JP5404579B2 - 揚重装置およびその制御方法、これを応用した機械式立体駐車場 - Google Patents
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即ち、本発明に係る揚重装置は、上下搬送される被搬送物を上昇させる力行運転と、該被搬送物を下降させながら回生電力を発生させる回生運転とを行うモータと、前記モータに電力を供給する電源手段と、前記回生電力を蓄電する蓄電手段と、ユーザーにより前記力行運転および前記回生運転の種別が入力される操作手段と、前記蓄電手段における蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、前記操作手段から入力される運転種別信号および前記蓄電量検出手段から入力される蓄電量信号に基づいて前記モータの制御を行う制御手段と、備え、前記制御手段は、前記力行運転時においては、前記電源手段の電力よりも前記蓄電手段に蓄電された電力を優先させて前記モータに供給し、所定の力行運転動作を行うにあたって、前記蓄電手段の蓄電量が不足している場合には、前記電源手段の電力を併用して前記モータに供給することにより、前記蓄電手段の蓄電量不足を補うように制御するとともに、前記力行運転の開始に先立ち、前記蓄電手段の電力が不足しており、かつそれを該力行運転中に前記電源手段の電力により補うには前記電源手段の使用電力量が予め設定された許容電力量を超えてしまうと見込まれる場合には、該力行運転中に前記電源手段の使用電力量が前記許容電力量を超えてしまわないように、該力行運転の開始前に、前記電源手段の電力により前記蓄電手段を予め補充電してから力行運転を開始する制御を行う一方、前記回生運転時においては、前記蓄電手段が満蓄電状態になるまでの間は前記回生電力を該蓄電手段に充電させ、該蓄電手段が満蓄電状態になったら該回生電力を前記電源手段側に返電するように制御することを特徴とする。
また、制御手段は、所定の力行運転動作を行うにあたり、蓄電手段の蓄電量が不足している場合には、電源手段の電力を併用してモータに供給することにより、蓄電手段の蓄電量不足を補うように制御するため、例えば電源手段が商用電源である場合には、その受電契約電力量を、商用電源のみでは単独で力行運転ができないレベルまで抑えることも可能であり、ランニングコスト(固定費)を低減することができる。
さらに、制御手段は、力行運転の開始に先立ち、蓄電手段の電力が不足しており、かつそれを該力行運転中に補うには前記電源手段の使用電力量が予め設定された許容電力量を超えてしまうと見込まれる場合には、該力行運転中に前記電源手段の使用電力量が前記許容電力量を超えてしまわないように、該力行運転の開始前に、電源手段の電力により蓄電手段を予め補充電してから力行運転を行わせる制御を行うが、この時に電源手段から蓄電手段に供給される電力は、1回分の力行運転ができる電力でよい。
このため、蓄電手段の補充電のために電源手段から供給される電力を少なくすることができる。したがって、最大必要電力を少なくすることができ、電源手段が商用電源である場合には、予め設定された許容電力量、即ち電力会社との受電契約電力量を小さくして基本料金を安くし、ランニングコストを低減させて経済性を高めることができる。しかも蓄電手段を大型化させる必要がなくなるため、コンパクトでコストの掛からない構成にすることができる。
図1は、本発明に係る揚重装置の第1実施形態としての機械式立体駐車場を示す概略構成図である。この機械式立体駐車場1は、複数の車両2を収容可能なエレベータ式の立体駐車場施設であり、地上階に車両の入出庫口3が開口する駐車塔4を備えている。この駐車塔4の地上階の床面には車両2の方向を転換させるターンテーブル5が設置されている。ターンテーブル5は、地上階の床面に形成された凹状のピット6内に旋回板7と旋回用モータ8と車重計測機9(重量計測手段)が設けられた構成である。
この機械式立体駐車場1の電源は、例えば交流200Vの商用電源23である。この商用電源23からは、予め設定された許容電力量まで使用することができる。許容電力量とは、電力会社との受電契約電力量のことであり、その量が多くなるほど受電契約の基本料金が高くなる。このため、受電契約電力量を必要最小限に抑えることにより、機械式立体駐車場1のランニングコストを削減することができる。
また、制御装置36は、力行運転の開始に先立ち、二次電池32の電力が不足しており、かつそれを力行運転中に商用電源23の電力で補うには商用電源23の使用電力量が予め設定された許容電力量(受電契約電力量)を超えてしまうと見込まれる場合には、力行運転中に二次電池32の使用電力量が受電契約電力量を超えてしまわないように、力行運転の開始前に商用電源23の電力により二次電池32を予め素早く補充電してから二次電池32の電力によりモータ17に力行運転を行わせる制御を行う。
一方、制御装置36は、モータ17の回生運転時(出庫時)には、二次電池32が満蓄電状態になるまでの間はモータ17が発生させた回生電力を二次電池32に充電させ、二次電池32が満蓄電状態になった以降は回生電力を商用電源23側に返電する制御を行う。
この制御の流れを順に説明すると、ユーザーが操作盤37に入庫または出庫の種別が入力されて制御が開始されると、まずステップS1で上記運転種別信号に基づき、力行運転(入庫)か否かを判定する(力行運転判定ステップ)。
図4は、本発明に係る揚重装置の第2実施形態としての機械式立体駐車場を示す概略構成図である。この機械式立体駐車場41において、図1に示す第1実施形態の機械式立体駐車場1と異なる点は、DCバスライン25に、モータ8,17,29を駆動するインバータ26,27,28の他に、充電用設備42が接続され、この充電用設備42が、制御装置36に制御されながら駐車塔4内に駐車する電動車両2Aを充電できるようになっている点のみであり、その他の構成は同一であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
2 車両(被搬送物)
2A 電動車両
4 駐車塔
5 ターンテーブル
9 車重計測機(重量計測手段)
12 車両格納棚
17 モータ
20 カウンタウェイト
23 商用電源(電源手段)
