JP5400084B2 - 栓体及び内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡のチャンネルの口部に装着される再使用不可能な内視鏡用の栓体、及びこの栓体を備える内視鏡に関するものである。
従来から医療分野において、患者の体内に内視鏡の挿入部を挿入して、体内の観察だけではなく、体内の被観察部位に対して各種の処置を行っている。具体的には、鉗子、切開具などの各種処置具を、内視鏡の操作部に設けられた鉗子口口金から挿入部内の鉗子チャンネルに挿通させ、挿入部先端から突出させることにより、被観察部位の切除、採取等の各種の処置が行われる。
鉗子口口金には、処置を行う際に処置具が挿通可能な鉗子栓が装着されている(特許文献1及び2参照)。この鉗子栓は、体内の内圧の変化等によって、体内の体液、汚物、空気等が鉗子チャンネル内を逆流して、鉗子口口金から外部に洩れ出ることを防止している。このような鉗子栓としては、使用により体液等が付着するため、感染防止の観点から使用毎に新たなものと交換するように、再使用が不可能なディスポタイプのものが一般的である。
特許文献3には、栓体の一部を破断させることで鉗子口金から取り外し可能になる鉗子栓が開示されている。また、特許文献4には、栓本体と、鉗子口口金に係合する係合部とからなり、両者の間に切り込みが形成されている鉗子栓が開示されている。この鉗子栓は、栓本体に対する引っ張り操作により栓本体と係合部との間が破断することで、再使用が不可能になる。特許文献3及び特許文献4の鉗子栓では、鉗子口口金からの取り外しの際に破壊が伴うので、再使用が不可能になる。その結果、使用済みの鉗子栓が誤って再使用されることが防止される。
特開平3−042275号公報 特開平2−283345号公報 特開2008−043774号公報 特開2006−055446号公報
特許文献3の鉗子栓では、鉗子口口金から鉗子栓を取り外す際に、鉗子栓の一部を破壊する操作と、鉗子栓を取り外す操作とを行う必要があるので、鉗子栓の取り外しに手間が掛かるという問題がある。また、特許文献4の鉗子栓では、引っ張り操作により栓本体は取り外すことができるものの、係合部は鉗子口金に残るため、別途に係合部と鉗子口口金の係合を解除して係合部を取り外す操作を行う必要がある。このため、係合部を鉗子口口金から簡単に取り外すことができないので、特許文献3と同様に鉗子栓の取り外しに手間が掛かるという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、鉗子口口金等の口部からの取り外しを簡単に行うことができる栓体及びこの栓体を備える内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の栓体は、内視鏡の外面に設けられた、内視鏡内のチャンネルに通じる略筒状の口部に装着される栓体において、前記口部が挿入される挿入穴と、前記挿入穴に連なる内壁に形成され、前記口部の外周面に係合する係合部とを有するとともに、前記挿入穴の周方向に沿って複数に分割されている略筒状の固定部材と、前記固定部材を合体した状態で収容する収容穴を有し、前記固定部材を介して前記口部に装着される栓本体と、前記栓本体に設けられ、前記固定部材を前記収容穴に収容した状態で保持するとともに、前記栓本体が前記口部の手前側に向けて引っ張り操作がなされたときに破断して、前記固定部材の保持を解除する固定部材保持部と、を備えることを特徴とする。
前記係合部は、前記挿入穴の内面にその周方向に沿って形成され、かつ前記周方向に沿って複数に分割された環状突起であり、前記環状突起は、前記口部の外周面に形成されたフランジに係合することが好ましい。
前記環状突起は、その内径が前記口部の外径以上で前記フランジの外径未満に形成されていることが好ましい。
前記固定部材保持部は、前記収容穴の開口上に設けられ、前記環状突起に当接する環状の当接部と、前記収容穴の開口周縁部と前記当接部とを複数箇所で接続する接続部とを有しており、前記栓本体に対して前記引っ張り操作がなされたときに、前記接続部が破断することが好ましい。
