JP2019145909A - データ処理装置、データ処理方法、およびプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 優先度の低い回線を使用するメッセージであっても、一定時間内に処理する。【解決手段】 データ受信部(210)は、データを受信し、処理順管理部(220)は、データが使用する回線の優先度に応じて、データの処理の順序を決定し、処理実行部(230)は、処理順管理部(220)が決定した順序でデータを処理する。処理順管理部(220)は、データの処理期限から所定の時間前になったデータの処理を、使用する回線の優先度によらずに最優先する。【選択図】 図9

Description

本発明は、データ処理装置、データ処理方法、およびプログラムに関し、例えば、複数のサブシステムの間で回線を介して送受信されるデータを処理するデータ処理装置に関する。
近年、航空管制システムなど、社会インフラを支えるミッションクリティカルシステムの重要性がますます高まってきている。航空管制システムは、複数のサブシステムから構成される巨大なシステムである。複数のサブシステムは、超高速で飛行する航空機の座標情報および航空エリア内の気象情報など、航空機の安全な航行および離着陸のために必要となる情報を、リアルタイムで通信する。
サブシステムは、他のサブシステムと通信するために回線を使用する。回線の状態には、クローズ、オープン、および障害の3つがある。サブシステムの起動時、回線はクローズの状態である。サブシステムのオペレータは、サブシステムごとに定義される通信プロトコルにしたがって、回線をオープンさせる。これにより、サブシステム間でデータを送受信することが可能になる。
データ処理装置は、回線を確立されたサブシステム間で送受信されるデータを処理する。データ処理装置が同時に実行できるスレッドの数は有限であるため、ある回線におけるメッセージの処理の負荷が上昇することによって、他の回線におけるメッセージの処理が遅延する場合がある。
一つの解決案として、回線に優先度を設定し、各回線の優先度に応じて、データ処理装置による処理の順番を決定してもよい。関連する方法の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の方法では、データ処理装置が受信したメッセージデータを、優先度の高いキューと優先度の低いキューとに振り分ける。そして、データ処理装置は、優先度の高いキューに振り分けられたメッセージデータを先に処理する。これにより、優先度の高いメッセージデータの処理に関して、リアルタイム性が毀損することを回避することができる。
国際公開第2015/008315号 特開2007−199800号公報
しかしながら、関連する方法では、優先度の低いキューに配置された優先度の低いメッセージデータがいつまでも処理されない可能性がある。その結果、タイムアウトが発生して、データ処理装置は回線を障害状態に遷移させる。この場合、オペレータが障害の原因を調査して、回線を復帰させる必要がある。
本発明の目的は、優先度の低い回線を使用するメッセージであっても、一定時間内に処理することが可能なデータ処理装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係わるデータ処理装置は、処理の対象であるデータを受信するデータ受信手段と、前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定する処理順管理手段と、前記処理順管理手段が決定した順序で前記データを処理する処理実行手段とを備え、前記処理順管理手段は、前記データの処理期限から所定の時間前になったデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先する。
本発明の一態様に係わるデータ処理方法は、処理の対象であるデータを受信し、前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定し、前記決定した順序で、前記データを処理し、前記データの処理の順序を決定することは、前記データの処理期限に近づいたデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先することを含む。
本発明の一態様に係わるプログラムは、処理の対象であるデータを受信することと、前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定することと、前記決定した順序で、前記データを処理することと、をコンピュータに実行させ、前記データの処理の順序を決定することは、前記データの処理期限に近づいたデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先することを含む。
本発明の一態様によれば、優先度の低い回線を使用するメッセージであっても、一定時間内に処理することができる。
