JP5402845B2 - 画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラムに関し、特に、用紙に画像を印字する機能と前記用紙に印字された画像を読み取る機能とを備えた画像処理装置及び印字単位を変換する画像処理方法並びに当該画像処理装置で動作する制御プログラムに関する。
近年、プリンタや複合機(MFP:Multi Function Peripheral)などの印刷装置(以下、画像処理装置と呼ぶ。)の高性能化が求められており、1200dpi等の解像度を有する画像処理装置も販売されている。このような高解像度の画像処理装置では、1ドットのサイズが小さくなることから、1ドットの点や1ドットが連続している1ラインの印字性を向上させることが重要である。
印字性を向上させる技術に関して、例えば、下記特許文献1には、画像を構成する複数の画素からドット色エッジ画素を検出し、画像の印刷の際にドット色エッジ画素に対して同一サイズのドットが形成されるように第2サイズのドットを割当て、さらに、画像を構成する複数の画素から細線部分に位置するドット色細線画素を検出し、前記ドット色エッジ画素であっても前記ドット色細線画素に該当する場合には、前記第2サイズよりもドットのサイズが大きい第1サイズのドットを割り当てる画像処理装置が開示されている。
特開2009−268030号公報
特許文献1のように、画像の形状に着目してドットのサイズを変更することにより、エッジのがたつきや欠けを抑制することは可能であるが、印字性は画像の形状のみならず、印字する用紙の特性(紙種)、装置の性能(最大濃度)、装置の使用状態(積算使用時間)、装置の環境(温度や湿度)などによっても大きく変化する。しかしながら、従来技術では、このようなパラメータを考慮せずに画一的にドットの形成を変化させているため、ユーザが求める出力を得ることができない場合が生じるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、1ドットや1ラインといった最小単位の画像のかすれや欠けを抑制することができる画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、制御部と、を少なくとも備える画像処理装置において、前記制御部は、ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換するものである。
また、本発明は、用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置における画像処理方法であって、ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断する第1ステップと、前記第1ステップで切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断する第2ステップと、前記第2ステップで1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する第3ステップと、を実行するものである。
また、本発明は、用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置で動作する制御プログラムであって、前記画像処理装置を、ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する制御部、として機能させるものである。
本発明の画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラムによれば、1ラインや1ドットといった最小単位の画像のかすれや欠けを抑制することができる。
その理由は、用紙に関する情報(紙種や光沢、厚みなど)と装置に関する情報(最大濃度値や消耗品の積算使用時間、装置内の温度や湿度を加味したみなし積算時間など)とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能であるかを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、更に、印字した用紙から読み取った画像を参照して1ドットで印字可能かを判断し、1ドットで印字できないと判断した場合は、1ドットを2ドットに変換する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係る画像処理装置の外観構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の出力画像読取部を模式的に示すイメージ図である。 転写ベルト上のパッチの濃度を測定する仕組みを説明する側断面図である。 転写ベルト上のパッチの濃度を測定する仕組みを説明する上面図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の動作を示すフローチャート図である。 テストパターンの一例を示すイメージ図である。 1ドット単位を2ドット単位に変換する手法を説明する図である。 書き込みレーザーのビーム径を変化させる方法を説明するためのイメージ図である。 積算使用時間をみなし積算時間に変換するためのテーブルの一例である。 用紙情報(紙種)及び装置情報(最大濃度、みなし積算時間)の組み合わせと印字形態とを対応付けるテーブルの一例である。 用紙情報(紙種)及び装置情報(最大濃度、みなし積算時間)の組み合わせと印字形態とを対応付けるテーブルの他の例である。 サンプルの濃度測定結果を示すテーブルの一例である。
