JP5395613B2 - コンバインの運転部構造 - Google Patents
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その第1特徴構成では、
前記運転部のフロアの下方の機体横側部に固定された上側の乗降用ステップと、当該上側の乗降用ステップの下方の機体横側部に設けられて該機体横側部から機体外側に突出する使用姿勢と該機体横側部の側に折り畳んだ格納姿勢とに姿勢変更可能な下側の乗降用ステップと、を備え、
前記上側の乗降用ステップは、横外側の端部が前記防塵カバーよりも機体内側に位置するように構成し、
前記下側の乗降用ステップは、横向きの前記使用姿勢から前後向きの軸心周りでの上方への回動操作によって横外側上がりの前記格納姿勢に姿勢変更され、かつ、前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った下方側へのスライド操作による前記機体横側部との当接によって前記格納姿勢に維持されるように構成し、又、前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った上方側へのスライド操作により、前記機体横側部との当接が解除されて、前記格納姿勢から前記軸心周りでの下方の前記使用姿勢への回動操作が許容されるように構成し、
前記使用姿勢においては、そのときの前記下側の乗降用ステップにおける横外側の端部が前記防塵カバーよりも機体横外側に位置するように構成し、
前記格納姿勢においては、そのときの前記下側の乗降用ステップにおける横外側の端部が、前記防塵カバーよりも機体内側に位置するとともに、前記上側の乗降用ステップにおける横外側の端部よりも機体横外側に位置するように構成し、
前記軸心が前記フロアにおける横外側の端部よりも機体横外側に位置するように構成している。
刈取作業を行うときやコンバインの走行又は運搬を行うときには、下側の乗降用ステップを格納姿勢に変更する。このとき、下側および上側の乗降用ステップの横外側の端部が防塵カバーよりも機体内側に位置するので、上側および下側の乗降用ステップが穀稈に接触して、穀稈が乗降用ステップに絡みついたり、上側および下側の乗降用ステップが畦等に接触して、乗降用ステップが損傷することを防止できる。
前記下側の乗降用ステップは、乗員の足を載置する載置部と、前記載置部から突出する2つのアーム部とを備え、
前記機体横側部は、前後向きのピンを介して前記アーム部を前記軸心周りに回動可能に支持する支持部が取り付けられ、
前記アーム部に形成した長孔と前記ピンとから、前記下側の乗降用ステップの前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った斜め方向への上下スライド操作が可能となるように構成し、
前記アーム部の突出端が前記機体横側部に当接することにより、前記下側の乗降用ステップが前記格納姿勢に維持されるように構成している。
本発明の第3特徴構成では、
前記機体横側部は、前記下側の乗降用ステップを前記軸心周りに回動可能に支持する支持部が取り付けられ、
前記支持部は、前記軸心よりも下方の位置に、前記下側の乗降用ステップとの当接により前記下側の乗降用ステップを前記使用姿勢に維持する当接面を備えている。
本発明の第4特徴構成では、
前記下側の乗降用ステップは、乗員の足を載置する載置部における機体内側の端面が前記当接面に当接するように構成し、
前記支持部は、前後方向視においてL字状に形成して、前記当接面が最も機体横外側に位置するように構成している。
前記下側の乗降用ステップは、前記格納姿勢において前記上側の乗降用ステップの下方に入り込むように構成している。
前記上側の乗降用ステップの上面に隣接する機体横側部には、開口を有する空間を機体内側に向けて形成している。
前記空間の下方にバッテリを収容している。
平面視で、前記フロアの横外側の端部から前方に延びる直線が前記刈取部における運転部側のデバイダに重なるように、前記フロアおよび前記デバイダを配置している。
前記防塵カバーは、前記フロアの横外側の端部よりも機体外側に位置する。
〔全体構成〕
図1,図2に示すように、この自脱型のコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置Aを装備した機体フレームB(機体の一例)の前部に、穀稈を刈り取る刈取部C、作業者が運転する運転部Dを装備するとともに、その機体フレームBの後部に、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置E、脱穀した穀粒を貯留するグレンタンクF、貯留した穀粒を排出する排出オーガGを装備して構成してある。
図1,図2に示すように、前記刈取部Cは、穀稈を分草するデバイダ1、穀稈を起立姿勢に引き起こす引き起こし装置2、引き起こされた穀稈の株元側を切断するバリカン型の切断装置3、刈取られた穀稈を徐々に横倒れ姿勢に姿勢変更させながら後方に搬送する図示しない縦搬送装置等を備えている。
図1,図2に示すように、前記運転部Dは、機体フレームBの前部の右側部に配置されており、フロア5、そのフロア5の後方に位置する座席支持台6、その座席支持台6に設置された運転座席7等を備えている。
図1〜図3に示すように、前記座席支持台6は、機体フレームBの上側に配置されており、天井部6a、前側壁部6b、後側壁部6c、右側壁部6d(フロア5の下方の機体横側部12の一例)を備えている。座席支持台6の天井部6aには、運転座席7が設置されている。座席支持台6の内部には、エンジン8およびラジエータ9が収容されている。座席支持台6の右側壁6dには、ラジエータ9に空気を導入する防塵カバー10が取り付けられている。座席支持台6は、軸芯X1周りに回動可能に構成してある。これにより、座席支持台6を機体外側に回動させて、エンジン8およびラジエータ9のメンテナンスを容易に行い得る。フロア5のステップ面の高さは、エンジン8の上下中間高さよりも高く設定されて、前方の視界性を確保し易いように運転座席7が高い位置に配備されている。
