JP5387920B2 - 板ガラスの製造装置及び板ガラスの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、フロート法による板ガラスの製造装置及びその製造方法に関し、特にフロートバスから引き出された高温のガラスリボンの下面に硫酸塩からなる疵防止用保護層を形成するための保護層形成部が設けられた板ガラスの製造装置及び板ガラスの製造方法に関する。
建築用板ガラス、自動車用板ガラス、及びディスプレイ用板ガラスなどのガラス板においては、フロートバスを使用したフロート法による板ガラスの製造装置、及び製造方法が従来から知られている。
フロート法による板ガラスの製造方法は、溶融ガラスをフロートバスの溶融錫表面上に供給して、溶融ガラスを溶融錫上で連続したシート状に成形するものであり、フロートバスで所定の幅の連続したガラス板となった高温のガラスリボンを溶融錫表面から引き出し、これを徐冷して所定の大きさのガラス板に切断する製法である。
溶融錫表面からのガラスリボンの引き出しは、「リフトアウトロール」と称されるロールによってガラスリボンをフロートバスの出口で持ち上げて搬送することにより行われる。このリフトアウトロールが存在する場所を以下「ドロスボックス」という。引き出されたガラスリボンは、ドロスボックスの下流側の徐冷炉で徐冷される。この徐冷する区域を以下「徐冷部」といい、この徐冷部でガラスリボンを支持搬送するロールを以下「徐冷ロール」という。フロートバスの溶融錫は酸化しやすいため、フロートバスの雰囲気は窒素ガスと水素ガスとの混合ガスにより還元雰囲気で正圧に保たれている。また、フロートバスと連通しているドロスボックスも正圧の還元雰囲気に保たれている。これらのフロートバス及びドロスボックスが存在する区域を以下「成形部」という。
ところで特許文献1には、徐冷炉内部に亜硫酸ガス(SO2)を導入し、これとガラスリボンの構成成分であるアルカリ金属のナトリウムとを反応させてガラスリボンの表面に硫酸ナトリウム等の疵防止用保護層を形成する板ガラスの製造装置が開示されている。
特許文献1の板ガラスの製造装置は、徐冷部の所定の区画を仕切壁によって仕切り、その区画を流れるガラスリボンに亜硫酸ガスを吹き付けてガラスリボンの表面に前記疵防止用保護層を形成する装置である。
しかしながら、特許文献1の板ガラスの製造装置は、亜硫酸ガスを導入する区画に仕切壁を設けているが、その仕切壁はガラスリボンから離れて設けられている。よって、特許文献1の技術では、前記区画が徐冷炉の最上流側に位置していると、区画内の気流が、上流側に隣接するドロスボックスの気流の浸入によって乱れ、亜硫酸ガスをガラスリボンの表面に滞留させることが困難になり、疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく均一に形成することができないという欠点があった。また、その区画内の酸素が、ドロスボックスやフロートバス内の非酸化性雰囲気に浸入するという問題があった。
特に、液晶ディスプレイ用の無アルカリガラスの場合、実質的にアルカリ成分を含有しないため、疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく形成することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、硫酸塩の疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく均一に形成することができる板ガラスの製造装置及び板ガラスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の板ガラスの製造装置の発明は、前記目的を達成するために、溶融金属を収容したフロートバスの水平な浴面に溶融ガラスを連続的に供給してガラスリボンを形成する成形部と、該成形部で形成された前記ガラスリボンを徐冷炉に搬送して徐冷する徐冷部とを備えた板ガラスの製造装置において、前記徐冷部のガラスリボン