JP4606984B2 - フロー制御方法、および中継装置 - Google Patents

フロー制御方法、および中継装置 Download PDF

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本発明は、レイヤ2ネットワークによって接続される中継装置のフロー制御方法に関するものであり、特に、中継装置が有する複数のキューに割当てられている優先クラス毎のフロー制御方法に関するものである。
従来から、中継装置間をイーサネット(登録商標)によって接続した場合のフロー制御に関する種々の技術が考えられている。たとえば、非特許文献1には、PAUSEフレームと呼ばれる制御メッセージを用いたフロー制御に関する技術が開示されている。
具体的には、受信側の中継装置は、受信したフレームを一時保持するバッファに蓄積されたフレームの量を監視し、蓄積されたフレームの量が所定の値を超えた場合に、送信側の中継装置にフレームの送信停止時間を含むPAUSEフレームを送信し、送信停止時間の間、送信側の中継装置にフレームの送信を停止させることでバッファ溢れを回避するようにしている。
また、特許文献1には、優先度が異なる複数のキューを有するイーサネット(登録商標)スイッチが、PAUSEフレーム(制御メッセージ)を階層的に解釈することによって、優先度毎にフレームの送信を停止させる技術が開示されている。
具体的には、受信側のスイッチ(中継装置)は、バッファの閾値等により輻輳を検出すると送信停止時間を含む制御メッセージを送信側の中継装置に送信する。PAUSEタイム中(送信停止中)以外の時に制御メッセージを受信した場合、送信側の中継装置は、優先度の最も低いキューからのフレームの送信を停止する。PAUSEタイム中に制御メッセージを受信した場合、送信側の中継装置は、すでに送信を停止しているキューを除くキューの中で最も優先度の低いキューからのフレームの送信を停止する。すなわち、中継装置は、PUASEフレームを受信する毎に、フレームの送信対象となっているキューの中で優先度の最も低いキューからのフレームの送信を停止する。
特開2004−104427号公報 IEEE802.3-2002 Annex 31B MAC Control PAUSE operation
ところで、インターネットの基本は、ネットワークがすべてのパケットを公平に扱うベスト・エフォート型、すなわちサービスの品質を保証しない通信サービスである。しかしながら、インターネットの普及にともない、インターネットを使用したビジネスが展開され、音楽、映像コンテンツのダウンロードやリアルタイム配信などが行なわれており、ブロードバンド化が進んでいる。たとえば、電話機やパーソナルコンピュータなどの端末装置が接続されるゲートウェイと、PON(Passive Optical Network)システムに用いるONU(Optical Network Unit)とをイーサネット(登録商標)によって接続し、VoIP(Voice over Internet Protocol)やインターネットなどの各種サービスを提供する通信システムが普及し始めている。
このような通信システムにおいて、ONUおよびゲートウェイは、データフレームを一時保持するバッファ内に優先度の異なるキューを複数備えており、データフレーム内の優先度を示す情報(優先度情報)に基づいて音声や映像のようにトラフィック量は少ないがリアルタイム性(低遅延)を要求されるデータフレームを優先度の高い高優先キューに蓄積し、インターネットアクセスやファイル転送のようにトラヒック量は多いがリアルタイム性を要求されない遅延の許容範囲の大きいデータフレームを優先度の低い低優先キューに蓄積する。そして、予め定められた優先制御によって、高優先キューに蓄積されているデータフレームを優先して送信することで、優先度の高いデータフレームを低遅延で転送可能にしている。
このような通信システムの上位プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などを用いた場合、データの損失はスループットの大幅な低下を招いてしまうため、フロー制御が行なわれている。
ここで、上記通信システムに、上記非特許文献1に記載のPAUSEフレームを用いたフロー制御を適用したとする。この場合、ONUは、高優先キューおよび低優先キューに蓄積されたデータフレームの量を監視し、蓄積されたデータフレームの量が所定の値(停止閾値)を超えた場合に、ゲートウェイにデータフレームの送信停止時間を含むPAUSEフレームを送信し、送信停止間の間ゲートウェイにデータフレームの送信を停止させる。
しかしながら、PAUSEフレームは物理ポート単位で送信されるため、ゲートウェイは優先度別の高優先キューおよび低優先キューの両方のキューからのデータフレームの読出しを停止してしまい、通信品質を劣化させてしまうという問題があった。
上記通信システムにおいて、ゲートウェイの高優先キューにはトラヒック量は少ないが低遅延が要求されるデータフレーム(たとえば、音声データ)が蓄積され、低優先キューにはトラヒック量は多いが遅延は共用するデータが蓄積される場合、ゲートウェイは優先制御によって高優先キューに蓄積されるデータフレームを優先的にONUに送信する。ONUも、優先度別に高優先キューおよび低優先キューを有しており、高優先キューに蓄積されるデータフレームを優先的に送信することで、2つの装置(ゲートウェイおよびONU)を経由しても優先度の高いデータフレーム(この場合は音声データ)を低遅延で送信可能にしている。
しかしながら、PAUSEフレームを受信すると、ゲートウェイは高優先キューおよび低優先キューからのデータフレームの読出しを停止してしまう。すなわち、ゲートウェイはPAUSEフレームを受信してからPAUSEフレームに含まれる送信停止時間が経過するまで、またはONUから送信再開を通知するPAUSEフレーム(送信停止時間が「0」のPAUSEフレーム)を受信するまで、ONUに対する全てのデータフレームの送信を停止してしまう。そのため、高優先キューに蓄積されているデータフレームがゲートウェイに滞留されて遅延揺らぎとなり、通信品質を劣化させてしまう。
ゲートウェイの高優先キューに蓄積されているデータフレームの滞留は、ONUの停止閾値と、送信再開を決定する再開閾値との差を小さくすることで回避することはできる。しかしながら、ONUの停止閾値と、送信再開を決定する再開閾値との差を小さくすると、ゲートウェイへのPAUSEフレームの送信頻度が高くなり、ONUからゲートウェイへの帯域を浪費してしまうという問題が生じる。
また、上記通信システムに、PAUSEフレームを階層的に解釈することによって、優先度毎に送信を停止させる上記特許文献1に記載のフロー制御を適用したとする。この場合、ゲートウェイは、PAUSEフレームを受信すると低優先キューに蓄積されているデータフレームの読出しを停止し、PAUSE時間中に、さらにPAUSEフレームを受信すると高優先キューに蓄積されているデータフレームの読出しを停止して、キュー毎(優先クラス毎)のフロー制御を行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載のフロー制御は、最も低い優先度のキューから順にデータフレームの読出しを停止するものであり、任意の優先度のキューからのデータフレームの読出しを停止することはできない。