JP2007015654A - 車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法 - Google Patents

車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子回路の素子特性のばらつきに影響されずに方向指示灯の断線検出を適切に行う車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法を提供する。
【解決手段】 外部からの制御信号に基づいて車両の方向指示灯2を点滅駆動する駆動部1Bと、駆動部1Bに並列に接続され駆動部1Bに流れる電流に比例した電流が方向指示灯2の断線検出用のモニタ電流I1として流れる電流モニタ部1Aとを備え、方向指示灯操作スイッチ5の操作に基づいて駆動部1Bに制御信号を出力して方向指示灯2の点滅制御を行う一方、モニタ電流I1の値とあらかじめ設定された方向指示灯2の断線検出閾値IMとに基づいて方向指示灯2の断線を検出し警報発生器4により断線警報を行う制御装置本体1において、方向指示灯2断線時のモニタ電流I1の理論値I1Tを算出するとともに、モニタ電流I1の実測値I1Rを測定し、それらの差に基づいて断線検出閾値IMの補正を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法に関するものである。
一般に、車両の方向指示灯の点滅制御を行う車両用方向指示灯制御装置においては、方向指示灯が断線した際に断線を検出して警報を行う断線検出機能を備えているものが多い。このような車両用方向指示灯制御装置では、方向指示灯の断線に伴い発生する電流値の変化を電子回路で検出して断線を検出する方法が一般的に用いられている。ここで、断線検出を行う電子回路を構成する素子の温度特性や電圧特性等によって、電子回路を流れる電流が変化してしまう場合があり、このような場合においては電流値に基づいた断線検出が適切に行われない可能性がある。このため、素子の温度特性や電圧特性を考慮し、温度や電圧の変動に伴い断線検出を行う電流値の補正を行って、断線検出が適切に行われるようにした車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法が提案されている(特許文献1)。
特開平06ー130112号公報
しかしながら、一般的に回路素子は同じ素子でもその性能特性にばらつきを有している場合が多く、温度変動や電圧変動よる電流の変化が無視できる場合でも、この素子の性能特性のばらつきにより断線検出を行う電子回路に流れる電流値が変化して、断線検出が適切に行われない可能性がある。
本発明の課題は、電子回路の素子特性のばらつきに影響されずに方向指示灯の断線検出を適切に行う車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、外部から受け取った制御信号に基づいて車両の方向指示灯を点滅駆動する駆動部と、前記駆動部に並列に接続され前記駆動部に流れる電流に比例した電流が前記方向指示灯の断線検出用のモニタ電流として流れる電流モニタ部とを備え、前記方向指示灯の点滅操作を行う方向指示器の操作に基づいて前記駆動部に制御信号を出力して前記方向指示灯の点滅制御を行う一方、前記モニタ電流の値とあらかじめ設定された前記方向指示灯の断線検出閾値とに基づいて前記方向指示灯の断線を検出し、警報発生器により断線警報を行う車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法であって、前記方向指示灯断線時の前記モニタ電流の理論値を算出するとともに、該モニタ電流の実測値を測定し、前記理論値と前記実測値との差に基づいて前記断線検出閾値の補正を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、断線時に電流モニタ部に流れる電流の理論値と実測値の差に基づいてあらかじめ設定した断線検出閾値の補正を行うため、車両用方向指示灯制御装置は回路の素子特性のばらつきに影響されずに適切に方向指示灯の断線検出を行うことができる。
本発明によれば、電子回路の素子特性のばらつきに影響されずに方向指示灯の断線検出を適切に行う車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は本実施例のブロック図である。