前記栓本体は弾性材料で形成されており、前記収容穴は、前記口部が前記挿入穴に挿入される際に、前記環状突起が前記フランジに当接してから当該フランジを乗り越えるまでの間は、前記フランジにより前記環状突起が径方向に広げられることに伴い拡径変形し、前記環状突起が前記フランジを乗り越えたときに元の形状に復元することが好ましい。
前記環状突起には、前記手前側の方向とは反対方向側の開口周縁部を切り欠いてなる傾斜面が形成されていることが好ましい。また、前記固定部材は剛性材料で形成されていることが好ましい。また、前記固定部材は、前記口部の周方向に沿って2分割されていることが好ましい。
また、本発明の内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部の基端部に接続された操作部と、前記操作部の外表面に設けられかつ前記挿入部内に挿通されたチャンネルに通じる略筒状の口部と、前記口部に装着される請求項1ないし8いずれか1項記載の栓体と、を備えることを特徴とする。
前記チャンネルは、処置具が挿通される処置具チャンネルであることが好ましい。
本発明の栓体及び内視鏡は、口部の外周面に係合する固定部材が分割構造を有しており、この固定部材を合体した状態で栓本体内に保持する固定部材保持部が、栓本体に対して引っ張り操作がなされたときに破断して固定部材の保持を解除することにより、固定部材が分割して口部から簡単に取り外すことができる。その結果、引っ張り操作とは別に栓体の一部を破壊する破壊操作を行ったり、あるいは口部との係合を解除する解除操作を行ったりする必要がなくなるため、従来よりも簡単に栓体を口部から取り外すことができる。また、固定部材保持部が破断することで、再び固定部材を栓本体内に保持することができなくなる。その結果、固定部材を口金の外周面に係合させることができなくなるので、栓体の再使用が防止される。
内視鏡の斜視図である。 鉗子口及び鉗子栓の斜視図である。 口金及び鉗子栓の断面図である。 鉗子栓の分解斜視図である。 図4中の口金及び鉗子栓の断面図である。 鉗子栓をその底面側から見た斜視図である。 鉗子栓の装着開始前の状態を説明するための説明図である。 鉗子栓の装着時に、その環状突起が口金のフランジに当接してからフランジを乗り越えるまでの状態を説明するための説明図である。 鉗子栓の環状突起が口金のフランジを乗り越えた後の状態を説明するための説明図である。 鉗子栓を口金から取り外すために、栓本体に対して引っ張り操作が開始されたときの状態を説明するための説明図である。 栓本体に対する引っ張り操作により、接続部が伸びた状態を説明するための説明図である。 栓本体に対する引っ張り操作の継続により、接続部が破断した状態を説明するための説明図である。 接続部の破断により、固定部材を口金に残して栓本体だけが取り外された状態を説明するための説明図である。 栓本体の取り外し後に、固定部材が分割して口金から取り外された状態を説明するための説明図である。
図1に示すように、内視鏡10は、例えば気管に挿入する気管支鏡であり、気管内に挿入される挿入部11と、挿入部11の基端部に連設された操作部12と、操作部12に接続されたユニバーサルコード13とを備えている。ユニバーサルコード13は、複合タイプのコネクタ13aを介して、図示しないプロセッサ装置や光源装置などに接続される。
挿入部11は、その先端側から基端側に向かって順に、先端硬性部11aと、湾曲自在な湾曲部11bと、可撓性を有する可撓管部11cとからなる。先端硬性部11aの先端面には、鉗子等の処置具14の出口である鉗子出口15の他に、図示は省略するが観察窓や照明窓が設けられている。観察窓の奥にはイメージセンサ(図示せず)などが配置され、照明窓の奥には光ファイバケーブル(図示せず)が配置されている。イメージセンサの信号線や光ファイバケーブルは、挿入部11、ユニバーサルルコード13、及びコネクタ13a内を通って、プロセッサ装置、光源装置にそれぞれ接続される。
