JP5400752B2 - 作業用踏み台 - Google Patents

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本発明は、作業者が天板部に搭乗することにより高所作業を行うための作業用踏み台に関する。
従来、種々の作業用踏み台が提供されているが、天板部を比較的広い面積でフラットに形成すると共に、安定した設置状態を可能にするためには、全体として箱型に構成することが好ましい。また、高さの異なる高低位置での作業を可能にするためには、天板部を高い位置と低い位置の異なる高さに保持できるように構成することが好ましい。
この点に関して、全体を合成樹脂により箱型に形成した作業用踏み台が公知であり(特許文献1)、上下に配置されたそれぞれ矩形の天板と底板の間に側板を設け、相対向する一対の側板により内側に向けて上下二つ折り状となるように屈折自在な折畳み側板を構成し、別の相対向する一対の側板により剛体板であって前記箱型の内部空間に向けて回動自在な支持側板を構成している。この公知の作業用踏み台は、前記折畳み側板を伸長させ、天板と底板の間に支持側板を嵌入することにより、天板を高い位置に保持した高い踏み台が提供される。また、前記支持側板の嵌合を解除して天板と底板の間に収納し、折畳み側板を屈折させて天板と底板を合掌することにより、天板を低い位置に保持した低い踏み台が提供される。
しかしながら、前記公知の作業用踏み台は、低い踏み台を高い踏み台に変更するためには、折畳み側板の伸長を介して天板を引き上げた後、引き上げた天板と底板の間に支持側板を嵌入させなければならず、作業が煩雑であり労力を要する。しかも、支持側板の嵌入状態が完全でないと、作業者が天板に搭乗した状態で、支持側板が外れて天板が降下する危険がある。
また、高い踏み台から低い踏み台に変更するためには、支持側板を外した後、折畳み側板の屈折を介して天板と底板を合掌させなければならず、作業が煩雑であるばかりか、作業者の手指が屈折中の折畳み側板や、天板と底板の間に挟まれて負傷するおそれがある。
特許第4469483号公報
本発明は、全体を概ね箱型に形成した作業用踏み台により低い踏み台と高い踏み台を選択的に形成することが可能であり、天板部の高さ位置を変更する際に、その変更作業をほぼワンタッチで行うことが可能であり、しかも、変更作業時に作業者の手指を負傷するおそれはなく、更に、作業者が天板部に搭乗した状態で不慮に天板部が降下する危険はなく、天板部を確実強固に支持する安全な作業用踏み台を提供するものである。
そこで、本発明が前記課題を解決するための手段として構成したところは、天板部を有する上台と下台の相互に、該上台を鉛直方向の軸線の廻りに回動自在かつ軸線に沿って昇降自在とする連結手段を介装し、前記下台に対して上台を移動させることにより天板部を異なる高さH1及び高さH2(ただしH1<H2)に保持する踏み台であり、前記軸線の周囲に位置して、前記上台に間隔をあけて複数の上脚部を設けると共に、前記下台に間隔をあけて複数の下脚部を設け、前記上脚部を隣り合う下脚部の間に格納し、前記下脚部を隣り合う上脚部の間に格納することにより、踏み台の下端から天板部の上面までの高さを前記高さH1とした第一高さの踏み台(1a)を構成し、前記上脚部を下脚部の上に支持させることにより、踏み台の下端から天板部の上面までの高さを前記高さH2とした第二高さの踏み台を構成する点にある。
本発明の実施形態において、前記連結手段は、相互に回動自在かつ摺動自在に嵌合された筒部を備え、一方の筒部の周方向に間隔をあけて上下方向に延びるスリットを形成すると共に、他方の筒部にリブを設けており、前記第一高さの踏み台及び第二高さの踏み台を構成するように両筒部を相互に回動したとき、前記リブをスリットに嵌脱自在に嵌合することにより、両筒部の摺動を許すが、自由に回動しないように位置決め係止するように構成することが好ましい
また、本発明の好ましい実施形態は、下台に係止手段を設け、第一高さの踏み台を構成したとき前記係止手段に係脱自在に係止する第1被係止手段を上台に設け、第一高さの踏み台を構成した状態で上台と下台を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するように構成している。
この際、下台に係止手段を設け、第二高さの踏み台を構成したとき前記係止手段に係脱自在に係止する第2被係止手段を上台に設け、第二高さの踏み台を構成した状態で上台と下台を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するように構成することが更に好ましい。
更に本発明の好ましい実施形態は、天板部の側面に上下方向に貫通するアリ溝状の凹部と該凹部に上下方向から嵌合自在な形状とされたアリ状の凸部を1組として並設した天板連結手段を設け、該天板連結手段を天板部の側面のうち前記軸線を中心とする図形回転移動された複数個所であって隣り合う上脚部の間に対応する部位に設けており、複数の踏み台を横方向に列設したとき、隣り合う踏み台の対向する天板連結手段の相互において一方の踏み台の凸部を他方の踏み台の凹部に嵌合するように構成している。
この際、天板部の下方に位置する上台の側面に前記天板連結手段と同じ形状の凹部と凸部を並設した上台連結手段を設けており、前記上台連結手段は、上台を上昇した第二高さの踏み台を構成したときに、上台を下降した第一高さの踏み台における天板連結手段と同じ高さ位置となるように構成され、複数の第一高さの踏み台と第二高さの踏み台を横方向に列設したとき、第一高さの踏み台の天板連結手段と第二高さの踏み台の上台連結手段の相互において一方の踏み台の凸部を他方の踏み台の凹部に嵌合するように構成することが更に好ましい。
また、天板部の側面であって隣り合う上脚部(の間に対応する部位に前記天板連結手段を構成する1組の凸部と凹部を離間して配置し、該凸部と凹部の間に位置して、天板部の側面に持ち手用凹部を形成することが好ましい。
本発明の好ましい実施形態は、複数の踏み台を上下に積層可能とするように構成され、上層の踏み台の下脚部の下面に弾性パッドを固着し、下層の踏み台の天板部に前記弾性パッドを受け入れる凹陥部を形成しており、それぞれ第一高さの踏み台とした複数の踏み台を積層した状態と、それぞれ第二高さの踏み台とした複数の踏み台を積層した状態と、第一高さの踏み台と第二高さの踏み台とした複数の踏み台を積層した状態の全ての状態においても、前記弾性パッドが凹陥部に受け入れられるように構成している
請求項1に記載の本発明によれば、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bを選択的に形成することが可能であり、しかも、その作業を上台3の移動によるほぼワンタッチで行うことができるという効果がある。この際、上台3と下台4の相互に、該上台3を鉛直方向の軸線の廻りに回動自在かつ軸線に沿って昇降自在とする連結手段5を介装しているから、前記高さの選択作業が上台3の昇降と回動によるほぼワンタッチで行われ、しかも、連結手段5によりガイドされた昇降と回動が可能になるので、作業を容易とする
の際、請求項2に記載の本発明によれば、相互に回動自在かつ摺動自在に嵌合された筒部5b、5cにより連結手段5を構成すると共に、両筒部5b、5cを回動したとき、相互に嵌脱自在に嵌合することにより、相互の摺動を許すが自由な回動を阻止するスリット5fとリブ5gを設けているので、前記上台3の昇降と回動によるワンタッチの作業を容易とする
請求項3に記載の本発明によれば、第一高さの踏み台1aを形成したとき、下台4の係止手段29が天板部2の第1被係止手段12に係止し、これにより、天板部2を備えた上台3と下台4を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するので、天板部2の上で安全に作業を行うことが可能であり、しかも、下台4と上台3が相互に遊動不能に固定されているので、踏み台1aの持ち運び等の取扱いを容易とする。
請求項4に記載の本発明によれば、第二高さの踏み台1bを形成したとき、下台4の係止手段29が上台3の第2被係止部27に係止し、これにより、天板部2を備えた上台3と下台4を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するので、高位置の天板部2の上で安全に高所作業を行うことが可能となる。しかも、下台4に設けた係止手段39を第1被係止手段12と第2被係止手段27に選択的に係止する手段として兼用する構成であるから、簡単な構造で所期目的を達成できる。
請求項5に記載の本発明によれば、複数の第一高さの踏み台1a、1a又は複数の第二高さの踏み台1bを相互に横方向に列設する際、隣り合う踏み台の対向する天板連結手段8、8の相互において、一方の踏み台の凸部7を他方の踏み台の凹部6に嵌合することにより、横方向に離間不能となるように連結することができるので、列設された複数の踏み台1、1の天板部2、2により広い作業空間を提供することができ、しかも、作業者の作業中に、列設された天板部2、2が相互に離間したり位置ずれしたりすることを確実に防止し、作業の安全に貢献する。
請求項6に記載の本発明によれば、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bを横方向に列設した階段状の組合せ形態として使用することが可能であり、この際、第一高さの踏み台1aの天板連結手段8と第二高さの踏み台1bの上台連結手段24の相互において、一方の踏み台の凸部7(26)を他方の踏み台の凹部6(25)に嵌合することにより、作業の安全に貢献することができる。
請求項7に記載の本発明によれば、3個以上の踏み台1を列設した状態で、中央に位置する踏み台1の持ち手用凹部9を隣接する踏み台1に臨ませるように配置することにより、列設を解除する際、持ち手用凹部9を介して、手指で天板部2の側縁を把持することにより、中央に位置する踏み台1を持ち上げることができるので、天板連結手段8の連結解除が容易となる。
請求項8に記載の本発明によれば、複数の踏み台1を上下に積層した状態で使用することが可能であり、その際、上層の踏み台1の下脚部31に固着した弾性パッド35aを下層の踏み台1の天板部2に形成された凹陥部14に受け入れさせた状態で載置できるので、横滑りを防止し、上層の踏み台1の脱落を防止することができる。
本発明に係る作業用踏み台の1実施形態に関して、各部材を分解した状態を示す斜視図である。 本発明に係る作業用踏み台の1実施形態に関して、(A)は天板部の平面図、(B)は上台の横断面図、(C)は下台の平面図である。 係止手段と被係止手段を示しており、(A)は天板部に設けた第1被係止手段を示す斜視図、(B)は上台に設けた第2係止手段を示す斜視図、(C)は下台に設けた係止手段を示す斜視図である。 (A)は天板部と上台の分解状態を示す斜視図、(B)は差込み片の拡大図である。 上台と下台を分解した状態を示す斜視図である。 上下台を連結する連結手段を示しており、(A)は分解状態における連結手段の一部を破断することにより断面を示す斜視図、(B)は連結状態における連結手段の横断面図である。 本発明に係る作業用踏み台により第一高さの踏み台を形成した状態を示しており、(A)は全体を示す斜視図、(B)は下台の係止手段と天板部の第1被係止手段の係止状態を示す拡大斜視図である。 第一高さの踏み台を第二高さの踏み台に変更する作業を説明しており、(A)は上台を下台から上昇させた状態を示す斜視図、(B)は上台を回動させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る作業用踏み台により第二高さの踏み台を形成した状態を示しており、(A)は全体を示す斜視図、(B)は下台の係止手段と上台の第2被係止手段の係止状態を示す拡大斜視図である。 複数の作業用踏み台を横方向に列設した状態を示す平面図である。 複数の作業用踏み台を上下に積層した状態を示しており、(A)は積層状態を示す斜視図、(B)は積層するときの作業を示す斜視図である。 複数の作業用踏み台を組合せた状態を例示する斜視図である。 天板部の別の実施形態を示しており、(A)は天板連結部の別の実施形態を示す平面図、(B)は天板連結部の更に別の実施形態を示す平面図、(C)は凹陥部の別の実施形態を示す平面図、(C)は凹陥部の更に別の実施形態を示す平面図である。 本発明の高さ変更機構の別の実施形態を示しており、(A)(B)は第一高さの踏み台を形成した例を示す平面図及び立面図、(B)(C)は中間高さの踏み台を形成した例を示す平面図及び立面図、(D)(E)は第二高さの踏み台を形成した例を示す平面図及び立面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1は、作業用踏み台1を構成する各部材を分解状態にて示しており、天板部2を形成するための天板部材2aと、上台3と、該上台の下側に配置される下台4と、鉛直方向の軸線Aの廻りに回動自在かつ該軸線Aに沿って摺動自在とする連結手段5と、下台4の接地部に取付けられる弾性パッド35aを示している。
図示実施形態の場合、前記連結手段5は、上台3に垂設された上筒部5aと、下台4に立設された下筒部5bと、中間筒部5cにより構成されている。図1、図5及び図6に示すように、各筒部5a、5b、5cは、前記軸線Aを中心とする同心状の円筒に形成されている。中間筒部5cは、上筒部5aに対して、該中間筒部5cの上部外周に形成された周突条5dを内嵌することにより摺動自在かつ回動自在となるように内挿され、下筒部5bに対して、該中間筒部5cの下部を摺動自在となるように外挿される。中間筒部5cと上筒部5aの関係と同様に、下筒部5bに対して中間筒部5cを摺動自在かつ回動自在となるような構成としてもよいが、摺動のみ可能とすることで、上筒部5aと中間筒部5cとをより安定して回動させることができる。
図6に示すように、下筒部5bには、周方向に等間隔をあけて上下方向に延びるスリット5fが形成されており、中間筒部5cの内周部に設けたリブ5gが下筒部5bのスリット5fに沿って摺動自在に嵌合するように構成されている。尚、反対に、下筒部5bに設けたリブが中間筒部5cのスリット5eに嵌合するように構成しても良い。これにより、後述する第一高さの踏み台1a及び第二高さの踏み台1bを構成したとき、前記リブ5gがスリット5fに沿って摺動自在に嵌合させられると共に、中間筒部5cと下筒部5bを周方向に位置決めした状態で自由に回動しないように係止する。また、中間筒部5cの下端には、周方向に等間隔をあけて上下方向に延びるスリット5eが形成されており、中間筒部5cの下端を下筒部5bに外挿する際に、中間筒部5cの下端を少し外側に広げることができるので、これにより、容易に中間筒部5cの下端を下筒部5bに外挿させると共に、リブ5gをスリット5fに嵌合させることができる。
天板部材2aと、上筒部5aを備えた上台3と、下筒部5bを備えた下台4は、それぞれをポリプロピレンその他の高衝撃性かつ高強靱性を有する合成樹脂により一体成形することができる。しかしながら、上筒部5a及び下筒部5bは、合成樹脂により別体に成形したものや、金属製としたものを固着しても良い。また、中間筒部5cは、合成樹脂により成形しても良いが、金属製としても良い。尚、弾性パッド35aは、天然ゴム又は合成ゴムその他のエラストマーにより盤状に形成されている。
(天板部の構成)
図1及び図2に示すように、天板部材2aは、平面視にて正方形等の矩形に形成され、上面に多数の凹凸による滑り止め面と、上下に貫通する多数の水抜き孔を設けており、上台3の上部に取付けることにより天板部2を構成する。滑り止め面を形成する上面の多数の凸部(凹凸)は、天板部材2aの外周部に形成された凸部の方が、天板部材2aの中央部に形成された凸部よりも高く形成されていることが好ましい。これにより、作業者が天板部2に搭乗した際、天板部材2aのどの辺りに搭乗しているのかが、足元を見なくても靴底(足の裏)を介して伝わる凸部の高さの感覚によって認識できる。すなわち、凸部が高くなったと感じれば、天板部材2aの外周部に搭乗していることを認識でき、天板部2からの落下や転倒に対して注意を払うことができ、事故を未然に防止できる。図示実施形態の場合、天板部材2aの四辺に対して平行な複数の凸条が、該凸条の内側に形成された中央の複数の凸部よりもその高さが高く形成されている。天板部材2aの上面には、図2(A)の矢印で示す方向に向かう水勾配を形成することが好ましいが、天板部2の上面に形成した多数の凹凸の上面は水平にしても良い。この際、天板部材2aの上面を凹凸のない平滑面に形成し、その上に滑り止め効果のある床用シート材等を後から貼り付けても良い。尚、図示省略しているが、天板部材2aの下面には、作業者が天板部2に搭乗した際の荷重に耐え得るように、複数のリブが縦横斜め方向等に形成されており、該リブは、要求される耐荷重強度となるように、本数や、太さ及び高さ等の形状寸法を適宜変更できる。
以下、説明の便宜上、図1に示す平面視ほぼ正方形に関して、正面側X1、背面側X2、右側面側Y1、左側面側Y2を基準として、天板部材2a、上台3、下台4をそれぞれ説明する。しかしながら、正面、背面、右側面、左側面の語は、図1ないし図6に示す各部を説明するための便宜であり、本発明がこのような矩形の形状に限定されるものでないことを諒解されたい。
天板部2は、側面に上下方向に貫通するアリ溝状の凹部6と該凹部に上下方向から嵌合自在な形状とされたアリ状の凸部7を1組として並設した天板連結手段8を設けており、該天板連結手段8は、天板部2の側面に対して前記軸線Aを中心とする図形回転移動された複数個所(図例の場合、90度毎に回動移動した位置の合計4個所)に設けられており、図示実施形態の場合、天板部2の正面側X1と背面側X2と右側面側Y1と左側面側Y2の4辺に設けられている。従って、後述のように、複数の踏み台1、1を横方向に列設したとき、隣り合う踏み台の対向する天板連結手段8、8の相互において一方の凸部7が他方の凹部6に嵌合させられるように構成している。尚、本発明において、「アリ溝状」及び「アリ状」の語は、図示のような末広がり形状に限定されるものではなく、例えばT字形や、L字形その他の形状であっても良く、要するに上下方向に移動することにより嵌脱自在に嵌合されるが、嵌合状態で横方向に離脱不能に連結結合される形状のものであれば良く、図例以外の形状を含む意味であることを諒解されたい。
尚、天板連結手段8は、図示のような凹凸1組を並設した構成とする他、図13(A)に示すように、天板部2の隣り合う2辺に凸部7aと凸部7aを1組として並設した連結手段8aを設け、他の隣り合う2辺に凹部6aと凹部6aを1組として並設した被連結手段8bを設けた構成としても良い。或いは、図13(B)に示すように、天板部2の隣り合う2辺に凸部7aを一つずつ形成した連結手段8aを設け、他の隣り合う2辺に凹部6aを一つずつ形成した被連結手段8bを設けた構成としても良い。しかしながら、図2(A)に示すような各辺に凹凸1組を並設した連結手段8を設けた実施形態が最も好ましく、これによれば、隣り合う踏み台1の相互間において、どの辺との組合せにおいても連結可能となる。
天板部2の側面は、4辺に設けた天板連結手段8を構成する前記1組の凸部7と凹部6の間に位置して、凹入部を形成している。右側面側Y1と左側面側Y2に形成された凹入部は、天板部材2aの上下を貫通することにより持ち手用凹部9を形成し、正面側X1と背面側X2に形成された凹入部は、該凹入部の底部に臨む第1被係止手段10を設けている。第1被係止手段10は、図3(A)に示すように、天板部材2aの下面から前記凹入部の下側に向けて延設された舌片11に被係止孔12を開設すると共に、該舌片11の先端に起立する操作片13を設けている。
天板部2の4隅部には、上面を凹入させた凹陥部14が設けられており、該凹陥部14の上面を平坦な水平面となるように形成している。
図示実施形態の場合、図1に示すように、天板部材2aは、右側面側Y1と左側面側Y2の両端近傍に位置して差込み片15を垂設しており、該差込み片15により天板部材2aを上台3に結合することで天板部2を形成するように構成しているが、天板部2を上台3の上面に一体成形しても良い。
(上台の構成)
前記上台3は、前記軸線Aの周囲に間隔をあけて複数の上脚部16を設け、隣り合う上脚部16、16の間に下側が開口する上側空間17を形成している。この上側空間17は、下側を開口させることにより、後述するように、下台4の下脚部31を下側から挿入可能とする。図示実施形態の場合、右側面側Y1と左側面側Y2に位置して上脚部16、16を設け、一対の上脚部16、16の上端部を平面視ほぼH形の連結フレーム18により連結し、正面側X1と背面側X2に位置して上側空間17、17を形成しており、連結フレーム18の中央に前記上筒部5aを垂設している。
それぞれの上脚部16は、右側面側Y1と左側面側Y2の両端近傍に位置する一対の脚要素16a、16aを連結板16bで連結した構成とされている。各脚要素16aは、天板部2の側面と平行に垂下される外面板部19と、該外面板部19の内側縁からほぼ直角に屈折して上台3の内側に延びる側板部20と、外面板部19の外側縁から鋭角に屈折して前記側板部20に向けて延びる傾斜板部21を備えた断面ほぼ直角三角形とされた中空の角筒体を構成しており、一対の脚要素16a、16aの間において、前記連結板16bを上方に向けて上台3の内側に傾斜させることにより、天板部2の側面下方に凹入空間22を形成している。このように脚要素16a、16aを連結する連結板16bを傾斜させて形成することにより、図3(B)に矢印で示すようなたわみ方向F1の変形や、ねじれ方向F2の変形に対する強度が高くなる。
一対の脚要素16a、16aは、図3(B)に示すように、前記側板部20、20の下端部を連結する横架部23を形成し、該横架部23に上述した天板連結手段8と同じ構成とされた上台連結手段24を設けている。即ち、上台連結手段24は、上下方向に貫通するアリ溝状の凹部25と該凹部に上下方向から嵌合自在な形状とされたアリ状の凸部26を1組として並設している。従って、後述のように、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bを横方向に列設したとき、隣り合う踏み台の対向する天板連結手段8と上台連結手段24の相互において一方の凸部7(26)が他方の凹部6(25)に嵌合させられるように構成している。
前記横架部23は、上台連結手段24を構成する前記1組の凸部26と凹部25の間に位置して、凹入部を形成し、該凹入部の底部に臨む第2被係止手段27を設けている。第2被係止手段27は、図3(B)に示すように、横架部23の下面から前記凹入部の下側に向けて延設された舌片28に被係止孔29を開設すると共に、該舌片28の先端に起立する操作片30を設けている。
(下台の構成)
前記下台4は、前記軸線Aの周囲に間隔をあけて複数の下脚部31を設け、隣り合う下脚部31、31の間に上側が開口する下側空間32を形成している。この下側空間32は、上側を開口させることにより、上台3の上脚部16を上側から挿入可能とする。図示実施形態の場合、正面側X1と背面側X2に位置して下脚部31、31を設け、一対の下脚部31、31の下端部を平面視ほぼ工形の連結フレーム33により連結し、右側面側Y1と左側面側Y2に位置して下側空間32、32を形成しており、連結フレーム33の中央に前記下筒部5bを立設している。
それぞれの下脚部31は、正面側X1と背面側X2の両端近傍に位置する一対の脚要素31a、31aの上端部を連結桟31bで連結した構成とされている。各脚要素31aは、天板部2の側面と平行に垂下される外面板部34と、該外面板部34の内側縁からほぼ直角に屈折して下台4の内側に延びる側板部35と、外面板部34の外側縁から鋭角に屈折して前記側板部35に向けて延びる傾斜板部36を備えた断面ほぼ直角三角形とされた中空の角筒体を構成しており、各脚要素31aの底部から下方に突出する脚座部37の底面に前記弾性パッド35aを固着している。
前記連結桟31bは、図3(C)に示すように、上面に凹入部38を形成すると共に、該凹入部38の底部から起立する係止手段39を設けている。係止手段39は、起立する舌片40の先端に下台4の内側に向く爪部41を形成している。従って、後述するように、第一高さの踏み台1aが形成されたとき、第1被係止手段10の舌片11が連結桟31bの凹入部38に進入し、係止手段39を被係止孔12に挿入すると共に爪部41を抜止め状に係止する。また、第二高さの踏み台1bが形成されたとき、第2被係止手段27の舌片28が連結桟31bの凹入部38に進入し、係止手段39の舌片40を被係止孔29に挿入すると共に爪部41を抜止め状に係止する。
(天板と上台の結合)
図4に示すように、天板部材2aは、差込み片15を上台3のそれぞれの脚要素16aに挿入し固着することにより、上台3の上部に一体的に結合され、これにより、上台3の上面に天板部2を形成する。差込み片15の先端には係止爪15aが形成されており、脚要素16aの外面板部19に前記係止爪15aを係止する係止孔15bが形成されている。これにより、差込み片15を上台3のそれぞれの脚要素16aに挿入すると、係止爪15aが係止孔15bに係止され、天板部材2aが上台3から脱落することはない。尚、図示のように、上台3の上筒部5aには中間筒部5cが挿入され固着される。
(上台と下台の組付け)図5に示す分離状態から、連結手段5を構成する中間筒部5cを下筒部5bに外挿することにより、上台3は、下台4の上に設置されると共に、前記軸線Aに関して、矢印U及び矢印Dで示すように昇降自在、しかも、矢印R1及び矢印R2で示すように時計針方向及び反時計針方向に回動自在とされる
(第一高さの踏み台)
図7は、作業用踏み台1により第一高さの踏み台1aを形成した状態を示している。下脚部31、31を正面側X1及び背面側X2に位置させた下台4に対して、上脚部16、16を右側面側Y1及び左側面側Y2に位置させた上台3を、上述のようにリブ5gをスリット5fに嵌合させた位置決め状態として、連結手段5を介して下降させると、上台3の上脚部16、16が下台4の下側空間32、32に格納されると共に、下台4の下脚部31、31が上台3の上側空間17、17に格納され、図7(A)に示すような踏み台の下端から天板部2の上面までの高さ位置を高さH1とした第一高さの踏み台1aが形成される。
この状態において、下台4の連結桟31bの上に天板部2の側縁下面が載置され、図7(B)に示すように、下台4の係止手段39が天板部2の第1被係止手段10に係止することにより、上台3と一体化された天板部2の上昇が阻止される。これにより、踏み台を持ち運ぶ際に、上台3と一体化された天板部2のみが持ち上がってしまい、バランスを崩して転倒する等の予期せぬ事故を防止できる。係止手段39と第1被係止手段10の係止は、連結手段5を介して上台3と一体化された天板部2を下降したとき、係止手段39の爪部41を備えた舌片40が第1被係止手段10の被係止孔12に挿入され、自動的に係止される。尚、図7(B)の矢印で示すように、第1被係止手段10の操作片13を押圧すると、舌片11が屈撓することにより、被係止孔12を爪部41から後退させ、係止を解除する。
また、第一高さの踏み台1aを形成した状態で、上脚部16と下脚部31の脚要素16a、31aがそれぞれの隣り合う傾斜板部21、36をほぼ重なり合わせ、一体的に見えることで、踏み台の美的外観を保持する。四角柱などの多角柱や円柱等を上記傾斜板部21、36に該当するような面で等分して上脚部16と下脚部31を構成することで、上脚部16と下脚部31の傾斜板部21、36が重なり合わさったときに一体的に見えるため美観的外観を保持することができる。特に本実施形態のように天板部2の形状が正方形であると、そのコーナー部に形成されている脚部を、正方形の対角線に沿って等分することで上述した上脚部16と下脚部31を形成することができる。このような上脚部16と下脚部31であれば、後述する第二高さの踏み台1bにおいても、上脚部16を下脚部31に搭載した状態で上下の脚部が一体的(一続き)に見えることで美観的外観を保持することができる。尚、図示実施形態の場合、下脚部31、31の弾性パッド35aを設けた脚座部37が床面や地面に接地するのに対し、上脚部16の下端は接地せず浮き上がっているが、下脚部31の高さの上限を上脚部16の長さとして任意に形成すれば、上脚部16の下端を接地させるように構成することが可能であり、これにより下脚部31と上脚部16の両方の接地により、踏み台1aの設置状態をいっそう安定させることができる。
(第二高さの踏み台)
第1被係止手段10と係止手段39の係止を解除すると、天板部2と一体化された上台3を上昇させることが可能となる。図8(A)に矢印で示すように、作業者が第1被係止手段10を解除するために押圧した手指によりそのまま天板部2を把持した状態で、該天板部2と共に上台3を持ち上げ、上台3の上脚部16、16を下台4の上方に上昇させた位置から、図8(B)に矢印で示すように、天板部2と共に上台3を時計針方向又は反時計針方向の何れかの方向に90度回動させると(図示矢印は時計針方向を示しているが反時計針方向に回動させても良い)、上台3と共に上筒部5aが中間筒部5c(下台4)に対して回動し、上台3の上脚部16、16が下台4の下脚部31、31の上に臨むと、天板部2と共に上台3を下降させることで連結手段5のリブ5gがスリット5fに沿って摺動し、上脚部16、16が下脚部31、31に搭載される。このようにして、図9(A)に示すような踏み台の下端から天板部2の上面までの高さ位置を高さH2とした第二高さの踏み台1bが形成される。この際、上脚部16の下端に突設した嵌合片42が下脚部31の内側に嵌入するように構成することが好ましい。これにより、下脚部31が上脚部16を確実に支持することができ、安定した第二高さの踏み台(1b)を形成できる。
この状態において、図9(B)に示すように、下台4の係止手段39が上台3の第2被係止手段27に係止することにより、上台3の上昇と回動が阻止される。従って、作業者が天板部2に搭乗した状態で、上台3が下台4から脱落する危険はない。
係止手段39と第2被係止手段27の係止は、上台3を下降したとき、係止手段39の爪部41を備えた舌片40が第2被係止手段27の被係止孔29に挿入され、自動的に係止される。
図9(B)の矢印で示すように、第2被係止手段27の操作片30を押圧すると、舌片28が屈撓することにより、被係止孔29を爪部41から後退させ、係止を解除する。従って、第二高さの踏み台1bを第一高さの踏み台1aに変更するときは、第2被係止手段27の係止を解除した後、前記と逆の作業を行い、上台3を上脚部16の下端に突設した嵌合片42が下脚部31の内側から外れる程度に少しだけ持ち上げて回動した後に下降させ、上脚部16、16を下側空間32、32に格納し、下脚部31、31を上側空間17、17に格納させれば良い。
(横方向の列設)
複数の作業用踏み台1、1は、図10に示すように、横方向に列設した状態で、隣り合う踏み台1、1を連結することが可能である。上述のように、天板部2は、4辺に天板連結手段8を設けているので、第一高さの踏み台1a、1aを列設する場合や、第二高さの踏み台1b、1bを列設する場合は、隣り合う踏み台1、1の対向する天板連結手段8、8の相互において、一方の踏み台の凸部7を他方の踏み台の凹部6に上下方向から嵌合させると、横方向に離反不能となるように連結される。この際、第一高さの踏み台1a、1aの相互においては、天板連結手段8のみならず、上台連結手段24も嵌合するので、より安定した列設状態が得られる。
3個以上の踏み台1を列設した状態で、図10に示すように、中央に位置する踏み台1の持ち手用凹部9が隣接する踏み台1に臨むように配置しておけば、列設を解除する際に、持ち手用凹部9を介して、手指を下方の凹入空間22に挿入し、天板部2の側縁を把持することにより、中央に位置する踏み台1を持ち上げることができるので、天板連結手段8の連結解除が容易となる。
持ち手用凹部9は、天板部材2aの上方から手指を挿入可能とするものであれば良く、図例の構成に限られないが、図示実施形態のように、天板連結手段8を構成する前記1組の凸部7と凹部6の間に位置して上下を貫通する凹入部により形成し、天板部材2aの側縁のほぼ中央付近に設けておけば、踏み台をバランス良く持ち上げることができるため、天板連結手段8の連結解除が容易となる。尚、持ち手としては、図示の持ち手用凹部9に代えて又はこれに加えて、天板部材2aの上面に手指を挿入可能とする凹部又は貫通孔により構成しても良く、上面に形成した凹部に起倒式の取っ手を別途取付けても良い。
また、上台3の2辺には上台連結手段24が設けられているので、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bを列設するとき、第一高さの踏み台1aにおける天板部2の天板連結手段8と、第二高さの踏み台1bにおける上台3の上台連結手段24の相互間において、一方の踏み台の凸部7(26)を他方の踏み台の凹部6(25)に上下方向から嵌合させ、横方向に離反不能となるように連結することができる。
(上下方向の積層)
図11(A)に示すように、複数の踏み台1、1は、上下に積層した状態で使用することが可能であり、これにより上層の踏み台1の天板部2の高さを高さH3で示すように高く保持することが可能となる。この際、図11(B)に示すように、上層の踏み台1の下脚部31の脚座部37に固着された弾性パッド35aが下層の踏み台1の天板部2に形成された凹陥部14に受け入れられた状態で載置されるので、相互に横滑りが好適に防止され、上層の踏み台1の脱落を防止する。尚、図例では、第一高さの踏み台1a、1aの複数を積層した状態を示しているが、第二高さの踏み台1b、1bの複数を積層することが可能であり、更に、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bの複数を適宜に組み合わせて積層することも可能である。
尚、この際、図13(C)に示すように、凹陥部14にリブ状の外周枠14aを設けておけば、上層の踏み台の脱落を確実に防止することができ、その場合、図13(D)に示すように、凹陥部14に流入した水を排出するために、外周枠14aの一部に切欠き14bを形成することが好ましい。
(列設と積層の例示)
図12は、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bの複数を任意に積層することにより鉛直方向Vに異なる高さとされた天板部2の組合せと、緯度方向L1と経度方向L2の横方向に天板部2の上面を広げるように列設した使用例を示している。説明の便宜上、隣り合う踏み台を離間させた状態で図示しているが、このような組合せ形態として横方向に列設される踏み台1、1は、相互に天板連結手段8及び/又は上台連結手段24を介して離反不能に連結されるので、図例のような階段形態を構成した複数の踏み台に対して作業者が乱暴に走ったり飛び跳ねたりするときでも、それぞれの踏み台1が離間したり位置ずれしたりすることはなく、安全に作業を行うことができる。
(高さ変更機構の別の実施形態)
上述した実施形態は、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bの2態様を選択的に変更可能とした機構を示したが、本発明は、踏み台の下端から天板部2の上面までの高さを多段階に変更可能とするように構成することが可能である。例えば、図14に示す別の実施形態は、下台4に設けた下脚部31を背丈の低い第一下脚部31Lと背丈の高い第二下脚部31Hにより構成し、第一下脚部31Lと第二下脚部31Hを交互に配置し、上台3の上脚部16を格納自在とする下側空間32を設けている。
従って、図14(A)(B)に示すように、上台3の上脚部16を下側空間32に格納することにより、上記実施形態と同様に、踏み台の下端から天板部2の上面までの高さを高さH1とした第一高さの踏み台1bが構成される。
この状態から、図14(C)(D)に示すように、上台3を持ち上げて回動し、上脚部16を第一下脚部31Lの上に支持させると、踏み台の下端から天板部2の上面までの高さを高さHxとした中間高さの踏み台1cが構成される。
また、図14(E)(F)に示すように、上台3を持ち上げて回動し、上脚部16を第二下脚部31Hの上に支持させると、上記実施形態と同様に、踏み台の下端から天板部2の上面までの高さを高さH2とした第二高さの踏み台1bが構成される。
このように図例の場合、背丈が異なる第一下脚部31Lと第二下脚部31Hにより下脚部31を構成しているので、上台3を所望の位置に回動させることにより、第一高さの踏み台1aと第二高さの踏み台1bの他に、中間高さの踏み台1cを含む3態様の高さを選択的に変更可能とする。従って、同様の技術的思想に基づいて、下脚部31を背丈の異なる3段階以上のものにより構成すれば、天板部2の高さを4段階以上に選択可能とした踏み台を提供することも可能になる。
尚、図例の場合、下脚部31を背丈が異なる複数段階に構成したが、反対に、上脚部16を背丈が異なる複数段階に構成しても良い。
1 作業用踏み台
1a 第一高さの踏み台
1b 第二高さの踏み台
2 天板部
2a 天板
3 上台
4 下台
5 連結手段
5a 上筒部
5b 下筒部
5c 中間筒部
6 凹部
7 凸部
8 天板連結手段
9 手持ち用凹部
10 第1被係止手段
11 舌片
12 被係止孔
13 操作片
14 凹陥部
15 差込み片
16 上脚部
16a 脚要素
16b 連結板
17 上側空間
18 連結フレーム
19 外面板部
20 側板部
21 傾斜板部
22 凹入空間
23 横架部
24 上台連結手段
25 凹部
26 凸部
27 第2被係止手段
28 舌片
29 被係止孔
30 操作片
31 下脚部
31a 脚要素
31b 連結桟
32 下側空間
33 連結フレーム
34 外面板部
35 側板部
36 傾斜板部
37 脚座部
38 凹入部
39 係止手段
40 舌片
41 爪部
42 嵌合片

Claims (8)

  1. 天板部(2)を有する上台(3)と下台(4)の相互に、該上台(3)を鉛直方向の軸線の廻りに回動自在かつ軸線に沿って昇降自在とする連結手段(5)を介装し、前記下台(4)に対して上台(3)を移動させることにより天板部(2)を異なる高さH1及び高さH2(ただしH1<H2)に保持する踏み台であり、
    前記軸線の周囲に位置して、前記上台(3)に間隔をあけて複数の上脚部(16)を設けると共に、前記下台(4)に間隔をあけて複数の下脚部(31)を設け、
    前記上脚部(16)を隣り合う下脚部(31)(31)の間に格納し、前記下脚部(31)を隣り合う上脚部(16)(16)の間に格納することにより、踏み台の下端から天板部(2)の上面までの高さを前記高さH1とした第一高さの踏み台(1a)を構成し、
    前記上脚部(16)を下脚部(31)の上に支持させることにより、踏み台の下端から天板部(2)の上面までの高さを前記高さH2とした第二高さの踏み台(1b)を構成することを特徴とする作業用踏み台。
  2. 前記連結手段(5)は、相互に回動自在かつ摺動自在に嵌合された筒部(5b)(5c)を備え、一方の筒部(5b)の周方向に間隔をあけて上下方向に延びるスリット(5f)を形成すると共に、他方の筒部(5c)にリブ(5g)を設けており、
    前記第一高さの踏み台(1a)及び第二高さの踏み台(1b)を構成するように両筒部(5b)(5c)を相互に回動したとき、前記リブ(5g)をスリット(5f)に嵌脱自在に嵌合することにより、両筒部(5b)(5c)の摺動を許すが、自由に回動しないように位置決め係止するように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の作業用踏み台。
  3. 下台(4)に係止手段(39)を設け、第一高さの踏み台(1a)を構成したとき前記係止手段(39)に係脱自在に係止する第1被係止手段(10)を上台(3)に設け、第一高さの踏み台(1a)を構成した状態で上台(3)と下台(4)を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業用踏み台。
  4. 下台(4)に係止手段(39)を設け、第二高さの踏み台(1b)を構成したとき前記係止手段(39)に係脱自在に係止する第2被係止手段(27)を上台(3)に設け、第二高さの踏み台(1b)を構成した状態で上台(3)と下台(4)を相互に昇降不能かつ回動不能に係止するように構成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の作業用踏み台。
  5. 天板部(2)の側面に上下方向に貫通するアリ溝状の凹部(6)と該凹部に上下方向から嵌合自在な形状とされたアリ状の凸部(7)を1組として並設した天板連結手段(8)を設け、
    該天板連結手段(8)を天板部(2)の側面のうち前記軸線を中心とする図形回転移動された複数個所であって隣り合う上脚部(16)(16)の間に対応する部位に設けており、
    複数の踏み台(1)(1)を横方向に列設したとき、隣り合う踏み台の対向する天板連結手段(8)(8)の相互において一方の踏み台の凸部(7)を他方の踏み台の凹部(6)に嵌合するように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の作業用踏み台。
  6. 天板部(2)の下方に位置する上台(3)の側面に前記天板連結手段(8)と同じ形状の凹部(25)と凸部(26)を並設した上台連結手段(24)を設けており、
    前記上台連結手段(24)は、上台(3)を上昇した第二高さの踏み台(1b)を構成したときに、上台(3)を下降した第一高さの踏み台(1a)における天板連結手段(8)と同じ高さ位置となるように構成され
    複数の第一高さの踏み台(1a)と第二高さの踏み台(1b)を横方向に列設したとき、第一高さの踏み台(1a)の天板連結手段(8)と第二高さの踏み台(1b)の上台連結手段(24)の相互において一方の踏み台の凸部(7,26)を他方の踏み台の凹部(6,25)に嵌合するように構成したことを特徴とする請求項5に記載の作業用踏み台。
  7. 天板部(2)の側面であって隣り合う上脚部(16)(16)の間に対応する部位に前記天板連結手段(8)を構成する1組の凸部(7)と凹部(6)を離間して配置し、該凸部(7)と凹部(6)の間に位置して、天板部(2)の側面に持ち手用凹部(9)を形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の作業用踏み台。
  8. 複数の踏み台(1)(1)を上下に積層可能とするように構成され、上層の踏み台(1)の下脚部(31)の下面に弾性パッド(35a)を固着し、下層の踏み台(1)の天板部(2)に前記弾性パッドを受け入れる凹陥部(14)を形成しており
    それぞれ第一高さの踏み台(1a)とした複数の踏み台(1)(1)を積層した状態と、それぞれ第二高さの踏み台(1b)とした複数の踏み台(1)(1)を積層した状態と、第一高さの踏み台(1a)と第二高さの踏み台(1b)とした複数の踏み台(1)(1)を積層した状態の全ての状態においても、前記弾性パッド(35a)が凹陥部(14)に受け入れられるように構成して成ることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の作業用踏み台。
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