JP5402338B2 - 多気筒内燃機関の始動制御装置 - Google Patents
多気筒内燃機関の始動制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5402338B2 JP5402338B2 JP2009164803A JP2009164803A JP5402338B2 JP 5402338 B2 JP5402338 B2 JP 5402338B2 JP 2009164803 A JP2009164803 A JP 2009164803A JP 2009164803 A JP2009164803 A JP 2009164803A JP 5402338 B2 JP5402338 B2 JP 5402338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- engine
- internal combustion
- control device
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
(1)請求項1に記載の発明は、機関始動要求があることに基づいて機関始動制御を行うものであり、この機関始動制御として、始動装置の駆動を開始する第1始動処理と、最初に燃料噴射を行う始動気筒をセンサ出力に基づいて設定する第2始動処理とを行う多気筒内燃機関の始動制御装置において、機関回転速度が「0」よりも大きい機関停止動作中に機関始動要求が設定されたとき、前記第2始動処理を実行した後に前記第1始動処理を行う制御手段を備え、前記制御手段は、前記センサ出力としてのクランクポジションセンサの出力に基づいてクランクシャフトの回転角度に相当するカウンタ値の更新を行い、前記機関停止動作中に前記第2始動処理が行われるまでは前記カウンタ値としてそれまでに算出されていた値を継続して更新することを要旨としている。
また、第2始動処理が行われるまではカウンタ値としてそれまでに算出されていた値を継続して更新するようにしているため、すなわち、初期化処理が実行されない状態でカウンタ値に基づいて第2始動処理を行うようにしているため、初期化処理が実行された後に第2始動処理を行う構成と比較して、機関始動要求が設定されてから始動気筒を設定するまでの期間を短縮することができるようになる。
また、第2始動処理が行われるまではカウンタ値としてそれまでに算出されていた値を継続して更新するようにしているため、すなわち、初期化処理が実行されない状態でカウンタ値に基づいて第2始動処理を行うようにしているため、初期化処理が実行された後に第2始動処理を行う構成と比較して、機関始動要求が設定されてから始動気筒を設定するまでの期間を短縮することができるようになる。
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態では直列4気筒の内燃機関の始動制御装置として本発明を具体化した構成を例示している。
自動停止始動制御は、内燃機関1の自動停止についての処理手順を定めた「自動停止処理(図2)」と同機関1の自動始動についての処理手順を定めた「自動始動処理(図3)」とにより構成される。自動停止処理では、自動停止条件が成立していることに基づいて内燃機関1の自動停止を行う。また自動始動処理では、自動始動条件が成立していることに基づいて内燃機関1の自動始動を行う。
時刻t10すなわち、内燃機関1の自動停止の実行を行う停止動作中において自動始動条件が成立したことに基づいて始動要求が設定される。
時刻t12すなわち、クランクポジションセンサ43による欠歯検出により、クランクカウンタ値Cを確定して初期化処理を終了する。そして、このときのクランクカウンタ値Cに基づいて最初の噴射気筒である始動気筒を設定するとともに、時刻t10以降であって適切な時期に始動気筒に対する燃料噴射を実行する。
(1)本実施形態では、スタータモータ21の駆動を開始する前に始動気筒を設定するようにしているため、スタータモータ21の駆動が開始された後に始動気筒の設定を行う電子制御装置と比較して、機関始動要求が設定されてから始動気筒を設定するまでの期間が短縮されるようになる。従って、機関停止動作中において機関始動要求が生じたときに始動完了までの期間が長くなることを抑制することができるようになる。
図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。以下では、前記第1実施形態の構成からの変更点を中心に説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。なお、本実施形態は、第1実施形態における燃料を吸気通路に噴射するインジェクタ18を、筒内に噴射する筒内噴射用インジェクタに変更したものである。これに基づいて、図4を示して詳述した「始動気筒決定処理」を以下のように変更する。
(12)本実施形態では、機関始動要求が設定されたときに圧縮行程にある気筒を始動気筒として設定している。機関始動要求が設定されたときに圧縮行程にある気筒、すなわち圧縮行程噴射を行う内燃機関において機関始動要求が設定されたとき最も早く燃料噴射を開始することのできる気筒について、これを始動気筒として設定するようにしているため、始動完了までの期間をより好適に短縮することができるようになる。
なお、本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示す態様をもって実施することもできる。また以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
Claims (13)
- 機関始動要求があることに基づいて機関始動制御を行うものであり、この機関始動制御として、始動装置の駆動を開始する第1始動処理と、最初に燃料噴射を行う始動気筒をセンサ出力に基づいて設定する第2始動処理とを行う多気筒内燃機関の始動制御装置において、
機関回転速度が「0」よりも大きい機関停止動作中に機関始動要求が設定されたとき、前記第2始動処理を実行した後に前記第1始動処理を行う制御手段を備え、
前記制御手段は、前記センサ出力としてのクランクポジションセンサの出力に基づいてクランクシャフトの回転角度に相当するカウンタ値の更新を行い、前記機関停止動作中に前記第2始動処理が行われるまでは前記カウンタ値としてそれまでに算出されていた値を継続して更新する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項1に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
当該制御装置は、自動停止条件が成立していることに基づいて機関運転を停止する自動停止、及び自動始動条件が成立していることに基づいて機関運転を開始する自動始動を行うものであり、
前記制御手段は、前記自動停止の実行にともなう機関回転速度の低下中に前記機関始動要求が設定されたとき、前記第2始動処理を実行した後に前記第1始動処理を行うものである
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項2に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、前記第2始動処理を実行した直後に前記第1始動処理を行う
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 機関始動要求があることに基づいて機関始動制御を行うものであり、この機関始動制御として、始動装置の駆動を開始する第1始動処理と、最初に燃料噴射を行う始動気筒をセンサ出力に基づいて設定する第2始動処理とを行う多気筒内燃機関の始動制御装置において、
機関回転速度が「0」よりも大きい機関停止動作の実行中に機関始動要求が設定されたとき、前記第2始動処理が完了するまでは前記第1始動処理の実行を禁止する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記センサ出力としてのクランクポジションセンサの出力に基づいてクランクシャフトの回転角度に相当するカウンタ値の更新を行い、前記機関停止動作中に前記第2始動処理が行われるまでは前記カウンタ値としてそれまでに算出されていた値を継続して更新する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項4に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
当該制御装置は、自動停止条件が成立していることに基づいて機関運転を停止する自動停止、及び自動始動条件が成立していることに基づいて機関運転を開始する自動始動を行うものであり、
前記制御手段は、前記自動停止の実行にともなう機関回転速度の低下中に前記機関始動要求が設定されたとき、前記第2始動処理が完了するまでは前記第1始動処理の実行を禁止するものである