背景技術で示したように、近年の画像処理装置は高精細な印字が求められており、既存技術として、エッジ画素のドットのサイズを変更する技術などが提案されている。しかしながら、従来の方法は、画一的にドットの形成状態を変化させているため、印字する用紙の特性(紙種)、装置の性能(最大濃度値)、装置の使用状態(積算使用時間)、装置の環境(温度や湿度)等によっては、ユーザの求める出力を得ることができないという問題があった。
そこで、本発明の一実施形態では、画像処理装置に、用紙に関する情報及び装置に関する情報と印字形態とを対応付けるテーブルを記憶しておき、そのテーブルを参照して最小単位(1ドット単位)で印字するか最小単位よりも大きい単位(2ドット単位)で印字するかが切り分け可能であるかを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、印字された用紙をスキャンして読み取った画像を参照して、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、1ドット部分を2ドットに変換して出力するようにする。
例えば、一般に表面平滑性が高くトナーのりが良いコート紙は、1200dpiの1ドットや1ドットが連続した1ラインの再現が容易であるが、普通紙や再生紙の場合は、1200dpiの1ドットや1ラインの再現が困難であり、かすれや欠けが生じやすいことから、その部分のみを600dpiに置き換えて、ドットサイズを大きくしたりライン幅を太くしたりすることにより、最適な出力を得られるようにする。
なお、本発明における1ドット単位/2ドット単位とは、点や線を1ドット/2ドットで構成することを言い、1ドット部分とは、1ドットで構成され、その周囲から分離された点、及び、当該点が所定数連続した(所定の長さを有する)線である。また、線とは、直線に限らず、曲線や斜め線などを含む概念である。また、本発明で判断の対象とするのは、図形や文字を構成する点や線であり、写真や絵を構成する点や線は含まない。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像処理装置及び画像処理方法並びに制御プログラムについて、図1乃至図13を参照して説明する。図1は、本実施例の画像処理装置の外観構成を示す図であり、図2は、画像処理装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、出力画像読取部を模式的に示すイメージ図であり、図4及び図5は、転写ベルト上のパッチの濃度を測定する仕組みを説明する図、図6は、本実施例の画像処理装置の動作を示すフローチャート図である。また、図7は、テストプリントの一例を示す図、図8は、1ドットを2ドットに変換する手法を説明する図であり、図9は、書き込みレーザーのビーム径を変化させる方法を説明するイメージ図である。また、図10は、積算使用時間をみなし積算時間に変換するテーブル、図11及び図12は、用紙情報及び装置情報と印字形態とを対応付けるテーブルであり、図13は、サンプルの測定データを示すテーブルである。
図1及び図2に示すように、本実施例の画像処理装置100は、プリンタや複合機などの印刷機能を備えた装置であり、制御部10と、出力画像読取部20と、ADF(Auto Document Feeder)30と、IDC(Image Density Control)センサ40と、温度センサ50と、操作入力部60と、画像印字部70と、収光レンズ調整部80と、表示部90などで構成される。
制御部10は、各構成部を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)11、通信I/F部12、HDD(Hard Disk Drive)13、RIP(Raster Image Processor)画像メモリ14、出力画像読込メモリ15、用紙情報格納メモリ16、実行用メモリ17などがバスを介して接続されている。
CPU11は、各部の制御ならびにRIP(ラスタライズ)や画像処理などを行う。また、CPU11は、制御プログラムにより、判断部や演算部としても機能する。
