JP5405973B2 - 移動式黒板装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上下動可能な黒板装置に関する。
黒板を上下に昇降移動可能とした黒板装置は開発されている。従来の黒板装置は、定滑車を介して黒板本体とバランスよく釣り合わせるウェイトを、黒板本体及び上下動機構の一部とほぼ同じ重量としていた。このままではウェイトが重たく大きくなり、運搬や設置に不便である上、ウェイトを収納する黒板本体裏側のフレームの形状が必然的にスペースの大きいものとなって、取付場所を前後に広く取るという欠点があった。
このような欠点を解消するため、特許文献1に記載される黒板装置が提案されている。この黒板装置は、図14に示すように、上下動機構と、上下動機構により上下に案内される黒板本体61と、黒板本体61の裏側に配設された固定フレーム60と、固定フレーム60の前後方向に軸支された複数個の滑車66である減速機構と、減速機構を介して黒板本体61及び上下動機構の一部と釣り合うウェイト63とを備える。この構成によって、ウェイト63が従来よりも軽く且つ小さくて済み、よってウェイト63の幅を小さくできるので固定フレーム60のスペースが小さくなり、組み立て簡単となる利点が得られる。
実願昭59−53066号(実開昭60−164085号)のマイクロフィルム
この黒板装置では一のウェイト63の左右を、連結部材であるワイヤ62で吊り下げてバランスを取っているため、ウェイト63が常時水平姿勢に保たれている必要がある。これを実現するためには、ウェイト63が完全に左右対称な重量バランスを有している必要があり、ウェイト63の重心が完全に左右の固定位置に対して中心となるよう、ウェイト63の重量分布が一様である必要がある。しかしながら、現実にはこのような高精度のウェイトの作製は困難であり、またウェイトの固定位置の精度も誤差を含むため、どうしても左右の吊り下げ位置でアンバランスが生じる。この結果、ウェイトが傾いて黒板の移動に支障を来す虞があった。
また一旦黒板装置を設置した後は、ウェイトにアクセスすることができなくなる。このため、長年の使用により劣化した黒板を取り替える際、黒板の重量が変化すると使用できなくなる問題があった。特に学校などに設置する黒板は定期的に黒板の取り替え需要があるが、このような要求に対応できない。
加えて、図14の黒板装置では一個のウェイトを使用するため、ウェイトのサイズが大きくなる上、重量も必然的に重くなる。このような大きくて重いウェイトは保管や運搬、設置の際の取り扱いに不利であり、取り付け作業などにおいても支障を来すため、小型化が望まれていた。
さらに、図14の黒板装置では背面を室内の壁や柱に固定する必要がある。しかしながら、近年ではプラスターボード(石膏ボード)のような軽量な壁面材が多用されており、このような壁面では、重量の重い物を固定することが強度的に困難である。またプラスターボード内部には通常柱や筋交い、梁等の支えが通っていない。このため、黒板装置の固定用に、金属製のフレームなどの補強材を別途用意して、壁の内面や裏側に施工する必要があり、設置作業が一層面倒になる。加えて、このような壁面固定方式では、地震の際に壁が破れて固定部材が破損したり外れる虞もあった。
本発明は、従来のこのような問題点を解消するためになされたものである。本発明の主な目的は、ウェイトの総重量の調整が可能で、しかも設置などの取り扱いも容易とした黒板装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る黒板装置は、黒板本体1と、前記黒板本体1を床面に対して略垂直姿勢に保持するため、床面に固定可能とすると共に、内部を中空とする一対の固定フレーム20と、前記黒板本体1の背面又は側面に固定され、各々が固定フレーム20に沿って上下に移動可能とした一対の移動フレーム10と、前記一対の移動フレーム10に各々固定される動滑車16と、各固定フレーム20の中空内部で上下動可能なウェイト30と、各固定フレーム20の中空内部の上方に固定された定滑車26と、一端を各ウェイト30と固定し、前記定滑車26と動滑車16とを通じて他端を各固定フレーム20側に固定したワイヤ3と、前記黒板本体1に固定された各移動フレーム10を、各固定フレーム20に沿って上下動させるためのガイド機構と、を備え、前記ウェイト30の重量は2個で前記黒板本体1の重量の略1/2と等しくして、前記黒板本体1が前記ウェイト30とバランスが維持されており、前記黒板本体1を前記ガイド機構に従い上下動可能に構成することができる。これにより、ウェイトによりバランスされた黒板本体を弱い力で上下動可能とすると共に、動滑車の作用によってウェイトの総重量を黒板の半分とし、さらに左右に各々ウェイトを配置することで各ウェイトの重量をさらに半分にでき、ウェイトの軽量化が実現される。この結果、搬送作業や設置作業が容易になり、またウェイトの収納空間を省スペースにでき、装置の小型化が図られる。さらに黒板装置を背面の壁でなく、床面に固定する方式とすることで、比較的重い黒板であっても強固に固定でき、壁面から剥がれ落ちる事故を回避でき、特に地震などの災害時でも黒板が外れる事故を低減して、信頼性高く使用でき、特に学校用の黒板として安全面等からも最適となる。