挿入部11内には、処置具14を挿通するための鉗子チャンネル(処置具チャンネル)16が配設されている。鉗子チャンネル16の一端は鉗子出口15に接続し、他端は操作部12に設けられた鉗子口17に接続している。また、鉗子チャンネル16は、鉗子出口15から血液等の体液や体内汚物等の固形物などを吸引するための経路としても用いられる。操作部12内には、鉗子チャンネル16から分岐した吸引チャンネル(図示せず)が配設されており、この吸引通路は操作部12に設けられた吸引ボタン18に接続している。
吸引ボタン18は、操作部12外において負圧源(図示せず)に接続している。吸引ボタン18は、押圧操作またはその押圧操作の解除により、吸引通路と負圧源との連通/遮断を切り替える。
図2に示すように、鉗子口17には、本発明の口部に相当する鉗子口口金(以下、単に口金という、図3参照)20を介して、処置具14が挿通可能なディスポタイプの鉗子栓(栓体)21が装着されている。鉗子栓21は、処置具14により処置を行う際に体内の体液、汚物、空気等が鉗子チャンネル16内を逆流して口金20から外部に漏れることを防止する。
図3ないし図5に示すように、口金20は、鉗子チャンネル16に通じる内部管路23を有しており、鉗子口17の開口部17aの内部に固定された口金本体部20aと、開口部17aの手前側に突出した口金先端部20bとからなる。口金本体部20aの外周面には、鉗子口17の内周面との間の隙間からの体液等の漏れを防止するパッキン24が嵌着されている。以下、開口部17aの手前側の方向を単に「前方向」といい、この前方向と反対側の口金20の奥方向を単に「奥方向」という。また、口金20及び鉗子栓21の各部の前方向側の端部、端面をそれぞれ前方向側端部、前方向側端面といい、各部の奥方向側の端部、端面をそれぞれ奥方向側端部、奥方向側端面という。
口金先端部20bは、その外径が口金本体部20aの外径よりも一回り小さく形成されている。この口金先端部20bの先端には、鉗子栓21が係合するフランジ25が形成されている。フランジ25には、その前方向端面と外周面とがなすコーナ部を切り欠くことにより傾斜面(以下、フランジ傾斜面という)25aが形成されている。
鉗子栓21は、金属などの剛性材料で形成され、フランジ25に係合する略円筒形状の剛性固定部材(以下、単に固定部材という)28と、樹脂などの弾性材料で形成され、固定部材28を内部に収納する略円筒形状の栓本体29とからなる。
固定部材28は、口金先端部20bが挿入される挿入穴30を有している。この固定部材28は、口金先端部20bの周方向(以下、単に口金周方向という)に沿って略半円筒状の第1ピース28aと、第2ピース28bとに2分割されている。
また、固定部材28には、挿入穴30に連なる内壁の周方向に沿って、フランジ25に係合する環状突起31が形成されている。環状突起31の内径は、口金先端部20bの外径以上でかつフランジ25の外径よりは小さく形成されている。また、環状突起31も、固定部材28が2分割されていることに対応して2つに分割されている。
さらに、環状突起31には、挿入穴30の奥方向側の開口周縁部を切り欠くことにより、傾斜面(以下、突起傾斜面という)31aが形成されている。この突起傾斜面31aは、フランジ傾斜面25aとは反対側に傾斜している。
栓本体29は、前方向側端部に開口したキャップ取付穴34と、奥方向側端部に開口した固定部材収容穴35とを有している。キャップ取付穴34と固定部材収容穴35とは、栓本体29の内部に設けられた仕切り壁36により仕切られている。この仕切り壁36には、処置具14を挿入する小穴36aが形成されている。この小穴36aは、処置具14の外径よりも小径に形成されている。
また、栓本体29には、接続ベルト38を介してキャップ39が一体的に設けられている。このキャップ39の前方向側端面には処置具14の入口となる凹部39aが形成され、奥方向側端面にはキャップ取付穴34に嵌合する下凸形状の嵌合部39bが形成されている。凹部39aの底面には、嵌合部39bの先端まで達するスリット40が形成されている。
スリット40は、処置具14が未挿通の状態では、キャップ39の弾性力によって密着状態になって水密・気密状態を保持する。また、スリット40は、処置具14を挿通させた状態では、キャップ39の弾性力によって、スリット内周面が処置具14の外周面に密着した状態になり、体液等の逆流による漏れを防止する。
固定部材収容穴35は固定部材28を収容する。この際に、固定部材収容穴35の内壁面は固定部材28の外周面に接しているので、第1ピース28aと第2ピース28bとが合体した状態が維持される。また、固定部材収容穴35の底面は、仕切り壁36の奥方向側端面と、この仕切り壁36を囲むように形成され、固定部材28の前方向側端部が嵌合する嵌合溝35a(図5参照)の底面とにより構成される。
仕切り壁36と嵌合溝35aとの間には、環状突起31の根元部分に当接する円筒状の受け部35b(図5参照)が形成されている。また、仕切り壁36と受け部35bの内面とにより形成される凹部には、鉗子栓21が口金20に装着されたときに、口金先端部20b及びフランジ25が嵌合する。これにより、内部管路23と、小穴36a及びスリット40とが同軸上に配置される。このため、処置具14は、スリット40、小穴36a、及び内部管路23を通って鉗子チャンネル16内に挿入される。
図6に示すように、栓本体29には、固定部材28を固定部材収容穴35内に収容した状態で保持する固定部材保持部42が設けられている。この固定部材保持部42は、固定部材収容穴35の開口上に設けられ、環状突起31の奥方向側端面に当接する環状の当接部(以下、環状当接部という)43と、環状当接部43の外周と固定部材収容穴35の開口周縁部とを2箇所で接続する接続部44とからなる。
接続部44は、一定以上の力が加えられたときに破断するように、その幅や厚みが調整されている。これにより、固定部材保持部42は、接続部44が破断するまでは固定部材28を固定部材収容穴35に収容した状態で保持し、接続部44が破断したときに固定部材28の保持を解除する。
次に、上記構成の鉗子栓21の作用、特に口金20への鉗子栓21の装着及び取り外し処理について説明を行う。
[鉗子栓の装着処理]
図7に示すように、最初に、口金先端部20bの中心に対して、環状当接部43、挿入穴30、及び固定部材収容穴35の個々の中心が一致するように、鉗子栓21の位置調整を行う。次いで、鉗子栓21を口金先端部20bに向けて押し付ける押付操作を開始する。これにより、口金先端部20b及びフランジ25(以下、フランジ25等という)が環状当接部43の開口内に挿入される。
環状当接部43は、その内周がフランジ傾斜面25aにより押圧されることで、フランジ25等の挿入に伴い次第に拡径変形する。この際に、環状当接部43の前方向側端面には環状突起31が接しているので、フランジ25等の挿入に伴う環状当接部43の前方向側への移動は環状突起31により規制される。このため、両接続部44に対して大きな力が加えられることはなく、両接続部44が破断することはない
フランジ25等が環状当接部43の開口を通過すると、フランジ傾斜面25aと、環状突起31の突起傾斜面31aとが接触する。
図8に示すように、引き続き押付操作を継続すると、突起傾斜面31aがフランジ傾斜面25aに沿って相対的に奥方向側に移動する。これにより、固定部材28が第1ピース28aと第2ピース28bとに分割してその内径が次第に拡大する。また、この拡大に伴う内側からの押圧によって固定部材収容穴35も次第に拡径変形する。このように、フランジ25等の挿入に伴い、栓本体29を弾性変形させながら第1〜第2ピース28a,28bの内径が一時的に拡大することにより、環状突起31がフランジ25を乗り越えることができる。
