JP5401028B2 - 代理口座管理処理システムおよび代理口座を用いた決済方法 - Google Patents

代理口座管理処理システムおよび代理口座を用いた決済方法 Download PDF

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Description

本発明は、主として決済処理に用いる代理口座管理装置、代理口座を用いた決済方法及びプログラムに関する。
従来、銀行システムにおいて、支払人と関連付けられた複数の仮想の振込専用口座を用いて、複数の仮想の振込専用口座に振り込まれた資金を、複数の仮想の振込専用口座をとりまとめる特定口座に入金することにより、支払人を特定する仮想口座を用いた振込処理システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−82101号公報
特許文献1に記載のシステムは、支払人に振込を行わせる際に、仮想の振込専用口座を用いるものである。そして、仮想の振込専用口座は、その振込のために専用に用いる口座である。よって、複数の仮想の振込専用口座は、振込のトランザクション単位で、かつ支払人単位に準備しなければならないため、多くの口座が必要となる。つまり、振込専用口座が特定口座と関連付けられるため、振込先が異なる場合には、支払人は各々異なる口座を使用しなければならない。また、振込専用口座であるため、資金の付け替えには、振込専用口座から特定口座への読み替え処理が必要であり、処理が煩雑である。
本発明は、ユーザが指定するIDと関連付けることで、振込先が異なる場合においても同一の口座を使用でき、金融機関に開設済の口座に対する振込処理等に直接使用できる代理口座を開設する代理口座管理装置、代理口座を用いた決済方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座の開設要求を、通信回線(例えば、通信ネットワーク50)を介して接続された端末(例えば、端末20)のユーザが指定するIDと共に前記端末から受け付ける代理口座開設要求受付部(例えば、代理口座開設要求受付部121)と、
前記代理口座開設要求受付部により受け付けられた前記代理口座の開設要求に応じて、前記代理口座を開設する代理口座開設部(例えば、代理口座開設部122)と、
前記代理口座開設部により開設された前記代理口座を、前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶する代理口座データベース(例えば、代理口座DB14)と、
前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座への処理要求を受け付ける代理口座処理要求受付部(例えば、代理口座処理要求受付部123)と、
前記代理口座処理要求受付部から前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座への処理を行う代理口座処理部(例えば、代理口座処理部124)と、
を備え、
前記代理口座データベースは、前記代理口座処理部により行われた処理の内容を記憶することを特徴とする代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置は、金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座の開設要求を、通信回線を介して接続された端末のユーザが指定するIDと共に端末から受け付け、受け付けられた代理口座の開設要求に応じて、代理口座を開設し、開設された代理口座を、ユーザのIDと関連付けて代理口座管理装置の代理口座データベースに記憶し、ユーザのIDに関連付けられた代理口座への処理要求を受け付けたことに応じて、代理口座への処理を行い、代理口座データベースは処理の内容を記憶する。
このことにより、当該装置は、ユーザが指定するIDと関連付けられた代理口座を開設する。IDは、ユーザが指定でき、そのユーザを一意に表すものでよく、例えば、任意の英数字の文字列である。よって、ユーザが自分で覚えやすいニックネーム等を用いたIDを使用できる。また、代理口座は、最終的にある金融機関に開設済の口座に入金するまでの間において一時的に資金を蓄えるものであり、例えば、A銀行の口座へ振込処理をするために、当該装置を運用するB銀行がユーザの代理として用意した、一時的なプール口座である。ユーザのために資金を預かるものである性質上、代理口座は、装置を運用する銀行のものであるため、通常の口座開設において必要な、口座開設のための本人確認書類等を必要としない。よって、端末からのマウスクリック等の簡便な操作のみで、ユーザが指定したIDと関連付けられた代理口座を簡単に開設することができる。
また、代理口座は、他行等の金融機関との振込処理等に用いられるものであるため、例えば、内国為替の処理データを送受信する全銀ネットワークを用いた金融機関の振込処理に、この代理口座を直接使用することができる。よって、他行との処理において、口座番号の読み替え等の煩雑な処理を必要とせず、装置の処理負荷を軽減することができる。さらに、代理口座は、ワンタイム口座等とは異なり、IDと関連付けられたユーザにより汎用的に使用可能な口座であるため、半永久的に使用できる。
さらに、当該装置は、例えば、他のユーザからの代理口座への処理を行うことができる。他のユーザからの代理口座への処理とは、具体的には、例えば、他行から代理口座への現金振込処理や、他行の口座を用いた代理口座への口座間の振込処理をいう。よって、様々な態様で、代理口座への処理を行うことができる。そして、他のユーザには、代理口座の情報として、例えば、代理口座の口座番号やIDを知らせるだけで、該当の代理口座への処理を行うことができるので、代理口座に関連付けられたIDを使用するユーザのユーザ名を、他のユーザに知られることがない。よって、氏名等の個人情報の流出を防ぐことができる。また、代理口座データベースに、代理口座に関する処理の内容が関連付けられて記憶されるため、処理後に、代理口座やIDから処理の内容を特定することができる。
