JP5393082B2 - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに関するもので、特に、液体吐出ヘッドから吐出される液滴の安定性を向上させるためのものである。
今までに多くの記録装置が提案されてきているが、その中に、ドロップオンデマンド(Drop−on−demand)方式のインクジェット記録装置がある。この方式によるインクジェット記録装置は、液滴に運動エネルギーを付与することで液滴を吐出し記録媒体に液滴を着弾させることで記録を行う。このため、インクジェット記録装置は、この方式によって記録を行えば、種々の記録媒体に対して記録を行うことが可能になるという利点を持っている。また、インクの定着の為に特別な処理を必要とせず、かつ高精細な画像が廉価に得られるという利点を持っている。このような利点から、近年、インクジェット記録装置による記録方式として、ドロップオンデマンド方式のものが家庭及びオフィスにおける画像文書の出力手段に広く採用されている。この方式のものは、安価で容易に得られる記録方式として、コンピュータ周辺機器としてのプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録手段として用いられている。
一般的に利用されているインクジェット記録方式の代表的なインク吐出方法(インクの吐出エネルギー発生素子)としては、例えばヒータ等の電気熱変換素子を用いる方法と、例えばピエゾ素子等の圧電素子を用いる方法等がある。いずれの方法も電気信号によってインク滴の吐出を制御することができる。電気熱変換素子を用いるインク吐出方法の原理は、電気熱変換素子に電圧を印加することにより、電気熱変換素子近傍のインクを瞬時に沸騰させ、沸騰時のインクの相変化により生じる急激な発泡圧によってインク滴を高速に吐出させる。一方で、圧電素子を用いるインク吐出方法の原理は、圧電素子に電圧を印加することにより、圧電素子が変位してこの変位時に発生する圧力によってインク滴を吐出させている。電気熱変換素子を用いた記録ヘッドによる吐出方法としては、特許文献1〜5に開示されているものがある。
電気熱変換素子を用いたインク吐出方法は、圧電素子等の他の手段を利用した方法に比べて、記録を行うための素子を設置するためのスペースをあまり必要とせず、ノズルの集積化と記録ヘッドのコンパクト化が図れる点で優位性を有している。
インクジェット記録装置の記録速度の高速化と更なる高画質化を達成するためには、単位時間におけるインク吐出回数の増大、インク滴の更なる微小化およびインク滴の吐出安定化を図ることが求められている。インクの吐出回数は、電気熱変換素子へ印加する電圧の駆動周波数に等しい。しかしながら、この駆動周波数は、供給室から吐出口部および発泡室へインクが再充填される周波数(以下、リフィル周波数)が低い場合には、それに応じて低下することになる。
インクを連続して吐出する際には、インクが吐出口から吐出された後にインクが吐出口部および発泡室へ再充填されてから、再び電気熱変換素子が駆動されて次のインクが吐出される。このとき、先のインク滴が吐出された後に、インクのリフィルに時間がかかってしまうと、次のインク滴の吐出までに時間がかかってしまい、それだけ記録を行えない時間が長くなり、結果的に記録にかかる時間が長くなってしまう。
リフィル周波数を上げるためには、吐出口部の流抵抗を下げることが求められるが、このとき単純に吐出口径を大きくするだけでは、吐出するインク滴が大きくなってしまう。これにより、高精細な画像が得られなくなる。これは、インクジェット記録装置は、さまざまな色のインク滴を組み合わせて画像を形成しており、インク滴の大きさが画像品位に密接な関わりがあるからである。
そこで、記録ヘッドにおけるインクのリフィル速度を向上させるために、吐出口部が、第一吐出口部と、発泡室と第一吐出口部との間に第一吐出口部よりも径の大きい第二吐出口部とを有するように記録ヘッドを形成することが考えられる。このようにして、吐出口部における流路の幅の大きさの変化を緩やかにし、発泡室から吐出口部を経由してインクが吐出される際のインクの流抵抗を減少させることができる。これにより、記録によって得られる画像の品質を高く保ったまま、インク滴が吐出された後のインクのリフィル速度を増加させることができ、リフィルにかかる時間を短縮させることができる。
特開昭54−161935号公報 特開昭61−185455号公報 特開昭61−249768号公報 特開平4−10940号公報 特開平4−10941号公報
しかしながら、第一吐出口部と発泡室との間に第一吐出口部よりも径の大きな第二吐出口部を形成してリフィル速度を向上させたとしても、記録ヘッドによるインク吐出の際の吐出安定性について問題がある可能性が考えられる。ここで述べる吐出安定性とは、高速で高画質印刷を行ったとき、すなわち、連続的に吐出を行ったときでも、吐出されるインク滴の質量や速度、記録媒体への着弾精度が安定していることである。吐出安定性が乱される原因にはいくつかあるが、主だった原因の一つにメニスカスの振動がある。
記録を行うために記録ヘッドから液滴が吐出された後は、発泡室に吐出した分のインクがリフィルされる。このとき、インクはある程度の流速をもって発泡室及び吐出口部に流入する。このときのノズルの平面図を図21(a)に示し、ノズルの断面図を図21(b)に示す。インクがリフィルされる際には、図21(b)に示されるように、吐出口部の略中央部でインク流が最大流速を有して、記録ヘッド内部にインクが充填される。
しかしながら、インクが吐出口部まで流入すると、インクは大気圧や吐出口での表面張力によって流れの方向と反対方向の力を受ける。吐出口部の内部のインクに対しては、インク流の方向に慣性力が働くと共に、その方向と反対方向に大気圧及び表面張力が作用するので、インクが充填される際には、吐出口面を中心とした振動(以下、メニスカス振動)が生じることになる。インクが吐出される際にインクの液面が振動していると、液面位置が安定せずに不安定な状態でインクが記録ヘッドから吐出されることになるので、吐出されるインク滴の大きさが安定せず、また着弾精度が低下する。
メニスカスの振動により液面の形状が安定していない状態、すなわち吐出口面よりもインクの液面が隆起している、あるいは、へこんでいるような状態のときに吐出を行うと、吐出されるインク滴の量に変動が生じる虞がある。これにより、画像を形成する要素であるインク滴のドット径もばらつき、結果的に画像品位が低下する虞がある。
また、吐出口部へのインクの流速が速く、外気圧やインク自身の表面張力よりも、インクの慣性力が大きい場合には、メニスカス振動振幅が大きく吐出口からインクが溢れ、吐出口表面に付着し、これがインクの着弾精度を低下させる。このような現象は、インク滴が小さくなるほど影響を受けやすく、着弾精度の低下が画像品位の低下につながる。
