JP2000209839A - 可動巻線型リニアモ―タ - Google Patents

可動巻線型リニアモ―タ

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JP2000209839A
JP2000209839A JP11006390A JP639099A JP2000209839A JP 2000209839 A JP2000209839 A JP 2000209839A JP 11006390 A JP11006390 A JP 11006390A JP 639099 A JP639099 A JP 639099A JP 2000209839 A JP2000209839 A JP 2000209839A
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Akio Sakai
明雄 坂井
Yuji Nitta
裕治 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のリニアモータで、搬送物支持体のスト
ローク方向への移動と、搬送物支持体のストローク方向
に対する垂直方向の振動の防止と、搬送物支持体のスト
ローク方向に対する垂直方向の位置の微調整を行うこと
ができる可動巻線型リニアモータを提供する。 【解決手段】 固定部1の両ヨーク2a、2bに固定さ
れた永久磁石4a、4bを、隣り合う永久磁石4a、4
bごとに交互に上下に長くして千鳥足状に並設するとと
もに、可動部の3相巻線の外周に単相巻線を配置する。
これにより、搬送物支持体に対して、ストローク方向に
対する垂直方向に力が作用するので、搬送物支持体のス
トローク方向に対する垂直方向の振動を防止することが
できる。また、搬送物支持体の可動時の位置をストロー
ク方向に対して垂直方向に微調整して、適切な位置にす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動巻線型のリニ
アモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可動巻線型のリニアモータは、図
5および図6に示すように構成されている。図5は可動
巻線型リニアモータの固定部を示しており、固定部1
は、平板状のヨーク2a、2bを空隙を介して対向する
ように、ヨークベース3に固定するとともに、それぞれ
のヨーク2a、2bの対向する面に、永久磁石4a、4
bを、矢印で示すストローク方向に同じピッチ寸法でN
S極が交互になるように、かつ、対向するそれぞれの極
が異なるように固定して構成している。図6は可動巻線
型リニアモータの可動部を示しており、可動部5は、平
板状の芯金6の両面に、電気角120°の位相差を持つ
3相巻線7a、7bを等間隔に並べて取付けるととも
に、前記芯金6ごと樹脂8でモールドし、さらに、図示
しない搬送物を支持する搬送物支持体9と一体に固定し
ている。このような構成の可動巻線型リニアモータにお
いて、前記3相巻線5に、所定の位相に同期した3相平
衡電流を流すと、3相巻線5に磁束が発生し、この磁束
と固定部のヨーク2a、2bに固定されている永久磁石
4a、4bとの電磁作用により、可動部5とともに搬送
物支持体9がストローク方向へ移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の可動
巻線型リニアモータは、可動部5が、固定部1内におい
てストローク方向への移動だけしかできず、搬送物支持
体9をストローク方向に対して垂直方向に振動しないよ
うに移動させることができなかった。また、搬送物支持
体9の位置をストローク方向に対して垂直方向に微調整
させることができなかった。そのため、これらの動作を
付加させる場合は、ストローク方向に対して垂直方向に
動作するようにした別のリニアモータを可動部5に取り
付ける必要があった。本発明は、これらの問題を解消す
るためになされたもので、1台のリニアモータで、搬送
物支持体のストローク方向への移動と、搬送物支持体の
ストローク方向に対する垂直方向の振動の防止と、搬送
物支持体のストローク方向に対する垂直方向の位置の微
調整を行うことができる可動巻線型リニアモータを提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、2つの平板状のヨークを空隙を介して
対向するように、ヨークベースに固定するとともに、そ
れぞれのヨークの対向する面に、永久磁石を、ストロー
ク方向に同じピッチ寸法でNS極が交互になるように、
かつ、対向するそれぞれの極が異なるように固定して構
成した固定部と、平板状の芯金の両面に、電気角120
°の位相差を持つ3相巻線を等間隔に並べて取付けると
ともに、前記芯金ごと樹脂でモールドし、さらに、搬送
物支持体と一体に固定して構成した可動部とからなる可
動巻線型リニアモータにおいて、前記両ヨークに固定さ
れた永久磁石を、隣り合う永久磁石ごとに交互に上下に
長くして千鳥足状に並設するとともに、前記可動部5の
3相巻線の外周に単相巻線を配置するようにしたもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図1から図4は、本発明の実施例を
示す可動巻線型リニアモータの構造図で、図1は固定部
の斜視図、図2はヨークの内側からみた側面図、、図3
は可動部の斜視図、図4は可動部における3相巻線と単
相巻線の関係を示す側面図である。図5および図6と同
