JP2009141438A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コグニティブ無線など複数の異なる無線方式を使用する通信環境において、各無線方式に対してQoSに応じたパケットの振り分けを行うことを可能とする。
【解決手段】無線監視部26は、送信部11−1〜11−3の通信状態を監視する。スコア計算部25は、パケットに含まれるQoS情報に基づいて、次に送信するパケットを決定する。また、スコア計算部25は、監視部26が監視した送信部11−1〜11−3の通信状態に基づいて、次に送信するパケットを送信部11−1〜11−3のうち一つに割り当てる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コグニティブ無線における無線通信装置に関する。
コグニティブ無線技術とは、特性の異なる複数の無線システムの使用状況を認識し、複数の無線システムを適応的に使用することにより周波数利用効率を向上させる技術である。特に、複数の無線システムの通信帯域を集約して1つのフローを伝送することにより、伝送速度を向上させる研究も行われている。通信帯域集約は、送受信ホスト間に通信経路が複数存在するとき、送信パケットを各経路に振り分けて並列伝送し、各経路の帯域を集約することで帯域資源を有効活用することであり、これを一般にストライピングと呼ぶ。各レイヤにおいてストライピングする手法は存在し、特許文献1はTCP/IPの第2層でストライピングを行うリンクアグリゲーションに関するものである。このリンクアグリゲーション技術はIEEE802.3adで規定されており、「1対のシステム間のリンクの集約のみを対象とする」、「全二重のポイントツーポイントのリンクのみをサポートする」、「集約するリンクは同じ速度とする」という制約条件がある。なお、特許文献1に記載の技術は、上記のリンクアグリゲーションに予備のリンクを用意することで障害対策を行うことを目的としている。
また、複数経路の有効活用を目的とした同一宛先に対する複数の経路で負荷を分散させることができる技術として、マルチホーミング技術がある。マルチホーミングを用いると、例えば複数のISP(Internet Services Provider)に同時に接続して通信することが可能となり、各ISPへの回線速度に応じてパケットを振り分けることできる。また、回線ダウン時にも別ISP経由でパケットを送出することができる。マルチホーミングでは基本的に新たに発生した通信に対し、各経路を1つ選択することにより負荷分散を目的としている。特許文献2では、マルチホーミングにおいて、パケット送出の際には最適な経路を選択するが、返信パケットの経路を制御できなかった問題を解決し、送信時に選択した経路で返信パケットを受信できるようにすることを目的としている。
特開2004−349764号公報 特開2000−209278号公報
しかしながら、「1対のシステム間のリンクの集約のみを対象とする」、「全二重のポイントツーポイントのリンクのみをサポートする」、「集約するリンクは同じ速度とする」という制約条件があるため、特許文献1に記載されているTCP/IPの第2層でストライピングを行うリンクアグリゲーションの方法をコグニティブ無線などの複数の異なる無線方式を使用する通信環境には適用することが出来ない。また、特許文献2に記載の技術は、ISPの切り替えを想定した技術であり、切り替えのタイミングが数10秒単位を想定しているため、コグニティブ無線などの複数の異なる無線方式を数秒以下のタイミングで切り替えて使用する通信環境には適用することが出来ない。よって、従来では、コグニティブ無線など複数の異なる無線方式を使用する通信環境において、各無線方式に対してQoS(Quality of Service)に応じたパケットの振り分けが出来ないという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、コグニティブ無線など複数の異なる無線方式を使用する通信環境において、各無線方式に対してQoSに応じたパケットの振り分けを行うことができる通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、QoS(Quality of Service)情報を含むパケットを送信する複数の送信部と、前記送信部によって送信される前記パケットを記憶する記憶部を備えた無線通信装置であって、前記送信部の通信状態を監視する監視部と、前記パケットに含まれるQoS情報に基づいて、次に送信する前記パケットを決定する決定部と、前記監視部が監視した前記送信部の通信状態に基づいて、前記決定部が決定した前記パケットを複数の前記送信部のうち一つの前記送信部に割り当てる割り当て部とを備え、前記送信部は、前記割り当て部によって割り当てられた前記パケットを他の通信装置に送信することを特徴とする無線通信装置である。
