JP5398830B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

この発明は、界磁と、この界磁に対向した電機子とを備えたリニアモータに関する。
従来、板形状の基部およびこの基部に並べられた複数の磁石を有した界磁と、この界磁に対向して設けられ、磁石に対向した電機子コアおよびこの電機子コアに設けられたコイルを有し、磁石の並べられた方向に沿って移動する電機子とを備えたリニアモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
基部には、磁石が並べられた方向に垂直であって磁石に対向した電機子コアの対向面に平行な直線に沿った両端部に、磁石の並べられた方向に沿って、複数の取付孔が形成されている。これらの取付孔に締結ボルトを通して、界磁が支持部材に取り付けられる。
特表2000−501274号公報
磁石から飛び出して電機子コアに鎖交する磁束の量を増大させるために、磁石が並べられた方向に垂直であって磁石に対向した電機子コアの対向面に平行な直線に沿った磁石の寸法を、この直線に沿った電機子コアの寸法より大きくさせることが考えられる。
しかしながら、このものの場合、磁石が並べられた方向に垂直であって磁石に対向した電機子コアの対向面に平行な直線に沿った磁石の寸法を、この直線に沿った電機子コアの寸法より大きくさせるためには、この直線に沿った取付孔間の寸法を大きくしなければならない。
その結果、この直線に沿った基部の寸法が大きくなってしまい、リニアモータが大型化してしまうという問題点があった。
この発明は、電機子コアに鎖交する磁石からの磁束の量を増大させるとともに、大型化することを抑制することができるリニアモータを提供するものである。
この発明に係るリニアモータは、基部およびこの基部に並べられた複数の磁石を有した界磁と、前記磁石に対向した電機子コアおよびこの電機子コアに設けられたコイルを有し、前記磁石が並べられた方向に沿って前記界磁に対して移動する電機子とを備え、前記界磁は、互いに対向するように一対に設けられ、前記電機子は、各前記界磁の間に設けられ、前記磁石が並べられた方向に沿って視たときに、前記磁石に対向した前記電機子コアの対向面の全領域が前記磁石に対向し、前記対向面に垂直な方向に沿って視たときに、複数の前記磁石の内、一部は前記磁石が並べられた方向に対して交差する直線に沿って前記電機子コアに対して一方向にずれて一端部が前記電機子コアから突出し、残りは前記電機子コアに対して前記一方向に反対の方向にずれて一端部が前記電機子コアから突出し、前記基部には、前記磁石から前記磁石のずれ方向に反対の方向にある領域に取付孔が形成されており、各前記界磁における前記磁石は、互いに対向し、互いに対向した各前記磁石は、ずれ方向が互いに反対方向である。
この発明に係るリニアモータによれば、磁石が並べられた方向に沿って視たときに、電機子コアの対向面の全領域が磁石に対向し、磁石に対向した電機子コアの対向面に垂直な方向に沿って視たときに、複数の磁石の内、一部は磁石が並べられた方向に対して交差する直線に沿って電機子コアに対して一方向にずれて一端部が電機子コアから突出し、残りは電機子コアに対して一方向に反対の方向にずれて一端部が電機子コアから突出し、基部には、磁石から磁石のずれ方向に反対の方向にある領域に取付孔が形成されているので、磁石が並べられた方向に垂直であって磁石に対向した電機子コアの対向面に平行な直線に沿った磁石の寸法を、この直線に沿った電機子コアの寸法より大きくさせて、電機子コアに鎖交する磁石からの磁束の量を増大させることができ、さらに、基部の寸法が大きくなることを抑制してリニアモータが大型化することを抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係るリニアモータを示す平面図である。 図1のリニアモータを示す正面図である。 図1のA方向に沿って磁石の寸法と電機子コアの寸法とが等しい場合のリニアモータの要部を示す側面図である。 図1のリニアモータの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係るリニアモータの変形例を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係るリニアモータを示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係るリニアモータの逆起電力の増加率を示す図である。 