また、第2の側面に係る黒板装置によれば、さらに、前記各ウェイト30の固定フレーム20内での上下動を略一致させる安定化機構を備えることができる。これにより、ウェイトの上下動が各固定フレームでほぼ等しくなるので、黒板本体の左右でウェイトの位置が異なる事態を回避して、黒板本体の移動をスムーズに行うことができる。
さらに、第3の側面に係る黒板装置によれば、前記定滑車26と動滑車16とを、略直交する姿勢に固定することができる。これにより、滑車機構を横並びに配置する構成に比べ、コンパクトな配置構成となり、滑車機構の配置スペースを小型化できる利点が得られる。
さらにまた、第4の側面に係る黒板装置によれば、前記動滑車16の回転軸18を、一対の移動フレーム10で共通にすることができる。これにより、左右の動滑車の回転が一致されるので、ワイヤを介したウェイトの上下動も各固定フレーム内でほぼ同じとなり、左右でウェイトがアンバランスとなる事態を回避して安定した動作が可能となる。
さらにまた、第5の側面に係る黒板装置によれば、前記ウェイトは、前記ワイヤを固定した一端と反対側の他端において、追加の追加ウェイトを固定可能なウェイト固定構造を備えることができる。これにより、ウェイトの重さを調整でき、将来の黒板の張り替えなどにも対応できる。
さらに、第6の側面に係る黒板装置によれば、前記固定フレームに、中空内部にアクセスするための開口部を設けることができる。これにより、黒板装置の設置後でも開口部を介して中空空間のウェイトにアクセスでき、黒板装置を分解することなく追加ウェイトの追加や取り外しが可能となる。
さらにまた、第7の側面に係る黒板装置によれば、前記移動フレーム10は、前記動滑車を固定するための動滑車用リブを、前記黒板本体1の固定面に対して略垂直に備えており、前記動滑車は、前記動滑車用リブに対して略直角な姿勢で突出するよう回転自在に固定させることができる。これにより、動滑車を黒板本体と略平行な姿勢とすることができ、滑車機構とウェイトを黒板本体に沿って配置できるので、黒板装置の薄型化が実現できる利点が得られる。
さらにまた、第8の側面に係る黒板装置によれば、前記固定フレーム20が、前記ウェイトを収納するためのウェイト収納部と、前記黒板本体の面に沿って前記ウェイト収納部と隣接して設けられた、前記移動フレーム10を配置するためのカバー部とを備え、前記定滑車を、前記ウェイト収納部の上部に固定された第一滑車と、前記カバー部の上部に固定された第二滑車とで構成することができる。これにより、定滑車は2つの滑車によりウェイトと動滑車を移動フレームに対して横方向、すなわち黒板本体と略平行に配置できるので、黒板装置の薄型化にさらに貢献できる。
さらにまた、第9の側面に係る黒板装置によれば、前記ガイド機構を、前記移動フレーム10の側面から突出する姿勢に設けられたガイドローラと、前記固定フレーム20上で、前記ガイドローラと対向する位置に設けられた、前記ガイドローラを案内するためのガイドレールとで構成することができる。これによって、ガイド機構を構成するガイドローラも、移動フレームと平行な姿勢に配置し、これら移動機構の厚さ方向への突出量を低減して、装置の薄型化に寄与できる。
さらにまた、第10の側面に係る黒板装置によれば、前記固定フレームの高さ方向に沿ってブレーキ用リブを設けており、前記移動フレーム側に、前記ブレーキ用リブの両面を狭持して摩擦抵抗により前記移動フレームの前記固定フレームに沿った移動を停止するためのブレーキ機構を設けることができる。これにより、黒板本体を所望の高さにブレーキ機構で固定できる。
さらにまた、第11の側面に係る黒板装置によれば、前記ブレーキ機構を、自転車用のリムブレーキ40又はハブブレーキで構成することができる。これにより、既存の自転車用ブレーキを転用して、極めて安価に且つ簡単にブレーキ機構を黒板装置に付加できる。
