JP5405202B2 - ランプ駆動装置およびランプの断線検出方法 - Google Patents

ランプ駆動装置およびランプの断線検出方法 Download PDF

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本発明は、四輪車や二輪車の車両に搭載される方向指示器に用いられるランプ駆動装置およびランプの断線検出方法に関する。
従来の方向指示器に用いられるランプ駆動装置は、点滅周波数を生成する発振回路と、ランプの断線を検出する電流検出回路と、ランプに電流を流す駆動回路(スイッチング素子・リレー)とより構成される。この従来の装置の概要について、図を用いて、説明する。
図中101〜106が電源回路A、107〜114が発振回路B、115〜126が検出回路、127〜129が反転回路、132が第1の半導体スイッチ、133が第2の半導体スイッチ、134がバッテリーE、135、136が指示灯、137がSWである。
先ず、スイッチ137が閉じ指示灯135、136が接続されると、指示灯135、136を介してダイオード101、102及びコンデンサ103、バッテリー134により、コンデンサ103が充電されツェナーダイオード106で定まる電源までコンデンサ105が充電され、電源が立ち上がる。
スイッチ137が閉じた瞬間は、コンデンサ112には、電荷が蓄積されていないので増幅器114のマイナス入力は、プラス入力に対して高電位となり増幅器114の出力はL0電位となる。そして、コンデンサ112と抵抗113で定まる時定数で、コンデンサ112が充電され、増幅器114のマイナス入力の電位が、抵抗107と抵抗108、110で定まる電位(増幅器14のプラス入力)より低くなると増幅器114の出力が反転し、Hi出力となる。
すると、コンデンサ112と抵抗113で定まる時定数でコンデンサ112が放電され、増幅器114のマイナス入力の電位が抵抗107、109、110、ダイオ−ド111と抵抗108で定まる電位(増幅器114のプラス入力)より高くなると、増幅器114の出力が反転しL0出力となる。以上の作動を繰り返し発振回路Bが作動する。そして、その発振波形を抵抗131を介し電界効果トランジスタ(以下FET)132のゲ−トに入力し、(増幅器114の出力)FET132がオン・オフを繰り返し、指示灯136が点滅する。
また、増幅器114の出力がL0の電位の時抵抗127、128に電流が流れトランジスタ129が導通しトランジスタ129のコレクタはHi電位となる。すなわち、増幅器114の出力が反転される。逆に、増幅器114の出力がHi電位の時トランジスタ129は不導通となり、トランジスタ129のコレクタは、L0電位となる。これが、反転回路Cの動作である。
次に、指示灯136の一灯136aが断線されると、FET132に流れる負荷電流が約半分になりFET132で生ずる電圧降下も半分になる。その電圧の変化をダイオ−ド125、126及び抵抗124を介して検出用増幅器120のマイナス入力に入力する。ここで、定常時のFET132で生ずる電圧降下をE1とし、断線時にFET132で生ずる電圧降下をE2とし、抵抗130、122で分割する電圧をE3として、その電圧E3が以下なる条件になる様に設定する。
E1<E3<E2………………………(1)
この設定によれば検出用増幅器120の出力が定常時Hi電位、断線時L0電位とすることができる。したがって、断線時は増幅器120の出力が、L0電圧であるから抵抗119を介してトランジスタ118のベース電流が流れ、トランジスタ118が導通して前記発振回路内の時定数がコンデンサ112と抵抗113及びダイオ−ド116、抵抗117、115で定まる時定数に変化し、つまり発振時定数が変化し、指示灯135、136の点滅周期が変わり、1灯断線したことを警報する。指示灯135の一灯が断線した時も同様でFET133の電圧降下の変化をダイオ−ド125及び抵抗123、124を介して検出用増幅器120のマイナス入力に入力してやればよい。
特開平5−96990号公報
上述のように、方向指示器には、コンデンサの充放電を利用したもの、アナログ回路で制御させるもの、マイコンを用いて制御させるもの等があり、方向指示器には、ランプの断線を検出し、断線時には、ランプを倍速で点滅させる機能が要求されている。