判断部は、用紙に関する情報(紙種や光沢、厚みなど、以下、用紙情報と呼ぶ。)や装置の性能や状態に関する情報(最大濃度値や消耗部品の積算使用時間、温度や湿度を加味して上記積算使用時間を校正したみなし積算時間など、以下、装置情報と呼ぶ。)に基づき、後述するテーブルを参照して、印字形態(1ドットや1ラインなどの最小単位で印字するか2ドットや2ラインなどの単位で印字するかが切り分け可能であるか)を判断する。また、判断部は、切り分けが困難と判断した場合は、通信I/F部12で受け取ったプリントデータをラスタライズした画像データ(元データと呼ぶ。)と元データに基づいて画像を印字した用紙をスキャンして読み取った画像データ(読取データと呼ぶ。)とを照合して、1ドット単位で印字可能か否かを判断したり、1ドットや1ラインで構成されたテストパターンを含む用紙をスキャンして読み取った読取データに基づいて、1ドット単位で印字可能か否かを判断したりする。
また、演算部は、消耗品の使用時間を積算して積算使用時間を演算したり、温度センサ50から取得した情報に基づいて積算使用時間に温度を加味したみなし積算時間を演算したり、IDCセンサ40から取得した情報に基づいて最大濃度値を演算したり、用紙カウンターの値を読み取って印刷枚数を演算したりする。
通信I/F部12は、サーバ、クライアント、他の装置などとの接続を確立し、データの送受信を実行する。
HDD13は、CPU11が各部を制御するためのプログラムや上記制御プログラム、自装置の処理機能に関する情報、装置情報、後述するテーブル、上述した元データなどを格納し、これらはCPU11により必要に応じて読み出され、実行用メモリ17上で実行処理される。
RIP画像メモリ14は、通信I/F部12から受け取ったプリントデータを一時的に記憶する部分であり、記憶されたプリントデータはCPU11によってラスタライズや画像処理が施され、1ドット単位で印字可能か否かの判断に利用される。
出力画像読取メモリ15は、出力画像読取部20又はADF30から受け取った画像データを一時的に記憶する部分であり、記憶された画像データはCPU11によって1ドット単位で印字可能か否かの判断に利用される。
用紙情報格納メモリ16は、操作入力部60やCPU11の判断結果等に応じて入力された情報を格納するメモリである。この用紙情報格納メモリ16には、用紙情報(紙種や光沢、厚みなど)とCPU11による画像照合結果(かすれ度合の情報)も格納される。
実行メモリ17は、CPU11が各種プログラムを実行する際に利用される。
出力画像読取部20は、用紙に形成された出力画像を読み取る装置であり、1ドットや1ラインなど最小単位を読取可能な高精細のCCD(Charge Coupled Devices)スキャナである。なお、一般的なスキャナであっても、例えば、CCD上で用紙を一時停止させたり、非常に遅い速度で用紙を移動させる等の制御を行うことで1ドットや1ラインなど最小単位を読み取ることは可能である。また、スキャナの種類は特に限定されないが、出力画像読取部20はフィニッシャへの用紙搬送経路上に設置されるため、用紙を流しながら読み込むことが可能なEDH(Electric Document Handler)のようなスキャナが好ましい。EDHスキャナでは、原稿を固定して画像読取手段を移動させて画像を読み取るのではなく、画像読取手段を固定して原稿を移動させて画像を読み取るため、スキャンすることによる生産性への影響を抑えることが可能である。
図3は、高精細EDHスキャナを用紙の搬送経路(ペーパー搬送部)上に埋め込んだ、出力画像読取部20のイメージ図である。なお、スキャナ内における読み取り部の面積は読み取り精度・読み取り時間と連動するため、一度にスキャンできるエリアが広ければそれだけ高速に読み取り可能となるが、当然コストは上昇するため、装置コストとのトレードオフとなる。
ADF30は、単数もしくは、複数枚の原稿用紙を自動で出力画像読取部20へ搬送する部分であり、ここにも原稿台上の原稿用紙から画像を読み取る部分が組み込まれている。このADF30は、コピーや原稿スキャンが主目的であるが、出力画像読取部20の代用とすることも可能である。但し、その場合は手動にて出力物をADF30に搬送し、マニュアル操作で出力画像読取指示や入力等を行う必要がある。
IDCセンサ40は、画像濃度を読み取る濃度計であり、転写ベルト上のパッチの濃度を測定する。図4及び図5は、この仕組みを説明するための概略図であり、図4は側断面図、図5は上面図である。図4及び図5では2つの現像ドラム(現像部A、B)を記載しているが、カラープリンタの場合は、この現像ドラムが4本並んでいるのが一般的である。また、モノクロプリンタでは1本、特殊なカラープリンタでは5本以上の場合もある。この現像部で作像されたトナー像は転写ベルトを介して転写部にて用紙に転写されるが、転写ベルト上の用紙には転写されない外側のエリアにトナーを載せ、その濃度を測ることにより、装置の状態や最終画像の濃度を予測・判断することができる。
温度センサ50は、例えば一般的な熱電対であり、装置内部/外部の温度を測定し、温度に応じた信号(熱電対の場合は温度に応じた電圧)をCPU11に送信する。