また、本発明において、前記通信状態は無線品質情報であることを特徴とする。
本発明によれば、コグニティブ無線など複数の異なる無線方式を使用する通信環境において、各無線方式に対してQoSに応じたパケットの振り分けを行うことができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は本実施形態におけるコグニティブ無線システムの構成を示した図である。図1のコグニティブ無線システムでは、1つの基地局1と3つの端末局2−1〜2−3とを含む。基地局1は外部網と接続されている。基地局1は、無線方式aを用いて送信を行う送信部11−1と、無線方式bを用いて送信を行う送信部11−2と、無線方式cを用いて送信を行う送信部11−3とを備えている。基地局1は、送信部11−1〜11−3を介して端末局2−1〜2−3と通信を行い、外部網から送信されたパケット(データ)を端末局2−1〜2−3に送信する。また、端末局2−1〜2−3から送信されたパケットを外部網に送信する。端末局2−1〜2−3は、無線方式aと、無線方式bと、無線方式cとを使用可能な端末送受信部を備えており、基地局1の送信部11−1〜11−3と通信が可能である。また、基地局1は、外部網から送信されたパケットに割り当てられたQoSに基づいて、パケット毎に送信に使用する送信部11−1〜11−3を決定する。送信に使用する送信部11−1〜11−3の決定によって各パケットのQoSを満たす制御を行う。パケットの送信に使用する送信部11−1〜11−3の決定方法については後述する。
図2は本実施形態における基地局1の構成を示した図である。基地局1は、IP処理部21と、クラシファイア22と、キュー作成部23と、キュー情報決定部24と、スコア計算部25と、無線監視部26と、記憶部27と、送信部11−1〜11−3とを備える。また、送信部11−1はバッファ12−1を備え、送信部11−2はバッファ12−2を備え、送信部11−3はバッファ12−3を備える。基地局1は、外部網から送信されたパケットについて、基地局1が備える各部を連携して動作させることでパケット毎に送信に使用する送信部11−1〜11−3を決定し、各パケットのQoSを満たす制御を行う。なお、図2では基地局1の構成を示しているが、端末局2−1〜2−3も同様の構成を有してもよい。また、基地局は受信部を備える。
以下、具体的な動作について説明する。IP処理部21は、外部網より送信されたパケットに含まれる送信元情報と、宛先情報と、QoS情報とをキュー作成部23に送信する。例えは本実施形態では、送信元情報は送信元装置のIPアドレスである。宛先情報は送信先(宛先)装置のIPアドレスである。QoS情報は該パケットが送信される際に満たす必要がある要件を示した情報である。また、IP処理部21は受信したパケットをクラシファイア22に送信する。
キュー生成部23は、IP処理部21より受信した送信元情報と、宛先情報と、QoS情報との1種類の組み合わせに対して1つのキューを記憶部27内に生成する。なお、既に同一の送信元情報と、宛先情報と、QoS情報とに基づいてキューを生成した場合、キュー作成部23は新規にキューを生成しない。図示する例では、記憶部27内にキュー28−1〜28−3の3つのキューが生成されている。
また、キュー作成部23は作成したキューと、宛先情報(宛先IPアドレス)と、QoS情報と、QoS情報に基づいて決定される優先度情報(Priority)とを関連付けて記憶部27に記憶させる。本実施形態では、QoS情報としてTOS(Type of Service)を使用する。各TOSには優先度情報が含まれており、TOSが決定されると優先度情報も一意に決定される。本実施形態では、TOS1とTOS2とTOS3との3つのTOSに関連する優先度情報が予め決定されている。TOS1の優先度情報(Priority)はBE(10)である。TOS2の優先度情報(Priority)はVoIP(80)である。TOS3の優先度情報(Priority)はStreaming(40)である。なお、()内の数字は要求Priority値である。
