JP2010132052A - 電力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリから電気負荷への電力供給が不可となる危険度合いを精度よく評価し、電気負荷への電力供給を適切に制御することが可能な電力制御装置を提供する。
【解決手段】電力制御装置7のコントローラ19は、バッテリ3の容量情報及び放電電流情報を取得し、容量情報に基づくバッテリの容量下においてバッテリの電圧を目標電圧値VM以上にするための電流閾値Ithを決定し、放電電流が電流閾値以上であるかどうかを判断し、放電電流が電流閾値以上であると判断した場合に、複数の電気負荷のうち少なくとも一部の電気負荷である制限候補負荷に流れる負荷電流を、放電電流と前記閾値との差分に応じて制限する。
【選択図】図2
【解決手段】電力制御装置7のコントローラ19は、バッテリ3の容量情報及び放電電流情報を取得し、容量情報に基づくバッテリの容量下においてバッテリの電圧を目標電圧値VM以上にするための電流閾値Ithを決定し、放電電流が電流閾値以上であるかどうかを判断し、放電電流が電流閾値以上であると判断した場合に、複数の電気負荷のうち少なくとも一部の電気負荷である制限候補負荷に流れる負荷電流を、放電電流と前記閾値との差分に応じて制限する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電力制御装置に関する。
例えば車両には、バッテリから車両内の複数の電気負荷に電力供給する車両用電力供給システムが搭載されている。近年、各種機能の電子化により車両などには多くの電気負荷が搭載される傾向にあり、それに伴って、バッテリからの電力供給不足が懸念されている。そこで、従来から、バッテリの容量を検知し、その容量が予め定めた基準値以下になった場合に、重要度の低い電気負荷への電力供給を遮断する車両用電力供給システムがある(特許文献1)。この従来技術では、予め重要度の低い複数の電気負荷を1つのグループとし、バッテリの容量が基準値以下になった場合に上記グループに属する全ての電気負荷への電力供給を一律に遮断するようにしている。
特開2003−226209公報
ところが、バッテリの容量が低くても、そのときに稼働すべき電気負荷に必要な電力が比較的に少なければ、バッテリ電圧は電気負荷を稼働可能な高い電圧値に維持される場合がある。逆に、バッテリの容量が高くても、そのときに稼働すべき電気負荷に必要な電力が比較的に多ければ、バッテリ電圧は電気負荷を稼働できない低い電圧値まで下がってしまう場合がある。従って、単にバッテリの容量に監視するだけでは、バッテリから電気負荷に電力供給ができなくなる危険度合いを精度よく評価することができない。
この点、従来技術は、バッテリの容量が基準値以下になったことのみを条件に電気負荷への電力供給を遮断するものであるため、上記危険度合いを精度よく評価することができない。しかも、その危険度合いに関係なく、同じグループに属する複数の電気負荷への電力供給を一律に遮断してしまうため、電気負荷への電力供給が必要以上に制限されてしまうおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、バッテリから電気負荷への電力供給が不可となる危険度合いを精度よく評価し、電気負荷への電力供給を適切に制御することが可能な電力制御装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、適用例1に係る電力制御装置は、バッテリから複数の電気負荷への電力供給を制御する電力制御装置であって、前記各電気負荷に対応して設けられ、前記バッテリから当該電気負荷への電力供給を入り切りする複数のスイッチと、前記スイッチをオンオフ制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記バッテリの容量に関する容量情報、及び、前記バッテリの放電電流に関する放電電流情報を取得する取得処理と、前記容量情報に基づくバッテリの容量下において前記バッテリの電圧を目標電圧値以上にするための電流閾値を決定する決定処理と、前記放電電流情報に基づき、前記放電電流が電流閾値以上であるかどうかを判断する判断処理と、前記判断処理にて前記放電電流が前記電流閾値以上であると判断された場合に、前記オンオフ制御により、前記複数の電気負荷のうち少なくとも一部の電気負荷である制限候補負荷に流れる負荷電流を制限する制限処理と、を実行する。