実施例に係る黒板装置の外観を示す斜視図である。 黒板本体と上下動機構との固定構造を示す斜視図である。 図3(a)は黒板装置の水平断面図、図3(b)は黒板装置を正面から見た垂直断面図、図3(c)は側面図である。 図3(b)の右側の固定フレームを示す拡大図である。 図3(b)のV−V線から見た水平断面図である。 一対の移動フレームを示す斜視図である。 変形例に係る黒板装置を示す水平断面図である。 ウェイトで黒板本体の重量バランスを取る様子を示す模式図である。 他の変形例に係る黒板装置を示す水平断面図である。 さらに他の変形例に係る黒板装置を示す水平断面図である。 ウェイト固定構造の一例を示す模式図である。 ウェイト固定構造の変形例を示す模式図である。 黒板本体を背面側から見たブレーキ機構の構造を示す模式図である。 従来の黒板装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための、黒板装置を例示するものであって、本発明は、黒板装置を以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
図1〜図13に、実施例1に係る黒板装置を示す。これらの図において、図1は黒板装置の外観を示す斜視図、図2は黒板本体と上下動機構との固定構造を示す斜視図、図3は黒板装置の三面図であって、図3(a)は黒板装置の水平断面図、図3(b)は黒板装置を正面から見た垂直断面図、図3(c)は側面図をそれぞれ示し、図4は図3(b)の右側の固定フレームを示す拡大図、図5は図3(b)のV−V線から見た水平断面図、図6は一対の移動フレームの斜視図、図7は変形例に係る黒板装置の水平断面図、図8はウェイトで黒板本体の重量バランスを取る様子を示す模式図、図9は他の変形例に係る黒板装置の水平断面図、図10はさらに他の変形例に係る黒板装置の水平断面図、図11はウェイト固定構造の一例を示す模式図、図12はウェイト固定構造の変形例の模式図、図13は黒板本体を背面側から見たブレーキ機構の模式図を、それぞれ示している。これらの図に示す黒板装置100は、学校の教室に導入される黒板を例示している。この黒板装置100は、図1に示すように黒板本体1と固定フレーム20とで構成され、固定フレーム20の底面を床面GLに固定する自立式としている。このように背面の壁WLでなく床面GLに固定する黒板装置は、背面に黒板装置を補強するための金属フレーム等が不要で、既存の石膏ボード(プラスターボード)のような強度的に弱い壁に対しても設置できる利点が得られる。黒板本体1は、所謂ブラックボードの他、ホワイトボードやPC接続に対応したインテリジェントボード等とすることもできる。
(上下動機構)
この黒板装置100は、固定フレーム20に対して移動フレーム10を、ガイド機構を介して摺動自在に装着しており、移動フレーム10を背面に固定した黒板本体1を上下動できる。移動フレーム10自体は黒板本体1の背面に隠れるため、外部から視認されることはなく、外観をすっきり纏めることができる。このように固定フレーム20と移動フレーム10とを連結するガイド機構で黒板の上下動機構が構成される。ここで図2の斜視図及び図3、図4、図5に基づいて、上下動機構の詳細を説明する。固定フレーム20は、黒板本体1の背面で2本が離間して設けられる。また各固定フレーム20の内部は、ウェイト30が内部を上下動するよう吊下可能な中空状のウェイト収納部21としている。さらに固定フレーム20の外部は、縦方向に延長された角柱状としている。さらにまた移動フレーム10は、各固定フレーム20毎にそれぞれ設けられ、図の例では2つの移動フレーム10が黒板本体1の背面に固定される。各移動フレーム10は、各固定フレーム20の延長方向に沿って上下に移動可能なように、各々固定フレーム20に連結されている。これら固定フレーム及び移動フレームは、耐久性や強度面から金属製とすることが好ましく、例えばアルミニウムやステンレス等で構成する。また、用途によってはより安価で軽量な樹脂製としてもよい。
(滑車機構)
さらに、比較的大きくて重い黒板本体1をスムーズに上下動させるため、黒板本体1に滑車機構を介してワイヤ3でウェイト30が連結されている。ここでは滑車機構として、動滑車16と定滑車26を組み合わせて用いていることで、ウェイト30の上下移動距離を増やす代わりにウェイト30の重量を1/2に低減している。またウェイト30を2つに分割することで重量をさらに1/2に低減し、計1/4としている。各ウェイト30は各々の固定フレーム20内に上下動可能に内蔵され、また当然ながら滑車機構も左右の上下動機構(固定フレーム20と移動フレーム10)用に各々設けている。ここでは動滑車16を移動フレーム10側に固定し、定滑車26を固定フレーム20側に固定して、ワイヤ3の一端をウェイト30に、他端を固定フレーム20側に固定している。