(2) 前記代理口座開設要求受付部(例えば、代理口座開設要求受付部121)は、前記端末(例えば、端末20)からの前記代理口座の開設要求を、前記端末と前記通信回線(例えば、通信ネットワーク50)を介して接続された他のサービスを提供するサービス提供装置(例えば、サービス提供装置30)を経由して、前記サービス提供装置が提供するサービスを受けるために必要な前記ユーザの前記IDと共に受け付けることを特徴とする(1)に記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置は、端末からの代理口座の開設要求を、端末と通信回線を介して接続された他のサービスを提供するサービス提供装置を経由して、サービス提供装置が提供するサービスを受けるために必要なユーザのIDと共に受け付ける。
このことにより、当該装置は、サービス提供装置のIDをそのまま用いて代理口座を開設することができる。そのため、サービス提供装置で提供するサービスとの連携を容易にすることができる。つまり、サービス提供装置で提供するサービスの中で、代理口座に関する処理を行うことができる。よって、処理を行うにあたってのユーザのオペレーション数を削減でき、ユーザの利便性の向上に貢献する。また、サービス提供装置で使用するIDを使用できるので、ユーザにとって、複数のIDを管理せずに済むため、ID管理が煩雑になるのを防ぐことができる。
(3) 前記代理口座処理要求受付部(例えば、代理口座処理要求受付部123)は、他のユーザによる、金融機関の現金自動預払機その他の処理の入力を受け付ける装置(例えば、ATM42)によって入力された前記処理要求を受け付けることを特徴とする(1)又は(2)に記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置は、他のユーザによる、金融機関の現金自動預払機その他の処理の入力を受け付ける装置によって入力された処理要求を受け付ける。
このことにより、当該装置は、例えば、他行のATM(現金自動預払機)を用いて直接代理口座への処理を行うことができる。よって、代理口座への処理に、全国津々浦々に点在するATMを用いることができ、利便性が向上する。なお、その他の処理の入力を受け付ける装置とは、銀行の窓口において行員がオペレーションを行う端末や、他のユーザがネットバンキングサービス等のサービスを利用するために直接操作するパーソナルコンピュータ等を用いた、他行の口座に関する処理を行うことができる装置をいう。
(4) 前記代理口座処理要求受付部(例えば、代理口座処理要求受付部123)は、前記ユーザの前記IDと関連付けられた前記代理口座から他の口座への処理要求を受け付け、
前記代理口座処理部(例えば、代理口座処理部124)は、前記代理口座処理要求受付部から前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座から前記他の口座への処理を行うこと、
を特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
(5) 前記他の口座が、他のユーザのIDに関連付けられた代理口座であることを特徴とする(4)記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
(6) 前記他の口座が、前記ユーザ又は他のユーザの有する前記金融機関に開設済の口座であることを特徴とする(4)記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置は、ユーザのIDと関連付けられた代理口座から他の口座への処理要求を受け付け、処理要求を受け付けたことに応じて、代理口座から他の口座への処理を行う。ここで、他の口座は、他のユーザのIDに関連付けられた代理口座であってもよいし、ユーザ又は他のユーザの有する金融機関に開設済の口座であってもよい。
このことにより、当該装置は、代理口座を用いて、代理口座から他の口座への処理を行うことができる。そのため、他の口座に関連する様々な処理に、代理口座を用いることができるので、代理口座を用いることによる、決済処理に関するユーザの利便性の向上に役立つ。
(7) 前記処理が、振込処理又は振替処理であることを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置により行われる処理が、振込処理又は振替処理であることを特徴とする。このことにより、当該装置は、代理口座を用いて振込処理や振替処理を行うことができる。ここで、振替処理とは、当該装置の中で完結する、支払人の代理口座から資金を引き落として、受取人の代理口座に入金する処理をいう。また、振込処理とは、他行における支払人の保有する口座から資金を引き落として、当該装置の受取人の代理口座へ入金する処理、又は、支払人が他行に現金を持ち込んで、当該装置の受取人の代理口座へ入金する処理、若しくは、支払人の当該装置の代理口座から資金を引き落として、他行における受取人の保有する口座へ入金する処理をいう。
(8) 前記代理口座データベース(例えば、代理口座DB14)は、前記ユーザの有する前記金融機関に開設済の口座を前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶し、
前記代理口座処理部(例えば、代理口座処理部124)は、所定の条件(例えば、タイミング、残高金額、振込フラグ等)により、前記ユーザの前記IDと関連付けられた前記代理口座から、前記代理口座データベースに記憶された前記金融機関に開設済の口座へ振込処理を行うこと、
を特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置の代理口座データベースは、ユーザの有する金融機関に開設済の口座をIDと関連付けて記憶し、代理口座管理装置は、所定の条件により、ユーザのIDと関連付けられた代理口座から、代理口座データベースに記憶された金融機関に開設済の口座へ振込処理を行う。
このことにより、当該装置は、所定の条件を満たす場合に、代理口座の資金を引き落として、金融機関に開設済の口座に入金することができる。よって、ユーザがオペレーションを行わずに、例えば、代理口座にある資金を一定金額としつつ、残りの資金を金融機関に開設済の口座に移すことができる。自動的に資金を移動するので、ユーザの利便性の向上に役立つ。なお、所定の条件とは、当該処理を行う日時等の処理タイミングや、当該処理を行う金額等の内容面の条件をいい、例えば、毎月10日の夜間に、資金移動をしたいユーザの資金が一定金額以上ある場合をいう。
(9) 前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座に関する処理が行われたことに応じて、処理結果の通知を前記ユーザの端末(例えば、端末20)に送信する処理結果通知部(例えば、処理結果通知部125)を備えることを特徴とする(1)から(8)のいずれかに記載の代理口座管理装置(例えば、代理口座管理装置10)。
このような構成によれば、代理口座管理装置は、ユーザのIDに関連付けられた代理口座に関する処理が行われたことに応じて、処理結果の通知をユーザの端末に送信する。
このことにより、当該装置は、代理口座に関する処理の結果を代理口座に関連付けられたIDにより、当該IDを使用のユーザの端末に送信することができる。ユーザへの通知方法は、例えば、電子メールの配信やWebブラウザを用いたWebページのユーザの参照による。よって、ユーザは、代理口座に関する処理が行われたことと、その内容とを、知りたい時に簡単に知ることができる。
(10) 金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座の開設要求を、通信回線(例えば、通信ネットワーク50)を介して接続された端末(例えば、端末20)のユーザが指定するIDと共に前記端末から受け付けるステップと、
受け付けられた前記代理口座の開設要求に応じて、前記代理口座を開設するステップと、
開設された前記代理口座を、前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶するステップと、
前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座への処理要求を受け付けるステップと、
前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座への処理を行うステップと、
前記代理口座への処理の内容を記憶するステップと、
を含む代理口座を用いた決済方法。
このような構成によれば、当該方法を用いることにより、(1)と同様の効果が期待できる。
(11) 端末(例えば、端末20)と通信回線(例えば、通信ネットワーク50)を介して接続されたコンピュータに、
金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座の開設要求を、前記端末のユーザが指定するIDと共に前記端末から受け付けるステップと、
受け付けられた前記代理口座の開設要求に応じて、前記代理口座を開設するステップと、
開設された前記代理口座を、前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶するステップと、
前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座への処理要求を受け付けるステップと、
前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座への処理を行うステップと、
前記代理口座への処理の内容を記憶するステップと、
を実行させるためのプログラム。
このような構成によれば、当該プログラムをコンピュータ上で実行することにより、(1)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、ユーザが指定するIDと関連付けることで、振込先が異なる場合においても同一の口座を使用でき、金融機関に開設済の口座に対する振込処理等に直接使用できる代理口座を開設する代理口座管理装置、代理口座を用いた決済方法及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
[システムの全体構成]
図1は、第1実施形態の一例に係る代理口座決済処理システム1(以降、システム1ともいう)の全体構成を示す図である。
第1実施形態におけるシステム1は、通信ネットワーク50を介して、代理口座管理装置10と、端末20と、サービス提供装置30と、他行装置40とが相互に通信可能に接続されている。また、代理口座管理装置10と、他行装置40とは、全銀ネットワーク60を介して通信可能に接続されている。システム1は、代理口座管理装置10を用いた決済処理を行う。
代理口座管理装置10は、代理口座を用いた振込処理及び振替処理を行う装置であり、制御部12及び代理口座DB(データベース)14を備える。代理口座とは、代理口座管理装置10にて開設される口座であり、最終的にある金融機関に開設済の口座に入金するまでの間、一時的に資金を蓄える口座をいう。この代理口座は、顧客の口座の代理的機能を実現するための意味で、代理口座と記載したものであり、実際の銀行内部での扱いに関しては、銀行法の「口座」に限定されるものではない。また、振替処理とは、代理口座管理装置10の中で完結する、支払人の代理口座から資金を引き落として、受取人の代理口座に入金する処理をいう。また、振込処理とは、代理口座管理装置10外における支払人の保有する口座から資金を引き落として、代理口座管理装置10の受取人の代理口座へ入金する処理、又は、支払人が代理口座管理装置10外の銀行等に現金を持ち込んで、代理口座管理装置10の受取人の代理口座へ入金する処理、若しくは、支払人の代理口座管理装置10の代理口座から資金を引き落として、代理口座管理装置10外の銀行等における受取人の保有する口座へ入金する処理をいう。
制御部12は、さらに代理口座開設要求受付部121、代理口座開設部122、代理口座処理要求受付部123、代理口座処理部124、及び処理結果通知部125を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。
端末20は、パーソナルコンピュータ(PC)20aや、携帯電話機20b等の通信端末である。端末20は、通信ネットワーク50と接続可能であれば、その他、PDA(Personal Digital Assistant)等の通信端末であってもよい。
