JP5407116B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搭載部上の発光素子がガラスにより封止される発光装置に関する。
従来から、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)等の発光素子をエポキシ系、シリコーン系等の透光性樹脂材料で封止した発光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、搭載部としての基板上に発光素子としてのLEDチップが実装され、これらがエポキシ樹脂からなる透光性樹脂材料により覆われる発光装置が開示されている。特許文献1によれば、透光性樹脂材料の上部面を投光面とし、透光性樹脂材料の側面に金属からなる反射層を形成するとされている。発光素子の封止に用いられる樹脂材料とガラス材料を比較すると、ガラス材料の屈折率は樹脂材料に比して高い傾向にあり、封止材の形状が同じであるならば、ガラス材料の方が発光素子からの光取り出し効率が高くなる。
ガラス封止材料を用いた発光装置としては、ホットプレス加工により板ガラスを発光素子が搭載された基板に接合することで、発光素子のガラス封止を実現したものが本願発明者らにより提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の発光装置は、複数の発光素子を板ガラスにより一括して封止した後、基板とともにガラスをダイサー等により切断することにより製造される。
特開2007−5801号公報 国際公開WO2004/082036号パンフレット
ところで、特許文献2には、ガラス封止部から出射される光を導光板等の特定の部材へ入射させる構造について開示されていない。ガラス封止材料を用いた発光装置の実用化にあたり、ガラス封止部から出射される光を導光板等へ効率良く入射させるべく、本願発明者らは鋭意研究を重ねていた。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラス封止部から出射される光を導光板等へ効率良く入射させることのできる発光装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、発光素子と、前記発光素子を搭載する搭載部と、前記搭載部上にて前記発光素子を封止するガラス封止部と、を有する発光装置であって、前記ガラス封止部は光を取り出す第1の面と光を取り出す面とはならない、凹凸が形成された第2の面とを含み、前記ガラス封止部よりも屈折率が低い透光性媒体の層を前記第2の面に接して配置さるとともに金属反射板を前記第2の面に沿って前記第2の面と密着せずに配置され、前記発光素子から出射される光のうち前記第2の面へ入射する光を前記第2の面と前記透光性媒体の層の界面にて前記第1の面へ向かって反射し、前記第2の面と前記透光性媒体の層との界面にて反射せずに前記透光性媒体の層へ進入した光を前記金属反射板にて前記第1の面へ向かって反射する発光装置が提供される。
この発光装置によれば、発光素子から放射された光のうち、ガラス封止部の光を取り出す面とはならない第2の面へ入射するものについては、ガラス封止部と透光性媒体の界面にて反射の条件が成立する入射角であれば、当該界面にて全て反射する。界面反射では、反射時における光学的なロスはほとんどない。界面にて反射の条件が成立しない入射角であれば、光はガラス封止部と透光性媒体との界面にて反射せずに、透光性媒体へ進入して金属反射部にて反射する。
これにより、ガラス封止部の第2の面において、界面反射により光学的なロスがないよう光を反射させ、ガラス封止部の光を取り出す第1の面から光を取り出すことができる。また、ガラス封止部と透光性媒体の界面で反射しなかった光の成分については、金属反射部にて反射させることにより、ガラス封止部の第1の面から光が取り出される。
上記発光装置において、前記光を取り出す第1の面は、前記ガラス封止部を直方体にしたときの上面又は少なくとも1つの側面であり、前記光を取り出す面とはならない第2の面は、前記ガラス封止部を直方体にしたときの前記上面又は少なくとも1つの側面を除いた面であり、前記直方体の側面は、ダイサーカットにより凹凸が形成されていてもよい。
上記発光装置において、前記搭載部が実装されるメタルベース基板を有することが好ましい。
上記発光装置において、前記搭載部と前記金属反射部とは、前記発光素子から生じた熱が前記搭載部を介して前記金属反射部へ伝わるように接続されていることが好ましい。
上記発光装置において、前記ガラス封止部の外面における他部の領域から出射された光が入射する導光板を有することが好ましい。
本発明によれば、ガラス封止部から出射される光を導光板等へ効率良く入射させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態を示す発光装置の概略断面図である。
図1に示すように、この発光装置1は、フリップチップ型のGaN系半導体材料からなる発光素子としてのLED素子2と、LED素子2を搭載する搭載部としての素子搭載基板3と、素子搭載基板3に形成されLED素子2へ電力へ供給するための回路パターン4と、LED素子2を素子搭載基板3上にて封止するガラス封止部6と、ガラス封止部6の外面における一部の領域と間隔をおいて形成された金属反射部5と、ガラス封止部6と金属反射部5との間に介在する空気層7と、LED素子2と素子搭載基板3との間に設けられる中空部11と、を備えている。LED素子2と、素子搭載基板3と、回路パターン4と、ガラス封止部6と、によりガラス封止LED10を構成している。