この発明の実施の形態4に係るリニアモータを示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係るリニアモータを示す斜視図である。 図9のX−X線に沿った矢視断面図である。 図9の対向した磁石がA方向に沿って同一方向へずれている場合のリニアモータを示す斜視図である。 図11のXII−XII線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態6に係るリニアモータの界磁を示す平面図である。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態に係るリニアモータを示す平面図、図2は図1のリニアモータを示す正面図である。
この実施の形態に係るリニアモータは、界磁1と、この界磁1に対向した電機子2とを備えている。
界磁1は、平板形状の基部3と、直線に沿って等間隔に基部3に並べられた複数の磁石4とを有している。各磁石4は、全てが同一の直方体形状に形成されている。
電機子2は、磁石4に対向した電機子コア5と、この電機子コア5に設けられたコイル6とを有している。
電機子2は、界磁1との間の距離を所定のギャップ長に保ったまま、磁石4が並べられた方向に沿って電機子2を案内する案内装置(図示せず)に支持されている。
電機子コア5は、コイル6への通電によって磁化される。電機子2は、電機子コア5と磁石4との間に発生する磁力を利用して、磁石4が並べられた方向に沿って界磁1に対して移動する。
基部3は、鉄から構成されている。なお、基部3は、鉄に限らず、周囲の磁界によって磁化する材料であればよい。
磁石4は、隣り合う極が互いに異なるように配置されている。
この実施の形態では、磁石4が並べられた方向つまり電機子2の移動方向に垂直であって、磁石4に対向した電機子コア5の対向面5aに平行な直線に沿った一方向をA方向とする。なお、他の実施の形態においても、同様とする。
各磁石4は、長手方向がA方向に沿っている。各磁石4のA方向に沿った寸法L2が、A方向に沿った電機子コア5の寸法L1より大きくなっている。
対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、隣り合う磁石4は、電機子コア5に対して、A方向に沿って互いに反対方向へ同じ量だけずれている。なお、隣り合う磁石4のずれ量は、同一でなくてもよい。
各磁石4が電機子コア5に対して同一の量だけずれているので、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、各磁石4の一端部4aは電機子コア5からA方向に沿って均等に突出している。なお、各磁石4の一端部4aは、A方向に限らず、電機子コア5の対向面5aに垂直な方向から視たときに磁石4が並べられた方向に対して交差する直線に沿って、電機子コア5から突出すればよい。
各磁石4の他端部4bと、A方向に沿った電機子コア5の端部とは、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石4が並べられた方向に沿った同一直線上にある。
したがって、磁石4が並べられた方向に沿って視たときに、電機子コア5の対向面5aの全領域が磁石4に対向している。
なお、各磁石4の他端部4bは、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、電機子コア5から突出してもよい。ただし、この場合、他端部4bの突出量は一端部4aの突出量より小さくする。
基部3には、締結ボルト(図示せず)が通る複数の取付孔3aが各磁石4を避けて形成されている。界磁1は、取付孔3aに通された締結ボルトによって支持部材(図示せず)に取り付けられる。
この取付孔3aは、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石4から磁石4のずれ方向に反対の方向にある基部3の領域に形成されている。また、この取付孔3aの一部は、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、各磁石4の突出側の一端部4a間を通った直線よりも、A方向に沿って基部3の内側へ入り込んでいる。
これにより、A方向に沿った磁石4の寸法L2を、A方向に沿った電機子コア5の寸法L1より大きくさせているにもかかわらず、A方向に沿った取付孔3a間の寸法L3が大きくなることを抑制することができる。
次に、A方向に沿った磁石4の寸法L2を、A方向に沿った電機子コア5の寸法L1より大きくさせることによる効果について説明する。
