JP5407271B2 - 鉛蓄電池用正極板の製造方法、鉛蓄電池の製造方法および鉛蓄電池 - Google Patents

鉛蓄電池用正極板の製造方法、鉛蓄電池の製造方法および鉛蓄電池 Download PDF

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Description

本発明は、鉛蓄電池用正極板の製造方法と、この正極板を用いた鉛蓄電池の製造方法および鉛蓄電池に関するものである。
鉛蓄電池用の極板としては、一部の産業用鉛蓄電池を除き、ペースト式極板が主流を占めている。ペースト式極板の製造方法としては、鉛粉(PbO粉体、PbOとPbの混合粉体、あるいは、これらの粉体に、Pb34粉体を混合したもの)を希硫酸あるいは水と希硫酸で混練したペーストを、鉛や鉛合金で形成した集電体、あるいは耐硫酸性および耐酸化性を有し、かつ導電性を有したチタンや、導電性チタン酸化物で形成した集電体に充填し、熟成乾燥するものである。
熟成乾燥中の極板では、3PbO・PbSO4(三塩基性硫酸鉛)が主に生成し、この極板を電解酸化(化成)することにより、三塩基性硫酸鉛を鉛蓄電池の正極活物質である二酸化鉛(PbO2)とし、この極板を電解還元(化成)することにより、鉛蓄電池の負極活物質である多孔質の海綿状Pbを得る。
特に、正極板の熟成乾燥に関して、熟成乾燥中の正極板の温度(より厳密には熟成乾燥中のペーストの温度)が65℃を越えると、3PbO・PbSO4に加えて、4PbO・PbSO4(四塩基性硫酸鉛)が生成する。この四塩基性硫酸鉛は、三塩基性硫酸鉛に比較して、その結晶粒径は粗大であるため、特に、PbO2への電解酸化反応が進行しがたく、化成効率が極端に低下する結果、鉛蓄電池の容量が大幅に低下するという問題があった。
上記の、正極板の熟成乾燥は、鉛蓄電池の製造工程の中でも、鉛蓄電池の容量性能を決定付ける重要なプロセスの一つである。したがって、上記の容量性能の低下を勘案して、熟成乾燥工程における最高温度は、少なくとも65℃未満に制御することが行なわれてきている。
上記のような、熟成乾燥における最高温度の制限があるために、熟成乾燥に要する時間は極めて長時間であり、充填したペースト厚みにも関連するが、ペースト中の水分含有量を、乾燥終了の目安である3.0質量%以下とするに必要な時間として、30〜40時間もの極めて長い時間を要しており、鉛蓄電池の生産リードタイム短縮にあたっての障害になっていた。
このような、鉛蓄電池用の正極板の熟成乾燥時間を短縮する手法として、特許文献1には、熟成乾燥炉内を、大気圧より減圧することにより、ペースト中の水分蒸発を促進させる手法が提案されている。
特開2008−4401号公報
上記した特許文献1は、減圧によってペーストの水分蒸発を促進させるため、正極板の熟成乾燥温度を低く抑えることができるが、その熟成乾燥炉としては、気密性を有した炉室と、減圧用のポンプが必要となる。また、炉室は、減圧時においても大気圧によって、破損しない十分な強度を有していることが必要であり、また、減圧用のポンプも、炉内容積(例えば90〜200m3)といった大容積内を、ペースト中の水分蒸発を促進するに十分な減圧能力を有しているものが必要であり、設備コストは、従来の熟成乾燥炉に比較して極めて高価であり、また、作業者がその内部に入り得る減圧炉を使用するという関係上、作業安全上も好ましくないものであった。
したがって、特許文献1で示された手法は、作業安全を考慮して、作業者がその内部に入れない程度の容積の小型のものを複数用意することになる。したがって、結局は、実験室的には比較的容易な手法であるが、鉛蓄電池用正極板を大量生産するにあたっては、上記したような設備上の制約が極めて大きいものであった。
本発明は、前記したような、特許文献1で示された減圧炉を用いることなく、従来、熟成乾燥炉を用いて高温で熟成乾燥を行なった場合、正極に起因する、鉛蓄電池の容量低下が発生するという、相反する課題を解決するものである。すなわち、本発明の目的とするところは、乾燥温度を高めることによって、熟成乾燥時間を短縮しても、電池の容量低下を引き起こさない鉛蓄電池用正極板の製造方法と、この鉛蓄電池用正極板を用いた鉛蓄電池の製造方法を提供し、この正極板を用いることにより、高容量の鉛蓄電池を生産リードタイムを短縮して提供するものである。