操作入力部60は、装置本体の制御指示を行う入力パネルである。ここではタッチパネルとしているため、パネル表示部90と一体になっているが、この操作機能はパネル上に限らず、操作機能を提供できればどこにあってもよい。
画像印字部70は、ADF30から読み込んだ画像データ、もしくは、通信I/F部12から受け取った画像データをラスタライズしたデータに基づいて、ユーザの希望する画像を形成して印字する。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置のレーザー発光部から画像に応じたレーザー光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙にトナー像を定着させる処理を行う。
収光レンズ調整部80は、上記画像印字部70の一部であり、レーザー光を感光体ドラムに照射する光路上に置かれ、レーザービームの絞り込みを行う。通常は最大限に絞り込んでいるが、レンズの組み合わせによる絞り込みを行っているため、必要に応じてビーム径を大きくできる。図9は、収光レンズ調整部80を模式的に示す図であり、可動ユニット部を動かすことによって感光体ドラム上のビーム径サイズを変えることができる。
パネル表示部90は、操作指示の選択メニュー等を表示する部分である。このパネル表示部90は、操作入力部60と一体になったタッチパネルとなっており、種々の操作ができる構成となっているが、必ずしも操作入力部60と一体でなくても構わない。
なお、図2は本実施例の画像処理装置100の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、装置情報として温度を加味したみなし積算時間を用いない場合は、温度センサ50は不要であり、装置情報として最大濃度値を用いない場合は、IDCセンサ40は不要である。また、出力画像読取部20又はADF30の一方で用紙の画像を読み取る場合は、他方を省略することができる。また、1ドット/1ラインを2ドット/2ラインに変換する処理をプリントヘッドで行う場合は、収光レンズ調整部80は不要である。
次に、上記構成の画像処理装置100の動作について、図6のフローチャート図を参照して説明する。なお、以下の処理・判断は、CPU11が各々のメモリ情報等を参照して行う。
画像処理装置100は、通信I/F部12がプリントデータを受信するまで待機し、印刷キューにプリントデータを受信したら、受信したプリントデータをRIP(ラスタライズ)して、元データとしてHDD13に保存する(S100)。
次に、印字モードが、常に1ドット/1ラインで印字する「常時1ドット」、常に2ドット/2ラインで印字する「常時2ドット」、1ドット/1ラインを2ドット/2ラインに変更する「可変」のどのモードに設定されているかを判断する(S101、S102)。なお、この印字モードは、操作入力部60にて予め設定、若しくは工場出荷時に予め設定されている。
印字モードが「常時1ドット」の場合(S101のYes)は、以降の振り分け判断は不要であるため、S118に遷移する。また、印字モードが「常時2ドット」の場合(S102のYes)も、以降の振り分け判断は不要であるため、1ドット/1ラインを2ドット/2ラインに変換する設定で再RIPした後(S116)、HDD13に保存した画像データ(元データ)を再RIPした画像データに書き換えて(S117)、S118に遷移する。
一方、印字モードが「可変」の場合(S101、102共にNo)は、そのジョブにて使われる用紙の用紙情報が用紙情報格納メモリ16に記憶されているかどうか判断する(S103)。この用紙情報には、普通紙、カラー専用紙、コート紙等の用紙の種別(紙種)、ブランド、斤量(厚み)、寸法(サイズ)、処理(光沢処理の有無)等の情報が含まれる。
用紙情報が用紙情報格納メモリ16に記憶されている場合は、この用紙情報及びCPU11の演算部が演算した装置情報に基づき、HDD13に記憶されている、用紙情報及び装置情報と印字形態とを対応付けるテーブル(図11や図12のテーブル)を参照して(S104)、1ドットや1ラインなどの最小単位(以下、1ドット単位と呼ぶ。)で印字するか、2ドットや2ラインなどの単位(以下、2ドット単位と呼ぶ。)で印刷するかが切り分け可能であるかを判断する(S105)。
ここで、装置情報とは、IDCセンサ40にて測定された各色の最大濃度値(Dmax濃度と記す。)、消耗品(ここでは転写ローラ等)の積算使用時間などである。この消耗品の積算使用時間は、使用時の温度を加味して得られる、標準温度環境使用時のみなし積算時間に換算すると更に精度が高くなるので好ましい。図10は、積算使用時間を温度に基づいてみなし積算時間に換算するためのテーブルの一例である。また、図11は、用紙情報(紙種)と装置情報(黒のDmax濃度が1.5以上、かつ、みなし積算時間が1000時間未満に当てはまるか否か)の組み合わせに対する印字形態を規定するテーブル、図12は、用紙情報(紙種)と装置情報(黒のDmax濃度の値、及び、みなし積算時間)の組み合わせに対する印字形態を規定するテーブルの一例である。なお、みなし積算時間は、湿度センサで測定した湿度に基づいて演算してもよいし、温度と湿度の双方に基づいて演算してもよい。また、積算時間の代わりに、用紙カウンターのカウンター値を使用してもよいし、これらを併用してもよい。
