JP5407817B2 - コイル部品の製造方法 - Google Patents

コイル部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5407817B2
JP5407817B2 JP2009277280A JP2009277280A JP5407817B2 JP 5407817 B2 JP5407817 B2 JP 5407817B2 JP 2009277280 A JP2009277280 A JP 2009277280A JP 2009277280 A JP2009277280 A JP 2009277280A JP 5407817 B2 JP5407817 B2 JP 5407817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
coil
coil body
terminal electrode
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009277280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011119566A (ja
Inventor
学 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009277280A priority Critical patent/JP5407817B2/ja
Publication of JP2011119566A publication Critical patent/JP2011119566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5407817B2 publication Critical patent/JP5407817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

本発明は、各種電子機器に用いられるコイル部品の製造方法に関するものである。
近年自動車のエンジン近傍のDC/DCコンバータ回路部等に用いられるコイル部品では、大電流化に対応するために、飽和磁束密度の高い金属磁性体粉末が用いられるようになってきている。通常これらのコイル部品を作る時には、絶縁被覆したリード線をコイル状に加工し、金属磁性体粉末と樹脂を混合したもので圧粉成形し、コイルボディを形成していた。またこれらのコイル部品は大電流化とともに高耐電圧化、小型化も同時に要望されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−88212号公報
上記従来のコイル部品では、圧粉成形するときにリード線をコイルボディの外側に引き出す必要があるために、図4(a)のように上下の金型2に溝状のリード線引き出し部3を設け、図4(b)のように上下の金型2を閉じたときに上下のリード線引き出し部3により形成される空間にリード線1を通して引き出していた。ここでリード線1が金型2に挟まらないようにするために、上下の金型2が閉じたときに形成されるリード線引き出し部3の寸法をリード線の径寸法より大きくしてクリアランスを設ける。この状態で圧粉成形すると磁性体粉(金属磁性体粉末と樹脂を混合したもの)がリード線1の周囲のクリアランス部分から漏れやすく、これによりコイルボディの形状に不具合が生じやすいという課題があった。また引き出したリード線1を端子電極に接続する際に、リード線1を折り曲げ加工する必要があるが、大電流化への対応によりリード線1の太さが太くなる傾向にあり、このためにリード線1を曲げた時に外側に膨らみやすくなり、これが部品の小型化を妨げる原因となっていた。
本発明は上記課題を解決するために、絶縁被覆された丸線状のリード線を加工することによりコイル部を形成する工程と、コイル部を磁性体粉からなる圧粉体で圧粉成形することによりコイルボディを形成する工程と、コイルボディに端子電極部を形成する工程と、コイルボディから引き出されたリード線と端子電極部とを電気的および機械的に接続する工程とを備え、コイルボディを形成する工程においてコイルボディから引き出されたリード線を金型により押しつぶすことにより扁平状に変形させることを特徴とするコイル部品の製造方法である。
上記構成により、形状が安定した小型のコイル部品を得ることができる。
本発明の一実施の形態におけるコイル部品の製造方法を示す図 本発明の一実施の形態における圧粉成形工程の金型断面図 本発明の一実施の形態におけるリード線引き出し部の金型断面図 従来のコイル部品の製造方法におけるリード線引き出し部の金型断面図
以下、本発明の一実施の形態におけるコイル部品の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜図1(d)は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の製造方法を示す図であり、図1(a)〜図1(d)において、上段に示したものが平面図であり、下段に示したものが側面図である。
まず、図1(a)のように、絡げピン11を有するパレット12の中央に巻き芯ピン(図示せず)を配してこれらにリード線13を巻きつけることにより、コイル部14を形成する。ここでリード線13は断面の形状が丸い銅線からなり、その表面にはエナメルからなる絶縁被覆が形成されている。
次に図1(b)のように、パレット12にコイル部14が固定された状態で、コイル部14のまわりに金属磁性体粉末からなるコイルボディ15を圧粉成形により形成する。ここでコイルボディ15は、FeSiCr合金を粉末にした金属磁性体粉末とエポキシ樹脂を混ぜ合わせ、ふるいにかけ粉体化した混合粉を、予め0.2トン/cm2の圧力で所定の形状に予備加圧成形して圧粉体19とし、この圧粉体19を金型に入れて約5トン/cm2の圧力で本加圧成形した後、150〜250℃の温度で熱処理してエポキシ樹脂を熱硬化したものである。
