JP5405682B1 - 入れ子部材、及び成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが容易な入れ子部材及び、入れ子部材を有する成形金型を提供する。
【解決手段】入れ子部材50は、歯筋がY軸方向に対して傾斜する外歯を備えるはすば歯車を成形する成形金型に用いられる入れ子部材50であって、外歯を形成するための内歯65aを備えるキャビティ65が形成されるとともに、キャビティ65のY軸方向周りに環状に分割された分割体61〜64を備え、分割体61〜64が組み付けられることにより構成された入れ子部材本体60と、入れ子部材本体60が圧入される圧入部71が形成されたベース部材70とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、入れ子部材、及び成形金型に関する。
歯車等の複雑な形状の製品を、金型で成形する場合、例えば、入れ子部材が内部に組み込まれた入れ子構造の成形金型が用いられる。特許文献1には、樹脂製のはすば歯車を成形するための入れ子構造の成形金型が、例示されている。特許文献1に記載された成形金型の入れ子部材(ギア駒)は、複数に分割された歯形部用入れ子と、ベース部材とを有している。歯形部用入れ子は、ベース部材にねじ止めされている。
特許第4972437号公報
特許文献1に記載された入れ子部材を組み立てる場合、ベース部材に、複数の歯形部用入れ子を、一つずつ、ねじ止めしていかなければならず、組み立ての作業が煩雑になるおそれがある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、組み立てが容易な入れ子部材及び成形金型を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る入れ子部材は、
歯筋が軸方向に対して傾斜する外歯を備えるはすば歯車を成形する成形金型に用いられる入れ子部材であって、
前記外歯を形成するための内歯を備えるキャビティが形成されるとともに、前記キャビティの前記軸方向周りに環状に分割された分割体を備え、この分割体同士の接触面に形成された凹部と凸部とで組み付けられることにより構成された入れ子部材本体と、
前記入れ子部材本体が圧入される圧入部が形成され、この圧入部に圧入された前記分割体と一体となり、ラジアルベアリングでなるベース部材と、
を有し、
このベース部材に圧入された入れ子部材本体を、ベース部材とともに一体とし、前記成形金型に取り付ける構成とし、
前記入れ子部材本体の外周面に、平行面を形成し、前記ベース部材との間に隙間を形成することを特徴とする。
前記分割体同士の接触面は、前記はすば歯車の前記外歯の歯筋の傾斜に沿って傾斜していてもよい。
本発明の第2の観点に係る成形金型は、
本発明の第1の観点に係る入れ子部材と、
前記入れ子部材が取り付けられる第1金型と、
前記第1金型に対して相対的に移動可能に、前記第1金型に設けられた第2金型と、
を有することを特徴とする。
前記第1金型は、
前記入れ子部材を嵌め込むための嵌合穴が形成された型板と、
前記嵌合穴に嵌め込まれた前記入れ子部材を押える押え部材と、
を有していてもよい。
前記第1金型は、スラストベアリングを有し、
前記入れ子部材は、前記スラストベアリングによって、前記型板部に回転可能に支持されていてもよい。
本発明によれば、組み立てが容易な入れ子部材及び成形金型を提供できる。
本発明の実施形態に係る成形金型の斜視図である。 成形対象のはすば歯車の斜視図である。 成形金型の断面図である。 可動金型の一部を分解した断面図である。 入れ子部材の斜視図である。 入れ子部材の正面図である。 入れ子部材の分解斜視図である。 入れ子部材本体の分解正面図である。 入れ子部材本体の分割体の斜視図である。 閉じた状態の成形金型の断面図である。 はすば歯車の成形方法を説明するために簡略して示した断面図(その1)である。 はすば歯車の成形方法を説明するために簡略して示した断面図(その2)である。 はすば歯車の成形方法を説明するために簡略して示した断面図(その3)である。 はすば歯車の成形方法を説明するために簡略して示した断面図(その4)である。 はすば歯車の成形方法を説明するために簡略して示した断面図(その5)である。 変形例1に係る入れ子部材の正面図である。 変形例2に係る入れ子部材の正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る成形金型10及び入れ子部材50について図1〜図15を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
