JP5396095B2 - 包材及びそれを用いたオーバーラップ包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包材及びそれを用いて被包装体をオーバーラップ包装した包装体に関するものである。
近年、即席焼きそばや即席ラーメン等のインスタント食品を収容した容器(以下、被包装体という)を個別包装する際に、予め等間隔で同一パターンの図柄や商品名等の模様印刷が施されたシュリンクフィルム(以下、包材という)をロールから繰り出し、フォーマーにより包材の両側端部同士を重ね合わせて一対のシールローラーで合掌シールすることによって筒状に形成しながら、被包袋体を筒状となった包材内に挿入すると共に、被包装体の前後の包材を順次溶断シールすることによって、被包装体を包材によって包み込み、その後加熱トンネルで収縮させることによって包材を被包装体に密着させ、被包装体を一つずつ包装するオーバーラップ包装が行われている。
この場合、通常、予め等間隔に印刷された模様印刷に同期して被包装体を包材に挿入する必要があるので、被包装体の挿入タイミングを計るためのマークが識別可能程度に包材の一方の側端部に印刷されている。
上記のようなオーバーラップ包装用の包材においては、通常、十分なシール強度を付与するために前記の合掌シールされる部分あるいは溶断シールされる部分には模様印刷などの印刷が施されていないものが用いられる。従って、非印刷部(透明部分)から容器が見えるため包装体全体の美観が損なわれるという問題があった。特に、オーバーラップ包装には薄くて、柔軟なシュリンクフィルムが用いられるので、前記シールに際しては包装機の精度によるが、厳密な位置決めを計ることは困難なため、実際のシール幅より若干の余裕をもって非印刷部を設ける必要があり、さらに、オーバーラップ包装した際に透明部分が広く残るためにオーバーラップ包装体全体の美観を大いに損ねるものであった。
このような問題を解決するために、特許文献1には、包材の合掌シール部分の一方側のフィルムには外面側に印刷を施し、他方側のフィルムには内面側に印刷を施すことが提案されている。さらに、前記他方側のフィルムの内面側の印刷は例えば縞模様にすることが挙げられている。また、特許文献2には、包材の合掌シール部分の一方側のフィルムには外面側にベタ印刷を施し、他方側のフィルムは内面側には印刷を施さないことが提案されている。
しかしながら、上記合掌シール部分のいずれか一方のフィルムの外面側には印刷を施されているので、一対のシールローラーで合掌シールする際に、シールローラーが印刷部分に直接接触し、シールローラーの熱によって印刷部分が溶融や熱劣化してフィルムから剥がれ、剥がれた部分が印刷抜けになったり、シールローラーに付着しそれがフィルムに付着して汚染したりすることがある。そのために、外観上、合掌シールされる部分はオーバーラップ包装体全体の美観を大いに損ない、またシールローラーに印刷部分が付着するという製造上の問題がある。
特開2005−178892号公報 特開2005−313944号公報
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑み、オーバーラップ包装した際に、オーバーラップ包装体の合掌シール部分及びその周辺部分に透明部分がなく美観に優れ、さらに合掌シール部分のシール強度が十分かつ均一に有することができるオーバーラップ包装用の包材及びそれを用いたオーバーラップ包装体を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく本発明者等は鋭意検討を加えた結果、オーバーラップ包装用の包材の合掌シールされる部分の内面の、一方側はドット印刷が施されており、他方側は印刷が施されていない構成とすることで上記目的を達成することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、
(1)予め模様印刷された包材の両側端部を重ね合せて合掌シールし、被包装体の前後を溶断シールした後に熱収縮させるオーバーラップ包装用の包材において、前記包材の合掌シールされる部分の内面の、一方側はドット印刷が施されており、他方側には印刷が施されていないことを特徴とする包材。
(2)前記ドット印刷が模様印刷のベースの色の近似色でなされていることを特徴とする(1)記載の包材。
(3)(1)乃至(2)のいずれかの包材を用いたことを特徴とするオーバーラップ包装体。
を要旨とするものである。
本発明の包材は、オーバーラップ包装した際に、オーバーラップ包装体の合掌シール部分及びその周辺に透明部分がないので美観に優れており、さらに、製造時にシールローラーの熱によって溶融や熱劣化した印刷部分がフィルムから剥がれてシールローラーに付着することがないという特性を有している。また、合掌シール部分の一方の内面にドット印刷が施されているので、印刷されているにもかかわらず十分なシール強度を有する合掌シールができるという特性も有している。
(a)は本発明にかかる包材の一例を示す図、(b)はドット印刷の拡大図である。 本発明にかかる包材の一例を示す図である。 (a)は本発明にかかる包材を用いたオーバーラップ包装体の斜視図、(b)は同上のオーバーラップ包装体の底面図である。 (a)は本発明にかかる包材を用いたオーバーラップ包装体の合掌シール部分をシールした直後の断面図、(b)は同上の合掌シール部分を折り曲げた状態の断面図である。
以下に本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の包材は、予め等間隔で同一パターンの図柄や商品名等の模様印刷が施された包材の両側端部を重ね合せて合掌シールし、被包装体を挿入すると共に、被包装体の前後を順次溶断シールした後に加熱トンネルで収縮させることによってオーバーラップ包装体を形成するためのものである。
