JP5389719B2 - ナット脱落防止用クリップ - Google Patents
ナット脱落防止用クリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5389719B2 JP5389719B2 JP2010080633A JP2010080633A JP5389719B2 JP 5389719 B2 JP5389719 B2 JP 5389719B2 JP 2010080633 A JP2010080633 A JP 2010080633A JP 2010080633 A JP2010080633 A JP 2010080633A JP 5389719 B2 JP5389719 B2 JP 5389719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- nut
- tip
- clip
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
Description
図1(A)(C)に示すように、ボルト11及びナット(六角ナット)12でワーク13,14が締結されている。締結状態でボルト11は先端側の山15が2〜3山程度が露出している。ボルト11は頭付きの場合もあるしスタット方式の場合もある。クリップ1は例えばステンレス線材や鋼線を材料にして製造されており、クリップ1をボルト11の露出部に取り付けることにより、ナット12の脱落防止を図っている。
クリップ1は、第1部部3と第2部分4との間隔が使用状態よりも狭められた状態に製造されており、弾性変形させることでボルト11に取付けられる。クリップ1をボルト11に取り付ける方法が図2に表示されている。このうち(A)の方法では、先端部3a,4aを先にした姿勢でクリップ1をボルト11の軸線と直交した方向に移動させて、第1部分3と第2部分4とを広げることでボルト11に取り付ける。この場合、両部分3,4の先端部3a,4aは平面視でハの字形態を成しているため、先端部3a,4aがボルト11への嵌め込みをガイドする機能を果たしている。
クリップ1は、左右2つの先端当接部6,7と左右2つの挟持部5とがボルト11の外面に(ねじ山15の斜面に)当接していることにより、ボルト11に取付けられている。この状態でクリップ1は、弾性復元力によってボルト11を抱持している。本実施形態は4点支持の状態になっているが、3点支持の状態になっていても差し支えない(但し、第1部分3の先端当接部6は必ずボルト11に当っておらねばならない。)。
図3(A)は第2実施形態の平面図である。この第2実施形態では、第1部分3と第2部分4とは互いに平行に延びる直線状基部3′,4′を有しており、直接状基部3′,4′の一部がボルトに当接する挟持部5になっている。また、本実施形態では、環状部2は第1部分3と第2部分4との開閉方向と同じ方向に長く延びる形態になっている(他の実施形態の環状部をこの横長のものに置き換えることも可能である。)。両部分3,4の付け根部近傍にも挟持部5が存在している。
図4に示す第6実施形態及び第7実施形態は第1実施形態の変形例である。すなわちこれら第6実施形態と第7実施形態とは、環状部2を側面視でボルト11の軸線方向に延びるように曲げ形成している。このため、クリップ1を図2(A)の状態でボルト11に押し込み装着するにおいて、指先と環状部2との当たり面積を大きくでき、その結果、図2(A)に示す状態での取付けを容易化できる。
おり、従って、クリップ1は環状部2をナット12と反対側に突出させた姿勢でのみボルト11に取付けることになる。すなわち取付け当たって方向性がある。他方、図4(C)(D)に示す第7実施形態では、環状部2はナット12の外周面の外側に位置しており、従って、クリップ1にはボルト11に取り付けるに当たっての方向性はない。第7実施形態では、第1部分3の付け根部と第2部分4の付け根部とは、第1部分3の付け根部が第2部分4の付け根部の上側に位置する状態で交叉しているが、重なり合いを逆にしてもよい。
図5のうち(A)に示す第8実施形態、(B)に示す第9実施形態、(C)に示す第10実施形態はいずれも第1実施形態の変形例である。これらはいずれも挟持部5は円弧状の形態を成していてある程度の範囲でボルト11のねじ山15に当接している。換言すると、挟持部5は線接触の状態でボルト11に当接するように設定されている。
図6に第14実施形態として示すクリップ1は、例えばステンレス板を素材として板金加工によって製造している。このクリップ1は、第3部分9を介して繋がった第1部分3及び第2部分4を有しており、第1部分2と第2部分3とは広幅面を対向させている。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えばクリップを線材で製造する場合、断面六角の線材を使用するなど、断面が非真円形の線材を使用することも可能である。また、線材で製造する場合、1回以上巻いた形態とすることも可能である。
2 環状部
3 第1部分
3a 第1部分の先端部
4 第2部分
4a 第2部分の先端部
5,18,19 挟持部
6,7 先端当接部
8 カール部
9 第3部分
11 ボルト
12 ナット
12a ナットの頂面
15 ボルトのねじ山
16 ボルトの谷(ねじ溝)
21 ストッパー部
Claims (5)
- ナットがねじ込まれているボルトの露出部を囲う形態であり、前記ナットの頂面に当接して当該ナットの脱落を阻止するストッパー部と、前記ストッパー部から周方向に隔てた位置において前記ボルトの外周に当接する挟持部とを有しており、前記ストッパー部と挟持部とを前記ボルトの外周面に当てた状態が弾性復元力によって保持されるようになっている構成であって、
前記ストッパー部は先端面を有する自由端になっており、前記ストッパー部の先端が前記ボルトの谷の内面に当接するように設定されている、
ナット脱落防止用クリップ。 - 1本の線材を曲げることで構成されており、前記線材の一端が前記ストッパー部になっている、
請求項1に記載したナット脱落防止用クリップ。 - 前記1本の線材は、その略中間部に位置した環状部から分かれた第1部分と第2部分とに区分されており、前記第1部分と第2部分とは、その付け根部において交叉していて互いに反対方向からボルトの外周を囲う配置になっており、前記第1部分と第2部分との先端がそれぞれ前記ボルトの谷に嵌まり込む先端当接部になっていると共に、前記第1部分と第2部分とは、それぞれ先端と付け根との間のうち適宜部位が前記挟持部になっており、
更に、前記ボルトの軸線を横切る面を挟んだ対称形と成すことにより、前記第1部分の先端当接部がナットの頂面に当接するストッパー部になる姿勢と前記第2部分の先端当接部がナットの頂面に当接するストッパー部になる姿勢とのいずれの姿勢でもボルトに取付け可能になっている、
