JP5402484B2 - 通信装置および通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号を送受信する通信装置、およびその通信装置における通信制御方法に関する。
イーサネット(Ethernet,登録商標)は、最も代表的なLAN(Local Area Network)の規格であり、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3などによって標準化されている。イーサネットでは、フロー制御用のフレームとしてポーズフレーム(Pause Frame)が定義されており、このポーズフレームをデータの送信側装置に送信することで、データの送信を一定期間止めるように要求することができるようになっている。
図16は、ポーズフレームを用いたフロー制御の概要を説明する図である。
図16に示す通信ノードN1は、インタフェース(I/F)810,820,830、スイッチ(S/W)840および制御部850を有している。インタフェース810,820,830は、他の通信ノードとイーサネットを通じてデータを送受信する。図16の例では、インタフェース820は通信ノードN2と接続し、インタフェース830は通信ノードN3と接続する。また、インタフェース810は、図示しない他の通信ノードと接続するものとする。なお、図16では、通信ノード間の最大伝送速度は1Gbpsであるものとする。スイッチ840は、インタフェース810,820,830のそれぞれの間の接続を切り替える。制御部850は、主として、受信データの宛先に応じてスイッチ840の接続動作を切り替える。
ここで、例えば、通信ノードN2から通信ノードN1への送信データの伝送速度と、通信ノードN3から通信ノードN1への送信データの伝送速度との合計が1Gpbsを超える場合、通信ノードN1では輻輳が発生する。通信ノードN1は、輻輳の発生を検出すると、通信ノードN2,N3に対してポーズフレームを送信する。
ポーズフレームには、データの送信を停止する停止時間を格納するフィールドが定義されている。ポーズフレームを受信した通信ノードN2,N3は、ポーズフレームに格納された停止時間が経過するまで、通信ノードN1へのデータの送信を停止する。これにより、通信ノードN2,N3から通信ノードN1へのトラフィックが制限される。
また、通信ノードでは、内部バッファのデータ量に基づいて輻輳の発生が検出されることが多い。例えば、図16の通信ノードN1では、インタフェース810が備える出力バッファ811のデータ量を、制御部850が監視する。そして、制御部850は、出力バッファ811のデータ量が所定のしきい値以上となったとき、輻輳が発生したと判定する。
内部バッファのデータ量に基づいてポーズフレームを送信する方法としては、一般的に、次の2種類の方法がある。
図17は、出力バッファのデータ量に基づくフロー制御手順の一例を説明する図である。
通信ノードN1は、例えば、出力バッファ811のデータ量がしきい値Th1以上であるか否かを監視する。そして、出力バッファ811のデータ量がしきい値Th1以上になったとき、通信ノードN1は、データ送信元の通信ノードに対してポーズフレームを出力する。例えば、出力バッファ811から送信先の通信ノードへのデータ伝送速度の上限をX(bit/sec)、出力バッファ811に格納されたデータ量をY(bit)としたとき、通信ノードN1は、ポーズフレームに格納する停止時間をY/X(sec)以下の値とする。また、通信ノードN1は、このようなポーズフレームを1回送信した後、Y/X(sec)が経過したとき、出力バッファ811のデータ量がしきい値Th1以上であれば、再度ポーズフレームを送信し、しきい値Th1未満であれば、ポーズフレームの送信を中止する。
図18は、出力バッファのデータ量に基づくフロー制御手順の別の例を説明する図である。
図18の例では、出力バッファ811のデータ量の判別を2つのしきい値Th1,Th2(ただし、Th1>Th2)に基づいて行う。通信ノードN1は、出力バッファ811のデータ量がしきい値Th1以上になったとき、データ送信元の通信ノードに対してポーズフレームを出力する。このとき、ポーズフレームには、停止時間として、規定された最大値を格納する。また、通信ノードN1は、このようなポーズフレームを1回送信した後、停止時間の最大値の時間が経過したとき、出力バッファ811のデータ量がしきい値Th2以上であれば、再度ポーズフレームを送信する。一方、しきい値Th2未満であれば、停止時間として、規定された最小値(通常は0)を格納したポーズフレームを、データ送信元の通信ノードごとに出力する。停止時間として最小値が格納されたポーズフレームを受信した通信ノードは、通信ノードN1に対するデータの送信を開始する。
ところで、例えば、VPN(Virtual Private Network)サービスなどに用いられるスイッチやルータなどの通信装置には、送信速度を保証する機能を備えるものがある。以下、保証された送信速度を“保証速度”と呼ぶ。このような通信装置を含むネットワークにおいて、ある通信ノードで内部輻輳が発生すると、この通信ノードからデータの送信元ノードに対してポーズフレームが送信されることでフロー制御が行われる。このとき、輻輳が発生した通信ノードは、前述のような内部バッファのデータ量に応じたフロー制御を行うことから、送信元ノードの送信速度が保証速度より低くなる可能性がある。
図19は、送信元ノードの送信速度が保証速度を下回る場合の動作例を示す図である。
図19の例では、通信ノードN2で規定された保証速度が500Mbpsであり、通信ノードN3で規定された保証速度が250Mbpsである。ここで、通信ノードN2が、通信ノードN1に対して、保証速度を超える実伝送速度でデータを送信し、通信ノードN3も、通信ノードN1に対して、保証速度を超える実伝送速度でデータを送信したものとする。例えば、通信ノードN2から通信ノードN1への実伝送速度が800Mbpsとなり、通信ノードN3から通信ノードN1への実伝送速度が400Mbpsとなったとする。これにより、通信ノードN1に対する合計の伝送速度が、インタフェース810からの送信速度の上限である1Gbpsを超えることから、通信ノードN1で輻輳が発生する。
通信ノードN1の制御部850は、前述のように、出力バッファ811のデータ量が所定のしきい値以上となった場合に、輻輳が発生したと判定する。この判定に基づき、通信ノードN1は、通信ノードN2,N3に対してポーズフレームを送信し、データの送信を一時的に停止させる。すなわち、通信ノードN1は、通信ノードN2,N3での保証速度に関係なくフロー制御を行うため、通信ノードN2,N3からのデータの伝送速度は、保証速度より低くなる可能性がある。
なお、ポーズフレームを用いてフロー制御を行う装置としては、次のようなものがある。例えば、出力ポートにおいて輻輳が発生すると、割当流量を超えた入力元ポートに対してポーズパケットを送信するスイッチングハブがある。また、別の例として、受信パケット量が第1のしきい値を超えると、上位側の対向装置にポーズパケットを送信し、受信パケット量がさらに大きい第2のしきい値を超えると、自装置のパケット送出を停止する伝送装置がある。さらに別の例として、複数の局装置に対してポーズフレームを送信することで、これらの局装置におけるデータ送信量を優先度情報に応じて決定する優先通信管理サーバがある。
特開2002−261766号公報 特開2002−353979号公報 特開2004−72161号公報
上記のように、フロー制御の実行時には、データを送信する上流側の通信ノードからのデータ送信速度が、その通信ノードで規定された保証速度より低くなる可能性があることが問題となっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、フロー制御対象の通信ノードからのデータ送信速度が過度に低下することを防止した通信装置および通信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、信号を送受信する通信装置が提供される。この通信装置は、前記通信装置にデータを送信する複数の対向装置に対して、前記通信装置に対するデータの送信を一時的に停止するように要求する送信停止信号を送信する送信停止信号送信部と、前記対向装置ごとに規定された保証速度に基づいて、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度以上の速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を送信先の前記対向装置ごとに制御する送信制御部と、を有する。
また、上記目的を達成するために、上記の通信装置と同様の処理を行う通信制御方法が提供される。
上記の通信装置および通信制御方法によれば、対向装置からのデータ送信速度が過度に低下することを防止できる。