サービス提供装置30は、端末20に対して各種サービスを提供する装置であり、例えば、検索やメール、ブログ等のサービスをユーザに提供する。サービス提供装置30により行われるサービスは、一意にユーザを表すIDを予めユーザが登録することにより受けることができる。IDは、例えば、ユーザが自分で覚えやすいニックネーム等、ユーザが登録時に任意に定めた英数字の文字列であり、ID管理DB34により管理される。
他行装置40は、例えば、金融機関において勘定処理を行う装置であり、ユーザが振込処理等を行うために操作するATM42を有する。勘定処理とは、銀行の預金や為替に関する処理を指し、他行(金融機関)の口座に関する振込処理等をも含む。
通信ネットワーク50は、例えば、インターネット回線である。また、全銀ネットワーク60は、振込処理等の内国為替業務に関して用いられる回線であり、全国の各銀行間を接続する。
[代理口座管理装置10のハードウェア構成]
次に、図2を参照して、図1に示す代理口座管理装置10のハードウェア構成の一例について説明する。代理口座管理装置10は、制御部12を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU1012等、複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、USBポート1090、I/Oコントローラ1070、並びにキーボード及びマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備える。
I/Oコントローラ1070には、テープドライブ1072、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、半導体メモリ1078、等の記憶手段を接続することができる。BIOS1060は、代理口座管理装置10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、代理口座管理装置10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
ハードディスク1074は、代理口座管理装置10が装置として機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、さらに必要に応じて各種データベースを構成可能である。代理口座DB14は、例えば、ハードディスク1074に記憶される。
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク1077を使用する。
光ディスク1077から光ディスクドライブ1076によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050又はハードディスク1074に提供することもできる。また、同様にテープドライブ1072に対応したテープメディア1071を主としてバックアップのために使用することもできる。
代理口座管理装置10に提供されるプログラムは、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカード等の記録媒体に格納されて提供される。このプログラムは、I/Oコントローラ1070を介して、記録媒体から読み出され、又は通信I/F1040を介してダウンロードされることによって、代理口座管理装置10にインストールされ実行されてもよい。
上述のプログラムは、内部又は外部の記憶媒体に格納されてもよい。ここで、記憶媒体としては、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカードの他に、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体を用いることができる。また、専用通信回線やインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク1074又は光ディスクライブラリー等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線を介してプログラムを代理口座管理装置10に提供してもよい。
ここで、表示装置1022は、ユーザにデータの入力を受け付ける画面を表示したり、代理口座管理装置10による演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
ここで、入力手段は、ユーザによる入力を受け付けるものであり、キーボード及びマウス1100等により構成してよい。また、通信I/F1040は、代理口座管理装置10を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して端末と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
以上の例は、代理口座管理装置10のハードウェア構成について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータを代理口座管理装置10として動作させることにより、上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明した代理口座管理装置10により実現される機能は、上述の方法を当該コンピュータにより実行することにより、或いは、上述のプログラムを当該コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。
[代理口座開設処理フロー]
次に、あるユーザが、端末20からサービス提供装置30のサービスを利用することで、代理口座管理装置10が、代理口座を開設する際の処理の流れについて説明する。図3は、第1実施形態の一例に係る代理口座開設処理のフローチャートである。図4は、第1実施形態の一例に係る端末20が表示する画面例を示す図である。図5は、第1実施形態の一例に係る代理口座DB14の代理口座テーブル14Aの例を示す図である。
まず、ステップS102において、端末20を操作するユーザは、端末20を操作して、サービス提供装置30が提供するサービスを使用するためにログイン情報を入力する。端末20の制御部は、ログイン情報であるID及びパスワードを、サービス提供装置30に送信する。
ID及びパスワードを受信したサービス提供装置30の制御部は、ステップS104において、認証処理を行い、認証後、ステップS106において、サービス提供画面を端末20に送信する。
端末20の制御部は、サービス提供装置30からサービス提供画面データを受信し、ステップS108において、サービス提供画面を表示する。次に、ステップS110では、端末20のユーザは、サービス提供画面から代理口座の開設要求を入力する。その後、端末20の制御部は、代理口座開設要求データをサービス提供装置30に送信する。
ここで、図4(a)は、端末20のディスプレイ21に表示されたサービス提供画面の例を示す。ディスプレイ21には、ユーザのIDであるユーザID23が「d_taro」のユーザによりサービスに「ログイン中」であることが、ログインステータス22により示されている。また、「代理口座を開設する」と書かれたリンク24が表示されている。ユーザは、例えば、端末20に接続されたマウスを操作して、ポインタ25をリンク24の上に移動させ、マウスをクリックすることで、代理口座管理装置10により代理口座の開設処理が行われる。
図3に戻って、代理口座開設要求データを受信したサービス提供装置30の制御部は、ステップS112において、ログイン中のユーザのIDと共に代理口座開設要求データを代理口座管理装置10に送信する。
代理口座管理装置10の代理口座開設要求受付部121は、IDと共に代理口座開設要求データを受け付けると(ステップS114)、ステップS116では、代理口座開設部122は、代理口座の口座番号を新たに採番して代理口座を開設する。そして、ステップS118において、制御部12は、IDと代理口座番号とを関連付けて代理口座DB14(図5の代理口座テーブル14A)に記憶する。また、ステップS120において、処理結果通知部125は、代理口座開設完了通知データをサービス提供装置30に送信する。
ここで、図5を参照して、代理口座DB14に格納される代理口座テーブル14Aについて説明する。代理口座テーブル14Aは、代理口座を管理するテーブルで、ユーザのIDであるUID14a、代理口座番号14b、生成日時14c等からなる。そして、代理口座の開設時に、UID14aをキー項目としてレコードを追加する。例えば、図5の代理口座テーブル14Aの最上段(図中(A))には、UID14aが「3345」のユーザの代理口座の情報が記憶されており、代理口座番号14bが「110−1111111」で、生成日時14cが「2007/05/08 12:30」であることが分かる。上述の図4(a)で、ユーザID23が「d_taro」のユーザが開設した代理口座の情報が、図5の図中(B)に示されている。
図3に戻って、サービス提供装置30の制御部は、代理口座管理装置10から代理口座開設完了通知データを受信すると、そのデータを端末20に送信する(ステップS122)。そして、端末20の制御部は、サービス提供装置30から代理口座開設完了通知データを受信すると、代理口座開設完了通知を画面に表示する(ステップS124)。
ここで、図4(b)は、端末20のディスプレイ21に表示された代理口座が開設された際の画面の例を示す。端末20のディスプレイ21には、ログインステータス22及びユーザID23の他に、ディスプレイの中央付近に代理口座が開設された旨を知らせる完了報告26と、代理口座の口座番号情報27とが表示されている。この画面を見て、ユーザは、代理口座が正常に開設されたことと、その口座番号とを認識できる。
このことにより、代理口座管理装置10は、サービス提供装置30のユーザIDと関連付けられた代理口座を開設することができるため、サービス提供装置30のIDをそのまま使用できる。また、代理口座は、端末20からマウスをクリックする等の簡便な操作のみで、簡単に開設できる。例えば、サービス提供装置30が提供するオークションを始めたい場合に、オークションへの出品と共に、代理口座を開設することで、決済処理に使用することができる。しかも、それらの処理を一連に行うことができる。さらに、代理口座は、IDと関連付けられたユーザにより繰り返し利用できる汎用的なものであり、取引後に閉鎖されない、半永久的に使用できるものであるため、ユーザの利便性が向上する。
[代理口座への振込処理フロー]
次に、代理口座管理装置10により開設された代理口座への振込処理の流れについて説明する。図6は、第1実施形態の一例に係る代理口座への振込処理のフローチャートである。図7は、第1実施形態の一例に係る代理口座DB14のログテーブル14Bの例を示す図である。
まず、ステップS202において、支払人のAさんが、他行装置40において振込を行うことで、他行装置40の制御部が振込処理を受け付ける。これは、受取人をBさんとした、代理口座管理装置10がBさんのIDと関連付けて開設した代理口座に対する振込である。次に、ステップS204において、他行装置40の制御部は、振込処理要求データを代理口座管理装置10に送信する。その際、振込処理要求データには、振込依頼人名としてAさんの名前が、また、振込先の口座番号である代理口座番号、振込を表す種別、及び振込金額の各情報が含まれており、代理口座管理装置10に送信される。ここで、他行装置40と代理口座管理装置10とのデータの送受信は、全銀ネットワーク60(図1参照)を介して行われる。
次に、ステップS206において、代理口座管理装置10の代理口座処理要求受付部123は、振込処理要求データを受信すると、ステップS208では、代理口座処理部124は、Bさんの代理口座への入金処理を行う。そして、ステップS210において、代理口座処理部124は、BさんのIDであるB001と関連付けて処理内容を代理口座DB14に記憶する。
