JP5391420B2 - サージ電流検出回路 - Google Patents
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Description
かかるブレーカー自動投入装置は、スイッチレバーを、カムを用いて、小さなモーターで効率よく押し上げるもので、より詳しく述べると、操作部を有する昇降部材と一体に結合された作動カムに開放部が形成され、該作動カムに旋回ピンが噛み合うようになされ、該旋回ピンが非常時作動モーターにより駆動されうるようになされており、動かすのが重いスイッチレバーを軽々と持ち上げ、カムの強力な働きでスムーズに再投入することができるといった装置である。
かかるサージ電流検出装置は、雷サージ電流の通路を囲むように配置されたロゴスキーコイルと、このロゴスキーコイルの両端間に接続された積分回路と、この積分回路の出力電圧最大値をホールドするピークホールド回路と、このピークホールド回路のホールド値をディジタル値に変換するA/Dコンバータと、このピークホールド回路のホールド値が一定値を越えたときに動作するトリガ回路と、実時刻を示す信号を出力する時計回路と、メモリと、外部との接続に供されるインターフェース回路と、マイクロプロセッサから構成されるものである。
そして、上記のトリガ回路の出力およびインターフェース回路を介する外部からのアクセス信号のいずれにも応答して動作を開始し、トリガ回路の出力で動作を開始したときにはA/Dコンバータを動作させるとともにディジタル信号に変換されたホールド値と時計回路の出力とをメモリにストアし、外部からのアクセス信号に応答して動作を開始したときにはメモリ装置にストアされているデータを、インターフェース回路を介して外部へ転送するものである。
かかる落雷電流検出装置は、ロゴスキーコイルと、このロゴスキーコイルの両端間に接続された整流回路と、整流回路の出力電圧を保持する充電回路と、整流回路の出力電圧が所定値を越えた場合にトリガ信号を発生するトリガ回路と、トリガ信号が発生した場合にトリガ信号の発生回数を積算して記憶し、かつ現在時刻を検出時間として記憶し、かつ充電回路に保持されている電圧値を雷サージ電流値とみなしA/D変換して記憶するとともにその電流値を積算して記憶する手段と、操作スイッチからの表示要求に応じて、記憶している回数、検出時間、電流値およびその積算電流値を表示器に表示する手段と、トリガ信号を無電圧接点信号に変換して出力する雷サージ警報出力手段から構成されるものである。
そして、第1オペアンプの非反転入力端子および第2オペアンプの非反転入力端子を接地し、第1オペアンプと第2オペアンプの+Vccに供給する電源を共通とし、それぞれの−Vccは接地し、第1の積分回路からの出力電圧値と第2の積分回路からの出力電圧値を加算し、その値をディジタル値に変換するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力値を入力し、所定の閾値を超えた場合に雷サージ電流と判断して所定の処理を行う判断処理部を備えた構成とされる。
かかる構成とすることにより、本発明のサージ電流検出回路を利用して、ブレーカー自動投入や、コンセントの安全機構を必要時に作動させることが可能となる。
かかる構成とすることにより、雷サージの波高値および流れた時刻を内蔵されるメモリに記憶でき、それを外部に出力することが可能となる。
ここで、外部出力手段とは、発光ダイオード(LED)や液晶小型ディスプレイなどを用いた表示窓や、無線或は有線の通信手段を介して外部にデータ出力するものである。
先ず、従来のサージ電流検出用の積分回路を図1に示す。電流ケーブル11を囲むようにロゴスキーコイル12を配置し、サージ電流検出部10を構成している。このロゴスキーコイル12の両端間(P1,P2)には積分回路を構成している。ロゴスキーコイル12は、内側を流れるサージ電流の大きさに応じた誘起電圧を発生し、積分回路へ出力する。
また、従来のサージ電流検出回路に使用される積分回路では、図1に示すように、一般にオペアンプ1個で構成されており、それに供給する電源として+Vccと−Vccの2種類の電源が必要となっている。
本発明のサージ電流検出回路は、積分回路を工夫している。すなわち、図2に示すように、サージ電流の大きさに対応した誘起電圧を発生するロゴスキーコイル12と、ロゴスキーコイル12の両端(PA,PB)にミラー状にそれぞれ接続される第1の積分回路(オペアンプI1とコンデンサC1で構成される積分回路)と第2の積分回路(オペアンプI2とコンデンサC2で構成される積分回路)と、各々の積分回路からの出力電圧値を加算し、出力電圧値(VOUT)を出している。