第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 通信装置の内部構成をより詳しく示す図である。 ポーズフレームの内容を示す図である。 第2の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。 ポーズフレームの出力処理手順を示すフローチャートである。 ポーズフレームの出力処理手順の別の例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。 第4の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。 第5の実施の形態に係る通信装置の内部構成を示す図である。 停止時間および停止間隔を計算する処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態において実行されるフロー制御の例について説明する図である。 LLDPフレームの内容を示す図である。 LLDPフレームの受け渡し処理を説明する図である。 第6の実施の形態に係る通信装置の内部構成を示す図である。 ポーズフレームを用いたフロー制御の概要を説明する図である。 出力バッファのデータ量に基づくフロー制御手順の一例を説明する図である。 出力バッファのデータ量に基づくフロー制御手順の別の例を説明する図である。 送信元ノードの送信速度が保証速度を下回る場合の動作例を示す図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図1に示す通信装置1は、複数の対向装置との間で信号を送受信する装置である。図1では、例として、2つの対向装置2,3を示している。また、通信装置1は、複数の対向装置に対して送信停止信号を送信することで、フロー制御を行う機能を有している。送信停止信号は、送信先の対向装置に対してデータの送信を停止するように要求する信号である。送信停止信号を受信した対向装置は、その送信停止信号に基づいて、通信装置1へのデータ送信動作を所定の時間停止する。例えば、送信停止信号は、送信先の対向装置にデータ送信を停止させる期間を示す停止期間情報を含む。この場合、送信停止信号を受信した対向装置は、送信停止信号に含まれる停止期間情報が示す期間、通信装置1へのデータ送信動作を停止する。
通信装置1は、送信停止信号送信部11および送信制御部12を有する。送信停止信号送信部11は、通信装置1に対してデータを送信している対向装置に対して、前述の送信停止信号を送信する。なお、送信停止信号は、送信先の対向装置ごとに個別に送信される。送信制御部12は、送信停止信号送信部11による送信停止信号の送信動作を、送信先の対向装置ごとに制御する。
ここで、対向装置2,3から、通信装置1に対してそれぞれデータが送信された場合の送信制御部12の処理について説明する。ただし、以下の処理は、3つ以上の対向装置から通信装置1に対してデータが送信される場合にも適用可能である。
対向装置2,3には、データ送信速度を保証する保証速度が、それぞれ個別に規定されている。このとき、送信制御部12は、通信装置1に対する対向装置2,3からのデータ送信速度が、対向装置2,3にそれぞれ対応する保証速度以上の速度となるように、送信停止信号送信部11における送信停止信号の送信動作を制御する。
例えば、送信制御部12は、通信装置1に対する対向装置2,3からのデータ送信速度が、対向装置2,3にそれぞれ対応する保証速度となるように、送信停止信号の送信動作を制御する。
また、送信制御部12は、通信装置1に対する対向装置2,3からのデータ送信速度が、対向装置2,3にそれぞれ対応する保証速度に対して所定の速度加算値を加算した速度となるように、送信停止信号の送信動作を制御してもよい。
ここで、対向装置2,3にそれぞれ対応する保証速度を加算した加算値を、所定の上限速度から減算した減算値を、速度差分値と呼ぶ。ただし、保証速度を加算した加算値は、上限速度以下になるものとする。この場合に、上記の速度加算値は、速度差分値を分割して対向装置2,3のそれぞれに割り当てた値とされる。例えば、速度加算値は、速度差分値を対向装置2,3の数で除算した値とされる。この場合、対向装置2,3のそれぞれには同一の速度加算値が割り当てられる。
なお、上記の上限速度は、例えば、通信装置1の管理者などにより任意に設定されればよい。例えば、通信装置1の処理能力や、その時点での処理負荷などに応じて設定される。また、例えば、通信装置1が、対向装置2,3から受信したデータを、それらの対向装置2,3とは別の送信側対向装置(図示せず)に対して転送する機能を有する場合には、上限速度は、通信装置1から送信側対向装置への最大データ伝送速度とされればよい。いずれの場合にも、速度差分値を分割した値を速度加算値として対向装置2,3に割り当てることにより、対向装置2,3からのデータ送信速度が必要以上に抑制されなくなる。
また、上記の速度加算値は、送信停止信号の送信先の対向装置2,3ごとに異なる値とされてもよい。例えば、対向装置2,3に割り当てられる速度加算値は、速度差分値を保証速度の大きさに応じた割合で分割した値とされる。あるいは、対向装置2,3に割り当てられる速度加算値は、対向装置2,3から通信装置1への現在のデータ入力速度に応じた割合で分割された値とされてもよい。
以上のような送信制御部12の制御の下で送信停止信号が送信されることで、フロー制御の実行時にも、対向装置2,3からのデータ送信速度が、それぞれに規定された保証速度以上に維持されるようになる。
ところで、通信装置1は、図1に示すように、バッファ13およびデータ量検出部14を有していてもよい。バッファ13は、複数の対向装置から送信されたデータを一時的に保持する。データ量検出部14は、バッファ13に保持されたデータ量を監視し、データ量が所定のしきい値に達したか否かを検出する。
なお、バッファ13は、例えば、複数の対向装置からそれぞれ受信したデータを個別に、あるいは共通に保持する受信バッファである。受信バッファが対向装置ごとに設けられる場合、データ量検出部14は、例えば、それらの受信バッファ内のデータ量の合計値を、所定のしきい値と比較する。また、例えば、通信装置1が、複数の対向装置から受信したデータを、それらの対向装置とは別の送信側対向装置に対して転送する機能を有する場合には、バッファ13は、送信側対向装置に転送するデータを一時的に保持する送信バッファであってもよい。
送信停止信号送信部11は、例えば、データ量検出部14により、バッファ13のデータ量が所定のしきい値以上であることが検出された場合に、送信制御部12の制御の下で、通信装置1にデータを送信している対向装置に対して送信停止信号を送信する。
なお、送信停止信号送信部11は、バッファ13のデータ量とは無関係に送信停止信号を送信してもよい。例えば、送信停止信号送信部11は、通信装置1における処理負荷が高くなった場合に、送信停止信号を送信する。あるいは、送信停止信号送信部11は、通信装置1の管理者またはこの通信装置1を含む通信システムの管理者によって設定された期間に、送信停止信号を送信する。
次に、通信装置間がイーサネットにより接続される通信システムの例を挙げて説明する。また、送信停止信号を送信する通信ノードの例として、LANスイッチを挙げる。
〔第2の実施の形態〕
図2は、第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図2に示す通信装置100,200,300は、それぞれ、イーサネットに接続された通信ノードの1つであり、イーサネットを通じて他の通信装置と接続し、信号を送受信する。本実施の形態では、例として、最高伝送速度が1Gbpsのイーサネットを適用するものとする。なお、図2に記載した“1GbE”は、最高伝送速度が1Gbpsであるイーサネットのリンクを示している。
通信装置100は、他の通信ノードからの受信パケットをその宛先に応じた別の通信ノードに送信するLANスイッチであり、例えば、L2(Layer 2)スイッチあるいはL3スイッチなどである。通信装置100は、インタフェース(I/F)110,120,130、スイッチ(S/W)140および制御部150を有している。
インタフェース110,120,130は、それぞれ通信ポートごとに設けられており、他の通信ノードとイーサネットを通じてデータを送受信する。図2の例では、インタフェース120は通信装置200と接続され、インタフェース130は通信装置300と接続されている。また、インタフェース110は、図示しない他の通信ノードと接続されている。
スイッチ140は、インタフェース110,120,130のそれぞれの間のデータ伝送経路を切り替える。制御部150は、受信データの宛先に応じてスイッチ140の経路切り替え動作を制御する。また、後述するように、制御部150は、ポーズフレームの送信動作に必要な情報を、インタフェース110,120,130に対して出力する。
通信装置200,300は、イーサネットを通じて信号を送受信する機能を備えていれば、どのような装置でもよい。例えば、LANスイッチでもよいし、あるいは、サーバ装置、端末装置などのコンピュータであってもよい。また、インタフェース110に接続される図示しない通信ノードに関しても同様である。
図2では例として、通信装置200,300は、基本的に、通信装置100と同様の構成を有するものとする。例えば、通信装置200は、インタフェース210,220,230、スイッチ240および制御部250を有している。インタフェース210,220,230、スイッチ240および制御部250は、通信装置100のインタフェース110,120,130、スイッチ140および制御部150にそれぞれ対応する構成である。図2の例では、インタフェース210が通信装置100と接続され、インタフェース220,230はそれぞれ図示しない他の通信ノードと接続されている。
同様に、通信装置300は、インタフェース310,320,330、スイッチ340および制御部350を有している。インタフェース310,320,330、スイッチ340および制御部350は、通信装置100のインタフェース110,120,130、スイッチ140および制御部150にそれぞれ対応する構成である。図2の例では、インタフェース310が通信装置100と接続され、インタフェース320,330はそれぞれ図示しない他の通信ノードと接続されている。
図3は、通信装置の内部構成をより詳しく示す図である。
通信装置100において、インタフェース110は、入力バッファ111、出力バッファ112、輻輳検出部113、ポーズフレーム出力部114および多重化部115を有している。