S105の判断において、1ドット単位で印刷又は2ドット単位で印刷すると判断した場合は、その切り分け情報に連動してプリントする。一方、切り分けが困難と判断した場合は、出力画像の読み込みによるドットの切り分け判定を行う。
本判定では、まず、出力画像の読み込みをどの手法・タイミングで行うかを規定する「出力画像読み込みモード設定」を参照して(S106)、出力画像の読み込みモードを特定する。この「出力画像読み込みモード設定」は、操作入力部60にて予め入力、若しくは工場出荷時の初期値において予め入力されており、本実施例では、以下に示す3つのモード(モードA、B、C)のいずれかに設定されているとする。なお、出力画像読み込みモードはこの3つに限定されるものではない。
モードA:当該ジョブの前にテストパターンのデータを作成し、送付する手法、
モードB:当該ジョブの1ページ目の余白部にテストパターンを合成し、送付する手法、
モードC:当該ジョブ中の1ドット・1ラインの部分を検出し、その結果から1ドット/2ドットの切り分けを判断する手法。
モードAに設定されている場合(S107の「モードA」)は、当該ジョブの前に、当該ジョブとは別に1ページの1ドット・1ライン測定用のテストパターンを印字するためのデータを作成し、出力画像読取部20に送付する(S108)。図7は、テストパターンのイメージを例示した図である。
モードBに設定されている場合(S107の「モードB」)は、当該ジョブの最初のページの余白部に1ドット・1ライン測定用のテストパターンを形成(例えば、図7の画像を縮小して余白の四隅に合成)し、出力画像読取部20に送付する(S109)。その際、Yellowは人間の眼では識別しにくいことから、1ドット・1ラインをYellow単色で作成することによって、テストパターンを比較的目立たなくすることができる。
モードCに設定されている場合(S107の「モードC」)は、当該ジョブ中の1ドット・1ラインをページ毎に常にチェックし、当該画像中の1ドット・1ラインを検出してから、変換するか否かを判定する。この場合、同一ジョブ内での画像設定切り替えが好ましくない場合があることから、S111にて当該ジョブの条件にて変換が適当と判断された場合に、そのジョブの途中で切り替えるべきか否かを、操作入力部60にて予め入力、若しくは工場出荷時の初期値にて予め入力しておくことが好ましい。なお、同一ジョブ内での画像設定切り替えをしない設定の場合は、判断がどのように出ようが、S114にて次ジョブの為のデータを送付した後、S115では変換切り替えを行わず、現在のRIPデータを使い最終ページまで出力し、本ジョブ動作は終了することになる。
上記3つのモードを比較すると、モードB、Cの場合は、測定専用の用紙(テストパターンのみの用紙)を1枚余計にプリントする必要はない。しかしながら、モードBの場合は、表紙の余白部に測定用のテストパターンがあること、1枚目の1ドット/1ラインの切り替えは出来ないので、1枚目とそれ以降のページとで異なった設定になってしまう可能性があること等の制限がある。また、モードCの場合は、当該ジョブの途中で異なった設定になってしまう場合があること、又は次回以降のジョブにしか反映されないこと等の制限がある。これに対して、モードAの場合は、用紙のロスを伴い、ジョブ時間が余計にかかる(若干の生産性のダウンが伴う)というデメリットもあるものの、上記制限がなく、トータル的には最もバランス良いと考えられることから、工場出荷初期値はモードAに設定するのが好ましいと言える。
次に、出力画像読取部20は、モードAの場合は測定専用の用紙、モードBの場合は余白部にテストパターンが合成されたジョブの最初のページ、モードCの場合はジョブの最初のページを読み込み、読み込んだ画像データを出力画像読取メモリ15に格納する(S110)。そして、CPU11は、出力画像読取メモリ15に保存した画像データ(読み込みデータ)とRIP画像メモリ14に保存した画像データ(元データ)とを照合し、1ドット・1ライン部のみ抽出して比較を行う(S111)。
ここで、モードA、Bの場合は、出力画像読取部20を使わず、ADF30にてその効果を達成することも出来る。但し、1枚目のページを手動でADF30に移動して測定させる操作を行う必要がある。なお、ADF30を使用する場合でも読み取った画像データは出力画像読取メモリ15に格納される。
上記の照合・比較において、RIP画像メモリ14内の元データ自体はデジタルデータであり、ラインであれば、同一値(例えば、K=100,100,100…)といった値になるため、モードA、Bの場合は、実質的にはその場所における出力画像読取メモリ15内の読取データのみでかすれを判断することになる。