図3はA方向に沿って磁石4の寸法L2と電機子コア5の寸法L1とが等しい場合のリニアモータの要部を示す側面図、図4は図1のリニアモータの要部を示す側面図である。
A方向に沿って磁石4の寸法L2と電機子コア5の寸法L1とが等しい場合には、電機子コア5の端部に対向した磁石4の領域からの磁束が電機子コア5に鎖交することなく基部3に到達している。
これに対して、この実施の形態に係るリニアモータでは、電機子コア5の端部に対向した磁石4の領域からの磁束が電機子コア5に鎖交するようになり、電機子コア5に鎖交する磁束の量が増大する。
その結果、コイル6に発生する逆起電力を増加させることができる。
次に、この実施の形態に係るリニアモータの基部3に発生する最大撓みDについて説明する。
界磁1と電機子2との間には、磁力によって互いに吸引力が働いている。そのため、基部3は、A方向に沿った中間部が電機子2に向かって撓む。
界磁1と電機子2とが互いに対向している領域のみを考慮すると、界磁1と電機子2との間に働く吸引力は、A方向に沿った取付孔3a間に渡ってほぼ均等に荷重が加えられるので、基部3の最大撓みDは、下記の式(1)によって計算される。
D∝(w×L34)/(384×E×I) (1)
ここで、wは単位長さ当りの荷重、Eは基部3の縦弾性係数、Iは断面2次モーメントである。
なお、wは界磁1と電機子2との間に働く吸引力および重力の単位長さ当りの換算値である。また、Eは基部3の材料によって決まる係数である。
上記の式(1)において、Iは、基部3の断面形状によって決まるものであり、長方形断面の場合は、基部3の厚みhおよび幅bを用いて、下記の式(2)によって計算される。
I=(1/12)×b×h3 (2)
上記の式(2)を上記の式(1)へ代入することにより、下記の式(3)が得られる。
D∝(w×L34)/(384×E×b×h3) (3)
上記の式(3)からわかるように、L3が大きいほど、最大撓みDが大きくなる。最大撓みDが大きくなることで、界磁1と電機子2とが擦れあって、界磁1および電機子2の少なくとも一方が破損してしまうことが考えられる。
従来のリニアモータでは、A方向に沿った取付孔3a間の寸法L3が大きくなってしまうので、最大撓みDが大きくなることを抑制するために、基部3の厚みhを大きくしなければならい。
したがって、従来のリニアモータでは、界磁1が大型化してしまい、リニアモータの重量が大きくなってしまう。
これに対して、この実施の形態に係るリニアモータでは、A方向に沿った取付孔3a間の寸法L3が大きくなることを抑制することができるので、基部3の厚みhを小さくした場合であっても、従来のリニアモータのとほぼ等しい最大撓みDに設計することができる。
具体的には、従来のリニアモータでは、L3=50mm、h=10mmであった場合に、この実施の形態に係るリニアモータでは、L3=40mmとした場合に、従来のリニアモータの基部3とほぼ等しい最大撓みDとなるのは、h=7.4mmとなったときである。
このように、基部3の厚みhを小さくすることができるので、リニアモータを設置するためのスペースを小型化することができ、また、リニアモータの軽量化を図ることができる。
以上説明したように、この実施の形態に係るリニアモータによれば、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、複数の磁石4の内、一部は電機子コア5に対してA方向にずれて一端部4aが電機子コア5から突出し、残りは電機子コア5に対してA方向に反対の方向へずれて一端部4aが電機子コア5から突出し、基部3には、磁石4から磁石4のずれ方向に反対の方向にある領域に取付孔3aが形成されているので、A方向に沿った磁石4の寸法L2を、A方向に沿った電機子コア5の寸法L1より大きくさせて、電機子コア5に鎖交する磁石4からの磁束の量を増大させることができ、さらに、基部3の寸法L3が大きくなることを抑制してリニアモータが大型化することを抑制することができる。
また、基部3が板形状とした場合であっても、A方向に沿った取付孔3a間の寸法L3が大きくなることを抑制することができるので、基部3の最大撓みDを低減させる必要がなく、その結果、基部3の厚みhが大きくなることを抑制することができる。
また、互いに隣り合う磁石4のそれぞれのずれ方向が互いに反対方向であるので、各取付孔3aは、磁石4の移動方向に沿って各磁石4の近傍に配置することができる。
その結果、取付孔3aを電機子2の移動方向に沿って等間隔に形成することができる。また、取付孔3aを多く形成することができる。
また、対向面5aに垂直な方向から視たときに、磁石4の他端部4bと、A方向に沿った電機子コア5の端部とが、磁石4が並べられた方向に沿った同一直線上にあるので、A方向に沿った取付孔3a間の寸法L3を最も小さくすることができる。
なお、この実施の形態では、磁石4が並べられた方向に沿った界磁1の寸法が同じ方向に沿った電機子2の寸法より大きいリニアモータについて説明したが、勿論このものに限らず、磁石4が並べられた方向に沿った界磁1の寸法が同じ方向に沿った電機子2の寸法より小さいリニアモータであってもよい。
また、この実施の形態では、各取付孔3aが磁石4の移動方向に沿って各磁石4の近傍に配置されたリニアモータについて説明したが、図5に示すように、取付孔3aの数を減少させてもよい。
実施の形態2.
図6はこの実施の形態に係るリニアモータを示す平面図である。
この実施の形態に係るリニアモータは、並んだ2個の磁石4から構成された磁石群7を界磁1が複数有している。
電機子コア5の対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石群7は、電機子コア5に対してA方向に沿ってずれている。つまり、磁石群7の各磁石4は、互いに同一方向にずれて、電機子コア5の対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、各磁石4の一端部4aが電機子コア5から突出している。
対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、隣り合う磁石群7は、電機子コア5に対して、A方向に沿って互いに反対方向へ同じ量だけずれている。なお、隣り合う磁石群7のずれ量は、同一でなくてもよい。
基部3に形成された取付孔3aは、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石群7から磁石群7のずれ方向に反対の方向にある基部3の領域に形成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この実施の形態に係るリニアモータによれば、ずれ方向が同一方向となっている各磁石4の内、少なくとも何れかが互いに隣り合っているので、界磁1および電機子2に働くA方向に沿った力の脈動周波数を変更することができる。
その結果、リニアモータを使用する機械装置の固有振動数を避けることができる。
なお、この実施の形態では、並んだ2個の磁石4から構成された磁石群7について説明したが、並んだ3個以上の磁石4から構成された磁石群7であってもよい。
実施の形態3.
図7はこの実施の形態に係るリニアモータの逆起電力の増加率を示す図である。なお、図7では、A方向に沿った電機子コア5の寸法L1がA方向に沿った磁石4の寸法L2と等しい場合を零%として計算している。図7に示す破線は、逆起電力を示すグラフの直線性を比較するための参照直線である。
この実施の形態に係るリニアモータは、電機子コア5の対向面5aに垂直な方向から視たときに、磁石4の一端部4aが電機子コア5から突出した突出長(L2−L1)は、界磁1と電機子2との間のギャップ長gapの5倍以下となっている。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
なお、実施の形態2と同様にしてもよい。
図7に示すように、ギャップ長gapに対する磁石4の突出長(L2−L1)の割合が500%以下の場合では、コイル6に発生する逆起電力の増加率は、ほぼギャップ長gapに対する磁石4の突出長(L2−L1)の割合に比例する。
ギャップ長gapに対する磁石4の突出長の割合が500%よりも大きい場合では、さらに突出長(L2−L1)を大きくしても、逆起電力はほとんど増加しない。
これは、突出長(L2−L1)を大きくしても、磁石4からの磁束が電機子コア5の鎖交せずに漏洩してしまうことによる。
なお、電機子コア5の対向面5aに垂直な方向から視たときに、磁石4の一端部4aが電機子コア5から突出した突出長(L2−L1)を、界磁1と電機子2との間のギャップ長gapの3倍以下とすることが特に望ましい。
以上説明したように、この実施の形態に係るリニアモータによれば、対向面5aに垂直な方向から視たときに、磁石4の一端部4aが電機子コア5から突出した突出長(L2−L1)は、界磁1と電機子2との間のギャップ長gapの5倍以下であるので、突出長(L2−L1)を増加させることで、効果的にコイル6に発生する逆起電力を増加させることができる。
実施の形態4.