しかしながら、従来の方向指示器では、前後配置された同じランプ2個を並列に接続する構成がほとんどであったが、近年、車体のデザイン性の観点から、複数のランプを組み合わせたものや消費電力の異なったランプを組み合わせたもの、ランプとLEDを組み合わせたものが要求されている。そのことによって、従来のランプ断線検出では、2個のランプに流れる電流と1個のランプに流れる電流を判別していたものから、より細かい電流変化を検出し、断線を判別できることが求められている。具体的には、図7は、ランプ2個の場合を、図8は、ランプ3個の場合のバッテリー電圧とバルブ電流の関係を示した図であるが、ランプの数が多くなると、定常時の最小値と断線時の最大値との差(図中の矢印部分)が小さくなるため、これらの状態を判別するためには、高精度の測定手法が必要となることがわかる。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、電流検出の精度を向上させ、断線誤検出の防止を図ることができるランプ駆動装置およびランプの断線検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、点滅周波数に応じて、ランプ群への出力を切り替えて、該ランプ群を駆動するとともに、ランプの断線を検出する電流検出手段を備えたランプ駆動装置において、前記ランプ駆動装置の出力側に設けられており、前記ランプ群への出力がオフのときに、電流を流して、その電流値を測定する電流値測定手段と、該測定した電流値に基づいて、前記電流検出手段の検出誤差を算出する算出手段と、該算出した誤差に基づいて、前記ランプ群への出力がオンのときに、前記電流検出手段の検出値を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とするランプ駆動装置を提案している。
この発明によれば、ランプ駆動装置の出力側に設けられ、ランプ群への出力がオフのときに、電流を流して、その電流値を測定し、その測定した電流値に基づいて、電流検出手段の検出誤差を算出する。そして、その算出した誤差に基づいて、ランプ群への出力がオンのときに、電流検出手段の検出値を補正する。したがって、より精度の高い電流検出を実現することができる。
(2)本発明は、(1)のランプ駆動装置について、前記ランプ群が、消費電力の異なるランプを組み合わせて構成されていることを特徴とするランプ駆動装置を提案している。
この発明によれば、ランプ群が、消費電力の異なるランプを組み合わせて構成されている。つまり、従来の方法では、消費電力の異なるランプを組み合わせたランプ群の断線検出は困難であったが、本発明によれば、このような組み合わせのランプ群についても正確に断線検出を行うことができる。
(3)本発明は、(1)のランプ駆動装置について、前記ランプ群が、ランプとLEDとを組み合わせて構成されていることを特徴とするランプ駆動装置を提案している。
この発明によれば、ランプ群が、ランプとLEDとを組み合わせて構成されている。つまり、従来の方法では、ランプとLEDとを組み合わせたランプ群の断線検出は困難であったが、本発明によれば、このような組み合わせのランプ群についても正確に断線検出を行うことができる。
(4)本発明は、点滅周波数に応じて、ランプ群への出力を切り替えて、該ランプ群を駆動するとともに、ランプの断線を検出する電流検出手段を備えたランプ駆動装置におけるランプの断線検出方法であって、前記ランプ群への出力がオフのときに、前記ランプ駆動装置の出力側に設けられた電流値測定手段に電流を流して、その電流値を測定する第1のステップと、該測定した電流値に基づいて、前記電流検出手段の検出誤差を算出する第2のステップと、該算出した誤差に基づいて、前記ランプ群への出力がオンのときに、前記電流検出手段の検出値を補正する第3のステップと、を備えたことを特徴とするランプの断線検出方法を提案している。
この発明によれば、前記ランプ駆動装置の出力側に設けられ、ランプ群への出力がオフのときに、電流を流して、その電流値を測定し、その測定した電流値に基づいて、電流検出手段の検出誤差を算出する。そして、その算出した誤差に基づいて、ランプ群への出力がオンのときに、電流検出手段の検出値を補正する。したがって、より精度の高い電流検出を実現することができる。
本発明によれば、ランプ群への出力がオフのときに、電流を流して、その電流値を測定し、その測定した電流値に基づいて、電流検出手段の検出誤差を算出する。そして、その算出した誤差に基づいて、ランプ群への出力がオンのときに、電流検出手段の検出値を補正するため、より精度の高い電流検出を実現することができるという効果がある。