例えば、上記同一部のデータがD(濃度)=1.5,1.54,1.53,1.48…のように大きく変化しない場合は「かすれ無し」、D(濃度)=1.50,1.02,0.95,1.48…のように大きく変化する場合は「かすれ有り」と判断する。具体的には、得られた測定点に対する標準偏差値等と予め定めた閾値を比較し、閾値を超える場合(例えば、標準偏差が0.03以上の場合)は「かすれ有り」といった判断をする。あるいは、平均値に対して−20%以上のばらつきがある画素の比率が5%以下ならば「かすれ無し」、5%を超える場合は「かすれ有り」といった判断をする。
上記判断において、モードA、Bでは必ず1ページ目に測定用のテストパターンが存在するため、有効な判断を下すことができるが、モードCの場合、判断可能な測定点が当該ページに無い、又は測定点が足りない場合が考えられる。そこで、判断可能(判断するために十分な照合情報が得られた)かを判断し(S112)、十分な照合情報がない場合は、次のページに対して(S113)、S110〜S112の処理を行う。
S111にて十分な照合情報が得られた場合、その判断の条件(紙種や最大濃度)と判断結果を用紙情報格納メモリ16に保存する。これにより、次回以降の同条件のジョブは1ドット単位とするか、2ドット単位とするかを判断することができる。
そして、当該ジョブに対する今回の判断が、例えば、ばらつきの値が5%以下で「かすれ無し」であり1ドット単位とした方が良い、という結果であった場合(S115のNo)は、現在の画像データ(S100でRIPした画像データ)を使用して最終ページまで出力し(S118)、排紙トレイに出力して(S119)、本ジョブの動作を終了する。
一方、今回の判断が、例えば、ばらつきの値が6%以上で「かすれ有り」であり2ドット単位とした方が良い、という結果であった場合(S115のYes)は、当該ジョブの残ページを全て2ドット単位の設定で再RIPし(S116)、RIP画像メモリ14に保存した画像データを再RIPした画像データに書き換え、その画像データで出力し(S118)、排紙トレイに出力する(S119)。
上記再RIP時のデータの変更例を図8に示す。ここでは、主走査方向と副走査方向に2度スキャンし、1ドットや1ラインの部分を検出した場合は、走査方向の隣接画素(1ドットの場合は更に対角の画素)にその部分と同じ情報を付加して太らせ、2ドットモード時のRIP時のデータと同じにしている。なお、1ドット単位を2ドット単位に変換する方法は上記方法に限定されるものではない。
また、別の方法として、再RIPするのではなく、元データを用い、書き込みビームを変化させて1ドット単位を2ドット単位に変換する方法もある、図9は、書き込みビームを変化させる手法を示すイメージ図である。図9に示すように、作像用のレーザー光(書き込みレーザー)をレンズで収光させる方式の場合、可動ユニット部を前後に移動させてレンズの位置を調整することによってレーザー光のビーム径を広げることができ、これにより、1ドット単位の部分を太らすことができる。
このように、用紙に関する情報(紙種や光沢、厚みなど)と装置に関する情報(最大濃度値や消耗品の積算使用時間、装置内の温度や湿度を加味したみなし積算時間など)とに基づき、図11や図12のテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能であるかを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、元データと読取データとを照合して1ドット単位で印字可能か否かを判断したり、テストパターンを読み取れるか否かに基づいて1ドット単位で印字可能か否かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する制御を行うことにより、1ラインや1ドットといった最小単位の画像のかすれや欠けを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、1ドット単位を2ドット単位に変換する場合を示したが、最小単位を印字可能な任意の単位(例えば、3ドットや3ラインの単位)に変換する場合に対して同様に適用することができる。
本発明は、用紙に画像を印字する機能と前記用紙に印字された画像を読み取る機能とを備えた画像処理装置及び印字単位を変換する画像処理方法並びに当該画像処理装置で動作する制御プログラムに利用可能である。
10 制御部
11 CPU
12 通信I/F部
13 HDD
14 RIP画像メモリ
15 出力画像読取メモリ
16 用紙情報格納メモリ
17 実行用メモリ
20 出力画像読取部
30 ADF
40 IDCセンサ
50 温度センサ
60 操作入力部
70 画像印字部
80 収光レンズ調整部
90 パネル表示部
100 画像処理装置

Claims (21)

  1. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、制御部と、を少なくとも備える画像処理装置において、
    前記制御部は、ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、最小単位で印字するか最小単位よりも大きい単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が最小単位で印字可能かを判断し、最小単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の最小単位の部分を最小単位よりも大きい単位に変換する、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、制御部と、を少なくとも備える画像処理装置において、
    前記制御部は、ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記ジョブを処理する前に、前記画像印字部に1ドット単位のパターン画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの全ページのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記ジョブの最初のページ画像の余白部分に1ドット単位のパターン画像を合成し、前記画像印字部に前記最初のページ画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの2ページ目以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記ジョブの所定ページのページ画像と、前記出力画像読取部が当該所定ページを読み取った画像と、を照合し、前記所定ページに含まれる1ドット部分を前記出力画像読取部が読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの当該所定ページ以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記用紙に関する情報は、紙種を含み、
    前記画像処理装置に関する情報は、黒色の最大濃度値と、消耗品の積算使用時間と、を含む、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像処理装置。
  7. 前記積算使用時間は、前記画像処理装置に設けたセンサで読み取った温度及び/又は湿度に基づいて校正された時間である、ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置における画像処理方法であって、
    ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、最小単位で印字するか最小単位よりも大きい単位で印字するかが切り分け可能かを判断する第1ステップと、
    前記第1ステップで切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が最小単位で印字可能かを判断する第2ステップと、
    前記第2ステップで最小単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の最小単位の部分を最小単位よりも大きい単位に変換する第3ステップと、を実行することを特徴とする画像処理方法。
  9. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置における画像処理方法であって、
    ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断する第1ステップと、
    前記第1ステップで切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断する第2ステップと、
    前記第2ステップで1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する第3ステップと、を実行することを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記第2ステップでは、前記ジョブを処理する前に、前記画像印字部に1ドット単位のパターン画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、
    前記第3ステップでは、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの全ページのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記第2ステップでは、前記ジョブの最初のページ画像の余白部分に1ドット単位のパターン画像を合成し、前記画像印字部に前記最初のページ画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、