図8はこの実施の形態に係るリニアモータを示す平面図である。
この実施の形態に係るリニアモータは、磁石4がA方向に対して所定の角度だけ傾斜している。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
なお、実施の形態2または実施の形態3と同様にしてもよい。
この実施の形態に係るリニアモータによれば、磁石4がA方向に対して所定の角度だけ傾斜しているので、コギングトルクを低減させることができる。
実施の形態5.
図9はこの実施の形態に係るリニアモータを示す斜視図、図10は図9のX−X線に沿った矢視断面図である。
この実施の形態に係るリニアモータは、互いに対向した一対の界磁1と、各界磁1の間に設けられた電機子2とを備えている。
電機子2は、それぞれの界磁1に対向している。
各界磁1は、実施の形態1と同様に、平板形状の基部3と、この基部3に並べられた複数の磁石4とを有している。
各界磁1は、磁石4が並べられた方向が互いに同一方向になっている。
実施の形態1と同様に、磁石4が並べられた方向に垂直であって、磁石4に対向した電機子コア5の対向面5aに平行な直線に沿った一方向をA方向とする。
対向した界磁1における各磁石4は、互いに対向している。また、対向した界磁1における各磁石4は、電機子コア5に対して、A方向に沿って互いに反対方向へずれ、電機子コア5の対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、各磁石4の一端部4aが電機子コア5から突出している。
各界磁1は、対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石4から磁石4のずれ方向に反対の方向にある基部3の領域に取付孔3aが形成されている
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
なお、その他の構成は、実施の形態2ないし実施の形態4のいずれかと同様にしてもよい。
次に、この実施の形態に係るリニアモータにおける電機子コア5に働くA方向に沿った力について説明する。
電機子コア5には、磁石4による吸引力が働く。対向面5aに垂直な方向に沿って視たときに、磁石4の中心が電機子コア5の中心に対して、A方向に沿ってずれているので、図10に示すように、各磁石4は、磁石4による吸引力の方向は、対向面5aに垂直な方向からA方向に傾斜している。
しかしながら、対向した各磁石4は、A方向に沿って互いに反対方向へずれているので、各磁石4が電機子コア5を吸引する吸引力のA方向に沿った成分は打ち消される。
したがって、電機子コア5が磁石4に吸引されることによるA方向の移動が抑制される。
これに対して、図11に示すように、対向した各磁石4が、A方向に沿って互いに同一方向へずれた場合には、図12に示すように、各磁石4が電機子コア5を吸引する吸引力のA方向に沿った成分は打ち消されない。
隣り合う磁石4は、互いにずれ方向が反対の方向であるので、例えば、電機子コア5に対向している磁石4が偶数個の場合には、各磁石4電機子コア5を吸引する吸引力のA方向に沿った成分は打ち消される。
しかしながら、電機子コア5に対向している磁石4が奇数個の場合には、各磁石4が電機子コア5を吸引する吸引力のA方向に沿った成分は完全には打ち消されずに残ってしまう。
その結果、電機子コア5には、A方向に沿った力が働く。
以上説明したように、この実施の形態に係るリニアモータによれば、界磁1は互いに対向するように一対に設けられ、電機子2は各界磁1の間に設けられ、各界磁1における磁石4は、互いに対向し、互いに対向した各磁石4は、ずれ方向が互いに反対方向であるので、対向した各磁石4が電機子コア5を吸引する吸引力のA方向に沿った成分を打ち消すことができる。
実施の形態6.