本適用例によれば、現在のバッテリの容量下においてバッテリの電圧を目標電圧値以上にするための電流閾値を決定し、バッテリの放電電流が、その決定した電流閾値以上であるかどうかを判断することにより、バッテリから電気負荷への電力供給の可否を実質的に判断することができる。従って、単にバッテリの容量を所定の基準値と比較するだけの従来技術に比べて、バッテリから電気負荷への電力供給ができなくなる危険度合いを精度よく判断することができ、電力供給を適切に制御することができる。
適用例2は、適用例1の電力制御装置であって、前記制限処理では、前記制限候補負荷に流れる負荷電流を前記放電電流と前記閾値との差分に応じて制限する。
本適用例によれば、放電電流が電流閾値以上であると判断された場合に、制限候補負荷に流れる負荷電流を、放電電流と電流閾値との差分に応じて制限する。従って、電気負荷への電力供給が必要以上に制限されることを抑制することができる。
適用例3は、適用例1または2の電力制御装置であって、前記制限候補負荷を複数備え、前記コントローラは、前記取得処理において、前記各制限候補負荷それぞれに流れる電流に関する負荷電流情報を取得し、前記制限処理において、前記差分及び前記負荷電流情報に基づき、前記制限候補負荷の中から電力供給を制限すべき電気負荷を選択する。
本適用例によれば、コントローラは、負荷電流情報に基づき各制限候補負荷の消費電流(稼働状態)を把握することにより、どの制限候補負荷への電力供給を制限すれば、放電電流と電流閾値との差分を相殺できるかを容易に判断することができる。
適用例4は、適用例1から3のいずれか一つの電力制御装置であって、前記コントローラは、前記制限処理により前記負荷電流を制限した場合に、その第1通知信号を出力する第1通知処理を実行する。
本適用例によれば、第1通知信号により、負荷電流が制限されていることを例えば外部機器に報知することができる。
本適用例によれば、第1通知信号により、負荷電流が制限されていることを例えば外部機器に報知することができる。
適用例5は、適用例1から4のいずれか一つの電力制御装置であって、前記コントローラは、前記制限処理を実行しても前記放電電流が前記電流閾値未満にならない場合に、その第2通知信号を出力する第2通知処理を実行する。
本適用例によれば、第2通知信号により、電気負荷への電力供給ができなくなる危険を例えば外部機器に報知することができる。
本適用例によれば、第2通知信号により、電気負荷への電力供給ができなくなる危険を例えば外部機器に報知することができる。
適用例6は、適用例1から5のいずれか一つの電力制御装置であって、前記制限候補負荷を複数備え、前記コントローラは、前記制限処理において、予め設定された優先順位に従って前記複数の制限候補負荷への電力供給の制限を順次行う。
複数の制限候補負荷がある場合、その重要度は本適用例によれば、優先順位を設けることにより、例えば重要度の低い制限候補負荷から順に、負荷電流(電力供給)の制限を行うことができる。
複数の制限候補負荷がある場合、その重要度は本適用例によれば、優先順位を設けることにより、例えば重要度の低い制限候補負荷から順に、負荷電流(電力供給)の制限を行うことができる。
適用例7は、適用例6の電力制御装置であって、前記コントローラは、外部から操作信号に基づき前記優先順位、及び、制限候補負荷の指定の少なくとも一方を変更する変更処理を実行する。
本適用例によれば、必要に応じて優先順位を変更することができる。
本適用例によれば、必要に応じて優先順位を変更することができる。
本発明によれば、バッテリから電気負荷への電力供給が不可となる危険度合いを精度よく評価し、電気負荷への電力供給を適切に制御することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照しつつ説明する。
(車両用電力供給システムの概要構成)
図1は車両用電力供給システム(以下、単に「システム1」という)の概要構成図である。このシステム1は、バッテリ3、オルタネータ5、ジャンクションボックス7(本発明の「電力制御装置」の一例)を備える。また、同図には、システム1によって電力供給される各種の電気負荷8(電装品)、エンジン電子制御ユニット(以下、単に「エンジンECU9」という)、電流センサ13、車室内に設けられた表示装置11及び操作装置14が示されている。
(車両用電力供給システムの概要構成)