図9に示すように、環状突起31がフランジ25を乗り越えると、固定部材収容穴35は元の形状に復元する。これにより、第1〜第2ピース28a,28bが合体して固定部材28になるとともに、環状突起31がフランジ25に係合する。以上で鉗子栓21の装着が完了する。そして、処置具14が鉗子栓21から鉗子チャンネル16に挿入されて各種の処置が施された後に、鉗子栓21の取り外し処理が開始される。
[鉗子栓の取外し処理]
図10に示すように、鉗子栓21を口金20から取り外す際には、栓本体29に対し前方向に向けて引っ張り操作がなされる。これにより、栓本体29は前方向に移動する。これに対して、固定部材28は、環状突起31がフランジ25に係合しているので、口金先端部20bに固定される。このため、環状当接部43の前方向への移動が環状突起31により規制されるので、環状当接部43は栓本体29に対して相対的に奥方向側に移動する。
図11に示すように、環状当接部43が栓本体29に対して相対的に奥方向側に移動すると、両接続部44に対して奥方向側に向かう力が加えられるので、両接続部44が次第に伸びる。そして、引っ張り操作が継続すると、両接続部44に対して加えられる力が次第に増加するとともに、両接続部44の伸びも次第に増加する。
図12に示すように、両接続部44に対して一定以上の力が加えられて、両接続部44の伸びが限界を超えると、両接続部44が破断する(図中の点線円で表示)。これにより、栓本体29による固定部材28の保持が解除される。なお、両接続部44の破断箇所は図中に示した部分に限定されず、接続部44のいずれかで発生する。また、2箇所の接続部44のうちの一方だけが破断する場合もある。
図13に示すように、両接続部44が破断することで、固定部材28を口金先端部20bに残した状態で、栓本体29のみが口金先端部20bから取り外される。図14に示すように、固定部材28は2ピース化されているので、第1ピース28aと第2ピース28bとに分割することにより、口金先端部20bから簡単に取り外すことができる。また、環状当接部43についても、口金先端部20bやフランジ25には係合してないので、簡単に取り外すことができる。以上で鉗子栓21の取り外し処理が全て完了する。
栓本体29に対する引っ張り操作により自動的に両接続部44を破断させて、鉗子栓21の各部を口金20から取り外すことができるので、この引っ張り操作とは別に鉗子栓21の一部を破壊する破壊操作を行う必要がなくなる。また、引っ張り操作を行った後に、鉗子栓21の一部が口金20に係合した状態で残ることも無くなる。その結果、鉗子栓21の取り外しを簡単に行うことができる。
また、口金20から取り外された栓本体29は、両接続部44の少なくとも一方が破断しているため、再び固定部材28を固定部材収容穴35内に保持することができない。このため、固定部材28を口金先端部20bに再度固定させることができないので、鉗子栓21の再使用が防止される。
上記実施形態では、口金20にフランジ25を設けるとともに、フランジ25に係合する環状突起31を固定部材28の内面に設けているが、固定部材28を口金20の外周面に係合させることができれば、口金20に設ける被係合部の種類、及び固定部材28の内面に設ける係合部の種類は特に限定はされない。
上記実施形態では、環状当接部43が2箇所の接続部44によって固定部材収容穴35に接続されているが、3箇所以上で接続されていてもよい。
上記実施形態では、固定部材保持部42が環状当接部43と接続部44とから構成されているが、固定部材28を固定部材収容穴35内に保持するとともに、栓本体29に対して引っ張り操作がなされたときに破断して固定部材28の保持を解除するものであればその種類は特に限定はされない。
上記実施形態では、2ピース化されている固定部材28を例に挙げて説明を行ったが、3以上のピースに分割されている固定部材を用いてもよい。
上記実施形態では、鉗子口17の口金20に装着される鉗子栓21を例に挙げて説明を行ったが、鉗子口17の開口部17aに直に装着される鉗子栓に対しても本発明を適用することができる。