入力バッファ111は、図示しない通信ノードからの受信データを一時的に保持し、保持した受信データをFIFO(First In First Out)方式で多重化部115に出力する。出力バッファ112は、スイッチ140から出力された送信データを一時的に保持し、保持した送信データをFIFO方式で出力する。なお、出力バッファ112から出力された送信データは、図示しないPHY(Physical layer)回路を介して他の通信ノードに送信される。
輻輳検出部113は、出力バッファ112に格納されたデータのデータ量を監視し、データ量が所定のしきい値に達した場合に、輻輳が発生したと判定する。ポーズフレーム出力部114は、輻輳検出部113により輻輳の発生が検出されると、制御部150から取得した停止時間および停止間隔に基づいて、ポーズフレームを多重化部115に出力する。
多重化部115は、入力バッファ111から出力された受信データと、ポーズフレーム出力部114から出力されたポーズフレームのいずれか一方を、スイッチ140に出力する。ここで、ポーズフレームの送信先とされる通信ノードを“上流側ノード”と呼ぶことにする。例えば、通信装置200,300からの受信データがインタフェース110の出力バッファ112に転送されたときに、輻輳検出部113により輻輳の発生が検出された場合、ポーズフレームの送信先となる通信装置200,300は、上流側ノードとなる。
多重化部115は、ポーズフレーム出力部114からポーズフレームが出力された場合には、そのポーズフレームをスイッチ140に出力し、ポーズフレームが出力されていない場合には、入力バッファ111の先頭の受信データをスイッチ140に出力する。
なお、後述する保証速度が上流側ノードごとに異なることから、ポーズフレーム出力部114は、上流側ノードのそれぞれに送信するポーズフレームを個別に生成して、多重化部115に出力する。このとき、ポーズフレーム出力部114は、例えば、通信装置100の内部でのみ使用されるローカルヘッダをポーズフレームに付加し、そのローカルヘッダに、上流側ノードに対応するインタフェースあるいはポートを識別する識別情報を書き込んでもよい。
この場合、入力バッファ111から多重化部115に出力されるフレームにも同様のローカルヘッダが付加され、その送信先に対応するインタフェースあるいはポートを識別する識別情報がローカルヘッダに書き込まれる。ローカルヘッダへの識別情報の書き込みは、例えば、制御部150の制御の下で実行される。その場合、スイッチ140は、入力されたフレームのローカルヘッダを参照して、識別情報に対応するインタフェースの出力バッファにフレームを転送する。また、フレームが送信先に対応するインタフェースの出力バッファに格納される時点で、ローカルヘッダは除去される。
インタフェース120,130は、ともにインタフェース110と同じ構成を有している。ただし、図3では、インタフェース120には、入力バッファ121および出力バッファ122のみ示し、インタフェース130には、入力バッファ131および出力バッファ132のみ示している。
制御部150は、停止時間/間隔計算部151を有している。停止時間/間隔計算部151は、データ送信元の通信ノードにデータ送信を一時的に停止させる期間を示す停止時間PTと、その一時停止動作を開始させる間隔を示す停止間隔PI(ただし、PI≧PT)とを計算し、ポーズフレーム出力部114に出力する。停止時間/間隔計算部151は、データ送信元の通信ノードごとに保証された送信速度である保証速度に基づいて、上記の停止時間PTおよび停止間隔PIをデータ送信元の通信ノードごとに計算する。本実施の形態では、通信装置200,300においてそれぞれ保証速度が規定されており、停止時間PTおよび停止間隔PIは、通信装置200,300のそれぞれについて計算される。
なお、通信ノードごとの保証速度は、例えば、制御部150内に設けられたメモリ152に格納されて、停止時間/間隔計算部151に読み出される。保証速度は、例えば、メモリ152にあらかじめ格納されていてもよいし、あるいは、ユーザの操作入力に応じてメモリ152に格納されてもよい。
図4は、ポーズフレームの内容を示す図である。
ポーズフレームは、同期信号を含むプリアンブル、MAC(Medium Access Control)フレームの先頭を示すSFD(Start Frame Delimiter)、宛先アドレス、送信元アドレス、長さ/タイプを示す情報、操作コード、停止時間(Pause Time)、パディング、および、MACフレームチェック用のFCS(Frame Check Sequence)を有する。ポーズフレームを受信した通信ノードは、停止時間の領域に記載された時間だけ、ポーズフレームの送信元ノードに対するデータの送信を停止する。
なお、停止時間の領域には512ビットのデータが格納される。伝送速度1Gbpsのイーサネットでは、ポーズフレーム内の停止時間の分解能は、10-9×512=0.512(μsec)となる。また、1つのポーズフレームに設定可能な停止時間の最大値は、0.512×65535≒33.5(msec)となる。
次に、通信装置200,300から通信装置100にデータが送信された際に、通信装置100において輻輳が検出された場合の処理について説明する。図5は、第2の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。
図5の例では、通信装置200に対して保証速度500Mbpsが規定され、通信装置300に対して保証速度250Mbpsが規定されているものとする。ここで、通信装置200から通信装置100に対してデータが送信される。このデータは、通信装置100において受信された後、インタフェース110を介して、このインタフェース110に接続された他の通信ノードに送信される。一方、通信装置300からも、通信装置100に対してデータが送信される。このデータは、通信装置100において受信された後、インタフェース110を介して、このインタフェース110に接続された他の通信ノードに送信される。
通信装置200,300から通信装置100へのトラフィックが増加すると、通信装置100では、インタフェース110内の出力バッファ112におけるデータ量が増加する。そして、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上になると、通信装置100は、輻輳が発生したと判定する。例えば、図5に示すように、通信装置200から通信装置100に対して800Mbpsの速度でデータが送信され、通信装置300から通信装置100に対して400Mbpsの速度でデータが送信されたとする。この場合、入力データのトラフィックが、通信装置100のインタフェース110に接続された出力伝送路におけるトラフィックの許容量を超えるため、インタフェース110内の出力バッファ112のデータ量が徐々に増加する。
通信装置100は、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上になると、通信装置200,300に対してポーズフレームを送信し、通信装置100に対するデータ送信を一時的に停止するように要求する。本実施の形態では、通信装置100は、通信装置200からのデータ送信速度が、通信装置200に規定された保証速度となるように、通信装置200に対してポーズフレームを送信する。これとともに、通信装置100は、通信装置300からのデータ送信速度が、通信装置300に規定された保証速度となるように、通信装置300に対してポーズフレームを送信する。
例えば、通信装置200と通信装置100との間の伝送路の最大伝送速度が1Gbpsであることから、通信装置100は、停止時間PTが500μsecとなり、停止間隔PIが1msecとなるように、通信装置200に対してポーズフレームを送信する。このとき、通信装置200は、500μsecの期間だけ通信装置100へのデータ送信を停止し、その後の500μsecの期間だけ通信装置100へのデータ送信を実行する。これにより、通信装置200から通信装置100へのデータ送信速度が、通信装置200に規定された保証速度と同じ500Mbpsに抑制される。
また、通信装置100は、例えば、停止時間PTが750μsecとなり、停止間隔PIが1msecとなるように、通信装置300に対してポーズフレームを送信する。このとき、通信装置300は、750μsecの期間だけ通信装置100へのデータ送信を停止し、その後の250μsecの期間だけ通信装置100へのデータ送信を実行する。これにより、通信装置300から通信装置100へのデータ送信速度が、通信装置300に規定された保証速度と同じ250Mbpsに抑制される。
停止時間PTおよび停止間隔PIは、制御部150の停止時間/間隔計算部151によって、ポーズフレームの送信先となる上流側ノードごとに計算される。ここで、上流側ノードに規定された保証速度をRgur、通信ノード間の伝送路の最大伝送速度をRmax(ただし、Rmax≧Rgur)とすると、Rgur/Rmax=PT/PIの関係が成立する。このことから、停止時間/間隔計算部151は、次の式(1)が成立するように停止時間PTおよび停止間隔PIを算出する。
PT=(Rgur/Rmax)×PI ・・・(1)
前述のように、停止時間/間隔計算部151は、メモリ152から、上流側ノードごとに保証速度を読み込み、上記の式(1)に従って停止時間PTおよび停止間隔PIを上流側ノードごとに計算する。そして、計算した停止時間PTおよび停止間隔PIを、ポーズフレーム出力部114に出力する。
ポーズフレーム出力部114は、輻輳検出部113により輻輳が検出された場合に、上流側ノードに対応する停止時間PTおよび停止間隔PIを停止時間/間隔計算部151から取得する。そして、上流側ノードごとにポーズフレームを生成して、多重化部115に出力する。
なお、ポーズフレームの送信先の通信ノードにおいて規定された保証速度が変化しない限り、各通信ノードに対応する停止時間PTおよび停止間隔PIは変化しない。このため、停止時間/間隔計算部151は、例えば、停止時間PTおよび停止間隔PIを通信装置100の電源投入時に計算すればよい。また、停止時間/間隔計算部151は、メモリ152内の保証速度が更新された場合や、メモリ152に保証速度が新規に記憶された場合などに、停止時間PTおよび停止間隔PIを計算してもよい。
さらに、停止時間/間隔計算部151は、例えば、上記の式(1)を満たすような停止時間PTと停止間隔PIの組み合わせを通信ノードごとに保持したテーブルを参照して、停止時間PTおよび停止間隔PIを決定してもよい。この場合、テーブルは、例えば、メモリ152に記憶されていればよい。
また、停止時間/間隔計算部151によって計算された停止時間PTおよび停止間隔PIは、ポーズフレーム出力部114内のメモリなどに記憶されてもよい。
図6は、ポーズフレームの出力処理手順を示すフローチャートである。
以下の図6の処理は、上流側ノードごとに実行される。ここで、ポーズフレームの送信先とされる複数の上流側ノードのうち、m番目(ただし、mは自然数)の上流側ノードに対してポーズフレームを送信する際の停止時間PTおよび停止間隔PIを、それぞれPT_m,PI_mとする。
[ステップS11]ポーズフレーム出力部114は、輻輳検出部113の検出結果に基づき、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上であるか否かを判定する。ポーズフレーム出力部114は、例えば、この判定処理を一定時間ごとに繰り返し、データ量がしきい値以上であると判定すると、ステップS12の処理を実行する。
[ステップS12]ポーズフレーム出力部114は、停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを停止時間/間隔計算部151から取得する。なお、これらの情報の取得は、例えば、通信装置100の電源投入時などにおいてあらかじめ取得されていてもよい。
[ステップS13]ポーズフレーム出力部114は、停止時間PT_mを格納したポーズフレームを生成して、多重化部115に出力する。
このポーズフレームは、スイッチ140を介して、m番目の上流側ノードに対応するインタフェース(例えば、インタフェース120)に受け渡された後、上流側ノード(例えば、通信装置200)に送信される。ポーズフレームを受信した上流側ノードは、停止時間PT_mの間、通信装置100に対するデータの送信を停止する。また、停止時間PT_mが経過した後、ポーズフレームを受信しない場合には、通信装置100へのデータの送信を再開する。
なお、このステップS13では、次のような処理が実行されてもよい。まず、ポーズフレーム出力部114は、停止時間として最大値を格納したポーズフレームを、多重化部115に出力する。このポーズフレームを受信した通信ノードは、通信装置100へのデータ送信を停止する。次に、ポーズフレーム出力部114は、時間をカウントし、停止時間PT_mが経過したときに、停止時間として“0”を格納したポーズフレームを、多重化部115に出力する。このポーズフレームを受信した通信ノードは、データ送信の一時停止要求が解除されたものと判定して、通信装置100へのデータ送信を再開する。
[ステップS14]ポーズフレーム出力部114は、その内部に備えるカウンタなどにより時間をカウントし、停止間隔PI_mが経過したか否かを判定する。停止間隔PI_mが経過すると、ステップS11の処理が再度実行される。
なお、停止時間/間隔計算部151は、例えば、上記の式(1)を満たすように停止時間PTおよび停止間隔PIを計算する際に、各上流側ノードに対応する停止間隔PIを共通の値としてもよい。この場合には、図6の各ステップの処理タイミングを上流側ノードごとの処理で一致させることができる。
以上の第2の実施の形態では、通信装置100がフロー制御を行うことで、上流側ノードからのデータ送信速度が、その上流側ノードに規定された保証速度に抑制される。従って、出力速度を保証したネットワークを容易に構築できるようになる。
ところで、上記の図6の処理では、ポーズフレームの送信の要否を、出力バッファ112のデータ量と1つのしきい値とを比較することで判定していた。しかしながら、この送信要否の判定処理は、次の図7に示すように、2つのしきい値Th1,Th2(ただし、Th1>Th2)を用いて判定されてもよい。なお、図7の処理が実行される場合、輻輳検出部113は、出力バッファ112のデータ量がしきい値Th1以上であるか否かを示す検出結果と、そのデータ量がしきい値Th2未満であるか否かを示す検出結果とを、ポーズフレーム出力部114に通知する。
図7は、ポーズフレームの出力処理手順の別の例を示すフローチャートである。
[ステップS21]ポーズフレーム出力部114は、輻輳検出部113の検出結果に基づき、出力バッファ112のデータ量がしきい値Th1以上であるか否かを判定する。ポーズフレーム出力部114は、例えば、この判定処理を一定時間ごとに繰り返し、データ量がしきい値Th1以上であると判定すると、ステップS22の処理を実行する。
[ステップS22]この処理ステップでは、図6のステップS12と同様の処理が実行される。すなわち、ポーズフレーム出力部114は、停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを停止時間/間隔計算部151から取得する。
[ステップS23]この処理ステップでは、図6のステップS13と同様の処理が実行される。すなわち、ポーズフレーム出力部114は、停止時間PT_mを格納したポーズフレームを生成して、多重化部115に出力する。
[ステップS24]この処理ステップでは、図6のステップS14と同様の処理が実行される。すなわち、ポーズフレーム出力部114は、停止間隔PI_mが経過したか否かを判定する。停止間隔PI_mが経過すると、ステップS25の処理が実行される。
[ステップS25]ポーズフレーム出力部114は、輻輳検出部113の検出結果に基づき、出力バッファ112のデータ量がしきい値Th2未満であるか否かを判定する。データ量がしきい値Th2未満である場合には、ステップS21の処理が再度実行され、データ量がしきい値Th2以上である場合には、ステップS22の処理が再度実行される。
この図7の処理によれば、図6の処理と比較して、通信装置100に対するトラフィックの抑制状態と抑制解除状態とが頻繁に切り替わらないようになる。
〔第3の実施の形態〕
上記の第2の実施の形態では、通信装置100は、通信装置200,300からのデータ出力速度が、通信装置200,300のそれぞれに規定された保証速度を維持するように、フロー制御を行う。しかし、このようなフロー制御が行われている状態では、通信装置200,300からの合計のデータ出力速度が、通信ノード間の伝送路の最大伝送速度Rmaxより低くなることがある。すなわち、通信装置100のインタフェース110の出力側伝送路には、さらに多くのデータを伝送する容量が残っている状態となる。これに対して、以下の第3の実施の形態では、通信装置200,300からのデータ送信速度の合計が、通信ノード間の伝送路の最大伝送速度Rmaxとなるように、フロー制御が行われる。
図8は、第3の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。
本実施の形態において、通信装置100〜300の基本的な内部構成は、第2の実施の形態と同様であるので、ここでは図示を省略する。ただし、通信装置100の制御部150が有する停止時間/間隔計算部151において、停止時間PTおよび停止間隔PIを計算する手順が、第2の実施の形態とは異なる。
図8の例では、図5の例と同様に、通信装置200に対して保証速度500Mbpsが規定され、通信装置300に対して保証速度250Mbpsが規定されているものとする。ここで、例えば、通信装置200から通信装置100に対して800Mbpsでデータが送信され、通信装置300から通信装置100に対して400Mbpsでデータが送信される。通信装置100では、インタフェース110内の出力バッファ112におけるデータ量が増加し、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上になると、通信装置100の輻輳検出部113は、輻輳が発生したと判定する。
通信装置100は、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上になると、通信装置200,300に対してポーズフレームを送信し、通信装置100に対するデータ送信を一時的に停止するように要求する。本実施の形態では、制御部150の停止時間/間隔計算部151は、次の手順で停止時間PTおよび停止間隔PIを計算する。
ポーズフレームの送信先とされる複数の上流側ノードのうち、m番目の上流側ノードに規定された保証速度をRgur_mとする。通信装置100は、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度Rout_mが、次の式(2)で求められる値となるように、m番目の上流側ノードに対してポーズフレームを送信する。
Rout_m=Rgur_m+Radd ・・・(2)