(移動フレーム10)
移動フレーム10を、図3(a)、(b)において斜線で示す。また一対の移動フレーム10の斜視図を図6に示す。これらの図に示すように移動フレーム10は高さ方向に延長された板状であり、下方を幅広に形成し、下端には黒板本体1の下面を受けるための黒板支承用リブ11を垂直に折曲している。さらに幅広部分には、ガイドローラ15を固定するためのローラ用リブ12を、下方に突出するように固定している。ローラ用リブ12は断面をL字状に折曲されており、移動フレーム10の長さ方向に沿って垂直に突出させた面を、動滑車16を設けるための動滑車用リブ13としている(後述)。加えて、右側の移動フレーム10には、ブレーキを設けるためのブレーキ固定用リブ14を設けている。このように、移動フレーム10は左右に位置する各移動フレームを対称な形状とする必要はなく、適宜変更を加えることができる。このような移動フレーム10は、黒板本体1の背面に位置するため、外部からは視認されず、すっきりした外観を得ることができる。
(ガイドローラ15)
移動フレーム10を固定フレーム20に対して摺動自在とするための上下動機構として、ローラ用リブ12にはガイドローラ15が固定される。ガイドローラ15は、図3(b)の例では、ローラ用リブ12の上端及び下端の2箇所に設けられている。各ガイドローラ15は、固定フレーム20側に設けられたガイド機構(後述)に沿ってを走行するよう、ローラが複数並べて設けられる。例えば、ガイド機構として断面コ字状のガイドレール24を使用する場合、ガイドレール24のコ字状開口部分からガイドローラ15が挿入されて、ガイドレール24の内面を車輪を回転させて走行することで、上下動の際の摩擦抵抗を低減できスムーズな摺動が可能となる。ガイドローラ15も、ローラ用リブ12から突出するように、言い換えると移動フレーム10と平行な姿勢に配置することで、これら移動機構の厚さ方向への突出量を低減して、装置の薄型化に寄与できる。
なお、上下動機構はこのようなガイドレールに沿ってガイドローラを走行させる構成に限られず、種々の構成が利用でき、例えばギアやチェーン、ベルトやラック&ピニオンといった既知の構成が適宜利用できる。
(動滑車16)
動滑車16は、移動フレーム10の動滑車用リブ13に固定されている。図3(a)、(b)に示すように、動滑車16は移動フレーム10の背面で、動滑車用リブ13から垂直に突出するよう、すなわち移動フレーム10と平行となるよう固定されている。動滑車用リブ13は、2枚の平行板で構成された動滑車カバー17を突出させており、動滑車カバー17の間に動滑車16が回転軸を中心に回転自在に固定される。移動フレーム10を固定フレーム20に沿って移動させると、これに従い動滑車16も移動し、動滑車16を介して連結されたウェイト30に重量が作用する。
さらに動滑車用リブ13を、黒板本体1の固定面に対して垂直に固定し、また動滑車16を動滑車用リブ13に対して略直角な姿勢で突出するよう固定することで、動滑車16を黒板本体1と平行に並べ、滑車機構とウェイト30を黒板本体1に沿って配置できる。これにより、黒板装置の厚さ方向に必要なスペースを極減でき、装置の薄型化を実現できる。
(固定フレーム20)
固定フレーム20は、内部を中空状としたパイプ状のウェイト収納部21を備え、自立するよう底部に平板状の底面板22を備える。図1に示すように、底面板22を床面GLに固定することで、黒板装置100が自立姿勢で固定される。例えば底面板22を貫通するボルト穴を通して、アンカーボルトを床面GLに打ち込んで固定される。このように黒板装置を背面の壁WLでなく、床面GLに固定する方式とすることで、比較的重い黒板であっても強固に固定できる。
従来のように壁面に固定する方式では、重い黒板を固定できるよう壁面にも十分な強度が求められるところ、近年はより軽くて薄い石膏ボードなどが利用される傾向にあり、そのままでは強度が得られない。このため、壁の内側や背面に金属製フレームなどを設置する必要があり、設置工事が大がかりになる。また地震などの災害時に壁が破れて黒板が外れる虞もある。これに対して床面への固定方式では、一般に床面の強度は壁面よりも遙かに強いため、十分な信頼性と安定性が確保される。特に学校の教室などへの黒板設置に際しては、安全性の確保がより一層求められるため、このような床面固定構造が有効となる。なお、床面固定構造に加えて、必要に応じて背面の固定も付加することも可能であることは言うまでもない。さらに固定フレーム20の設置高さを調整するための高さ調整機構を設けることもできる。例えば固定フレームの底面に、ねじによって高さを調整可能なアジャスタ機構を設ける。これにより、設置面の高向きなどに応じて水平高さの調整が可能となる。