本実施形態に係る成形金型10の種類は、図1に示すように、3プレート構造金型である。この成形金型10は、例えば、図2に示されるはすば歯車100を成形するために用いられる。成形対象のはすば歯車100は、例えば、樹脂からなり、歯筋がY軸方向に対して傾斜する外歯101を備える。外歯101の歯数は、本実施形態においては、24本である。しかしながら、外歯101の歯数は、任意であり、24本とは異なる歯数であってもよい。また、はすば歯車100には、貫通孔100aが形成されている。
図1に戻り、成形金型10は、可動金型20と、固定金型30と、可動金型20のY軸方向への進退移動を案内する4本のガイドポスト40とを有する。また、成形金型10は、図3に示すように、上記各部材(可動金型20、固定金型30、ガイドポスト40)に加えて、入れ子部材50を有する。
可動金型20は、可動側型板21と、受け板22と、中子23と、2つのスペーサーブロック24と、エジェクタピン25と、エジェクタプレート26A、26Bと、可動側取付板27と、スラストベアリング28と、押え部材29とを有する。
可動側型板21の+Y側の面には、図4に示すように、入れ子部材50を嵌め込むための嵌合穴21aが形成されている。この嵌合穴21aの底面には、成形対象のはすば歯車100の裏側の面100cの形状に対応した型部21bが形成されている。型部21bの近傍には、型部21bを囲うように、円環状の溝21cが形成されている。溝21cは、スラストベアリング28が嵌め込まれる形状に形成されている。また、可動側型板21には、Y軸方向に貫通する中子用貫通孔と、複数のエジェクタピン用貫通孔とが形成されている。中子用貫通孔には、中子23が挿入される。エジェクタピン用貫通孔は、中子用貫通孔の外周に沿って、等間隔に形成されている。
受け板22は、可動側型板21の−Y側の面に、ボルト11によって固定されている。受け板22には、Y軸方向に貫通するボルト用貫通孔と、複数のエジェクタピン用貫通孔とが形成されている。ボルト用貫通孔には、ボルト12が挿入される。エジェクタピン用貫通孔は、ボルト用貫通孔の外周に沿って、等間隔に形成されている。
中子23は、はすば歯車100の貫通孔100aを形成するために用いられる。中子23の−Y側の端部には、ねじ穴が形成されている。中子23は、可動側型板21の中子用貫通孔に挿入され、中子23のねじ穴にボルト12が螺合されることによって、可動側型板21に固定される。
スペーサーブロック24は、エジェクタプレート26A、26Bが、Y軸方向に移動するための空間Aを形成するための部材である。本実施形態においては、2つのスペーサーブロック24が、受け板22の−Y側の面に、ボルト11によって固定されている。
エジェクタピン25は、樹脂材料Rが硬化して、成形が完了したはすば歯車100を可動側型板21から離型するために用いられる。エジェクタピン25は、可動側型板21及び受け板22のエジェクタピン用貫通孔に、Y軸方向に進退移動可能に挿入されている。
エジェクタプレート26A、26Bは、エジェクタピン25の−Y側の端部を固定する部材である。エジェクタプレート26A、26Bは、空間A内をY軸方向に移動可能に配置されている。エジェクタプレート26A、26Bは、ボルト13によって、相互に固定されている。
可動側取付板27は、図示しない成形装置の可動盤に取り付けられる部材である。可動側取付板27は、スペーサーブロック24の−Y側の面に、ボルト11によって固定されている。
スラストベアリング28は、可動側型板21に形成された溝21cに嵌め込まれている。スラストベアリング28は、入れ子部材50をY軸回りに回転可能に支持する部材である。詳しくは、後述する入れ子部材50の入れ子部材本体60をY軸回りに回転可能に支持する部材である。スラストベアリング28は、例えば、複数のボールを有する玉軸受である。ただし、これに限られず、スラストベアリング28は、すべり軸受であってもよい。
押え部材29は、可動側型板21の嵌合穴21aに嵌め込まれた入れ子部材50を押えるために用いられる。押え部材29は、例えば、穴が形成された金属板である。押え部材29は、複数のねじによって、入れ子部材50を覆うように、可動側型板21に取り付けられている。
固定金型30は、図3に示すように、固定側型板31と、ランナーストリッパープレート32と、固定側取付板33と、スプルーブッシュ34と、ロケートリング35とを有する。
固定側型板31の−Y側の面には、はすば歯車100の表側の面100bの形状に対応した型部31aが形成されている。固定側型板31の−Y側の面には、押え部材29が嵌まり込む嵌合穴31bが形成されている。また、固定側型板31内には、溶融した樹脂材料Rが流れる流路として機能する複数のランナー31cが形成されている。ランナー31cは、Y軸方向に貫通して形成されている。
ランナーストリッパープレート32は、成形されたはすば歯車100と、固定側型板31のランナー31c内で硬化された樹脂(後述するランナー樹脂部110)とを、切り離すために用いられる。また、ランナーストリッパープレート32には、スプルーブッシュ34を嵌め込むための貫通孔が形成されている。
固定側取付板33は、図示しない成形装置の固定盤に取り付けられる部材である。固定側取付板33には、スプルーブッシュ34を嵌め込むための貫通孔が形成されている。
スプルーブッシュ34には、溶融した樹脂材料Rが流れる流路として機能するスプルー34aが形成されている。スプルーブッシュ34は、ランナーストリッパープレート32及び固定側取付板33のそれぞれの貫通孔に嵌め込まれる。スプルーブッシュ34は、複数のねじによって固定側取付板33に固定されている。
ロケートリング35は、スプルーブッシュ34のスプルー34aと、樹脂注入部200との接続に用いられる。ロケートリング35は、複数のねじによって固定側取付板33に固定されている。
入れ子部材50は、図5及び図6に示すように、入れ子部材本体60と、ベース部材70とを有する。
入れ子部材本体60は、図7に示すように、略円環形状に形成されている。入れ子部材本体60の外周面には、Y軸方向に平行な4つの平行面61a、62a、63a、64aが形成されている。また、入れ子部材本体60には、成形対象のはすば歯車100の外歯101を形成するための内歯65aを備えるキャビティ65が形成されている。
入れ子部材本体60は、図8に示すように、Y軸方向周りに環状に分割された4つの分割体61、62、63、64を備えている。入れ子部材本体60は、これらの分割体61〜64が組み付けられることにより構成されている。なお、本実施形態においては、分割体61〜64は、いずれも同じ形状に形成されている。また、入れ子部材本体60には、分割体61〜64同士を係合するために係合部66が形成されている。
係合部66は、分割体61〜64同士の接触面67に形成された凹部66Aと凸部66Bとから構成されている。凸部66Bが、凹部66Aに嵌め込まれることで、分割体61〜64同士が係合されている。分割体61の接触面67は、図9に示すように、内歯65aの歯筋の傾斜に沿って傾斜している。また、本実施形態においては、分割体61〜64は、いずれも同じ形状に形成されているため、分割体62〜64についても、同様に、接触面67は、内歯65aの歯筋の傾斜に沿って傾斜している。
ベース部材70には、図7に示すように、入れ子部材本体60が圧入される圧入部71が形成されている。圧入部71は、Y軸方向に貫通する貫通孔として構成されている。入れ子部材本体60は、例えば、+Y側から圧入部71に圧入される。
また、ベース部材70は、本実施形態においては、ラジアルベアリングから構成されている。ベース部材70は、例えば、複数のボールを有する玉軸受である。ただし、これに限られず、ベース部材70は、すべり軸受であってもよい。
次に、成形金型10を用いたはすば歯車100の成形方法について、図10〜図15を参照して説明する。なお、図11〜図15は、はすば歯車の成形方法を説明するための断面図であり、説明を容易にするため、簡略して示している。
先ず、作業者は、図10に示すように、可動金型20を移動させることで、成形金型10を閉じた状態にする。そして、ロケートリング35に、樹脂注入部200を接続する。
図11に示すように、樹脂注入部200から融解した樹脂材料Rが注入されると、樹脂材料Rは、スプルーブッシュ34のスプルー34a、及び固定側型板31のランナー31cを通過して、入れ子部材50の入れ子部材本体60に形成されたキャビティ65に流入し、キャビティ65に充填される。この状態で、所定時間経過すると、樹脂材料Rは、冷却されて固化する。これにより、キャビティ65内で固化されたはすば歯車100と、ランナー31c内で固化されたランナー樹脂部110とから構成される樹脂成形体が形成される。
続いて、作業者は、図12に示すように、可動金型20と、固定金型30の固定側型板31とを、−Y方向に移動させる。これにより、はすば歯車100から、ランナー樹脂部110が切り離される。
続いて、図13に示すように、ランナーストリッパープレート32を−Y方向に移動させて、固定側取付板33から離間させる。これにより、ランナー樹脂部110が、固定金型30から取り外される。
続いて、図14に示すように、エジェクタピン25によって、はすば歯車100を、キャビティ65から押し出す。このとき、入れ子部材50のベース部材(ラジアルベアリング)及びスラストベアリング28によって、入れ子部材本体60が自動的に回転しつつ、はすば歯車100が、キャビティ65から押し出される。これにより、図15に示すように、はすば歯車100が、可動金型20の可動側型板21から取り外される。
以上により、はすば歯車100の成形が完了する。
以上、説明したように、本実施形態に係る入れ子部材50では、複数の分割体61〜64を備える入れ子部材本体60が、ベース部材70の圧入部71に圧入されている。このため、入れ子部材50の組み立ての作業が容易になる。
例えば、特許文献1に記載された従来の入れ子部材では、複数に分割された歯形部用入れ子が、ベース部材にねじ止めされている。このため、ベース部材に、複数の歯形部用入れ子を、一つずつ、ねじ止めしていかなければならず、組み立ての作業が煩雑になるおそれがある。
しかしながら、本実施形態に係る入れ子部材50では、入れ子部材本体60を、ベース部材70の圧入部71に圧入するだけで、入れ子部材50を組み立てることができる。このため、入れ子部材50の組み立ての作業が容易になる。
また、本実施形態に係る入れ子部材50では、ベース部材70は、ラジアルベアリングから構成されている。このため、エジェクタピン25によって、キャビティ65から、はすば歯車100を取り外す際、ラジアルベアリングによって、入れ子部材本体60が自動的に回転しつつ、はすば歯車100を取り外すことができる。
例えば、特許文献1に記載された従来の入れ子部材では、ベース部材がベアリングから構成されていないため、入れ子部材を、成形装置に回転可能に支持された回転金型に取り付ける必要がある。この回転金型が、比較的、重量がある場合や、内歯角度が大きい場合等には、モータ等によって回転させなければならないことがある。
しかしながら、本実施形態に係る入れ子部材50では、ベース部材70が、ラジアルベアリングから構成されているため、エジェクタピン25の突き出しによって、入れ子部材本体60を自動的に回転させつつ、はすば歯車100を取り外すことができる。ただし、これに限らず、例えば、回転金型が、比較的、重量がある場合や、内歯角度が大きい場合等には、モータを設け、このモータの出力軸の回転を利用して、入れ子部材本体60を回転させつつ、はすば歯車100を取り外してもよい。
また、本実施形態に係る入れ子部材50では、入れ子部材本体60に、分割体61〜64同士を係合するための凹部66A及び凸部66Bが形成されている。このため、凹部66Aに凸部66Bを係合させることで、分割体61〜64同士を組み合わせることが容易になる。結果として、入れ子部材50の組み立ての作業が容易になる。
また、本実施形態に係る入れ子部材50では、分割体61〜64同士の接触面67は、はすば歯車100の外歯101の歯筋の傾斜に沿って傾斜している。このため、パーティングラインが、はすば歯車100の外歯101の谷や山を横断せずに形成される。これにより、精度の良いはすば歯車100を形成することが可能になる。
また、本実施形態に係る入れ子部材50では、入れ子部材本体60は、Y軸方向に平行な4つの平行面61a、62a、63a、64aが形成された略円環形状に形成されている。このため、入れ子部材本体60を、ベース部材70の圧入部71に圧入しやすくなる。
また、本実施形態に係る成形金型10では、可動側型板21には、入れ子部材50を嵌め込むための嵌合穴21aが形成されている。このため、入れ子部材50を嵌合穴21aに嵌め込んで、押え部材29を可動側型板21に固定するだけで、入れ子部材50の組み付けを行うことができる。結果として、成形金型10全体の組み立て作業が容易になる。また、別の形状のはすば歯車100を成形するための、別の入れ子部材50に取り替えることも容易になる。