また、電流検出の精度が向上することにより、ランプを複数組み合わせたものや消費電力の異なったランプを組み合わせたもの、ランプとLEDとを組み合わせたものにおいても、ランプ断線の誤検出を防ぐことができるという効果がある。
本実施形態に係るランプ駆動装置の構成を示す図である。 本実施形態に係るランプ駆動装置の制御部の詳細な構成を示す図である。 本実施形態のメインルーチンを示す図である。 本実施形態の割り込み処理を示す図である。 本実施形態に係るウィンカーSWがオフのときの回路動作を示した図である。 本実施形態に係るウィンカーSWがオンのときの回路動作を示した図である。 ランプ2個の場合のバッテリー電圧とバルブ電流との関係を示す図である。 ランプ3個の場合のバッテリー電圧とバルブ電流との関係を示す図である。 従来例の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1から図6を用いて、本件発明のランプ駆動装置に係る実施形態について説明する。
<ランプ駆動装置の構成>
本実施形態に係るランプ駆動装置は、図1に示すように、電源回路1と、バッテリー電圧検出回路2と、電流検出回路3と、出力回路4と、電流検出補正回路5と、SW検出回路6、7と、ランプ8a、8b、8c、8d、8e、8fと、ウィンカーSW9と、制御部10と、バッテリー11とから構成されている。
電源回路1は、バッテリー11から供給される電圧と電流とにより、制御部10の電源を生成する。バッテリー電圧検出回路2は、バッテリー11の電圧をモニタし、制御部10に出力する。
電流検出回路3は、車両に配置されたランプ8a、8b、8c、8d、8e、8fに流れる電流値を検出し、これを電圧値に変換して、制御部10に出力する。
出力回路4は、制御部10の制御のもと出力される各動作モードに対応した電圧をランプ8a、8b、8c、8d、8e、8fに供給する。なお、例えば、電圧をランプ8aと8d、ランプ8bと8e、ランプ8cと8fとは対の関係にあり、後述するウィンカーSW9の動作状態により、ランプが正常状態である場合には、それぞれ、制御部10から同様の動作モードの電圧が出力される。
電流検出補正回路5は、例えば、抵抗とトランジスタとから構成され、ウィンカーSW9がオフのときに、制御部10がトランジスタのゲートに電圧を与えて、オンさせることにより、抵抗に電流を流し、この電流値を検出する。そして、この検出した電流値を電流検出回路3の補正値として、ウィンカーSW9がオンのときに、電流検出回路3が検出した検出値を上記補正値により、補正する。なお、本実施形態においては、電流検出補正回路5を装置内部に設け、抵抗を用いて電流を測定する方法を例示したが、これに限らず、例えば、電流検出補正回路5を装置外部、つまり、負荷側に設け、外部負荷を利用して電流の測定を行ってもよい。
SW検出回路6、7は、それぞれランプ8a〜8cで構成されるランプ群、ランプ8d〜8fで構成されるランプ群に接続され、接続点の電流値を検出する。制御部10は、SW検出回路6、7の検出結果から、ウィンカーSW9の動作状態を検出する。
ランプ8a〜8cは、例えば、車両のリア側に設けられた方向指示用のランプであり、ランプ8d〜8fは、車両のフロント側に設けられた方向指示用のランプである。
これらのランプ8a、8b、8c、8d、8e、8fは、動作モードに応じて、制御部10から出力される信号に基づいて点灯する。
ウィンカーSW9は、車両のユーザが道路を右折あるいは左折する場合に、操作するSWであり、制御部10は、上記のように、SW検出回路6、7の検出結果から、ウィンカーSW9の動作状態を検出する。
バッテリー11は、車両に搭載された蓄電池である。このバッテリーは、寿命や車両の動作状態に応じて、その電圧値が変化する。制御部10は、予め記憶された制御プログラムに従って、ランプ駆動装置全体を制御する。なお、詳細な構成や機能については、後述する。
<制御部の構成>
本実施形態に係るランプ駆動装置の制御部10は、図2に示すように、右側SW入力部21と、左側SW入力部22と、バッテリー電圧入力部23と、ランプ電流入力部24と、断線検出閾値演算部25と、電流検出回路補正部26と、断線検出判定部27と、動作モード判定部28とから構成されている。
ここで、右側SW入力部21は、例えば、SW検出回路6から出力される電流値の入力に相当し、左側SW入力部22は、例えば、SW検出回路7から出力される電流値の入力に相当する。また、ランプ電流入力部24は、例えば、ランプ8a、8b、8c、8d、8e、8fの電流値を検出する電流検出回路3から出力される電流値の入力に相当する。さらに、バッテリー電圧入力部23は、バッテリー電圧検出回路2が出力するバッテリー電圧の入力に相当する。