制御装置本体1は、車両(図示省略)右側に設置された車両右側方向指示灯2Rと車両左側に設置された車両左側方向指示灯2Lを備えた方向指示灯2に電気的に接続されており、方向指示灯操作スイッチ5(請求項の方向指示器)の操作に基づいて方向指示灯2の点滅制御を行う。
ここで、車両右側方向指示灯2Rは、車両前方右側に設置された方向指示灯2RF、車両前方右側面に設置された方向指示灯2RS、車両後方右側に設置された方向指示灯2RBを備えている。同様に、車両左側方向指示灯2Lは、車両前方左側に設置された方向指示灯2LF、車両前方左側面に設置された方向指示灯2LS、車両後方左側に設置された方向指示灯2LBを備えている。制御装置本体1は、方向指示灯操作スイッチ5の操作状態に基づいて、方向指示灯操作スイッチ5が図1のRの位置に操作された場合は車両右側方向指示灯2Rの点滅を行い、方向指示灯操作スイッチ5が図1のLの位置に操作された場合は車両左側方向指示灯2Lの点滅を行う。
制御装置本体1は、方向指示灯2断線時の電流変化を検出する電流モニタ部1Aaと断線検出閾値IM(後述)等の各種設定値を記憶する記憶部1Abとを備えたCPU1Aと、方向指示灯2を駆動する駆動部1Bを備えている。ここで、電流モニタ部1Aaは駆動部1Bと並列に接続されていわゆるカレントミラー回路を構成しており、方向指示灯2が断線して駆動部1Bに流れる電流I2が減少すると、電流モニタ部1Aaに流れるモニタ電流I1も減少し、I2=k×I1の関係を備えている。係数kは素子特性としてあらかじめ定められている。また、電源から制御装置本体1および方向指示灯2に供給される総電流Iに対し、I=I1+I2の関係を備えている。
検査装置10は、制御装置本体1の断線検出閾値IMの補正を行う際に制御装置本体1に電気的に接続され、断線検出閾値補正開始信号および動作チェック開始信号を出力して制御装置本体1を検査モードに切り替え、断線検出閾値補正および動作チェックを行う。また制御装置本体1から断線検出閾値補正終了信号および動作チェック終了信号を受け取り、検査を終了する。
次に、図2〜図4に示すフローチャートを用いて、本実施例の動作の詳細を説明する。
まず図2のフローチャートにより、検査装置10の動作を説明する。
ステップS101では、方向指示灯2の断線検出の指標である断線検出閾値IMの補正を行うため、検査装置10は制御装置本体1へ断線検出閾値補正開始信号を出力し、制御装置本体1を断線検出閾値補正の検査モードに切り替える。この後にフローはステップS102へ移行する。
ステップS102では、制御装置本体1の断線検出閾値補正(詳細動作は後述)を行う。この後にフローはステップS103へ移行する。
ステップS103では、制御装置本体1から断線検出閾値補正終了信号を受信したかどうかが判定される。制御装置本体1から断線検出閾値補正終了信号を受信した場合は、フローはステップS104へ移行する。一方、制御装置本体1から断線検出閾値補正終了信号を受信していない場合は、フローはステップS103へ戻る。
ステップS104では、方向指示灯2の動作チェックを行うため、検査装置10は制御装置本体1へ動作チェック開始信号を出力し、制御装置本体1を動作チェックの検査モードに切り替える。この後にフローはステップS105へ移行する。
ステップS105では、制御装置本体1の動作チェック(詳細動作は後述)を行う。この後にフローはステップS106へ移行する。
ステップS106では、制御装置本体1から動作チェック終了信号を受信したかどうかが判定される。制御装置本体1から動作チェック終了信号を受信した場合は、フローはステップS107へ移行する。一方制御装置本体1から動作チェック終了信号を受信していない場合は、フローはステップS106へ戻る。
ステップS107で検査装置10の動作は終了する。
以上のように、検査装置10は制御装置本体1に対してまず断線検出閾値IMの補正を行い、断線検出閾値IM補正後に方向指示灯2の動作チェックを行う。
次に図3のフローチャートにより、制御装置本体1の動作を説明する。
ステップS201では、検査装置10から断線検出閾値補正開始信号を受信したかどうかが判定される。検査装置10から断線検出閾値補正開始信号を受信した場合は、断線検出閾値補正の検査モードに切り替わり、フローはステップS202へ移行する。一方検査装置10から断線検出閾値補正開始信号を受信していない場合は、フローはステップS201へ戻る。
