JP5404500B2 - レンズ研磨装置 - Google Patents

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本発明はレンズの光学面を非球面に研磨するレンズ研磨装置に関する。
少ない枚数のレンズ構成で諸収差を改善するために、様々な光学系中に非球面レンズが多用されている。プラスチックレンズや外径が数ミリ程度のガラスレンズでは、射出成形やプレス成形などによって非球面レンズが比較的容易に得られるが、例えば外径が数十ミリ以上になるとガラスレンズの非球面化は非常に困難になる。従来、このようなガラス製の非球面レンズは、特許文献1,2で知られるように特別な工具を用い、レンズ面を部分的に加工しながら所期の非球面形状を得ている。また、特許文献3には、非球面レンズに仕上げる前段階のプリフォームレンズを研削により整形する手法が開示されている。
特開2002−370147号公報 特開2003−048153号公報 特開2008−168402号公報
特許文献1,2に記載された手法では、基本的に非球面全体に座標設定を行い、各々の座標位置ごとに光軸方向の非球面データを対応づけて座標位置ごとに加工を施していかなければならず、製造に時間がかかるだけでなく設備コストも高いという欠点がある。また、部分的な加工の累積で最終的な非球面形状が決まるため、滑らかな非球面形状を得ようとするとデータ量が膨大になるという難点がある。
一方、特許文献3記載の手法は、レンズ素材を光軸中心に回転させ、その被加工面に非球面形状に倣った研削面を有する砥石を回転させながら押し当てて切削を行うようにしているが、研削によるレンズ表面には筋状の研削痕や微細な凹凸、又はクラックが入り、プリフォームレンズに要求される非球面形状を得るには有用であるが、そのまま光学面として用いることは難しい。また、被加工面全体に砥石を一律に摺接させると、被加工面上で研削方向が変化して研削痕が交差してしまい、レンズ面が粗くなる。このため、被加工面に対して砥石を部分的に摺接させなくてはならず、そのまま光学面として利用できるような滑らかで連続性のある非球面に仕上げることができず、また凹形状の非球面を加工することができないという難点がある。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、その目的は、膨大なデータ管理を必要とせずに、簡便かつ効率的に光学面として利用できる非球面が得られるレンズ研磨装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するにあたり、被研磨面が予備整形されたレンズ素材をその光軸回りに回転させ、前記被研磨面にスラリーを供給しながら研磨皿をその中心軸回りに回転させて前記研磨皿の研磨面の形状に対応した非球面を前記被研磨面に形成するレンズ研磨装置を改良したものである。本発明によるレンズ研磨装置は、前記研磨面が、前記非球面の光軸を通る直径分の断面形状線を研磨皿の中心軸回りに回転させた回転面で構成され、前記研磨面の半径部分に前記レンズ素材の被研磨面の直径部分を摺接させて研磨が行われ、かつ前記研磨面には、前記被研磨面に形成される非球面の頂点を含む中央部分に加わる圧力を抑制する研磨抑制領域が前記中心軸を中心とする円輪形に設けられていることを特徴とする。
前記研磨皿は、中心軸が前記レンズ素材の光軸と交差するように配置され、前記被研磨面に対面する貼付面が形成され前記中心軸回りに回転されるパッド台座と、前記貼付面に貼付され前記研磨面を有する研磨パッドとから構成されて、前記研磨パッドの研磨面を部分的に凹ませることによって前記研磨抑制領域が形成される。前記パッド台座は、前記研磨パッドの裏側から前記研磨抑制領域を支持する支持面が一方の端面に設けられ、前記中心軸を中心として回転自在に保持された円筒状部材を備え、前記貼付面に対する前記支持面の突出量又は凹み量が調節自在とされるようにしても良い。
前記パッド台座は、前記中心軸を中心に形成され前記筒状部材が嵌合される円環状の溝と、前記円環状の溝の底面の円周を3等分する3個所に円周方向に沿って傾斜する3つの第1傾斜面とを備え、前記円筒状部材は、他方の端面の円周を3等分する3個所に円周方向に沿って前記第1傾斜面51と同じ傾斜角度に形成された第2傾斜面を備え、前記第2傾斜面を前記第1傾斜面に当接させ、前記第1傾斜面に対する第2傾斜面の当接位置によって前記貼付面に対する前記支持面の突出量又は凹み量が調節されるようにしても良い。前記筒状部材は、前記中心軸を中心とした同心円状に複数個が設けられ、複数個の前記支持面によって前記研磨パッドの裏側が前記研磨抑制領域の範囲を越えて支持されるようにしても良い。
本発明によれば、膨大なデータ管理を必要とせずに、簡便かつ効率的に光学面として利用できる非球面が得られるレンズ研磨装置を提供することができる。
本発明によるレンズ研磨装置の概観図である。 レンズ研磨装置を側面から見た一部断面図である。 研磨皿を中心軸方向から見たときの研磨パッドを示す図である。 光軸の上方から被研磨面を見たときの被研磨面と研磨面(展開図)の接触を説明する模式図である。 本発明による効果を説明するため、レンズ表面の凹みに対して、所望の形状からの変位量を強調して表した非球面レンズの模式図である。 レンズ中心部を研磨する部分が補正された研磨皿を作成する工程フローである。 非球面形状の設計式と設計値及び補正後の設計値の表である。 非球面研磨皿で研磨された被研磨面の測定データである。 補正後の研磨皿で研磨された被研磨面の測定データである。 別のレンズ研磨装置を側面から見た断面図である。 別の研磨皿を作成する工程を説明する図である。 別の研磨皿のパッド台座を円環状の溝が見える中心軸方向から見たときの図である。 別の研磨皿の筒体の斜視外観図である。 筒体が固定されるパッド台座の傾斜面部分の断面図である。 筒体の位置を調節する傾斜面の構造を説明する図である。 研磨パッドの裏側に隙間が生じた研磨皿の断面図である。 4つの筒体の場合の研磨皿の断面図である。 8つの筒体の場合の研磨皿の断面図である。 図18のパッド台座を円環状の溝が見える中心軸方向から見たときの図である。
図1及び図2に示すように、本発明によるレンズ研磨装置10は、被研磨面11が予備整形されたレンズ素材12を光軸13回りに回転させ、被研磨面11にスラリー供給ノズル14からスラリーを供給しながら研磨皿15をその中心軸16まわりに回転させて研磨皿15の研磨面25の形状に対応した非球面を被研磨面11に形成する。研磨皿15は、非球面の光軸13を通る直径分の断面形状線21を研磨皿15の中心軸16回りに回転させた回転面で構成された研磨面25を有し、研磨面25の半径分にレンズ素材12の直径分の被研磨面を摺接させて研磨が行われる。研磨面25には、研磨面25に形成される非球面の頂点を含む中央部分に加わる圧力を抑制する研磨抑制領域26が中心軸16を中心とする円輪形に設けられている。
レンズ研磨装置10は、レンズ素材12を支持して回転するレンズ支持台17を備え、レンズ支持台17はバネ18によって矢印19で示される方向に押圧され、レンズ素材12を研磨皿15に押し付けている。研磨皿15は、被研磨面11に対面する貼付面22が形成され中心軸16回りに回転されるパッド台座23と、貼付面22に貼付され研磨面25を有する研磨パッド27とから構成され、研磨パッド27の研磨面25を部分的に凹ませることによって研磨抑制領域26が設けられている。なお、貼付面22を作製する断面形状線21に近似する曲線は、円弧であることが好ましいが、円弧でなくても良く、NC加工機で加工し易い形状であるほど好ましい。