ここで、図7を参照して、代理口座DB14に格納されるログテーブル14Bについて説明する。ログテーブル14Bは、処理内容を記憶するテーブルであり、ユーザのIDを示すUID14xをキーとして、処理内容14yに処理の内容を順次記憶する。処理の内容として、処理発生時間、振込処理や振替処理等の処理の種別、処理金額等が記憶される。処理が行われるごとに、UID14xの該当のユーザIDのレコードの処理内容14yに、処理の内容が追加される。例えば、図7のログテーブル14Bの最上段(図中(A))には、UID14xが「3345」のユーザの代理口座に関する処理の内容が、処理内容14yに記憶されており、処理内容1は、「2007/05/08 13:10」に「ATMより振込」があり、その金額が「1,980円」であったことを示す。上述の図6のフローチャートで説明の例の場合には、UID14xが「B001」の処理内容14yに、上述の振込処理の内容が追加される。
図6に戻って、代理口座管理装置10の制御部12は、ステップS212において、振込処理完了報告データを他行装置40に送信することにより、ステップS214では、他行装置40の制御部は、振込処理完了報告データを受信する。振込処理完了報告データにより、他行装置40の制御部は、先のステップS204で送信した振込処理要求が正常に行われたことを判断する。
また、ステップS216では、代理口座管理装置10の処理結果通知部125は、入金処理結果通知データを端末20に送信する。入金処理結果通知データは、Aさんからの振込による入金があった旨のデータである。ステップS218では、端末20の制御部は、入金処理結果通知データを受信し、ステップS220では、端末20の制御部は、入金処理結果を表示することで、Bさんは、処理結果を見ることができる。
なお、入金処理結果通知は、BさんがIDを用いてログインすることにより端末20に送信するものでもよいし、電子メール等により端末20に送信してもよい。この場合、振込依頼人のAさんは、代理口座管理装置10の代理口座ではなく、他行(金融機関)の口座を用いているため、入金処理結果としてBさんの端末20に表示される振込依頼人名には、Aさんの名前が表示される。
このようにして、代理口座への振込処理を行うことができる。その際、代理口座に関連付けられたIDのユーザであるBさんの名前を、振込人であるAさんが知ることなく、振込処理を行うことができるので、個人情報の流出を防ぐことができ、セキュリティの向上に役立つ。
[代理口座への振替処理フロー]
次に、代理口座管理装置10により開設された代理口座への振替処理の流れについて説明する。図8は、第1実施形態の一例に係る代理口座への振替処理のフローチャートである。
まず、ステップS302において、代理口座管理装置10の代理口座を有するCさんが、端末20を用いて振替を行うことで、Cさんの端末20の制御部が、振替処理を受け付ける。この振替は、代理口座管理装置10でCさんが開設した代理口座から、Bさんが開設した代理口座に対する振替である。次に、ステップS304において、端末20の制御部は、振替処理要求データを代理口座管理装置10に送信する。振替処理要求データには、振込依頼人名としてCさんのIDを、また、振込先の口座番号である代理口座番号、振替を表す種別、及び振替金額の各情報を含んでおり、代理口座管理装置10に送信される。
次に、ステップS306において、代理口座管理装置10の代理口座処理要求受付部123が振替処理要求データを受信すると、ステップS308では、代理口座処理部124は、ユーザCさんのID(C001)と関連付けられた代理口座から出金処理を行う。そして、ステップS310において、代理口座処理部124は、CさんのID(C001)と関連付けて処理内容を代理口座DB14に記憶する。次に、ステップS312では、代理口座処理部124は、ユーザBさんのID(B001)と関連付けられた代理口座への入金処理を行う。そして、ステップS314において、代理口座処理部124は、BさんのID(B001)と関連付けて処理内容を代理口座DB14に記憶する。具体的には、上述の図7に示すログテーブル14BのUID14xが「C001」のレコードに振替による出金の処理内容が、また、UID14xが「B001」のレコードに振替による入金の処理内容が、それぞれ追加される。
次に、ステップS316において、代理口座管理装置10の制御部12は、振替処理完了報告データをCさんの端末20に送信することにより、ステップS318では、Cさんの端末20の制御部は、振替処理完了報告データを受信する。
また、ステップS320では、代理口座管理装置10の処理結果通知部125は、入金処理結果通知データをBさんの端末20に送信する。入金処理結果通知データは、CさんのID(C001)からの振替による入金があった旨のデータである。ステップS322では、Bさんの端末20の制御部は、入金処理結果通知データを受信し、ステップS324では、Bさんの端末20の制御部は、入金処理結果を表示させることで、Bさんは、処理結果を見ることができる。
この場合、振込依頼人のCさんは、代理口座管理装置10の代理口座を用いているため、入金処理結果として表示される振込依頼人名には、Cさんの氏名ではなく、ID(C001)が表示される。よって、振替処理の依頼人名を振替先であるBさんに知られずに、振替処理を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を適用した代理口座決済処理システム1の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明及び図面において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
[代理口座からの自動振込処理フロー]
代理口座管理装置10により開設された代理口座からの自動振込処理の流れについて説明する。これは、所定の条件に合致した場合に、代理口座から予め定められた振込先の口座へ振込を行うものである。ここでは、毎月月末に夜間バッチ処理として行われるものとして説明する。図9は、第2実施形態の一例に係る代理口座管理装置10による代理口座からの自動振込処理のフローチャートである。図10は、第2実施形態の一例に係る代理口座DB14の各テーブルの例を示す図である。
まず、ステップS402において、制御部12は、代理口座テーブル114A(図10(a))のレコードを1つ読み出す。図10(a)の例では、UID114aが「3345」のレコードが読み出される。