前記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、鉛粉を、希硫酸もしくは、水と希硫酸で混練したペースト状活物質を集電体に充填後、熟成乾燥してなる鉛蓄電池用の正極板の製造方法であって、前記鉛粉に含まれる鉛質量を100質量部としたときに、前記鉛粉に0.01質量部以上、0.8質量部以下のビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物を添加するとともに、前記熟成乾燥工程において、前記正極板の温度を65℃以上とする工程を含むことを特徴とする鉛蓄電池用正極板の製造方法を示すものである。
また、本発明の請求項に係る発明は、前記した請求項で得た正極板と、負極板とを組み合わせて鉛蓄電池とすることを特徴とする鉛蓄電池の製造方法を示すものであり、本発明の請求項に係る発明は、請求項で示した鉛蓄電池の製造方法によって得た鉛蓄電池を示すものである。
上記した本発明によれば、鉛蓄電池用正極板を熟成乾燥する際に、熟成乾燥温度が65℃を越えても、鉛蓄電池の容量低下の要因となる四塩基性硫酸鉛の生成が顕著に抑制されるので、容量低下の抑制された鉛蓄電池を得るこことができるとともに、熟成乾燥温度を従来よりも高く設定できるため、熟成乾燥時間の短縮化が可能となる。したがって、従来、熟成乾燥温度の高温化による所要時間の短縮によって、電池容量が低下するという、相反する課題が解決でき、生産性を損なうことなく、高容量の鉛蓄電池用の正極板および鉛蓄電池を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態による鉛蓄電池用正極板の製造方法、鉛蓄電池の製造方法およびこれを用いた鉛蓄電池を説明する。
参考形態)
参考形態として、従来より知られている、ボールミル法、バートンポット法等によって得た鉛粉を準備する。この鉛粉はその製造法によっても異なるが、10質量%〜30質量%の金属鉛と70質量%〜90質量%酸化鉛(PbO)との混合粉体である。なお、この鉛粉に、従来から知られているように、化成効率の向上を目的として、鉛丹(Pb34)を鉛粉に添加してもよい。ただし、鉛粉への鉛丹の添加によって、化成効率が向上し、これによって鉛蓄電池の初期容量も向上するものの、正極活物質同士の結合力は低下し、その添加量の増大に伴って、深放電寿命が低下する傾向が認められるため、鉛丹の添加量は、鉛粉中に含まれる鉛100質量部に対して25質量部を上限とすることが好ましい。
参考形態では、この鉛粉の鉛粉中に含まれる鉛100質量部あたり、0.03質量部以上、0.8質量部以下のリグニンを添加する。その後、水を添加して水練りを行なった後、20℃における密度が1.100〜1.400程度の濃度の希硫酸を添加し、硫酸練りを行なって正極ペーストを作成する。
この正極ペーストは、鉛もしくは鉛合金、さらには、耐酸性および耐アルカリ性を有したチタン金属や、導電性チタン酸化物層、あるいは他の導電性の金属酸化物層等の、導電性を有した集電体に、その所望量を充填し、熟成乾燥を行なう。
参考形態では、熟成乾燥工程の、熟成工程に引き続いて行なわれる乾燥工程において、正極板の最高温度を65℃以上とする工程を含む。本発明によれば、熟成乾燥工程に、正極板の温度が65℃を越える工程が含まれていても、正極ペースト中へのリグニンの添加により、四塩基性硫酸鉛の粗大結晶の成長が著しく抑制されるため、高容量の鉛蓄電池用正極板を得ることができる。また、参考形態によって得た鉛蓄電池用正極板を用いることにより、高容量の鉛蓄電池を得ることができる。
なお、参考形態における熟成乾燥工程において、いわゆる初期の熟成過程では、従来から、知られているような、一例として、温度40℃、湿度60〜100RH%の条件で熟成を行い、その後、65℃以上に熟成乾燥炉内を昇温し、短時間で乾燥する。なお、熟成過程に要する時間は、極板厚みによっても異なるが、通常の1.0〜4.0mm程度のペースト厚みの極板では4〜12時間程度に設定することができる。
