JP5393918B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
燃料極と空気極が固体酸化物電解質を間に挟んで形成された燃料電池セル(以下、単に「セル」と称することがある)に水素などの可燃性ガスと酸素を含む酸化性ガスとを供給して発電を行う固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」と称する)が知られている。このSOFCは高温動作であることから燃料ガスの改質および廃熱を利用したガスタービン発電と組み合わせることにより発電効率が高く、また純水素以外の燃料ガスでも発電可能なことから次世代の燃料電池として期待されている。
SOFCでは燃料ガスと酸化ガスが互いに混入しないようにシールすることが必要であり、従来は主にガラス系のシール材が用いられてきている。
特許文献1には、セルとそれを支持する支持体との間の熱膨張率をマッチングさせ、ガスシール性を有したガラスや金属などの接着材が提案されている。
また、特許文献2には、セルを支持体のセル挿入口に差し込んでその隙間にガラスペースト等を充填し過熱する手段が提案されている。
さらに、特許文献3には、膨張黒鉛からなる耐熱性のガスケット(シール複合体)が提案されている。
特開2010−205534号公報 特開2011−71131号公報 特開2012−31967号公報
シール材の熱膨張率を燃料電池セルの熱膨張率および支持体の熱膨張率と完全に一致させることは困難であり、ガラスシール材を用いると稼動停止時の常温の状態と稼動時の高温(例えば800℃)の状態との間での熱サイクルにより、シールが破損してガスがリークし電極を劣化させるおそれがある。また、セルと支持体との間の熱膨張収縮緩和が不充分となりセルの破壊に至るおそれもある。特に近年開発が活発な家庭用定置型の燃料電池の場合、大容量発電型の燃料電池と比べ起動停止回数が増加するため、上記の問題がさらに顕著になるおそれがある。
尚、ここでは、SOFCを取り挙げて説明したが、上記の問題は、SOFCに限らず、起動/停止により温度変化が生じ、あるいは設置環境により温度変化が生じる燃料電池において一般に成り立つ問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、温度変化に強いシール構造を持った燃料電池を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の燃料電池は、 電解質を間に挟んで形成された、第1の気体が接する第1極と第2の気体が接する第2極とを有し、かつ円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなる第1の円周面を有する燃料電池セルと、 円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなり上記第1の円周面に一周に渡って対面する第2の円周面を有し、燃料電池セルを保持する保持部材と、 上記第1の円周面と上記第2の円周面との間に介在し、それら第1の円周面と第2の円周面とのうちの少なくとも一方の面には固着されずに熱膨張収縮時に少なくとも一方の面との間での滑動が自在な、第1の気体の流路と第2の気体の流路を互いに隔離する円環形状のシール材とを備えたことを特徴とする。
本発明の燃料電池は、第1の気体の流路と第2の気体の流路を互いに隔離する円環形状のシール材を備え、そのシール材が、第1の円周面と第2の円周面とのうちの少なくとも一方の面には固着されずに熱膨張収縮時に少なくとも一方の面との間での滑動が自在であるため、熱膨張率が相違していても、熱膨張収縮時の寸法変化による歪みが滑動により緩和され、シールの破損やセルの破壊が防止され、良好なシール性が維持される。
ここで、上記本発明の燃料電池セルにおいて、上記シール材が、保持部材の第2の円周面の部分の材料と同一の材料で形成され、少なくとも第1の円周面には固着されずに少なくとも第1の円周面との間での滑動が自在なものであるものとする
シール材を第2の円周面の部分の材料と同一の材料で形成すると、保持部材との間では温度変化による歪みは発生しない。また、第1の円周面との間では熱膨張収縮時に滑動することにより歪みが緩和される。
また、上記本発明の燃料電池において、第1の円周面と第2の円周面のうちの凸面に形成された一方の円周面に周回方向に一周する溝が形成され、シール材が合い口を有しその溝に嵌め込まれたものであることが好ましい。
凸曲面に溝を形成してシール材を嵌め込む構造を採用すると、シール材をセルや保持部材とは別途に製造することができ、また、溝に嵌め込んだ後のシール材の位置ずれが防止される。
ここで、上記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極として作用する第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、第1面と第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであってその周面が第1の円周面であり、その周面に溝が形成されたものであることが好ましい。
このような円盤形状のセルの場合、周面に溝を形成してその溝にシール材を嵌め込む構造を採用することができる。
また、上記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極が形成された第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、第1面と第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであって、さらに第1極として作用する内壁面に囲まれた内部空間が形成され、周面に内部空間に繋がる気体流路が設けられた燃料電池セルであってその周面が第1の円周面であり、その周面の、気体流路よりも第1面寄りの部分と第2面寄りの部分との双方に、溝が形成されたものであることも好ましい構造である。
このような構造のセルについても本発明を適用することができる。
さらに、上記燃料電池セルは、第1極として作用する内周面と第2極が形成された外周面とを有し内部空間に繋がる開口が少なくとも一端に形成された円筒形状の燃料電池セルであってその内周面が第1の円周面であり、 上記保持部材は、上記開口に差し込まれる、気体流路が形成された円柱形状の差込部を有し、その差込部の外周面が第2の円周面であって、その差込部の外周面に溝が形成されたものであることも好ましい構造である。
このように、円筒形状のセルについても本発明を適用することができる。
以上の通り、本発明によれば、熱サイクルなどの温度変化に強いシール構造を持った燃料電池が構成される。
本発明の第1実施形態としての燃料電池の、セル1つ分のユニットの構造を示す分解斜視図である 1つのセルの模式斜視図である。 図2に示す矢印A−Aに沿う断面図である。 図1に示す矢印B−Bに沿う断面図である。 シール材の、合い口の部分の模式図である。 本発明の第2実施形態の燃料電池の外観斜視図である。 図6に示す矢印C−Cに沿う断面図である。 本発明の第2実施形態におけるセル1つ分の側面図である。 本発明の第3実施形態の燃料電池の外観斜視図である。 図9に示す矢印D−Dに沿う断面図である。 実験結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての燃料電池の、セル1つ分のユニットの構造を示す分解斜視図である。
図1には、セル11と、シール材12と、セルホルダ13と、2枚のセパレータ14A,14Bとからなるユニット10が示されている。
ここでは先ず、このユニット10を構成する1つのセル11について説明する。
図2は、1つのセル11の模式斜視図である。
このセル11は、周縁が円形の、アノードとして作用する第1面11aと、同じく周縁が円形の、カソードとして作用する第2面11bと、それら第1面11aと第2面11bの周縁どうしを繋いで一周する周面11cとを有する円盤形状のセルである。この周面11cは、円形に湾曲し一周に渡って繋がった凸曲面であって、本発明にいう第1の円周面の一例に相当する。この周面11cには、周回方向に一周する溝11dが形成されている。この溝11dには、シール材12(図1参照)が嵌め込まれる。
図3は、図2に示す矢印A−Aに沿う断面図である。
このセル11はアノード支持型であり、多孔質セラミックスをアノード活物質で覆った微細構造の支持体111を有する。
図3に示すセル11は、この支持体111と、この支持体111上に積層された、支持体111の厚みと比べて薄い電解質112と、その電解質112上に積層された、これも支持体111の厚みと比べて薄い、カソードとして作用する対極113とからなり、支持体111自体とほとんど同じ形状および寸法を有する。
この支持体111は、セル11の外形とほぼ同様の外形を有し、周縁が円形の第1面111aと、同じく周縁が円形の第2面111bと、それら第1面111aと第2面111bの周縁どうしを繋いで一周する周面111cとを有する円盤形状の支持体である。この支持体111の周面111cには、周回方向に一周する溝111dが形状されている。
この支持体の第1面111aは、そのまま、燃料ガスが接触するアノードとして作用する、セル11の第1面11aとなる。また、この支持体111の第1面111aを除く第2面111bと周面111cは電解質112で覆われており、これにより、第1面11aに触れた燃料ガスが支持体111を通過して洩れることが防止されている。
さらに、この支持体111の第2面111bには、電解質112を間に挟んで、カソードとして作用する対極113が積層され、セル11の第2面11bを形成している。