従って、安定したインク滴の連続吐出を行うためには、メニスカス振動が十分に減衰して液面が安定するような時間間隔でインクを吐出させることが望まれる。ところが、メニスカス振動が減衰して液面が安定するのを待つのでは、記録に時間がかかってしまい、記録による画像を形成するための効率が低下してしまう。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、インクのリフィル速度が向上し、インク滴を吐出した後に次にインク滴の吐出を行うまでの時間が短縮化されると共に、記録によって得られる画像の品質が高く維持された液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドによれば、吐出口から液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する発熱素子が配されたエネルギー作用室と、該エネルギー作用室に連通し前記吐出口を含む吐出口部と、を有する液体吐出ヘッドにおいて、1つの前記エネルギー作用室には1つの前記吐出口が対応して形成されており、前記吐出口部は、前記吐出口を含む第一吐出口部と、液体を吐出する方向に直交する方向に関する断面積が前記第一吐出口部より大きく、前記エネルギー作用室と前記第一吐出口部との間に形成された第二吐出口部と、を有し、前記第一吐出口部と前記第二吐出口部との接続部において、第一吐出口部の周囲には段差部が形成されており、前記直交する方向に関する前記第一吐出口部における断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる吐出口部第一軸と、前記第二吐出口部における前記吐出する方向に関して前記第一吐出口部に最も近い部分の前記直交する方向に関する断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる吐出口部第二軸と、に関して、前記吐出口部第二軸は、前記吐出口部第一軸に対して前記エネルギー作用室へ液体を供給する液体供給口の位置する側とは反対側にずれていることを特徴とする。
本発明によれば、記録を行うために液滴が吐出され、そこから液体がリフィルされた後のメニスカスの振動が抑えられるので、安定して液滴の吐出を行うことができる液体吐出ヘッドを提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第一実施形態)
まず、本発明の第一実施形態に係る液体吐出ヘッドとしてのインクジェット記録ヘッド100の構成について説明する。図1(a)には、本発明の第一実施形態に係るインクジェット記録ヘッド100の一部を破断した斜視図が示されており、図1(b)には、インクジェット記録ヘッド100において流路構成基板3が取外されたものの平面図が示されている。
このインクジェット記録ヘッド100は、電気熱変換素子1が設けられた素子基板2と、この素子基板2の主面に積層されて接合されて複数のインクの流路を構成する流路構成基板(オリフィス基板)3とを備えている。
素子基板2は、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂、金属等によって形成されており、一般にSiによって形成されている。素子基板2の主面上には、各インクの流路毎に、発熱素子としての電気熱変換素子1と、この電気熱変換素子1に電圧を印加する電極(図示せず)と、この電極に接続された配線(図示せず)が所定の配線パターンでそれぞれ設けられている。また、素子基板2の主面には、蓄熱の発散性を向上させる絶縁膜(図示せず)が、電気熱変換素子1を被覆するように設けられている。電気熱変換素子1は、電気信号を印加することで、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生させる。また、素子基板2の主面には、気泡が消泡した際に生じるキャビテーションから保護するための保護膜(図示せず)が、絶縁膜を被覆するように設けられている。
流路構成基板3は、インクが流動する複数のノズル4を有している。これらの各ノズル4はインクを供給する供給室7および供給路8、インクを沸騰させ気泡を発生させるエネルギー作用室としての発泡室9およびインク滴を吐出するノズル4の先端開口である吐出口30を含む吐出口部10を有している。吐出口部10は、素子基板2上の電気熱変換素子1に対向する位置に形成され、発泡室9に連通して形成されている。
これらは、複数の電気熱変換素子1および複数のノズル4を有し、各ノズル2の長手方向が平行に配列された第1のノズル列5と、供給室7を挟んで第1のノズル列4に対向する位置に各ノズル2の長手方向が平行に配列された第2のノズル列6とを備えている。第1および第2のノズル列5、6は、隣接する各ノズルの間隔が600〜1200dpiのピッチとなるように形成されている。また、第2のノズル列6の各ノズル2は、第1のノズル列5の各ノズル2に対して、隣接する各ノズル間のピッチが互いに1/2ピッチずれて千鳥状に配列されている。
液体としてのインクは、インク供給室7からインク供給路8を経て、発泡室9および吐出口部10に充填される。インク供給室7とインク供給路8との間には、液体供給口としてのインク供給口13が形成されている。そして、記録を行う際には、電気熱変換素子1に電気エネルギーを付与し、電気熱変換素子1によってその周辺のインクが瞬時に沸騰させられる。これにより生じたインクの気液相変化による急激な発泡圧によって、吐出口10からインク滴が高速に吐出される。
本実施形態では、液滴を吐出した後、消泡する前に気泡が外気と連通する形式の記録ヘッドが用いられている。このように、気泡が消泡してキャビテーションが生じる前に気泡と外気とが通気されて液滴を吐出する記録ヘッドによって記録を行うことにより、気泡の消泡時に発生するキャビテーションの発生頻度が低減される。これにより、電気熱変換素子1の耐久性が向上する。また、このような記録ヘッドが搭載されたインクジェット記録装置を用いることにより、一回の吐出による吐出口部及び発泡室内のインクの吐出量を増加させることができる。従って、発泡室の内部に留まるインクの量が減少し、発泡室内のインクの温度上昇によるインク吐出量のばらつきを低減することができ、より高精細な画像が得られる。
以下に、本発明の主要部となるインクジェット記録ヘッドのノズル構造について、図面を参照して詳細に説明する。
図2(a)に、第一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドのノズル部分を拡大した平面図を示し、図2(b)に、図2(a)のB−B線に沿う断面図を示す。