ここで、Raddは、保証速度Rgur_mに対して加算される速度加算値であり、次の式(3)に従い、すべての上流側ノードに対して共通に求められる。なお、式(3)において、Rtotは、各上流側ノードに規定された保証速度Rgurをすべて合計した保証速度合計値を示し、nは、上流側ノードの数を示す(ただし、n≧2)。
Radd=(Rmax−Rtot)/n ・・・(3)
停止時間/間隔計算部151は、上記の式(2),式(3)に従って、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度Rout_mを計算する。m番目の上流側ノードに対応する停止時間PTおよび停止間隔PIをそれぞれPT_m,RI_mとすると、Rout_m/Rmax=PT_m/PI_mの関係が成立する。このことから、停止時間/間隔計算部151は、次の式(4)が成立するように停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを算出する。
PT_m=(Rout_m/Rmax)×PI_m ・・・(4)
通信装置100のポーズフレーム出力部114は、停止時間/間隔計算部151からの停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mに基づいて、前述の図6または図7の処理手順に従ってポーズフレームを送信する。
図8の例では、速度加算値Raddは、式(3)により125Mbpsと求められる。従って、通信装置200についてのデータ送信速度Routは、式(2)より625Mbpsとなる。通信装置100は、例えば、停止時間PTが625μsec、停止間隔PIが1msecになるように、通信装置200に対してポーズフレームを送信することで、通信装置200からのデータ送信速度を625Mbpsに維持する。また、通信装置300についてのデータ送信速度Routは、式(2)より375Mbpsとなる。通信装置100は、例えば、停止時間PTが375μsec、停止間隔PIが1msecになるように、通信装置300に対してポーズフレームを送信することで、通信装置300からのデータ送信速度を375Mbpsに維持する。
以上の処理によれば、通信装置100は、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度Rout_mを、保証速度Rgur_m以上に維持するように、フロー制御を行う。さらに、通信装置100は、式(3)中で(Rmax−Rtot)と表される速度差分値を、各上流側ノードに対して均等に割り当てる。すなわち、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度として、保証速度Rgur_mに対してさらに速度加算値Rout_mを上乗せする。このような処理により、通信装置100のインタフェース110の出力側伝送路においては、データ伝送容量を最大限に使用してデータが伝送されるようになり、データ伝送効率が向上する。
〔第4の実施の形態〕
図9は、第4の実施の形態において実行されるフロー制御を説明する図である。
本実施の形態において、通信装置100〜300の基本的な内部構成は、第2,第3の実施の形態と同様であるので、ここでは図示を省略する。また、本実施の形態では、第3の実施の形態と同様に、通信装置200,300からのデータ送信速度の合計が、通信ノード間の伝送路の最大伝送速度Rmaxとなるように、通信装置100によるフロー制御が行われる。ただし、第3の実施の形態とは異なり、通信装置100の制御部150が有する停止時間/間隔計算部151は、式(3)中で(Rmax−Rtot)と表される速度差分値を、上流側ノードに規定された保証速度Rgurの大きさに応じて割り当てる。
本実施の形態において、通信装置100は、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度Rout_mが、次の式(5)で求められる値となるように、m番目の上流側ノードに対してポーズフレームを送信する。
Rout_m=Rgur_m+Radd_m ・・・(5)
ここで、Radd_mは、m番目の上流側ノードに対して割り当てられる速度加算値であり、次の式(6)に従い、上流側ノードごとに個別に求められる。
Radd_m=(Rmax−Rtot)×(Rgur_m/Rtot) ・・・(6)
停止時間/間隔計算部151は、上記の式(5),式(6)に従って、m番目の上流側ノードからのデータ送信速度Rout_mを計算する。Rout_m/Rmax=PT_m/PI_mの関係が成立することから、停止時間/間隔計算部151は、前述の式(4)が成立するように停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを算出する。通信装置100のポーズフレーム出力部114は、停止時間/間隔計算部151からの停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mに基づいて、前述の図6または図7の処理手順に従ってポーズフレームを送信する。
図9の例では、図5,図8の例と同様に、通信装置200に対して保証速度500Mbpsが規定され、通信装置300に対して保証速度250Mbpsが規定されているものとする。この場合、通信装置200についての速度加算値は、式(6)により166Mbpsと求められる。従って、通信装置200についてのデータ送信速度Routは、式(5)より666Mbpsとなる。通信装置100は、例えば、停止時間PTが666μsec、停止間隔PIが1msecになるように、通信装置200に対してポーズフレームを送信することで、通信装置200からのデータ送信速度を666Mbpsに維持する。
また、通信装置300についての速度加算値は、式(6)により83Mbpsと求められる。従って、通信装置300についてのデータ送信速度Routは、式(5)より333Mbpsとなる。通信装置100は、例えば、停止時間PTが333μsec、停止間隔PIが1msecになるように、通信装置300に対してポーズフレームを送信することで、通信装置300からのデータ送信速度を333Mbpsに維持する。
以上の処理によれば、保証速度Rgurが大きい上流側ノードほど、通信装置100へのデータ送信速度が高くなるように、通信装置100によるフロー制御が行われる。従って、通信装置100のインタフェース110の出力側伝送路におけるデータ伝送効率が向上するとともに、フロー制御対象の通信ノードから通信装置100への伝送路の伝送効率も高めることができる。
〔第5の実施の形態〕
図10は、第5の実施の形態に係る通信装置の内部構成を示す図である。なお、図10では、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して示している。
図10に示す通信装置100aは、インタフェース110,120a,130a、スイッチ140および制御部150aを有している。インタフェース120aは、図3に示したインタフェース120に対応する構成であり、入力バッファ121および出力バッファ122を備え、通信装置200との間でデータを送受信する。インタフェース120aはさらに、インタフェース120aに対して入力される単位時間当たりのデータ量を測定する流量測定部123を備えている。
同様に、インタフェース130aは、図3に示したインタフェース130に対応する構成であり、入力バッファ131および出力バッファ132を備え、通信装置300との間でデータを送受信する。インタフェース130aはさらに、インタフェース130aに対して入力されるデータの流量(単位時間当たりのデータ量)を測定する流量測定部133を備えている。
制御部150aは、図3に示した制御部150に対応する構成であり、上流側ノードにそれぞれ規定された保証速度Rgurを記憶するメモリ152を備える。また、制御部150aは、停止時間/間隔計算部151aを備える。
停止時間/間隔計算部151aは、図3に示した停止時間/間隔計算部151と同様に、ポーズフレームを送信する際に使用する停止時間PTおよび停止間隔PIを、上流側ノードごとに計算する。ただし、停止時間/間隔計算部151aは、インタフェース120a,130aがそれぞれ備える流量測定部123,133からの測定結果に応じて、停止時間PTおよび停止間隔PIを動的に計算し、インタフェース110のポーズフレーム出力部114に出力する。停止時間/間隔計算部151aは、前述の式(3),式(6)中で(Rmax−Rtot)と表される速度差分値を、流量測定部123,133で測定される流量に応じて割り当てる。
図11は、停止時間および停止間隔を計算する処理手順を示すフローチャートである。なお、この図11では、ポーズフレームが送信される上流側ノードがnだけ存在し、これらの上流側ノードにポーズフレームを送信する際に使用する停止時間PT_1〜PT_nおよび停止間隔PI_1〜PI_nを求めるものとする。
[ステップS31]停止時間/間隔計算部151aは、n個のインタフェース(例えば、インタフェース120a,130a)にそれぞれ入力されるデータの流量Rin_1〜Rin_nを、各インタフェースの流量測定部(例えば、流量測定部123,133)から取得する。
[ステップS32]停止時間/間隔計算部151aは、変数mに1を設定する。
[ステップS33]停止時間/間隔計算部151aは、m番目の上流側ノードからの流量Rin_mが、その上流側ノードに規定された保証速度Rgur_mより大きいか否かを判定する。流量Rin_mが保証速度Rgur_mより大きい場合には、ステップS34の処理が実行され、流量Rin_mが保証速度Rgur_m以下である場合には、ステップS35の処理が実行される。