図3に示すように、研磨パッド27は、三日月のように湾曲した8枚のウレタンシート28からなり、貼付面22に貼り付けられる。ウレタンシート28はパッド台座23に貼り付けられた状態で、隣り合うウレタンシート28の間に、回転中心部から周辺に向かって螺旋状を描く溝29が形成される。なお、溝29は直線状であっても良く、研磨パッド27を1枚の円盤状シートに切込みを入れて形成するようにしても良い。
次に、研磨抑制領域26を設ける理由について説明する。図2に示すように、レンズ研磨装置10を構成する研磨皿15の中心軸16はレンズ素材12を回転させるレンズ支持台17の回転軸(レンズ素材12の光軸13と同じ)と角度θで交差しており、これによって中心軸16及び光軸13を含む面と研磨面25の交線の近傍に、研磨面25と被研磨面11の接触する被研磨領域30が帯状に存在する(図4参照)。
図4に示すように、研磨面25と被研磨面11は時計回りの方向に回転する。被研磨領域30において、研磨面25上の外側位置での速度Aと内側位置での速度Cの関係はA>Cであり外側のAの方が大きいが、研磨面25と被研磨面11の相対移動速度で考えると、研磨面25の光軸13より外側位置では、前記Aと被研磨面11の回転速度Bが同じ方向になるため相対移動速度は両者の差になり、光軸13より内側位置では、前記Cと被研磨面11の回転速度Dが逆方向になるので相対移動速度は両者の和になる。このような相対移動速度の和又は差によって被研磨面の仕上がりに影響を与える場合には、研磨面25と被研磨面11のそれぞれの回転速度を調節することによって外側位置と内側位置の相対移動速度を同程度にすることができる。
ここで被研磨面11の中心部は常に研磨面25と接触して研磨され続けるのに対して、周辺部はレンズ素材12が1回転するうちに2回しか被研磨領域30を通過しない。したがって中心部の研磨量は周辺部に比べて多く、レンズ素材12の中心部には凹み32(図5参照)が発生する。この凹み32は、大きなレンズ、例えば、直径が数十ミリもあるレンズの場合は、特に問題となるので、研磨皿15の研磨面25に研磨抑制領域26を設けてレンズ素材12の中心部と周辺部の研磨量を均一にし、中心部に凹み32が発生しないようにする。
次に、研磨パッド27の表面に研磨抑制領域26を有する研磨面25の作製方法を図6に示すフローに沿って説明するとともにその効果について説明する。例えば、研磨で形成される非球面の設計値が図7の表1に示された値であるとき、式(1)を用いて目標とする非球面形状に加工された研削工具を用意して、パッド台座23の表面に研磨パッド27を貼り付ける。
図1に示すレンズ素材12の位置に前記研削工具をセットし、研削工具によって研磨皿15に貼り付けられた研磨パッド27の表面にレンズの非球面形状を反転した断面形状を有する面形状を形成する。この形状に形成された研磨パッド27でレンズを研磨する。図8に示されるように、研磨されたレンズ素材12の非球面を測定すると、目標とする非球面形状に対して光軸方向の寸法差ΔZが中心部で大きく窪んでいる(Rは被研磨面11の光軸13を中心とする半径寸法である)。
この測定結果より研磨皿15に形成すべき研磨面25の設計値を補正し、図7の表2に示される値を求め、この値で研削工具の母材の表面に補正後の面形状をNC加工する。研削工具の表面にダイヤモンド粒を含むメッキを施して研削工具を完成させ、完成させた研削工具を図1に示すレンズ素材の位置にセットして、研磨皿15に貼り付けられた研磨パッド27の表面を研磨し、研磨パッド27に補正後の非球面形状に加工する。研磨パッド27の研磨面25には、レンズの頂点部分24と摺接する前記円輪形の研磨抑制領域26が形成される。また、NC加工機によって研削工具に加工する形状はメッキ厚を考慮した形状にすることは当然である。