図4は、図1に示す矢印B−Bに沿う断面図である。ただし、図1は、1つのユニット10の分解斜視図であり、図4は、複数のユニットが積み重ねられた構造の断面図である。具体的には、この図4にはユニットが3段積み重ねられた構造が示されている。また、図1には、セル11を挟む2枚のセパレータ14A,14Bが示されているが、これは、説明の便宜のためであり、実際のセパレータは、図4に示す通り、互いに隣接する2つのユニットのセパレータ14A,14Bが結合した形状のセパレータ14である。以下、主に図1と図4を参照しながら、この第1実施形態の燃料電池についてさらに説明する。
セル11は、図2,図3を参照して説明した形状および構造を示し、このセル11の周面11cの溝11d(図2,図3参照)には、シール材12が嵌め込まれる。
セルホルダ13は、セル11と同一の厚さを有する板形状を有し、このセルホルダ13には、セル11が嵌め込まれる穴13aが形成されている。この穴13aを区画する周面は、円形に湾曲して一周に渡って繋がった凹曲面からなり、この穴13aにセル11が嵌め込まれた状態ではセル11の周面11cに一周に渡って対面しており、この穴13aの周面が本発明にいう第2の円周面の一例に相当する。
シール材12は、セル11の周面11cとセルホルダ13の穴13aの周面との間に介在し、セル11のアノードとして作用する第1面11aに触れる径路を通って流れる燃料ガスの流路と、セル11のカソードとして作用する第2面11bに触れる径路を通って流れる酸化ガスの流路を互いに隔離する役割りを担っている。
図5は、シール材12の、合い口の部分の模式図である。
シール材12は、この図5に示すような段付きの合い口121を有し、セル1
1の周面11cの溝11dに嵌め込む際にはこの合い口121が一旦弾性的に押し広げられて溝11dに嵌め込まれ、溝11dに嵌め込まれた状態では、合い口121の段121a,121bが互いに重なり、確実なシール性能を発揮する形状となる。
このシール材12は、セル11にもセルホルダ13にも固着されておらず、熱膨張収縮時には、セル11の周面11cやセルホルダ13の穴13aの周面との間での滑動が可能である。したがって、シール材12の熱膨張係数がセル11やセルホルダ13の熱膨張係数と異なっていても、熱膨張収縮時には、セル11とシール材12との間およびシール材12とセルホルダ13との間で滑動する。このため熱膨張収縮による寸法変化分が吸収されてシール性が維持され、また従来のようなガラスシール材による接着の場合のようなシールの破損等が防止される。
ここで、シール材12は、セル11の熱膨張係数とセルホルダ13の熱膨張係数の中間的な熱膨張係数の材料で作製される。こうすることによりセル11とシール材12との間、およびシール材12とセルホルダ13との間が均等に滑動し、熱膨張収縮による歪みが、セル11との間、およびセルホルダ13との間で均等に緩和される。あるいは、シール材12をセルホルダ13の材料と同一の材料で作製してもよい。この場合は、熱膨張収縮による歪みは、セル11とシール材12との間の滑動によって緩和される。また、この場合、熱膨張収縮があってもシール材12とセルホルダ13との間は滑動せず、したがってシール材12はセルホルダ13に固着されていてもよい。本実施形態では、セルホルダ13は鉄ベースの金属材料からなり、シール材12も、鉄ベースの、熱膨張係数が10〜20×10−6/℃の金属材料で作製されている。
図1,図4を参照して、セルホルダ13やセパレータ14(14A,14B)の構造について説明する。
セルホルダ13には、セル11が嵌め込まれる穴13aのほか、その周囲に4つの穴が形成されている。図1にはそれら4つの穴のうちの3つの穴13b,13c,13dが示されていて、もう1つの穴は、セルホルダ14Aに隠れた位置であって、穴13aを間に挟んだ穴13dの反対側の位置にある。
図4は図1の矢印B−Bに沿う断面図であるが、この図4には2つの穴13b,13cが示されている。
穴13bは、燃料ガスの導入路を形成する穴であり、穴13cは燃料ガスの排出路を形成する穴である。また、穴13dは、酸化ガスの導入路を形成する穴であり、図1においてセパレータ14Aに隠れた位置にある穴は酸化ガスの排出路を形成する穴である。
またセパレータ14A,14Bは、それぞれが板形状を有し、それらのセパレータ14A,14Bにも、それぞれ4つの穴14b,14c,14d,14eが形成されている。これら4つの穴14b,14c,14d,14eは、セルホルダ13の3つの穴13b,13c,13dと図1においてセパレータ14Aに隠れたもう1つの穴にそれぞれ連通している。すなわち、セパレータ14A,14Bの4つの穴14b,14c,14d,14eは、それぞれ、燃料ガス導入路、燃料ガス排出路、酸化ガス導入路、および酸化ガス排出路を形成している。図4には、互いに隣接するユニットを構成するセパレータ14A,14Bが合体した形状のセパレータ14が示されており、このセパレータ14Aの穴14b,14cがセルホルダ13の穴13b,13cにそれぞれ連通して、燃料ガス導入路151と燃料ガス排出路152を形成していることが示されている。