図2に示されるノズルの形状は、第一吐出口部16と第二吐出口部17がそれぞれ円柱に形成されている。本実施形態では、吐出口部10が、吐出口30を含む第一吐出口部16と、第一吐出口部16及び発泡室9の間に第二吐出口部17とを有するように形成されている。第二吐出口部17は、インクを吐出する方向に直交する方向に関する断面積が第一吐出口部16よりも大きく形成されている。以下、基板の主面に直交し、液体としてのインクを吐出する方向のことを「吐出する方向」ともいうものとする。また、この吐出する方向に直交する方向のことを「直交する方向」ともいうものとする。ノズルを上記のような形状に形成することで、吐出口部10における流路幅の変化が緩やかに形成され、流抵抗を低減することができる。従って、吐出されるインク滴の径を変更せずにリフィルの速度を向上させることができ、印字品位を高く維持したまま記録を効率良く行うことが可能となる。ここで、第一吐出口部16と第二吐出口部17におけるインクが吐出される方向に見た断面は、円に限ったものではなく、楕円、多角形等、他の形状であっても良い。
ここで、直交する方向に関する第一吐出口部における断面の重心を通り吐出する方向に延びる軸を、以下、吐出口部第一軸12とする。そして、第二吐出口部17における吐出する方向に関して第一吐出口部16に最も近い部分の直交する方向に関する断面の重心を通り吐出する方向に延びる軸を、以下、吐出口部第二軸14とする。本実施形態では、図2(a)、(b)に示されるように、第一吐出口部上端面11の重心11Aを通り素子基板2の主面に垂直に交わる軸を、吐出口部第一軸12とする。本実施形態では、第二吐出口部上端面の重心14Aを通り素子基板2の主面に垂直に交わる軸を、吐出口部第二軸14とする。そして、吐出口部第一軸12と吐出口部第二軸14とが互いにずれて記録ヘッドが形成されている。本実施形態では、吐出口部第二軸14は、吐出口部第一軸12に関して、発泡室9へインクを供給するインク供給口13の位置する側とは反対側にずれている。
また、吐出する方向に直交する方向に関する電気熱変換素子1における断面の重心を通り、吐出する方向に延びる発熱素子軸としての軸を、以下、ヒータ軸15とする。本実施形態では、電気熱変換素子1における発泡室9に面した断面の重心を通り素子基板の主面に直交するヒータ軸15と、吐出口部第一軸12とが一致するように形成されている。
本実施形態では、吐出口部第一軸12とヒータ軸15とが一致するように形成されているので、電気熱変換素子1に対応した位置に第一吐出口部16が形成されている。従って、電気熱変換素子1に電気信号が印加され、電気熱変換素子1の周辺のインクが膜沸騰を生じることで発生する気泡が第一吐出口部16に対してずれずに形成される。これにより、発泡室9の内部で発生する発泡圧が第一吐出口部16に対して均等に作用し、吐出されるインク滴が吐出口部第一軸12に対して均等(軸対称)に流れる。このように吐出されるインク滴およびそのサテライト滴のヨレが防がれるので、着弾精度が高く維持される。
また、本実施形態では吐出口部第一軸12と吐出口部第二軸14とが互いにずれて形成されているので、インク滴を吐出した後のリフィル時に供給されるインク流が、吐出口部第一軸12に対してずれて流れる。このときのインク流について、図3を参照して説明する。
図3(a)、(b)には、インク滴を吐出した後にインクがリフィルされる際のノズル内部のインク流を説明するための断面図が示されている。インク滴が吐出口部10から吐出されると、図3(a)に示されるように発泡室9の内部にインクがリフィルされ、その後図3(b)に示されるように吐出口部10にもインクがリフィルされて、最終的にはノズル全体に亘ってインクがリフィルされることになる。図3(a)、(b)のインク供給路8及び発泡室9の内部に示される矢印は、インク流における最大流速を有する部分を示している。本実施形態では、リフィル時のインク流が吐出口部第一軸12に対してずれて流れているので、インク流の最大流速部は、第一吐出口部の中心を避けて流れている。インク流の最大流速部が、第一吐出口部の中心ではなく第一吐出口部16の形成されていない部分に衝突する場合は、インク流は発泡室の壁面に衝突し、第一吐出口部16の内部には大きなインク流が生じなくなる。また、第二吐出口部17の内部で一旦流路が広くなっていることから、インク流の運動量がここで吸収されてインク流の流速が弱められる。従って、リフィルが完了したときに生じるメニスカスの振動が小さく抑えられる。
また、吐出口部第一軸12に対する吐出口部第二軸14のずれが比較的小さく、インク流における最大流速部が第一吐出口部16の内部を流れる場合であっても、インク流の最大流速部は第一吐出口部16の中心を通らずに比較的壁面に近い部分を流れる。インク流の最大流速部が比較的壁面に近い部分を流れるので、インク流は壁面との摩擦によって流速が低く抑えられ、結果的にリフィル時のインク流の速度が低く抑えられる。従って、リフィルが完了したときに生じるメニスカスの振動が小さく抑えられる。
また、図3(a)、(b)に示されるように、吐出口部第二軸14は、吐出口部第一軸に関して、発泡室9へインクを供給するインク供給口13の位置する側とは反対側にずれている。このように吐出口部第二軸14をインク供給口13の位置する側とは反対側にずらすことで、第一吐出口部16に流入するインク流の位置を、第一吐出口部16の中心からさらに外し易くしている。従って、吐出口部10に流入してくるインク流の流速を第二吐出口部17でさらに吸収し易くしている。その結果、吐出口部10にリフィルされたインク液面の、吐出口表面を中心としたメニスカス振動を小さく抑えている。
このように、本実施形態では、インク滴を吐出した後のリフィル時のインク流の流速を低く抑えることができるので、リフィルが完了した際のメニスカス振動を小さく抑えることができる。従って、先にインク滴が吐出されて、その後リフィルが行われた際に、インクの液面のメニスカス振動が小さく、液面が安定した状態でインク滴の吐出を行うことができる。従って、インク滴の大きさ及び着弾位置がメニスカス振動によって影響を受けずに記録が行われ、記録によって得られる画像の品質が高く維持される。また、インクの液面のメニスカス振動が収まるのを待つとしても、メニスカス振動が十分に減衰し液面が安定するまでの時間が短く抑えられるので、記録にかかる時間が短く抑えられ、記録を短時間で効率的に行うことができる。
(第二実施形態)
次に、本発明を実施するための第二実施形態について説明する。上記の第一実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図4(a)に、第二実施形態のノズルの平面図が示され、図4(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図4に記載の第二実施形態のノズル形状は、第一吐出口部216が円柱形状で、第二吐出口部217が円錐台形状に形成されている点で第一実施形態のものと異なる。第二吐出口部217を円錐台形状にすることで、第一実施形態のものに比べてインクの流路の幅の変化がさらに緩やかになる。従って、インクが吐出される際のインク流の流抵抗をさらに減少させることができる。また、第二吐出口部217の側面がテーパー形状に形成されることになるので、インクのよどみ領域が少なくなる。