ステップS202では、断線検出閾値IMの補正が行われる(詳細動作は後述)。この後にフローはステップS203へ移行する。
ステップS203では、検査装置10に断線検出閾値補正終了信号を出力する。この後にフローはステップS204へ移行する。
ステップS204では、検査装置10から動作チェック開始信号を受信したかどうかが判定される。検査装置10から動作チェック開始信号を受信した場合は、動作チェックの検査モードに切り替わり、フローはステップS205へ移行する。一方検査装置10から動作チェック開始信号を受信していない場合は、フローはステップS204へ戻る。
ステップS205では、方向指示灯2の動作チェックが行われる。検査装置10は制御装置本体1に方向指示灯操作スイッチ5の擬似的な操作信号を出力し、車両右側方向指示灯2R、車両左側方向指示灯2Lについて、それぞれ動作チェックを行う。動作チェックは、車両右側方向指示灯2R、車両左側方向指示灯2Lの点滅制御をそれぞれ行い、断線が発生していないかどうかの確認を行う。この後にフローはステップS206へ移行する。
ステップS206では、方向指示灯2の断線の有無が判定される。動作チェックにより方向指示灯2の断線がないことが確認された場合は、フローはステップS208へ移行する。一方、方向指示灯2の断線が検出された場合は、フローはステップS207へ移行する。
ステップS207では、メータパネル(図示省略)等に設けられた警報発生器4が備える警報灯(図示省略)の点灯または点滅を行い、方向指示灯2に断線があることの警報を行う。この後にフローはステップS208へ移行する。
ステップS208では、検査装置10に動作チェック終了信号を出力する。この後にフローはステップS209へ移行する。
ステップS209で制御装置本体1の動作は終了する。
以上のように、制御装置本体1は検査装置10によりまず断線検出閾値IMの補正が行われ、断線検出閾値IM補正後に方向指示灯2の動作チェックが行われる。
次に図4のフローチャートにより、検査装置10が行う断線検出閾値IMの補正動作を説明する。
ステップS301では、断線検出閾値IMと、断線検出閾値IMのAD変換値(図4中ではAD値と記載)IMADを設定し、記憶部1Abに記憶させる。ここで断線検出閾値IMは断線を検出するための電流の閾値で、非断線時は電流モニタ部1Aaを流れるモニタ電流I1が断線検出閾値IM以上となり、断線時にはモニタ電流I1が断線検出閾値IM以下になることで、方向指示灯2の断線の検出を行う。断線検出閾値IMのAD変換値IMADは、計測する電流値の範囲とAD変換のビット数に基づいて算出することができる。なお、本ステップは制御装置本体1製造時にあらかじめ行っておくことも可能である。この後にフローはステップS302へ移行する。
ステップS302では、方向指示灯2断線時に電流モニタ部1Aaに流れるモニタ電流I1の理論値I1Tを算出する。I1Tは、電源電圧の値、方向指示灯2の負荷容量、前述したカレントミラー回路の係数Kに基づいて算出することができる。ここで正常時のI1の理論値をI1Nとすると、I1N>IM>I1Tの関係がある。この後にフローはステップS303へ移行する。
ステップS303では、方向指示灯2断線時に電流モニタ部1Aaに流れるモニタ電流I1の実測値I1Rを測定する。この後にフローはステップS304へ移行する。
ステップS304では、I1T、I1RのAD変換値をそれぞれI1TAD、I1RADとして算出する。この後にフローはステップS305へ移行する。
ステップS305では、断線検出閾値IMの補正量のAD変換値ΔADを次式(1)で算出する。
(1)・・・ΔAD=I1TAD−I1RAD
この後にフローはステップS306へ移行する。
ステップS306では、算出した断線検出閾値IMの補正量のAD変換値ΔADを用いて、断線検出閾値IMのAD変換値IMADの補正を行う。補正は次式(2)により行われる。
(2)・・・IMAD=IMAD−ΔAD
この後にフローはステップS307へ移行する。
ステップS307では、補正を行った断線検出閾値IMのAD変換値IMADを記憶部1Abに記憶する。この後にフローはステップS308へ移行する。
ステップS308で断線検出閾値IMの補正動作は終了する。
以上のように、方向指示灯2断線時のモニタ電流I1の理論値I1Tと実測値I1Rを比較してそのずれを算出し、あらかじめ設定した断線検出閾値IMにそのずれ分の補正を行うことで、断線検出閾値IMの補正を行う。