セパレータ14Aには、そのセパレータ14Aを構成する板材の、セル11側の面が抉られた形状の燃料ガス通路141を有する。この燃料ガス通路141の途中には、抉られずに残された4つの支え部142が形成されている。この支え部142は、図4に示すようにセル11の第1面11aに当たり、セル11を支える役割りを担っている。燃料電池外部の、図示しない燃料ガス供給路を通ってこの燃料電池に供給されてきた燃料ガスは、燃料ガス導入路151を通りながら各ユニットの燃料ガス通路141に流入して、各セル11の、アノードを成す第1面11aに接し、燃料ガス排出路152を経由し、さらに燃料電池外部の、図示しない燃料ガス排気路を通って排気される。
またセパレータ14Bには、セパレータ14Aにおける燃料ガス通路141と同様、そのセパレータ14Bを構成する板材の、セル11側の面が抉られた形状の酸化ガス通路143を有する。この酸化ガス通路143は、酸化ガス導入路を形成する穴14dと酸化ガス排気路を担う穴14eに繋がっていて、この酸化ガス通路143には、酸化ガス導入路を経由して導入されてきた酸化ガスが流入し、各セル11の、カソードを成す第2面11bに接し、酸化ガス排出路を経由して排気される。このセパレータ14Bにも、酸化ガス通路143の途中に抉られずに残された4つの支え部144が形成されており、これらの支え部144はセル11の第2面11bに当たり、セル11を支える役割りを担っている。
この第1実施形態の燃料電池は、図4に示すように複数のユニットが積み重ねられ、さらにそれらの積み重ねられた複数のユニット全体が、ネジ止め等により、図4の上下方向から締め付けられる。これにより、積み重ねられたセルホルダ13とセパレータ14が互いに密着した状態となり、セルホルダ13とセパレータ14との間のシール性が確保される。あるいは、セルホルダ13とセパレータ14との間に、燃料ガス導入路や燃料ガス通路などの通路を塞がないように穴が開けられた薄いマイラ板や耐熱金属板など、適度な弾性を持つ耐熱材料からなる薄い板材を挟んで全体を締め付ける構成を採用してもよい。この場合、セルホルダ13とセパレータ14との間のシール性がさらに向上する。
この第1実施形態の燃料電池は、セル11の周面11cの溝11dに嵌め込まれた円環形状のシール材12を有し、このシール材12は、セル11やセルホルダ13には固着されておらず熱膨張収縮時にセル11との間およびセルホルダ13との間が滑動可能となっている。このため熱膨張収縮時の歪みが緩和され、熱膨張収縮があってもシール性が維持され、かつ従来のガラスシール材による接着を採用した場合のようなシールの破損やそのシールの破損によるセル11の劣化等が防止される。
次に第2実施形態の燃料電池について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態の燃料電池の外観斜視図、図7は、図6に示す矢印C−Cに沿う断面図である。ただし、図7には、ユニット3つ分の断面が示されている。さらに、図8は、セル1つ分の側面図である。
図6に示すように、この燃料電池2は、複数のユニット20が基台201上に立設した構造を有する。各ユニット20は、2本のネジ29で基台201上に固定されている。また、図7に示すように、各ユニット20は、セル21と、2本のシール材22と、セルホルダ23とを有する。
このセル21は、図8に示すように、周縁が円形の第1面211と、周縁が同じく円形の第2面212と、それら第1面211と第2面212の周縁どうしを繋いで一周する周面213とを有する円盤形状であって、さらに図7の断面図に示すように、内壁面21aに囲まれた内部空間21bが形成されている。さらに、この周面213の下部には、その内部空間21bへの燃料ガスの導入口213aが形成され、周面213の上部にはその内部空間21bからの燃料ガスの排出口213bが形成されている。また、この周面213の、燃料ガスの導入口213aおよび排出口213bよりも第1面211寄りの部分と第2面212寄りの部分との双方に、シール材22が嵌め込まれる溝213dが形成されている。この周面213は、円形に湾曲し一周に渡って繋がった凸曲面であって、本発明にいう第1の円周面の一例に相当する。