図1〜図4に示すように、機体フレームBの上側で座席支持台6の前側には、フロア支持台11が配置されている。フロア支持台11は、矩形状の上面部11a(フロア5の一例)、矩形状の前側壁部11c、左側壁部11e、右側壁部11f(フロア5の下方の機体横側部12の一例)を備えている。
図3〜図6に示すように、前記フロア5の下方でかつ防塵カバー10の前隣りの機体横側部12には、上側の乗降用ステップ21及び下側の乗降用ステップ22が上下に並んで設けられている。
図5(b)に示すように、下側の乗降用ステップ22が機体横側部12の側に折り畳んだ格納姿勢のときには、ピン28の棒部28bがアーム部24の長孔24aの一端(図5(b)の紙面上端)に当接し、アーム部24の切欠部24bが機体フレームBに当接して、下側の乗降用ステップ22は格納姿勢を維持する。
左側のクローラ式走行装置Aは右側のクローラ式走行装置Aと同一の構成を備えているので、左側のクローラ式走行装置Aについてのみ説明する。
上記実施形態では、運転部Dが機体フレームBの前部の右側部に配置される構成を例示したが、このような構成に代えて、運転部Dが機体フレームBの前部の左側部に配置される構成としてもよい。
5 フロア
9 ラジエータ
10 防塵カバー
12 機体横側部
14 バッテリ
18 開口
20 空間
21 上側の乗降用ステップ
22 下側の乗降用ステップ
23 載置部
24 アーム部
24a 長孔
25 支持部
27a 当接面
28 ピン
29 端面
B 機体
C 刈取部
D 運転部
L1 直線
X2 軸心
Claims (9)
- 機体の前部に配置された刈取部と、
前記機体の前部の右側部又は左側部に配置された運転部と、
前記運転部のフロアの後方の機体横側部に設けられてラジエータに空気を導入する防塵カバーと、を備えたコンバインの運転部構造であって、
前記運転部のフロアの下方の機体横側部に固定された上側の乗降用ステップと、当該上側の乗降用ステップの下方の機体横側部に設けられて該機体横側部から機体外側に突出する使用姿勢と該機体横側部の側に折り畳んだ格納姿勢とに姿勢変更可能な下側の乗降用ステップと、を備え、
前記上側の乗降用ステップは、横外側の端部が前記防塵カバーよりも機体内側に位置するように構成し、
前記下側の乗降用ステップは、横向きの前記使用姿勢から前後向きの軸心周りでの上方への回動操作によって横外側上がりの前記格納姿勢に姿勢変更され、かつ、前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った下方側へのスライド操作による前記機体横側部との当接によって前記格納姿勢に維持されるように構成し、又、前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った上方側へのスライド操作により、前記機体横側部との当接が解除されて、前記格納姿勢から前記軸心周りでの下方の前記使用姿勢への回動操作が許容されるように構成し、
前記使用姿勢においては、そのときの前記下側の乗降用ステップにおける横外側の端部が前記防塵カバーよりも機体横外側に位置するように構成し、
前記格納姿勢においては、そのときの前記下側の乗降用ステップにおける横外側の端部が、前記防塵カバーよりも機体内側に位置するとともに、前記上側の乗降用ステップにおける横外側の端部よりも機体横外側に位置するように構成し、
前記軸心が前記フロアにおける横外側の端部よりも機体横外側に位置するように構成しているコンバインの運転部構造。 - 前記下側の乗降用ステップは、乗員の足を載置する載置部と、前記載置部から突出する2つのアーム部とを備え、
前記機体横側部は、前後向きのピンを介して前記アーム部を前記軸心周りに回動可能に支持する支持部が取り付けられ、
前記アーム部に形成した長孔と前記ピンとから、前記下側の乗降用ステップの前記格納姿勢でのその姿勢に略沿った斜め方向への上下スライド操作が可能となるように構成し、
前記アーム部の突出端が前記機体横側部に当接することにより、前記下側の乗降用ステップが前記格納姿勢に維持されるように構成している請求項1に記載のコンバインの運転部構造。 - 前記機体横側部は、前記下側の乗降用ステップを前記軸心周りに回動可能に支持する支持部が取り付けられ、
前記支持部は、前記軸心よりも下方の位置に、前記下側の乗降用ステップとの当接により前記下側の乗降用ステップを前記使用姿勢に維持する当接面を備えている請求項1又は2に記載のコンバインの運転部構造。 - 前記下側の乗降用ステップは、乗員の足を載置する載置部における機体内側の端面が前記当接面に当接するように構成し、
前記支持部は、前後方向視においてL字状に形成して、前記当接面が最も機体横外側に位置するように構成している請求項3に記載のコンバインの運転部構造。 - 前記下側の乗降用ステップは、前記格納姿勢において前記上側の乗降用ステップの下方に入り込むように構成している請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインの運転部構造。
- 前記上側の乗降用ステップの上面に隣接する機体横側部には、開口を有する空間を機体内側に向けて形成している請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバインの運転部構造。
- 前記空間の下方にバッテリを収容している請求項6に記載のコンバインの運転部構造。
- 平面視で、前記フロアの横外側の端部から前方に延びる直線が前記刈取部における運転部側のデバイダに重なるように、前記フロアおよび前記デバイダを配置している請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバインの運転部構造。
- 前記防塵カバーは、前記フロアの横外側の端部よりも機体外側に位置する請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンバインの運転部構造。
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