上記の熟成過程に引き続いて行なわれる、乾燥工程は、極板厚み、および乾燥温度(熟成乾燥工程における最高温度に相当)にも異なるが、少なくとも65℃以上とする。なお、乾燥温度の上限は110℃、好ましくは100℃以下である。特に、熟成乾燥工程に、正極板の温度が110℃を越える工程が含まれると、正極板の急激な乾燥によって、正極板表面と正極板内部の乾燥状態の差が拡大されること、特に、正極板表面のペーストは急激に乾燥されるため、集電体とペーストとの間に隙間が生じたり、あるいはペースト自体にクラックが生じることによって、集電体からの正極ペースト(熟成乾燥後)の脱落が生じやすくなったり、あるいは、正極ペースト(熟成乾燥後)同士、あるいは正極ペースト(熟成乾燥後)と集電体との間の密着性の低下によって、集電体の集電効率が低下し、鉛蓄電池としたときに容量低下を引き起こすためである。
表1に、鉛粉中に含まれる鉛100質量部に対して、0.03質量部のリグニンを添加し、水と希硫酸で混合して得たペーストを鉛合金の集電体に充填し、35℃、80RH%で6時間熟成した後、乾燥温度を60℃、65℃、67℃、80℃、98℃、100℃、110℃で設定したときの、正極ペースト中の水分含有量が3.0質量%および0.5質量%となるに至る時間を示す。なお、乾燥工程では、一切の加湿を行なっていない。なお、表1では、集電体は格子状であり、格子ます目の部分の正極ペーストの最大厚み(極板厚み)は2.0mmの例を示している。
Figure 0005407271
表1に示したように、乾燥時間中の温度を65℃以上とすること、より好ましくは67℃以上とすることにより、乾燥終了の目安である正極ペースト中の水分含有量が3.0質量%まで低下する時間を著しく短縮することができる。なお、本発明において、乾燥時間中の温度を65℃以上とすることは必須であるが、上限としては、前記したように、110℃、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは、98℃以下とする。例えば、98℃と100℃では、正極ペーストの亀裂の発生状況に顕著な差が認められる(98℃において少なく、100℃において顕著に多い。)ものの、また、乾燥時間(水分含有量3.0質量%)に、殆ど差は認められないことからである。したがって、熟成乾燥工程中に、正極板温度が100℃以上となる段階を含むことは望ましくなく、その温度を100℃未満、例えば98℃以下とすべきである。
次に、参考形態においては、リグニンを含む鉛粉を水と希硫酸で混合する例を示したが、水練りを省略し、リグニンを含む鉛粉を希硫酸のみで混合してもよい。
また、リグニンの添加ポイントとしては、鉛粉を、水と希硫酸、もしくは希硫酸との混合を始める以前の段階で添加してもよく、希硫酸の添加が終了した時点でもよく、あるいは水練りを始める時点であり、かつ希硫酸の添加を開始する以前の段階で添加してもよい。また、リグニンを水、あるいはごく希薄な希硫酸中に分散させたものを、上記の各時点の、いずれかの時点で添加してもよい。
なお、リグニンとしては、例えば、日本製紙ケミカル社製のサンエキスP252(リグニンスルホン酸ナトリウム)、バニオール(変性リグニンスルホン酸ナトリウム)、バニレックス(部分脱スルホン酸ナトリウム)やパールレックスNP(高分子量リグニンスルホン酸ナトリウム)(以上、いずれも商品名)や、Borregaard LignoTech社製のVanispers A(変性オキシリグニンのナトリウム塩)あるいは、Vanisperse HT−1(高変性リグニンスルホン酸ナトリウム)(以上、いずれも商品名)を用いることができるが、これらの限定されるものではない。
これらリグニンの添加量としては、前記したように、鉛粉中に含まれる鉛を100質量部として0.03質量部以上とする。なお、リグニンの添加量が0.80質量部を越え、例えば1.0質量部とすると、後述する実施例において示したように、鉛蓄電池の容量が低下する傾向が認められるため、リグニン添加量の上限は、鉛粉中に含まれる鉛を100質量部としたときに0.80質量部以下とすることが好ましい。