図1は車両用電力供給システム(以下、単に「システム1」という)の概要構成図である。このシステム1は、バッテリ3、オルタネータ5、ジャンクションボックス7(本発明の「電力制御装置」の一例)を備える。また、同図には、システム1によって電力供給される各種の電気負荷8(電装品)、エンジン電子制御ユニット(以下、単に「エンジンECU9」という)、電流センサ13、車室内に設けられた表示装置11及び操作装置14が示されている。
バッテリ3は、例えば鉛蓄電池であって、ヒューズ15を介してオルタネータ5に接続されており、バッテリ3は、エンジン作動中、その充電量に応じてオルタネータ5により充電される。バッテリ3とグランドラインとの間に電流センサ13が接続されている。この電流センサ13は、温度センサを内蔵しており、バッテリ3の放電電流に応じた電流信号、及び、周囲温度に応じた温度信号をエンジンECU9に出力する。
(1)エンジンECU
エンジンECU9は、バッテリ3の端子電圧(以下、「バッテリ電圧」という)を把握し、また、電流センサ13からの電流信号及び温度信号によってバッテリ3の放電電流、充電電流、周囲温度を把握する。そして、エンジンECU9は、このバッテリ電圧、放電電流、充電電流、及び、周囲温度に基づき、バッテリ3の充電状態(SOC 本実施形態では定格の充電容量に対する割合(パーセント)で示すものとする)、劣化状態(SOH)を判定し、その判定結果からバッテリ3の容量を評価する。
エンジンECU9は、バッテリ3の端子電圧(以下、「バッテリ電圧」という)を把握し、また、電流センサ13からの電流信号及び温度信号によってバッテリ3の放電電流、充電電流、周囲温度を把握する。そして、エンジンECU9は、このバッテリ電圧、放電電流、充電電流、及び、周囲温度に基づき、バッテリ3の充電状態(SOC 本実施形態では定格の充電容量に対する割合(パーセント)で示すものとする)、劣化状態(SOH)を判定し、その判定結果からバッテリ3の容量を評価する。
SOCの測定方法は様々なものが公知になっており、いずれの測定方法を利用してもよい。その一例を説明する。エンジンECU9は、図示しないイグニッションスイッチがオンされたエンジン始動時には、例えばイグニッションスイッチをオンした直後のバッテリ電圧(開回路電圧)に基づきSOCを判定する。開回路電圧とSOCとはほぼ比例関係を有するので、開回路電圧に基づきSOCを判定することができる。
次に、エンジンECU9は、通常走行時やアイドリングストップ時には、バッテリ3から放電電流の積算値、及び、充電電流の積算値からSOCを判定する。具体的には、エンジンECU9は、エンジン始動後、バッテリ3の放電電流を積算するとともに、バッテリ電圧に基づきオルタネータ5からバッテリ3への充電電流を積算する。そして、エンジン始動時に求めた上記SOCに対し、放電電流の積算値を減算し、充電電流の積算値を加算することにより、エンジン始動後のSOCを判定することができる。
SOHは、例えばエンジン始動直後に、バッテリ3の放電電流とバッテリ電圧とを把握し、それらからバッテリ3のインピーダンスを算出することにより判定することができる。本実施形態では、エンジンECU9は、バッテリ3の容量は、主としてSOCの値により評価し、そのSOCの値は、SOH及び周囲温度に対する変化特性に基づき補正する。
(2)ジャンクションボックス
ジャンクションボックス7は、複数(図1では5つ)のIPS(Intelligent Power Switch 本発明の「スイッチ」の一例)17と、コントローラ19とを備え、バッテリ3から複数の電気負荷8への電力供給を制御する。なお、コントローラ19は、マイコンを内蔵して構成されたものであっても、ASIC(特定用途向け集積回路)などのハードウエアによって構成されたものであってもよい。
ジャンクションボックス7は、複数(図1では5つ)のIPS(Intelligent Power Switch 本発明の「スイッチ」の一例)17と、コントローラ19とを備え、バッテリ3から複数の電気負荷8への電力供給を制御する。なお、コントローラ19は、マイコンを内蔵して構成されたものであっても、ASIC(特定用途向け集積回路)などのハードウエアによって構成されたものであってもよい。
各IPS17は、半導体スイッチ素子としてのパワーMOSFET25(本発明の「スイッチ」の一例)、センスMOSFET27を有する。パワーMOSFET25は、バッテリ3と電気負荷8との間に接続され、このパワーMOSFET25をオンオフすることにより、電気負荷8に対する通電と非通電とを切り替えることができる。センスMOSFET27には、パワーMOSFET25及び電気負荷8に流れる負荷電流に応じたレベルのセンス電流が流れる。
なお、パワーMOSFET25及びセンスMOSFET27は次のような構成になっている。ドレイン端子同士がバッテリ3に共通接続される複数のMOSFETのうち、ほとんどのMOSFET群が、ソース端子を電気負荷8に共通接続することでパワーMOSFET25として構成され、残りのMOSFET群が、ソース端子をコントローラ19に共通接続することでセンスMOSFET27として構成されている。また、パワーMOSFET25及びセンスMOSFET27のソース端子同士は、コントローラ19に内蔵された同電位回路(図示せず)により互いに同電位とされている。これにより、パワーMOSFET25に流れる負荷電流に対してほぼ安定した一定比率(パワーMOSFET25を構成するMOSFET群の数と、センスMOSFET27を構成するMOSFET群の数との比 以下、これを「センス比」ともいう)のセンス電流をセンスMOSFET27に流すことができる。
コントローラ19は、メモリ19Aを有するとともに、エンジンECU9とデータ通信可能に接続され、このエンジンECU9から、バッテリ3の容量に関する容量情報、放電電流に関する放電電流情報を取得できるようになっている。また、コントローラ19は、車室内に設けられた表示装置11(例えばカーナビゲーションシステムのマルチディスプレイやメータパネル内の表示部)及び操作装置14に接続されている。
コントローラ19は、各電気負荷8に対する操作信号を上記操作装置14から受けると、その電気負荷8に対応するパワーMOSFET25及びセンスMOSFET27のゲート端子に制御信号(例えばPWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)信号)を与えることで、パワーMOSFET25及びセンスMOSFET27をオンオフ制御する。これにより、各電気負荷8の入り切り及び動作量の調整を行うことができる。また、コントローラ19は、センスMOSFET27からソース端子を介してセンス電流(本発明の「負荷電流情報」の一例)を取得する。
(電気負荷の種類、及び、グループ分けについて)
図1には、電気負荷8としては、電動パワーステアリング(以下「EPS」という)8A、衝突被害を軽減するためのプリクラッシュ8B、電動ファン8C、ヘッドライト8D、ワイパー用駆動モータ8E、エアコンディショニング装置(以下、「エアコン」という)8F、デフォッガ8G、シートヒータ8Hが例示されている。なお、これらの電気負荷8の中には、電子制御ユニットを介して制御されるものがあるが、図1では省略してある。
図1には、電気負荷8としては、電動パワーステアリング(以下「EPS」という)8A、衝突被害を軽減するためのプリクラッシュ8B、電動ファン8C、ヘッドライト8D、ワイパー用駆動モータ8E、エアコンディショニング装置(以下、「エアコン」という)8F、デフォッガ8G、シートヒータ8Hが例示されている。なお、これらの電気負荷8の中には、電子制御ユニットを介して制御されるものがあるが、図1では省略してある。
本実施形態では、電気負荷8は、重要度の程度に応じて例えば次の3つのグループに分けられている。
第1グループ:車両走行において極めて重要であり、電力遮断を避けるべき電気負荷8の集合体であり、EPS8A、プリクラッシュ8B、電動ファン8Cが含まれる。
第2グループ:外部環境などによって重要度が変化し、その外部環境によっては運転手による操作装置14での操作によって入り切りが可能な電気負荷8の集合体であり、ヘッドライト8D、ワイパー用駆動モータ8Eが含まれる。
第3グループ:重要度が比較的に低い電気負荷8の集合体であり、エアコン8F<3>、デフォッガ8G<2>、シートヒータ8H<1>が含まれる。なお、<>内は電力遮断の優先順位を示す。
第1グループ:車両走行において極めて重要であり、電力遮断を避けるべき電気負荷8の集合体であり、EPS8A、プリクラッシュ8B、電動ファン8Cが含まれる。
第2グループ:外部環境などによって重要度が変化し、その外部環境によっては運転手による操作装置14での操作によって入り切りが可能な電気負荷8の集合体であり、ヘッドライト8D、ワイパー用駆動モータ8Eが含まれる。
第3グループ:重要度が比較的に低い電気負荷8の集合体であり、エアコン8F<3>、デフォッガ8G<2>、シートヒータ8H<1>が含まれる。なお、<>内は電力遮断の優先順位を示す。
そして、第3グループに属する電気負荷群が、後述する遮断処理(図2のS60)において電力遮断される候補の電気負荷8(本発明の「制限候補負荷」の一例 以下、「遮断候補負荷8'」という)とされ、また、その電力遮断の優先順位が設定されている。本実施形態では、この優先順位は、運転手にとって感知し難いものを上位としている。そして、グループ分け、遮断候補負荷8'の指定、優先順位に関する設定情報がメモリ19Aに記憶されている。なお、この設定情報は変更することができるようになっている。例えば、コントローラ19は、運転手の操作により操作装置14から出力される操作信号に基づきメモリ19A内の上記設定情報を書き換え更新する。
(電力制御の内容)
コントローラ19は、例えば操作装置14から図示しないイグニッションスイッチがオンされたことを示す操作信号を受けると、図2に示す電力制御処理を実行する。この電力制御処理は、例えばイグニッションスイッチがオフされたことを示す操作信号を受けるまで繰り返し実行される。
コントローラ19は、例えば操作装置14から図示しないイグニッションスイッチがオンされたことを示す操作信号を受けると、図2に示す電力制御処理を実行する。この電力制御処理は、例えばイグニッションスイッチがオフされたことを示す操作信号を受けるまで繰り返し実行される。
コントローラ19は、まずS10でエンジンECU9から各遮断候補負荷8'の負荷電流情報を取得する。具体的には、エアコン8F、デフォッガ8G、シートヒータ8Hに対応するIPS17F〜17Hからのセンス電流量を取得する。そして、S20で、それらの各センス電流量及び上記センス比から遮断候補負荷8'ごとの負荷電流量を把握し、それらの負荷電流量の合計(以下、「総負荷電流量」という)を算出する。次に、S30では、エンジンECU9からバッテリ3の容量情報及び放電電流情報を取得する(本発明の「取得処理」の一例)。
S40では、電流閾値Ithを決定する。電流閾値Ithは、上記容量情報により把握されるバッテリ3の現在の容量下において、バッテリ電圧が目標電圧値VMであるときの放電電流量である。この目標電圧値VMは、少なくともバッテリ3の放電終止電圧よりも高い値であり、本実施形態では、電気負荷8を駆動できなくなる限界電圧値よりも高い値に設定されている。
図3は、バッテリ3の容量と電流閾値Ithとの関係を示すグラフであり、縦軸は電圧値を示し、横軸は電流値を示す。この図では、バッテリ3のSOCが30%、50%、100%の場合のV−I特性線が例示されている。同図に示すように、電流閾値Ithは、バッテリ3の容量に応じて変化する。具体的には、電流閾値Ithは、バッテリ3の容量が高いほど、大きくなる(図3ではIth1,Ith2,Ith3と示してある)。
メモリ19Aには、バッテリ3の容量(SOC)と電流閾値Ithとの対応関係情報(例えば、対応テーブルや、演算式情報)が記憶されている。そして、コントローラ19は、上記対応関係情報に基づき、容量情報により把握されるバッテリ3の現在の容量に対応する電流閾値Ithを決定する(本発明の「決定処理」の一例)。そしてS50に進む。
S50では、上記放電電流情報により把握されるバッテリ3の現在の放電電流量が、S40で決定された電流閾値Ith以上かどうかを判断する(本発明の「判断処理」の一例)。そして、放電電流量が電流閾値Ith未満であれば(S50:NO)、稼働すべき電気負荷8(特に重要度の高い第1グループに属するもの)を駆動できなくなる危険はほとんどないとみなしてS10に戻る。一方、放電電流量が電流閾値Ith以上であれば(S50:YES)、上記電気負荷8のいずれかを駆動できなくなる危険度合いが高いとみなし、S60に進む。
S60では、実際に電力を遮断すべきものを、放電電流量と電流閾値Ithとの差分量に応じて遮断候補負荷8'の中から選択する。具体的には、コントローラ19は、放電電流量と電流閾値Ithとの差分量を算出し、当該差分量、及び、上記S10で把握した各遮断候補負荷8'ごとの負荷電流量に基づき、上記優先順位に従って、電力を遮断すべき遮断候補負荷8'を選択する。そして、その選択された遮断候補負荷8'に対応するIPS17をオフ状態に保持することにより、当該遮断候補負荷8'への電力供給を遮断する(本発明の「制限処理」の一例)。これにより、放電電流量が電流閾値Ith未満にならない限り、操作装置14からの操作信号に関係なく、IPS17を強制的にオン状態に保持する強制遮断の状態が維持される。そしてS70に進む。
S70では、放電電流量と電流閾値Ithとの上記差分量が、上記S20で算出した総負荷電流量を超えるかどうかを判断する。差分量が総負荷電流量以下であれば(S70:NO)、上記S60の遮断処理の実行により、バッテリ3の放電電流を電流閾値Ith未満に減少させて、電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避できるとみなし、S90に進む。S90では、表示装置11に第1通知信号を与えて、当該表示装置11に、例えば強制遮断を実行中である旨(注意)、及び、その遮断対象の負荷の識別情報などを表示させる(本発明の「第1通知処理」の一例)。これにより、例えば、運転手は、特定の電気負荷8をオンできない理由を知ることができる。そしてS10に戻る。
一方、差分量が総負荷電流量を超えれば(S70:YES)、上記S60の遮断処理を実行しても、バッテリ3の放電電流を電流閾値Ith未満に減少させることはできず、電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避できていないとみなし、S80に進む。S80では、表示装置11に第2通知信号を与えて、当該表示装置11に、S90と同様の表示の他に、電気負荷8が駆動できなくなる危険がある旨(警告)、及び、第2グループに属するヘッドライト8D、ワイパー用駆動モータ8Eのいずれかへの電力供給を制限(遮断を含む)する操作を促す旨などを表示させる(本発明の「第2通知処理」の一例)。これにより、運転手は、電気負荷8への電力供給ができなくなる危険が高いことを知ることができる。そしてS10に戻る。
このような表示に対して、運転手が、例えばヘッドライト8Dの発光レベルを下げる、若しくは、オフにするための操作を操作装置14にて行うことにより、バッテリ3の放電電流が電流閾値Ith未満に減少すれば(S50:NO)、上記危険を回避できる。万一、バッテリ3の放電電流が電流閾値Ith以上のままであれば(S50:YES、且つ、S70:YES)、再びS80に進み、更なる警告表示を行う。
次に、例えば図3に示すように、バッテリ3の現在の放電電流量が「Ip」であった場合を例に挙げて説明する。このときのバッテリ3のSOCが100%であれば、その現在の放電電流量と電流閾値Ith3との差分量は比較的に小さい。このため、コントローラ19は、優先順位が最上位のシートヒータ8Hへの電力供給のみを遮断する(S60)ことで電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避でき、表示装置11にシートヒータ8Hが強制遮断されている旨を表示させる(S90)。
バッテリ3のSOCが50%であれば、その現在の放電電流量と電流閾値Ith2との差分量はある程度大きくなる。このため、コントローラ19は、優先順位が最上位のシートヒータ8Hに加えて、2位のデフォッガ8Gへの電力供給を遮断する(S60)ことで電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避でき、表示装置11にシートヒータ8H及びデフォッガ8Gが強制遮断されている旨を表示させる(S90)。
バッテリ3のSOCが30%であれば、その現在の放電電流量と電流閾値Ith1との差分量は比較的に大きくなる。このため、コントローラ19は、優先順位が最上位のシートヒータ8H、2位のデフォッガ8G、及び、3位のエアコン8Fへの電力供給を遮断する(S60)ことで電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避でき、表示装置11にシートヒータ8H、デフォッガ8G及びエアコン8Fが強制遮断されている旨を表示させる(S90)。
万一、シートヒータ8H、デフォッガ8G及びエアコン8Fを強制遮断しても、まだ電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避できない場合には、強制遮断表示とともに上記警告表示を表示装置11にさせる。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態によれば、現在のバッテリ3の容量下においてバッテリ電圧を目標電圧値VMにするための電流閾値Ithを決定し、バッテリ3の放電電流が、その決定した電流閾値Ith以上であるかどうかを判断する。これにより、バッテリ3から電気負荷8への電力供給の可否を実質的に判断することができる。従って、単にバッテリ3の容量を所定の基準値と比較するだけの従来技術に比べて、バッテリ3から電気負荷8への電力供給ができなくなる危険度合いを精度よく判断することができ、電力供給を適切に制御することができる。
(1)本実施形態によれば、現在のバッテリ3の容量下においてバッテリ電圧を目標電圧値VMにするための電流閾値Ithを決定し、バッテリ3の放電電流が、その決定した電流閾値Ith以上であるかどうかを判断する。これにより、バッテリ3から電気負荷8への電力供給の可否を実質的に判断することができる。従って、単にバッテリ3の容量を所定の基準値と比較するだけの従来技術に比べて、バッテリ3から電気負荷8への電力供給ができなくなる危険度合いを精度よく判断することができ、電力供給を適切に制御することができる。
しかも、本実施形態は、放電電流が電流閾値Ith以上であると判断された場合に、遮断候補負荷8'に流れる負荷電流を、放電電流と電流閾値Ithとの差分に応じて遮断する。従って、電気負荷8への電力供給が必要以上に制限されることを抑制することができる。
(2)本実施形態に対する比較例として次の構成が考えられる。即ち、遮断候補負荷8'の負荷電流量を、センシングせずに予め見積もっておいて、その見積量に基づいて遮断すべく遮断候補負荷8'を選択する構成である。この比較例では、見積量と実際の負荷電流量との乖離に応じた誤差が生じる。これに対して、本実施形態によれば、コントローラ19は、実際にセンシングした負荷電流情報に基づき各遮断候補負荷8'の消費電流(稼働状態)を把握することにより、どの遮断候補負荷8'への電力供給を制限すれば、放電電流と電流閾値Ithとの差分を相殺できるかを容易かつ正確に判断することができる。
(3)また、遮断候補負荷8'を強制遮断する優先順位を設けることにより、例えば重要度の低い遮断候補負荷8'から順に、負荷電流(電力供給)の遮断を行うことができる。更に、上述したように、優先順位や、電気負荷8のグループ分けを、ユーザの希望などに応じて変更できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
(1)上記実施形態では、本発明を「車両用」の電力供給システム1に適用した例を説明したが、本発明はこれに限られない。例えばパーソナルコンピュータなどの携帯端末など、他の電気機器に備えられた電力供給システムにも本発明は適用可能である。
(2)上記実施形態では、コントローラ19は、エンジンECU9からバッテリ3の容量に関する容量情報を取得したが、本発明はこれに限られない。コントローラ19自身がバッテリ電圧、放電電流、周囲温度等に基づきバッテリ3の容量を計算して取得するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、パワーMOSFET25をオンオフ制御することにより、電気負荷8への電力供給の入り切りを行ったが、本発明の「スイッチ」はこれに限られない。バイポーラトランジスタなど、他の半導体スイッチ素子であってもよい。また、機械リレーであってもよい。
(4)上記実施形態では、ジャンクションボックス7は、電流検出部として機能するセンスMOSFETを備える構成であったが、本発明の「電力制御装置」はこれに限られない。例えば、電流検出部がジャンクションボックスの外部に設けられており、ジャンクションボックスは、当該電流検出部から電流検出信号(負荷電流情報)を取得する構成であってもよい。また、電流検出方式は、上記実施形態のようなセンスMOS方式に限られない。例えば負荷電流路に設けた抵抗の電圧降下分に基づき負荷電流を検出する、いわゆるシャント方式であってもよい。
(4)上記実施形態では、ジャンクションボックス7は、電流検出部として機能するセンスMOSFETを備える構成であったが、本発明の「電力制御装置」はこれに限られない。例えば、電流検出部がジャンクションボックスの外部に設けられており、ジャンクションボックスは、当該電流検出部から電流検出信号(負荷電流情報)を取得する構成であってもよい。また、電流検出方式は、上記実施形態のようなセンスMOS方式に限られない。例えば負荷電流路に設けた抵抗の電圧降下分に基づき負荷電流を検出する、いわゆるシャント方式であってもよい。
(5)上記実施形態では、電気負荷8を駆動できなくなる危険度合いが高い場合には、遮断候補負荷8'への電力供給を遮断したが、本発明はこれに限られない。遮断しなくても、例えば上記差分量に応じた量だけ負荷電流量を減少させるようにしてもよい。例えばエアコン8Fの強度を減少させたり、シートヒータ8Hの目標温度を下げたりする。要するに負荷電流を差分量に応じて制限すればよい。