そのため、キューの読出し規則が完全優先制御ではない場合にキューのトラヒックに偏りが発生すると、所望の通信品質を満たすことはできないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異なる優先クラスが割当てられた複数のキューに対して優先クラス毎のフロー制御を行い、サービス毎の通信品質を満たすことができるフロー制御方法、および中継装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、異なる優先クラスが割当てられた複数のキューを備える中継装置間をレイヤ2ネットワークによって接続してデータフレームを転送する通信システムのフロー制御方法であって、前記データフレームの受信側の中継装置は、各キュー毎に当該キューに蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた停止閾値を超えているか否かを判定し、前記データ量が前記停止閾値を超えていると判定した場合には、データ量が停止閾値を超えたキューに割当てられている優先クラスを示す優先クラス情報および停止時間を含むデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを送信し、前記データフレームの送信側の中継装置は、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信するまでは、前記複数のキューに蓄積されているデータフレームを予め定められた優先制御に基づいて前記データフレームの受信側の中継装置に送信し、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信してから当該フロー制御メッセージに含まれる停止時間が経過するまでの間、フロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューに蓄積されているデータフレームの読み出しを停止すること、を特徴とする。
この発明によれば、データフレームの受信側の中継装置は、優先クラスを示す優先クラス情報を含めたデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージをデータフレームの送信側の中継装置に送信し、データフレームの送信側の中継装置は、フロー制御メッセージ内の優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューからのデータフレームの読出しを停止することで優先クラス毎にフロー制御を行なうようにしているため、サービス毎に異なる通信品質の要求を満たすことができる。
以下に、本発明にかかるフロー制御方法、および中継装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。ここでは、レイヤ2ネットワークがイーサネット(登録商標)である場合について説明する。なお、本発明は、以下の記述により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
図1〜図7を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明におけるフロー制御方法が適用される通信システムの一例を示す構成図である。図1において、通信システムは、通信端末3−1,3−2を収容するゲートウェイ(GW)2と、加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)1とを備えている。ONU1は、レイヤ2ネットワーク4によってGW2と接続されるとともに、加入者線5に接続されている。加入者線5は、PON(Passive Optical Network)であり、図示していない他の加入者のネットワークの使用状況によって帯域が変化する。図1においては、加入者側の通信端末3−1は電話機であり、通信端末3−2はパーソナルコンピュータであり、GW2およびONU1については、通信端末3−1,3−2からのデータフレームを加入者線5に送信する機能に関わる構成要素のみを示している。なお、GW2およびONU1が特許請求の範囲でいうところの中継装置である。
GW2は、ユーザインタフェース(UNI)24−1,24−2、異なる優先クラスが割当てられているキュー231−1,231−2を有するバッファ部23、キュー書込制御部22、キュー読出制御部21、およびネットワークインタフェース(NNI)26を備えている。
UNI24−1,24−2は、通信端末3−1,3−1とのインタフェース機能を有している。図1においては、UNI24−1は、データ転送に低遅延が要求される通信端末3−1を収容し、NUI24−2はデータ転送の遅延を許容する通信端末3−2を収容している。UNI24−1,24−2は、自身が収容する通信端末3−1,3−2からのデータフレームを対応するキュー231−1,231−2に出力する。
キュー231−1は優先クラス1(高優先)が割当てられており、UNI24−1を介して通信端末3−1からのデータフレームを蓄積する。キュー231−2は優先クラス2(低優先)が割当てられており、通信端末3−2からのデータフレームを蓄積する。ここでは、UNI24−1がキュー231−1に対応し、UNI24−2がキュー231−2に対応しており、データ転送に低遅延が要求される通信端末3−1からのデータフレームが高優先のキュー231−1に蓄積され、データ転送の遅延を許容する通信端末3−2からのデータフレームが低優先のキュー231−2に蓄積される。
キュー書込制御部22は、キュー231−1,231−2に蓄積されているデータフレームの量(データ量)を監視する。キュー書込制御部22は、予め定められた停止閾値とキュー231−1,231−2のデータ量とを比較して、キュー231−1,231−2のデータ量が停止閾値を超えた場合には当該キューのバッファ溢れを避けるためにデータフレームの送信を停止すべき優先クラスの情報を含むフロー制御用メッセージを生成する。キュー書込制御部22は、当該キュー231−1,231−2に対応するUNI24−1,24−2を介して、生成したフロー制御用メッセージを通信端末3−1,3−2に送信する。
また、キュー書込制御部22は、予め定められた再開閾値とキュー231−1,231−2のデータ量とを比較して、キュー231−1,231−2のデータ量が再開閾値をより小さい値になった場合にはデータフレームの送信を再開すべき優先クラスの情報を含むフロー制御用メッセージを生成する。キュー書込制御部22は、当該キュー231−1,231−2に対応するUNI24−1,24−2を介して、生成したフロー制御用メッセージを通信端末3−1,3−2に送信する。
図2は、キュー書込制御部22が生成するフロー制御用メッセージのフォーマットの一例を示す図である。図2に示したフロー制御用メッセージは、IEEE802.3によって定義されるPAUSEフレームの未使用領域にデータフレームの送信を停止すべき優先クラス、またはデータフレームの送信を再開すべき優先クラスを設定している。
図2において、フロー制御用メッセージは、宛先アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、タイプ(Type)、オペレーションコード(OpCd)、中断時間(Prm)、キュー指定(Queue)、および未使用領域(Reserve)で構成される。宛先アドレスにはPAUSEフレーム用に予約されているマルチキャスト・アドレス「01−80−c2−00−00−01」が設定され、送信元アドレスには自身に割当てられているMACアドレスが設定され、タイプには「00−01」が設定され、中断時間にはデータフレームの送信の停止時間が設定され、キュー指定にはデータフレームの送信を停止すべき優先クラス、またはデータフレームの送信を再開すべき優先クラスが設定される。キュー指定は、ビットマップ形式であり、図2においては、8つの優先クラスが設定可能であり、1ビット目のB0が優先クラス1に対応し、2ビット目のB1が優先クラス2に対応し、3ビット目のB2が優先クラス3に対応し、…、7ビット目のB6が優先クラス7に対応し、8ビット目のB7が優先クラス8に対応している。ここでは、優先クラス1が最も優先度が高く、優先クラス2が優先クラス1の次に優先度が高く、…、優先クラス8が最も優先度が低いものとする。
図1に戻って、キュー読出制御部21は、低優先のキュー231−2に蓄積されているデータフレームより優先して高優先のキュー231−1に蓄積されているデータフレームを読み出し、読み出したデータフレームをNNI26に出力する。また、キュー読出制御部21は、フロー制御メッセージに基づいて対象となるキュー231−1,231−2からのデータフレームの読出しを停止、または再開する。