そして、参考形態によれば、鉛蓄電池用正極板の熟成乾燥工程において、温度が65℃を越える工程を含む。そして、より好ましくは67℃以上の段階が含まれる。このような表現は、熟成工程から乾燥工程に移行する際、熟成温度である、例えば40℃から65℃に昇温する段階が乾燥工程に含まれ、乾燥工程の間のすべてにおいて、65℃以上とすることは実質的に不可能であるためである。
そして、正極ペーストの原料となる鉛粉中、あるいは正極ペーストの製造途中の各段階の、少なくとも一つの段階で、前記した量のリグニンを添加することにより、熟成乾燥工程中における粗大な四塩基性硫酸鉛結晶の生成が抑制され、その結果として高容量の鉛蓄電池用正極板を得ることができる。そして、参考形態によって得た鉛蓄電池用正極板と、公知の負極板、セパレータとを組み合わせて、公知の方法により、鉛蓄電池を組み立てることにより、高容量の鉛蓄電池を、生産に要する時間を短縮化して得ることができるという、顕著な効果を奏する。
実施形態)
次に本発明の実施形態による鉛蓄電池用正極板の製造方法、鉛蓄電池の製造方法およびこれを用いた鉛蓄電池を説明する。
本発明の実施形態は、前記した参考形態における、鉛粉中、あるいは正極ペーストの製造途中の各段階の、少なくとも一つの段階でのリグニンの添加に替えて、ビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物(以下、縮合物)を、鉛粉中、あるいは正極ペーストの製造途中の各段階の、少なくとも一つの段階で添加するものである。但し、当該縮合物の鉛粉に対する添加量は、参考形態で示した各種のリグニンとは異なり、鉛粉中の鉛100質量部に対して、0.01質量%以上とする。
また、当該縮合物の上限は、第1の実施の形態で示したものと同様の理由により、鉛粉中の鉛100質量部に対して、0.8質量部以下とすることが好ましい。
参考形態と、本発明の実施形態とは、鉛粉中への添加物が、リグニンであるか、ビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物であるかの差であって、その他のところは変わるところはない。
本発明の実施形態によれば、前記した参考形態と同様、鉛蓄電池の正極板を熟成乾燥する際、特に、乾燥工程における温度を65℃以上としても、鉛蓄電池の容量低下の要因となる、粗大な四塩基性硫酸鉛の生成が顕著に抑制されるため、熟成乾燥工程に要する時間を顕著に短縮しつつ、高容量の鉛蓄電池用正極板を得ることができる。
なお、乾燥工程における温度の上限は、参考形態に示したものと同様の理由により、110℃以下、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは100℃未満、例えば98℃以下とする。また、乾燥工程における温度は65℃以上、より好ましくは67℃以上の段階が含まれる。このような表現は、第1の実施の形態で示したように、熟成工程から乾燥工程に移行する際、熟成温度である、例えば40℃から65℃に昇温する段階が乾燥工程に含まれるためによる。
なお、本発明の実施形態に用いるビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物として、例えば、日本製紙ケミカル社製のビスパーズP121、同P125および同P215(以上、商品名)を用いることができる。また、これらの添加物の添加ポイントとしては、鉛粉を、水と希硫酸、もしくは希硫酸との混合を始める以前の段階で添加してもよく、希硫酸の添加が終了した時点、あるいは水練りを始める時点であり、かつ希硫酸の添加を開始する以前の段階で添加してもよい。また、ビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物を水、あるいはごく希薄な希硫酸中に分散させたものを上記の各時点のいずれかの時点で添加してもよい。