なお、この例では黒板の背面側に一対の固定フレーム20を配置しているが、黒板の両側面に固定フレームをそれぞれ配置し、固定フレーム同士の間に黒板装置を上下動可能に連結する配置としてもよい(例えば図8の構成)。
(ガイドレール24)
さらに固定フレーム20は、図2、図3(a)、(b)に示すように、角柱状の側面、具体的には一対の固定フレーム20同士が対向する面から、カバー部23を突出させている。カバー部23は2枚の平行板で構成され、この間に移動フレーム10の一部を挿入して、両者を摺動自在に連結する上下動機構を設けている。上下動機構は上述の通り、固定フレーム20が黒板本体1の背面に配置されて黒板本体1を支承した状態で、黒板本体1を固定フレーム20の直立方向に沿って摺動させることで、黒板本体1の上下動を可能にする。このような上下動機構の具体例としてガイド機構を設けており、具体的には固定フレーム20側にガイドレール24を設け、黒板本体1側にガイドローラ15を設けて、ガイドローラ15をガイドレール24に沿って摺動させている。図3(a)、(b)の例では、ガイドレール24は固定フレーム20の内部に設けられる。ガイドレール24は金属製で、断面コ字状に設けられ、コ字状の内部を、移動フレーム10に設けられたガイドローラ15が走行可能としている。これにより、固定フレーム20のガイドレール24に沿って移動フレーム10を摺動させる際に、ガイドローラ15を滑動させて、摩擦抵抗を軽減してスムーズな移動が図られる。
さらに、重い黒板を弱い力で上下動できるよう、ウェイト30を設けて黒板本体1とバランスさせている。特に滑車機構として定滑車26と動滑車16を介することで、ワイヤ3でウェイト30と黒板本体1とを連結して黒板本体1の重量がウェイト30で支持される結果、黒板本体1の上下動を軽い力で操作可能としている。
なお図5に示す移動フレーム10及び固定フレーム20の構造は一例であり、種々の構造に変更できる。例えば図7の変形例に係る黒板装置200の断面図に示す移動フレーム10では、ブレーキ機構を右側の移動フレーム10でなく左側の移動フレーム10に固定すると共に、ブレーキ機構で停止状態とするためのブレーキリブ41(後述)の姿勢を、図5のように黒板本体1の平面と垂直な方向でなく、平行な方向としている。このように、各部材の配置位置や姿勢は、適宜変更できる。
(定滑車26)
定滑車26は、図2、図3(a)、(b)に示すように、カバー部23とウェイト収納部21との境界を跨いで並べて配置された、2つの滑車で構成される。具体的には、ウェイト収納部21の上部に固定された第一滑車26Aと、カバー部23の上部に固定された第二滑車26Bとで構成される。このように2つの滑車を使用することで、軸線の異なるウェイト収納部21に収納されたウェイト30の中心と、定滑車26とにワイヤ3を位置させることが可能となる。また2つの滑車を横に並べて配置することで、ウェイト30と動滑車16を移動フレーム10の側面に並べて纏めることができ、黒板本体の平面と平行に配置することで、黒板装置の薄型化が実現できる。
さらに動滑車16の上方には、ワイヤ3の他端を固定するためのワイヤ固定部27が設けられる。ワイヤ3は一端をウェイト30の上面と固定し、定滑車26と、動滑車16とを介して、他端を固定フレーム20内のワイヤ固定部27に固定する。このようなワイヤ3は、十分な機械的強度を備えることが好ましく、好ましくは金属製ワイヤを使用する。なお図4の例では、ワイヤ3を一点鎖線で図示している。
(ウェイト30)
ウェイト30は、黒板本体1の左右に動滑車16と定滑車26を介して固定される。この様子を、図8の模式図に示す。この図において、黒板本体1の重量をWとするとき、左右のウェイト30の重量は(1/4)Wとなる。すなわち、動滑車16を介することでウェイト30の重量を半分にできることに加え、左右にそれぞれ動滑車16を設けることでさらに半分の重量とすることができる。これによって元の黒板本体の重量の1/4で済み、ウェイト30の重さを軽量化できるため、黒板装置の設置に際して、ウェイト部材の運搬や取り付け作業を容易にできる。
動滑車16を使用することで、ウェイト30の上下方向の移動距離は黒板本体1の倍になるが、ウェイト30は外部から視認できない上、ウェイト30の移動距離のストロークを十分に取ることで、黒板本体1の移動距離を確保でき、実用上の支障はない。