以上の動作により、電流モニタ部1Aaを構成する素子特性のばらつきにより電流モニタ部1Aaに流れるモニタ電流I1が変動しても、制御装置本体1は方向指示灯2の断線検出を適切に行うことが可能となる。
本実施例は、複数の種類の方向指示灯3(図示省略)に対して断線検出が可能な制御装置本体1における断線検出閾値IMの補正方法の例で、複数の種類の方向指示灯3に対してそれぞれ設定する断線検出閾値IMに対し、それより少ない数の補正値を用いて各断線検出閾値IMの補正を行うことで、補正時に要するモニタ電流I1の実測値の計測時間および計測工数の低減を図っている。なお、本実施例では、検査装置10および制御装置本体1の動作概要は第1の実施例と同一であるため、検査装置10が行う断線検出閾値IMの補正動作についてのみ図5のフローチャートを用いて説明を行う。なお、本実施例では、5種類の方向指示灯3A〜3E(図示省略)の断線検出が可能な制御装置本体1についての断線検出閾値IMの補正動作について説明する。
ステップS401では、5種類の方向指示灯3A〜3Eの各断線検出閾値IM1〜IM5と、各断線検出閾値IM1〜IM5のAD変換値(図5中ではAD値と記載)IMAD1〜IMAD5を設定し、記憶部1Abに記憶させる。5種類の方向指示灯3A〜3Eは、図6に示すように、各方向指示灯3A〜3Eを構成するバルブの負荷容量と数が異なっている。ここで断線検出閾値IM1〜IM5は断線を検出するための電流の閾値で、非断線時は電流モニタ部1Aaを流れる各モニタ電流I1が断線検出閾値IM1〜IM5以上となり、断線時には各モニタ電流I1が断線検出閾値IM1〜IM5以下になることで、方向指示灯3A〜3Eの断線の検出を行う。断線検出閾値IM1〜IM5のAD変換値IMAD1〜IMAD5は、計測する電流値の範囲とAD変換のビット数に基づいて算出することができる。なお、本ステップは制御装置本体1製造時にあらかじめ行っておくことも可能である。この後にフローはステップS402へ移行する。
ステップS402では、各方向指示灯3A〜3E断線時に電流モニタ部1Aaに流れるモニタ電流I1の理論値I1T1〜I1T5を算出する。I1T1〜I1T5の算出は、電源電圧の値、方向指示灯3A〜3Eの負荷容量、前述したカレントミラー係数Kに基づいて算出することができる。ここで正常時のI1の理論値をそれぞれI1N1〜I1N5とすると、I1N1>IM1>I1T1、I1N2>IM2>I1T2、I1N3>IM3>I1T3、I1N4>IM4>I1T4、I1N5>IM5>I1T5の関係がある。この後にフローはステップS403へ移行する。
ステップS403では、算出したI1T1〜I1T5のうち、近似値を代表する代表値を選択する。図6の場合、I1T1≒I1T2=(I1T3+I1T5)/2の関係があり、I1T4は0であるため、代表値としてI1T3、I1T5を選択する。この後にフローはステップS404へ移行する。
ステップS404では、選択したI1T3、I1T5に対応する方向指示灯3C、3Eについて、断線時に電流モニタ部1Aaに流れる電流の実測値I1R3、I1R5を測定する。この後にフローはステップS405へ移行する。
ステップS405では、I1T3、I1T5、I1R3、I1R5のAD変換値をそれぞれI1T3AD、I1T5AD、I1R3AD、I1R5ADとして算出する。この後にフローはステップS406へ移行する。
ステップS406では、各方向指示灯3A〜3Eの断線検出閾値IM1〜IM5の補正量のAD変換値ΔAD1〜ΔAD5を次式(3)〜(7)で算出する。
(3)・・・ΔAD3=I1T3AD−I1R3AD
(4)・・・ΔAD5=I1T5AD−I1R5AD
(5)・・・ΔAD1=(ΔAD3+ΔAD5)/2
(6)・・・ΔAD2=(ΔAD3+ΔAD5)/2
(7)・・・ΔAD4=0(一灯のため断線時は電流が0となり補正は不要)
この後にフローはステップS407へ移行する。
ステップS407では、算出した断線検出閾値IM1〜IM5の補正量のAD変換値ΔAD1〜ΔAD5を用いて、各方向指示灯3A〜3Eの断線検出閾値IM1〜IM5のAD変換値IMAD1〜IMAD5の補正を行う。補正は次式(8)〜(11)により行われる。
(8)・・・IMAD1=IMAD1−ΔAD1
(9)・・・IMAD2=IMAD2−ΔAD2
(10)・・・IMAD3=IMAD3−ΔAD3
(11)・・・IMAD4=IMAD4−ΔAD4
(12)・・・IMAD5=IMAD5−ΔAD5
この後にフローはステップS408へ移行する。
ステップS408では、補正を行った各方向指示灯3A〜3Eの断線検出閾値IM1〜IM5のAD変換値IMAD1〜IMAD5を記憶部1Abに記憶する。この後にフローはステップS409へ移行する。
ステップS409で各方向指示灯3A〜3Eの断線検出閾値IM1〜IM5の補正動作は終了する。
以上のように、方向指示灯3A〜3E断線時に電流モニタ部1Aaを流れるモニタ電流I1の各理論値I1T1〜I1T5と各実測値I1R1〜I1R5を比較してそのずれを算出し、あらかじめ設定した断線検出閾値IM1〜IM5にそのずれ分の補正を行うことで、断線検出閾値IM1〜IM5の補正を行う。
以上の動作により、電流モニタ部1Aaを構成する素子特性のばらつきにより電流モニタ部1Aaに流れる各モニタ電流I1が変動しても、制御装置本体1は方向指示灯3A〜3Eの断線検出を適切に行うことが可能となる。
また本実施例では5種類の方向指示灯3A〜3Eに対してそれぞれ設定する断線検出閾値IM1〜IM5に対し、方向指示灯3Cと3Eの補正値のみを用いて各断線検出閾値IM1〜IM5の補正を行うことで、本来方向指示灯3A〜3Eそれぞれについて実施を行う必要がある断線時のモニタ電流I1の実測値I1R1〜I1R5の計測時間、計測工数の低減を図っている。本実施例のように、複数の方向指示灯3において断線検出閾値IMの補正を行う場合、複数の方向指示灯3のうち断線時に流れるモニタ電流I1の理論値が近似するものまたは同等のものがある場合は、代表する方向指示灯3について断線時のモニタ電流I1の実測を行い、この値に基づいて断線検出閾値IMの補正を行うことが可能である。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、方向指示灯3の種類数、バルブ負荷容量、バルブ個数は、記載されたものに限定されるものではない。
また実施例ではAD変換を行った補正値を用いて断線検出閾値IMのAD変換値の補正を行っているが、AD変換前の補正値を用いて断線検出閾値IMの補正を行い、補正後にAD変換を行っても良い。
本発明の第1、第2の実施例のブロック図である。 本発明の第1、第2の実施例の検査装置10のフローチャートである。 本発明の第1、第2の実施例の制御装置本体1のフローチャートである。 本発明の第1の実施例における断線検出閾値補正動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施例における断線検出閾値補正動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施例の各種設定値を示した図である。
符号の説明
1 制御装置本体
1A CPU
1Aa 電流モニタ部
1Ab 記憶部
1B 駆動部
2 方向指示灯
2R 車両右側方向指示灯
2L 車両左側方向指示灯
3、3A〜3E 方向指示灯
4 警報発生器
5 方向指示灯操作スイッチ
10 検査装置

Claims (1)

  1. 外部から受け取った制御信号に基づいて車両の方向指示灯を点滅駆動する駆動部と、
    前記駆動部に並列に接続され前記駆動部に流れる電流に比例した電流が前記方向指示灯の断線検出用のモニタ電流として流れる電流モニタ部とを備え、
    前記方向指示灯の点滅操作を行う方向指示器の操作に基づいて前記駆動部に制御信号を出力して前記方向指示灯の点滅制御を行う一方、前記モニタ電流の値とあらかじめ設定された前記方向指示灯の断線検出閾値とに基づいて前記方向指示灯の断線を検出し、警報発生器により断線警報を行う車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法であって、
    前記方向指示灯断線時の前記モニタ電流の理論値を算出するとともに、該モニタ電流の実測値を測定し、前記理論値と前記実測値との差に基づいて前記断線検出閾値の補正を行うことを特徴とする車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法。
JP2005201954A 2005-07-11 2005-07-11 車両用方向指示灯制御装置の方向指示灯断線検出閾値の補正方法 Withdrawn JP2007015654A (ja)

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