そして、本発明による鉛蓄電池用正極板と、公知の負極板、セパレータとを組み合わせて鉛蓄電池を公知の方法により、組み立てることにより、高容量の鉛蓄電池を、生産に要する時間を短縮化して得ることができるという、顕著な効果を奏する。
次に、本発明の効果を、実施例により、説明する。
ボールミル法による鉛粉に、第1の実施形態で示したリグニン、あるいは第2の実施形態で示したビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物を種々の添加量で添加した。なお、鉛粉は、75質量%のPbO(red−PbO(R−PbO)と呼ばれる、テトラゴナル構造を有するPbOであり、バートンポット法鉛粉、ボールミル法鉛粉といった、鉛蓄電池用活物質用として商業的に生産される鉛粉に含まれるPbOである。)と残部の25質量%が金属Pbからなる。
なお、リグニンとしては、参考形態で示したところの、日本製紙ケミカル社製バニレックス(商品名)であり、その中でもバニレックスNと呼ばれる、部分脱スルホンリグニンスルホン酸ナトリウム粉末を用いた。また、ビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物としては、第2の実施形態で示したところの、日本製紙ケミカル社製ビスパーズP215(商品名)の粉末を添加した。
これら、バニレックスNあるいはビスパーズP215を種々の添加量で添加した鉛粉、および比較のために、これらの添加物を添加しない鉛粉を水と希硫酸(20℃における密度1.300g/cm3)で混合して各種正極用ペーストを作成した。次にこれら各種の正極ペーストをPb−0.06質量%Ca−1.60質量%Sn合金からなるエキスパンド格子体に充填して正極板を得た。なお、正極ペーストの充填量は、一枚の正極板に充填された正極ペースト中に含まれる鉛量が各極板で一定となるよう、微調整した。なお、このように正極ペースト充填量を微調整した後の、エキスパンド格子体を含む、それぞれの正極板の厚みは2.0±0.07mmであり、添加物の添加量にそれほど影響を受けなかった。なお、正極板面の両面にはペースト紙とよばれる薄紙を貼り付けた状態として、この状態で60枚の正極板を一山として積層した状態(すなわちスタック状態)で熟成乾燥を行なった。
そして、これら各種の正極用ペーストを用いた各種正極板について、40℃、85RH%の加湿加温状態で12時間、熟成させた後、温度を変化させて乾燥を行なうことにより、熟成乾燥工程を行なった。なお、乾燥中の正極板を、0.5時間間隔でサンプリングし、正極用ペースト中に含まれる水分含有量を測定し、正極ペースト中の水分含有量が、3.0質量%を下回った段階で熟成乾燥工程終了とした。
表2および表3に、鉛粉中のバニレックスNあるいはビスパーズP215の添加量と、乾燥工程における温度条件および乾燥に要した時間を示す。なお、バニレックスNおよびビスパーズP215の添加量を、ともに、鉛粉中に含まれる鉛の質量を100質量部としたときの質量部で示した。
Figure 0005407271
Figure 0005407271
表2および表3から、鉛粉中へのバニレックスNあるいはビスパーズP215の添加の有無および添加量の変化に係わらず、乾燥温度が65℃以上で、乾燥時間が急激に短縮化され、さらに67℃以上で、さらに急激に短縮化される。なお、熟成(40℃)から乾燥(60℃〜100℃)への切替に際して、熟成温度(40℃)から乾燥温度(60℃〜100℃)までの昇温に0.5時間〜1.5時間を要し、その後は乾燥終了まで温度を設定した乾燥温度に保持した。なお、この熟成から乾燥へ移行する過程での昇温時間は、熟成乾燥炉の時間当たりの供給熱量に依存するため、より大容量の乾燥炉を用いれば、さらなる昇温時間の短縮化が可能となる。
次に、表2および表3に示した各正極板から未化成活物質をサンプリングし、各未化成活物質を、X線回折装置を用いて、未化成活物質中の四塩基性硫酸鉛(以下、4BS)の定性分析を行なった。なお、X線回折装置としては、株式会社リガク製RINT2200を使用し、X線発生装置としては、Cuをターゲットとし、X線管電圧40kV、X線管電流40mAで発生させたCu−Kα線を用い、測定角度2θを20°〜40°の間をスキャンして4BSに特徴的に現れるピーク(2θ=27.6°)のピーク強度I(4BS)と、PbO(本実施例においては、R−PbO)に特徴的に現れるピーク(2θ=28.7°)のピーク強度I(R−PbO)の比率K(=I(4BS)/I(R−PbO))を求めた。