ここで、このセル21は、前述の第1実施形態の場合と同様アノード支持型であり、多孔質セラミックスをアノード活物質で覆った微細構造の支持体219(図7参照)を有する。セル21の内部空間21bは、その支持体219が剥き出しになっており、内部空間21bを形成している内壁面21aがアノードとして作用する。また、この支持体219の第1面219aにはアノード電極215が積層されてセル21の第1面211(図8参照)を形成している。また、支持体219の、アノード電極215が積層された領域以外の全域が電解質(図示省略)で覆われている。これにより、内部空間21bに流入した燃料ガスが支持体219を通過して洩れ出ることが防止されている。また、支持体219の第2面219bには、電解質(図示せず)の上に、カソードとして作用する対極216が形成されて、セル21の第2面212(図8参照)を形成している。このセル21の周面213に形成されている2本の溝213dのそれぞれには、円環形状のシール材22が嵌め込まれる。このシール材22は、第1実施形態におけるシール材と同様であり、ここでの重複説明は省略する。
セルホルダ23は、セル21を保持する役割りを担っており、このセルホルダ23は、セル21を保持した状態でネジ29(図6参照)により基台201に密着するように固定されている。これによりセルホルダ23と基台201との間が密着し、それらの間からのガス洩れが防止されている。さらには、上述の第1実施形態の場合と同様、セルホルダ23と基台201との間にマイラ板や耐熱金属板などの薄い板材を挟んで、セルホルダ23を基台201に締め付ける構成としていもよい。
セルホルダ23には、セル21が嵌め込まれる穴23a(図7参照)が形成されている。この穴23aは、この穴23aにセル21が嵌め込まれた状態においてそのセル21の周面213に一周に渡って対面しており、本発明にいう第2の円周面の一例に相当する。
シール材22は、セル21の周面213とセルホルダ23の穴23aの周面との間に介在し、アノードとして作用する内壁面21aに触れる燃料ガスの流路、すなわち内部空間21bを通って流れる燃料ガスの流路と、セル21の、カソードとして作用する第2面212に触れて流れる酸化ガスの流路とを互いに隔離する役割りを担っている。
また、隣接するセル21どうしの間には、導電性発泡材あるいは金属製の多数本の細線の組合せ等からなる導電材24が配置されている。この導電材24は、セル21の第1面211とそのセル21に隣接するセルの第2面212とを電気的に接続する役割りを担っている。ただし、単に電気的に接続するだけでなく、カソードとして作用する第2面212に酸化ガスが十分触れるように酸化ガスの進入を妨げない構造となっている。
セルホルダ23には、セル21が嵌め込まれる穴23aのほかに、セルホルダ23の下部にセル21の内部空間21bに燃料ガスを導入するための燃料ガス導入路23bが形成され、セルホルダ23の上部には、セル21の内部空間21bからの燃料ガス排出路23cが形成されている。さらに基台201にも、セルホルダ23の燃料ガス導入路23bに連通する燃料ガス導入口201aが形成されている。燃料ガスは、この燃料電池外部の、図示しない燃料ガス供給路を通ってこの燃料電池に供給され、基台201に形成された燃料ガス導入口201aおよびセルホルダ23に形成された燃料ガス導入路23bを通り、さらにセル21に形成された導入口213aを通ってセル21の内部空間21bに導入される。このセル21の内部空間21bからセル21に形成された排出口213bを通って排出された燃料ガスは、セルホルダ23に形成された燃料ガス排出路23cを通り、さらに図示しない、外部の燃料ガス排出路を通って排出される。
酸化ガスは、これも図示しない外部の酸化ガス供給路を通って供給され、セル21の第2面212に触れ、さらに図示しない酸化ガス
排出路を通って排出される。あるいは、この酸化ガスとして周囲環境に存在する空気を利用するときは、外部の酸化ガス供給路や酸化ガス排出路としての特段の設備は不要であり、ファンで空気を送り込むなど、周囲環境の空気がセル21の第2面212に常に触れるようにするだけであってもよい。
前述の第1実施形態の燃料電池の場合と同様、この第2実施形態の燃料電池は、セル21の周面213の2本の溝213dそれぞれに嵌め込まれた円環形状の2本のシール材22を有し、これら2本のシール材22は、セル21やセルホルダ23には固着されておらず、熱膨張収縮時に、セル21との間、およびセルホルダ23との間が滑動可能となっている。このため熱膨張収縮時の歪みが緩和され、熱膨張収縮があっても常にシール性が維持される。また、熱膨張収縮によるシール材22の破損やガス漏れによる性能劣化が防止される。
次に本発明の第3実施形態の燃料電池について説明する。
図9は、本発明の第3実施形態の燃料電池の外観斜視図、図10は、図9に示す矢印D−Dに沿う断面図である。ただし、図10には、セル1つ分の断面が示されている。
図9に示すように、この燃料電池3は、複数のセル31が、上下分かれたセルホルダ33A、33Bに支持された構成を有する。
図10に示すように、セル31は、内周面31aと外周面31bとを有し、内部空間31cに繋がる開口31d,31eが形成された円筒形状のセルである。このセル31の内周面31aは、円形に湾曲し一周に渡って繋がった凹曲面であって、本発明にいう第1の円周面の一例に相当する。
ここで、このセル31は、前述の第1実施形態および第2実施形態の場合と同様、アノード支持型であり、多孔質セラミックスをアノード活物質で覆った微細構造の支持体311(図10参照)を有する。このセル31の内周面31aはその支持体311が剥き出しになっており、その内周面31aがアノードとして作用する。この支持体311の内周面31aの両端の開口31d,31eの近傍、この支持体311の両端面、およびこの支持体311の外周面は電解質(図示せず)で覆われている。支持体311のこれらの領域を電解質で覆っていることにより、内周面31aに触れた燃料ガスが多孔質の支持体311を通過して洩れ出ることが防止されている。また、支持体311の外周面311bに積層された電解質(図示せず)の上に、カソードとして作用する対極312が形成されている。
セルホルダ33A,33Bは、セル31の両端の開口31d、31eのそれぞれに差し込まれる円柱形状の差込部331A,331Bを有する。これらの差込部331A,331Bのうちの下側のセルホルダ33Aに設けられた差込部331Aには、燃料ガスをセル31の内部空間31cに導入するための導入開口332Aが形成されており、上側のセルホルダ33Bに設けられた差込部331Bには、セル31の内部空間31cに導入された燃料ガスを排出する排出開口332Bが形成されている。これらの差込部331A,331Bは、円形に湾曲し一周に渡って繋がった凸曲面からなる外周面331aA,331aBを有する。これらの外周面331aA,331aBは、セル31の内周面31aに一周に渡って対面しており、本発明にいう第2の円周面の一例に相当する。この差込部331A,331Bの外周面331aA,331aBには、上下の差込部331A,331Bのそれぞれについて2本ずつ、その外周面331aA,331aBを周回する方向に一周する溝331bA,331bBが形成されている。これら合計4本の溝331bA,331bBのそれぞれには、円環形状のシール材32が嵌め込まれている。差込部331Aの外周面331aAの溝331bAに嵌め込まれた2本のシール材32は合い口が互いに180°異なる位置となるように嵌め込まれている。差込部331Bに嵌め込まれた2本のシール材32についても同様である。このように合い口を互いに180°異なる位置とすることによってシール性が一層高められる。これらのシール材32は、前述の第1実施形態におけるシール材と同様であり、重複説明は省略する。
これらのシール材32は、セル31の内周面31aとセルホルダ33A,33Bの差込部331A,331Bの外周面331aA,331aBとの間に介在し、アノードとして作用する内壁面31aに触れる燃料ガスの流路、すなわち内部空間31cを通って流れる燃料ガスの流路と、セル31の、カソードとして作用する外周面31bに触れて流れる酸化ガスの流路とを互いに隔離する役割りを担っている。この第3実施形態では、上下2本ずつのシール材32でシールすることによりシール性をさらに向上させている。
燃料ガスは、この燃料電池外部の、図示しない燃料ガス供給路を通ってこの燃料電池に供給され、下側のセルホルダ33Aの差込部331Aに形成された導入開口332Aを通ってセル31の内部空間31cに導入される。そしてこのセル31の内部空間31cに導入された燃料ガスは、上側のセルホルダ33Bの差込部331Bに形成された排出開口332Bを通り、さらに図示しない、外部の燃料ガス排出路を通って排出される。
酸化ガスは、セル31どうしの隙間に入り込み、セル31の、カソードとして作用する外周面31bに触れながら通過する流路を通る。
この第3実施形態の燃料電池は、上述の通り、セルホルダ33A,33Bの差込部331A,331Bの外周面331aA,331aBの溝331bA,331bBに嵌め込まれた円環形状の合計4本のシール材32を有する。これらのシール材32は、セル31やセルホルダ23には固着されておらず、熱膨張収縮時にセル31との間およびセルホルダ33A,33Bとの間で滑動可能となっている。この滑動により熱膨張収縮時に材料の熱膨張率の差から発生する応力や歪みが緩和されシール性が常に維持される。また、熱膨張収縮によるシール材32の破損やガス漏れによる性能劣化も防止される。
次に、熱膨張収縮によるシール性能の劣化の有無に関する実験結果を例示する。
図11は、以下に説明する実験結果を示す図である。
(実施例1) 図1に示す平板型のSOFCセル11を作製し、平板型のSOFCセル11に図5に示す形状の合い口を有するシール材12を装着してセルホルダ13に固定し両側からセパレータ14A、14Bで挟んだ構造のユニット10を作製した。
ここで、セルホルダ13の材料は、耐熱金属の1つである日立金属ZMG232、熱膨張係数は10〜12×10−61/K、セルホルダ13の径は150mmφである。また、ここではシール材12についても、セルホルダと13と同じく、日立金属ZMG232を採用している。シール材12の外径はセルホルダ13の径と同じく150mmφである。シール材12の断面寸法は、溝11dの寸法と同一であって、深さ方向2mm、幅方向1mmである。シール材12は、作動温度である800℃においてセルホルダ13の穴13aの径と一致するように作製した。
そしてガス洩れ以外の劣化要因を取り除くために、このユニット10を窒素雰囲気に置いて窒素パージしながら4時間で800℃まで昇温し、800℃でアノードとカソードにそれぞれ5%加温水素と酸素を流して、負荷を接続しない開回路における電圧を測定した。その後、窒素パージしたまま、室温まで4時間かけてユニット10を冷却した。
図11に示す通り、このサイクルを50回繰り返しても、開回路電圧の低下は認められなかった。シール材12からのガス漏れが生じると開回路電圧が低下することが知られており、開回路電圧の低下が認められないということはシール性が保たれていることを意味している。
(実施例2) 図9に示すような円筒形のSOFCセル31を作製し、セルホルダ31A,31Bの差込部311A,311Bの外周面311aA,311aBに設けられた上下2本ずつの溝331bA,331bBに、シール材32を、それらの合い口が互いに180°異なる向きとなるように装着し、さらにセルホルダ31A、31Bにセル31を装着した。
ここで、セルホルダ31A、31Bの材料は、上述の実施例1の場合と同じく、日立金属ZMG232、セルホルダ31A、31Bの差込部331A,331Bの外径は20mmφである。シール材32についてもセルホルダ31A、31Bと同じく、日立金属ZMG232を採用しており、シール材32の外径はセルホルダ31A、31Bの差込部331A,331Bの外径と同じく20mmφである。シール材32の断面寸法、および溝331bA,331bBの断面寸法も、実施例1と同様、深さ方向2mm、幅方向1mmである。シール材32は、作動温度である800℃においてセル31の内周面31aの径と一致するように作製した。
そして、窒素パージしながら、4時間でセル31を800℃まで昇温し、800℃でアノードとカソードにそれぞれ5%加温水素と酸素を流して、負荷を接続しない開回路における電圧を測定した。その後、窒素パージしたまま、室温まで4時間かけてセル31を冷却した。
図11に示す通り、このサイクルを50回繰り返しても、開回路電圧の低下は認められなかった。
以上の通り、上述の各実施形態では、円環形状のシール材を装着し、熱膨張収縮時に滑動する構造を有するため、熱サイクル等の温度変化が繰り返されてもシール性が維持される。
3 燃料電池10,20 ユニット11,21,31 セル11a,111a,211,219a 第1面11b,111b,212,219b 第2面11c,111c,213 周面11d,111d,213d,331bA,331bB 溝12,22,32 シール材13,13A,13B,23,31A,31B,33A,33B セルホルダ13a,13b,13c,13d,14b,14c,14d,14e,23a,33a 穴14,14A,14B セパレータ21a 内壁面21b,31c 内部空間24 導電材23b,151 燃料ガス導入路23c,152 燃料ガス排出路29 ネジ31a 内周面31b,311b,331aA,331aB 外周面31d,31e 開口111,219,311 支持体112 電解質113,216,312 対極121 合い口121a,121b 段141 燃料ガス通路142 支え部143 酸化ガス通路144 支え部201 基台213a 導入口213b 排出口215 アノード電極201a 燃料ガス導入口311A,311B,331A,331B 差込部332A 導入開口332B 排出開口

Claims (9)

  1. 電解質を間に挟んで形成された、第1の気体が接する第1極と第2の気体が接する第2極とを有し、かつ円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなる第1の円周面を有する燃料電池セルと、
    円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなり前記第1の円周面に一周に渡って対面する第2の円周面を有し、前記燃料電池セルを保持する保持部材と、
    前記保持部材の前記第2の円周面の部分の材料と同一の材料で形成され、前記第1の円周面と前記第2の円周面との間に介在し、該第1の円周面と該第2の円周面とのうちの少なくとも前記第1の円周面には固着されずに熱膨張収縮時に少なくとも前記第1の円周面との間での滑動が自在な、前記第1の気体の流路と前記第2の気体の流路を互いに隔離する円環形状のシール材とを備えたことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第1の円周面と前記第2の円周面のうちの凸面に形成された一方の円周面に周回方向に一周する溝が形成され、前記シール材が合い口を有し該溝に嵌め込まれたものであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極として作用する第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、該第1面と該第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであって該周面が前記第1の円周面であり、該周面に前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極が形成された第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、該第1面と該第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであって、さらに第1極として作用する内壁面に囲まれた内部空間が形成され、該周面に該内部空間に繋がる気体流路が設けられた燃料電池セルであって該周面が前記第1の円周面であり、該周面の、前記気体流路よりも前記第1面寄りの部分と前記第2面寄りの部分との双方に、前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  5. 前記燃料電池セルは、第1極として作用する内周面と第2極が形成された外周面とを有し内部空間に繋がる開口が少なくとも一端に形成された円筒形状の燃料電池セルであって該内周面が前記第1の円周面であり、
    前記保持部材は、前記開口に差し込まれる、気体流路が形成された円柱形状の差込部を有し、該差込部の外周面が前記第2の円周面であって、該差込部の外周面に前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  6. 電解質を間に挟んで形成された、第1の気体が接する第1極と第2の気体が接する第2極とを有し、かつ円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなる第1の円周面を有する燃料電池セルと、
    円形に湾曲し一周に渡って繋がった曲面からなり前記第1の円周面に一周に渡って対面する第2の円周面を有し、前記燃料電池セルを保持する保持部材と、
    前記第1の円周面と前記第2の円周面との間に介在し、該第1の円周面と該第2の円周面とのうちの少なくとも一方の面には固着されずに熱膨張収縮時に該少なくとも一方の面との間での滑動が自在な、前記第1の気体の流路と前記第2の気体の流路を互いに隔離する円環形状のシール材とを備え、
    前記第1の円周面と前記第2の円周面のうちの凸面に形成された一方の円周面に周回方向に一周する溝が形成され、前記シール材が合い口を有し該溝に嵌め込まれたものであることを特徴とする燃料電池。
  7. 前記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極として作用する第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、該第1面と該第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであって該周面が前記第1の円周面であり、該周面に前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池。
  8. 前記燃料電池セルは、周縁が円形の、第1極が形成された第1面と、周縁が円形の、第2極が形成された第2面と、該第1面と該第2面の周縁どうしを繋いで一周する周面とを有する円盤形状の燃料電池セルであって、さらに第1極として作用する内壁面に囲まれた内部空間が形成され、該周面に該内部空間に繋がる気体流路が設けられた燃料電池セルであって該周面が前記第1の円周面であり、該周面の、前記気体流路よりも前記第1面寄りの部分と前記第2面寄りの部分との双方に、前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池。
  9. 前記燃料電池セルは、第1極として作用する内周面と第2極が形成された外周面とを有し内部空間に繋がる開口が少なくとも一端に形成された円筒形状の燃料電池セルであって該内周面が前記第1の円周面であり、
    前記保持部材は、前記開口に差し込まれる、気体流路が形成された円柱形状の差込部を有し、該差込部の外周面が前記第2の円周面であって、該差込部の外周面に前記溝が形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池。
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