JP5389751B2 - Icタグホルダー - Google Patents
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例えば、アンテナ配線とICチップとを備えてなるICタグを重機や工事車両などに取り付けることで、現場内における重機等の配置等を管理する場合がある。
例えば、特許文献1には、セラミックスにより形成された第一基板および第二基板よりなり、ICタグを把持することが可能なICタグホルダーが開示されている。
なお、本発明において、「上」、「下」は、タグホルダーを別部材(例えば、重機や工事車両等)に設置した際に、当該別部材側を「下」とし、その反対側を「上」に統一する。
また、簡易な構成なため、製造時の手間を省略し、安価に構成することができる。
また、防護部を備えているため、ICタグの衝撃からの防護が可能に構成されている。
本発明の第一の実施の形態(参考実施形態)に係るICタグホルダー1は、図1(a)に示すように、ICタグTを収容する収容部2と、ICタグTを防護する防護部3と、を備えている。
本実施形態では、タグホルダー1を重機Mに設置する場合について説明するが、タグホルダー1を固定する対象物は限定されるものではない。
なお、ICタグTと収容部2との隙間に充填される充填材は、ICタグTを固定することが可能であれば接着剤に限定されるものではなく、例えばエポキシ樹脂やモルタルであってもよい。
なお、収容部2を構成する材料は、ICタグTを収容、固定し、防護することが可能であれば限定されるものではなく、適宜設定することが可能であるが、収容部2を金属により構成する場合には、ICタグTの電波が金属により干渉されることがないように、ICタグTに金属対応シートを貼設するなどの処置を施す必要がある。また、収容部2の形状寸法も限定されるものではない。
なお、貫通孔2aの数や配置は限定されるものではなく適宜設定することが可能である。また、本実施形態では、固定部として貫通孔2aを形成するものとしたが、固定部の構成は、ICタグホルダー1の固定方法に応じて適宜設定すればよい。
凹部2bの形状は、ICタグTの形状に応じて平面視円形で、ICタグTの厚みよりも大きな深さを有している。また、凹部2bは、有底で上面は開口している。
防護部3は、貫通孔3aを挿通した結合部材4を介して、収容部2の上面に固定される。
なお、防護部3と収容部2との当接面に、必要に応じて止水材を介在させて、凹部2b内への水や薬品等が浸透しないようにしてもよい。
結合部材4は、防護部3の表面に凹凸を形成させることのないように、頭部をなるべく突出させずに設置するのが望ましい。そのため、例えば、防護部3の貫通孔3aの上部を拡径して結合部材4の頭部の収容が可能に構成したり、結合部材4としてセラミックス製のボルトを採用してICタグホルダー1の固定後に頭部を削ったりしてもよい。
第二の実施の形態に係るICタグホルダー1は、図2に示すように、収容部2がICタグTを囲む周壁部2cを有し、周壁部2c上に形成された壁状部分である防護部5を備えている。
つまり、第二の実施の形態に係るICタグホルダー1は、蓋部材に代えて壁状の防護部5を備えている点で、第一の実施の形態のICタグホルダーと異なっている。
なお、この他の収容部2の構成は、第一の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。また、ICタグTの構成も第一の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
なお、防護部5の高さは限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。また、防護部5の壁厚(図2における左右の厚み)は限定されるものではない。
貫通孔2aは、上端部(防護部5の表面)に結合部材4の頭部の形状に応じて形成された拡径部分を備えている。結合部材4は、貫通孔2aの上端部の拡径部分に頭部が収容されている。
防護部5は、ICタグTの上面よりも上方に突出しているため、開口よりも大きな物質(土砂等)がICタグTに接触することから保護することが可能である。
第三の実施の形態に係るICタグホルダー1は、図3(a)および(b)に示すように、収容部2がICタグTを囲む周壁部2cを有し、周壁部上に形成され防護部6を備えている。
つまり、第三の実施の形態に係るICタグホルダー1は、張出部6aを備えている点で、第二の実施の形態に係るICタグホルダーと異なっている。
この他の第三の実施の形態に係るICタグホルダー1の作用効果は、第二の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
この場合には、ICタグTの底面(重機M側の面)と重機Mの表面との間に、金属対応シートSを介設する。
第四の実施の形態(参考実施形態)に係るICタグホルダー1は、図4(a)に示すように、ICタグTを収容する収容部2と、ICタグTの上方を覆うように形成された防護部7と、を備えている。
凹部2eは、開口から挿入されたICタグTが、収容部2の中心部分に配置されることが可能な形状を呈している。
なお、蓋部材2fは、必要に応じて設置すればよく、省略してもよい。
ICタグホルダー1によれば、第一の実施の形態で示したICタグホルダーと同様の作用効果を得ることができる。
例えば、図4(c)に示すように、凹部2e内に挿入可能な蓋部材2f’であってもよい。なお、蓋部材2f’の後部分(ICタグT側と反対側の部分)が幅広に形成されており、結合部材4の位置に応じて貫通孔が形成されていれば、ICタグホルダー4の固定と同時に、蓋部材2fを固定することができる。このとき、凹部2eは、蓋部材2fの形状に応じて凸字状に形成されている。蓋部材2f’の形状は前記のものに限定されるものではなく、適宜形成することが可能である。
2 収容部
2a 貫通孔
2b 凹部
3,5,6,7 防護部
T ICタグ
Claims (2)
- ICタグを収容する収容部と、
前記ICタグを防護する防護部と、を備えるICタグホルダーであって、
前記収容部に、別部材への固定を可能とした固定部が形成されているとともに、前記ICタグを囲む周壁部が形成されており、
前記防護部は、前記周壁部上に前記ICタグよりも上方に突出して形成された壁状部分であり、
前記ICタグの上方は開口していることを特徴とする、ICタグホルダー。 - ICタグを収容する収容部と、
前記ICタグを防護する防護部と、を備えるICタグホルダーであって、
前記収容部に、別部材への固定を可能とした固定部が形成されているとともに、前記ICタグを囲む周壁部が形成されており、
前記防護部は、前記周壁部上に前記ICタグよりも上方に突出して形成されるとともに、前記ICタグの上面の周縁部分を覆うように形成されていて、
前記ICタグの上方は開口していることを特徴とする、ICタグホルダー。
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