さらに、表2および表3に示した各正極板と、公知の負極板を用いて、JIS D5301:2006(始動用鉛蓄電池)に示すところの、公称電圧12V、5時間率定格容量48Ahの55D23形電池(以下、電池)を作成した。
これらの各電池は、正極板が異なる他は、負極板、セパレータ、電解液、その他の電池を構成する部品材料は同一のものを用いた。なお、負極板については、従来から知られているように、正極板に用いたと同様のボールミル式鉛粉に既述したバニレックスNと硫酸バリウムおよびカーボンとを添加したものに水と希硫酸を添加混合して得た負極用ペーストを、Pb−0.07質量%Ca−0.25質量%Sn合金からなるエキスパンド格子体に充填し、熟成乾燥したものとした。
そして、各正極板の5枚と、上記の共通の負極板6枚とを組み合わせて単一セルとした。なお、セパレータとしては、公知の微孔性ポリエチレンセパレータ(ポリエチレン、シリカ、カーボンおよび耐酸化剤としてのオイルを含む)の袋状に加工したものに負極板を収納している。そして、以降は、公知の方法により、これらの単一セルの6個を電槽のセル室内に収納して、各セルを直列接続し、電槽に蓋をし、端子溶接を行なって電池を組立て、各セルに希硫酸電解液を注液した後、通電化成し、通電化成後、各電池の電解液密度(20℃換算値)を1.285g/cm3に調整するとともに、電解液面を正極および負極ストラップ(図示せず)の上面より30mmの位置に設定した。
そして、各電池を25℃雰囲気下に放置した後、同じ25℃雰囲気下で9.6Aの定電流で放電終止電圧10.5Vまで放電することにより、各電池の5時間率放電容量を求めた。
各正極板の未化成活物質のX線回折における、4BSに特徴的に現れるピーク(2θ=27.6°)のピーク強度I(4BS)と、PbO(本実施例においては、R−PbO)に特徴的に現れるピーク(2θ=28.7°)のピーク強度I(R−PbO)の比率K(=I(4BS)/I(R−PbO))と、前記した各正極板を用いた各電池の5時間率容量の測定結果を表4および表5に示す。なお、表4には、鉛粉に添加剤を全く添加しない、もしくは添加剤としてバニレックスNのみを添加した結果を示し、表5には、鉛粉に添加剤としてビスパーズP215のみを添加した結果を示した。なお、各電池記号は、使用した正極板の記号と同一とした。
Figure 0005407271
Figure 0005407271
表4および表5に示した様に、正極ペーストにバニレックスNもビスパーズP215も添加しなかった電池A1〜電池A6に関して、乾燥温度が60℃の電池A1には、正極板中に四塩基性硫酸鉛は検出できず、定格容量(48Ah)に対して余裕を有した電池容量を有していることがわかる。但し、この仕様は、乾燥時間を他の65℃以上としたものに比較して長く、生産性に極めて劣る。
次に、乾燥温度を65℃とした場合、正極中に四塩基性鉛の生成が確認され、電池容量も、A1に比較して低下する。さらに乾燥温度を67℃から100℃にかけて上げていくと、乾燥時間は短縮化されるものの、四塩基性鉛の生成が促進され、それとともに、電池容量も低下し、乾燥温度67℃で、定格容量である48Ahを割り込む結果となった。
一方、バニレックスNを、鉛粉中の鉛100質量部に対して0.03質量部〜0.8質量部添加したものは、乾燥温度を65℃以上としても四塩基性硫酸鉛が検出できず、電池容量も定格値に対して十分な容量を有していた。しかしながら、乾燥温度が100℃の例では、電池容量は定格値以上であるものの、乾燥温度が65℃〜98℃の場合に比較して低下する傾向が認められた。したがって、乾燥温度は、好ましくは、100℃未満、例えば、実施例にあるように98℃以下とする。また、このような乾燥温度は、活物質自体の亀裂、あるいは、活物質と、格子との間の隙間が抑制されるとともに、乾燥終了までの時間が顕著に短縮化でき、最も効果を得ることができる。