また、滑車の数やワイヤの固定位置は適宜変更できる。例えば、図3の例では定滑車26として滑車を2個使用しているが、図8のように1個としてもよい。さらにまたワイヤの固定位置は、図3の例では2個の定滑車の間の下方として、動滑車16を介したワイヤを折り返しているが、図8に示すようにワイヤをS字状に通してもよい。あるいは、定滑車と動滑車を同一面上に配置する必要はなく、これらを交差する姿勢に配置することもできる。例えば図9に示す黒板装置300の、右側の固定フレーム20Bの水平断面図の例では、動滑車16Bを、破線で示す定滑車26に対してほぼ直角に配置している。この図に示すように、動滑車16Bと図において左側の第二定滑車26Bは、鉛直方向においてワイヤの摺動面が一致するように配置される。この構成によって、ウェイト収納部21内の空間を効率よく使用して滑車機構のコンパクトな配置が実現できる。またワイヤの摺動面を定滑車26と動滑車16Bで変更できるので、ワイヤへの負荷を軽減して信頼性の向上に資することもできる。
さらにこの黒板装置は、左右のウェイトの上下動をバランスさせる安定化機構を設けることもできる。具体的には、上記の動滑車の回転軸を、左右の移動フレームで共通化して、左右の動滑車の回転を一致させる。すなわち、左右の動滑車の位置を水平方向で一致させ、さらに動滑車の回転軸を延長して、一の回転軸で左右の動滑車を回転させるように構成する。この構成であれば、左右の動滑車の回転が一致されるので、ワイヤの摺動すなわち移動距離もほぼ同じとなり、ウェイトの上下動が左右の固定フレーム内でずれることが抑制され、安定した動作が可能となる。この変形例に係る構成例を、図10に示す。この図に示すように、左側の固定フレーム20Cに固定された動滑車16Cは回転軸として回転軸18を、図示しない左側の固定フレームに固定された動滑車と連結するよう延長しており、この回転軸18を共通の回転軸として左右の動滑車16Cは等しく回転する。この結果、動滑車により移動されるワイヤの移動距離が左右の滑車機構でほぼ等しくなり、左右のウェイトの上下動がずれてアンバランスになる事態を回避でき、安定した動作が得られる。このことは特に、黒板本体に左右の移動機構を付加する場合に有効となる。すなわち、黒板本体を上下動のみならず左右の移動機構を追加すれば、左右への黒板本体の移動に伴って左右のウェイトがアンバランスになりやすい傾向が生じる。ウェイトのアンバランスが生じると、黒板本体のスムーズな上下動に支障を来し、上下動させる力が重くなったり、最悪の場合は黒板本体が傾いて移動できなくなることも考えられる。これに対して、左右のウェイトの上下動をほぼ一致させる安定化機構を備えることで、このようなアンバランスを解消して、黒板本体を水平姿勢に維持するよう左右のウェイトのバランスを保ち、軽い力で黒板本体の上下動が安定して行える。
(ウェイト固定構造32)
またウェイト30は、図11に示すように、ワイヤ3を固定した一端と反対側の他端において、追加ウェイト31を固定可能なウェイト固定構造32を備えている。追加ウェイト31はウェイト30よりも薄型で、追加する数を調整することで重量を調整できる。ウェイト固定構造32としては、例えば各ウェイト30の中心を開口して、ボルトを介してねじ止めする構成が利用できる。ウェイト固定構造32によってウェイトの総重量を可変とすることで、左右のウェイト30のバランスの微調整を図ることができる。また将来、黒板が摩耗するなどして交換する必要が生じた際、新しい黒板の重量が従前と異なることがあっても、この重量にウェイトの重量を調整することもできる。これにより黒板の張り替えに際して黒板装置を分解することなく、容易に対応できる利点が得られる。
ウェイト30は、好ましくは分銅が利用できる。またウェイト30は、固定フレーム20の中空空間内部で暴れないよう、好ましくは中空空間の内面に沿った形状とする。図11に示すウェイト30は、断面正方形状の中空空間に従った断面正方形状の直方体としている。ただ、このような箱形に限られず、例えば図12の変形例に示すウェイト30B、追加ウェイト31Bのように、円筒状としてもよい。
(開口部28)
また固定フレーム20は、図1に示すように、中空内部にアクセスするための開口部28を設けている。開口部28は、好ましくは固定フレーム20の下側に開口される。これにより、開口部28を介して中空空間のウェイト30にアクセスでき、追加ウェイト31の脱着作業を行える。このように黒板装置の設置後でも、黒板装置を分解することなくウェイト30を変更できることは、メンテナンス上大きな利点となる。特に従来は、ウェイトは黒板装置内に埋め込み式であったため、一旦黒板を設置すると、これを容易に変更することができない。しかしながら黒板は消耗品であるため、使用によって劣化した黒板本体1を交換する必要が生じる。このようなふき替え作業の結果、黒板本体の重量が変化すると、ウェイトを継続利用することができなくなってしまう。これに対して、ウェイトの交換を容易に可能とした上記構成によれば、後日黒板本体を変更しても適切なウェイトの重量に容易に調整可能であることから、メンテナンス性に優れ、長期にわたって黒板装置を利用できる利点が得られる。
