材は、前記記録材への線状の切り込みと切り込み片とにより当該記録材を綴じるとともに、当該線状の切り込みを形成する線状切込形成部材が、当該切り込み片を形成する切込片形成部材よりも当該綴じ部材が前記集積領域外に退避する方向側に配置されたことを特徴とする記録材後処理装置。
  2. 前記綴じ部材は、前記記録材集積部材に搬入される前記記録材の搬入方向に直交する方向における当該記録材の両側各々に配置され、当該綴じ部材の各々が当該記録材の搬入方向に直交する方向に沿って前記集積領域の中央部方向に移動し、当該記録材を綴じた後に当該中央部から当該記録材の側部に向かって退避することを特徴とする請求項1記載の記録材後処理装置。
  3. 前記綴じ部材は、当該綴じ部材の各々が前記集積領域の前記中央部から順に前記記録材の前記側部に向かって当該記録材の予め定められた1または複数の位置を綴じることを特徴とする請求項2記載の記録材後処理装置。
  4. 前記綴じ部材は、前記線状切込形成部材および前記切込片形成部材が前記記録材側に配置された開口部を通過して当該記録材に向け移動することにより前記線状の切り込みと前記切り込み片とを形成するとともに、当該開口部における当該綴じ部材が退避する方向とは反対側の端部が、当該記録材束側に向かって当該退避する方向とは反対側に傾いた斜面で構成されたことを特徴とする請求項2記載の記録材後処理装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置にて画像が形成された記録材が順に搬入され、当該記録材に対して綴じ処理を行う記録材後処理装置とを有し、
    前記記録材後処理装置は、
    前記画像形成装置から搬入される複数の記録材が順に集積される記録材集積部材と、
    前記記録材集積部材に集積された前記記録材の集積領域内に移動して当該記録材を綴じ、当該記録材を綴じた後に当該記録材の集積領域外に退避する綴じ部材とを備え、
    前記綴じ部材は、前記記録材への線状の切り込みと切り込み片とにより当該記録材を綴じるとともに、当該線状の切り込みを形成する線状切込形成部材が、当該切り込み片を形成する切込片形成部材よりも当該綴じ部材が前記集積領域外に退避する方向側に配置されたことを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、前記記録材集積部材に搬入される前記記録材の搬入方向に直交する方向における当該記録材の両側各々に配置され、当該綴じ部材の各々が当該記録材の搬入方向に直交する方向に沿って前記集積領域の中央部方向に移動し、当該記録材を綴じた後に当該中央部から当該記録材の側部に向かって退避することを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、当該綴じ部材の各々が前記集積領域の前記中央部から順に前記記録材の前記側部に向かって当該記録材の予め定められた1または複数の位置を綴じることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  8. 前記記録材後処理装置の前記綴じ部材は、前記線状切込形成部材および前記切込片形成部材が前記記録材側に配置された開口部を通過して当該記録材に向け移動することにより前記線状の切り込みと前記切り込み片とを形成するとともに、当該開口部における当該綴じ部材が退避する方向とは反対側の端部が、当該記録材束側に向かって当該退避する方向とは反対側に傾いた斜面で構成されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
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