ここで、図10(a)を参照して、代理口座DB14に格納される代理口座テーブル114Aについて説明する。代理口座テーブル114Aは、ユーザのIDであるUID114a、代理口座番号114b、生成日時114c、残高金額114d、振込フラグ114e、振込先口座番号114f等からなるテーブルで、代理口座の開設時にレコードが追加される。ここで、残高金額114dは、該当の代理口座の最新の残高金額が格納される。また、振込フラグ114eは、自動振込処理を行うか否かを示すものであり、「1」が振込可を、「0」が振込否を表す。振込先口座番号114fは、自動振込処理の際の振込先の口座番号を表す。
次に、ステップS404では、制御部12は、読み出すレコードが存在するか否かを判断する。代理口座テーブル114Aに、読み出すレコードが存在する場合(ステップS404:Y)には、制御部12は、処理をステップS406に移す。他方、代理口座テーブル114Aを全て読み出した場合(ステップS404:N)には、制御部12は、本処理を終了する。
ステップS406において、制御部12は、読み出したレコードの振込フラグ114eが「1」であるか否かを判断する。振込フラグ114eが「1」である場合(ステップS406:Y)には、制御部12は、処理をステップS408に移す。他方、振込フラグ114eが「0」である場合(ステップS406:N)には、制御部12は、処理をステップS402に移し、次のレコードを読み出す。
次に、ステップS408では、制御部12は、読み出したレコードの残高金額114dが3000円超か否かを判断する。残高金額114dが3000円超の場合(ステップS408:Y)には、制御部12は、処理をステップS410に移す。他方、残高金額114dが3000円以下の場合(ステップS408:N)には、制御部12は、処理をステップS402に移し、次のレコードを読み出す。
次に、ステップS410では、代理口座処理部124は、残高金額が3000円となるように、超過分の金額を振込先口座番号宛に振込する。具体的には、代理口座処理部124は、該当の代理口座から超過分の金額を出金した上で、出金した金額を振込先口座番号114fの該当の振込先に振込を依頼する。その後、制御部12は、処理をステップS412に移す。ステップS412では、制御部12は、代理口座DB14を更新し、処理をステップS402に移す。
上述で説明した処理について、具体的に、図10を用いて説明する。図10(a)の上段の代理口座テーブル114Aで、振込フラグ114eが「1」で、残高金額114dが3000円超のレコードは、UID114aが「d_taro」のレコードである。UID114aが「d_taro」のレコードについては、図9のステップS410及びステップS412の処理が行われ、図10(a)の下段の代理口座テーブル114Aに更新される。UID114aが「d_taro」の残高金額114dが「10,000円」から「3,000円」に更新される(図10(a)中(A)参照)。また、図10(b)のログテーブル114BのUID114xが「d_taro」のレコードに、本処理(バッチ処理)により振込処理が行われたログが追加される(図10(b)中(B)参照)。
よって、ユーザがオペレーションを行うことなく、自動的に、代理口座にある資金を、他の金融機関に開設済の口座に移すことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
上述の実施形態では、IDを別の装置(サービス提供装置)で管理するものであったが、代理口座管理装置の中でIDを管理してもよい。その際は、サービス提供装置を用いてログイン処理をした部分を、代理口座管理装置を用いてログインすればよい。
上述の実施形態では、取引内容をログテーブルに記憶したが、当該ログテーブルに記憶した取引内容に応じて、例えば、月間30件の入金があった場合に手数料を割引く等の、各種のサービスにログテーブルを用いることができる。
第1実施形態の一例に係る代理口座決済処理システムの全体構成を示す図である。 第1実施形態の一例に係る代理口座管理装置のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態の一例に係る代理口座開設処理のフローチャートである。 第1実施形態の一例に係る端末が表示する画面例を示す図である。 第1実施形態の一例に係る代理口座DBの代理口座テーブルの例を示す図である。 第1実施形態の一例に係る代理口座への振込処理のフローチャートである。 第1実施形態の一例に係る代理口座DBのログテーブルの例を示す図である。 第1実施形態の一例に係る代理口座への振替処理のフローチャートである。 第2実施形態の一例に係る代理口座管理装置による代理口座からの自動振込処理のフローチャートである。 第2実施形態の一例に係る代理口座DBの各テーブルの例を示す図である。
符号の説明
1 代理口座決済処理システム
10 代理口座管理装置
12 制御部
14 代理口座DB
14A,114A 代理口座テーブル
14B,114B ログテーブル
20 端末
30 サービス提供装置
34 ID管理DB
40 他行装置
50 通信ネットワーク
60 全銀ネットワーク
121 代理口座開設要求受付部
122 代理口座開設部
123 代理口座処理要求受付部
124 代理口座処理部
125 処理結果通知部

Claims (10)

  1. 検索サービス、メールサービスおよびブログサービスの少なくともいずれか一つのサービスを通信回線を介して接続された端末へ提供するサービス提供装置と、金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座を管理する代理口座管理装置と、を備えた代理口座管理処理システムにおいて、
    前記サービス提供装置は、
    前記端末のユーザが前記サービスを受けるために必要なIDであって当該ユーザが指定するIDとパスワードとを含むログイン情報を前記端末から受信するログイン情報受信手段と、
    前記ログイン情報を前記端末から受信した場合に、サービス提供画面を前記端末へ送信するサービス提供画面送信手段と、