ここで、よどみ領域に留まるインクは、電気熱変換素子1によって発熱される際の熱の一部を吸収し続けるので、その他の領域のインクに比べて高温になり易い。これにより、インクの粘性が変化し、吐出される際の粘性抵抗が変化するので、吐出特性が影響を受ける可能性がある。
本実施形態では、第一実施形態の段差部18のようなインクのよどみ領域が少なくなるようにノズルが形成されるので、インクが高温になり難く、吐出量及び吐出速度などが安定し、記録によって得られる画像の品質が高く維持される。
また、図4に示す第二実施形態の記録ヘッドにおいては、第二吐出口部上端面の重心を貫いた吐出口部第二軸214が、吐出口部第一軸212に対して、インク供給口13と反対側にずれている。その一方で、第二吐出口部217の下端部はインク供給口13側に広がるように形成されている。本実施形態では、第二吐出口の下端部をインク供給口13側に広げることで、インク供給室7から吐出口部へのインク流動距離を短縮し、リフィルの速度を高くすることでリフィル周波数を向上させている。
(第三実施形態)
次に、本発明を実施するための第三実施形態について説明する。上記の第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図5(a)に、第三実施形態のノズルの平面図が示され、図5(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図5に示す第三実施形態では、第二吐出口部317の上端面での直交する方向に関する断面を通る不図示の吐出口部第二軸と、第一吐出口部316における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第一軸312とが互いにずれている。また、本実施形態では、それに加えて、第二吐出口部317の、吐出する方向に関して第一吐出口部に最も近い領域以外の領域における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第三軸314と、吐出口部第一軸312と、が互いにずれている。第二吐出口部317における最も第一吐出口部に近い領域以外の領域における直交する方向に関する断面の重心を通る軸のことを、以下、吐出口部第三軸とする。本実施形態では特に、第二吐出口部317の、吐出する方向に関して発泡室309に最も近い部分における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第三軸314と、吐出口部第一軸312と、が互いにずれている。
このように、吐出口部第二軸314が第二吐出口部317における、より下端部に近い断面での重心を通り、第二吐出口部のより下端部に近い部分での吐出口部第三軸314が吐出口部第一軸312に対してより大きくずれるようにノズルが形成されている。ここで、より下端部に近い部分とは、より発泡室309に近い部分のことである。インク流にとっては、第二吐出口部317における発泡室309により近い部分でインク流の中心位置が第一吐出口部316の重心からずれていた方が好ましい。なぜなら、インク流が第二吐出口部317から第一吐出口部316に流入したときに、インク流の最大流速部が第一吐出口部316の中心からより大きく外れることになるからである。従って、インク流の最大流速部が第一吐出口部316の内部で中心からより大きくずれることになり、結果的にリフィルが完了したときのメニスカス振動をより効果的に抑えることができる。
(第四実施形態)
次に、本発明を実施するための第四実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第三実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図6(a)に、第四実施形態のノズルの平面図が示され、図6(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図6に示す第四実施形態のノズル形状は、第一吐出口部416と第二吐出口部417がともに円柱形状に形成されている。また、インク滴の吐出する方向から見た平面図において、インク供給口13側に、第一吐出口部416と第二吐出口部417との間の段差部が無いように形成されている。これにより、第一実施形態の記録ヘッドに比べて、第二吐出口部でのインクのよどみ領域が少なくなり、インクの昇温による影響が少なくなる。
(第五実施形態)
次に、本発明を実施するための第五実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第四実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図7(a)に、第五実施形態のノズルの平面図が示され、図7(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図7に記載のノズル形状は、第一吐出口部516が円柱形状で、第二吐出口部517が円錐台形状に形成されている。インク滴が吐出される方向に見た平面図において、インク供給口13側には、第一吐出口部516と第二吐出口部517との間に段差部が無いように形成されている。第二実施形態で述べたように、第二吐出口部517を円錐台形状に形成することで、円柱形状に比べてインクのよどみ領域が少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による、吐出量のばらつきなど、印字不良を抑えることができる。また、第二吐出口部517の下端部がインク供給口13側に広がるように形成されることで、インク流の抵抗が減少しリフィル周波数が速くなる。
(第六実施形態)
次に、本発明を実施するための第六実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第五実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図8(a)に、第六実施形態のノズルの平面図が示され、図8(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図8に記載のノズル形状は、第一吐出口部616が円柱形状で、第二吐出口部617が球体あるいは楕円球の一部を切り取った形状とする。本実施形態では、第二吐出口部617が球体の一部として形成されている。ノズルをこのような形状とすることで第二吐出口部617でのよどみ領域がより少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による、吐出量のばらつきなど、印字不良を抑えることができる。