実施形態1に係わる通信システムの構成を示すブロック図である。 実施形態1に係わるデータ処理装置の回線情報記憶部が記憶する回線情報の一例を示す図である。 実施形態1に係わるデータ処理装置のメッセージ受信部が生成するメッセージレコードの一例を示す図である。 実施形態1に係わるデータ処理装置の処理順管理部が備えたメモリ領域に格納される最優先テーブルの一例を示す図である。 実施形態1に係わるデータ処理装置の処理順管理部が備えたメモリ領域に格納される最優先テーブル以外のレコードテーブルの一例を示す図である。 実施形態1に係わるデータ処理装置のメッセージ受信部が実行するメッセージ受信処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態1に係わるデータ処理装置の処理順管理部が実行するテーブル移動処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態1に係わるデータ処理装置の回線状態管理部が実行する回線閉塞/解除処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係わるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係わるデータ処理装置のハードウェア構成を示す図である。
(通信システム1の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係わる通信システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム1は、データ処理装置100、および複数のサブシステムX、Y、Z、・・・を含む。以下では、複数のサブシステムX、Y、Z、・・・を、いずれもサブシステム300と呼ぶ。
(データ処理装置100)
データ処理装置100は、回線を介して、複数のサブシステム300の間で送受信されるメッセージを処理する。より詳細には、データ処理装置100は、あるサブシステム300から、他のサブシステム300宛てのメッセージを受信して、受信したメッセージを処理した後、宛先である他のサブシステム300へメッセージを送信する。
図1に示すように、データ処理装置100は、メッセージ受信部120と、回線情報記憶部110と、処理順管理部130と、処理実行部150と、メッセージ送信部160と、回線状態管理部170とを備えている。
(サブシステム300)
複数のサブシステム300は、一つの巨大なシステムを構成している。サブシステム300(発信元)は、回線を使用して、他のサブシステム300(宛先)との間で、様々なデータ(本実施形態ではメッセージ)を送受信する。メッセージの発信元のサブシステム300は、メッセージの宛先を示す情報とともに、メッセージ本体のデータと、使用する回線を特定する情報とを、データ処理装置100に送信する。
メッセージ本体は、メッセージのタイトルおよび本文(コンテンツ)を含む。使用する回線とは、メッセージの通信のために使用されるデータの経路を意味する。
(回線情報記憶部110)
回線情報記憶部110は、回線状態管理部170によって管理されている回線に関する情報を記憶する。回線に関する情報を、以下では回線情報と呼ぶ。
(回線情報)
図2は、回線情報記憶部110が記憶する回線情報の一例を示す。図2に示すように、回線情報は、回線ID(IDentification)、回線状態、優先度、タイムアウト時間、メッセージ処理時間、滞留メッセージ数、回線閉塞閾値、および回線閉塞解除閾値の各情報を含む。回線情報に含まれるこれらの情報について、以下で説明する。
回線IDは、各回線を一意に識別する。回線IDは、任意の記号、符号、番号、またはその組み合わせで表されてよい。本実施形態では、図2に示すように、回線IDは、LINE1、LINE2、LINE3、・・・・で表される。
回線状態には、オープン、クローズ、障害、および閉塞の4つがある。
オープンは、サブシステム300間で回線がつながっており、かつ、回線を使用できる状態である。クローズは、サブシステム300間で回線がつながっていない状態である。
障害は、回線に異常が発生している状態である。例えば、メッセージ受信部120が、一定時間(図2のタイムアウト時間)、サブシステム300から応答のメッセージを受信しなかった場合、データ処理装置100は回線に異常が発生していると判定する。
閉塞は、データ処理装置100がサブシステム300からメッセージを受信することを一時的に拒否している状態である。回線がオープン以外の状態である場合、サブシステム300間でメッセージを送受信することはできない。
優先度は、回線ごとに予め設定されている。優先度は、データ処理装置100において、ある回線を使用するメッセージの処理が、他の回線を使用するメッセージの処理に対して、相対的にどれだけ優先されるかを表す。つまり、優先度が高い回線を使用するメッセージほど先に処理される。本実施形態では、回線の優先度を番号1、2、3、・・・で表す。優先度1は、優先度2よりも高く、優先度2は、優先度3よりも高い。