キュー情報決定部24は、キュー作成部23が作成したキューに対してARP(Address Resolution Protocol)情報を設定する。ARP情報には宛先IPアドレスと、基地局側の送信部の識別情報である基地局送信部識別情報と、該送信部と通信を行う端末側の受信部の識別情報である端末局受信部識別情報と、要求Priority値とが含まれる。キュー情報決定部24は、作成したARP情報をキュー作成部23が作成したキューと関連付けて記憶部27に記憶させる。
なお、無線監視部26は送信部11−1〜11−3を監視し、送信部11−1〜11−3が満たすことができるスループット、遅延時間等の無線特性を管理し、アプリケーション毎に要求される品質を満たすことができるかを管理・決定する。この無線特性は相手端末毎に異なる値をとる。また、一例として、要求される品質に対してPriority値を決定する。無線監視部26は送信部11−1〜11−3が満たすことができるPriority値をキュー情報決定部24に送信する。キュー情報決定部24は、ARP情報に含まれる該送信部に関連付けられている要求Priority値が、無線監視部26から送信されたPrioriy値より小さい場合、該要求Priority値に関連付けられている行をARP情報より消去する。
図3は本実施形態におけるキュー28−1に関連付けられて記憶部27に記憶されているARP情報を示した図である。ARP情報は、宛先IPアドレスと、基地局送信部識別情報と、端末局受信部識別情報と、要求Priority値との4つの属性を備える。図示する例では3行あって、宛先IPアドレスがHoA1であり、基地局送信部識別情報がMAC1であり、端末局受信部識別情報がAであり、要求Priority値が10である行と、宛先IPアドレスがHoA1であり、基地局送信部識別情報がMAC2であり、端末局受信部識別情報がBであり、要求Priority値が10である行と、宛先IPアドレスがHoA1であり、基地局送信部識別情報がMAC3であり、端末局受信部識別情報がCであり、要求Priority値が10である行とがある。一行目は、基地局1の送信部11−1(MAC1)と通信を行うのは、端末局2−1(HoA1)の受信部Aであり、要求Priority値が10であることを示している。以下の行も同様に、基地局の送信部と、端末局の受信部と、要求Priority値との関係を示している。
以下、図2の説明に戻る。クラシファイア22は、IP処理部21より送信されたパケットを、送信元情報と、宛先情報と、QoS情報に基づいて、キュー作成部23が作成したキューのうち、同一の送信元情報と、宛先情報と、QoS情報と関連付けられているキューに送信する。
スコア計算部25は、記憶部27が記憶するARP情報に基づいて、無線方式aを用いて送受信を行う送信部11−1と、無線方式bを用いて送受信を行う送信部11−2と、無線方式cを用いて送受信を行う送信部11−3とが次にキュー28−1〜28−3から取得するパケットを決定する。決定方法については後述する。
送信部11−1と、送信部11−2と、送信部11−3とは、キュー28−1〜28−3から取得したパケットを端末局2−1〜2−3に送信する。
次に、図4および図5を参照して、送信部11−1と、送信部11−2と、送信部11−3とが次にキュー28−1〜28−3から取得するパケットを、スコア計算部25が決定する方法について説明する。図4および図5は、本実施形態におけるキュー28−1〜28−3と、バッファ12−1〜12−3との関係と、スコア計算部25が計算するスコアを模式的に表した図である。また、図4はキュー28−1〜28−3にパケットが溜まる前の図であり、図5はキュー28−1に2つのパケットが溜まり、キュー28−2に1つのパケットが溜まり、キュー28−3に1つのパケットが溜まった状態を示した図である。
図示する例ではフロー1とフロー2とフロー3との3種類のフローのいずれかに関連付けられたパケットが外部網から送信されている。フロー1に対応するキューはキュー28−1である。キュー28−1に関連付けて記憶されている宛先IPアドレスはHoA1であり、TOSはTOS1であり、優先度情報はBE(10)である。ARP情報は、図3に示した通りである。フロー2に対応するキューはキュー28−2である。キュー28−2に関連付けて記憶されている宛先IPアドレスはHoA1であり、TOSはTOS2であり、優先度情報はVoIP(80)である。ARP情報は、図6に示す。