NNI26は、レイヤ2ネットワーク4のインタフェース機能を有しており、キュー読出制御部21によってキュー231−1,231−2から読み出されたデータフレームをレイヤ2ネットワーク4を介してONU1に送信する。また、フロー制御メッセージを受信した場合、NNI26は、受信したフロー制御メッセージをキュー読出制御部21に出力する。
ONU1は、異なる優先クラスが割当てられているキュー131−1,131−2を有するバッファ部13、ユーザインタフェース(UNI)15、キュー書込制御部12、キュー読出制御部11、およびネットワークインタフェース(NNI)14を備えている。
キュー131−1は優先クラス1(高優先)が割当てられており、優先クラス1のデータフレームを蓄積する。キュー131−2は優先クラス2(低優先)が割当てられており、優先クラス2のデータフレームを蓄積する。
UNI15は、レイヤ2ネットワーク4のインタフェース機能を有しており、レイヤ2ネットワーク4を介して受信したGW2からのデータフレームをバッファ部13に出力する。
キュー書込制御部12は、バッファ部13に出力されたデータフレーム内の優先クラス情報に基づいてキュー131−1,131−2にデータフレームを振り分ける。また、キュー書込制御部12は、キュー131−1,131−2に蓄積されているデータ量を監視して、GW2からのデータフレームの送信を制御するフロー制御メッセージを送信する。キュー書込制御部12は、予め定められた停止時間とキュー131−1,131−2のデータ量とを比較して、キュー131−1,131−2のデータ量が停止閾値を超えた場合には当該キュー131−1,131−2のバッファ溢れを避けるためにデータフレームの送信を停止すべき優先クラスの情報を含むフロー制御用メッセージ(図2参照)を生成する。キュー書込制御部22は、UNI15を介して、生成したフロー制御用メッセージをGW2に送信する。
また、キュー書込制御部12は、データフレームの送信を停止するフロー制御メッセージを送信した後には、予め定められた再開閾値と当該キュー131−1,131−2のデータ量とを比較して、当該キュー131−1,131−2のデータ量が再開閾値をより小さい値になった場合にはデータフレームの送信を再開すべき優先クラスの情報を含むフロー制御用メッセージを生成する。キュー書込制御部12は、UNI15を介して、生成したフロー制御用メッセージをGW2に送信する。
キュー読出制御部11は、低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームよりも優先して高優先のキュー131−1に蓄積されているデータフレームを読み出し、読み出したデータフレームをNNI14に出力する。NNI14は、加入者線5のインタフェース機能を有しており、キュー読出制御部11によってキュー131−1,131−2から読み出されたデータフレームを加入者線5に送信する。
つぎに、図1〜図5を参照して、この実施の形態1の通信システムの動作を説明する。通信端末3−1,3−2は、それぞれデータフレームをGW2に送信する。GW2のキュー読出制御部21は、低優先のキュー231−2に蓄積されたデータフレームよりも優先して高優先のキュー231−1に蓄積されたデータフレームを読出し、読み出したデータフレームをNNI26を介してONU1に送信する。キュー231−1,231−2に蓄積されたデータフレームを読み出す際に、GW2のキュー読出制御部21は、詳細には後述するが、ONU1が送信するフロー制御メッセージに基づいてデータフレームの読出しの停止、または再開するデータフレーム送信側のフロー制御処理を実行する。また、GW2のキュー読出制御部21は、キュー231−1,231−2から読み出したデータフレームに優先クラスの情報が含まれている場合には読み出したデータフレームをそのまま出力し、キュー231−1,231−2から読み出したデータフレームに優先クラスの情報が含まれていない場合には優先クラスの情報を付加したデータフレームを出力する。
ONU1のキュー書込制御部12は、UNI15を介してGW2から受信したデータフレーム内の優先クラスの情報に基づいてキュー131−1,131−2に割り振る。ここでは、キュー書込制御部12は、優先クラスの情報が優先クラス1のデータフレームを高優先のキュー131−1に割り振り、優先クラスの情報が優先クラス2にデータフレームを低優先のキュー131−2に割り振る。これにより、GW2の高優先のキュー231−1に蓄積されていたデータフレームはONU1の高優先のキュー131−1に蓄積され、GW2の低優先のキュー231−2に蓄積されていたデータフレームはONU1の低優先のキュー131−2に蓄積される。
ONU1のキュー読出制御部11は、低優先のキュー131−2に蓄積されたデータフレームよりも優先して高優先のキュー131−1に蓄積されたデータフレームを読み出し、読み出したデータフレームをNNI14を介して加入者線5に送信する。
一方、ONU1のキュー書込制御部12は、キュー131−1,131−2に蓄積されているデータ量を監視して、バッファ溢れを避けるためのデータフレーム受信側のフロー制御処理を実行する。図3のフローチャートを参照して、データフレーム受信側のフロー制御処理の動作を詳細に説明する。
キュー書込制御部12は、処理対象となる処理対象キューを選択する(ステップS100)。たとえば、優先クラスの中で優先度の高い順に処理対象キューを選択する場合、キュー書込制御部12は、まず、優先クラス1の高優先のキュー131−1を処理対象キューとして選択する。キュー書込制御部12は、処理対象キューに蓄積されているデータ量を読み出す(ステップS101)。
キュー書込制御部12は、ONU1の計時機能を用いてフロー制御メッセージを送信してから、当該フロー制御メッセージの中断時間(図2参照)に設定した停止時間の経過を計測するタイマをキュー131−1,131−2毎に備えている。キュー書込制御部12は、処理対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中であるか否かを判定する(ステップS102)。
処理対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中ではない(停止している)と判定した場合、キュー書込制御部12は、読み出したデータ量と停止閾値とを比較する(ステップS103)。読み出したデータ量が停止閾値を超えている場合、キュー書込制御部12は、処理対象キューに蓄積するデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを生成する(ステップS104)。
具体的には、キュー書込制御部12は、先の図2に示したフロー制御用メッセージの宛先アドレスに「01−80−c2−00−00−01」を設定し、送信元アドレスには自身に割当てられているMACアドレスを設定し、タイプには「00−01」を設定し、中断時間には予め定められたデータフレームの送信の停止時間を設定し、キュー指定のビットの内、処理対象キューの優先クラスに対応するビットにオン(たとえば、「1」)を設定する。ここでは、処理対処キューとして優先クラス1の高優先のキュー131−1が選択されているので、キュー書込制御部12は、キュー指定の1ビット目のB0に「1」を設定する。
キュー書込制御部12は、生成したフロー制御メッセージをUNI15に出力し、UNI15は、フロー制御メッセージをレイヤ2ネットワーク4に送信する(ステップS105)。キュー書込制御部12は、停止時間の計測開始を処理対象キューに対応するタイマに通知し、処理対象キューに対応するタイマは停止時間の計測を開始する(ステップS106)。
一方、処理対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中の場合、キュー書込制御部12は、読み出したデータ量と再開閾値とを比較する(ステップS107)。読み出したデータ量が再開閾値よりも小さい場合、キュー書込制御部12は、処理対象キューに対応するタイマを停止させるフロー制御メッセージを生成する(ステップS108)。
具体的には、キュー書込制御部12は、先の図2に示したフロー制御用メッセージの宛先アドレスに「01−80−c2−00−00−01」を設定し、送信元アドレスには自身に割当てられているMACアドレスを設定し、タイプには「00−01」を設定し、中断時間には「0」を設定し、キュー指定のビットの内、処理対象キューの優先クラスに対応するビットにオン(たとえば、「1」)を設定する。ここでは、処理対処キューとして優先クラス1の高優先のキュー131−1が選択されているので、キュー書込制御部12は、キュー指定の1ビット目のB0に「1」を設定する。
キュー書込制御部12は、生成したフロー制御メッセージをUNI15に出力し、UNI15は、フロー制御メッセージをレイヤ2ネットワーク4に送信する(ステップS109)。キュー書込制御部12は、停止時間の計測停止を処理対象キューに対応するタイマに通知し、処理対象キューに対応するタイマは停止時間の計測を停止する(ステップS110)。
読み出したデータ量が停止閾値以下であると判定した後、読み出したデータ量が再開閾値以上であると判定した後、処理対象キューに対応するタイマに停止時間の計測開始を通知した後、または処理対象キューに対応するタイマに停止時間の計測停止を通知した後に、キュー書込制御部12は、新たな処理対象キューを選択し、選択した処理対象キューのデータ量を読み出して上述したステップS101〜S110の処理を繰り返す。ここでは、優先クラスの優先度の高い順から処理対象キューを選択するようにしているので、キュー書込制御部12は、優先クラス1のキュー131−1、優先クラス2のキュー131−2の順に処理対象キューを選択する。キュー書込制御部12は、優先クラスの優先度が最も低いキュー(この場合はキュー131−2)を処理対象キューとして処理した後は、優先クラスの優先度が最も高いキュー(この場合はキュー131−1)を処理対象キューとして選択することで、常にキュー131−1,131−2のデータ量を監視する。
つぎに、図4のフローチャートを参照して、データフレーム送信側(GW2)のフロー制御処理の動作を詳細に説明する。NNI26は、レイヤ2ネットワークを介してONU1からのフロー制御メッセージを受信した場合、受信したフロー制御メッセージをキュー読出制御部21に出力する。
キュー読出制御部21は、フロー制御メッセージを受信すると、受信したフロー制御メッセージが送信停止を通知するフロー制御メッセージであるか否かを判定する(ステップS200,S201)。上述したように、ONU1のキュー書込制御部12は、データフレームの送信を停止させる場合には、先の図2に示したフロー制御メッセージ内の中断時間に停止時間を設定し、データフレームの送信を再開させる場合には中断時間に「0」を設定している。GW2のキュー読出制御部21は、フロー制御メッセージ内の中断時間が「0」であるか否かによって、受信したフロー制御メッセージが送信停止を通知するものであるのか、送信再開を通知するものであるのかを判定する。
受信したフロー制御メッセージがデータフレームの送信の停止を通知するフロー制御メッセージであると判定した場合、キュー読出制御部21は、フロー制御メッセージ内のキュー指定に基づいて対象キューを選択し、選択した対象キューの停止時間の計測を開始する(ステップS202)。具体的には、キュー読出制御部21は、GW2の計時機能を用いてキュー指定による優先クラスのキュー毎に停止時間の経過を計測するタイマを備えている。キュー読出制御部21は、キュー指定で指定されたキューに対応するタイマに中断時間に設定されている停止時間の計測の開始を通知して、停止時間の計測を開始させる。
受信したフロー制御メッセージがデータフレームの送信の再開を通知するフロー制御メッセージであると判定した場合、キュー読出制御部21は、フロー制御メッセージ内のキュー指定に基づいて対象キューを選択し、選択した対象キューの停止時間の計測を中止する(ステップS203)。具体的には、キュー読出制御部21は、キュー指定で指定されたキューに対応するタイマに計測の停止を通知して、停止時間の計測を中止させる。
フロー制御メッセージを受信していない場合、対象キューの停止時間の計測を開始させた後、または対象キューの停止時間の計測を中止させた後に、キュー読出制御部21は、予め定められた優先制御に基づいて読出対象キューを選択する(ステップS204)。ここでは、高優先のキュー231−1に蓄積されているデータフレームを低優先のキュー231−2に蓄積されているデータフレームよりも優先して読み出すような優先制御であり、キュー読出制御部21は、キュー231−1にデータフレームが蓄積されている場合には読出対象キューとしてキュー231−1を選択し、キュー231−1にデータフレームが蓄積されていない場合には読出対象キューとしてキュー131−2を選択する。
キュー読出制御部21は、読出対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中であるか否かを判定する(ステップS205)。読出対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中ではない(タイマが停止している)と判定した場合、キュー読出制御部21は、読み出し対象キューからデータフレームを読み出してNNI26に出力し、NNI26は、レイヤ2ネットワーク4を介してデータフレームをONU1に送信する(ステップS206)。
読出対象キューに対応するタイマが停止時間を計測中であると判定した場合、またはデータフレームを送信した後に、キュー読出制御部21は、ステップS200のフロー制御メッセージの受信があるか否かの判定に戻ってステップS200〜S206の動作を繰り返す。
図5は、GW2の高優先のキュー231−1と低優先のキュー231−2のトラヒックの時間的変化を示す図である。図5において、時刻t0から、GW2の高優先のキュー231−1には通信端末3−1から低遅延が要求されるデータフレームが蓄積され、GW2の低優先のキュー231−2には通信端末3−2から遅延を許容する(低遅延が要求されない)データフレームが蓄積される。GW2のキュー読出制御部21は、OUN2からのフロー制御メッセージを受信していないため、優先制御に基づいて高優先のキュー231−1に蓄積されているデータフレームを低優先のキュー231−2に蓄積されているデータフレームよりも優先的に読み出してNNI26を介してONU1に送信する。
ONU1のキュー書込制御部12は、データフレーム内の優先クラスの情報に基づいて優先クラス1(高優先)のデータフレームを高優先のキュー131−1に、優先クラス2(低優先)のデータフレームを低優先のキュー131−2に振り分け、キュー131−1は高優先のデータフレームを蓄積し、キュー131−2は低優先のデータフレームを蓄積する。
ONU1のキュー読出制御部11は、予め定められた優先制御に基づいて、キュー131−2に蓄積されている低優先のデータフレームよりも優先してキュー131−1に蓄積に蓄積されている高優先のデータフレームを読み出し、NNI14を介して読み出した高優先のデータフレームを加入者線5に送信する。これにより、GW2のUNI24−1に収容される通信端末3−1からのデータ(この場合は、通信端末3−1は電話機であるので音声データ)は、遅延揺らぎ無く加入者線5に送信される。
図5において、時刻t0から時刻t3までの間にGW2の低優先のキュー231−2に蓄積されるデータフレームのトラフィックは、ONU1の出力である加入者線5であるPONの帯域を上回っている。そのため、時刻t1において、ONU1の低優先キュー131−2に蓄積されるデータフレームのデータ量が停止閾値を超える。ONU1のキュー書込制御部12は、低優先キュー131−2に蓄積されるデータフレームのデータ量が停止閾値を超えたことを検出して、低優先キュー131−2に蓄積されるデータフレーム、すなわち優先クラス2のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージをGW2に送信する。