図2の圧粉成形工程における金型断面図を用いて圧粉成形工程における本加圧成形工程をより詳しく説明すると、図2(a)のように、リード線13を金型17の外方に引き出す溝状のリード線引き出し部18を設けた上下の金型17の中に、パレット12に装着したコイル部14と圧粉体19を配置する。
次に、図2(b)のように、上下の金型17を閉じて、リード線13をリード線引き出し部18に収める。
そして、図2(c)のように、上下のパンチ20により圧粉体19を圧縮して、コイルボディ15を形成している。
図3はリード線引き出し部18の金型断面図であり、図3(a)は金型17を閉じる前を示しており、図3(b)は金型17を閉じた状態を示している。図3(b)に示すように、金型17のリード線13を引き出す部分を、金型17が閉まった状態でその高さ方向の寸法を金型17が閉じる前のリード線13の径寸法より小さくしておき、横方向の寸法を金型が閉じる前のリード線13の径寸法より大きくしてクリアランスを設けている。このようにすることで、金型17を閉める段階で金型17がリード線13に当たり、リード線13を押しつぶす。押しつぶされたリード線13は横方向に設けられたクリアランス部分に広がり、結果として金型17とリード線13との隙間を小さくする。このあとパンチ20により圧粉体19を圧縮して、コイルボディ15を形成するが、このときには金型17とリード線13との隙間は小さくなっているので、磁性体粉(金属磁性体粉末とエポキシ樹脂の混合粉)が金型17の外に漏れ出しにくくなっているため、所定の形状を得ることができる。さらに金型17によって押しつぶされたリード線13は、扁平状となっているため、端子電極部16と接続する際にも折り曲げ加工を容易に行なうことができる。なおリード線13に当たる部分に用いられる金型17は、耐久性に優れたものであることが必要であり、超鋼を用いることが望ましい。
次に図1(c)のように、コイルボディ15から出ているリード線13表面の絶縁被覆の一部をレーザー光により除去して絶縁被覆除去部21(図1(c)において黒く塗りつぶした部分)を形成する。ここで絶縁被覆の一部とは、図1(c)で表面側あるいは裏面側からのみレーザー光を照射することにより、その面側のみを除去することを指し、それ以外の部分の絶縁被覆を残す。
このようにすることによりコイルボディ15の中に入っているリード線13は全て絶縁被覆で覆われているため、耐電圧性が劣化することは無い。さらにパレット12に固定された状態で絶縁被覆除去を行なうことができるため、必要な部分のみ精度良く実施することができる。
次にリード線13を切断し、個片化した後それぞれのコイルボディ15に端子電極部16を取り付け、コイルボディ15から出ているリード線13を端子電極部16に重なるように折り曲げ、半田ディップにより電気的および機械的に接続することにより、図1(d)のコイル部品を得ることができる。このときリード線13は端子電極部16に重なる部分のみ絶縁被覆を除去して絶縁被覆除去部21が形成されている。
従来のコイル部品のようにリード線13の周囲全体の絶縁被覆を除去していると、端子電極部16と重ねた面とは反対側の面にも半田22が付着し、これがコイル部品の小型化の妨げとなる。これに対し本実施の形態では、リード線13と端子電極部16は半田ディップにより接続されるが、それ以外の部分のリード線13は絶縁被覆で覆われているため半田22が付着しない。そのため接続部分の半田22によって形状が大きくなることを防ぐことができる。
また、コイルボディ15から引き出されたリード線13は、コイルボディ15との界面から扁平状となっているため、リード線13を端子電極部16に向かって折り曲げる時に、折り曲げやすくなっており、リード線13の線径が太くなっても、外側に膨れ上がることが無いため、コイル部品の小型化を実現することができる。
なお、磁性体粉(金属磁性体粉末とエポキシ樹脂の混合粉)が金型17の外に漏れて外形不良を起こすことを防ぐために、リード線13を引き出す部分のコイルボディ15に凹部23を設けておくことがさらに望ましい。このようにすることにより、少量漏れた場合でも外形への影響をなくすことができる。
本発明に係るコイル部品の製造方法は、形状不良の無い小型のコイル部品を得ることができ、産業上有用である。
11 絡げピン
12 パレット
13 リード線
14 コイル部
15 コイルボディ
16 端子電極部
17 金型
18 リード線引き出し部
19 圧粉体
20 パンチ
21 絶縁被覆除去部
22 半田
23 凹部

Claims (3)

  1. 絶縁被覆された丸線状のリード線を加工することによりコイル部を形成する工程と、前記コイル部を磁性体粉からなる圧粉体を金型を用いて圧粉成形することによりコイルボディを形成する工程と、前記コイルボディに端子電極部を形成する工程と、前記コイルボディから引き出された前記リード線と前記端子電極部とを電気的および機械的に接続する工程とを備え、前記コイルボディを形成する工程において、前記コイルボディから引き出された前記リード線を前記金型により押しつぶすことにより扁平状に変形させることを特徴とするコイル部品の製造方法。
  2. 前記コイルボディを形成した後に、前記コイルボディから引き出されている前記リード線の前記絶縁被覆の一部を除去する工程を備え、この工程は前記コイルボディを形成する工程で押しつぶされた前記リード線の、前記端子電極部と接続される面側にレーザー光を照射することによって行なわれることを特徴とする請求項1記載のコイル部品の製造方法。
  3. 前記リード線と前記端子電極部とを電気的および機械的に接続する工程は、半田ディップによって行なわれることを特徴とする請求項2記載のコイル部品の製造方法。
JP2009277280A 2009-12-07 2009-12-07 コイル部品の製造方法 Active JP5407817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009277280A JP5407817B2 (ja) 2009-12-07 2009-12-07 コイル部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009277280A JP5407817B2 (ja) 2009-12-07 2009-12-07 コイル部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119566A JP2011119566A (ja) 2011-06-16
JP5407817B2 true JP5407817B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44284526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009277280A Active JP5407817B2 (ja) 2009-12-07 2009-12-07 コイル部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5407817B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013183107A1 (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 アイトリックス株式会社 圧粉成型インダクタ部材製造装置、圧粉成型インダクタ部材の製造方法および圧粉成型インダクタ部材
CN103915236A (zh) * 2014-04-01 2014-07-09 黄伟嫦 一种新型电感及其制造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820130B2 (ja) * 1978-06-03 1983-04-21 ティーディーケイ株式会社 インダクタンス素子製造方法
JPH03220705A (ja) * 1990-01-25 1991-09-27 Nec Gumma Ltd モールド電気機器
JPH07142278A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Du Pont Kk 内包ボビンの封止成形方法及び内包ボビンの封止成形部品を形成する封止成形用金型
JP4000187B2 (ja) * 1998-06-29 2007-10-31 ミヤチテクノス株式会社 コイル端末の絶縁被覆除去方法
JP2000299240A (ja) * 1999-04-16 2000-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 被膜剥離機能付の半田付装置
JP2002198233A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Tokyo Coil Engineering Kk ポットリベット型コアチョークコイル
JP2002324714A (ja) * 2001-02-21 2002-11-08 Tdk Corp コイル封入圧粉磁芯およびその製造方法
JP4904889B2 (ja) * 2006-03-31 2012-03-28 Tdk株式会社 コイル部品
JP5056317B2 (ja) * 2007-09-28 2012-10-24 Tdk株式会社 インダクタ
JP4844848B2 (ja) * 2008-03-24 2011-12-28 Tdk株式会社 電子部品の継線構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011119566A (ja) 2011-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6695036B2 (ja) コイル部品
JP4049246B2 (ja) コイル封入型磁性部品及びその製造方法
JP6763295B2 (ja) 表面実装インダクタ
KR101866150B1 (ko) 표면 실장 인덕터 및 그 제조 방법
JP4099340B2 (ja) コイル封入圧粉磁芯の製造方法
US9177720B2 (en) Method of producing a coil component
CN102856037B (zh) 模塑成型功率电感元件及制造方法
KR102046344B1 (ko) 면실장 인덕터 및 그 제조 방법
JP6890260B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
CN111508685B (zh) 一种塑模成型功率电感元件及制作方法
JP4301988B2 (ja) コイル封入圧粉成型体の製造方法
KR101854578B1 (ko) 표면 실장 인덕터의 제조 방법
JP5877296B2 (ja) コイル部品およびその製造方法
JP4768372B2 (ja) コイル封入型磁性部品及びその製造方法
CN104616878A (zh) 一种微型模压电感元件及其制造方法
JP2004153068A (ja) 圧粉インダクタンス部品とその製造方法
JP3181451U (ja) インダクタ
JP2013191726A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP5407817B2 (ja) コイル部品の製造方法
JP2016127189A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP2006019706A (ja) コイル封入圧粉磁芯の製造方法およびコイル封入圧粉磁芯
JP2018022793A (ja) 電子部品およびそれを用いた電子機器
JP5944373B2 (ja) 電子部品の製造方法、電子部品
CN101728057A (zh) 分段模铸电感的制造方法
JP2015201537A (ja) コイル部品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5407817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151