乾燥温度を100℃としたものは、活物質内の亀裂および活物質と格子間での隙間の発生が乾燥温度98℃以下のものを比較して顕著であり、これによって、正極容量が低下し、電池容量が低下したと推測される。
一方、バニレックスNを、鉛粉中の鉛100質量部に対して1.0質量部添加したものは、乾燥温度を65℃以上としても四塩基性硫酸鉛が検出できないものの、電池容量は、バニレックス添加量を0.03質量部〜0.8質量部以下としたものに比較して、明らかに低下していた。これはバニレックスNの添加量過多により、活物質間の導電性ネットワークが阻害されたこと、および/あるいは、バニレックスNの酸化反応により化成電気量が消費され、結果として容量低下したと推測される。
次に、ビスパーズP215を添加した電池に関しても、バニレックスNを添加した電池と同様の挙動を示した。バニレックスNと同様、前記した理由により、ビスパーズP215の添加量は、鉛粉中の鉛100質量部に対して0.01質量部〜0.8質量部が好ましい。特に、ビスパーズP215とバニレックスNとを比較すると、乾燥温度65〜98℃の範囲において、ビスパーズP215を添加したものの方が、バニレックスNを添加した電池に比較して容量特性に優れており、本実施例において最も好ましい結果が得られた。また、乾燥完了に至るまでの時間も、バニレックスNと比較しても変化がなく、短時間で高温の熟成乾燥を行なっても、四塩基性硫酸鉛の生成が抑制され、結果として、熟成乾燥時間に要する時間を顕著に短縮化した上で、高容量の鉛蓄電池を得られるという、顕著な効果が得られた。
本実施例においては、鉛粉中に粉末状のバニレックスNあるいはビスパーズP215を添加した後、水と希硫酸で混合した例を述べたが、希硫酸のみで混合した場合にも同様に本発明の効果が得られた。また、添加物を水で混合した後、あるいは希硫酸で混合した後に添加しても本発明の効果が得られた。なお、希硫酸で混合に添加剤を添加する場合には、添加剤の分散性を向上するために、添加剤を添加後、さらに混合を継続して行なうことが好ましい。
また、本実施例においては、粉末状のビスパーズP215を添加した例を示したが、これら粉末状の添加剤を予め水等の溶媒に分散させておき、ペースト混合の任意の段階で混合物に添加しても本発明の効果を得ることができる。また、ビスパーズP215に限定されず、本発明の実施形態で示した各種の縮合物を用いることにより、実施例で示したと同様の、本発明の効果を得ることができる。
以上、本発明によれば、従来極めて長時間を有していた熟成乾燥工程の所要時間を短縮できるとともに、当該工程の所要時間を短縮化するために乾燥温度を65℃以上としたときに生成する粗大な四塩基性硫酸鉛の結晶の成長が抑制できることから、従来は不可能であった、熟成乾燥工程の所要時間の短縮化と、電池の高容量化が両立できるという、極めて顕著な効果を奏する。
また、本発明は、特許文献1で示されたような減圧炉や減圧装置といった特殊な装置を必要とせず、従来の熟成乾炉で対応可能である点も好ましいものである。
本発明は、実施例でのべた始動用鉛蓄電池をはじめとして、液式、制御弁式の差なく、様々な用途の鉛蓄電池に適用できる。

Claims (3)

  1. 鉛粉を、希硫酸もしくは、水と希硫酸で混練したペースト状活物質を集電体に充填後、熟成乾燥してなる鉛蓄電池用の正極板の製造方法であって、前記鉛粉に含まれる鉛質量を100質量部としたときに、前記鉛粉に0.01質量部以上、0.8質量部以下の量のビスフェノール類と亜硫酸塩もしくはアミノ酸のホルムアルデヒド縮合物を添加するとともに、前記熟成乾燥工程において、前記正極板の温度を65℃以上とした工程を含むことを特徴とする鉛蓄電池用正極板の製造方法。
  2. 請求項で得た正極板と、負極板とを組み合わせて鉛蓄電池とすることを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。
  3. 請求項によって得た鉛蓄電池。
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