優先クラス2のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを受信すると、GW2のキュー読出制御部21は、優先クラス2、すなわちキュー231−2からのデータフレームの読出しを停止し、キュー231−1からのデータフレームのみを読み出してONU1に送信する。これにより、GW2のキュー231−2には、通信端末3−2から受信した低優先のデータフレームが蓄積され、キュー231−1に蓄積される通信端末3−1からの高優先のデータフレームのみがONU1に到達する。
ONU1のキュー書込制御部12は、GW2から受信した高優先のデータフレームをキュー131−1に出力し、キュー131−1は高優先のデータフレームを蓄積する。ONU1のキュー読出制御部11は、予め定められた優先制御に基づいて、低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームより優先して高優先のキュー131−1に蓄積されているデータフレームを読み出し、読み出したデータフレームを加入者線5に送信する。これにより、GW2のUNI24−2が収容する通信端末3−2から過大入力がある場合においても、遅延揺らぎ無く通信端末3−1からのデータフレームを加入者線5に送信することができる。
ONU1のキュー読出制御部21は、時刻t1においてONU1から優先クラス2の送信を停止させるフロー制御メッセージを受信してから、優先クラス2である低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームの送信を停止している。そのため、ONU1の低優先のキュー131−2には時刻t1以降、新たなデータフレームが蓄積されることはなくデータフレームの読出しだけが行なわれており、キュー131−2のデータ量は減少していく。
時刻t3において、ONU1のキュー書込制御部12は、低優先のキュー131−2のデータ量が再開閾値より小さくなったことを検出し、低優先キュー131−2に蓄積されるデータフレーム、すなわち優先クラス2のデータフレームの送信を再開させるフロー制御メッセージをGW2に送信する。
優先クラス2のデータフレームの送信を再開させるフロー制御メッセージを受信すると、GW2のキュー読出制御部21は、優先クラス2、すなわちキュー231−2からのデータフレームの読出しを再開する。すなわち、GW2のキュー読出制御部21は、優先制御に基づいて高優先のキュー231−1に蓄積されているデータフレームを低優先のキュー231−2に蓄積されているデータフレームよりも優先的に読み出してNNI26を介してONU1に送信する。これにより、時刻t1から時刻t2の間にキュー231−2に蓄積されたデータフレームがONU1に送信される。
ONU1のキュー書込制御部12は、GW2から受信した高優先のデータフレームをキュー131−1に出力し、キュー131−1は高優先のデータフレームを蓄積する。ONU1のキュー読出制御部11は、予め定められた優先制御に基づいて、低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームより優先して高優先のキュー131−1に蓄積されているデータフレームを読み出し、読み出したデータフレームを加入者線5に送信する。
このようにこの実施の形態1においては、ONU1のキュー書込制御部12は、キュー131−1,131−2毎に、それぞれのキュー131−1,131−2に蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた停止閾値を超えているか否かを判定し、データ量が停止閾値を超えていると判定した場合には、データ量が停止閾値を超えたキュー131−1,131−2に割当てられている優先クラス1,2を優先クラス情報としてキュー指定に設定し、中断時間に停止時間を設定したデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージをGW2に送信し、GW2のキュー読出制御部21は、データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信するまでは、キュー231−1,231−2に蓄積されているデータフレームを予め定められた優先制御に基づいてONU1に送信し、データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信してから当該フロー制御メッセージに含まれる停止時間が経過するまでの間、フロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキュー231−1,231−2に蓄積されているデータフレームの読み出しを停止するようにしている。
また、ONU1のキュー書込制御部12は、キュー131−1,131−2毎に、それぞれのキュー131−1,131−2に蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた再開閾値より小さいか否かを判定し、データ量が再開閾値より小さいと判定した場合には、データ量が停止閾値を超えたキュー131−1,131−2に割当てられている優先クラス1,2を優先クラス情報としてキュー指定に設定し、中断時間に「0」を設定したデータフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージをGW2に送信し、GW2のキュー読出制御部21は、データフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、データフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージ含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキュー231−1,231−2に蓄積されているデータフレームの読み出しを再開するようにしている。
すなわち、この実施の形態1においては、ONU1のキュー書込制御部12は、優先クラスを示す優先クラス情報を含めたデータフレームの送信停止または送信再開を通知するフロー制御メッセージをGW2に送信し、GW2のキュー読出制御部21は、フロー制御メッセージ内の優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューからのデータフレームの読出しを停止または再開して優先クラス毎にフロー制御を行なうようにしているため、使用状況によって帯域が変化するネットワークにおいて使用帯域が減少した場合でも、低遅延での転送が要求されるデータフレームの遅延を保証し、かつ遅延を許容するがデータ損失がスループットに影響を及ぼすデータフレームの転送を保証して、サービス毎に異なる通信品質の要求を満たすことができる。
なお、この実施の形態1においては、優先クラス1,2の高優先のキューと低優先のキューの場合を例に挙げて説明したが、優先クラスの数はこれに限るものではなく、n(1<n,nは自然数)つの優先クラスの優先度においても本発明は適用可能である。
図6に、n=4の場合の通信システムの構成を示す。図6に示した通信システムは、先の図1に示した通信システムのGW2のバッファ部23内のキューとUNI24、およびONU1のバッファ部13内のキューの数が異なっている。先の図1に示した通信システムと同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
GW2のキュー231−1は優先クラス1が割当てられており、UNI24−1が収容する電話機である通信端末3−1からの音声のデータフレーム、すなわち低遅延が要求されるアプリケーションのデータフレームを蓄積する。キュー231−2〜231−4は優先クラス2〜4が割当てられており、UNI24−2〜24−4が収容するパーソナルコンピュータである通信端末3−2〜3−4からの遅延は許容するがデータ損失がパフォーマンスを低下させるアプリケーションのデータフレームを蓄積する。
ONU1のキュー131−1〜131−4は、優先クラス1〜4が割当てられており、優先クラス1〜4のデータフレームを蓄積する。ここで、優先クラス1が最も優先度が高く、優先クラス2、優先クラス3、優先クラス4の順に優先度が低くなっている。
このような場合、ONU1のキュー読出制御部11およびGW2のキュー読出制御部21は、低優先の優先クラス2〜3に対して送信機会がなくなることを避けるため、優先クラス2〜4に対して重み付けを行い、その重み付けに応じて最低限の送信機会を優先クラス2〜4のキュー231−2〜231−4に蓄積されるデータフレームに対して保証するようなキュー読出しの優先制御を行なう。
ONU1のキュー書込制御部12は、上述したように、キュー131−1〜131−4毎に蓄積されたデータ量と停止閾値とを比較して、データ量が停止閾値を越えた場合に当該キューが蓄積する優先クラスのデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージをGW2に送信して、優先クラス毎のフロー制御を行なうため、優先クラス毎に最低帯域を保証し、かつデータ損失を避けることが可能となる。
また、この実施の形態1においては、GW2ではUNI24−1,24−2にキュー131−1,131−2を対応付けるようにしたが、UNI24−1,24−2が収容する通信端末3−1,3−2が、優先クラスの異なるデータフレームを送信する場合も考えられる。このような場合は、キュー書込制御部22が、通信端末3−1、3−2から受信したデータフレーム内の優先クラスを示す情報に基づいて、優先クラス1のデータフレームを高優先のキュー231−1に割り振り、優先クラス2のデータフレームを低優先のキュー231−2に割り振る。そして、キュー231−1,231−2のデータ量を監視し、データ量が停止閾値を越えた場合に当該キューが蓄積する優先クラスのデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージをUNI24−1,24−2を介して通信端末3−1,3−2に送信するようにすればよい。
また、この実施の形態1においては、先の図2に示したようにデータフレームの送信の停止または再開する優先クラスをビットマップ形式によって指定するフロー制御メッセージを用いるようにしたが、図6に示す構成のフロー制御メッセージを用いるようにしても良い。図6は、フロー制御メッセージは、宛先アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、タイプ(Type)、オペレーションコード(OpCd)、優先クラス毎の中断時間(Prm1〜Prm3)、および未使用領域(Reserve)で構成される。
宛先アドレスにはPAUSEフレーム用に予約されているマルチキャスト・アドレス「01−80−c2−00−00−01」が設定され、送信元アドレスには自身に割当てられているMACアドレスが設定され、タイプには「00−01」が設定され、中断時間Prm1には優先クラス1のデータフレームの送信の停止時間が設定され、中断時間Prm2には優先クラス2のキューのデータフレームの送信の停止時間が設定され、中断時間Prm3には優先クラス3のデータフレームの送信の停止時間が設定される。なお、図6は、3つの優先クラス1〜3の中断時間を設定する場合を示しているが、中断時間Prmの数をn個にすることで優先クラス1〜nまでに対応可能であることはいうまでもない。
また、この実施の形態1においては、停止閾値および再開閾値を1つとしたが、キュー毎、すなわち優先クラス毎に異なる停止閾値および再開閾値を用いるようにしてもかまわない。
実施の形態2.
図8および図9を参照してこの発明の実施の形態2を説明する。先の実施の形態1においては、ONU1とGW2との優先クラスが一致している場合について説明した。この実施の形態2では、ONU1とGW2との優先クラスが異なる(たとえば、マルチベンダ環境などに適用される)場合について説明する。
図8は、この発明における中継装置を用いた通信システムの実施の形態2の構成の一例を示す構成図である。図8に示した通信システムは、通信端末3−1〜3−4を収容する中継装置であるゲートウェイ(GW)2aと、中継装置である加入者回線終端装置(ONU)1aとを備えている。加入者線5は、PON(Passive Optical Network)であり、図示していない他の加入者のネットワークの使用状況によって帯域が変化する。図8においては、加入者側の通信端末3−1は電話機であり、通信端末3−2〜3−4はパーソナルコンピュータであり、GW2aおよびONU1aについては、通信端末3−1〜3−4からのデータフレームを加入者線5に送信する機能に関わる構成要素のみを示している。
ONU1aは、先の図1に示した実施の形態1のONU1のキュー書込制御部12の代わりにキュー書込制御部12aを備えている。先の図1に示したONU1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
キュー書込制御部12aは、先の図1に示した実施の形態1のキュー書込制御部12の機能に加えて、リンク確立後に対向装置であるGW2aに対して、優先クラスの数を要求する制御フレームを送信するとともに、この制御フレームに対する応答フレームに基づいて、自装置のキュー131−1,131−2に割当てられている優先クラスとGW2aのキュー231−1〜231−4に割当てられている優先クラスとを対応付けた優先クラス対応情報を生成する。キュー書込制御部12aは、この優先クラス対応情報に基づいてデータフレーム受信側のフロー制御処理を実行する。
GW2aは、先の図1に示した実施の形態1のGW2のキュー読出制御部21の代わりにキュー読出制御部21aを備え、通信端末3−3,3−4を収容するUNI24−3,UNI24−4と、UNI24−3,24−4からのデータフレームを蓄積するキュー231−3,231−4が追加されている。UNI24−3,24−4は、図1に示したUNI24−1,24−2と同じ機能を備えており、先の図1に示したGW2と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
キュー読出制御部21aは、先の図1に示した実施の形態1のキュー読出制御部21の機能に加えて、リンク確立後に対向装置であるONU1aからの優先クラスの数を要求する制御フレームを受けた場合、自装置が有するキュー231−1〜231−4に割当てられている優先クラスの情報を含む応答フレームを送信する機能を備えている。
つぎに、図8、および図9のシーケンス図を参照して、この実施の形態2の通信システムの動作を説明する。GW2aとONU1aとがレイヤ2ネットワーク4によって接続されると(ステップS300)、GW2aおよびONU1aは、あらかじめ定められたレイヤ2ネットワーク(たとえば、イーサネット(登録商標))のリンク確立手順にしたがって、装置間のリンクを確立する(ステップS301)。
リンク確立後、ONU1aは、対向装置であるGW2の優先クラス数を読み出して、自装置のキューの優先クラスとGW2の優先クラスとの対応付けるネゴシエーションを実行する(ステップS302)。
具体的には、ONU1aのキュー書込制御部12aは、優先クラスの数を要求する制御フレームを生成し、NUI15を介して生成した制御フレームをGW2aに送信する。GW2aのキュー読出制御部21aは、NNI26を介して優先クラスの数を要求する制御フレームを受信すると、自装置のキュー231−1〜231−4に割当てられている優先クラスの情報を含む応答フレームを生成する。
ここでは、キュー231−1に優先クラス1が割当てられ、キュー231−2に優先クラス2が割当てられ、キュー231−3に優先クラス3が割当てられ、キュー231−4に優先クラス4が割当てられている。したがって、キュー読出制御部21aは、自装置が4つの優先クラスを有していること示す情報(たとえば、優先クラスの数「4」)を含む応答フレームを生成する。GW2aのキュー読出制御部21aは、NNI26を介して生成した応答フレームをONU1aに送信する。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、GW2aからの応答フレームを受信して、GW2aが有する優先クラスの数を認識する。キュー書込制御部12aは、認識した優先クラスの数に基づいて、自装置が有する優先クラスとGW2aが有する優先クラスとを対応付けた優先クラス対応情報を生成する。ここでは、ONU1aは優先クラス1のキュー131−1と優先クラス2のキュー131−2とを備えており、GW2aからは優先クラスの数が4つであることが通知されている。ONU1aのキュー書込制御部12aは、自装置の優先クラス1とGW2aの優先クラス1とを対応付け、自装置の優先クラス2とGW2aの優先クラス2〜4とを対応付けた優先クラス対応情報を生成する。