また、本実施形態では、第二吐出口部617の上端面での直交する方向に関する断面を通る不図示の吐出口部第二軸と、第一吐出口部616における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第一軸612とが互いにずれている。また、本実施形態では、それに加えて、吐出口部第三軸614が第二吐出口部617における上端面あるいは下端面ではない部分の直交する方向に関する断面の重心を貫くように形成されている。また、吐出口部第三軸614が吐出口部第一軸612に対してずれるようにノズルが形成されている。吐出口部第三軸614は、第二吐出口部617における、より下端部に近い断面の重心を貫き、その部分で吐出口部第一軸612に対して大きくずれるような形状になるほど、インク流の最大流速部が第一吐出口部616の中心から外れる。従って、その分リフィルが完了したときのインクのメニスカス振動を抑えることができる。このため、第二吐出口部617の下端面での断面の重心が吐出口部第一軸612から大きくずれるようにノズルが形成されることが好ましい。しかしながら、本実施形態のように、第二吐出口部617における下端面ではない部分でインク滴の吐出する方向に直交する方向に関する断面の重心をとり、そこで重心を貫く吐出口部第三軸614が吐出口部第一軸612からずれるように形成されても良い。
(第七実施形態)
次に、本発明を実施するための第七実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第六実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図9(a)に、第七実施形態のノズルの平面図が示され、図9(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。本実施形態の記録ヘッドは、吐出口部第二軸714とヒータ軸715とが一致する点で第一実施形態ないし第六実施形態の記録ヘッドと異なる。
本実施形態では、ノズル形状において、吐出口部第二軸714が吐出口部第一軸712に対してインク供給口13とは反対側にずれるように形成され、かつ、ヒータ軸715と、吐出口部第二軸714が一致するように形成されている。これにより、電気熱変換素子1で発生する発泡圧が第二吐出口部717に均等に伝わり、インク滴を吐出する際にインク滴が発泡によるエネルギーを十分に取り込めるという利点がある。従って、本実施形態の記録ヘッドにおいては、少ない電力で効率的にインク滴を吐出することができる。
図9に示されるように、本実施形態では、第一吐出口部716と第二吐出口部717とがそれぞれ円柱に形成されている。
(第八実施形態)
次に、本発明を実施するための第八実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第七実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図10(a)に、第八実施形態のノズルの平面図が示され、図10(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図10に記載のノズル形状は、第一吐出口部816が円柱形状で、第二吐出口部817が円錐台形状である。第二吐出口部817を円錐台形状にすることで、第七実施形態のノズルに比べて流抵抗をさらに減らすことができる。また、第二吐出口部817の側面がテーパー状に形成されることでインク流の抵抗が減少すると共にインクのよどみ領域が少なくなり、吐出量および吐出速度などが安定し、印字品位が高まる。よどみ領域に停滞するインクは、電気熱変換素子1で温められる影響で周囲のインクよりも高温になり、吐出するインクの粘性抵抗を変化させ、吐出特性に影響を及ぼすからである。
図10の第八実施形態では、第二吐出口部817の上端面の重心を貫いた吐出口部第二軸814が、吐出口部第一軸812に対して、インク供給口13と反対側にずれている。その一方で、第二吐出口817の下端部はインク供給口側に広がっている。第二吐出口817の下端部をインク供給口13側に広げることで、インク供給口13から吐出口部へのインク流動距離が短縮され、メニスカス振動が抑えられる。また、これにより記録ヘッドのノズルにおけるリフィル時のリフィル周波数を向上させることができる。
(第九実施形態)
次に、本発明を実施するための第九実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第八実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図11(a)に、第九実施形態のノズルの平面図が示され、図11(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。本実施形態では、第二吐出口部917の上端面での直交する方向に関する断面を通る不図示の吐出口部第二軸と、第一吐出口部916における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第一軸912とが互いにずれている。また、本実施形態では、それに加えて、第二吐出口部917の下端面での重心を通る吐出口第三軸914が、吐出口部第一軸912に対してインク供給口13と反対側にずれている。また、本実施形態では、吐出口部第三軸914とヒータ軸915とが一致するようにノズルが形成されている。吐出口部第三軸914は、第二吐出口部917における、より下端部における断面の重心を貫き、その部分で吐出口部第一軸612に対して大きくずれるような形状になるほど、インク流の最大流速部が第一吐出口部916の中心から外れる。従って、第一吐出口部916へのインク流入速度を低減させることができ、その分リフィルが完了したときのインクのメニスカス振動を抑えることができる。
(第十実施形態)
次に、本発明を実施するための第十実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第九実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図12(a)に、第十実施形態のノズルの平面図が示され、図12(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図12に記載のノズル形状は、第一吐出口部1016と第二吐出口部1017がともに円柱形状である。また、本実施形態のノズルをインク滴の吐出する方向から見た平面図において、インク供給室口13側には、第一吐出口部1016と第二吐出口部1017との間に段差部1018が、無いように形成されている。これにより、比較的第二吐出口部1017でのインクのよどみ領域が少なくなり、インクの昇温による影響が少なくなる。