模様印刷が施される包材としては、例えば10〜30μm程度の厚みの熱収縮性ポリプロピレンフィルムや熱収縮性ポリエチレンフィルムが用いられ、単層であっても多層であってもよく、適宜選択することができる。
前記包材は、図1に示すように、流れ方向に長尺の状態で供給されるようになっており、当該包材には同一の印刷パターンで繰り返し印刷が施された模様印刷が形成されていると共に、前記包材の合掌シールされる部分の重ね合わさる内面の、一方側はドット印刷が施されており、他方側には印刷が施されていないものである。なお、印刷が施されていない他方側は包材に被包装体を挿入するタイミングを計るためのマーク、例えば光電検出マークをシール強度に影響がない程度に印刷してもよい。
なお、本発明においては、前記模様印刷は、ドット印刷と同一面、すなわち内面側に施すことが好ましい。その場合、模様印刷とドット印刷が一工程でできるという利点を有している。ただ、模様印刷を外面側に施すことももちろん可能である。
前記ドット印刷とは、印刷領域を多数のドット(点状)がほぼ均一に分散するように印刷したものであり、ドットの形状は丸(○)、三角(△)、四角(□)、星形(☆)等から適宜選択することができる。また一個のドットの大きさ(直径)は小さいほど好ましく、直径は0.1〜3mm、さらに0.5〜2mmが好ましい。前記ドット印刷された領域の面積に対するドット部分の面積の割合は、シール強度と隠蔽性とを考慮すると、30〜70%、さらには40〜60%とすることが好ましい。面積割合が小さすぎると十分なシール強度が得られるものの隠蔽性が不足して容器が見えオーバーラップ包装体の美観を損なうこととなり、面積割合が大きすぎると隠蔽性が高くなり、見かけ上、あたかも全面ベタ印刷が施されたようにオーバーラップ包装体の美観に優れるものの十分なシール強度が得られないという問題が生じる。
なお、ドット印刷は模様印刷のベースの色の近似色でなされていることが好ましい。このようにすることによって、全体の色調を乱すことなく合掌シール部分及びその周辺の美観に優れた包装体が得られる。
また、前記ドット印刷の領域は少なくとも合掌シール部分となる箇所に施す必要があるが、側端部から模様印刷部の側縁までの間の必要な箇所にも施すことができる。例えば、合掌シールの端部がオーバーラップ包装体の底面の模様印刷にかかり文字が見え難い等の場合は、図1に示すように、包材の一方のフィルムの内面の合掌シール部分の側端側から模様印刷部の側縁までをドット印刷の領域とすることが挙げられる。また、包材の側端部に若干の余裕をもたせて非シール部とした場合、非シール部に印刷が施されていないとオーバーラップ包装体の美観を損なうので、図2に示すように、包材の一方のフィルムの内面の側端部から合掌シール部分の側端側付近までベタ印刷を施し、合掌シール部分の側端側から模様印刷部の側縁までをドット印刷の領域とすることが挙げられる。
なお、前記ベタ印刷もドット印刷と同様に模様印刷のベースの色の近似色でなされていることが好ましい。このようにすることによってオーバーラップ包装体の全体の色調を乱すことなく合掌シール部分及びその周辺の美観に優れた包装体が得られる。
前記模様印刷及びドット印刷はグラビア印刷などの公知の方法で施すことができる。また、模様印刷及びドット印刷に用いられる印刷インキとしては、包材に対する印刷の密着性に優れた、例えば、顔料、溶剤、塩素化ポリプロピレン等からなるバインダ及び各種添加剤等を含有する所定の印刷インキが挙げられる。また、被包装体を包み込んで加熱収縮させた際に、模様印刷が被包装体と接触し模様印刷が被包装体に部分的に剥ぎ取られることを防止するために、模様印刷の表面には塩素化ポリプロピレン、溶剤からなるコート剤やポリアミド硝化綿系樹脂からなるコート剤などをオーバーコートすることが好ましい。
前記包材を用いて包装したオーバーラップ包装体は、図3に示すように、合掌シール部分にはドット印刷が施されているので透明部分がなく美観に優れている。また、図4に示すように、ドット印刷することでドット印刷された領域中に非印刷部分が多数均一に存在するので、その部分においては包材同士が直接接した状態でシールがされることになり、内面に印刷が施されていても十分なシール強度を有するのである。
なお、被包装体としては、例えば発泡ポリスチレン等からなる深皿型容器の内部に即席ラーメンなどの食品を収容し、容器の上面開口部に蓋材によって封緘されたものが挙げられ、適宜選択することができる。
本発明によって、オーバーラップ包装した際に、合掌シール部分及びその周辺に透明部分がないので美観に優れ、かつ合掌シール部分に十分なシール強度を有するオーバーラップ包装体を提供することが可能となった。
1 包材
2 シュリンクフィルム
3 ドット印刷
4 模様印刷
5 光電検出マーク
6 ベタ印刷
7 オーバーラップ包装体
8 被包装体
9 合掌シール部分

Claims (3)

  1. 予め模様印刷された包材の両側端部を重ね合せて合掌シールし、被包装体の前後を溶断シールした後に熱収縮させるオーバーラップ包装用の包材において、前記包材の合掌シールされる部分の内面の、一方側はドット印刷が施されており、他方側には印刷が施されていないことを特徴とする包材。
  2. 前記ドット印刷が模様印刷のベースの色の近似色でなされていることを特徴とする請求項1記載の包材。
  3. 請求項1乃至2のいずれかの包材を用いたことを特徴とするオーバーラップ包装体。
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