その後、GW2aおよびONU1aは、先の実施の形態1と同様に、通信装置3−1〜3−4からのデータフレームを加入者線5に送信する動作を開始する。このとき、GW2aのキュー読出制御部21aは、低優先の優先クラス2〜3に対して送信機会がなくなることを避けるため、優先クラス2〜4に対して重み付けを行い、その重み付けに応じて最低限の送信機会を優先クラス2〜4のキュー231−2〜231−4に蓄積されるデータフレームに対して保証するようなキュー読出しの優先制御を行なう。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、GW2aから受信したデータフレーム内の優先クラスを示す情報および優先クラス対応情報に基づいて、優先クラス1のデータフレームをキュー131−1に振り分け、優先クラス2〜4のデータフレームをキュー131−2に振り分ける。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、高優先のキュー131−1に蓄積されるデータフレームのデータ量が停止閾値を超えた場合には、優先クラス対応情報に基づいて優先クラス1のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを生成する。すなわち、先の図2に示したフロー制御メッセージのキュー指定の優先クラス1に対応するB0に「1」を設定し、中断時間に停止時間を設定する。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームのデータ量が停止閾値を超えた場合には、優先クラス対応情報に基づいて優先クラス2〜4のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを生成する。すなわち、先の図2に示したフロー制御メッセージのキュー指定の優先クラス2〜4に対応するB1〜B3に「1」を設定し、中断時間に停止時間を設定する。キュー書込制御部12aは、UNI15を介して生成したフロー制御メッセージをGW2aに送信する。
GW2aのキュー読出制御部21aは、NNI26を介してフロー制御メッセージを受信し、受信したフロー制御メッセージに基づいてデータフレーム受信側のフロー制御を行なう。具体的には、キュー読出制御部21aは、優先クラス1の送信を停止させるフロー制御メッセージを受信した場合には優先クラス1のキュー231−1からのデータフレームの読出しを停止し、優先クラス2〜4の送信を停止させるフロー制御メッセージを受信した場合には、優先クラス2〜4のキュー231−2〜231−4からのデータフレームの読出しを停止する。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、データフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを送信した後、送信を停止させたデータフレームを蓄積する優先クラスのキューに蓄積されるデータ量と再開閾値とを比較し、データ量が再開閾値より小さくなった場合にデータフレームの送信を再開させるフロー制御メッセージを生成する。
具体的には、優先クラス1のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを送信した後、ONU1aのキュー書込制御部12aは、高優先のキュー131−1に蓄積されるデータフレームのデータ量が再開閾値より小さくなった場合、優先クラス対応情報に基づいて優先クラス1のデータフレームの送信を再開させるフロー制御メッセージを生成する。すなわち、先の図2に示したフロー制御メッセージのキュー指定の優先クラス1に対応するB0に「1」を設定し、中断時間に「0」を設定する。
ONU1aのキュー書込制御部12aは、優先クラス2〜4のデータフレームの送信を停止させるフロー制御メッセージを送信した後、低優先のキュー131−2に蓄積されているデータフレームのデータ量が再開閾値より小さくなった場合、優先クラス対応情報に基づいて優先クラス2〜4のデータフレームの送信を再開させるフロー制御メッセージを生成する。すなわち、先の図2に示したフロー制御メッセージのキュー指定の優先クラス2〜4に対応するB1〜B3に「1」を設定し、中断時間に「0」を設定する。キュー書込制御部12aは、UNI15を介して生成したフロー制御メッセージをGW2aに送信する。
GW2aのキュー読出制御部21aは、NNI26を介してフロー制御メッセージを受信し、受信したフロー制御メッセージに基づいてデータフレーム受信側のフロー制御を行なう。具体的には、キュー読出制御部21aは、優先クラス1の送信を再開させるフロー制御メッセージを受信した場合には優先クラス1のキュー231−1からのデータフレームの読出しを再開し、優先クラス2〜4の送信を再開させるフロー制御メッセージを受信した場合には、優先クラス2〜4のキュー231−2〜231−4からのデータフレームの読出しを再開する。
このようにこの実施の形態2においては、GW2aとのリンク確立後に、ONU1aのキュー書込制御部12aが、優先クラスの数を要求する制御フレームをGW2に送信し、GW2のキュー読出制御部21aが、制御フレームを受けると自身が有するキュー231−1〜231−4に割当てられている優先クラスの数を含む応答フレームをONU1aに送信し、ONU1aのキュー書込制御部12aは、応答フレームに含まれるGW2の優先クラスの数に基づいて、GW2の優先クラスと自身のキュー131−1,131−2に割当てられている優先クラスとを対応付けた優先クラス対応情報を生成し、この優先クラス対応情報に基づいてフロー制御メッセージ内の優先クラス情報に優先クラスを設定するようにしている。
すなわち、ONU1aおよびGW2aが、リンク確立後にフロー制御に用いる優先クラスの情報を収集するネゴシエーションによって優先クラスの数を読み出して自身が有するキューの優先クラスと対応付けるようにしているため、ONU1aとGW2aと優先クラスの数が異なるようなマルチベンダー環境においても、優先クラスに応じたフロー制御を行なうことができ、サービス毎に異なる通信品質の要求を満たすことができる。
なお、この実施の形態2においては、GW2aの優先クラス1とONU1aの優先クラス1とを対応付け、GW2aの優先クラス2〜4とONU1aの優先クラス2とを対応付けた場合を例に挙げて説明したが、優先クラスの対応付けはこれに限るものではない。たとえば、GW2aの優先クラス1、2とONU1aの優先クラス1とを対応付け、GW2aの優先クラス3、4とONU1aの優先クラス2とを対応付けてもよいし、GW2aの優先クラス1〜3とONU1aの優先クラス1とを対応付け、GW2aの優先クラス4とONU1aの優先クラス2とを対応付けてもよい。すなわち、GW2aの優先クラスとONU1aの優先クラスの対応付けは、GW2aのUNI24−1〜24−4が収容する通信端末3−1〜3−4が送信するデータフレームが低遅延を要求するものであるのか、遅延を許容するものであるのかなどによって決定するようにすればよい。
以上のように、本発明にかかるフロー制御方法は、レイヤ2ネットワークによって接続される中継装置に有用であり、特に、中継層置間を接続するレイヤ2ネットワークとは帯域が異なるネットワークにデータフレームを送信する通信システムに適している。