    前記端末のユーザが前記サービス提供画面から代理口座の開設要求を入力することによって送信される代理口座開設要求データを受信する代理口座開設要求受信手段と、
    前記代理口座開設要求受信手段で受信した前記代理口座開設要求データを前記端末のユーザの前記IDと共に前記代理口座管理装置へ送信する代理口座開設要求送信手段と、
    を備え、
    前記代理口座管理装置は、
    前記代理口座の開設要求を前記端末のユーザが指定する前記IDと共に前記サービス提供装置から受け付ける代理口座開設要求受付部と、
    前記代理口座開設要求受付部により受け付けられた前記代理口座の開設要求に応じて、前記代理口座を開設する代理口座開設部と、
    前記代理口座開設部により開設された前記代理口座を、前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶する代理口座データベースと、
    前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座への処理要求を受け付ける代理口座処理要求受付部と、
    前記代理口座処理要求受付部から前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座への処理を行う代理口座処理部と、
    を備え、
    前記代理口座データベースは、前記代理口座処理部により行われた処理の内容を記憶することを特徴とする代理口座管理処理システム
  2. 前記サービス提供画面送信手段が送信する前記サービス提供画面には、前記端末のユーザによって選択されて前記代理口座の開設要求を行うリンクが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の代理口座管理処理システム。
  3. 前記代理口座処理要求受付部は、他のユーザによる、金融機関の現金自動預払機その他の処理の入力を受け付ける装置によって入力された前記処理要求を受け付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の代理口座管理処理システム
  4. 前記代理口座処理要求受付部は、前記ユーザの前記IDと関連付けられた前記代理口座から他の口座への処理要求を受け付け、
    前記代理口座処理部は、前記代理口座処理要求受付部から前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座から前記他の口座への処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の代理口座管理処理システム
  5. 前記他の口座が、他のユーザのIDに関連付けられた代理口座であることを特徴とする請求項4記載の代理口座管理処理システム
  6. 前記他の口座が、前記ユーザ又は他のユーザの有する前記金融機関に開設済の口座であることを特徴とする請求項4記載の代理口座管理処理システム
  7. 前記処理が、振込処理又は振替処理であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の代理口座管理処理システム
  8. 前記代理口座データベースは、前記ユーザの有する前記金融機関に開設済の口座を前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶し、
    前記代理口座処理部は、所定のタイミングが到来する毎に、前記代理口座の残高金額が一定金額以上あるか否かを判定し、当該代理口座の残高金額が一定金額以上ある場合に、当該代理口座の残高金額のうち一定金額を超える金額を、前記金融機関に開設済の口座へ振込処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の代理口座管理処理システム。
  9. 前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座に関する処理が行われたことに応じて、処理結果の通知を前記ユーザの端末に送信する処理結果通知部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の代理口座管理処理システム
  10. 検索サービス、メールサービスおよびブログサービスの少なくともいずれか一つのサービスを通信回線を介して接続された端末へ提供するサービス提供装置と、金融機関に開設済の口座に入金するまでの間一時的に資金を蓄える代理口座を管理する代理口座管理装置とによる決済方法であって、
    前記サービス提供装置が、前記端末のユーザが前記サービスを受けるために必要なIDであって当該ユーザが指定するIDとパスワードとを含むログイン情報を前記端末から受信するステップと、
    前記サービス提供装置が、前記ログイン情報を前記端末から受信した場合に、サービス提供画面を前記端末へ送信するステップと、
    前記サービス提供装置が、前記端末のユーザが前記サービス提供画面から代理口座の開設要求を入力することによって送信される代理口座開設要求データを受信するステップと、
    前記サービス提供装置が、受信した前記代理口座開設要求データを前記端末のユーザの前記IDと共に前記代理口座管理装置へ送信するステップと、
    前記代理口座管理装置が、前記代理口座の開設要求を、通信回線を介して接続された前記端末のユーザが指定する前記IDと共に前記サービス提供装置から受け付けるステップと、
    前記代理口座管理装置が、受け付けられた前記代理口座の開設要求に応じて、前記代理口座を開設するステップと、
    前記代理口座管理装置が、開設された前記代理口座を、前記ユーザの前記IDと関連付けて記憶するステップと、
    前記代理口座管理装置が、前記ユーザの前記IDに関連付けられた前記代理口座への処理要求を受け付けるステップと、
    前記代理口座管理装置が、前記処理要求を受け付けたことに応じて、前記代理口座への処理を行うステップと、
    前記代理口座管理装置が、前記代理口座への処理の内容を記憶するステップと
    を含む代理口座を用いた決済方法。
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