26,27,28 インバータ
32 二次電池(蓄電手段)
33 電流計(蓄電量検出手段)
34 電圧計(蓄電量検出手段)
36 制御装置(制御手段)
37 操作盤(操作手段)
39 表示装置(効果表示手段)
42 充電用設備
S1 力行運転判定ステップ
S2 蓄電量判定ステップ
S3 補充電ステップ
S4 力行運転ステップ
S5 蓄電余地判定ステップ
S6 充電回生運転ステップ
S7 返電回生運転ステップ
Claims (8)
- 上下搬送される被搬送物を上昇させる力行運転と、該被搬送物を下降させながら回生電力を発生させる回生運転とを行うモータと、
前記モータに電力を供給する電源手段と、
前記回生電力を蓄電する蓄電手段と、
ユーザーにより前記力行運転および前記回生運転の種別が入力される操作手段と、
前記蓄電手段における蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、
前記操作手段から入力される運転種別信号および前記蓄電量検出手段から入力される蓄電量信号に基づいて前記モータの制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記力行運転時においては、前記電源手段の電力よりも前記蓄電手段に蓄電された電力を優先させて前記モータに供給し、所定の力行運転動作を行うにあたって、前記蓄電手段の蓄電量が不足している場合には、前記電源手段の電力を併用して前記モータに供給することにより、前記蓄電手段の蓄電量不足を補うように制御するとともに、
前記力行運転の開始に先立ち、前記蓄電手段の電力が不足しており、かつそれを該力行運転中に前記電源手段の電力により補うには前記電源手段の使用電力量が予め設定された許容電力量を超えてしまうと見込まれる場合には、該力行運転中に前記電源手段の使用電力量が前記許容電力量を超えてしまわないように、該力行運転の開始前に、前記電源手段の電力により前記蓄電手段を予め補充電してから力行運転を開始する制御を行う一方、
前記回生運転時においては、前記蓄電手段が満蓄電状態になるまでの間は前記回生電力を該蓄電手段に充電させ、該蓄電手段が満蓄電状態になったら該回生電力を前記電源手段側に返電するように制御することを特徴とする揚重装置。 - 前記補充電時における充電量は、前記蓄電手段の蓄電量が、前記電源手段の電力との併用によって前記モータの1回分の力行運転を実行できるだけの最低必要蓄電量に達するまでであることを特徴とする請求項1に記載の揚重装置。
- 前記蓄電手段に前記回生電力が充放電される時に、該回生電力の充放電による経済面または環境保全面の少なくとも一方の効果を数値で前記操作手段に表示する効果表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の揚重装置。
- 前記被搬送物の重量を計測する重量計測手段をさらに有し、前記制御手段は、該重量計測手段による重量計測結果を基にして前記蓄電手段への補充電量を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の揚重装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の揚重装置を応用し、前記被搬送物である車両を前記モータの動力で昇降させ、上下方向に複数段設けられた車両格納棚に入出庫させることを特徴とする機械式立体駐車場。
- 前記車両が契約車両であり、その車種と前記車両格納棚の位置が決まっている場合には、各車両の車重から、これら各車両を入出庫させるのに必要な前記蓄電手段の最低必要蓄電量を個別に算出して予め前記制御手段に記憶させておき、前記制御手段は、この最低必要蓄電量が前記蓄電手段に蓄電されていない時には、この最低必要蓄電量に達するまで前記電源手段の電力により前記蓄電手段を予め補充電してから力行運転を実行することを特徴とする請求項5に記載の機械式立体駐車場。
- 前記車両が充電を要する電動車両である場合に、該電動車両を充電するための充電用設備をさらに有し、前記制御手段は、該充電用設備への通電指示がある場合には、前記蓄電手段に、少なくとも前記電源手段の電力との併用によって1回分の力行運転を実行可能な蓄電量を常時確保させながら、該蓄電手段の電力によって前記充電用設備への電力供給を行うように制御することを特徴とする請求項5または6に記載の機械式立体駐車場。
- 請求項1に記載の揚重装置において、前記制御手段による制御には、
前記操作手段からの運転種別信号に基づき、力行運転か否かを判定する力行運転判定ステップと、
前記力行運転判定ステップが肯定判定(力行運転)の場合に、前記蓄電量検出手段からの蓄電量信号に基づき、前記蓄電手段の蓄電量が、少なくとも前記電源手段の電力との併用によって1回分の力行運転を実行するのに足りるか否かを判定する蓄電量判定ステップと、
前記蓄電量判定ステップが否定判定の場合に、前記蓄電手段が少なくとも前記電源手段の電力との併用によって1回分の力行運転を実行可能な蓄電量を確保するまで前記電源手段の電力により該蓄電手段を補充電する補充電ステップと、
前記蓄電量判定ステップが肯定判定の場合に力行運転を行う力行運転ステップと、
前記力行運転判定ステップが否定判定(回生運転)の場合に、前記蓄電量検出手段からの蓄電量信号に基づき、前記蓄電手段が前記回生電力を蓄電可能な充電余地を有するか否かを判定する蓄電余地判定ステップと、
前記蓄電余地判定ステップが肯定判定の場合に、前記回生電力を前記蓄電手段に充電しながら回生運転を行う充電回生運転ステップと、
前記蓄電余地判定ステップが否定判定の場合に、前記回生電力を前記電源手段側に返電しながら回生運転を行う返電回生運転ステップと、
を有することを特徴とする揚重装置の制御方法。
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JP2010248525A JP5404579B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 揚重装置およびその制御方法、これを応用した機械式立体駐車場 |
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