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項5に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、前記第2始動処理が完了した直後に前記第1始動処理の実行の禁止を解除する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、前記第1始動処理の実行に基づく前記カウンタ値の初期化処理を禁止する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、前記機関停止動作中において前記始動要求が設定されたときには前記カウンタ値の初期化処理を禁止する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、機関始動要求が設定されたときに吸気行程にある気筒を前記始動気筒として設定する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項9に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、機関始動要求が設定されたときに吸気行程にある気筒の行程が噴射限界時期を超えているか否かを判定し、噴射限界時期を超えている旨判定したときにはこの気筒を前記始動気筒として設定することを禁止する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項9または10に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記制御手段は、機関始動要求が設定されたときに吸気行程にある気筒の行程が噴射限界時期を超えている否かを判定し、噴射限界時期を超えている旨判定したときには点火順序がこの気筒の次に設定されている気筒を前記始動気筒として設定する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項1〜11のいずれか一項に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記始動装置は、クランクシャフトのギアに噛み合わされるギアを有するスタータモータと、このモータとクランクシャフトとの間での動力の伝達状態を切り替える動力伝達機構とを含めて構成されるものであり、
この動力伝達機構は、前記スタータモータのギアと前記クランクシャフトのギアとが噛み合わされた状態のもと、前記スタータモータの回転速度と前記クランクシャフトの回転速度との差に応じて動力の伝達状態を切り替えるクラッチを含めて構成されるものである
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。 - 請求項12に記載の多気筒内燃機関の始動制御装置において、
前記クラッチは、前記スタータモータの回転速度が前記クランクシャフトの回転速度よりも大きいときに前記スタータモータと前記クランクシャフトとの間での動力の伝達を許容し、前記スタータモータの回転速度が前記クランクシャフトの回転速度よりも小さいときに前記スタータモータと前記クランクシャフトとの間での動力の伝達を遮断する
ことを特徴とする多気筒内燃機関の始動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164803A JP5402338B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | 多気筒内燃機関の始動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164803A JP5402338B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | 多気筒内燃機関の始動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011021494A JP2011021494A (ja) | 2011-02-03 |
JP5402338B2 true JP5402338B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=43631789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009164803A Expired - Fee Related JP5402338B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | 多気筒内燃機関の始動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5402338B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5849810B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-02-03 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11159391A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のクランク角検出装置 |
JP4449326B2 (ja) * | 2003-04-22 | 2010-04-14 | トヨタ自動車株式会社 | 気体燃料エンジン始動時燃料噴射装置 |
JP4228882B2 (ja) * | 2003-11-11 | 2009-02-25 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の始動装置およびこれを備える自動車 |
JP2007239637A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
JP2008184988A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Denso Corp | エンジン始動装置 |
JP4858234B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2012-01-18 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の停止始動制御装置 |
JP2008215192A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の始動制御装置 |
JP2009030551A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の始動制御装置 |
-
2009
- 2009-07-13 JP JP2009164803A patent/JP5402338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011021494A (ja) | 2011-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8265860B2 (en) | Stop-start control apparatus for internal combustion engine | |
KR101419168B1 (ko) | 엔진 시동 장치 및 엔진 시동 방법 | |
JP4438839B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4858234B2 (ja) | 内燃機関の停止始動制御装置 | |
GB2489499A (en) | A method and system for controlling restart of an engine | |
JP6319148B2 (ja) | 多気筒内燃機関の制御装置 | |
WO2011052174A1 (ja) | エンジン始動装置 | |
US20130319361A1 (en) | Control device for internal combustion engine | |
JP4453536B2 (ja) | 駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置の制御方法 | |
JP6311629B2 (ja) | 多気筒内燃機関の制御装置 | |
JP4385940B2 (ja) | 内燃機関装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の運転停止方法 | |
JP4840397B2 (ja) | 燃料噴射量学習制御装置 | |
JP5402338B2 (ja) | 多気筒内燃機関の始動制御装置 | |
JP2016151248A (ja) | 多気筒内燃機関の制御装置 | |
JP5278605B2 (ja) | ディーゼル機関の制御装置 | |
JP5746880B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2008215192A (ja) | 内燃機関の始動制御装置 | |
JP2019073983A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6049870B2 (ja) | 内燃機関の自動停止・再始動装置 | |
JP2011007144A (ja) | エンジンの制御装置、及び制御方法 | |
JP4379327B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5003511B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6881239B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2011153547A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP2010190146A (ja) | ディーゼルエンジンの始動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20120323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120323 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131014 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |