JP5388946B2 - メタライズド窒化アルミニウム基板の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明において、窒化アルミニウム焼結体基板としては、窒化アルミニウム焼結体からなる基板であれば特に限定されないが、窒化アルミニウム焼結体の熱伝導度は高い方が好ましく、例えば、熱伝導率が170W/m・K以上のものを使用するのが好適である。また、上記窒化アルミニウム焼結体基板の形状や大きさは、目的とする用途に応じて適宜設定すればよい。
本発明のメタライズド窒化アルミニウム焼結基板の製造方法では、窒化アルミニウム焼結体基板上に、焼結助剤を含有する窒化アルミニウムペースト層を介してと導電ペースト層を形成して、メタライズド窒化アルミニウム基板前駆体を準備する(工程(A))。
本発明の製造方法では、上記工程(A)により準備されたメタライズド窒化アルミニウム基板前駆体を焼成する(工程(B))ことで本発明における製造物であるメタライズド窒化アルミニウム基板が得られる。
本発明において、工程(B)終了後は、基板を冷却して取り出し、必要に応じて、メタライズ層上にNi、Ni−P、Ni−B、Pd−P、Au、Ag、Cu等からなる導電層を形成してもよい。このような導電層の形成方法としては、電解メッキ法や、無電解メッキ法のメッキ法が一般的であり、本発明の効果が最も発揮されるが、その他、蒸着法等の薄膜メタライズ法なども採用できる。このような導電層を形成することにより半田付けやワイヤーボンディングが容易に行なえるようになる。
平均粒径1.5μmの窒化アルミニウム粉末100重量部、平均粒径0.5μmの酸化イットリウム粉末5重量部とエチルセルロース9重量部、テルピネオール40重量部を混練し25℃における粘度を3500ポイズに調整した窒化アルミニウムペーストを作成し、次いで、該ペーストを、酸化イットリウムを5重量部含有する窒化アルミニウム焼結体基板(50mm□)の表面を研磨し(研磨後の基板の厚み0.3mm)、表面粗さをRaで0.03μmとした基板上に厚み10μmでスクリーン印刷した。
導電ペーストに含まれるタングステン粉末、窒化アルミニウム粉末の量を、タングステン粉末100質量部、窒化アルミニウム粉末8.5質量部、とした他は実施例1と同様にしてメタライズド窒化アルミニウム基板を製造し、得られた基板について実施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示した。
導電ペーストに含まれるタングステン粉末、窒化アルミニウム粉末の量を、タングステン粉末100質量部、窒化アルミニウム粉末10質量部、とした他は実施例1と同様にしてメタライズド窒化アルミニウム基板を製造し、得られた基板について実施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示した。
導電ペーストに含まれるタングステン粉末、窒化アルミニウム粉末の量を、タングステン粉末100質量部、窒化アルミニウム粉末15質量部、とした他は実施例1と同様にしてメタライズド窒化アルミニウム基板を製造し、得られた基板について実施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示した。
導電ペーストに含まれるタングステン粉末、窒化アルミニウム粉末の量を、タングステン粉末100質量部、窒化アルミニウム粉末0質量部、とした他は実施例1と同様にしてメタライズド窒化アルミニウム基板を製造し、得られた基板について実施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示した。
導電ペーストに含まれるタングステン粉末、窒化アルミニウム粉末の量を、タングステン粉末100質量部、窒化アルミニウム粉末5質量部、とした他は実施例1と同様にしてメタライズド窒化アルミニウム基板を製造し、得られた基板について実施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示した。
2 窒化アルミニウムペースト層
3 導電ペースト層
4 W
5 AlN
6 Y2O3
7a 測定点
7b 測定点
7c 測定点
7d 測定点
8 水平台
9 測定機
Claims (2)
- 窒化アルミニウム焼結体基板上に、焼結助剤を含有する窒化アルミニウムペースト層を介して、焼結助剤を含有せずかつタングステン100重量部に対して窒化アルミニウムを6〜20重量部含有する導電ペースト層を形成して、メタライズド窒化アルミニウム基板前駆体を得る工程(A)と、前記工程によって得られたメタライズド窒化アルミニウム基板前駆体を焼成する工程(B)とを含むメタライズド窒化アルミニウム基板の製造方法。
- 前記焼成工程において、メタライズド窒化アルミニウム基板前駆体を1700℃〜1900℃の温度に30分以上保持することにより焼成を行なうことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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