上記実施形態では、鉗子チャンネル16に通じる口金20に装着される鉗子栓21を例に挙げて説明を行ったが、例えば吸引チャンネル、送気送水チャンネルなどの内視鏡10の内部に配設される各種のチャンネルや管路に通じる口部に装着される栓体に本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、気管に挿入する内視鏡10を例に挙げて説明を行ったが、例えば大腸に挿入される大腸内視鏡等の各種医療用内視鏡や、工業用途などの他の用途に使用される内視鏡などにも本発明を適用することができる。
10 内視鏡
16 鉗子チャンネル
17 鉗子口
20 鉗子口口金
21 鉗子栓
25 フランジ
28 固定部材
28a,28b 第1〜第2ピース
29 栓本体
31 環状突起
31a 突起傾斜面
35 固定部材収容穴
42 固定部材保持部
43 環状当接部
44 接続部

Claims (10)

  1. 内視鏡の外面に設けられた、内視鏡内のチャンネルに通じる略筒状の口部に装着される栓体において、
    前記口部が挿入される挿入穴と、前記挿入穴に連なる内壁に形成され、前記口部の外周面に係合する係合部とを有するとともに、前記挿入穴の周方向に沿って複数に分割されている略筒状の固定部材と、
    前記固定部材を合体した状態で収容する収容穴を有し、前記固定部材を介して前記口部に装着される栓本体と、
    前記栓本体に設けられ、前記固定部材を前記収容穴に収容した状態で保持するとともに、前記栓本体が前記口部の手前側に向けて引っ張り操作されたときに破断して、前記固定部材の保持を解除する固定部材保持部と、
    を備えることを特徴とする栓体。
  2. 前記係合部は、前記挿入穴の内面にその周方向に沿って形成され、かつ前記周方向に沿って複数に分割された環状突起であり、
    前記環状突起は、前記口部の外周面に形成されたフランジに係合することを特徴とする請求項1記載の栓体。
  3. 前記環状突起は、その内径が前記口部の外径以上で前記フランジの外径未満に形成されていることを特徴とする請求項2記載の栓体。
  4. 前記固定部材保持部は、前記収容穴の開口上に設けられ、前記環状突起に当接する環状の当接部と、前記収容穴の開口周縁部と前記当接部とを複数箇所で接続する接続部とを有しており、
    前記栓本体に対して前記引っ張り操作がなされたときに、前記接続部が破断することを特徴とする請求項2または3記載の栓体。
  5. 前記栓本体は弾性材料で形成されており、
    前記収容穴は、前記口部が前記挿入穴に挿入される際に、前記環状突起が前記フランジに当接してから当該フランジを乗り越えるまでの間は、前記フランジにより前記環状突起が径方向に広げられることに伴い拡径変形し、前記環状突起が前記フランジを乗り越えたときに元の形状に復元することを特徴とする請求項2ないし4いずれか1項記載の栓体。
  6. 前記環状突起には、前記手前側の方向とは反対方向側の開口周縁部を切り欠いてなる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2ないし5いずれか1項記載の栓体。
  7. 前記固定部材は剛性材料で形成されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の栓体。
  8. 前記固定部材は、前記口部の周方向に沿って2分割されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載の栓体。
  9. 被検体内に挿入される挿入部の基端部に接続された操作部と、
    前記操作部の外表面に設けられかつ前記挿入部内に挿通されたチャンネルに通じる略筒状の口部と、
    前記口部に装着される請求項1ないし8いずれか1項記載の栓体と、
    を備えることを特徴とする内視鏡。
  10. 前記チャンネルは、処置具が挿通される処置具チャンネルであることを特徴とする請求項9記載の内視鏡。
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