断線検出閾値演算部25は、バッテリー電圧入力部23に入力されたバッテリー電圧に基づいて、ランプの断線を検出するための閾値を演算する。具体的には、以下のような一次式に入力したバッテリー電圧を代入して、断線閾値電流Ithを求める。
Ith=A・Vbat−B
ここで、Vbatは、入力したバッテリー電圧である。
電流検出回路補正部26は、電流検出補正回路5が検出した補正値に基づいて、電流検出回路3が検出した検出値の補正を行う。
断線検出判定部27は、ランプ電流入力部24から入力した電流値と、断線検出閾値演算部25から入力した断線閾値電流Ithとに基づいて、ランプの断線を検出する。
動作モード判定部28は、右側SW入力部21と左側SW入力部22とから入力した電流値と、断線検出判定部27から入力した断線検出結果に基づいて、右側点滅出力、右側倍速点滅出力、左側点滅出力、左側倍速点滅出力の4つの動作モードのうち、適切な動作モードを決定する。
<ランプ駆動装置の処理>
次に、図3および図4を用いて、ランプ駆動装置の処理をメインルーチンと割り込み処理とに分けて説明する。
<メインルーチン>
図3を用いて、ランプ駆動装置のメインルーチンについて説明する。
まず、制御部10は、初期設定を実行する(ステップS101)。続いて、入力された値をA/D変換したデジタルデータを読み込む(ステップS102)。さらに、SW入力を読み込んで(ステップS103)、電流検出回路の補正が完了したか否かを判別する(ステップS104)。そして、電流検出回路の補正が完了したと判断した場合(ステップS104の「Yes」)には、補正用のトランジスタをオフして(ステップS105)、ウィンカー動作を判定し(ステップS106)、ステップS102に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。
一方、ステップS104において、電流検出回路の補正が完了していないと判断した場合(ステップS104の「No」)には、次に、ウィンカーSWがオンであるか否かを検出し(ステップS107)、ウィンカーSWがオンである場合(ステップS107の「Yes」)には、補正用のトランジスタをオフして(ステップS105)、ウィンカー動作を判定し(ステップS106)、ステップS102に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。
他方、ステップS107において、ウィンカーSWがオフである場合(ステップS107の「No」)には、補正用トランジスタがオンであるか否かを検出する(ステップS108)。ここで、補正用トランジスタがオンである場合(ステップS108の「Yes」)には、電流の読み込みが完了しているか否かを確認し(ステップS109)、電流の読み込みが完了している場合(ステップS109の「Yes」)には、電流補正回路の補正値を算出し(ステップS110)、電流補正回路の補正を完了させ(ステップS111)、ウィンカー動作を判定して(ステップS106)、ステップS102に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。なお、ステップS109で、電流の読み込みが完了していない場合(ステップS109の「No」)には、直ちに、ウィンカー動作を判定して(ステップS106)、ステップS102に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。
また、ステップS108において、補正用トランジスタがオフである場合(ステップS108の「No」)には、補正用トランジスタをオンさせて(ステップS112)、ウィンカー動作を判定し(ステップS106)、ステップS102に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。
<割り込み処理>
次に、図4を用いて、ランプ駆動装置の割り込み処理について説明する。
まず、ランプ出力を行い(ステップS201)、点灯用カウンタを「1」だけカウントアップする(ステップS202)。そして、断線検出演算を実行し(ステップS203)、断線検出を実行する(ステップS204)。
次に、動作モードがハザードであるか否かを検出し(ステップS205)、ハザードであれば(ステップS205の「Yes」)、ハザード動作を実行させる(ステップS206)。