発光素子としてのLED素子2は、サファイア(Al)からなる成長基板の表面に、III族窒化物系半導体をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層と、n型層と、MQW層と、p型層とがこの順で形成されている。このLED素子2は、700℃以上でエピタキシャル成長され、その耐熱温度は600℃以上であり、後述する低融点の熱融着ガラスを用いた封止加工における加工温度に対して安定である。また、LED素子2は、p型層の表面に設けられるp側電極と、p側電極上に形成されるp側パッド電極と、を有するとともに、p型層からn型層にわたって一部をエッチングすることにより露出したn型層に形成されるn側電極を有する。p側パッド電極とn側電極には、それぞれAuバンプ28が形成される。
LED素子2は、厚さ100μmで346μm角に形成されており、熱膨張率は7×10−6/℃である。ここで、LED素子2のGaN層の熱膨張率は5×10−6/℃であるが、大部分を占めるサファイアからなる成長基板の熱膨張率が7×10−6/℃であるため、LED素子2本体の熱膨張率は成長基板の熱膨張率と同等となっている。尚、各図においてはLED素子2の各部の構成を明確にするために実寸と異なるサイズで各部を示している。p側電極とn側電極に電圧を印加すると、LED素子2のMQW層からは、ピーク波長が例えば460nmの青色光が放出される。
素子搭載基板3は、アルミナ(Al)の多結晶焼結材料からなり、厚さ0.25mmで1.0mm角に形成されており、熱膨張率αが7×10−6/℃である。図1に示すように、素子搭載基板3の回路パターン4は、基板表面に形成されてLED素子2と電気的に接続される表面パターン41と、基板裏面に形成されて外部端子と接続可能な裏面パターン42と、を有している。表面パターン41は、LED素子2の電極形状に応じてパターン形成されたW層4aと、W層4aの表面を覆う薄膜状のNi層4bと、Ni層4bの表面を覆う薄膜状のAg層4cと、を含んでいる。裏面パターン42は、後述する外部接続端子44に応じてパターン形成されたW層4aと、W層4aの表面を覆う薄膜状のNi層4bと、Ni層4bの表面を覆う薄膜状のAu層4dと、を含んでいる。表面パターン41と裏面パターン42は、素子搭載基板3を厚さ方向に貫通するビアホール3aに設けられWからなるビアパターン43により電気的に接続されている。外部接続端子44はアノード側とカソード側で1つずつ設けられる。各外部接続端子44は、素子搭載基板3に平面視にて対角に配されている。
ガラス封止部6は、ZnO−B−SiO−Nb−NaO−LiO系の熱融着ガラスからなる。尚、ガラスの組成はこれに限定されるものではなく、例えば、熱融着ガラスは、LiOを含有していなくてもよいし、任意成分としてZrO、TiO等を含んでいてもよい。図1に示すように、ガラス封止部6は、素子搭載基板3上に直方体状に形成され、素子搭載基板3からの厚さが0.5mmとなっている。ガラス封止部6の側面6aは、ホットプレス加工によって素子搭載基板3と接着された板ガラスが、素子搭載基板3とともにダイサー(dicer)でカットされることにより形成される。また、ガラス封止部6の上面6bは、ホットプレス加工によって素子搭載基板3と接着された板ガラスの一面である。この熱融着ガラスは、ガラス転移温度(Tg)が490℃で、屈伏点(At)が520℃であり、LED素子2のエピタキシャル成長層の形成温度よりも、ガラス転移温度(Tg)が十分に低くなっている。また、熱融着ガラスの100℃〜300℃における熱膨張率(α)は6×10−6/℃である。熱膨張率(α)は、ガラス転移温度(Tg)を超えるとこれより大きな数値となる。これにより、熱融着ガラスは約600℃で素子搭載基板3と接合し、ホットプレス加工が可能となっている。また、ガラス封止部6の熱融着ガラスの屈折率は1.7である。
また、ガラス封止部6に蛍光体8が分散されている。蛍光体8は、MQW層23から発せられる青色光により励起されると、黄色領域にピーク波長を有する黄色光を発する黄色蛍光体である。本実施形態においては、蛍光体8としてYAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体が用いられる。蛍光体8は、平均粒径は10μmであり、ガラス封止部6内に2.2重量%含有されている。尚、蛍光体8は、珪酸塩蛍光体や、YAGと珪酸塩蛍光体を所定の割合で混合したもの等であってもよい。
尚、熱融着ガラスの組成は、ガラス転移温度(Tg)がLED素子2の耐熱温度よりも低く、熱膨張率(α)が素子搭載基板3と同等であれば任意である。ガラス転移温度が比較的低く、熱膨張率が比較的小さいガラスとしては、例えば、ZnO−SiO−RO系(RはLi、Na、K等のI族の元素から選ばれる少なくとも1種)のガラス、リン酸系のガラス及び鉛ガラスが挙げられる。これらのガラスでは、ZnO−SiO−RO系のガラスが、リン酸系のガラスに比して耐湿性が良好で、鉛ガラスのように環境的な問題が生じることがないので好適である。
図2は発光装置の平面図である。
金属反射部5はガラス封止部6の側面6aと間隔をおいて配置され、金属反射部5とガラス封止部6との間に空気層7が形成されている。空気層7の空気は、ガラス封止部6と金属反射部5との間に配置された透光性媒体である。空気は、屈折率が1.0であることから、ガラス封止部6よりも屈折率が低くなっている。本実施形態においては、図2に示すように、金属反射部5は、4つの側面6a全てと一定の間隔をおいて配置され、ガラス封止LED10を取り囲むよう形成されている。具体的に、金属反射部5は、ガラス封止部6の側面6aと平行に形成された厚さ0.01mmのアルミ箔からなり、支持体9により支持されている。尚、支持体9の構成は任意であり、各図中には支持体9を仮想線で示している。