[ステップS34]停止時間/間隔計算部151aは、流量Rin_mから保証速度Rgur_mを減算し、速度超過値Rext_mを求める。この速度超過値Rext_mは、m番目の上流側ノードからの流量Rin_mが、その上流側ノードに規定された保証速度Rgur_mよりどのくらい大きいかを示す。
[ステップS35]停止時間/間隔計算部151aは、速度超過値Rext_mを0とする。
[ステップS36]停止時間/間隔計算部151aは、変数mがnであるか否かを判定する。変数mがn未満である場合には、ステップS37の処理が実行され、変数mがnである場合には、ステップS38の処理が実行される。
[ステップS37]停止時間/間隔計算部151aは、変数mに1を加算する。この後、別の上流側ノードに関して、ステップS33の処理が再度実行される。
[ステップS38]停止時間/間隔計算部151aは、n個の上流側ノードのそれぞれに対応するデータ送信速度Rout’_1〜Rout’_nを計算する。m番目の上流側ノードに対応するデータ送信速度Rout’_mは、次の式(7)によって求められる。
Rout’_m=Rgur_m+Radd’_m ・・・(7)
ここで、式(7)のRadd’_mは、m番目の上流側ノードに対して割り当てられる速度加算値であり、次の式(8)によって求められる。また、式(8)のRextotは、ステップS34またはS35においてn個の上流側ノードについて求められた速度超過値をすべて加算した加算値であり、式(9)によって求められる。
Radd’_m=(Rmax−Rtot)×Rext_m/Rextot ・・・(8)
Rtot=Rext_1+Rext_2+・・・+Rext_n ・・・(9)
[ステップS39]停止時間/間隔計算部151aは、n個の上流側ノードのそれぞれに対応する停止時間PT_1〜PT_nおよび停止間隔PI_1〜PI_nを計算する。Rout’_m/Rmax=PT_m/PI_mの関係が成立することから、停止時間/間隔計算部151aは、次の式(10)が成立するように停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを算出する。
PT_m=(Rout’_m/Rmax)×PI_m ・・・(10)
以上のステップS31〜S39の処理は、例えば一定時間ごとに、繰り返し実行される。通信装置100aのポーズフレーム出力部114は、停止時間/間隔計算部151aからの停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mに基づいて、前述の図6または図7の処理手順に従ってポーズフレームを送信する。ただし、ポーズフレーム出力部114は、図6のステップS12または図7のステップS22において、その時点で停止時間/間隔計算部151aで算出された最新の停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを取得する。
なお、上記のステップS31〜S39の処理は、例えば、輻輳が検出された状態(すなわち、出力バッファ112のデータ量が所定のしきい値以上である状態)にのみ繰り返し実行されてもよい。
図12は、第5の実施の形態において実行されるフロー制御の例について説明する図である。
図12の例では、通信装置200に対して保証速度500Mbpsが規定され、通信装置300に対して保証速度250Mbpsが規定されている。また、通信装置100aのインタフェース110で輻輳が検出されたとき、通信装置200から通信装置100aへの流量が800Mbpsであり、通信装置300から通信装置100aへの流量が250Mbpsであったとする。
この場合、通信装置200に対する式(7)の速度加算値は250Mbpsと求められるので、通信装置100aは、通信装置200からのデータ送信速度が750Mbpsとなるように、通信装置200に対してポーズフレームを送信する。例えば、停止時間PTが750μsecとなり、停止間隔PIが1msecとなるようにポーズフレームが送信される。
また、通信装置300に対する式(7)の速度加算値は0と求められるので、通信装置100aは、通信装置300からのデータ送信速度が250Mbpsとなるように、通信装置300に対してポーズフレームを送信する。例えば、停止時間PTが250μsecとなり、停止間隔PIが1msecとなるようにポーズフレームが送信される。
なお、上記の図11の処理では、ポーズフレームが送信される上流側ノードのうち、通信装置100aに対する流量が保証速度以下である上流側ノードに対しても、ポーズフレームが送信される。すなわち、ステップS38で計算されるデータ送信速度Rout’が保証速度Rgurと一致するため、データ送信速度が保証速度になるようにポーズフレームが送信される。
しかしながら、測定された流量が保証速度以下である上流側ノードに対しては、ポーズフレームを送信しないようにしてもよい。例えば、ステップS39においてm番目の上流側ノードについての停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを計算する際に、対応する速度超過値Rext_mが0であれば、停止時間PT_mおよび停止間隔PI_mを算出しないようにする。この場合、ポーズフレーム出力部114は、出力バッファ112のデータ量がしきい値以上であっても、停止時間PTおよび停止間隔PIが停止時間/間隔計算部151aから出力されていない上流側ノードについては、ポーズフレームを出力しないようにする。図12の例では、通信装置300に対しては、ポーズフレームが出力されない。
また、上記の図11の処理では、流量Rin_mが保証速度Rgur_m以下である場合には、ステップS35において速度超過値Rext_mを0としていた。これにより、式(8)における加算値Rextotの計算時に、流量Rin_mが保証速度Rgur_m以下である上流側ノードについての速度超過値が誤って加算されないようにしていた。
しかし、この他の例としては、流量Rin_mが保証速度Rgur_m以下である上流側ノードについての速度加算値を、加算値Rextotの計算式から除外するようにしてもよい。この場合、ステップS38では、流量Rin_mが保証速度Rgur_m以下である上流側ノードについてのデータ送信速度Rout’を計算しないようにすればよい。また、ステップS39でも、この上流側ノードについての停止時間PTおよび停止間隔PIを計算しないようにし、この上流側ノードに対してはポーズフレームを送信しないようにすればよい。
以上の第5の実施の形態では、式(8)中で(Rmax−Rtot)と表される速度差分値を、各上流側ノードに対応する速度超過値Rextの大きさに応じて、上流側ノードのそれぞれに対して割り当てる。その結果、速度超過値Rextが大きい上流側ノードほど通信装置100へのデータ送信速度が高くなるように、通信装置100によるフロー制御が行われる。従って、通信装置100のインタフェース110の出力側伝送路におけるデータ伝送効率が向上するとともに、フロー制御対象の通信ノードから通信装置100への伝送路の伝送効率も高めることができる。
〔第6の実施の形態〕
上記の第2〜第5の実施の形態では、上流側ノードのそれぞれに対応する保証速度Rgurは、例えば、ユーザの操作入力などにより通信装置100,100aに記憶されていた。これに対して、本実施の形態では、フロー制御を行う通信装置が、上流側ノードからイーサネットを介して保証速度Rgurを取得できるようにする。本実施の形態では、このような動作を実現するために、IEEE802.1ABにおいて標準化されたLLDP(Link Layer Discovery Protocol)を利用して、保証速度Rgurを自動的に受け渡す。
図13は、LLDPフレームの内容を示す図である。
LLDPは、ネットワーク機器や端末の種類、設定情報などを近隣の通信ノードに通知する、レイヤ2レベルのプロトコルである。LLDPでは、これらの情報がLLDPフレームと呼ばれるMACフレームに格納され、他の通信ノードに送信される。
LLDPフレームは、通常のMACフレームと同様に、プリアンブル、SFD、宛先アドレス、送信元アドレスおよびFCSを含む。そして、送信元アドレスとFCSとの間に、LLDPの識別子情報(LLDP Ethertype)と、LLDPDU(LLDP Data Unit)とが記述される。なお、LLDPフレームはマルチキャストで送信され、宛先アドレスにはマルチキャストを示す値が格納される。
LLDPDUは、機器の識別情報(Chassis ID)、ポートの識別情報(Port ID)、情報の有効期間(Time-To-Live)、1つ以上のオプション情報(Optional)、および、終端情報(End-of-LLDPDU)を含む。これらの各項目は、情報の種類(TLV type)、値の長さ(TLV information string length)および実際の値(TLV information string)を有する、TLV(Type, Length, Value)と呼ばれる情報として記述される。
また、LLDPDU内の項目のうち、オプション情報には、IEEE802.1ABにおいて規定された所定の情報を格納できるだけでなく、その他の任意の情報を格納することも可能になっている。そこで、本実施の形態では、オプション情報の領域に、LLDPフレームの送信元ノードに規定された保証速度Rgurを格納する。
図14は、LLDPフレームの受け渡し処理を説明する図である。なお、図14では、図2と同じ構成要素には同じ符号を付して示している。
図14において、通信装置100bは、通信装置200b,300bとイーサネットを介して接続されている。通信装置100bは、インタフェース110,120b,130b、スイッチ140および制御部150bを有している。インタフェース120bは、図3のインタフェース120に対応する構成であり、通信装置200bとの間でデータを送受信する。インタフェース130bは、図3のインタフェース130に対応する構成であり、通信装置300bとの間でデータを送受信する。