一方、ステップS205で、動作モードがハザードでないことを検出した場合(ステップS205の「No」)には、右側ランプの点滅状態であるか否かを検出し(ステップS207)、右側ランプの点滅状態である場合(ステップS207の「Yes」)には、続いて、断線かどうかを判別する(ステップS208)。このとき、断線であれば(ステップS208の「Yes」)、右側倍速点滅モードに移行する(ステップS209)。一方で、断線でなければ(ステップS208の「No」)、右側通常モードに移行する(ステップS210)。
また、右側ランプの点滅状態でない場合(ステップS207の「No」)には、左側ランプの点滅状態であるか否かを検出する(ステップS211)。このとき、左側ランプの点滅状態である場合(ステップS211の「Yes」)には、続いて、断線かどうかを判別する(ステップS212)。このとき、断線であれば(ステップS212の「Yes」)、左側倍速点滅モードに移行する(ステップS213)。一方で、断線でなければ(ステップS212の「No」)、左側通常モードに移行する(ステップS214)。
さらに、左側ランプの点滅状態でない場合(ステップS211の「No」)には、消灯モードに移行してリターンする(ステップS215)。
したがって、本実施形態によれば、ランプ群への出力がオフのときに、予め設けられた抵抗に電流を流して、その電流値を測定し、その測定した電流値に基づいて、電流検出手段の検出誤差を算出する。そして、その算出した誤差に基づいて、ランプ群への出力がオンのときに、電流検出手段の検出値を補正することから、より精度の高い電流検出を実現することができる。
また、電流検出の精度が向上することにより、ランプを複数組み合わせたものや消費電力の異なったランプを組み合わせたもの、ランプとLEDとを組み合わせたものにおいても、ランプ断線の誤検出を防ぐことができる。
なお、これらプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをランプ駆動装置に読み込ませ、実行することによって本発明のランプ駆動装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1;電源回路
2;バッテリー電圧検出回路
3;電流検出回路
4;出力回路
5;電流検出補正回路
6、7;SW検出回路
8a、8b、8c、8d、8e、8f;ランプ
9;ウィンカーSW
10;制御部
11;バッテリー
21;右側SW入力部
22;左側SW入力部
23;バッテリー電圧入力部
24;ランプ電流入力部
25;断線検出閾値演算部
26;電流検出回路補正部
27;断線検出判定部
28;動作モード判定部

Claims (4)

  1. 点滅周波数に応じて、ランプ群への出力を切り替えて、該ランプ群を駆動するとともに、ランプの断線を検出する電流検出手段を備えたランプ駆動装置において、
    前記ランプ駆動装置の出力側に設けられており、前記ランプ群への出力がオフのときに、電流を流して、その電流値を測定する電流値測定手段と、
    該測定した電流値に基づいて、前記電流検出手段の検出誤差を算出する算出手段と、
    該算出した誤差に基づいて、前記ランプ群への出力がオンのときに、前記電流検出手段の検出値を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とするランプ駆動装置。
  2. 前記ランプ群が、消費電力の異なるランプを組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプ駆動装置。
  3. 前記ランプ群が、ランプとLEDとを組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプ駆動装置。
  4. 点滅周波数に応じて、ランプ群への出力を切り替えて、該ランプ群を駆動するとともに、ランプの断線を検出する電流検出手段を備えたランプ駆動装置におけるランプの断線検出方法であって、
    前記ランプ群への出力がオフのときに、前記ランプ駆動装置の出力側に設けられた電流値測定手段に電流を流して、その電流値を測定する第1のステップと、
    該測定した電流値に基づいて、前記電流検出手段の検出誤差を算出する第2のステップと、
    該算出した誤差に基づいて、前記ランプ群への出力がオンのときに、前記電流検出手段の検出値を補正する第3のステップと、
    を備えたことを特徴とするランプの断線検出方法。
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