搬送方向の上流位置であってガラスリボンの温度が500℃〜750℃のゾーンにおいて、前記ガラスリボンの下面に硫酸塩からなる疵防止用保護層を形成するための保護層形成部が設けられ、前記保護層形成部は、ガラスリボン搬送方向の上流側においてガラスリボンの下面に接触する上流側遮蔽部材と、ガラスリボン搬送方向の下流側においてガラスリボンの下面に接触、又はガラスリボンの下面から50mm以内に離間した下流側遮蔽部材とによって仕切られて略密閉状態に保持され、前記保護層形成部に亜硫酸ガスを供給するノズルが配置され、該ノズルから供給される亜硫酸ガスによって前記ガラスリボンの下面に前記疵防止用保護層が形成されるとともに、該保護層形成部には、前記ガラスリボンと接するロールは存在せず、前記上流側遮蔽部材のガラスリボンと接触する部分は、耐熱繊維シートから構成されるとともに、該耐熱繊維シートには非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが供給されることを特徴としている。
ナトリウム等のアルカリ成分を含有するガラスリボンの場合、ガラスリボンの温度が500℃以上で亜硫酸ガスと反応し、疵防止用保護層が形成される。一方、成形部から引き出されるガラスリボンの温度は750℃以下である。亜硫酸ガスとガラス中のアルカリ土類金属との反応速度は、ガラスリボンの温度が高いほど速いため、好ましいガラスリボンの温度は650℃以上である。
保護層形成部に存在するロールは、通常のガラスリボン形成時にはガラスリボンから退避してガラスリボンと接触しない。このロールは、ガラスリボン成形の立ち上げ時やトラブル発生時に不連続に流れてくるガラスリボンに当接してガラスリボンを効率的に搬出する。よって、ガラスリボンが連続的に流れている疵防止用保護層の形成時には、ガラスリボンと接するロールは存在しないため、保護層形成部においてガラスリボンの下面全体が亜硫酸ガスにさらされることになり、疵防止用保護層が均一に形成される。
また、前記保護層形成部は、ガラスリボン搬送方向の上流側においてガラスリボンの下面に接触する上流側遮蔽部材と、ガラスリボン搬送方向の下流側においてガラスリボンの下面に接触、又はガラスリボンの下面から50mm以内に離間した下流側遮蔽部材とによって仕切られて略密閉状態に保持されている。これにより、保護層形成部は、亜硫酸ガスの充満雰囲気となり、疵防止用保護層を均一に形成できる。また、保護層形成部の上流側に位置するフロートバスやドロスボックスの非酸化雰囲気に、保護層形成部の酸化雰囲気が漏出するのを防止できる。更に、保護層形成部の上流側の非酸化雰囲気が保護層形成部に浸入することによる保護層形成部の内乱を防止できる。これによって、疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく形成することができる。下流側遮蔽部材については、保護層形成部の酸化雰囲気が徐冷炉に漏出しても、徐冷炉は酸化雰囲気であるので問題はない。
更にまた、本発明では、保護層形成部に亜硫酸ガスを供給するノズルが配置され、このノズルから供給される亜硫酸ガスによってガラスリボンの下面に疵防止用保護層を形成する。そして、上流側遮蔽部材は、耐熱繊維シートから構成され、保護層形成部を密閉できるとともに、ガラスリボンの下面に付着している溶融金属を除去することができる。これにより、溶融金属付着による保護層形成ムラが防止され、保護層がさらに均一に形成される。また、この上流側遮蔽部材には非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが供給され、非酸化性ガスによって耐熱繊維シートの酸化損失を防止している。更に、非酸化性ガスが上流側遮蔽部材から噴射されることにより、成形部と保護層形成部とが非酸化性ガスによってシールドされるため、保護層形成部からフロートバスやドロスボックスの非酸化雰囲気に浸入しようとする酸化雰囲気を完全に遮断することができる。
本発明は、前記下流側遮蔽部材が前記ガラスリボンの下面に接触される場合には、前記下流側遮蔽部材のガラスリボンと接触する部分は耐熱繊維シートから構成されるとともに、該耐熱繊維シートには非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが供給されることが好ましい。これにより、保護層形成部を密閉できるとともに、ガラスリボンの下面に付着している溶融金属等をさらに除去することができ、溶融金属付着による保護層形成ムラが防止され、保護層がさらに均一に形成される。また、非酸化性ガスによって耐熱繊維シートの酸化損失を防止できる。
本発明は、前記耐熱繊維シートがカーボン繊維からなるフェルト状の繊維シートであることが好ましい。これにより、カーボン繊維がガラスリボンの下面に接触してもガラスリボンの下面に疵が付くのを防止できる。
本発明は、前記保護層形成部には、前記ノズルから供給された亜硫酸ガスをガラスリボンの直下の位置で滞留させるためのガス滞留部材が配置されていることが好ましい。亜硫酸ガスは空気よりも重いため、ノズルからガラスリボンにただ単に吹き出しているのでは、亜硫酸ガスがガラスリボン中のアルカリ土類金属と良好に反応しない。そこで、ガス滞留部材によって亜硫酸ガスを、ガラスリボンの直下の位置で滞留させることにより、亜硫酸ガスとアルカリ土類金属との反応を促進させることができる。また、亜硫酸ガスの供給量も節約することができる。
本発明は、前記保護層形成部には、ガラスリボン搬送用ロールが配置され、該ロールは、前記疵防止用保護層の形成時にはガラスリボンに対して相対的に退避した位置に位置され、該ロールが前記ガス滞留部材として兼用されていることが好ましい。また、ノズルの亜硫酸ガスの噴射位置に対してロールの上面は同レベルか、若干下方であることがロール上に亜硫酸ガスを好適に滞留させる点で好ましい。
本発明は、前記ガラスリボンと前記ノズルとの距離が10mm〜150mmに設定されていることが好ましい。ガラスリボンに対してノズルを近づけすぎると、ガラスリボンの一部分だけに亜硫酸ガスが吹き付けられるため、疵防止用保護層を均一に形成できない。
ガラスリボンに対してノズルを遠ざけすぎると、亜硫酸ガスは空気よりも重いためノズルから噴射した亜硫酸ガスとガラスリボンのアルカリ土類金属が良好に反応できない。ガラスリボンとノズルとの距離は20mm〜100mmがより好ましく、40〜75mmが更に好ましい。
ガラスリボンに対してノズルを遠ざけすぎると、亜硫酸ガスは空気よりも重いためノズルから噴射した亜硫酸ガスとガラスリボンのアルカリ土類金属が良好に反応できない。ガラスリボンとノズルとの距離は20mm〜100mmがより好ましく、40〜75mmが更に好ましい。
本発明は、無アルカリガラスの製造に好適であり、その場合、前記保護層形成部のガラスリボンの温度が650℃〜750℃であることが好ましい。また、前記ガラスリボンは、アルカリ成分を含有しない無アルカリガラスであることが好ましい。
本発明の板ガラスの製造方法の発明は、本発明の板ガラスの製造装置を用いて板ガラスを製造することを特徴としている。これにより、硫酸塩の疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく形成することができる。
本発明に係る板ガラスの製造装置及び板ガラスの製造方法によれば、上流側遮蔽部材と下流側遮蔽部材とで略密閉状態に保持された保護層形成部に亜硫酸ガスを供給するようにしたので、硫酸塩の疵防止用保護層をガラスリボンに効率よく均一に形成することができるとともに、亜硫酸ガスの供給量も節約することができる。その結果、疵の少ない高品質なガラスを得ることができる。また、本発明は、疵防止用保護層を形成し難い液晶ディスプレイ用等の無アルカリガラスに有効である。
以下、添付図面に従って本発明の板ガラスの製造装置及び板ガラスの製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る板ガラスの製造装置が適用されたフロート法によるガラス板製造設備10の断面図である。なお、以下の説明において、下流側とは図1のガラスリボン12の移動方向を基準としてそれと同方向側をいい(図1の矢印A方向)、その反対方向側を上流側という。
図1に示すガラス板製造設備10は、上流側から下流側に向けてフロートバス14、ドロスボックス16、徐冷炉18が順に設置され、この徐冷炉18の上流位置に、実施の形態の保護層形成部20が設けられている。
フロートバス14には高温の溶融錫22が収容され、この溶融錫22の水平な浴面に溶融ガラスが連続的に供給されることによりフロートバス14の出口15に向けてガラスリボン12が形成される。ガラスリボン12はフロートバス14の出口15において、ドロスボックス16のリフトアウトロール24によって溶融錫22から引き上げられてドロスボックス16内を搬送される。そして、このガラスリボン12は、後述する保護層形成部20を通過中に、供給される亜硫酸ガス(SO2)等によってその下面に硫酸塩からなる疵防止用保護層が形成される。そして、疵防止用保護層が形成されたガラスリボン12は、徐冷炉18を搬送され、この徐冷炉18の徐冷ロール30による搬送中に徐々に冷却されて板ガラスに製造される。
錫の溶融温度以上の雰囲気であるフロートバス14、及びドロスボックス16は周知の如く非酸化性雰囲気に保持する必要があるため、窒素(N2)ガス、または、窒素(N2)ガスと水素ガス(H2)との混合ガスが絶えず供給され、溶融錫22の酸化が防止されている。
次に、保護層形成部20について説明する。
この保護層形成部20は、徐冷炉18の上流位置であって、ガラスリボン12の温度が500℃〜750℃のゾーンである。ナトリウム含有のガラスリボン12の場合には、ガラスリボン12の温度が500℃以上で亜硫酸ガスと反応し、硫酸塩の疵防止用保護層を形成することができる。フロートバス14から引き出されたガラスリボン12の温度は750℃以下である。亜硫酸ガスとガラス中のアルカリ土類金属との反応速度は、ガラスリボン12の温度が高ければ速くなる傾向にあり、その好ましい温度は650℃以上である。
保護層形成部20に設置されているロール32は、通常のガラスリボン形成時、すなわち、ガラスリボン12が連続的に搬送されている時にはガラスリボン12から退避してガラスリボン12と接触しないロールである。このロール32は、ガラスリボン成形の立ち上げ時やトラブル発生時にガラスリボンが不連続で流れてくる時には、ガラスリボン12に当接してガラスリボン12を効率的に徐冷炉18に搬出する。よって、ロール32は、疵防止用保護層の形成時にはガラスリボン12と接触されていないため、保護層形成部20においてガラスリボン全体が亜硫酸ガスにさらされることになり、疵防止用保護層が均一に形成されることになる。なお、保護層形成部20の長さ(ガラスリボン12の搬送方向の長さ)は、連続的なガラスリボン12の搬送に支障のない距離であり、300〜600mm、好ましくは400〜500mmである。
また、保護層形成部20は、ガラスリボン搬送方向の上流側においてガラスリボン12の下面に接触する上流側遮蔽部材34と、ガラスリボン搬送方向の下流側においてガラスリボン12の下面に接触、又は該下面から50mm以内で離間した下流側遮蔽部材36とによって仕切られて略密閉状態に保持されている。これにより、保護層形成部20は、亜硫酸ガス(SO2)の充満雰囲気となり、疵防止用保護層を均一に効率的に形成できる。なお、保護層形成部20の側部は、徐冷炉の側壁で兼用させてもよいし、遮蔽壁を設けてもよい。
また、上流側遮蔽部材34がガラスリボン12と接触しているため、保護層形成部20の上流側に位置するフロートバス14やドロスボックス16の非酸化雰囲気に保護層形成部20の酸化雰囲気が漏出しない。更に、ドロスボックス16の雰囲気が保護層形成部20に浸入することによる保護層形成部20の雰囲気の乱れを防止できるので、亜硫酸ガスとガラス中のアルカリ土類金属とが良好に反応する。したがって、疵防止用保護層をガラスリボン12に効率よく形成することができる。なお、下流側遮蔽部材36については、ガラスリボン12と下側遮蔽部材36との間に所定の隙間(50mm以内)が設けられている場合に、保護層形成部の酸化雰囲気が徐冷炉18に漏出しても、徐冷炉18は酸化雰囲気であるので問題はない。
また、上流側遮蔽部材34がガラスリボン12と接触しているため、保護層形成部20の上流側に位置するフロートバス14やドロスボックス16の非酸化雰囲気に保護層形成部20の酸化雰囲気が漏出しない。更に、ドロスボックス16の雰囲気が保護層形成部20に浸入することによる保護層形成部20の雰囲気の乱れを防止できるので、亜硫酸ガスとガラス中のアルカリ土類金属とが良好に反応する。したがって、疵防止用保護層をガラスリボン12に効率よく形成することができる。なお、下流側遮蔽部材36については、ガラスリボン12と下側遮蔽部材36との間に所定の隙間(50mm以内)が設けられている場合に、保護層形成部の酸化雰囲気が徐冷炉18に漏出しても、徐冷炉18は酸化雰囲気であるので問題はない。
保護層形成部20には亜硫酸ガスを供給するノズル38が配置され、このノズル38から供給される亜硫酸ガスによってガラスリボン12の下面に疵防止用保護層が均一に形成される。
そして、上流側遮蔽部材34は、耐熱繊維シートからなり、750℃の温度に耐えることができ、かつ、ガラスリボン12の下面に付着している異物を拭き取ることができる。
また、この上流側遮蔽部材34には非酸化性ガス供給部(不図示)から非酸化性ガス(例えば窒素)が供給され、この非酸化性ガスによって耐熱繊維シートの酸化損失が防止されている。更に、非酸化性ガスが上流側遮蔽部材34から噴射されることにより、ドロスボックス16と保護層形成部20とが非酸化性ガスによってシールドされるため、保護層形成部20からフロートバス14やドロスボックス16の非酸化雰囲気に浸入しようとする酸化雰囲気を完全に遮断することができる。
また、この上流側遮蔽部材34には非酸化性ガス供給部(不図示)から非酸化性ガス(例えば窒素)が供給され、この非酸化性ガスによって耐熱繊維シートの酸化損失が防止されている。更に、非酸化性ガスが上流側遮蔽部材34から噴射されることにより、ドロスボックス16と保護層形成部20とが非酸化性ガスによってシールドされるため、保護層形成部20からフロートバス14やドロスボックス16の非酸化雰囲気に浸入しようとする酸化雰囲気を完全に遮断することができる。
なお、下流側遮蔽部材36がガラスリボン12の下面に接触される形態の場合には、下流側遮蔽部材36も上流側遮蔽部材34と同様に耐熱繊維シートからなることが好ましい。この場合、ガラスリボン12の下面に異物が残っていてもさらに拭き取ることができる。また、下流側遮蔽部材36にも非酸化性ガス供給部(不図示)から非酸化性ガス(例えば窒素)が供給され、この非酸化性ガスによって耐熱繊維シートの酸化損失が防止されている。
耐熱繊維シートとしては、750℃以上、特に1000℃以上の温度に耐えられる材質の繊維が好ましい。具体的にはカーボン繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、金属繊維等の無機繊維があり、特に硬度が低くガラスリボンを疵付けにくく、さらに溶融錫をはじくカーボン繊維が好ましい。繊維シートとしてはフェルト状のシートや織布ないし不繊維状のシートが好ましい。具体的には例えばカーボン繊維のフェルト状シート(カーボンフェルト)やカーボン繊維の織布(カーボンクロス)等を使用できる。耐熱繊維シートは異なる材質の無機繊維2種以上からなる繊維シートであってもよい。なお、カーボン繊維は仮にガラスリボン下面に残存したとしても比較的高温の酸化雰囲気中、例えば徐冷炉18部の後半部等で燃え尽きて無くなることにより、汚れ等の欠点にならない。