通信装置200b、300bは、ともにLLDPフレームをマルチキャストで定期的に送信する。通信装置200bは、自機に規定された保証速度Rgurを、送信するLLDPフレームに格納し、通信装置300bは、自機に規定された保証速度Rgurを、送信するLLDPフレームに格納する。
通信装置100bは、LLDPフレームを、通信装置200b,300bのそれぞれから定期的に受信する。通信装置200bから受信したLLDPフレームは、インタフェース120bから制御部150bに転送され、通信装置300bから受信したLLDPフレームは、インタフェース130bから制御部150bに転送される。
なお、図示しないが、通信装置100bも、LLDPフレームをマルチキャストで定期的に送信してもよい。
図15は、第6の実施の形態に係る通信装置の内部構成を示す図である。なお、図15では、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して示している。
インタフェース120bは、図3に示したインタフェース120と同様に、入力バッファ121および出力バッファ122を有する。また、通信装置200bから受信したLLDPフレームは、インタフェース120bから制御部150bに転送される。インタフェース130bは、図3に示したインタフェース130と同様に、入力バッファ131および出力バッファ132を有する。また、通信装置300bから受信したLLDPフレームは、インタフェース130bから制御部150bに転送される。
制御部150bは、ポーズフレームの送信時に使用する停止時間PTおよび停止間隔PIを計算する停止時間/間隔計算部151と、上流側ノードに規定された保証速度Rgurを記憶するメモリ152とを有する。さらに、制御部150bは、インタフェース120b,130bから転送されたLLDPフレームを処理するLLDP処理部153を有する。
LLDP処理部153は、転送されたLLDPフレームから、上流側ノードに規定された保証速度Rgurを抽出し、メモリ152に記憶する。また、例えば、上流側ノードにおいて保証速度Rgurが変更された場合には、LLDP処理部153は、その上流側ノードから受信したLLDPフレームの情報に基づき、メモリ152内の保証速度Rgurを更新する。
停止時間/間隔計算部151は、前述の第2〜第4の実施の形態のいずれかで説明した処理手順で、停止時間PTおよび停止間隔PIを上流側ノードごとに計算し、インタフェース110のポーズフレーム出力部に出力する。また、停止時間/間隔計算部151の代わりに、第5の実施の形態で示した停止時間/間隔計算部151aが適用されてもよい。
以上の第6の実施の形態では、通信装置100bは、LLDPフレームに基づいて、上流側ノードに規定された保証速度Rgurを、ユーザが入力することなく、自動的に取得できる。従って、フロー制御機能を備えるイーサネットを効率的に運用できるようになる。
なお、上記の第2〜第6の実施の形態では、出力バッファのデータ量に基づいて、ポーズフレームの送信の要否を判定した。しかし、ポーズフレームの送信の要否を判定する方法は、上記に限ったことではない。例えば、入力バッファあるいは出力バッファを1つの共有バッファとして実現し、共有バッファ内の記憶領域をポートごとに論理的に管理する通信装置がある。このような通信装置では、共有バッファのデータ量が所定のしきい値以上になった場合に、ポーズフレームを送信するようにしてもよい。
また、出力バッファの代わりに入力バッファのデータ量に基づいて、ポーズフレームの送信の要否を判定してもよい。この場合、例えば、複数のポートにそれぞれ対応する入力バッファの総データ量を監視し、この総データ量が所定のしきい値以上になった場合に、これらのポートに接続された上流側ノードに対して、ポーズフレームを送信する。
また、上記の第2〜第6の実施の形態では、バッファのデータ量が所定のしきい値以上になった場合にポーズフレームを送信した。しかし、ポーズフレームは、バッファのデータ量に関係なく送信されてもよい。例えば、管理者がポーズフレームの送信元ノードに対して設定した期間において、送信元ノードがポーズフレームを継続的に送信することで、ネットワーク上のトラフィックを軽減するようにしてもよい。
また、上記の各実施の形態で示した通信装置(例えば、通信装置100,100a,100bなど)が有する機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合には、上記機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そして、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録された光ディスクなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、そのプログラムを、サーバコンピュータからネットワークを介して他のコンピュータに転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 信号を送受信する通信装置において、
前記通信装置にデータを送信する複数の対向装置に対して、前記通信装置に対するデータの送信を一時的に停止するように要求する送信停止信号を送信する送信停止信号送信部と、
前記対向装置ごとに規定された保証速度に基づいて、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度以上の速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を送信先の前記対向装置ごとに制御する送信制御部と、
を有することを特徴とする通信装置。
(付記2) 複数の前記対向装置から送信されたデータを一時的に保持するバッファと、
前記バッファに保持されたデータのデータ量が所定のしきい値に達したか否かを検出するデータ量検出部と、
をさらに有し、
前記送信停止信号送信部は、前記バッファのデータ量が前記しきい値以上となった場合に、前記送信停止信号を送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3) 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御することを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記4) 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が、前記各対向装置に対応する前記保証速度に対して速度加算値を加算した速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御し、
前記速度加算値は、すべての前記対向装置に対応する前記保証速度を加算した加算値を所定の上限速度から減算した減算値を、前記対向装置の数で除算した値であることを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記5) 前記各対向装置から送信されたデータを、前記各対向装置とは別の送信側対向装置に転送する転送制御部をさらに有し、
前記所定の上限速度は、前記通信装置から前記送信側対向装置への最大データ伝送速度であることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記6) 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が、前記各対向装置に対応する前記保証速度に対して前記対向装置ごとに決められた速度加算値を加算した速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御し、
一の前記対向装置に対応する前記速度加算値は、前記各対向装置の前記保証速度をすべて加算した加算値を所定の上限速度から減算した減算値と、当該対向装置に対応する前記保証速度の前記加算値に対する割合とを乗算した値であることを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記7) 前記各対向装置から送信されたデータを、前記各対向装置とは別の送信側対向装置に転送する転送制御部をさらに有し、
前記所定の上限速度は、前記通信装置から前記送信側対向装置への最大データ伝送速度であることを特徴とする付記6記載の通信装置。
(付記8) 前記各対向装置から前記通信装置に対するデータ入力速度を測定する速度測定部をさらに有し、
前記送信制御部は、前記対向装置のうち、前記データ入力速度の測定値が前記保証速度より大きい速度超過対向装置を認識し、前記通信装置に対する前記各速度超過対向装置からのデータ送信速度が、前記各速度超過対向装置に対応する前記保証速度に対して前記速度超過対向装置ごとに決められた速度加算値を加算した速度となるように、前記速度超過対応装置に対する前記送信停止信号の送信動作を制御し、
一の前記速度超過対向装置に対応する前記速度加算値は、当該速度超過対向装置に対応する前記保証速度から当該速度超過対向装置からの前記データ入力速度の測定値を減算した第1の減算値を、すべての前記速度超過対向装置に対応する前記第1の減算値を加算した第1の加算値で除算した除算値を算出するとともに、前記除算値と、前記各対向装置の前記保証速度をすべて加算した第2の加算値を所定の上限速度から減算した第2の減算値とを乗算することで求められることを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記9) 前記各対向装置から送信されたデータを、前記各対向装置とは別の送信側対向装置に転送する転送制御部をさらに有し、
