JP5728825B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
請求項4記載の発明は、前記カバー体(15)と上部サイドカバー(18a)を下方回動させて閉側の姿勢に切り替えることによって、前記下部サイドカバー(18b)の取り外しがロックされる構成とした請求項3記載のコンバインとする。
また、引起しカバー体(15)の後側引起しカバー(15b)は、左右方向の支軸回りに開閉回動する構成であるため、引起しカバー体(15)の開閉操作を簡単に行なうことができる。また、引起しカバー体(15b)を上方に開けた場合には、オペレータ側への穀粒の飛散を良好に阻止し、また、引起しカバー体(15b)を下方に閉回動すると、オペレータの前方視界を良くすることができる。
また、前側引起しカバー(15a)を後側引起しカバー(15b)の下面に沿わせて収納することにより、オペレータの前方視界を良くし、長い穀稈の穂先部を前側引起しカバー(15a)に衝突させずに引き起こすことができる。また、コンバインを格納、移動する場合に、コンパクトになり場所を取らず、また、安全である。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項3記載の発明の効果に加えて、上部サイドカバー(18a)によって下部サイドカバー(18b)をロックすることができる。
図1乃至図3は、本発明を備えたコンバインを示すものであり、この走行車体1には、左右一対の走行クローラ2,2を備え、後部に搭載した脱穀装置3の前方部に刈取部4を設置し,刈取部4の横側部には運転席5や操作ボックス6等を備えた運転操作部を配設し、更に、その運転操作部の後方には脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンクGを装備している。
引起し装置8,…の左右両サイドに配置されたサイドカバー18,18は、上部サイドカバー18aと下部サイドカバー18bとに分割構成されていて、上部サイドカバー18aは、下部サイドカバー18bの左右両側の上側面及び左右外側面上に重合する構成である。そして、前記引起しカバー体15の後側引起しカバー15bの左右両側部に左右上部サイドカバー18a,18aが一体的に取り付けられていて、引起しカバー体15の後側引起しカバー15bが左右方向の軸16回りに上下に揺動開閉可能に構成されている。しかして、後側引起しカバー15bと共に左右サイドカバー18a,18aは揺動開閉する構成である。
また、図10に示すように、前側引起しカバー15aに透明板体の窓15a1をで左右方向に沿わせて設けると、オペレータの前方視界を向上させることができる。
後側引起しカバー15bの前側端部に左右方向の軸15cにより前側引起しカバー15aの前端部を軸支し、この前側引起しカバー15aを、図14に示すように、時計方向に回動して後側引起しカバー15bの上側面に沿うように接触した状態で収納したり、また、仮想線で示すように、前側引起しカバー15aを前方へ突出するように回動し、前側引起しケース12の上端側12u前面を被覆する状態とし、穀稈引起し装置8,…全幅の広範囲にわたり防塵するように構成している。
8 穀稈引起し装置
12 引起しケース(前側)
12u 前側引起しケースの上端側前面
14 引起しラグ
15 引起しカバー体
15a 前側引起しカバー
15b 後側引起しカバー
15c 軸
16 支軸
17 引張スプリング
18 サイドカバー
18a 上部サイドカバー
18b 下部サイドカバー
K 引き起し経路
Claims (4)
- 運転席(5)の前側に接近して立毛穀稈を引き起す複数の引起し装置(8,…)を配設してあるコンバインにおいて、各引起し装置(8,…)の上方で、且つ、引き起し経路(K)に沿って回転移行する引起しラグ(14)の上部回転軌跡の上方を覆う引起しカバー体(15)を設け、該引起しカバー体(15)を前側引起しカバー(15a)と後側引起しカバー(15b)とに分割して形成し、該後側引起しカバー(15b)を、引起し装置(8,…)の後側上方部位において左右方向に設けた支軸(16)で上下に回動調節自在に軸支し、後側引起しカバー(15b)に前側引起しカバー(15a)を左右方向の軸(15c)回りに回動調節自在に軸支し、該前側引起しカバー(15a)の全体あるいは一部を透明板体で構成し、
該前側引起しカバー(15a)を後側引起しカバー(15b)に対して回動させて折り畳み、該前側引起しカバー(15a)を後側引起しカバー(15b)の下面に沿わせて収納可能な構成としたことを特徴とするコンバイン。 - 前記支軸(16)付近には、前記引起しカバー体(15)を、上方回動させた開側の姿勢と下方回動させた閉側の姿勢とに係止する引張スプリング(17)を設け、前記引起しカバー体(15)を開側の姿勢に係止した状態において、該引起しカバー体(15)によって引起し経路(K)の上方をカバーすると共に、前記後側引起しカバー(15b)の下面に沿わせて折り畳んでいた前側引起しカバー(15a)を前方へ張出させて、防塵作用範囲を拡大可能な構成としたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
- 前記引起し装置(8,…)の左右両サイドに配置されている左右サイドカバー(18,18)を上部サイドカバー(18a)と下部サイドカバー(18b)とに夫々上下に分割し、上部サイドカバー(18a)の下部を下部サイドカバー(18b)の上部に重合状態に配置可能に構成し、前記後側引起しカバー(15b)の左右両側部に左右上部サイドカバー(18a,18a)を一体的に取り付け、前記引起しカバー体(15)と左右上部サイドカバー(18a,18a)とが、前記支軸(16)回りに回動する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。
- 前記カバー体(15)と上部サイドカバー(18a)を下方回動させて閉側の姿勢に切り替えることによって、前記下部サイドカバー(18b)の取り外しがロックされる構成とした請求項3記載のコンバイン。
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