耐熱繊維シートの厚さは特に限定されないが、柔軟性を持たせるためには5mm以上であることが好ましい。厚さの上限は特にないが、前述した非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが耐熱繊維シートに供給される場合に、非酸化性ガスに対する圧力損失の観点から30mm以下、すなわち、10〜20mm、特に15mmが好ましい。耐熱繊維シートの形成にあたっては、フェルト状シートのみ、又は複数の織布や不織布を重ねてもよく、さらにはフェルト状シートと織布や不織布とを組み合わせてもよい。
ナトリウム等のアルカリ成分を実質的に含有していない液晶ディスプレイ用の無アルカリガラスのガラスリボン12に亜硫酸ガスを吹き付けた場合には、硫酸ナトリウムの疵防止用保護層ではなく、硫酸カルシウム、硫酸ストロンチウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩の疵防止用保護層がガラスリボン12の下面に形成される。
しかしながら、硫酸カルシム、硫酸ストロンチウム、硫酸マグネシウム等の保護層は、硫酸ナトリウムの保護層ほど効率よく形成することができない。
そこで、本発明は、保護層形成部20のガラスリボン12の温度が650℃〜750℃であることが好ましい。無アルカリガラスのガラスリボン12の場合には、ガラスリボン12の温度が650℃以上でガラス中のアルカリ土類金属成分と亜硫酸ガスとが反応し易くなり、硫酸塩の疵防止用保護層が形成される。
更に、ガラスリボン12とノズル38との距離が10mm〜150mmに設定されていることが好ましい。ガラスリボン12に対してノズル38を近づけすぎると、ガラスリボン12の一部分だけに亜硫酸ガスが吹き付けられるため、疵防止用保護層を均一に形成できない。これとは逆にガラスリボン12に対してノズル38を遠ざけすぎると、亜硫酸ガスは空気よりも重いためノズル38から噴射した亜硫酸ガスとガラスリボン12のアルカリ土類金属が良好に反応できない。よって、ガラスリボン12とノズル38との距離は20mm〜150mmがより好ましく、40〜75mmが更に好ましい。
更にまた、保護層形成部20には、ノズル38から供給された亜硫酸ガスをガラスリボン12の直下の位置で滞留させるための受皿(ガス滞留部材)50が配置されていることが好ましい。亜硫酸ガスは空気よりも重いため、ノズル38からガラスリボン12にただ単に吹き出しているのでは、亜硫酸ガスがアルカリ土類金属と良好に反応しない。そこで、受皿50によって亜硫酸ガスを、ガラスリボン12の直下の位置で滞留させることにより、亜硫酸ガスとアルカリ土類金属との反応を促進させることができる。また、亜硫酸ガスの供給量も更に節約することができる。
図2は、受皿50を設置したときの保護層形成部20における亜硫酸ガスの濃度分布をa領域(濃度:高)、b領域(濃度:中)、c領域(濃度:低)で表した説明図である。同図の如く、亜硫酸ガスは受皿50によってロール32の周辺に滞留し、また、その濃度はガラスリボン12直下のロール32とガラスリボン12下面との間のエリアが最大値となることが分かる。これにより、亜硫酸ガスとガラスリボン12のアルカリ土類金属との反応が促進される。
一方、図3は、ロール32をガス滞留部材として兼用したときの保護層形成部20における亜硫酸ガスの濃度分布をa領域(濃度:高)、b領域(濃度:中)、c領域(濃度:低)で表した説明図である。同図の如く、亜硫酸ガスはロール32によってロール32の上方に滞留し、また、受皿50ほどの滞留効果は得ることができないものの、その濃度はガラスリボン12直下のロール32とガラスリボン12下面との間のエリアが最大値となる。これにより、亜硫酸ガスとガラスリボン12のアルカリ土類金属との反応が促進される。なお、ノズル38の亜硫酸ガスの噴射位置に対してロール32の上面は同レベルか、下方であることがロール32上に亜硫酸ガスを好適に滞留させる点で好ましい。
以上の如く、実施の形態のガラス板製造設備10によるガラス板製造方法によれば、硫酸塩の疵防止用保護層をガラスリボン12に効率よく均一に形成することができる。
実施例として、フロートバスから連続的に引き出される無アルカリガラスのガラスリボンの下面に、本発明の疵防止用保護層形成部において、亜硫酸ガスによる保護層を連続的に形成させる。ガラスリボンの下面に保護層が均一に形成され、また亜硫酸ガスの使用量が、従来に比較して低減する。