ロゴスキーコイル12の端PAとオペアンプI1の入力の間には、抵抗R1が設けられている。ロゴスキーコイル12の端PBとオペアンプI2の入力の間には、抵抗R2が設けられている。
図3は、本発明のサージ電流検出用の積分回路の各点の電圧波形を模式的に示している。図3(1)は、ロゴスキーコイル12の両端(PA,PB)に雷サージ電流の大きさに対応した誘起電圧が発生することにより現れる端子間電圧波形である。最初の山の部分は、雷サージがかかった様子を示す波形である。本来は、もっとインパルス状になるが、説明のために時間軸方向に引き伸ばした形になっている。
図3(2)の電圧波形を入力とする第1の積分回路(オペアンプI1とコンデンサC1で構成される積分回路)の出力電圧値は、図3(4)に示されるPC点の電圧波形となる。PC点の電圧波形の場合、プラスの間のときは、電圧値は0であり、マイナスになると積分を継続していくことになる。
また、図3(3)の電圧波形を入力とする第2の積分回路(オペアンプI2とコンデンサC2で構成される積分回路)の出力電圧値は、図3(5)に示されるPD点の電圧波形となる。PD点の電圧波形の場合、最初に積分して上昇した後、図3(3)のPBの電圧波形がプラスに転じると放電されていく。
図3(5)の電圧波形からサージ電流の波高値のタイミングが検出でき、また、図3(6)のVOUTの電圧波形から、波高値が算出できることになる。
図4(2)にしめされる形態は、第1の積分回路からの出力電圧値と第2の積分回路からの出力電圧値をディジタル値に変換するA/Dコンバータに直接に接続し、その後のディジタル処理で加算処理を行うものである。
11 電流ケーブル
12 ロゴスキーコイル
20 実施例1のサージ電流検出用の積分回路
30 従来のサージ電流検出用の積分回路
41,46,47 A/Dコンバータ
42,43 ダイオード
Claims (5)
- サージ電流の大きさに対応した誘起電圧を発生するロゴスキーコイルと、前記ロゴスキーコイルの一端P A に接続される第1オペアンプI 1 と第1コンデンサC 1 で構成される第1の積分回路と、前記ロゴスキーコイルの他端P B に接続される第2オペアンプI 2 と第2コンデンサC 2 で構成される第2の積分回路と、前記ロゴスキ−コイルの端子P A と前記第1オペアンプの反転入力端子との接続部分P 12 に一端が接続され他端が接地された抵抗R 1 と、前記ロゴスキ−コイルの端子P B と前記第2オペアンプの反転入力端子との接続部分P 22 に一端が接続され他端が接地された抵抗R 2 と、を備え、
前記第1オペアンプの非反転入力端子および前記第2オペアンプの非反転入力端子を接地し、前記第1オペアンプと前記第2オペアンプの+Vccに供給する電源を共通とし、それぞれの−Vccは接地し、前記第1の積分回路からの出力電圧値と前記第2の積分回路からの出力電圧値を加算し、その加算電圧値をディジタル値に変換するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力値を入力し、所定の閾値を超えた場合に雷サージ電流と判断して所定の処理を行う判断処理部を備えたことを特徴とするサージ電流検出回路。 - 前記判断処理部は、マイクロプロセッサとメモリとI/O部で構成され、前記A/Dコンバータの出力値を入力し、前記マイクロプロセッサが所定の閾値を超えているか否かを判断し、所定の閾値を超えた場合に信号出力することを特徴とする請求項1に記載のサージ電流検出回路。
- リアルタイムな時刻を示す信号を出力する時計回路と外部出力手段を更に備え、前記判断処理部において、所定の閾値を超えたと判断した場合、前記時計回路の出力である時刻情報と前記A/Dコンバータの出力値情報を前記メモリに保存し、前記外部出力手段を用いて前記時刻情報と出力値情報を外部に出力することを特徴とする請求項2に記載のサージ電流検出回路。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のサージ電流検出回路を備えたブレーカー装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のサージ電流検出回路を備えた電源コンセント。
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