この発光装置1の製造方法について、以下に説明する。
ビアホール3aが形成された素子搭載基板3を用意し、素子搭載基板3の表面に回路パターンに応じてWペーストをスクリーン印刷する。次いで、Wペーストを印刷された素子搭載基板3を1000℃余で熱処理することによりWを素子搭載基板3に焼き付け、さらに、W上にNiめっきを施し、表面側についてはAgめっき、裏面側についてはAuめっきを施すことで回路パターン4を形成する。
次に、素子搭載基板3の回路パターン4の表面パターン41に複数のLED素子2を各Auバンプ28によって電気的に接合する。本実施形態においては、p側2点、n側1点の合計3点のバンプ接合が施される。
そして、各LED素子2を実装した素子搭載基板3を下金型、板状の熱融着ガラスを上金型にセットする。この板状の熱融着ガラスには、予め蛍光体を分散させておく。下金型及び上金型にはそれぞれヒータが配置され、各金型で独立して温度調整される。次いで、各金型を移動させて略平坦な素子搭載基板3の表面(実装面)に板状の熱融着ガラスを重ね、下金型及び上金型を加熱しながら加圧することにより、窒素雰囲気中でホットプレス加工を行う。これにより、LED素子2が搭載された素子搭載基板3に板状の熱融着ガラスが接合され、LED素子2は素子搭載基板3上で熱融着ガラスにより封止される。ホットプレス加工は、各部材に対して不活性な雰囲気中で行えばよく、窒素雰囲気の他に例えば真空中で行うようにしてもよい。この結果、熱融着ガラスは素子搭載基板3とこれらに含まれる酸化物を介して接合される。
以上の工程で、複数の発光装置1が横方向に連結された状態の中間体が作製される。この後、ガラス封止部6と一体化された素子搭載基板3をダイサー(dicer)にセットして、各LED素子2を分割するようダイシングする。尚、各LED素子2の分割方法は任意であり、例えばレーザを用いて分割するようにしてもよい。この後、ガラス封止部6と間隔をおいて金属反射部5を配置することにより、発光装置1が完成する。
以上のように構成された発光装置1では、回路パターン4を通じてLED素子2に電圧が印加されると、LED素子2から青色光が発せられる。そして、青色光の一部は蛍光体8により黄色に変換され、青色と黄色の組合せによる白色光が装置から取り出される。図3は、LED素子から発せられる光の経路の一例を示す説明図である。この発光装置1によれば、図3に示すように、LED素子2から出射した光のうちガラス封止部6の側面6aへ入射するものについては、ガラス封止部6と空気層7との界面にて上面6bへ向かって反射する。ガラス封止部6と空気層7との界面が凹凸等が形成されていない理想的な平面であるならば、図3中の実線の矢印で示すように側面6aへ入射した光は全て反射する。これは、ガラス封止部6の屈折率よりも空気層7の屈折率が低いことにより、当該界面にて全反射の条件が成立しているからである。界面反射においては、光学的なロスはほとんどない。
ここで、ガラス封止部6の表面には、ホットプレス加工、中間体の分割加工等により、凹凸が形成されている。この凹凸は、ダイサーカットにより形成された表面であれば顕著に生じるが、例えレーザカットにより加工したとしても、程度の差はあるものの必ず生じることとなる。これにより、ガラス封止部6と空気層7の界面へ入射する光の一部は、図3中の破線で示すように、当該界面にて反射しないで空気層7内へ進入する。そして、空気層7へ進入した光は、金属反射部5の表面にて反射する。金属反射部5の表面では、表面の金属材料の反射率に依存して光が反射することとなる。従って、空気層7へ進入した光についても、金属反射部5によってガラス封止部6の上面6bへ向かって反射される。
このように、本実施形態の発光装置1によれば、ガラス封止部6と空気層7の界面における反射を利用して、ガラス封止部6の外面における一部の領域(4つの側面6a)へ入射する光について、ガラス封止部6の外面における他部の領域(上面6b)から光を取り出すことができる。また、ガラス封止部6と空気層7の界面から空気層7へ入射した光についても、ガラス封止部6の上面6b側から光を取り出すことができる。そして、ガラス封止部6の上面6bから出射される光を導光板等へ効率良く入射させることができる。
また、ガラス封止部6としてZnO−B−SiO−Nb−NaO−LiO系の熱融着ガラスを用いたので、ガラス封止部6の安定性及び耐候性を良好とすることができる。従って、発光装置1が過酷な環境下等で長期間にわたって使用される場合であっても、ガラス封止部6の劣化が抑制され、光取り出し効率の経時的な低下を効果的に抑制することができる。さらに、ガラス封止部6が高屈折率でかつ高透過率特性のため、高信頼性と高発光効率の両立を実現できる。
透明樹脂等の樹脂材料は、多少なりとも弾力を有することから、金属反射部を押し付けると密着する。しかし、ガラスは金属反射部を押し付けても変形は殆ど生じないことから、介在する空気層が無くなることはなく、空気層を有した状態を保つ。このため、光反射性を有した支持体、あるいは支持体を介して金属反射部がガラス封止LEDに加圧されて保持されても、光学的な効果を保つことができる。