本発明は、フロートバスを使用したフロート法による板ガラスの製造に利用でき、建築用板ガラス、自動車用板ガラス、及びディスプレイ用板ガラスなどのガラス板をフロート法で製造するのに好適する。
なお、2008年6月6日に出願された日本特許出願2008−149615号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
なお、2008年6月6日に出願された日本特許出願2008−149615号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
10…ガラス板製造設備、12…ガラスリボン、14…フロートバス、15…出口、16…ドロスボックス、18…徐冷炉、20…保護層形成部、22…溶融錫、24…リフトアウトロール、30…徐冷ロール、32…ロール(ガス滞留部材)、34…上流側遮蔽部材、36…下流側遮蔽部材、38…ノズル、50…受皿(ガス滞留部材)
Claims (9)
- 溶融金属を収容したフロートバスの水平な浴面に溶融ガラスを連続的に供給してガラスリボンを形成する成形部と、該成形部で形成された前記ガラスリボンを徐冷炉に搬送して徐冷する徐冷部とを備えた板ガラスの製造装置において、
前記徐冷部のガラスリボン搬送方向の上流位置であってガラスリボンの温度が500℃〜750℃のゾーンにおいて、前記ガラスリボンの下面に硫酸塩からなる疵防止用保護層を形成するための保護層形成部が設けられ、
前記保護層形成部は、ガラスリボン搬送方向の上流側においてガラスリボンの下面に接触する上流側遮蔽部材と、ガラスリボン搬送方向の下流側においてガラスリボンの下面に接触、又はガラスリボンの下面から50mm以内に離間した下流側遮蔽部材とによって仕切られて略密閉状態に保持され、
前記保護層形成部に亜硫酸ガスを供給するノズルが配置され、該ノズルから供給される亜硫酸ガスによって前記ガラスリボンの下面に前記疵防止用保護層が形成されるとともに、該保護層形成部には、前記ガラスリボンと接するロールは存在せず、
前記上流側遮蔽部材のガラスリボンと接触する部分は、耐熱繊維シートから構成されるとともに、該耐熱繊維シートには非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが供給されることを特徴とする板ガラスの製造装置。 - 前記下流側遮蔽部材が前記ガラスリボンの下面に接触される場合には、前記下流側遮蔽部材のガラスリボンと接触する部分は耐熱繊維シートから構成されるとともに、該耐熱繊維シートには非酸化性ガス供給部から非酸化性ガスが供給される請求項1に記載の板ガラスの製造装置。
- 前記耐熱繊維シートがカーボン繊維からなるフェルト状の繊維シートである請求項1、又は2に記載の板ガラスの製造装置。
- 前記保護層形成部には、前記ノズルから供給された亜硫酸ガスをガラスリボンの直下の位置で滞留させるためのガス滞留部材が配置されている請求項1〜3のうちいずれかに記載の板ガラスの製造装置。
- 前記ガス滞留部材が、前記保護層形成部に配置されたガラスリボン搬送用ロールであり、該ロールは、前記疵防止用保護層の形成時にはガラスリボンに対して相対的に退避した位置に位置されている請求項4に記載の板ガラスの製造装置。
- 前記ガラスリボンと前記ノズルとの距離が10mm〜150mmに設定されている請求項1〜5のうちいずれかに記載の板ガラスの製造装置。
- 前記ガラスリボンの温度が650℃〜750℃のゾーンにおいて前記保護層形成部が設けられている請求項1〜6のうちいずれかに記載の板ガラスの製造装置。
- 前記ガラスリボンが、無アルカリガラスである請求項7に記載の板ガラスの製造装置。
- 請求項1〜8のうちいずれかに記載の板ガラスの製造装置を用いて板ガラスを製造することを特徴とする板ガラスの製造方法。
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