(6)上記実施形態では、S70で、S10で取得した放電電流量及び電流閾値Ithの間における差分量と、S20で算出した総負荷電流量との比較により、電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避できたかどうかを判断したが、本発明はこれに限られない。例えば、S60の後に、バッテリ3の放電電流情報を再び取得し、それより把握される放電電流と電流閾値Ithとを比較することにより、電気負荷8を駆動できなくなる危険を回避できたかどうかを判断してもよい。但し、高速処理を重視するならば、バッテリ3の放電電流情報を再び取得しない上記実施形態の方が好ましい。
3...バッテリ
7...ジャンクションボックス(電力制御装置)
8...電気負荷
8'...遮断候補負荷(制限候補負荷)
19...コントローラ
25...パワーMOSFET(スイッチ)
Ith...電流閾値
VM...目標電圧値
7...ジャンクションボックス(電力制御装置)
8...電気負荷
8'...遮断候補負荷(制限候補負荷)
19...コントローラ
25...パワーMOSFET(スイッチ)
Ith...電流閾値
VM...目標電圧値
Claims (7)
- バッテリから複数の電気負荷への電力供給を制御する電力制御装置であって、
前記各電気負荷に対応して設けられ、前記バッテリから当該電気負荷への電力供給を入り切りする複数のスイッチと、
前記スイッチをオンオフ制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記バッテリの容量に関する容量情報、及び、前記バッテリの放電電流に関する放電電流情報を取得する取得処理と、
前記容量情報に基づくバッテリの容量下において前記バッテリの電圧を目標電圧値以上にするための電流閾値を決定する決定処理と、
前記放電電流情報に基づき、前記放電電流が電流閾値以上であるかどうかを判断する判断処理と、
前記判断処理にて前記放電電流が前記電流閾値以上であると判断された場合に、前記オンオフ制御により、前記複数の電気負荷のうち少なくとも一部の電気負荷である制限候補負荷に流れる負荷電流を制限する制限処理と、を実行する、電力制御装置。 - 請求項1記載の電力制御装置であって、
前記制限処理では、前記制限候補負荷に流れる負荷電流を前記放電電流と前記閾値との差分に応じて制限する。 - 請求項1または2に記載の電力制御装置であって、
前記制限候補負荷を複数備え、
前記コントローラは、前記取得処理において、前記各制限候補負荷それぞれに流れる電流に関する負荷電流情報を取得し、
前記制限処理において、前記差分及び前記負荷電流情報に基づき、前記制限候補負荷の中から電力供給を制限すべき電気負荷を選択する。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御装置であって、
前記コントローラは、前記制限処理により前記負荷電流を制限した場合に、その第1通知信号を出力する第1通知処理を実行する。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の電力制御装置であって、
前記コントローラは、前記制限処理を実行しても前記放電電流が前記電流閾値未満にならない場合に、その第2通知信号を出力する第2通知処理を実行する。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の電力制御装置であって、
前記制限候補負荷を複数備え、
前記コントローラは、前記制限処理において、予め設定された優先順位に従って前記複数の制限候補負荷への電力供給の制限を順次行う。 - 請求項6に記載の電力制御装置であって、
前記コントローラは、外部から操作信号に基づき前記優先順位、及び、制限候補負荷の指定の少なくとも一方を変更する変更処理を実行する。
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- 2008-12-03 JP JP2008308120A patent/JP2010132052A/ja active Pending
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