また、本実施形態に係る成形金型10では、可動金型20は、スラストベアリング28を有している。このため、スラストベアリング28の回転動作により、入れ子部材本体60の回転がより円滑になる。したがって、エジェクタピン25によって、キャビティ65から、はすば歯車100を取り外す際、はすば歯車100を円滑に取り外すことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、分割体61〜64それぞれには、1つの凹部66Aと、1つの凸部66Bとが形成されている。しかしながら、これに限らず、図16に示す分割体61、63のように、2つの凹部66Aが形成されていてもよい。また、図16に示す分割体62、64のように、2つの凸部66Bが形成されていてもよい。しかしながら、製造コストの観点から、本実施形態のように、いずれも同じ形状に形成された分割体61〜64にする方が望ましい。
また、本実施形態においては、入れ子部材本体60は、4つの分割体61、62、63、64を備えている。しかしながら、これに限らず、図17に示すように、入れ子部材本体60は、6つの分割体を備えていてもよい。また、これら以外の個数の分割体を備えていてもよい。
また、本実施形態においては、可動金型20は、スラストベアリング28を有している。しかしながら、これに限らず、可動金型20は、スラストベアリング28を有さなくてもよい。しかしながら、はすば歯車100の取り外しやすさの観点から、スラストベアリング28を有している方が望ましい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10 成形金型
11、12、13 ボルト
20 可動金型(第1金型)
21 可動側型板
21a 嵌合穴
21b 型部
21c 溝
22 受け板
23 中子
24 スペーサーブロック
25 エジェクタピン
26A、26B エジェクタプレート
27 可動側取付板
28 スラストベアリング
29 押え部材
30 固定金型(第2金型)
31 固定側型板
31a 型部
31b 嵌合穴
31c ランナー
32 ランナーストリッパープレート
33 固定側取付板
34 スプルーブッシュ
34a スプルー
35 ロケートリング
40 ガイドポスト
50 入れ子部材
60 入れ子部材本体
61、62、63、64 分割体
61a、62a、63a、64a 平行面
65 キャビティ
65a 内歯
66 係合部
66A 凹部
66B 凸部
67 接触面
70 ベース部材
71 圧入部
100 はすば歯車
100a 貫通孔
100b 表側の面
100c 裏側の面
101 外歯
110 ランナー樹脂部
200 樹脂注入部
A 空間
R 樹脂材料

Claims (5)

  1. 歯筋が軸方向に対して傾斜する外歯を備えるはすば歯車を成形する成形金型に用いられる入れ子部材であって、
    前記外歯を形成するための内歯を備えるキャビティが形成されるとともに、前記キャビティの前記軸方向周りに環状に分割された分割体を備え、この分割体同士の接触面に形成された凹部と凸部とで組み付けられることにより構成された入れ子部材本体と、
    前記入れ子部材本体が圧入される圧入部が形成され、この圧入部に圧入された前記分割体と一体となり、ラジアルベアリングでなるベース部材と、
    を有し、
    このベース部材に圧入された入れ子部材本体を、ベース部材とともに一体とし、前記成形金型に取り付ける構成とし、
    前記入れ子部材本体の外周面に、平行面を形成し、前記ベース部材との間に隙間を形成することを特徴とする入れ子部材。
  2. 前記分割体同士の接触面は、前記はすば歯車の前記外歯の歯筋の傾斜に沿って傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の入れ子部材。
  3. 請求項1又は2に記載の入れ子部材と、
    前記入れ子部材が取り付けられる第1金型と、
    前記第1金型に対して相対的に移動可能に、前記第1金型に設けられた第2金型と、
    を有することを特徴とする成形金型。
  4. 前記第1金型は、
    前記入れ子部材を嵌め込むための嵌合穴が形成された型板と、
    前記嵌合穴に嵌め込まれた前記入れ子部材を押える押え部材と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の成形金型。
  5. 前記第1金型は、スラストベアリングを有し、
    前記入れ子部材は、前記スラストベアリングによって、前記型板に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項に記載の成形金型。
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