(第十一実施形態)
次に、本発明を実施するための第十一実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図13(a)に、第十一実施形態のノズルの平面図が示され、図13(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図13に記載の記録ヘッドのノズル形状は、第一吐出口部1116が円柱形状で、第二吐出口部1117が円錐台形状である。そして、インク滴の吐出する方向から見た平面図において、インク供給口13側には、第一吐出口部1116と第二吐出口部1117の段差部1118が無いように形成されている。第二吐出口部1117を円錐台形状にすると、円柱形状に比べてインクのよどみ領域が少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による、吐出量ばらつきなど、印字不良を抑えることができる。また、第二吐出口部1117の下端部をインク供給口13側に広げることで、リフィル周波数が速くなる。
(第十二実施形態)
次に、本発明を実施するための第十二実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十一実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図14(a)に、第十二実施形態のノズルの平面図が示され、図14(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図14に記載のノズル形状は、第一吐出口部1216が円柱形状で、第二吐出口部1217が球体あるいは楕円球の一部を切り取った形状とする。本実施形態では、第二吐出口部1217が球体の一部として形成されている。第二吐出口部1217をこのような形状に形成することで、第二吐出口部1217でのよどみ領域がより少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による、吐出量のばらつきなど、印字不良を抑えることができる。また、第二吐出口部1217の上端面での直交する方向に関する断面を通る不図示の吐出口部第二軸と、第一吐出口部1216における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第一軸1212とが互いにずれている。また、本実施形態では、それに加えて、吐出口部第三軸1214が、第二吐出口部1217における、より下端部の断面の重心を通り、吐出口部第一軸1212に対してずれるようにノズルが形成される。これにより、インク流の最大流速部が、第一吐出口部1216の内部で第一吐出口部1216の中心からより大きく外れる。従って、第一吐出口部1216へのインク流入速度を低減させることができ、その分リフィルが完了したときのインクのメニスカス振動を抑えることができる。なお、第二吐出口部1217におけるインク滴の吐出する方向に直交する断面の重心を取る断面は、下端面でなくとも良く、本実施形態のように、第二吐出口部1217における比較的下端に近い部分であっても良い。
(第十三実施形態)
次に、本発明を実施するための第十三実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十二実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図15(a)に、第十三実施形態のノズルの平面図が示され、図15(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。本実施形態の記録ヘッドは、吐出口部第一軸1312がヒータ軸1315に対してインク供給口13側にずれ、吐出口部第二軸1314がヒータ軸1315に対してインク供給口13側とは反対側にずれている点で、上記実施形態の記録ヘッドと異なる。すなわち、ヒータ軸1315が、発泡室1309へインクを供給するインク供給口13から電気熱変換素子1に向かう方向に関して、吐出口部第一軸1312と吐出口部第二軸1314との間に位置することになる。従って、本実施形態では、吐出口部第一軸1312と吐出口部第二軸1314とが、それぞれヒータ軸1315から比較的大きく離れずに、吐出口部第一軸1312と吐出口部第二軸1314とが比較的大きくずれた位置関係を有して記録ヘッドが形成されている。
これら三者の軸の関係からすると、本実施形態は、第一実施形態ないし第六実施形態と第七実施形態ないし第十二実施形態との間に位置する。第一の実施形態ないし第六実施形態では、吐出口部第一軸とヒータ軸とが近接することで、第一吐出口部への発泡圧が均一化され、吐出が比較的安定する。一方で、第七実施形態ないし第十二実施形態では、吐出口部第二軸あるいは吐出口部第三軸とヒータ軸が近接することで、電気熱変換素子1で発生する発泡圧が第二吐出口に均等に伝わり、発泡パワーを比較的大きく取り込めるという利点を有している。これら二つの実施形態の利点をそれぞれ取り込む形状であるのが、本実施形態である。本実施形態では、第一吐出口部1316と第二吐出口部1317がそれぞれ円柱に形成されている。
(第十四実施形態)
次に、本発明を実施するための第十四実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十三実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図16(a)に、第十四実施形態のノズルの平面図が示され、図16(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図16に示すノズル形状は、第一吐出口部1416が円柱形状で、第二吐出口部1417が円錐台形状である。第二吐出口部1417を円錐台形状にすることで、インク流の流抵抗を減らすことができる。また、第二吐出口部1417の側面をテーパー形状にし、流れをよくすることで停滞するインクのよどみ領域が少なくなり、吐出量および吐出速度などが安定し、印字品位が高まる。段差部1418に停滞するインクは、電気熱変換素子で温められた影響で周囲のインクよりも高温になっており、吐出するインクの粘性抵抗を変化させ、吐出特性に影響を及ぼすからである。
図16に示す記録ヘッドでは、第二吐出口部1417の上端面の重心を貫いた吐出口部第二軸1414が、吐出口部第一軸1412に対して、インク供給口13と反対側にずれている。その一方で、第二吐出口部1417の下端部はインク供給口13側に広がっている。第二吐出口部1417の下端部をインク供給口13側にずらすことで、インク供給口13から吐出口部へのインクの移動距離を短縮し、リフィル周波数を向上させる効果を有している。