また、ガラスでは、透明樹脂材料では困難なn=1.6以上の屈折率を選択でき、LED素子として、GaN基板等の発光層と同じ屈折率部材へのGaNエピタキシャル成長層としたものを選択することで。LED素子内で発せられた光を効率良くガラスへ入射させることができる。そして、ガラスの屈折率nが1.6以上であることによって、ガラス内に光が封じ込めがちになるものを、極力ガラス−空気界面の全反射を用い、金属反射ロスを軽減しながら、導光板へ光結合させることができる。つまり、LED素子内で発した光を効率良く導光板に入射して伝送させることができる。
また、ガラスは、熱伝導率が透明樹脂に対して10倍以上優れることから、ガラスと接している金属反射部や支持体を介して放熱を図ることができる。
素子搭載基板3の表面パターン41は、ビアパターン43により裏面パターン42に引き出されるので、ガラスが不必要な箇所へ入り込むことや、電気端子が覆われること等への特別な対策を要することなく、製造工程を簡略化できる。また、板状のガラスを複数のLED素子2に対して一括封止加工できるので、ダイサーカットにより複数の発光装置1を容易に量産することができる。なお、熱融着ガラスは高粘度状態で加工されるため、樹脂のように封止材料の流れ出しに対して充分な対策をとる必要はなく、ビアホールによらなくても外部端子が裏面に引き出されていれば充分に量産対応可能である。
また、LED素子2をフリップ実装とすることで、ガラス封止LED10を例えば0.5mm角として、発光装置1全体を小型とすることができる。これは、ワイヤのボンディングスペースが不要で、かつ、熱膨張率部材が同等のガラス封止部6と素子搭載基板3とが選択されるとともに、化学結合に基づく強固な接合によって、わずかなスペースでの接着でも界面剥離が生じないことによる。
さらに、LED素子2とガラス封止部6の熱膨張率が同等であるので、素子搭載基板3を含めた部材の熱膨張率が同等となり、ガラス封止における高温加工と常温との温度差においても内部応力は極めて小さく、クラックを生じることのない安定した加工性が得られる。また、内部応力を小にできるので、耐衝撃性が向上し、信頼性に優れる発光装置1となる。
また、ガラス封止部6と一体化された素子搭載基板3をダイサー等で分割することにより、小型で多数個を一括生産でき、廉価で量産性に優れたガラス封止LED10とすることができる。
さらにまた、アルミナからなる素子搭載基板3を用いることで、部材コストの低減を図れるとともに入手が容易であることから、量産性および装置コストの低減を実現できる。また、アルミナが熱伝導性に優れているので、大光量化、高出力化に対して余裕のある構成とできるし、アルミナが光吸収が小さいことから光学的にも有利である。
尚、第1の実施形態では、LED素子2としてGaN系半導体材料からなるものを用いた発光装置1を説明したが、LED素子はGaN系のLED素子2に限定されず、例えばZnSe系やSiC系のように他の半導体材料からなる発光素子であってもよい。また、LED素子2は、青色領域にピーク波長を有するものでなくとも、例えば、紫外領域、緑色領域、赤色領域等にピーク波長を有するものであってもよい。また、ガラス封止部6に蛍光体8が含有されず、LED素子2から放出された光の全てが波長変換されることなく取り出されるものであってもよい。
図4は本発明の第2の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。尚、以下の説明においては、既述した要素と同一の要素には同一符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図4に示すように、発光装置101は、第1の実施形態にて説明したガラス封止LED10と、ガラス封止LED10におけるガラス封止部6の上面6bと光学的に接続される導光板110と、ガラス封止LED10へ電力を供給するメタルベース基板120と、ガラス封止LED10におけるガラス封止部6の側面6aと間隔をおいて配置される金属反射部105と、ガラス封止LED10のガラス封止部6と金属反射部105との間に介在する空気層107と、金属反射部105を支持するとともにアルミベース基板120と接続される支持体130と、を備えている。
導光板110は、一定の厚さの平板状に形成され、ガラス封止LED10のガラス封止部6の光が入射する入射端面111を有する。導光板110は、透明樹脂から形成され、例えば、屈折率が1.5の透明アクリル樹脂から形成される。導光板110は、表面112及び裏面113が、ガラス封止部6の側面6aと面一となるようにガラス封止部6と接続されている。導光板110の入射端面111は平坦に形成されており、ガラス封止部6の上面6bと当接している。入射端面111から光が入射されると、導光板110は表面112及び裏面113にて面状に発光する。
図5は本発明の第2の実施形態を示す発光装置の概略横断面図である。
メタルベース基板120は、メタル板121と、メタル板121上に形成された絶縁層122と、絶縁層122上に形成された回路パターン123と、を有している。メタル板121は例えばアルミニウム、銅等の金属からなり、メタルベース基板120は、ガラスエポキシ基板のような樹脂ベース基板よりも、ガラス封止LED10の放熱性能に優れている。メタルベース基板120は、一定の幅方向寸法及び一定の厚さ寸法で、導光板110の入射端面111と平行に延びて配置される。メタルベース基板120と導光板110の入射端面111との間には、複数のガラス封止LED10が介在している。図5に示すように、各ガラス封止LED10は、互いに間隔をおいて、メタルベース基板120の延在方向に並んでいる。
絶縁層122は、絶縁材料であれば特に材料が限定されるものではないが、例えば無機フィラーを含有するエポキシ樹脂とすると、ガラス封止LED10にて生じる熱をアルミニウム板121への伝熱性能が向上して望ましい。回路パターン123は、導電性の金属からなり、本実施形態においては銅により形成されている。回路パターン123は、はんだ材からなるバンプ140を介して、ガラス封止部6の外部接続端子44と接続されている。
支持体130は、平板状に形成され、導光板110の表面112側と裏面113側から、導光板110の入射端面111側と、ガラス封止LED10と、メタルベース基板120と、を導光板110の厚さ方向外側から覆っている。支持体130は、銅からなり、メタルベース基板120の幅方向外側に接続され、ガラス封止LED10及び導光板110と間隔をおいて配置されている。支持体130の材質は任意であるが、ガラス封止LED10にて生じる熱は、メタルベース基板120を介して支持体130にも伝わることから、熱伝導率が比較的高い金属が好ましい。
支持体130のガラス封止LED10側及び導光板110側の表面には、金属反射部105が形成されている。金属反射部105は、薄膜状のアルミニウムからなる。金属反射部105は、例えば真空蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成法により支持体130の表面上に堆積させて形成することもできるし、例えばアルミ箔テープを支持体130の表面に接着させて形成することもできる。この金属反射部105とガラス封止部6の間に空気層107が介在している。また、金属反射部105は、ガラス封止LED10の外側のみならず、導光板110の外側にわたって連続的に形成されている。
以上のように構成された発光装置101では、メタルベース基板120を通じて各ガラス封止LED10に電力が供給されると、各ガラス封止部6の上面6bから白色光が出射され、入射端面111を介して導光板110へ白色光が入射し、導光板110の表面112及び裏面113が面状に発光する。この発光装置101においては、ガラス封止部6と空気層107の界面における反射を利用してガラス封止部6の上面6bから光が取り出され、空気層7へ入射した光についても上面6b側から光が取り出されるので、より多くの光を導光板110へ入射させ、導光板110における発光強度を従来よりも格段に向上させることができる。
また、金属反射部105が導光板110の入射端面111側の外側に配置されていることから、導光板110の入射端面111側にて外側へ放射された光を、金属反射部105により覆われていない領域にまで導くことができる。従って、導光板110にて照明等の利用に供される領域の発光強度を増大させることができる。
また、LED素子2の封止材がガラスであることから、封止材が樹脂である場合のようにLED素子2にて生じる熱等により封止材が劣化することはなく、封止材の劣化を考慮することなくLED素子2に比較的大きな電流を流すことができる。これによっても、導光板110における発光強度を向上させることができる。
LED素子2に樹脂封止時よりも大きな電流を流した場合、LED素子2にて生じる熱も大きくなる。しかし、この熱を素子搭載基板3を介してメタルベース基板120へ放散することができるので、十分な放熱性を確保することができる。さらに、メタルベース基板120に支持体130が接続されているので、支持体130へも熱を放散することができ、実用に際して極めて有利である。
図6は本発明の第3の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。
図6に示すように、この発光装置201は、各ガラス封止LED210に蛍光体8が含有されておらず、各ガラス封止LED210と導光板110の入射端面111との間に蛍光体層250が設けられている。また、各ガラス封止LED210のLED素子202からは紫外光が放出され、蛍光体層250には紫外光を青色光、緑色光及び赤色光に変換する3種類の蛍光体208が含有されている。すなわち、この発光装置201は、各ガラス封止LED210から放出された紫外光を青色、緑色及び赤色に変換することにより、白色光を生成するものである。
図7は本発明の第3の実施形態を示す発光装置の概略横断面図である。
図7に示すように、蛍光体層250は、導光板110の入射端面111の全ての領域を覆い、入射端面111上に一定の厚さで形成されている。蛍光体層250は、透光性の材料に蛍光体208を分散させて構成されている。蛍光体層250をなす透光性材料として、アクリル樹脂、ガラス等を用いることができる。蛍光体層250は、その屈折率が、ガラス封止部6の屈折率以下で、かつ、導光板110の屈折率以上であることが望ましい。
図6に示すように、メタルベース基板120のメタル板121は、ガラス封止LED210の実装面と反対側に延びるよう形成される。この発光装置201においては、メタル板121は銅スラグからなり、ガラス封止LED210にて生じた熱が伝達される。また、金属反射部205は厚さ1.0mmのアルミ板であり、一対の金属反射部205が導光板110の厚さ方向外側からメタルベース基板120及び導光板110を挟み込むようになっている。各金属反射部205とガラス封止LED210とは接触せず、ガラス封止LED210との間には空気層207が介在している。
この発光装置201では、メタルベース基板120を通じて各ガラス封止LED210に電力が供給されると、各ガラス封止部6の上面6b及び側面6aから紫外光が出射され、蛍光体層250にて蛍光体208により波長変換されて白色光となる。そして、入射端面111を介して導光板110へ白色光が入射し、導光板110の表面112及び裏面113が面状に発光する。この発光装置101においては、蛍光体層250が導光板110の入射端面111に全面的に形成されているので、各ガラス封止LED210から放出された紫外光は全て蛍光体層250を介して導光板110へ入射することとなり、紫外光を青色、緑色及び赤色に的確に波長変換することができる。
図8は本発明の第4の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。
図8に示すように、この発光装置301では、導光板310がガラス封止LED10よりも厚く形成されている。導光板310は、板状に形成され、互いに平行な表面312及び裏面313と、ガラス封止部6の側面6aと接続される入射端面311を有している。入射端面311は、導光板310の厚さ方向がガラス封止部6と等しくなるよう形成され、入射端面311と表面312及び裏面313とは湾曲面314により接続されている。湾曲面314は、図8に示す断面において、ガラス封止LED10を頂点とする放物線の軌跡を描いている。これにより、入射端面311から導光板310へ入射した光のうち、湾曲面314へ入射した光については、湾曲面314にて反射して導光板310の表面312及び裏面313と平行な光となる。
また、金属反射部305は、予め成形された厚さ0.01mmのアルミニウム箔からなり、メタルベース基板120、ガラス封止LED10及び導光板310と所定の間隔をおいて配置されている。これにより、ガラス封止LED10のガラス封止部6と金属反射部305との間には空気層307が介在している。金属反射部305は、メタルベース基板120とは接続されず、図示しない支持体により支持されている。
この発光装置301によっても、導光板310における発光強度を従来よりも格段に向上させることができる。このように、導光板310の形状、金属反射部305の形状等を適宜変更することが可能である。
図9は本発明の第5の実施形態を示す発光装置の概略横断面図である。この発光装置401は、導光板410が第2の実施形態の発光装置101と異なっている。
図9に示すように、この発光装置401では、導光板410の入射端面411が、各ガラス封止LED10におけるガラス封止部6の上面6bと当接する当接部411aと、複数の当接部411aの間にてメタルベース基板120側へ突出する突出部411bと、を有している。各突出部411bは、各ガラス封止LED10間の中間部分にて最も突出し、図9の断面にて当接部411aの端部から最も突出する部分まで直線状に形成されている。この発光装置401によれば、各ガラス封止LED10から側方へ出射された光を導光板410へ直接入射させることができる。
図10は本発明の第6の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。
この発光装置501は、前述のガラス封止LED10と、ガラス封止LED10におけるガラス封止部6の1つの側面6aと光学的に接続される導光板510と、ガラス封止LED10へ電力を供給するメタルベース基板120と、ガラス封止部6における導光板510と接続された側面6aを除く他の側面6a及び上面6bと間隔をおいて配置される金属反射部505と、ガラス封止部6と金属反射部505との間に介在する光透過層507と、を備えている。
導光板510は、入射端面511がガラス封止部6の側面6aと素子搭載基板3の側面とに当接し、入射端面511から光が入射すると、表面512及び裏面513が面状に発光する。導光板510の裏面513の入射端面511側は、メタルベース基板120におけるガラス封止LED10の実装面と当接している。また、導光板510の表面512は、ガラス封止部6の上面6bと面一に形成されている。
光透過層507は、屈折率が1.5の透光性のアクリル樹脂からなり、ガラス封止LED10の上面6b及び3つの側面6aに加え、素子搭載基板3の導光板510と反対側を覆っている。光透過層507は、内面がガラス封止部6の側面6a及び上面6bに密着し、一定の厚さで形成されている。また、光透過層507は、外面が金属反射部505により覆われている。これにより、金属反射部505と、メタルベース基板120の回路パターン123、バンプ140及びガラス封止LED10の外部接続端子44等との絶縁が図られている。尚、光透過層507は、ガラス封止部6のガラスより屈折率が低く、絶縁性及び透光性を有していれば、アクリル樹脂以外の樹脂を用いたり、例えばSiOのような樹脂以外の材料を用いてもよい。
金属反射部505は、光透過層507の外側に密着して形成される。金属反射部505は、例えば真空蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成方法により樹脂層507の外面上に堆積させて直接形成することもできるし、例えば金属泊テープを樹脂層507の外面上に接着させて形成することもできる。
本実施形態の発光装置501によれば、LED素子2から出射した光のうち、光透過層507で覆われたガラス封止部6の各側面6a及び上面6bへ入射するものについては、ガラス封止部6と光透過層507との界面にて、導光板510と接続された側面6aへ向かって反射する。ここで、光透過層507の屈折率はガラス封止部6の屈折率よりも低いことから、これらの界面において全反射の条件が成立している。
ここで、ガラス封止部6の表面には、ホットプレス加工、中間体の分割加工等により、凹凸が形成されている。これにより、ガラス封止部6と光透過層507の界面へ入射する光の一部は、当該界面にて反射しないで光透過層507内へ進入する。そして、光透過層507へ進入した光は、金属反射部505の表面にて反射する。金属反射部505の表面では、表面の金属材料の反射率に依存して光が反射することとなる。従って、光透過層507へ進入した光についても、金属反射部505によって導光板510と接続された側面6aへ向かって反射される。
このように、本実施形態の発光装置501によれば、ガラス封止部6と光透過層507の界面における反射を利用してガラス封止部6の1つの側面6aから光を取り出すことができる。また、ガラス封止部6と光透過層507の界面から光透過層507へ入射した光についても、ガラス封止部6の側面6bから光を取り出すことができる。
また、金属反射部505がアクリル樹脂からなる光透過層507の外面に形成されているので、金属反射部505の形成が簡単容易である。
図11は本発明の第7の実施形態を示すガラス封止LEDの概略断面図である。
図11に示すように、このガラス封止LED602は、複数のLED素子202が一の素子搭載基板3に所定方向へ一列に並んで搭載されている。複数のLED素子202と、素子搭載基板3と、回路パターン4と、ガラス封止部6と、によりガラス封止LED602は構成されている。そして、ガラス封止LED602には、素子搭載基板3の裏面側の延在方向両端側に外部接続端子44が形成され、素子搭載基板3の裏面側の延在方向中央側に放熱パターン615が形成されている。
図12は本発明の第7の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。
図12に示すように、この発光装置601では、導光板610とガラス封止LED602との間に、蛍光体層250及び光接続部660が介在している。蛍光体層250は、第3の実施形態と同様のものであり、ガラス封止LED602のガラス封止部6の上面6bに蛍光体層250が形成されている。導光板610はガラス封止LED602及び蛍光体層250よりも厚い板状に形成され、導光板610と蛍光体層250の間に光接続部660が配置されている。
光接続部660は、例えばエポキシ系、シリコーン系の樹脂からなり、導光板610の入射端面611と密着する出射端面661と、導光板610の表面612及び裏面613と面一に形成される表面662及び裏面663と、表面662及び裏面663からガラス封止部6及び蛍光体層250の界面まで形成される湾曲面664と、を備えている。湾曲面664は、図12に示す断面において、ガラス封止LED210を頂点とする放物線の軌跡を描いている。これにより、ガラス封止LED210から蛍光体層250を介して光り接続部660へ入射した光のうち、湾曲面664へ入射した光については、湾曲面664にて反射して光接続部660の表面662及び裏面663と平行な光となって出射端面661へと向かう。尚、本実施形態においては、蛍光体層250が光接続部660の内部へ突出した構造となっている。
ガラス封止LED602の放熱パターン615は、導光板610と反対方向へ延びる放熱用の銅スラグ621に接続される。銅スラグ621は、ガラス封止LED602、光接続部660及び導光板610の入射端面611側を、空気層607を介して覆う金属反射部605と接続されている。金属反射部605は、アルミニウムからなり、内面がガラス封止LED602、光接続部660及び導光板610に沿った形状を呈し、外面が略平坦に形成される。金属反射部605は、例えば、アルミニウム材の押し出し成形等により形成されており、アルミニウム箔等に比して比較的高い剛性及び強度を有している。
図13は、本発明の第7の実施形態を示す発光装置の概略横断面図である。
図13に示すように、複数のガラス封止LED602が、ガラス封止LED602の延在方向について間隔をおいて並べられている。銅スラグ621は、各ガラス封止LED602の放熱パターン615とそれぞれ接続され、各ガラス封止LED602側へ突出する複数の突出部621aを有している。すなわち、銅スラグ621は、放熱パターン615においてのみ各ガラス封止LED602と接触している。各ガラス封止LED602は、隣接するガラス封止LED602とフレキシブル基板620により電気的に接続される。具体的に、フレキシブル基板620は、隣接するガラス封止LED602の外部接続端子644を接続する。
以上のように構成された発光装置601では、フレキシブル基板620を通じて各ガラス封止LED602に電力が供給されると、各ガラス封止LED602から紫外光が出射され、蛍光体層250にて蛍光体208により波長変換されて白色光となる。そして、光接続部660を介して導光板610へ白色光が入射し、導光板610の表面612及び裏面613が面状に発光する。この発光装置601においては、蛍光体層250が光接続部660の入射側に全面的に形成されているので、各ガラス封止LED602から放出された紫外光は全て蛍光体層250を介して光接続部660へ入射することとなり、紫外光を青色、緑色及び赤色に的確に波長変換することができる。
このとき、ガラス封止部6と空気層607の界面における反射を利用してガラス封止部6の上面6bから光を取り出すことができる。また、ガラス封止部6と空気層607の界面から空気層607へ入射した光についても、金属反射部605の反射を利用して、ガラス封止部6の上面6b側から光を取り出すことができる。さらに、光接続部660においても、空気層607との界面における反射を利用するとともに、金属反射部605の反射を利用して、導光板610へ光を入射させることができる。
また、この発光装置601では、複数のLED素子2が一の素子搭載基板3に搭載されているため、一のLED素子2が一の素子搭載基板3に搭載されている場合と比べて大きな発熱を生じることとなるが、放熱パターン615を通じて銅スラグ621へ熱を放散することができる。さらに、銅スラグ621に接続されたアルミニウムからなる金属反射部へも熱が放散されるので、十分な放熱性能が確保されている。
尚、前記各実施形態においては、金属反射部としてアルミニウムを用いたものを例示したが、金属反射部の材質はこれに限定されず、例えば金、銀、ロジウム等であってもよい。また、金属反射部の形状も適宜変更が可能であり、要は、金属反射部とガラス封止部との間に透光性媒体が配置されていればよい。
また、前記各実施形態において、例えば図14及び図15に示すように、ガラス封止部6の全体に樹脂コート707が施されたガラス封止LED710を用いるようにしてもよい。図14には、第1の実施形態にて説明したガラス封止LED10のガラス封止部6に樹脂コート707を施し、樹脂コート707の側面に金属反射部5を形成した発光装置701を示す。透光性媒体としての樹脂コート707は、ガラス封止部6よりも屈折率が低いものが選択される。尚、この発光装置701のガラス封止部6には蛍光体は含有されていない。また、図15には、ガラス封止LED710の樹脂コート707の上面に導光板110を接続し、素子搭載基板3をメタルベース基板112に実装して構成した発光装置801を示す。
また、前記各実施形態において、ガラス封止部6が直方体形状を呈するものを示したが、ガラス封止部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば半球形状を呈するものであってもよいことは勿論である。さらに、例えばガラス封止部6に拡散粒子を含有させてもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能である。
本発明の第1の実施形態を示す発光装置の概略断面図である。 発光装置の平面図である。 LED素子から発せられる光の経路の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。 発光装置の概略横断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。 発光装置の概略横断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す発光装置の概略横断面図である。 本発明の第6の実施形態を示す発光装置の概略縦断面図である。 本発明の第7の実施形態を示すガラス封止LEDの概略断面図である。 発光装置の概略縦断面図である。 発光装置の概略横断面図である。 変形例を示す発光装置の概略断面図である。 変形例を示す発光装置の概略縦断面図である。
符号の説明
1…発光装置
2…LED素子
3…素子搭載基板
5…金属反射部
6…ガラス封止部
6a…側面
6b…上面
7…空気層
10…ガラス封止LED
101…発光装置
105…金属反射部
107…空気層
110…導光板
201…発光装置
202…LED素子
205…金属反射部
207…空気層
301…発光装置
305…金属反射部
307…空気層
310…導光板
401…発光装置
410…導光板
501…発光装置
505…金属反射部
507…光透過層
510…導光板
601…発光装置
602…ガラス封止LED
605…金属反射部
607…空気層
610…導光板
660…光接続部
701…発光装置
707…樹脂コート
710…ガラス封止LED
801…発光装置

Claims (5)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子を搭載する搭載部と、
    前記搭載部上にて前記発光素子を封止するガラス封止部と、を有する発光装置であって、
    前記ガラス封止部は光を取り出す第1の面と光を取り出す面とはならない、凹凸が形成された第2の面とを含み、前記ガラス封止部よりも屈折率が低い透光性媒体の層を前記第2の面に接して配置さるとともに金属反射板を前記第2の面に沿って前記第2の面と密着せずに配置され
    前記発光素子から出射される光のうち前記第2の面へ入射する光を前記第2の面と前記透光性媒体の層の界面にて前記第1の面へ向かって反射し、前記第2の面と前記透光性媒体の層との界面にて反射せずに前記透光性媒体の層へ進入した光を前記金属反射板にて前記第1の面へ向かって反射する発光装置。
  2. 前記光を取り出す第1の面は、前記ガラス封止部を直方体にしたときの上面又は少なくとも1つの側面であり、
    前記光を取り出す面とはならない第2の面は、前記ガラス封止部を直方体にしたときの前記上面又は少なくとも1つの側面を除いた面であり、
    前記直方体の側面は、ダイサーカットにより凹凸が形成されている請求項1記載の発光装置。
  3. 前記搭載部が実装されるメタルベース基板を有する請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記搭載部と前記金属反射板とは、前記発光素子から生じた熱が前記搭載部を介して前記金属反射板へ伝わるように接続されている請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記ガラス封止部の前記光を取り出す第1の面から出射された光が入射する導光板を有する請求項3または4に記載の発光装置。
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