図1に示すように、補正後の面形状に加工された研磨面25を有する研磨皿15が取り付けられたレンズ研磨装置10にレンズ素材12がセットされ、レンズ素材12の被研磨面11が補正された研磨面25によって研磨される。こうして研磨された被研磨面11に形成された非球面を測定すると、図9に示されるように、目標とする非球面形状に対する光軸方向の寸法差ΔZは補正前に比べて大きく改善されている。このように本発明によれば研磨パッド27に設けられた研磨抑制領域26によって、中心部の研磨量が抑制されて被研磨面11は凹みのない形状33(図5参照)に改善される。
次に、別の実施形態について説明する。前記実施形態と同じものは同じ符号を付して説明を省略する。図10に示すように、研磨皿40は、研磨パッド47の研磨面45の研磨抑制領域46にかかる摺接圧力を、研磨抑制領域46以外の部分の摺接圧力に比べて小さくなるように調節して、被研磨面11の研磨量が均一になるようにしたものである。研磨パッド47は、図11に示すように、前記非球面形状に対してメッキ厚を考慮した形状をNC加工機によって研削工具に加工形成し、表面にダイヤモンド粒を含むメッキを施して前記非球面形状が形成された研磨パッド加工用の研削工具を作製する。この研削工具を図1に示したレンズ素材12の位置に配置して、パッド台座43に貼り付けられた研磨パッド47の表面に非球面形状を形成する。
研磨皿40は、断面形状線21を中心軸16回りに回転させたときに形成される回転面が表面に形成され前記回転面が研磨面45として用いられる研磨パッド47と、研磨皿40が回転されたときに被研磨面11に形成される非球面形状の少なくとも頂点部分24と摺接する研磨パッド47の研磨抑制領域46を裏面側から支持する筒体50と、筒体50が装着される円環状の溝48と研磨パッド47の研磨抑制領域46以外の部分が貼り付けられる貼付面42とを有するパッド台座43とから構成される。
図12に示すように、パッド台座43は中心軸16を中心に形成された円環状の溝48の底面に3つの第1傾斜面51が形成される。第1傾斜面51は円環状の溝48の同心円上に円周方向を等間隔で3等分した位置に設けられ、それぞれの中央に円弧状の長孔52が形成される。図13に示すように、筒体50は、一方の端面に研磨パッド47の研磨抑制領域46を裏面側から支持する支持面53備え、他方の端面に同心円上の円周方向を等間隔で3等分する位置に3つの第2傾斜面54が第1傾斜面51と同じ傾斜角度で形成され、筒体50をパッド台座43に固定するネジ55(図2参照)が螺合されるネジ孔56が形成される。
図14に示すように、筒体50はパッド台座43の円環状の溝48に挿入され第1傾斜面51と第2傾斜面54とが当接する。筒体50は支持面53がパッド台座43の貼付面42に対して段差が生じないように位置決めされ、円弧状の長孔52に挿通されたネジ55によって固定される。図15に示すように、筒体50は、ネジ55を緩めて矢印57の方向に筒体50を回転させることができる。このとき筒体50は傾斜面に沿って回転するので矢印58の方向に斜めに移動するので、支持面53が矢印59の方向に移動して、研磨パッド47との間に隙間が生じる。
図16に示すように、ネジ55を緩めて筒体50を回し、支持面53と研磨パッド47の間に所定の隙間を作ってからネジ55を締め付け直し、筒体50をパッド台座43に固定して研磨皿40を完成させる。研磨パッド47は、レンズ素材12が押し付けられたときに前記隙間のある部分が僅かに湾曲してレンズ素材12への押圧力が軽減される。更に支持面53の押圧力を調節する必要がある場合には、再度、ネジ55を緩めて筒体50を回し、支持面53の位置調節を行う。