(第十五実施形態)
次に、本発明を実施するための第十五実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十四実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図17(a)に、第十五実施形態のノズルの平面図が示され、図17(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図17に示す記録ヘッドでは、第二吐出口部1517の上端面での直交する方向に関する断面を通る不図示の吐出口部第二軸と、第一吐出口部1516における直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第一軸1512とが互いにずれている。また、本実施形態では、それに加えて、吐出口部第三軸1514が第二吐出口部1517の下端面での断面の重心を貫き、吐出口部第三軸1514が吐出口部第一軸1512に対してインク供給口13と反対側にずれている。本実施形態では、吐出口部第三軸1514が第二吐出口部1517における、より下端部(より発泡室に近い部分)の断面での重心を貫き、その部分で吐出口部第二軸1514が吐出口部第一軸1512に対してより大きくずれるようにノズルが形成されている。従って、インク流の最大流速部が第一吐出口部1516の中心から第二吐出口部1517の下端部で、より大きくずれることになり、結果的にリフィルが完了したときのメニスカス振動をより小さく抑えることができる。
(第十六実施形態)
次に、本発明を実施するための第十六実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十五実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図18(a)に、第十六実施形態のノズルの平面図が示され、図18(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図18に示す記録ヘッドのノズル形状は、第一吐出口部1616と第二吐出口部1617がともに円柱形状である。インク滴が吐出される方向から見た平面図において、インク供給口13側には、第一吐出口部1616と第二吐出口部1617との間に段差部1618が無いように形成されている。これにより、第二吐出口部1617でのインクのよどみ領域が比較的少なくなり、インクの昇温による影響が少なくなる。
(第十七実施形態)
次に、本発明を実施するための第十七実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十六実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図19(a)に、第十七実施形態のノズルの平面図が示され、図19(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図19に記載のノズル形状は、第一吐出口部1716が円柱形状で、第二吐出口部1717が円錐台形状である。そして、インク滴の吐出する方向から見た平面図において、インク供給口13側には、第一吐出口部1716と第二吐出口部1717の段差部1718が無いように形成されている。第二吐出口部1717が円錐台形状に形成されることで、円柱形状に形成される場合と比べてインクのよどみ領域が少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による吐出量のばらつきなど、印字不良を抑えることができる。また、第二吐出口部1717の下端部をインク供給口13側に広げることで、リフィル周波数が速くなる。
(第十八実施形態)
次に、本発明を実施するための第十八実施形態について説明する。上記の第一実施形態ないし第十七実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図20(a)に、第十八実施形態のノズルの平面図が示され、図20(b)にノズルのB−B線に沿う断面図が示されている。図20に記載のノズル形状は、第一吐出口部1816が円柱形状で、第二吐出口部1817が球体あるいは楕円球の一部を切り取った形状とする。本実施形態では、第二吐出口部1817が球体の一部として形成されている。ノズルがこのように形成されることで、第二吐出口部1817でのよどみ領域がより少なくなり、よどみ領域のインクの温度上昇による、吐出量のばらつきなど、印字不良を抑えることができる。また、本実施形態では、第二吐出口部1817における吐出する方向に関して最も第一吐出口部に近い部分での断面の重心を通る不図示の吐出口部第二軸が、吐出口部第一軸1812よりもインク供給口31とは反対側にずれてノズルが形成されている。それと共に、第二吐出口部1817における、より下端部に近い断面の重心を通る吐出口部第三軸1814が、吐出口部第一軸1812に対してずれるようにノズルが形成されている。より下端部に近い断面の重心を通る吐出口部第三軸1814が吐出口部第一軸1812に対してずれるような形状になるほど、インク流の最大流速部が第一吐出口部1816の中心から大きく外れる。従って、第一吐出口部1816へのインク流入速度を低減させることができ、その分リフィルが完了したときのインクのメニスカス振動を抑えることができる。なお、第二吐出口部1817におけるインク滴の吐出する方向に直交する断面の重心を取る断面は、下端面でなくとも良く、本実施形態のように、第二吐出口部1817における比較的下端に近い部分であっても良い。
(他の実施形態)
なお、第一吐出口部及び第二吐出口部におけるインク滴の吐出する方向に直交する断面は、円に限ったものではなく、楕円、多角形等、曲線で囲まれ円状に近い図形をしていれば他の形状であってもよい。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを用いることによって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど種々の記録媒体に記録を行うことができる。なお、本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。
さらに、「インク」または「液体」とは、広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、記録媒体の加工、或いはインクまたは記録媒体の処理に供される液体を言うものとする。ここで、インクまたは記録媒体の処理としては、例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化による定着性の向上や、記録品位ないし発色性の向上、画像耐久性の向上などのことを言う。
(a)は、本発明の第一実施形態に係る記録ヘッドの斜視図であり、(b)は、その記録ヘッドの流路構成基板を取外した際の平面図である。 (a)は、図1の記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 図2の記録ヘッドにおけるインク滴を吐出した後のインクのリフィルを説明するための説明図である。 (a)は、本発明の第二実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第三実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第四実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第五実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第六実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第七実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第八実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第九実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十一実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十二実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十三実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十四実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十五実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十六実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十七実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、本発明の第十八実施形態に係る記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、従来の記録ヘッドにおけるノズル部分を拡大した平面図であり、(b)は、(a)のB−B線に沿う断面図であり、インク流を説明するための説明図である。
符号の説明
1 電気熱変換素子
4 ノズル
12、212、312、412、512、612、712、812、912、1012、1112、1212、1312、1412、1512、1612、1712、1812 吐出口部第一軸
13 インク供給口
14、214、414、514、714、814、1014、1114、1314、1414、1614、1714 吐出口部第二軸
314、614、914、1214、1514、1814 吐出口部第三軸
15、215、315、415、515、615、715、815、915、1015、1115、1215、1315、1415、1515、1615、1715、1815 ヒータ軸
16、216、316、416、516、616、716、816、916、1016、1116、1216、1316、1416、1516、1616、1716、1816 第一吐出口部
17、217、317、417、517、617、717、817、917、1017、1117、1217、1317、1417、1517、1617、1717、1817 第二吐出口部
100 インクジェット記録ヘッド

Claims (5)

  1. 吐出口から液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する発熱素子が配されたエネルギー作用室と、該エネルギー作用室に連通し前記吐出口を含む吐出口部と、を有する液体吐出ヘッドにおいて、
    1つの前記エネルギー作用室には1つの前記吐出口が対応して形成されており、
    前記吐出口部は、前記吐出口を含む第一吐出口部と、液体を吐出する方向に直交する方向に関する断面積が前記第一吐出口部より大きく、前記エネルギー作用室と前記第一吐出口部との間に形成された第二吐出口部と、を有し、前記第一吐出口部と前記第二吐出口部との接続部において、第一吐出口部の周囲には段差部が形成されており、
    前記直交する方向に関する前記第一吐出口部における断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる吐出口部第一軸と、前記第二吐出口部における前記吐出する方向に関して前記第一吐出口部に最も近い部分の前記直交する方向に関する断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる吐出口部第二軸と、に関して、前記吐出口部第二軸は、前記吐出口部第一軸に対して前記エネルギー作用室へ液体を供給する液体供給口の位置する側とは反対側にずれていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第二吐出口部の前記吐出する方向に関して前記エネルギー作用室に最も近い部分における前記直交する方向に関する断面の重心を通る吐出口部第三軸と、前記吐出口部第一軸と、が互いにずれていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記直交する方向に関する前記発熱素子における断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる発熱素子軸が、前記吐出口部第一軸に一致することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記直交する方向に関する前記発熱素子における断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる発熱素子軸が、前記吐出口部第二軸に一致することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記直交する方向に関する前記発熱素子における断面の重心を通り前記吐出する方向に延びる発熱素子軸が、前記エネルギー作用室へ液体を供給する液体供給口から前記発熱素子に向かう方向に関して、前記吐出口部第一軸と前記吐出口部第二軸との間に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
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