図6は本実施形態におけるキュー28−2に関連付けられて記憶部27に記憶されているARP情報を示した図である。ARP情報は、宛先IPアドレスと、基地局送信部識別情報と、端末局受信部識別情報と、要求Priority値との4つの属性を備える。図示する例では1行あって、宛先IPアドレスがHoA1であり、基地局送信部識別情報がMAC2であり、端末局受信部識別情報がBであり、要求Priority値が80である行がある。一行目は、基地局1の送信部11−2(MAC2)と通信を行うのは、端末局2−1(HoA1)の受信部Bであり、要求Priority値が80であることを示している。
フロー3に対応するキューはキュー28−3である。キュー28−3に関連付けて記憶されている宛先IPアドレスはHoA2であり、TOSはTOS3であり、優先度情報はStreaming(40)である。ARP情報は、図7に示す。
図7は本実施形態におけるキュー28−3に関連付けられて記憶部27に記憶されているARP情報を示した図である。ARP情報は、宛先IPアドレスと、基地局送信部識別情報と、端末局受信部識別情報と、要求Priority値との4つの属性を備える。図示する例では2行あって、宛先IPアドレスがHoA2であり、基地局送信部識別情報がMAC2であり、端末局受信部識別情報がBであり、要求Priority値が40である行と、宛先IPアドレスがHoA2であり、基地局送信部識別情報がMAC3であり、端末局受信部識別情報がCであり、要求Priority値が40である行とがある。一行目は、基地局2の送信部11−2(MAC2)と通信を行うのは、端末局2−2(HoA2)の受信部Bであり、要求Priority値が40であることを示している。以下の行も同様に示している。
また、送信部11−1と、送信部11−2と、送信部11−3とには各フローのスコアが関連付けられている。スコアは数値であり、次に送信するパケットをどのキューから取得するか決定するために使用される。スコアの算出方法は後述する。
フロー1が関連付けられているキュー28−1に関連付けられている要求Priority値は10である。MAC1が満たすことができるPriority値は10であり、MAC2が満たすことができるPriority値は80であり、MAC3が満たすことができるPriority値は40である。なお、MAC1〜MAC3が満たすことができるPriority値は、無線監視部26がMAC1〜MAC3を監視した結果に基づいて無線監視部26によって決定される。よってMAC1とMAC2とMAC3はキュー28−1に関連付けられている要求Priority10を満たすことが出来るため、キュー28−1に関連付けられているARP情報にはMAC1とMAC2とMAC3とが含まれる。
キュー28−1に関連付けられているARP情報にはMAC1とMAC2とMAC3とが含まれているため、スコア計算部25はMAC1とMAC2とMAC3とにフロー1のスコアを設ける。
フロー2が関連付けられているキュー28−2に関連付けられている要求Priority値は80である。MAC1が満たすことができるPriority値は10であり、MAC2が満たすことができるPriority値は80であり、MAC3が満たすことができるPriority値は40である。よってMAC2はキュー28−2に関連付けられている要求Priority80を満たすことが出来るため、キュー28−2に関連付けられているARP情報にはMAC2が含まれる。
キュー28−2に関連付けられているARP情報にはMAC2が含まれているため、スコア計算部25はMAC2にフロー2のスコアを設ける。
フロー3が関連付けられているキュー28−3に関連付けられている要求Priority値は40である。MAC1が満たすことができるPriority値は10であり、MAC2が満たすことができるPriority値は80であり、MAC3が満たすことができるPriority値は40である。よってMAC2とMAC3はキュー28−3に関連付けられている要求Priority40を満たすことが出来るため、キュー28−3に関連付けられているARP情報にはMAC2とMAC3とが含まれる。
キュー28−3に関連付けられているARP情報にはMAC2とMAC3とが含まれているため、スコア計算部25はMAC2とMAC3とにフロー1のスコアを設ける。
スコアはスコア計算部25によって算出される値であり、スコアが100になった場合、対応する送信部11−1〜11−3は100となったスコアのフローが関連付けられているキュー28−1〜28−3からパケットを一つ取得する。
次に図5を用いて動作を説明する。クラシファイア22は、到達したパケットを送信元情報と、宛先情報と、QoS情報に基づいて対応するキュー28−1〜28−3に送信する。図5の例では、フロー1のキューであるキュー28−1には2パケットが溜まっており、フロー2のキューであるキュー28−2には1パケットが溜まっており、フロー3のキューであるキュー28−3には1パケットが溜まっている。
以下、スコア計算部25が、送信部11−2に関連するスコアを計算する例を説明する。スコア計算部25は、送信部11−2が備えるバッファ12−2に空きがあるか確認し、空きがあると判断した場合次の処理に進む。
スコア計算部25は、フロー1、フロー2、フロー3の順に処理を行う。スコア計算部25は、フロー1のキュー28−1のパケット数が0でないことを確認すると、フロー1のスコアにフロー1の要求Priority値である10を加算する。なお、フロー1の要求Priority値は、フロー1に関連付けられているARP情報の要求Priority値である。この時点ではフロー1のスコアは10である。スコアが閾値である100を超えていないため、スコア計算部25は次の処理に進む。
スコア計算部25は、フロー2のキュー28−2のパケット数が0でないことを確認すると、フロー2のスコアにフロー2の要求Priority値である80を加算する。この時点ではフロー2のスコアは80である。スコアが閾値である100を超えていないため、スコア計算部25は次の処理に進む。
スコア計算部25は、フロー3のキュー28−3のパケット数が0でないことを確認すると、フロー3のスコアにフロー3の要求Priority値である40を加算する。この時点ではフロー2のスコアは40である。スコアが閾値である100を超えていないため、スコア計算部25は次の処理に進む。
スコア計算部25は、フロー1のキュー28−1のパケット数が0でないことを確認すると、フロー1のスコアにフロー1の要求Priority値である10を加算する。この時点ではフロー1のスコアは20である。スコアが閾値である100を超えていないため、スコア計算部25は次の処理に進む。
スコア計算部25は、フロー2のキュー28−2のパケット数が0でないことを確認すると、フロー2のスコアにフロー2の要求Priority値である80を加算する。この時点ではフロー2のスコアは160である。スコアが閾値である100を超えたため、スコア計算部25は送信部11−2に対してフロー2のキュー28−2からパケットを一つ取得し、端末局2−1へ送信する指示を送る。また、スコア計算部25は、フロー2のスコア160から閾値である100を減算し、フロー2のスコアを60とする。
送信部11−2はキュー28−2からパケットを一つ取得し、自身が備えるバッファ12−2にパケットを記憶させる。送信部11−2はバッファ12−2に記憶したパケットを端末局2−1に送信する。送信部11−2がパケットを送信完了する度に上記の処理を繰り返す。
スコア計算部25は、送信部11−2と同様に、送信部11−1と送信部11−3とについてもスコアを算出し、算出したスコアが閾値を超えた場合、キュー28−1〜28−3のうち、閾値を超えたスコアと対応するキューからパケットを一つ取得し、端末局2−1〜2−3へ送信する指示を送る。これにより、送信部11−1〜11−3は送信するパケットの優先順位を考慮した上で、送信が完了した後すぐに次のパケットの送信を行うことができる。
上述したとおり、本実施形態を用いることにより、コグニティブ無線などのように、異なる無線方式を使用する複数の送信部を備える通信機器からなる通信環境において、異なる無線方式を備えた各送信部に対してQoSに応じたパケットの振り分けを行うことができる。また、各送信部が備えるバッファが空になる度に、スコア計算部はスコアの計算を行いパケットの送信指示を送信部に送るため、各送信部はスケジューリングミスなどによるパケット未配分等の不具合が発生しにくくなる。
なお、本実施形態において、スコア計算部25が各スコアを算出する際に、要求Priority値のみではなく、送信部11−1〜11−3の無線特性(受信電力や誤り特性)や混雑状況から求められる無線品質情報を値として加算、もしくは、減算してもよい。無線状況が変化し、キューが設定された時点での伝送速度を基準とした相対値の例として、キューが設定されたときの転送速度が20Mbpsで、スコア算出時の転送速度が30Mbpsの場合にはスコア算出時に転送速度の差である10をさらに加え、キューが設定されたときの転送速度が20Mbpsで、スコア算出時の転送速度が10Mbpsの場合にはスコア算出時に転送速度の差である10を減算してもよい。このことにより、スコア算出時点において転送速度の良い送信部11−1〜11−3を選択することができる。
また、本実施形態において、スコアが閾値を超えた際に、閾値を差し引いた分をスコアとして残したが、閾値を超えた際にスコアを0としても良い。閾値を超えた際にスコアを0とした場合、キュー28−1〜28−3間においてパケットの割り当ての差が少なくなりキュー28−1〜28−3間のパケット送信タイミングの不平等が低下する。
また、本実施形態において、キュー28−1〜28−3に溜まっているパケット数に応じてスコアの加算値を変化させても良い。例えば、残存パケット数が10個ある場合、スコア計算部25がスコアを算出する際にさらに10を加算しても良い。また、残存パケット数が10個ある場合、要求Priority値に残存パケット数を積算し、積算した後要求Priority値をスコアに加算しても良い。また、残存パケット数とPriority値からスコアに加算する値を算出する関数を定めておき、その関数によって算出した値をスコアに加算しても良い。
また、本実施形態において、キュー28−1〜28−3の現状までのスループットを基にスコアを加算・減算してもよい。例えば、事前に設定されたスループット以上にスループットが出ているキュー28−1〜28−3に関連するスコアから、その超過速度に応じて値を減算しても良い。これにより、スループットの平坦化が可能となる。
また、本実施形態において、閾値を送信部11−1〜11−3毎に変更しても良い。これにより、適応的な優先度設定が可能となる。
また、本実施形態において、要求Priority値を送信部11−1〜11−3毎に変更しても良い。これにより、適応的な優先度設定が可能となる。
また、本実施形態において、絶対優先のスコアを準備し、対応するキューにパケットが存在する場合にはそのキューに溜まっているパケットの送信を優先して行うようにしても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の一実施形態におけるコグニティブ無線システムの構成を示した図である。 本実施形態における基地局の構成を示した図である。 本実施形態において、キューに関連付けられて記憶部に記憶されているARP情報を示した図である。 本実施形態において、キューと、バッファとの関係と、スコア計算部が計算するスコアを模式的に表した図である。 本実施形態において、キューと、バッファとの関係と、スコア計算部が計算するスコアを模式的に表した図である。 本実施形態において、キュー関連付けられて記憶部に記憶されているARP情報を示した図である。 本実施形態において、キュー関連付けられて記憶部に記憶されているARP情報を示した図である。
符号の説明
1・・・基地局1、2−1〜2−3・・・端末局、11−1〜11−3・・・送信部、21・・・IP処理部、22・・・クラシファイア、23・・・キュー作成部、24・・・キュー情報決定部、25・・・スコア計算部、26・・・無線監視部、27・・・記憶部、12−1〜12−3・・・バッファ、28−1〜28−3・・・キュー

Claims (2)

  1. QoS(Quality of Service)情報を含むパケットを送信する複数の送信部と、前記送信部によって送信される前記パケットを記憶する記憶部を備えた無線通信装置であって、
    前記送信部の通信状態を監視する監視部と、
    前記パケットに含まれるQoS情報に基づいて、次に送信する前記パケットを決定する決定部と、
    前記監視部が監視した前記送信部の通信状態に基づいて、前記決定部が決定した前記パケットを複数の前記送信部のうち一つの前記送信部に割り当てる割り当て部と
    を備え、
    前記送信部は、前記割り当て部によって割り当てられた前記パケットを他の通信装置に送信する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記通信状態は無線品質情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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