図13はこの実施の形態に係るリニアモータの界磁1を示す平面図である。
この実施の形態に係るリニアモータは、界磁1が基部3とともに磁石4を覆ったカバー8をさらに有している。
これにより、界磁1と電機子2との間に異物が挟みこまれることを抑制することができる。また、磁石4に異物が接触することを防ぐことができる。
カバー8には、基部3の取付孔3aに連通した貫通孔8aが形成されている。
締結ボルト(図示せず)を貫通孔8aおよび取付孔3aに通して、界磁1を支持部材(図示せず)に取り付けられる。
カバー8は、非磁性材料であるアルミから構成されている。なお、カバー8は、アルミに限らず、オーステナイト系のステンレスまたはプラスチック等から構成されてもよい。
これにより、磁石4と締結ボルトとが接触することを防ぐことができる。また、締結ボルトとカバー8とが互いに吸引することを防ぐことができる。また、磁石4からの磁束がカバー8を通過して電機子コア5に鎖交させることができる。
なお、カバー8はプラスチックから構成されるのが望ましい。プラスチックは、鉄等と比較して、容易に貫通孔8aを形成することができる。
以上説明したように、この実施の形態に係るリニアモータによれば、基部3とともに磁石4を覆ったカバー8をさらに備えているので、界磁1を支持部材に取り付ける際に、締結ボルトが磁石4に吸引されても、締結ボルトが磁石4に接触することが防止され、磁石4が破損することを抑制することができる。
1 界磁、2 電機子、3 基部、3a 取付孔、4 磁石、4a 一端部、4b 他端部、5 電機子コア、5a 対向面、6 コイル、7 磁石群、8 カバー、8a 貫通孔。

Claims (6)

  1. 基部およびこの基部に並べられた複数の磁石を有した界磁と、
    前記磁石に対向した電機子コアおよびこの電機子コアに設けられたコイルを有し、前記磁石が並べられた方向に沿って前記界磁に対して移動する電機子とを備え、
    前記界磁は、互いに対向するように一対に設けられ、
    前記電機子は、各前記界磁の間に設けられ、
    前記磁石が並べられた方向に沿って視たときに、前記磁石に対向した前記電機子コアの対向面の全領域が前記磁石に対向し、
    前記対向面に垂直な方向に沿って視たときに、複数の前記磁石の内、一部は前記磁石が並べられた方向に対して交差する直線に沿って前記電機子コアに対して一方向にずれて一端部が前記電機子コアから突出し、残りは前記電機子コアに対して前記一方向に反対の方向にずれて一端部が前記電機子コアから突出し、前記基部には、前記磁石から前記磁石のずれ方向に反対の方向にある領域に取付孔が形成されており、
    各前記界磁における前記磁石は、互いに対向し、互いに対向した各前記磁石は、ずれ方向が互いに反対方向であることを特徴とするリニアモータ。
  2. 互いに隣り合う前記磁石のそれぞれのずれ方向は、互いに反対方向であることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. ずれ方向が同一方向となっている各前記磁石の内、少なくとも何れかが互いに隣り合っていることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  4. 前記対向面に垂直な方向から視たときに、前記磁石の他端部と、前記磁石が並べられた方向に垂直な方向についての前記電機子の端部とが、前記磁石が並べられた方向に沿った同一直線上にあることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  5. 前記対向面に垂直な方向から視たときに、前記磁石の前記一端部が前記電機子コアから突出した突出長は、前記界磁と前記電機子との間のギャップ長の5倍以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか1項に記載のリニアモータ。
  6. 前記界磁は、前記基部とともに前記磁石を覆ったカバーをさらに有していることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか1項に記載のリニアモータ。
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