タイムアウト時間は、データ処理装置100が、メッセージの宛先のサブシステム300へメッセージを送信した時点から、サブシステム300から応答のメッセージを受信せずに、タイムアウトを判定する時点までの時間である。
メッセージ処理時間は、データ処理装置100がメッセージを処理することに要する見込みの時間である。
滞留メッセージ数は、同一の回線を使用する未処理のメッセージの数である。
回線閉塞閾値は、回線が閉塞されていないときに、データ処理装置100が回線を閉塞するかどうかを判定するための基準となる、未処理のメッセージの数である。回線閉塞解除閾値は、回線が閉塞されているときに、データ処理装置100が回線の閉塞を解除するかどうかを判定するための基準となる、未処理のメッセージの数である。
(メッセージ受信部120)
メッセージ受信部120は、メッセージの発信元のサブシステム300から、メッセージの宛先を示す情報とともに、メッセージ本体のデータと、使用する回線を特定するための回線IDの情報とを受信する。
メッセージ受信部120は、サブシステム300からメッセージを受信したとき、回線情報記憶部110を参照して、使用する回線がどのような状態であるかを特定する。
使用する回線がオープンである場合、メッセージ受信部120は、回線情報記憶部110から取得した回線情報を用いて、メッセージレコードを生成する。そして、メッセージ受信部120は、生成したメッセージレコードを処理順管理部130へ送信する。メッセージレコードの具体例を後で説明する。
回線がクローズである場合、メッセージ受信部120は、サブシステム300から受信したメッセージを破棄する。回線が閉塞または障害の状態である場合、メッセージ受信部120は、メッセージの送信元であるサブシステム300に対して、エラーメッセージを送信するように、メッセージ送信部160に指示する。
(メッセージレコード)
図3は、メッセージ受信部120が生成するメッセージレコードの一例を示す。図3に示すように、メッセージレコードは、メッセージID、処理期限、回線ID、およびメッセージ本体の情報を含む。
メッセージIDは、メッセージを一意に特定する。メッセージ受信部120は、サブシステム300から受信した各メッセージに対して、メッセージIDを付与する。本実施形態では、メッセージIDは、文字「m」および番号「1、2、・・・」で構成される。
処理期限は、データ処理装置100がメッセージの処理を完了しているべき時刻である。メッセージ受信部120は、以下の式(1)にしたがって、処理期限を計算する。
処理期限 = 現在時刻 + タイムアウト時間 − メッセージ処理時間・・・(1)
ここで、式(1)に示すタイムアウト時間およびメッセージ処理時間の情報は、図2に示す回線情報記憶部110に回線情報として格納されている。メッセージ受信部120は、回線情報記憶部110を参照することによって、タイムアウト時間およびメッセージ処理時間の情報を取得する。そして、メッセージ受信部120は、取得したタイムアウト時間およびメッセージ処理時間の情報を用いて、式(1)にしたがって、上述した処理期限を計算する。
(処理順管理部130)
処理順管理部130は、メッセージ受信部120から受信したメッセージレコード(図3参照)に含まれる処理期限の情報を用いて、以下の式(2)にしたがって、最優先テーブル移動時刻を計算する。最優先テーブル移動時刻は、メッセージレコードを、後述のレコードテーブルの内の最優先テーブル(図4参照)に移動させる時刻である。
最優先テーブル移動時刻 = 処理期限 − 最優先テーブル移動余裕値・・・(2)
ここで、最優先テーブル移動余裕値は、メッセージレコードを最優先テーブルへ移動させることに対して、時間的な余裕を与えるための値である。最優先テーブル移動余裕値の情報は、図示しないテーブル情報記憶部に予め格納されている。
また、処理順管理部130は、以下の式(3)にしたがって、テーブル移動時刻を計算する。
テーブル移動時刻 = 現在時刻 + テーブル滞在時間・・・(3)
ここで、テーブル滞在時間は、メッセージレコードが最優先テーブル以外の1つのレコードテーブル上にある時間である。テーブル滞在時間の情報も、図示しないテーブル情報記憶部に予め格納されている。最優先テーブル移動余裕値およびテーブル滞在時間は、ユーザまたはオペレータによって入力されてよい。
処理順管理部130は、計算した最優先テーブル移動時刻およびテーブル移動時刻の情報を、メッセージ受信部120が生成したメッセージレコードに追加する。
(メモリ領域131)
メモリ領域131は、複数のレコードテーブルを含む。後述のように、メッセージレコードをレコードテーブル間で移動する前において、最優先テーブル以外の各レコードテーブルには、同じ回線を使用する1つ以上のメッセージレコードが格納される。特に、メモリ領域131は最優先テーブルを含む。最優先テーブルには、データ処理装置100が最優先で処理するメッセージレコードが格納されている。最優先テーブル以外のレコードテーブル(図1では、テーブルA、B、C、・・・と示す)には、この順で、優先度の高い回線を使用するメッセージレコードが格納される。