また、図17に示すように、前記筒体を、直径の異なる4つの筒体61〜64によって構成しても良い。研磨パッド47の裏面と支持面53の隙間を段階的に調節することができ、これによって研磨パッド47はレンズ素材12が押し付けられたときに前記隙間のある部分を曲線的に湾曲させることができる。また、図18及び図19に示すように、筒体71〜78を設け、その複数の支持面53によって、研磨面45の被研磨面11に摺接する範囲の全てを、研磨パッド47の裏面側から支持するようにしても良い。8つの筒体71〜78が装着されるパッド台座70の円環状の溝48の底面には、同心円上を等間隔に3等分した位置に配置された3つ1組の第1傾斜面51が、同心円状に8重に構成される。第1傾斜面51は、それぞれの中央に円弧状の長孔52が形成される。
10 レンズ研磨装置
11 被研磨面
12 レンズ素材
13 光軸(レンズ素材の光軸、非球面の光軸)
14 スラリー供給ノズル
15,40 研磨皿
16 中心軸
17 レンズ支持台
18 バネ
19,57〜59 矢印
21 断面形状線
22,42 貼付面
23,43,70 パッド台座
24 頂点部分
25,45 研磨面(回転面)
26,46 研磨抑制領域
27,47 研磨パッド
28 ウレタンシート
29 溝
30 被研磨領域
32 凹み
33 凹みのない形状
48 円環状の溝
50,61〜64,71〜78 筒体(筒状部材)
51 第1傾斜面
52 円弧状の長孔
53 支持面
54 第2傾斜面
55 ネジ
56 ネジ孔

Claims (6)

  1. 被研磨面が予備整形されたレンズ素材をその光軸回りに回転させ、前記被研磨面にスラリーを供給しながら研磨皿をその中心軸回りに回転させて前記研磨皿の研磨面の形状に対応した非球面を前記被研磨面に形成するレンズ研磨装置であって、
    前記研磨面が、前記非球面の光軸を通る直径分の断面形状線を研磨皿の中心軸回りに回転させた回転面で構成され、前記研磨面の半径部分に前記レンズ素材の被研磨面の直径部分を摺接させて研磨が行われ、かつ前記研磨面には、前記被研磨面に形成される非球面の頂点を含む中央部分に加わる圧力を抑制する研磨抑制領域が中心軸を中心とする円輪形に設けられていることを特徴とするレンズ研磨装置。
  2. 前記研磨皿の中心軸は、前記レンズ素材の光軸と交差していることを特徴とする請求項1記載のレンズ研磨装置。
  3. 前記研磨皿は、前記被研磨面に対面する貼付面が形成され前記中心軸回りに回転されるパッド台座と、前記貼付面に貼付され前記研磨面を有する研磨パッドとから構成され、前記研磨パッドの研磨面を部分的に凹ませることにより前記研磨抑制領域が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ研磨装置。
  4. 前記パッド台座は、前記研磨パッドの裏側から前記研磨抑制領域を支持する支持面が一方の端面に設けられ、前記中心軸を中心として回転自在に保持された円筒状部材を備え、前記貼付面に対する前記支持面の突出量又は凹み量が調節自在とされたことを特徴とする請求項3記載のレンズ研磨装置。
  5. 前記パッド台座は、前記中心軸を中心に形成され前記筒状部材が嵌合される円環状の溝と、前記円環状の溝の底面の円周を3等分する3個所に円周方向に沿って傾斜する3つの第1傾斜面とを備え、
    前記円筒状部材は、他方の端面の円周を3等分する3個所に円周方向に沿って前記第1傾斜面と同じ傾斜角度に形成された第2傾斜面を備え、
    前記第2傾斜面を前記第1傾斜面に当接させ、前記第1傾斜面に対する第2傾斜面の当接位置によって前記貼付面に対する前記支持面の突出量又は凹み量が調節されることを特徴とする請求項4記載のレンズ研磨装置。
  6. 前記筒状部材は、前記中心軸を中心とした同心円状に複数個が設けられ、複数個の前記支持面によって前記研磨パッドの裏側が前記研磨抑制領域の範囲を越えて支持されることを特徴とする請求項4又は5記載のレンズ研磨装置。
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