前記所定の上限速度は、前記通信装置から前記送信側対向装置への最大データ伝送速度であることを特徴とする付記8記載の通信装置。
(付記10) 前記送信制御部は、前記各対向装置が前記通信装置へのデータの送信を停止させる期間を示す停止期間情報と、前記各対向装置が前記通信装置へのデータ送信の停止動作を開始する間隔を示す停止間隔情報とを、前記送信停止信号送信部に指定し、
前記送信停止信号送信部は、前記対向装置ごとに指定された前記停止期間情報および前記停止間隔情報に基づいて、前記送信停止信号を送信することを特徴とする付記1〜9のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記11) 前記送信停止信号は、送信先の前記対向装置にデータ送信を停止させる期間を示す情報が挿入される期間情報領域を含み、
前記送信停止信号送信部は、前記期間情報領域に前記停止期間情報を挿入した前記送信停止信号を、前記停止間隔情報が示す間隔で送信することを特徴とする付記10記載の通信装置。
(付記12) 前記送信停止信号は、送信先の前記対向装置にデータ送信を停止させる期間が挿入される期間情報領域を含み、
前記送信停止信号送信部は、前記期間情報領域に前記停止時間情報が示す期間より十分長い期間を挿入した第1の送信停止信号を送信し、前記停止期間情報が示す期間が経過した後、前記期間情報領域に0を挿入した第2の送信停止信号を送信し、前記第1の送信停止信号および前記第2の送信停止信号を、前記停止間隔情報が示す間隔でそれぞれ送信することを特徴とする付記10記載の通信装置。
(付記13) 前記対向装置から送信されたデータから、当該対向装置に規定された前記保証速度を抽出する保証速度抽出部をさらに有することを特徴とする付記1〜12のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記14) 前記各対向装置から送信されたデータを、前記各対向装置とは別の送信側対向装置に転送する転送制御部と、
前記各対向装置から送信されて、前記転送制御部により前記送信側対向装置に転送されるデータを一時的に保持する送信バッファと、
前記送信バッファに保持されたデータのデータ量が所定のしきい値に達したか否かを検出するデータ量検出部と、
をさらに有し、
前記送信停止信号送信部は、前記送信バッファのデータ量が前記しきい値以上となった場合に、前記送信停止信号を送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記15) 信号を送受信する通信装置における通信制御方法であって、
前記通信装置にデータを送信する複数の対向装置ごとに規定された保証速度に基づいて、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度以上の速度となるように、前記各対向装置に対応する制御情報を出力し、
前記制御情報に基づいて、前記各対向装置に対して、前記通信装置に対するデータの送信を一時的に停止するように要求する送信停止信号を送信する、
ことを特徴とする通信制御方法。
1 通信装置
2,3 対向装置
11 送信停止信号送信部
12 送信制御部
13 バッファ
14 データ量検出部

Claims (9)

  1. 信号を送受信する通信装置において、
    前記通信装置にデータを送信する複数の対向装置に対して、前記通信装置に対するデータの送信を一時的に停止するように要求する送信停止信号を送信する送信停止信号送信部と、
    前記対向装置ごとに規定された保証速度に基づいて、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度以上の速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を送信先の前記対向装置ごとに制御する送信制御部と、
    を有し、
    前記送信制御部は、前記各対向装置が前記通信装置へのデータの送信を停止させる期間を示す停止期間情報と、前記各対向装置が前記通信装置へのデータ送信の停止動作を開始する間隔を示す停止間隔情報とを、前記各対向装置に対応する前記保証速度と所定の上限速度とに基づいて前記対向装置ごとに計算して、前記送信停止信号送信部に指定し、
    前記送信停止信号送信部は、前記対向装置ごとに指定された前記停止期間情報および前記停止間隔情報に基づいて、前記送信停止信号を送信する、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 複数の前記対向装置から送信されたデータを一時的に保持するバッファと、
    前記バッファに保持されたデータのデータ量が所定のしきい値に達したか否かを検出するデータ量検出部と、
    をさらに有し、
    前記送信停止信号送信部は、前記バッファのデータ量が前記しきい値以上となった場合に、前記送信停止信号を送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御することを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が、前記各対向装置に対応する前記保証速度に対して速度加算値を加算した速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御し、
    前記速度加算値は、すべての前記対向装置に対応する前記保証速度を加算した加算値を前記所定の上限速度から減算した減算値を、前記対向装置の数で除算した値であることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  5. 前記送信制御部は、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が、前記各対向装置に対応する前記保証速度に対して前記対向装置ごとに決められた速度加算値を加算した速度となるように、前記送信停止信号の送信動作を制御し、
    一の前記対向装置に対応する前記速度加算値は、前記各対向装置の前記保証速度をすべて加算した加算値を前記所定の上限速度から減算した減算値と、当該対向装置に対応する前記保証速度の前記加算値に対する割合とを乗算した値であることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  6. 前記各対向装置から前記通信装置に対するデータ入力速度を測定する速度測定部をさらに有し、
    前記送信制御部は、前記対向装置のうち、前記データ入力速度の測定値が前記保証速度より大きい速度超過対向装置を認識し、前記通信装置に対する前記各速度超過対向装置からのデータ送信速度が、前記各速度超過対向装置に対応する前記保証速度に対して前記速度超過対向装置ごとに決められた速度加算値を加算した速度となるように、前記速度超過対応装置に対する前記送信停止信号の送信動作を制御し、
    一の前記速度超過対向装置に対応する前記速度加算値は、当該速度超過対向装置に対応する前記保証速度から当該速度超過対向装置からの前記データ入力速度の測定値を減算した第1の減算値を、すべての前記速度超過対向装置に対応する前記第1の減算値を加算した第1の加算値で除算した除算値を算出するとともに、前記除算値と、前記各対向装置の前記保証速度をすべて加算した第2の加算値を前記所定の上限速度から減算した第2の減算値とを乗算することで求められることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  7. 前記送信停止信号は、送信先の前記対向装置にデータ送信を停止させる期間を示す情報が挿入される期間情報領域を含み、
    前記送信停止信号送信部は、前記期間情報領域に前記停止期間情報を挿入した前記送信停止信号を、前記停止間隔情報が示す間隔で送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 前記対向装置から送信されたデータから、当該対向装置に規定された前記保証速度を抽出する保証速度抽出部をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 信号を送受信する通信装置における通信制御方法であって、
    前記通信装置にデータを送信する複数の対向装置ごとに規定された保証速度に基づいて、前記通信装置に対する前記各対向装置からのデータ送信速度が前記各対向装置に対応する前記保証速度以上の速度となるように、前記各対向装置に対応する制御情報を出力し、
    前記制御情報に基づいて、前記各対向装置に対して、前記通信装置に対するデータの送信を一時的に停止するように要求する送信停止信号を送信する、
    処理を含み、
    前記制御情報の出力では、前記各対向装置が前記通信装置へのデータの送信を停止させる期間を示す停止期間情報と、前記各対向装置が前記通信装置へのデータ送信の停止動作を開始する間隔を示す停止間隔情報とを、前記各対向装置に対応する前記保証速度と所定の上限速度とに基づいて前記対向装置ごとに計算し、前記制御情報として前記送信停止信号送信部に指定し、
    前記送信停止信号の送信では、前記対向装置ごとに指定された前記停止期間情報および前記停止間隔情報に基づいて、前記送信停止信号を送信する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
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