一のものは、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の可動巻線型リニアモータは、基本的な構成は従
来の可動巻線型リニアモータと同一であるが、固定部1
と可動部5が次の点で異なっている。すなわち、固定部
1は、ヨーク2a、2bをストローク方向に対して垂直
方向に長くするとともに、両ヨーク2a、2bに固定さ
れた永久磁石4a、4bを、隣り合う永久磁石4a、4
bごとに交互に上下に長く延ばして千鳥足状に並設した
点で異なっている。また、可動部5は、前記芯金6をス
トローク方向に対して垂直方向に長くするとともに、前
記芯金6に固定した3相巻線7a、7bの外周に単相巻
線10a、10bを配置した点で異なっている。前記可
動部5においては、3相巻線7a、7bは、前記永久磁
石4a、4bの高さのずれのない範囲の磁束と鎖交する
ように、等間隔で並べられており、また、前記単相巻線
10a、10bは、前記永久磁石4a、4bの高さのず
れた範囲の磁束と鎖交し、かつ磁極ピッチの偶数倍の寸
法で折り返すように前記3相巻線7a、7bを囲んで配
設されている。なお、3相巻線7a7bと単相巻線10
a、10bは、前記芯金6ごと樹脂8でモールドされて
いる。このような構成において、固定部1の永久磁石4
a、4bによる磁束分布は、永久磁石4a、4bの高さ
のずれのない範囲では、従来の可動巻線型リニアモータ
と同様であり、可動部5の3相巻線7a、7bに、所定
の位相に同期した3相平衡電流を流すと、3相巻線7
a、7bに磁束が発生し、この磁束と前記永久磁石4
a、4bの高さのずれのない範囲の磁束による電磁作用
により、可動部5が搬送物支持体9とともにストローク
方向へ移動する。固定部1の永久磁石4a、4bの高さ
のずれた範囲の磁束分布は、図2の磁極配列をみればわ
かるように、ストローク方向に対して垂直方向に、上が
N極、下がS極となる。可動部5に3相巻線7a、7b
を囲むように配置された単相巻線10a、10bに直流
電流を流すと、単相巻線10a、10bに磁束が発生
し、固定部1の永久磁石4a、4bの高さのずれた範囲
の磁束との電磁作用により、ストローク方向に対して垂
直方向に力を発生する。これにより、搬送物支持体9に
対して、ストローク方向に対する垂直方向に力が作用す
るので、搬送物支持体のストローク方向に対する垂直方
向の振動を防止することができる。また、搬送物支持体
9の可動時の位置をストローク方向に対して垂直方向に
微調整して、適切な位置にすることができる。なお、こ
の場合、単相巻線10a、10bが永久磁石4a、4b
の高さ寸法のずれのない範囲の磁束と鎖交して発生する
ストローク方向の力は、単相巻線10a、10bが磁極
ピッチの偶数倍で折り返しているので、左右で打ち消し
合い零となり、搬送物支持体9のストローク方向への動
作に悪影響を与えることはない。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、前
記両ヨークにストローク方向に異なる磁極で交互に固定
された永久磁石を、隣り合う永久磁石ごとに交互に上下
に長く延ばして千鳥足状に並設するとともに、前記可動
部の3相巻線の外周に単相巻線を配置したので、 搬送物支持体のストローク方向への移動、 搬送物支持体のストローク方向に対する垂直方向の振
動防止、 搬送物支持体のストローク方向に対する垂直方向への
位置の微調整 を1台の可動巻線型リニアモータで行うことができる大
きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における可動巻線型リニアモ
ータの固定部を示す斜視図である。
【図2】 図1の固定部におけるヨークと永久磁石の関
係を示す側面図である。
【図3】 本発明の実施例における可動巻線型リニアモ
ータの可動部を示す斜視図である。
【図4】 図3の可動部における3相巻線と単相巻線の
関係を示す側面図である。
【図5】 従来の可動巻線型リニアモータの固定部を示
す斜視図である。
【図6】 従来の可動巻線型リニアモータの可動部を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部、 2a,2b ヨーク、 3 ヨークベース、 4a、4b 永久磁石、 5 可動部、 6 芯金、 7a、7b 3相巻線、 8 樹脂、 9 搬送物支持体、 10a、10b 単相巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの平板状のヨークを空隙を介して対
    向するように、ヨークベースに固定するとともに、それ
    ぞれのヨークの対向する面に、永久磁石を、ストローク
    方向に同じピッチ寸法でNS極が交互になるように、か
    つ、対向するそれぞれの極が異なるように固定して構成
    した固定部と、平板状の芯金の両面に、電気角120°
    の位相差を持つ3相巻線を等間隔に並べて取付けるとと
    もに、前記芯金ごと樹脂でモールドし、さらに、搬送物
    支持体と一体に固定して構成した可動部とからなる可動
    巻線型リニアモータにおいて、 前記両ヨークに固定された永久磁石を、隣り合う永久磁
    石ごとに交互に上下に長くして千鳥足状に並設するとと
    もに、前記可動部の3相巻線の外周に単相巻線を配置し
    たことを特徴とする可動巻線型リニアモータ。
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