    前記第3ステップでは、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの2ページ目以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 前記第2ステップでは、前記ジョブの所定ページのページ画像と、前記出力画像読取部が当該所定ページを読み取った画像と、を照合し、前記所定ページに含まれる1ドット部分を前記出力画像読取部が読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、
    前記第3ステップでは、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの当該所定ページ以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  13. 前記用紙に関する情報は、紙種を含み、
    前記画像処理装置に関する情報は、黒色の最大濃度値と、消耗品の積算使用時間と、を含む、ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一に記載の画像処理方法。
  14. 前記積算使用時間は、前記画像処理装置に設けたセンサで読み取った温度及び/又は湿度に基づいて校正された時間である、ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置で動作する制御プログラムであって、
    前記画像処理装置を、
    ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、最小単位で印字するか最小単位よりも大きい単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が最小単位で印字可能かを判断し、最小単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の最小単位の部分を最小単位よりも大きい単位に変換する制御部、として機能させる、ことを特徴とする制御プログラム。
  16. 用紙に画像を印字する画像印字部と、前記用紙をスキャンして当該用紙に印字された画像を読み取る出力画像読取部と、を少なくとも備える画像処理装置で動作する制御プログラムであって、
    前記画像処理装置を、
    ジョブで指定された用紙に関する情報と前記画像処理装置に関する情報とに基づき、予め記憶したテーブルを参照して、1ドット単位で印字するか2ドット単位で印字するかが切り分け可能かを判断し、切り分けが困難と判断した場合は、前記出力画像読取部が読み取った画像を参照して、前記画像印字部が1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する制御部、として機能させる、ことを特徴とする制御プログラム。
  17. 前記制御部は、前記ジョブを処理する前に、前記画像印字部に1ドット単位のパターン画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの全ページのページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項16に記載の制御プログラム。
  18. 前記制御部は、前記ジョブの最初のページ画像の余白部分に1ドット単位のパターン画像を合成し、前記画像印字部に前記最初のページ画像を印字させ、前記出力画像読取部が前記パターン画像を読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの2ページ目以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項16に記載の制御プログラム。
  19. 前記制御部は、前記ジョブの所定ページのページ画像と、前記出力画像読取部が当該所定ページを読み取った画像と、を照合し、前記所定ページに含まれる1ドット部分を前記出力画像読取部が読み取れたか否かに基づいて、1ドット単位で印字可能かを判断し、1ドット単位で印字できないと判断した場合は、前記ジョブの当該所定ページ以降のページ画像の1ドット部分を2ドットに変換する、ことを特徴とする請求項16に記載の制御プログラム。
  20. 前記用紙に関する情報は、紙種を含み、
    前記画像処理装置に関する情報は、黒色の最大濃度値と、消耗品の積算使用時間と、を含む、ことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか一に記載の制御プログラム。
  21. 前記積算使用時間は、前記画像処理装置に設けたセンサで読み取った温度及び/又は湿度に基づいて校正された時間である、ことを特徴とする請求項20に記載の制御プログラム。
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