本実施形態では、処理順管理部130は、最優先テーブル以外の各レコードテーブルに格納されたメッセージレコードを、最優先テーブル移動時刻が早い順に並び替える。そして、現在時刻が、各レコードテーブルにおける、最優先テーブル移動時刻が最も早いメッセージレコードの最優先テーブル移動時刻になったとき、処理順管理部130は、そのメッセージレコードを最優先テーブルへ移動させる。ここで、最優先テーブル移動時刻が同じ複数のメッセージレコードがある場合、同時に移動させるメッセージレコードの数は複数となる。これにより、データ処理装置100は、タイムアウト(処理期限)が近いメッセージを最優先で処理することができる。
(レコードテーブル)
図4は、メモリ領域131に格納されている最優先テーブルの一例を示す。図4に示すように、最優先テーブルは、メッセージID、処理期限、および使用する回線(回線ID)の情報を含む。
図5は、メモリ領域131に格納されている最優先テーブル以外のレコードテーブルの一例を示す。図4に示すように、最優先テーブル以外のレコードテーブルは、メッセージID、処理期限、及び使用する回線(回線ID)の情報に加えて、最優先テーブル移動時刻、およびテーブル移動時刻の情報も含む。
なお、レコードテーブルは、メッセージレコードを並べ替えて管理しやすいデータ構造を有することが望ましい。例えば、レコードテーブルは、二分探索木(binary search tree)のデータ構造を有していてもよい。
(処理実行部150)
処理実行部150は、1または複数のスレッド151を含む。スレッド151は、データ処理装置100におけるプログラムの実行単位を表す。スレッド151が空きスレッドを含む場合、処理実行部150は、処理順管理部130に対してメッセージの取得要求を行い、処理順管理部130からメッセージレコードを受信する。そして、処理実行部150は、処理順管理部130から取得したメッセージの処理を空きスレッドに割り当てる。
最優先テーブルがメッセージレコードを含んでいる場合、処理実行部150は、最優先テーブルからメッセージレコードを取得する。最優先テーブルがメッセージレコードを含んでいない場合、処理実行部150は、レコードテーブルAの一番上のメッセージレコード、つまり、最優先テーブル移動時刻が最も早いメッセージレコードを取得する。同様に、レコードテーブルAがメッセージレコードを含んでいない場合、処理実行部150は、レコードテーブルBの一番上のメッセージレコードを取得する。このようにして、処理実行部150は、優先度の高いメッセージレコードを格納したレコードテーブルから順番に、メッセージレコードを取得する。
各スレッド151は、割り当てられたメッセージレコードに対応する処理を実行する。そして、スレッド151は、処理結果に応じた応答メッセージを生成する。また、スレッド151は、生成した応答メッセージをメッセージ送信部160に送信する。
(メッセージ送信部160)
メッセージ送信部160は、メッセージ受信部120から受信したエラーメッセージ、および、スレッド151から受信した応答メッセージを、宛先のサブシステム300へ送信する。
(回線状態管理部170)
回線状態管理部170は、処理順管理部130がメッセージレコードをメモリ領域131に追加、または、処理実行部150へ送信したとき、回線情報記憶部110を参照して、回線情報に含まれる滞留メッセージ数を確認する。前述したように、滞留メッセージ数は、同一の回線を使用する未処理のメッセージの数である。
滞留メッセージ数が閉塞閾値以上であり、かつ、回線が閉塞されていない場合、回線状態管理部170は回線を閉塞する。一方、滞留メッセージ数が閉塞解除閾値以下であり、かつ、回線が閉塞されている場合、回線状態管理部170は回線の閉塞を解除する。
回線状態管理部170が、回線を閉塞状態にしている間、メッセージ受信部120は、その回線を使用するメッセージを受信することを拒否する。これにより、滞留メッセージ数を一定数以下に抑制することができる。
(メッセージ受信フロー)
図6は、メッセージ受信部120が実行するメッセージ受信処理の流れを示す。
図6に示すように、メッセージ受信部120は、サブシステム300からメッセージを受信したとき、使用する回線の回線IDを特定する(S101)。
メッセージ受信部120は、回線情報記憶部110から、特定した回線IDと対応する回線情報(図2参照)を参照する(S102)。
メッセージ受信部120は、参照した回線情報に基づいて、使用する回線がオープンであるかどうかを確認する(S103)。
使用する回線が障害または閉塞の状態である場合(S103でNO)、メッセージ受信部120は、メッセージ送信部160に対して、エラーメッセージをメッセージの送信元へ送信するように指示する(S104)。また、回線がクローズである場合(S103でNO)、メッセージ受信部120は、メッセージを破棄する。
一方、回線がオープンである場合(S103でYES)、メッセージ受信部120は、回線情報記憶部110が記憶するタイムアウト時間およびメッセージ処理時間の情報を参照する。そして、メッセージ受信部120は、参照した情報に基づいて、処理期限を計算する(S105)。