この発明における実施の形態1のフロー制御方法が適用される通信システムの一例を示す構成図である。 図1に示したキュー書込制御部が生成するフロー制御用メッセージのフォーマットの一例を示す図である。 データフレーム受信側のフロー制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。 データフレーム送信側のフロー制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。 GW2の高優先のキューと低優先のキューのトラヒックの時間的変化を示す図である。 この発明における実施の形態1のフロー制御方法が適用される通信システムの一例を示す構成図である。 図1に示したキュー書込制御部が生成するフロー制御用メッセージのフォーマットの一例を示す図である。 この発明における実施の形態2のフロー制御方法が適用される通信システムの一例を示す構成図である。 この発明にかかる実施の形態2の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1,1a ONU
2,2a GW
3−1,3−2,3−3,3−4 通信端末
4 レイヤ2ネットワーク
5 加入者線
11,21,21a キュー読出制御部
12,12a,22 キュー書込制御部
13,23 バッファ部
14,25 NNI
15,24−1,24−2,24−3,24−4 UNI
131−1,131−2,231−1,231−2,231−3,231−4 キュー

Claims (4)

  1. 異なる優先クラスが割当てられた複数のキューを備える中継装置間をレイヤ2ネットワークによって接続してデータフレームを転送する通信システムのフロー制御方法であって、
    前記データフレームの受信側の中継装置は、
    前記レイヤ2ネットワークによるリンク確立後に、優先クラスの数を要求する制御フレームを前記データフレームの送信側の中継装置に送信し、前記優先クラスの数を要求する制御フレームに対する応答フレームに含まれる優先クラスの数に基づいて、前記データフレームの送信側の中継装置が有する優先クラスと、自装置が有する各キューに割当てられている優先クラスとを対応付けた優先クラス対応情報を生成し、この優先クラス対応情報に基づいてフロー制御メッセージ内の優先クラス情報に優先クラスを設定し、また、各キュー毎に当該キューに蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた停止閾値を超えているか否かを判定し、前記データ量が前記停止閾値を超えていると判定した場合には、データ量が停止閾値を超えたキューに割当てられている優先クラスを示す優先クラス情報および停止時間を含むデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを送信し、
    前記データフレームの送信側の中継装置は、
    前記優先クラスの数を要求する制御フレームを受信した場合には、自装置が有するキューに割当てられている優先クラスの数を含む応答フレームを前記データフレームの受信側の中継装置に送信し、また、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信するまでは、前記複数のキューに蓄積されているデータフレームを予め定められた優先制御に基づいて前記データフレームの受信側の中継装置に送信し、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信してから当該フロー制御メッセージに含まれる停止時間が経過するまでの間、フロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューに蓄積されているデータフレームの読み出しを停止すること、
    を特徴とするフロー制御方法。
  2. 前記データフレームの受信側の中継装置は、
    各キュー毎に当該キューに蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた再開閾値より小さいか否かを判定し、前記データ量が前記再開閾値より小さいと判定した場合には、データ量が再開閾値より小さいキューに割当てられている優先クラスを示す優先クラス情報を含むデータフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージを前記データフレームの送信側の中継装置に送信し、
    前記データフレームの送信側の中継装置は、
    前記データフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、前記データフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューに蓄積されているデータフレームの読み出しを再開すること、
    を特徴とする請求項1に記載のフロー制御方法。
  3. 異なる優先クラスが割当てられた複数のキューを備える中継装置において、
    前記レイヤ2ネットワークによる送信側装置とのリンク確立後に、優先クラスの数を要求する制御フレームを前記送信側装置に送信し、前記優先クラスの数を要求する制御フレームに対する応答フレームに含まれる優先クラスの数に基づいて、前記送信側装置が有する優先クラスと、自装置が有する各キューに割当てられている優先クラスとを対応付けた優先クラス対応情報を生成し、この優先クラス対応情報に基づいてフロー制御メッセージ内の優先クラス情報に優先クラスを設定し、また、各キュー毎に当該キューに蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた停止閾値を超えているか否かを判定し、前記データ量が前記停止閾値を超えていると判定した場合には、データ量が停止閾値を超えたキューに割当てられている優先クラスを示す優先クラス情報および停止時間を含むデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを自装置にデータフレームを送信する送信側装置に送信するキュー書込制御部と、
    前記受信側装置から優先クラスの数を要求する制御フレームを受信した場合には、自装置が有するキューに割当てられている優先クラスの数を含む応答フレームを前記データフレームの受信側装置に送信し、自装置が送信したデータフレームを受信する受信側装置からデータフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信するまでは、前記複数のキューに蓄積されているデータフレームを予め定められた優先制御に基づいて前記受信側装置に送信し、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、前記データフレームの送信停止を通知するフロー制御メッセージを受信してから当該フロー制御メッセージに含まれる停止時間が経過するまでの間、フロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューに蓄積されているデータフレームの読み出しを停止するキュー読出制御部と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  4. 前記キュー書込制御部は、
    各キュー毎に当該キューに蓄積されたデータフレームのデータ量が予め定められた再開閾値より小さいか否かを判定し、前記データ量が前記再開閾値より小さいと判定した場合には、データ量が再開閾値より小さいキューに割当てられている優先クラスを示す優先クラス情報を含むデータフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージを前記送信側装置に送信し、
    前記キュー読出制御部は、
    前記受信側装置からデータフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージを受信した場合には、前記データフレームの送信再開を通知するフロー制御メッセージに含まれる優先クラス情報が示す優先クラスが割当てられているキューに蓄積されているデータフレームの読み出しを再開すること、
    を特徴とする請求項に記載の中継装置。
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