開口部28は、好ましくは開閉式とする。これにより、通常の使用時にはウェイト30が表出することなく、安全に使用できる。ただ、開口部を開放式とすることもでき、この場合は目立たない位置、例えばウェイト収納部下部の側面側などに開口することが好ましい。
(ストッパ29)
中空内部の底面及び上面には、必要に応じてウェイト30の移動を阻止するストッパ29を設けてもよい。ストッパ29は、ウェイト30が端縁に衝突した際の衝撃を和らげる機能を果たすことが好ましく、例えばスプリングやゴムなどの弾性部材が用いられる。
(ブレーキ機構)
さらに、黒板本体1の摺動可能状態を止めて停止状態とし、所望の高さに保持するためのブレーキ機構を備える。ブレーキ機構は既知の構造のものが適宜利用でき、図2、図3、図4、図5の例では、右側の固定フレーム20の高さ方向に沿って設けられたブレーキリブ41と、移動フレーム10側に設けられた、ブレーキリブ41の両面を狭持して摩擦抵抗により移動フレーム10の移動を停止するブレーキパッド42とで構成される。なおこの例では、右側の上下動機構にのみブレーキ機構を設けているが、左側に設けてもよいし、あるいは左右両方の上下動機構に設けてもよいことは言うまでもない。
図13に、黒板本体を背面側から見たブレーキ機構の模式図を示す。この図に示すブレーキ機構は、開閉可能なブレーキアームの先端に固定されてブレーキリブ41を押圧するブレーキパッド42と、ブレーキアームの開閉を制御するブレーキワイヤ43と、ブレーキワイヤ43を操作するブレーキレバー44で構成される。この例では、ブレーキレバー44は黒板本体1の下部に、回動自在に固定されており、通常状態ではブレーキをかける方向に、すなわちブレーキパッド42がブレーキリブ41を狭持する方向に付勢手段45で付勢されている。付勢手段45として、図3(b)、(c)の例ではスプリングを使用しており、ブレーキワイヤ43を引く状態、すなわち外力のない状態でブレーキをかけた状態としている。そして黒板本体1を上下動させる際には、ブレーキレバー44を上方に回転させることで、スプリングに抗してブレーキワイヤ43が押し出され、ブレーキが解除された状態となってブレーキアームが開放され、黒板本体1の上下動が可能となる。
このようなブレーキ機構としては、自転車用のリムブレーキやハブブレーキを転用することもできる。図2等の例では、自転車用リムブレーキ40を使用しており、これによってブレーキ機構をより安価に付加できる。
この構造は一例であり、例えば付勢構造を排して、通常状態で移動可能とし、所望の高さで移動をロックする構成としたり、ギアやラチェットによる移動規制や所定高さにピンを通して固定する方式など、既知の固定、保持構造がブレーキ機構として適宜利用できることはいうまでもない。
これらの黒板装置は、設置に際して予め移動フレーム10と固定フレーム20を工場で製造しておき、現場に運搬して設置するだけで足りるので、設置作業を極めて簡素化できる。さらに、黒板装置の固定に際しても、従来のように黒板背面での固定構造を補強する必要が無く、床面のみの固定で十分な強度を維持できるため、設置が簡単なことに加えて、設置後の地震など揺れに対する強度対策も十分に図られる利点が得られる。
本発明の黒板装置は、学校用の黒板やオーバーヘッドプロジェクタに好適に適用できる。
100、200、300…黒板装置
1…黒板本体
3…ワイヤ
10…移動フレーム
11…黒板支承用リブ
12…ローラ用リブ
13…動滑車用リブ
14…ブレーキ固定用リブ
15…ガイドローラ
16、16B、16C…動滑車
17…動滑車カバー
18…回転軸
20、20B、20C…固定フレーム
21…ウェイト収納部
22…底面板
23…カバー部
24…ガイドレール
26…定滑車
26A…第一滑車
26B…第二滑車
27…ワイヤ固定部
28…開口部
29…ストッパ
30、30B…ウェイト
31、31B…追加ウェイト
32…ウェイト固定構造
40…自転車用リムブレーキ
41…ブレーキリブ
42…ブレーキパッド
43…ブレーキワイヤ
44…ブレーキレバー
45…付勢手段
60…固定フレーム
61…黒板本体
62…ワイヤ
63…ウェイト
66…滑車
GL…床面
WL…壁

Claims (11)

  1. 黒板本体(1)と、