ステップS104の後、メッセージ受信部120は、メッセージレコード(図3参照)を生成して、生成したメッセージレコードを処理順管理部130へ送信する(S106)。
(テーブル移動フロー)
図7は、処理順管理部130が実行するテーブル移動処理の流れを示す。処理順管理部130は、最優先テーブルを除くすべてのレコードテーブル(図5参照)に対して、それぞれ、以下で説明する処理を実行する。
図7に示すように、処理順管理部130は、メッセージ受信部120から受信したメッセージレコードに含まれる処理期限の情報に基づいて、最優先テーブル移動時刻およびテーブル移動時刻を計算する(S201)。
次に、処理順管理部130は、最優先テーブル以外のレコードテーブル(図5参照)に格納されたメッセージレコードを、ステップS201で計算した最優先テーブル移動時刻の順にソートする(S202)。
処理順管理部130は、現在時刻が、各レコードテーブルにおける、最優先テーブル移動時刻が最も早いメッセージレコードの最優先テーブル移動時刻になったかどうかを判定する(S203)。
現在時刻が、各レコードテーブルにおける、最優先テーブル移動時刻が最も早いメッセージレコードの最優先テーブル移動時刻になった場合(S203でYES)、処理順管理部130は、当該メッセージレコードを最優先テーブルに移動させる(S204)。
現在時刻がメッセージレコードの最優先テーブル移動時刻になっていない場合(S203でNO)、処理順管理部130は、現在時刻が該当メッセージレコードのテーブル移動時刻になったかどうかを判定する(S205)。
現在時刻がメッセージレコードのテーブル移動時刻になった場合(S205でYES)、処理順管理部130は、メモリ領域131内において、優先度が1つ上のレコードテーブルへメッセージレコードを移動させる(S206)。
処理順管理部130は、最優先テーブルを除く全てのレコードテーブル(図1のテーブルA、B、C、・・・)について、上述したステップS201〜S207の処理を実行する。例えば、処理順管理部130は、優先度が最も高いレコードテーブル(図1のテーブルA)から順番に、上述したステップS201〜S207の処理を実行してもよい。この場合、処理順管理部130は、優先度が最も低いレコードテーブルの処理が終了した後、優先度が最も高いレコードテーブルについて、上述したステップS201〜S207の処理を再び実行する。
(回線閉塞/解除フロー)
図8は、回線状態管理部170が実行する回線閉塞/解除処理の流れを示す。回線状態管理部170は、全ての回線について、以下で説明する回線閉塞/解除処理を実行する。
図8に示すように、回線状態管理部170は、まず、回線情報記憶部110が記憶している回線情報(図2参照)を参照する(S301)。
回線状態管理部170は、回線閉塞/解除処理の対象である回線が閉塞されているか否かをまず判定する(S302)。
回線が閉塞されていない場合(S302でNO)、回線状態管理部170は、続いて、回線の滞留メッセージ数は閉塞閾値以上であるか否かを判定する(S303)。
回線が閉塞されておらず、かつ、滞留メッセージ数が閉塞閾値以上である場合(S303でYES)、回線状態管理部170は回線を閉塞する(S304)。
一方、回線が閉塞されている場合(S302でYES)、回線状態管理部170は、続いて、回線の滞留メッセージ数が閉塞解除閾値以下であるか否かを判定する(S305)。
回線が閉塞されており、かつ、回線の滞留メッセージ数が閉塞解除閾値以下である場合(S306でYES)、回線状態管理部170は回線を閉塞解除する(S306)。これにより、回線は閉塞される前の状態に戻る。
(変形例)
一変形例では、データ処理装置100と同一ネットワーク上にあるサーバが、データ処理装置100の処理実行部150に代わって、メッセージ処理を実行してもよい。
本変形例では、処理順管理部130は、メモリ領域131に格納した最優先テーブル(図4参照)から、処理期限が早い順にメッセージレコードを取り出して、ネットワークを介して、取り出したメッセージレコードをアプリケーションサーバへ送信する。
処理順管理部130からメッセージレコードを受信したアプリケーションサーバは、メッセージレコードに対する処理を実行することによって、応答メッセージを生成する。そして、アプリケーションサーバは、生成した応答メッセージをデータ処理装置100へ送信する。
データ処理装置100のメッセージ送信部160は、アプリケーションサーバから受信した応答メッセージを、宛先のサブシステム300へ送信する。
本変形例の構成によれば、アプリケーションサーバが応答メッセージを生成するので、データ処理装置100の処理実行部150は、応答メッセージを生成する必要がない。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、使用する回線の優先度に応じた順番で、メッセージを処理する。その一方で、使用する回線の優先度によらず、タイムアウト(処理期限)が近付いてきたメッセージを最優先で処理する。したがって、タイムアウトによる回線の障害が発生することを抑制しつつ、優先度の低い回線を使用するメッセージであっても確実に処理することができる。
