JP5407933B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
前記接続領域における単位長さ当たりの前記配線材と前記接続用電極との接触面積は、前記接続領域以外にある単位長さ当たりの接続用電極の面積よりも大きいことを特徴とする。
[第1実施形態]
(太陽電池モジュール)
本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュールについて、図1〜図4を参照して説明する。本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールは、いわゆるバスバーレス構造の太陽電池を含む。従って、本実施形態における接続用電極は、細線電極である。
図4に示すように、実施例1〜3の太陽電池では、細線電極11の配線材41との接続部分11aの厚みαが、導電層43の厚みβより小さい。換言すると、実施例1〜3の太陽電池では、接続部分11aの頂点と芯材42の表面との間に導電層43が介在している。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との差異を主として説明する。
上述したように、第2実施形態に係る太陽電池モジュールは、太陽電池1の主面から細線電極11の頂点までの厚みを固定とし、導電層43の厚みを厚くすることで、主面から細線電極11の頂点までの厚みが導電層43の厚みより小となるようにした場合であっても、第1実施形態に係る太陽電池モジュールと同様の効果が得られる。すなわち、導電層43よりも硬質の芯材42に細線電極11が押し付けられることにより生じる太陽電池1への応力を緩和することができ、太陽電池の割れ等の不具合を抑制することができる。その結果として、太陽電池1の機械的強度が高められる。また、これにより、製造時における歩留まり低下を抑止することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との差異を主として説明する。なお、第3実施形態に係る太陽電池モジュールの平面外観は、第1又は第2実施形態の太陽電池モジュールと同様であるため、断面の位置関係を示すのに図1,図2を用いて説明する。
上述したように、第3実施形態に係る太陽電池モジュールでは、細線電極11のうち接続領域STにある部分の太陽電池の主面からの厚みは、導電層43よりも小さくされている。従って、細線電極11のうち導電層43にめり込む部分(接続部分)の厚みは、導電層43の厚みよりも小さくされている。このため、細線電極11の頂点が芯材42に接触することがなく、導電層43よりも硬質の芯材42が細線電極11に押し付けられることにより生じる太陽電池の割れ等の不具合を抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態乃至第3実施形態との差異を主として説明する。
上述したように、第4実施形態に係る太陽電池モジュールは、細線電極のうち接続領域STにある部分を他の部分よりも低くするとともに、複数本の枝部に分岐する。細線電極のうち接続領域STにある部分における単位長さ当たりの面積の合計が、細線電極のうち接続領域ST以外にある部分の単位長さ当たりの面積以上になるように形成されている。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図面を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの平面図である。同図に示すように、本実施形態に係る太陽電池1a上には、細線電極11とバスバー電極20とが形成されている。本実施形態における接続用電極は、バスバー電極20である。図10は、細線電極11及びバスバー電極20の印刷パターンを示す。細線電極11とバスバー電極20とは交差する。具体的に、バスバー電極20は、配線材41が太陽電池1aに接続される接続領域STにおいて、太陽電池1aが配列される方向に沿って形成される。従って、バスバー電極20上には、配線材41が配置される。バスバー電極20は、細線電極11と同様の材料を用いて形成することができる。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュールでは、導電層43よりも厚みの小さいバスバー電極20が、接続領域STに形成される。バスバー電極20と配線材41との接続部分20aの厚みγは、導電層43の厚みεよりも小さい。そのため、バスバー電極20と芯材42との間には導電層43が介在している。接続部分20aが導電層43にめり込むことにより、バスバー電極20と配線材41とは機械的かつ電気的に接続される。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について、図面を参照しながら説明する。図13は、本実施形態にかかる太陽電池モジュールの平面図である。本実施形態と上記第5実施形態との相違点は、太陽電池1bどうしが、複数本(5本)の配線材41によって、互いに接続される点である。配線材41は、細いワイヤー(電線)状に形成される。ただし、配線材41の断面形状は円形に限らず、楕円形や方形であってもよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュールでは、導電層43よりも厚みの小さいバスバー電極20が、接続領域STに形成される。バスバー電極20と配線材41との接続部分の厚みは、導電層43の厚みよりも小さい。そのため、バスバー電極20と芯材42との間には導電層43が介在している。バスバー電極20は、導電層43にめり込むことにより配線材41と機械的かつ電気的に接続される。
(その他の変更例)
本発明の要旨は、配線材と接続用電極とが接続される接続領域において、接続用電極の配線材との接続部分の厚みを、軟導電体の厚みより小とする点である。したがって、接続用電極として細線電極を用いる場合、細線電極が形成される太陽電池表面に、細線電極の電極幅と略同幅を有する溝部が形成されており、溝部幅に沿って、溝部底面に細線電極をスクリーン印刷することもできる。
Claims (2)
- 一主面に接続用電極を有する太陽電池と、
表面に導電層を有し、前記接続用電極と接続される配線材と、
前記太陽電池の一主面の接続領域と前記配線材とを接着する樹脂接着剤と、
を備え、
前記接続用電極は、前記導電層にめり込み、
前記接続用電極の前記導電層にめり込んだ部分の厚みは、前記導電層の厚みよりも小である、
太陽電池モジュール。 - 前記樹脂接着剤は、導電性または絶縁性の微粒子を含む、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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