    前記黒板本体(1)を床面に対して略垂直姿勢に保持するため、床面に固定可能とすると共に、内部を中空とする一対の固定フレーム(20)と、
    前記黒板本体(1)の背面又は側面に固定され、各々が固定フレーム(20)に沿って上下に移動可能とした一対の移動フレーム(10)と、
    前記一対の移動フレーム(10)に各々固定される動滑車(16)と、
    各固定フレーム(20)の中空内部で上下動可能なウェイト(30)と、
    各固定フレーム(20)の中空内部の上方に固定された定滑車(26)と、
    一端を各ウェイト(30)と固定し、前記定滑車(26)と動滑車(16)とを通じて他端を各固定フレーム(20)側に固定したワイヤ(3)と、
    前記黒板本体(1)に固定された各移動フレーム(10)を、各固定フレーム(20)に沿って上下動させるためのガイド機構と、
    を備え、
    前記ウェイト(30)の重量は2個で前記黒板本体(1)の重量の略1/2と等しくして、前記黒板本体(1)が前記ウェイト(30)とバランスが維持されており、前記黒板本体(1)を前記ガイド機構に従い上下動可能に構成してなることを特徴とする黒板装置。
  2. 請求項1に記載の黒板装置であって、さらに、
    前記各ウェイト(30)の固定フレーム(20)内での上下動を略一致させる安定化機構を備えることを特徴とする黒板装置。
  3. 請求項1又は2に記載の黒板装置であって、
    前記定滑車(26)と動滑車(16)とが、略直交する姿勢に固定されてなることを特徴とする黒板装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記動滑車(16)の回転軸(18)を、一対の移動フレーム(10)で共通にしてなることを特徴とする黒板装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記ウェイト(30)は、前記ワイヤ(3)を固定した一端と反対側の他端において、追加の追加ウェイト(31)を固定可能なウェイト固定構造(32)を備えてなることを特徴とする黒板装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記固定フレーム(20)に、中空内部にアクセスするための開口部(28)を設けてなることを特徴とする黒板装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記移動フレーム(10)は、前記動滑車(16)を固定するための動滑車用リブ(13)を、前記黒板本体(1)の固定面に対して略垂直に備えてなり、
    前記動滑車(16)は、前記動滑車用リブ(13)に対して略直角な姿勢で突出するよう回転自在に固定されてなることを特徴とする黒板装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記固定フレーム(20)が、前記ウェイト(30)を収納するためのウェイト収納部(21)と、
    前記黒板本体の面に沿って前記ウェイト収納部(21)と隣接して設けられた、前記移動フレーム(10)を配置するためのカバー部(23)と、
    を備え、
    前記定滑車(26)が、前記ウェイト収納部(21)の上部に固定された第一滑車(26A)と、前記カバー部(23)の上部に固定された第二滑車(26B)とで構成されてなることを特徴とする黒板装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記ガイド機構が、
    前記移動フレーム(10)の側面から突出する姿勢に設けられたガイドローラと、
    前記固定フレーム(20)上で、前記ガイドローラと対向する位置に設けられた、前記ガイドローラを案内するためのガイドレール(24)と、
    で構成されてなることを特徴とする黒板装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一に記載の黒板装置であって、
    前記固定フレーム(20)の高さ方向に沿ってブレーキリブ(41)を設けてなり、
    前記移動フレーム(10)側に、前記ブレーキリブ(41)の両面を狭持して摩擦抵抗により前記移動フレーム(10)の前記固定フレーム(20)に沿った移動を停止するためのブレーキ機構を設けてなることを特徴とする黒板装置。
  11. 請求項10に記載の黒板装置であって、
    前記ブレーキ機構が、自転車用のリムブレーキ(40)又はハブブレーキで構成されてなることを特徴とする黒板装置。
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