〔実施形態2〕
他の実施形態として、最小構成を備えたデータ処理装置について説明する。
(データ処理装置200)
図9に示すように、本実施形態に係わるデータ処理装置200は、データ受信部210と、処理順管理部220と、処理実行部230とを備えている。
データ受信部210は、処理の対象であるデータを受信する。
処理順管理部220は、データが使用する回線の優先度に応じて、データの処理の順序を決定する。
処理実行部230は、前記データの処理期限に近づいたデータの処理を、データが使用する回線の優先度によらずに最優先する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、基本的に、データが使用する回線の優先度に応じて、データの処理の順序を決定する。しかし、処理期限に近づいたデータの処理を、データが使用する回線の優先度によらずに最優先する。したがって、優先度の低い回線を使用するメッセージであっても、一定時間内に処理することができる。
〔実施形態3〕
(ハードウェア構成について)
本開示の各実施形態において、各装置の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、例えば図10に示すような情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。図10は、各装置の各構成要素を実現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901がRAM903にロードして実行される。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
100 データ処理装置
200 データ処理装置
210 データ受信部
220 処理順管理部
230 処理実行部

Claims (8)

  1. 処理の対象であるデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定する処理順管理手段と、
    前記処理順管理手段が決定した順序で前記データを処理する処理実行手段とを備え、
    前記処理順管理手段は、前記データの処理期限から所定の時間前になったデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先する
    データ処理装置。
  2. 前記処理順管理手段は、前記処理期限から所定の時間前になるまで、前記データの処理の順序を段階的に上げる
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 同一の回線を使用する未処理のメッセージの数に基づいて、前記回線の状態を管理する回線状態管理手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 同一の回線を使用する未処理のメッセージの数が第1の閾値以上になった場合、前記回線状態管理手段は、前記回線を閉塞することによって、前記データ受信手段が前記回線を使用するデータを受信することを中止させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 同一の回線を使用する未処理のメッセージの数が第2の閾値以下になった場合、前記回線状態管理手段は、前記回線の閉塞を解除することによって、前記データ受信手段が前記回線を使用するデータを再び受信することを許容する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記処理実行手段は、スレッドに空きが生じるごとに、前記処理順管理手段が決定した順序にしたがって、前記データを処理する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 処理の対象であるデータを受信し、
    前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定し、
    前記順序で、前記データを処理し、
    前記データの処理の順序を決定することは、前記データの処理期限に近づいたデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先することを含む
    データ処理方法。
  8. 処理の対象であるデータを受信することと、
    前記データが使用する回線の優先度に応じて、前記データの処理の順序を決定することと、
    前記決定した順序で、前記データを処理することと、をコンピュータに実行させ、
    前記データの処理の順序を決定することは、前記データの処理期限に近づいたデータの処理を、前記データが使用する回線の優先度によらずに最優先することを含む
    プログラム。
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