請求項2に記載したナット脱落防止用クリップ。 - 前記ボルトを挟むように配置される第1部分と第2部分とを有しており、前記第1部分と第2部分とは環状部を介して一連に連続しており、前記第1部分の先端を前記ストッパー部と成している一方、前記第2部分の先端部はボルトの半径外側に向いて延びるように曲げられており、このため前記第2部分の先端部には人が指先を当てて力を掛けることが許容されており、かつ、前記第1部分と第2部分とのうち少なくとも第2部分は前記挟持部を有している、
請求項2に記載したナット脱落防止用クリップ。 - 板材から成っており、前記ボルトを挟んで一方の側に位置した第1部分と他方の側に位置した第2部分、及び、前記第1部分と第2部分との一端部が繋がった第3部分とを有しており、このため前記第1部分と第2部分との他端は自由端になっており、前記第1部分と第2部分とに、前記ボルトの谷に食い込む舌片状の挟持部を内向きに突設しており、かつ、前記第1部分の自由端に、当該自由端の幅寸法よりも細幅のストッパー部を形成し、第2部分の自由端には、前記第1部分から離れる方向に傾斜したガイド片を曲げ形成している、
請求項1に記載したナット脱落防止用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080633A JP5389719B2 (ja) | 2010-01-28 | 2010-03-31 | ナット脱落防止用クリップ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010016679 | 2010-01-28 | ||
JP2010016679 | 2010-01-28 | ||
JP2010080633A JP5389719B2 (ja) | 2010-01-28 | 2010-03-31 | ナット脱落防止用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011174600A JP2011174600A (ja) | 2011-09-08 |
JP5389719B2 true JP5389719B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=44687632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010080633A Expired - Fee Related JP5389719B2 (ja) | 2010-01-28 | 2010-03-31 | ナット脱落防止用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5389719B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RS54301B1 (en) * | 2012-07-27 | 2016-02-29 | Norma Germany Gmbh | PIPE CLAMP, SPECIALLY PROFILED CLAMP |
JP5960584B2 (ja) * | 2012-12-03 | 2016-08-02 | 新興プランテック株式会社 | ボルト・ナットの着脱補助用治具 |
JP7154148B2 (ja) | 2019-02-07 | 2022-10-17 | 株式会社アドバネクス | 脱落防止具 |
JP7242067B2 (ja) * | 2020-09-01 | 2023-03-20 | 株式会社屋根技術研究所 | 固定用部材及びボルト支持構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4856453U (ja) * | 1971-11-02 | 1973-07-19 | ||
JP2009052648A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Techno Success Kk | ナットの緩み止め具 |
JP2010121708A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Bc Seisakusho:Kk | ナット脱落防止用クリップ |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010080633A patent/JP5389719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011174600A (ja) | 2011-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5389719B2 (ja) | ナット脱落防止用クリップ | |
JP5407010B1 (ja) | 脱落防止具 | |
JP3615738B2 (ja) | ネジ保持装置 | |
JP2010121708A (ja) | ナット脱落防止用クリップ | |
JP5220149B2 (ja) | 脱落防止ピン | |
JP4717053B2 (ja) | クランプ | |
JP2009052648A (ja) | ナットの緩み止め具 | |
JP5816767B1 (ja) | ナット | |
JP2005083543A (ja) | 脱落防止具 | |
JP2012183125A (ja) | ロープ、及び該ロープを用いた回収機構用螺旋状ロープ | |
JP2022176300A (ja) | 脱落防止具 | |
KR101300824B1 (ko) | 호스용 클램프 | |
JP3204790U (ja) | 留め具 | |
JP2013130254A (ja) | 抜け止め具、締結方法および締結構造 | |
JP2004100952A (ja) | ボルト・ナットの緩み止め具及びボルトの締結具 | |
JPWO2018155466A1 (ja) | 脱落防止具 | |
JP2019203516A (ja) | ナット脱落防止具 | |
CN204870991U (zh) | 锁止机构及制动踏板臂与真空助力器推杆的锁止结构 | |
JP6449421B1 (ja) | 金属製ピンチ及びこれを用いた物干し具 | |
CN217271272U (zh) | 膨胀螺丝 | |
JP2020034092A (ja) | 脱落防止具 | |
JP5162647B2 (ja) | 指輪用固定具 | |
JP2019132339A (ja) | 抜け止めピン | |
JP6650096B2 (ja) | つり針 | |
JP2023167276A (ja) | 着脱工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131009 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |